JPH06167162A - 折れ戸における戸体相互の連結ロック装置 - Google Patents
折れ戸における戸体相互の連結ロック装置Info
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- JPH06167162A JPH06167162A JP13789592A JP13789592A JPH06167162A JP H06167162 A JPH06167162 A JP H06167162A JP 13789592 A JP13789592 A JP 13789592A JP 13789592 A JP13789592 A JP 13789592A JP H06167162 A JPH06167162 A JP H06167162A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
[目的] 回動自在に戸体を連結し併せて伸張折畳み各
状態に戸体相互をロックできる連結ロック装置を提供す
る。 [構成] 基壁11に一対の抱持壁12を設けるととも
に一端にヒンジ孔14を設けてなる同一形状のヒンジ部
材10を,一方に上下に反転して上下2段の背合せ状に
配置し,下段ヒンジ部材10に連結シャフト20を,上
段のヒンジ部材10に閉塞シャフト21を嵌合固定し
て,連結シャフト20によりヒンジ部材を回動自在に連
結するとともに,連結シャフト20と閉塞シャフト21
の突合せ先端には,稜線32,谷線34が基壁11の延
長線に位置規制して各V字状の嵌合突部31,嵌合溝部
33よりなる突合せ嵌合部を形成してある。ヒンジ部材
10を戸体2に固定することにより,戸体は閉塞シャフ
ト持上り状に回動するとともに180°の位置関係の伸
張,折畳み各状態で嵌合によるロックがなされる。
状態に戸体相互をロックできる連結ロック装置を提供す
る。 [構成] 基壁11に一対の抱持壁12を設けるととも
に一端にヒンジ孔14を設けてなる同一形状のヒンジ部
材10を,一方に上下に反転して上下2段の背合せ状に
配置し,下段ヒンジ部材10に連結シャフト20を,上
段のヒンジ部材10に閉塞シャフト21を嵌合固定し
て,連結シャフト20によりヒンジ部材を回動自在に連
結するとともに,連結シャフト20と閉塞シャフト21
の突合せ先端には,稜線32,谷線34が基壁11の延
長線に位置規制して各V字状の嵌合突部31,嵌合溝部
33よりなる突合せ嵌合部を形成してある。ヒンジ部材
10を戸体2に固定することにより,戸体は閉塞シャフ
ト持上り状に回動するとともに180°の位置関係の伸
張,折畳み各状態で嵌合によるロックがなされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折れ戸に関し,特にその
戸体相互の連結ロック装置に関する。
戸体相互の連結ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば鋳造門扉の如くに,一端を支柱,
縦枠等の吊元とした上,複数の戸体相互を伸張折畳み自
在に連結して開閉を行うようにした折れ戸にあって,一
般に複数戸体相互の連結には,これら戸体端部間上下方
向に複数の,例えば角蝶番等の蝶番金具を配設使用する
ものとされている。
縦枠等の吊元とした上,複数の戸体相互を伸張折畳み自
在に連結して開閉を行うようにした折れ戸にあって,一
般に複数戸体相互の連結には,これら戸体端部間上下方
向に複数の,例えば角蝶番等の蝶番金具を配設使用する
ものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うに蝶番金具を配設使用した戸体にあっては,戸体相互
は常に回動自在とされているので,例えば風圧,振動等
を受けることによって,伸張状態から折畳み方向に,或
いは折畳み状態から伸張方向に戸体が回動することにな
り,たとえ一方の戸体を吊元側等でロックしたとしても
伸張,折畳み状態をそのままでは確保し得ず,従って一
般には,例えば落し棒を別途配設してこの落し棒による
ロックを行うことによって回動防止を行うものとされ
る。
うに蝶番金具を配設使用した戸体にあっては,戸体相互
は常に回動自在とされているので,例えば風圧,振動等
を受けることによって,伸張状態から折畳み方向に,或
いは折畳み状態から伸張方向に戸体が回動することにな
り,たとえ一方の戸体を吊元側等でロックしたとしても
伸張,折畳み状態をそのままでは確保し得ず,従って一
般には,例えば落し棒を別途配設してこの落し棒による
ロックを行うことによって回動防止を行うものとされ
る。
【0004】この場合,折れ戸の開閉は,伸張,折畳み
と落し棒操作の2重動作を都度必要とすることになるか
ら,開閉に煩雑さを伴うこととなり,また上記蝶番金具
によるときは,それ自体回動自在であることによって,
落し棒を用いても伸張時,折畳み時になお戸体が揺動す
ることを防止し難いという問題点を残している。
と落し棒操作の2重動作を都度必要とすることになるか
ら,開閉に煩雑さを伴うこととなり,また上記蝶番金具
によるときは,それ自体回動自在であることによって,
落し棒を用いても伸張時,折畳み時になお戸体が揺動す
ることを防止し難いという問題点を残している。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,戸体の伸張,折畳みによ
って自動的に伸張状態,折畳み状態をロックする折れ戸
における戸体相互の連結ロック装置を提供するにある。
で,その解決課題とする処は,戸体の伸張,折畳みによ
って自動的に伸張状態,折畳み状態をロックする折れ戸
における戸体相互の連結ロック装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,戸体の伸張折
畳み自在の連結を行うとともに,伸張状態,折畳み状態
のそれぞれにおいて,連結した戸体相互の関係を一体と
することによる戸体一体化のロックを行うようにして,
戸体相互間の回動,揺動を防止するようにしたものであ
って,即ち本発明は,戸体端部背当て用基壁,該基壁に
突設した対向抱持壁及び上記基壁の一端に膨出状に突設
したヒンジ孔とを備え,一方を他方に対して上下反転せ
しめて上下2段の基壁背合せ状に配設した同一形状一対
のヒンジ部材と,一方のヒンジ孔に嵌合固定し,他方の
ヒンジ孔に回動自在に嵌合せしめて一対のヒンジ部材を
回動自在に連結する連結シャフトと,該連結シャフトと
突合せ状となるように他方のヒンジ孔に嵌合固定し,該
他方のヒンジ孔を閉塞する閉塞シャフトと,これらシャ
フトの突合せ先端に配設し,それぞれ上記基壁の延長線
に添って一方が稜線をなし,他方が谷線をなすように位
置規制せしめたV字状一対の嵌合突部及び嵌合溝部より
なる180°戸体転換用嵌合突合せ部とを備えてなるこ
とを特徴とする折れ戸における戸体相互の連結ロック装
置(請求項1)及び請求項1の連結シャフト及び/又は
閉塞シャフトをヒンジ部材と鋳造一体に形成してなるこ
とを特徴とする折れ戸における戸体相互の連結ロック装
置(請求項2)に係り且つこれらをそれぞれ発明の要旨
として上記課題解決の手段としたものである。
畳み自在の連結を行うとともに,伸張状態,折畳み状態
のそれぞれにおいて,連結した戸体相互の関係を一体と
することによる戸体一体化のロックを行うようにして,
戸体相互間の回動,揺動を防止するようにしたものであ
って,即ち本発明は,戸体端部背当て用基壁,該基壁に
突設した対向抱持壁及び上記基壁の一端に膨出状に突設
したヒンジ孔とを備え,一方を他方に対して上下反転せ
しめて上下2段の基壁背合せ状に配設した同一形状一対
のヒンジ部材と,一方のヒンジ孔に嵌合固定し,他方の
ヒンジ孔に回動自在に嵌合せしめて一対のヒンジ部材を
回動自在に連結する連結シャフトと,該連結シャフトと
突合せ状となるように他方のヒンジ孔に嵌合固定し,該
他方のヒンジ孔を閉塞する閉塞シャフトと,これらシャ
フトの突合せ先端に配設し,それぞれ上記基壁の延長線
に添って一方が稜線をなし,他方が谷線をなすように位
置規制せしめたV字状一対の嵌合突部及び嵌合溝部より
なる180°戸体転換用嵌合突合せ部とを備えてなるこ
とを特徴とする折れ戸における戸体相互の連結ロック装
置(請求項1)及び請求項1の連結シャフト及び/又は
閉塞シャフトをヒンジ部材と鋳造一体に形成してなるこ
とを特徴とする折れ戸における戸体相互の連結ロック装
置(請求項2)に係り且つこれらをそれぞれ発明の要旨
として上記課題解決の手段としたものである。
【0007】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば,Aは4枚折戸とした門扉,1はそ
の支柱,2は戸体,4は戸体2間の施錠装置,5はキャ
スター,Bは戸体2相互の連結ロック装置,Cは本例に
おいて支柱1と戸体2の吊元側に設けた同じく連結ロッ
ク装置を示す。
具体的に説明すれば,Aは4枚折戸とした門扉,1はそ
の支柱,2は戸体,4は戸体2間の施錠装置,5はキャ
スター,Bは戸体2相互の連結ロック装置,Cは本例に
おいて支柱1と戸体2の吊元側に設けた同じく連結ロッ
ク装置を示す。
【0008】門扉Aの戸体2は2枚づつ,その間で上記
連結ロック装置Bを介して連結せしめてある。
連結ロック装置Bを介して連結せしめてある。
【0009】この連結ロック装置Bは,同一形状一対の
ヒンジ部材10,連結シャフト20,閉塞シャフト21
及びこれらシャフト20,21突合せ先端の180°戸
体転換用の嵌合突合せ部30を備えて構成せしめてあ
る。
ヒンジ部材10,連結シャフト20,閉塞シャフト21
及びこれらシャフト20,21突合せ先端の180°戸
体転換用の嵌合突合せ部30を備えて構成せしめてあ
る。
【0010】このうちヒンジ部材10は,戸体2端部背
当て用の基壁11,この基壁11に突設し,該基壁11
とコ字状をなすようにし,且つ先端を対向方向に膨出し
た把持突起13とした一対の対向包持壁12及び基壁1
1の一端に膨出状に突設したヒンジ孔14とを備えて,
例えば横幅56mm,奥行34mm,高さ56mmのピース状
にして,高さ方向に向けて厚肉に押出成型したアルミニ
ウム合金押出材を上記ピース状に切断したものとしてあ
る。
当て用の基壁11,この基壁11に突設し,該基壁11
とコ字状をなすようにし,且つ先端を対向方向に膨出し
た把持突起13とした一対の対向包持壁12及び基壁1
1の一端に膨出状に突設したヒンジ孔14とを備えて,
例えば横幅56mm,奥行34mm,高さ56mmのピース状
にして,高さ方向に向けて厚肉に押出成型したアルミニ
ウム合金押出材を上記ピース状に切断したものとしてあ
る。
【0011】同一形状を有する一対のヒンジ部材10
は,その一方を他方に対して上下反転せしめて,ヒンジ
孔14が一致するように上下2段の基壁11背合せ状に
配設してある。
は,その一方を他方に対して上下反転せしめて,ヒンジ
孔14が一致するように上下2段の基壁11背合せ状に
配設してある。
【0012】連結シャフト20,閉塞シャフト21は,
上記ヒンジ孔14に回動自在に嵌合する同一外径を有す
るステンレス製のものとしてあり,前者は95mm長さの
棒状に,後者は30mm長さにして上端に張出し萼部22
を備えた略T字状にそれぞれ構成せしめてある。
上記ヒンジ孔14に回動自在に嵌合する同一外径を有す
るステンレス製のものとしてあり,前者は95mm長さの
棒状に,後者は30mm長さにして上端に張出し萼部22
を備えた略T字状にそれぞれ構成せしめてある。
【0013】この連結ヒンジ20は,上記一方のヒンジ
部材,本例にあっては上下2段のうち下段に位置するヒ
ンジ部材10のヒンジ孔14に上方突出状となるように
挿入嵌合するとともに,この嵌合状態でネジ15をもっ
て該下段のヒンジ部材10に固定せしめてあり,また上
記上方突出部分を他方,即ち上段のヒンジ部材10のヒ
ンジ孔14に挿入嵌合せしめて,これら一対のヒンジ部
材10を回動自在に連結したものとしてある。
部材,本例にあっては上下2段のうち下段に位置するヒ
ンジ部材10のヒンジ孔14に上方突出状となるように
挿入嵌合するとともに,この嵌合状態でネジ15をもっ
て該下段のヒンジ部材10に固定せしめてあり,また上
記上方突出部分を他方,即ち上段のヒンジ部材10のヒ
ンジ孔14に挿入嵌合せしめて,これら一対のヒンジ部
材10を回動自在に連結したものとしてある。
【0014】上記閉塞シャフト21は,この連結シャフ
ト20の上端と突合せ状となるように,他方のヒンジ部
材,即ち上段に位置するヒンジ部材10に,張出し萼部
22が上端を被覆して下向きに挿入嵌合するとともに同
様にネジ15をもって該ヒンジ部材10に固定せしめて
ある。
ト20の上端と突合せ状となるように,他方のヒンジ部
材,即ち上段に位置するヒンジ部材10に,張出し萼部
22が上端を被覆して下向きに挿入嵌合するとともに同
様にネジ15をもって該ヒンジ部材10に固定せしめて
ある。
【0015】連結シャフト20及び閉塞シャフト21に
はその突合せ先端に上記嵌合突合せ部30を備えるよう
に切削加工を施してあり,該嵌合突合せ部30は,本例
において連結シャフト20に設けた,先端を稜線32と
したV字状の嵌合突部31及び閉塞シャフト21に設け
た,内端を谷線34とした同じくV字状の嵌合溝部33
とを一対として備えてなり,嵌合突部31の稜線32及
び嵌合溝部33の谷線34は,それぞれこれらが,ヒン
ジ部材10の基壁11,本例にあっては該基壁11の厚
み方向中心線の延長線に添うように,上記ヒンジ部材1
0と各シャフト20,21の固定に際して位置規制せし
めたものとしてある。
はその突合せ先端に上記嵌合突合せ部30を備えるよう
に切削加工を施してあり,該嵌合突合せ部30は,本例
において連結シャフト20に設けた,先端を稜線32と
したV字状の嵌合突部31及び閉塞シャフト21に設け
た,内端を谷線34とした同じくV字状の嵌合溝部33
とを一対として備えてなり,嵌合突部31の稜線32及
び嵌合溝部33の谷線34は,それぞれこれらが,ヒン
ジ部材10の基壁11,本例にあっては該基壁11の厚
み方向中心線の延長線に添うように,上記ヒンジ部材1
0と各シャフト20,21の固定に際して位置規制せし
めたものとしてある。
【0016】このように構成した連結ロック装置Bにあ
っては,各ヒンジ部材10は,嵌合突合せ部30の嵌合
突部31と嵌合溝部32とが相互に嵌合した状態を安定
定位置とするとともに,この嵌合状態は位置関係を18
0°左右に転換した図5に示すヒンジ部材10の上記基
壁11背合せ状態及び図9に示すヒンジ部材10の並列
状態においてこれらをそれぞれ上記安定定位置とするよ
うに得られることになり,またこれら定位置間にあって
は,連結シャフト20における嵌合突部31に対して閉
塞シャフト21の嵌合溝部32が乗り上げ状になること
により,図7のヒンジ部材10の90°の回動時を最高
位置とするように,上段のヒンジ部材10が下段のヒン
ジ部材10に対して180°の回動をなし得ることにな
る。
っては,各ヒンジ部材10は,嵌合突合せ部30の嵌合
突部31と嵌合溝部32とが相互に嵌合した状態を安定
定位置とするとともに,この嵌合状態は位置関係を18
0°左右に転換した図5に示すヒンジ部材10の上記基
壁11背合せ状態及び図9に示すヒンジ部材10の並列
状態においてこれらをそれぞれ上記安定定位置とするよ
うに得られることになり,またこれら定位置間にあって
は,連結シャフト20における嵌合突部31に対して閉
塞シャフト21の嵌合溝部32が乗り上げ状になること
により,図7のヒンジ部材10の90°の回動時を最高
位置とするように,上段のヒンジ部材10が下段のヒン
ジ部材10に対して180°の回動をなし得ることにな
る。
【0017】従って,各ヒンジ部材10を各戸体2に固
定することにより,各戸体2は相互に回動自在に連結さ
れる一方,ヒンジ部材10の背合せ状直列の伸張状態
と,ヒンジ部材10の並列状折り返し折畳み状態を上記
安定定位置として戸体2相互における戸体一体化のロッ
クを行うことになる。
定することにより,各戸体2は相互に回動自在に連結さ
れる一方,ヒンジ部材10の背合せ状直列の伸張状態
と,ヒンジ部材10の並列状折り返し折畳み状態を上記
安定定位置として戸体2相互における戸体一体化のロッ
クを行うことになる。
【0018】ヒンジ部材10の戸体2との固定は,ヒン
ジ部材10の対向包持壁12間に戸体2端部を包持状に
挟み込み,先端の把持突起13を戸体2に凹陥状に設け
た受溝3に嵌合して,一側の包持壁12から一対のネジ
15による螺着を行うことによってなされるものとして
ある。
ジ部材10の対向包持壁12間に戸体2端部を包持状に
挟み込み,先端の把持突起13を戸体2に凹陥状に設け
た受溝3に嵌合して,一側の包持壁12から一対のネジ
15による螺着を行うことによってなされるものとして
ある。
【0019】一方,吊元側の連結ロック装置Cは,図1
1に示すように,上記と同様の嵌合突部31を有する連
結シャフト20を支柱1に対接固定する対接基部17に
一体に立設固定したヒンジ部材16を形成し,これに上
記上段のヒンジ部材10を同様に回動自在に連結するよ
うにして構成せしめてあり,従って戸体2は上記相互の
ロックに加えて,吊元側におけるロックを更に追加的に
行うこととなり,これにより他に落し棒等の別途のロッ
ク装置を設けることなく,戸体2は支柱1に対して伸
張,折畳み状態を常に確保し得るようにしてある。
1に示すように,上記と同様の嵌合突部31を有する連
結シャフト20を支柱1に対接固定する対接基部17に
一体に立設固定したヒンジ部材16を形成し,これに上
記上段のヒンジ部材10を同様に回動自在に連結するよ
うにして構成せしめてあり,従って戸体2は上記相互の
ロックに加えて,吊元側におけるロックを更に追加的に
行うこととなり,これにより他に落し棒等の別途のロッ
ク装置を設けることなく,戸体2は支柱1に対して伸
張,折畳み状態を常に確保し得るようにしてある。
【0020】なお,図中18はヒンジ部材16の支柱固
定ボルト,23はワッシャーをそれぞれ示す。
定ボルト,23はワッシャーをそれぞれ示す。
【0021】本例の門扉Aにあって,具体的な組立て
は,予め各戸体2にそれぞれヒンジ部材10を固定し,
これを支柱1又は他の戸体2の連結シャフト20を受入
れるように戸体2を落し込み状にして,該連結シャフト
20によるヒンジ部材10又は16の連結を行うように
すればよい。
は,予め各戸体2にそれぞれヒンジ部材10を固定し,
これを支柱1又は他の戸体2の連結シャフト20を受入
れるように戸体2を落し込み状にして,該連結シャフト
20によるヒンジ部材10又は16の連結を行うように
すればよい。
【0022】図示した例は以上のとおりとしたが,上記
ヒンジ部材のヒンジ孔に連結シャフト,閉塞シャフトを
嵌合固定するものに代えて,ヒンジ部材とこれら連結シ
ャフト及び/又は閉塞シャフトを,例えばアルミニウム
合金,鋼鉄によって鋳造一体に形成して,シャフト一体
のヒンジ部材を用いることができる。
ヒンジ部材のヒンジ孔に連結シャフト,閉塞シャフトを
嵌合固定するものに代えて,ヒンジ部材とこれら連結シ
ャフト及び/又は閉塞シャフトを,例えばアルミニウム
合金,鋼鉄によって鋳造一体に形成して,シャフト一体
のヒンジ部材を用いることができる。
【0023】この場合を含めて,本発明の実施に当って
は,連結シャフトと閉塞シャフトの位置関係及び嵌合突
合せ部における嵌合突部と嵌合溝部の位置関係は,これ
を上記例と上下逆のものとすること,連結ロック装置を
3枚以上の戸体相互間に介設設置することを含めて,戸
体,ヒンジ部材,連結シャフト,閉塞シャフト,嵌合突
合せ部,鋳造一体のヒンジ部材の各具体的形状,材質,
構造,寸法,数量等は前記発明の要旨に反しない限り様
々に変化させることができ,以上に図示し又は説明した
ものに限定するには及ばない。
は,連結シャフトと閉塞シャフトの位置関係及び嵌合突
合せ部における嵌合突部と嵌合溝部の位置関係は,これ
を上記例と上下逆のものとすること,連結ロック装置を
3枚以上の戸体相互間に介設設置することを含めて,戸
体,ヒンジ部材,連結シャフト,閉塞シャフト,嵌合突
合せ部,鋳造一体のヒンジ部材の各具体的形状,材質,
構造,寸法,数量等は前記発明の要旨に反しない限り様
々に変化させることができ,以上に図示し又は説明した
ものに限定するには及ばない。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のとおり,戸体端部背当て
用基壁,該基壁に突設した対向抱持壁及び上記基壁の一
端に膨出状に突設したヒンジ孔とを備え,一方を他方に
対して上下反転せしめて上下2段の基壁背合せ状に配設
した同一形状一対のヒンジ部材と,一方のヒンジ孔に嵌
合固定し,他方のヒンジ孔に回動自在に嵌合せしめて一
対のヒンジ部材を回動自在に連結する連結シャフトと,
該連結シャフトと突合せ状となるように他方のヒンジ孔
に嵌合固定し,該他方のヒンジ孔を閉塞する閉塞シャフ
トと,これらシャフトの突合せ先端に配設し,それぞれ
上記基壁の延長線に添って一方が稜線をなし,他方が谷
線をなすように位置規制せしめたV字状一対の嵌合突部
及び嵌合溝部よりなる180°戸体転換用嵌合突合せ部
とを備えてなることを特徴とするから,戸体相互の回動
自在の連結と,戸体一体化のロックとを同時的に行うこ
とができる折れ戸における戸体相互の連結ロック装置を
提供することができ,また戸体一体化のロックは戸体
を,伸張状態,折畳み状態に開閉すれば自動的且つ確実
に得られ,開閉以外の動作を要することなく簡便である
とともに,該連結ロック装置は複雑な機構なく,従っ
て,長期に亘り安定した回動とロックを確保することが
できる。
用基壁,該基壁に突設した対向抱持壁及び上記基壁の一
端に膨出状に突設したヒンジ孔とを備え,一方を他方に
対して上下反転せしめて上下2段の基壁背合せ状に配設
した同一形状一対のヒンジ部材と,一方のヒンジ孔に嵌
合固定し,他方のヒンジ孔に回動自在に嵌合せしめて一
対のヒンジ部材を回動自在に連結する連結シャフトと,
該連結シャフトと突合せ状となるように他方のヒンジ孔
に嵌合固定し,該他方のヒンジ孔を閉塞する閉塞シャフ
トと,これらシャフトの突合せ先端に配設し,それぞれ
上記基壁の延長線に添って一方が稜線をなし,他方が谷
線をなすように位置規制せしめたV字状一対の嵌合突部
及び嵌合溝部よりなる180°戸体転換用嵌合突合せ部
とを備えてなることを特徴とするから,戸体相互の回動
自在の連結と,戸体一体化のロックとを同時的に行うこ
とができる折れ戸における戸体相互の連結ロック装置を
提供することができ,また戸体一体化のロックは戸体
を,伸張状態,折畳み状態に開閉すれば自動的且つ確実
に得られ,開閉以外の動作を要することなく簡便である
とともに,該連結ロック装置は複雑な機構なく,従っ
て,長期に亘り安定した回動とロックを確保することが
できる。
【0025】請求項2は,上記連結シャフト及び/又は
閉塞シャフトをヒンジ部材と鋳造一体に形成してなるこ
とを特徴とするから,上記に加えて生産が容易化する。
閉塞シャフトをヒンジ部材と鋳造一体に形成してなるこ
とを特徴とするから,上記に加えて生産が容易化する。
図1 折れ戸の正面図 図2 折れ戸の平面図 図3 連結ロック装置の分解斜視図 図4 連結ロック装置の分解斜視図 図5 ヒンジ部材の背合せ状態を示す平面図 図6 図5の連結シャフトと閉塞シャフトの関係を示す側面図 図7 ヒンジ部材の回動状態を示す平面図 図8 図7の連結シャフトと閉塞シャフトの関係を示す側面図 図9 ヒンジ部材の並列状態を示す平面図 図10 図9の連結シャフトと閉塞シャフトの関係を示す側面図 図11 支柱用のヒンジ部材を示す分解斜視図
A 折れ戸 B 連結ロック装置 2 戸体 10 ヒンジ部材 11 基壁 12 包持壁 14 ヒンジ孔 20 連結シャフト 21 閉塞シャフト 30 嵌合突合せ部 31 嵌合突部 32 稜線 33 嵌合溝部 34 谷線
Claims (2)
- 【請求項1】 戸体端部背当て用基壁,該基壁に突設し
た対向抱持壁及び上記基壁の一端に膨出状に突設したヒ
ンジ孔とを備え,一方を他方に対して上下反転せしめて
上下2段の基壁背合せ状に配設した同一形状一対のヒン
ジ部材と,一方のヒンジ孔に嵌合固定し,他方のヒンジ
孔に回動自在に嵌合せしめて一対のヒンジ部材を回動自
在に連結する連結シャフトと,該連結シャフトと突合せ
状となるように他方のヒンジ孔に嵌合固定し,該他方の
ヒンジ孔を閉塞する閉塞シャフトと,これらシャフトの
突合せ先端に配設し,それぞれ上記基壁の延長線に添っ
て一方が稜線をなし,他方が谷線をなすように位置規制
せしめたV字状一対の嵌合突部及び嵌合溝部よりなる1
80°戸体転換用嵌合突合せ部とを備えてなることを特
徴とする折れ戸における戸体相互の連結ロック装置。 - 【請求項2】 請求項1の連結シャフト及び/又は閉塞
シャフトをヒンジ部材と鋳造一体に形成してなることを
特徴とする折れ戸における戸体相互の連結ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13789592A JPH06100038B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 折れ戸における戸体相互の連結ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13789592A JPH06100038B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 折れ戸における戸体相互の連結ロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06167162A true JPH06167162A (ja) | 1994-06-14 |
JPH06100038B2 JPH06100038B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=15209188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13789592A Expired - Fee Related JPH06100038B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 折れ戸における戸体相互の連結ロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100038B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111594027A (zh) * | 2020-05-07 | 2020-08-28 | 广东中立建设有限公司 | 一种智能化建筑楼宇及其电力机电安装平台 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP13789592A patent/JPH06100038B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111594027A (zh) * | 2020-05-07 | 2020-08-28 | 广东中立建设有限公司 | 一种智能化建筑楼宇及其电力机电安装平台 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06100038B2 (ja) | 1994-12-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |