JP6566267B2 - 内蔵型多軸丁番 - Google Patents

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Description

本発明は内蔵型多軸丁番に関するものである。
従来から丁番は枠体に扉を吊り込んで回転自在に保持するためのものであり、2枚の板状の羽根の端部に軸心と軸挿入部を設け、片方の羽根の軸心を他方の羽根の軸挿入部に通して両者を回転自在に連結して構成され、扉と枠体に両方の羽根を別々に固定することにより、枠体に対して扉を開閉可能にしている。この丁番の枠体と扉に対する取り付け状態は、軸心と軸挿入部からなる軸部分が扉面から持ち出されて突出していることが特徴とされ、この軸部分を持ち出したことにより扉を180度回転させることが可能になる。
ところが、軸部分が持ち出されていることにより比較的平坦な面で構成されている扉面から突出した状態になり、この軸部分の出っ張りはデザイン面において非常に好ましく無い。さらに丁番は通常扉の上下2カ所に配置されるため、下部の丁番の軸部分位置がどうしても幼児等の頭部くらいの高さに配置されてしまい、よちよち歩きの際に頭部をぶつけてしまう危険性も有している。したがって軸部分が扉面から突出することの無い丁番が望まれる。
そこで従来から縦枠内面と扉の戸尻面の両方に掘り込んだ状態で配置し、軸部分を持ち出さずに扉を180度にまで開放することができる複数の軸心を有する内蔵型多軸丁番があり、複数の略三角形状の連結板を重ね合わせて複数のピンで組み付け、ピンを所定の溝に沿ってスライドさせながら折りたたむ構成になっているものが多い。この基本構成を有する丁番は既に公知とされており、その改良品が特開平06−185252や特開平06−288139や特開2002−121955等に開示されている。
また他の構成としては本発明者によるもので、2本の軸心にて丁番の羽根を回動自在にあらかじめ連結しておき、2本の軸心のどれかが規則を持って交代しながら回転の中心となるものが特開2007−211577にて開示されており、図11に示すように扉33の180度の回転軌跡を分割し、最初は縦枠内第一軸心2を中心に回転し、その後回動カム5による切り替え動作により扉内第二軸心3を中心に回転する動作を得、閉状態から所定範囲角度までとそれ以降とで、回転の中心となる軸心を変更させることにより、誤作動の無い開閉動作を得る構成が報告されている。
図11(a)は上記の構成での扉33が閉鎖した状態の上面図であり、まず略箱型の枠側ケース11と扉側ケース12を設け、羽根1は上面視略コの字形状か若しくは湾曲形状で、両端部に縦枠内第一軸心2と扉内第二軸心3を設け、その間に回動カム用軸4を配置しておく。そして中央付近に回動カム軸挿入孔8を有した回動カム5を設け、両方の先端部に扉側係合ピン7と枠側係合ピン6を突出した状態で装着しておき、回動カム5を羽根1の上下に配置して回動カム用軸4にて組み付ける。次に枠側ケース11に長孔17を有した枠側案内部材9を、扉側ケース12にも長孔17を有した扉側案内部材10を装着しておき、回動カム5の両係合ピンが両案内部材の長孔17に挿入されて互いに係合した状態で枠側ケース11と羽根1を縦枠内第一軸心2で、扉側ケース12と羽根1を扉内第二軸心3で連結する。
このとき枠側案内部材9には第一軸心挿入孔13と第一軸心挿入孔13を中心とした円弧部分15とそれに連続した屈曲部分16からなる長孔17が設けられており、扉側案内部材10にも第二軸心挿入孔14と第二軸心挿入孔14を中心とした円弧部分15とそれに連続した屈曲部分16からなる長孔17が設けられている。そして図11(a)に示す扉33が閉鎖した状態で、回動カム5の枠側係合ピン6が枠側案内部材9の円弧部分15端部に、そして扉側係合ピン7が扉側案内部材10の屈曲部分16に挿入されているように設定しておく。
すると閉鎖状態から扉33を開放しようとした際には、扉側案内部材10の屈曲部分16に扉側係合ピン7が挿入されているため扉内第二軸心3を中心に扉33は回転不可な状態になっている。ところが縦枠内第一軸心2に対しては、枠側係合ピン6が枠側案内部材9の円弧部分15を移動する動作にて羽根1は回転可能な状態になっており、その結果最初は縦枠34内に配置された縦枠内第一軸心2を中心に回転する動作になり、所定範囲角度までは縦枠内第一軸心2を中心に開放することになる。そして所定範囲角度にて回動カム5により切り替え動作が実施され、その後は扉内第二軸心3を中心とした開放動作が得られる構成になっている。
ところが上記の構成においては、扉33の開放初期段階で縦枠内第一軸心2を中心に回転動作を開始するため、図11(b)に示すように扉手前コーナー20が縦枠手前コーナー23に接近する軌跡になり、閉鎖状態を示す図11(a)での扉手前面19と縦枠手前面24との段落ち寸法L1がこれ以上大きくなると両者が当接してしまう現象が発生してしまう。そして当然この当接現象は回避しなくてはならなく、その結果使用可能な扉33と縦枠34との納まり条件が狭められる点が重要な改良点としてまだ残っている。また前述の特開2002−121955号広報等においても、上記の扉手前面19と縦枠手前面24との段落ち寸法が大きい納まりに関しては不向きであり、したがって段落ち寸法が少々大きくても開放時に扉33と縦枠34が当接せず、扉手前コーナー20が縦枠手前コーナー23を大きく回り込むような開閉軌跡を有する構成が望まれる。
そこで本発明者は特開2009−257034号公報にて比較的扉手前コーナー20が縦枠手前コーナー23を迂回する軌跡を有するものを報告した。この構成においては、全体としての使用部品は前述の特開2007−211577号広報のものと類似しているのであるが、扉側案内部材10と枠側案内部材9に設けられた長孔17の形状が異なり、縦枠内第一軸心2と扉内第二軸心3のどちらか片方のみに対しての回転動作ではなく、同時に羽根1が両方の軸心に対して回転移動するようになっている。したがって扉側案内部材10と枠側案内部材9の長孔17の形状は円弧形状ではなく固有の異形形状にて設定されている。またその軌跡は、扉33の開放初期には扉内第二軸心3に対して扉33が回転し始め、少し開放した後に縦枠内第一軸心2と扉内第二軸心3に対して同時に羽根1と扉33が回転移動する動作になり、180度開放手前においては縦枠内第一軸心2と羽根1の回転は終了し、扉内第二軸心3に対して扉33が回転する動作にて完全に最後まで開放する軌跡になっている。
その結果、扉手前面19が縦枠手前コーナー23を迂回するような軌跡が得られている。しかしながらこの構成においては、羽根1と扉33が扉内第二軸心3と縦枠内第一軸心2に対して同時に動くため、どうしても回動カム5の枠側係合ピン6と扉側係合ピン7が扉側案内部材10や枠側案内部材9の長孔17内で同時に滑ってしまう遊びの現象が排除しにくく、扉33の開閉動作においてのぐらつきが発生してしまうという点が改良点としてまだ残っている。さらには扉33が90度程度開放した状態においては、羽根1は45度程度回転した状態になっており、内蔵型多軸丁番にかかる横方向のモーメント荷重の大半を回転カム5の両係合ピンと扉側案内部材10や枠側案内部材9の長孔17の内側辺にて受ける構成になり、開閉時に長孔17の内側辺と両係合ピンとの摩耗が激しくなり、両係合ピンに転がりのための回転ローラーを被せて摩耗を低減させる等の追加処置が必要になってしまう。
その点前述の特開2007−211577号広報での軌跡においては、両案内部材と回転カム5による所定範囲角度での切り替え動作以外には羽根1と扉33が扉内第二軸心3と縦枠内第一軸心2に対して同時に動くことはないため、回動カム5の両係合ピンが扉側案内部材10や枠側案内部材9の長孔17内で同時に滑ってしまう遊びの現象は発生せず、非常にがたつきの少ない動作が得られる点で優っている。また扉33の自重による横方向のモーメント荷重も大部分を両軸心と羽根1にて受ける構成になっているため、回転カム5の両係合ピンにかかる力は小さく回転ローラー等は必要ない。そこで以上の要因を総合すると、特開2007−211577号広報での特徴と特開2009−257034号公報での軌跡を兼ね備えたような構成が最適であると想定される。
特開平06−185252号広報 特開平06−288139号広報 特開2002−121955号広報 特開2007−211577号広報 特開2009−257034号公報
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、2軸タイプの内蔵型多軸丁番で、開閉動作としては180度まで開放可能であり、開閉動作の際にがたつき等の少ない円滑な動作が得られ、かつ扉手前面と縦枠手前面との段落ち寸法が大きい納まりにおいても、縦枠手前コーナーを大きく迂回しながら扉を開閉動作させることができる内蔵型多軸丁番を提供することを目的とする。
本発明では上記問題点を解決するために次の技術手段を設けた。まず縦枠内第一軸心と扉内第二軸心と回動カム用軸を有した羽根を設ける。次に枠側案内部材を備えた枠側ケースと扉側案内部材を備えた扉側ケースを設ける。このとき枠側案内部材には第一軸心挿入孔と、第一軸心挿入孔を中心とした円弧部分とそれに連続した屈曲部分からなる長孔を設け、扉側案内部材には第二軸心挿入孔と、第二軸心挿入孔を中心とした円弧部分とそれに連続した屈曲部分からなる長孔を設けておく。また両側先端部分に枠側係合ピンと扉側係合ピンを形成した回動カムを設け、その中央付近位置に回動カム軸挿入孔を形成し、回動カムを羽根に回動カム用軸にて装着しておく。そして枠側ケースに装着された枠側案内部材の第一軸心挿入孔に縦枠内第一軸心を、同時に扉側ケースに装着された扉側案内部材の第二軸心挿入孔に扉内第二軸心を差し込んだ状態で、回動カムの枠側係合ピンが枠側案内部材の長孔内に、そして扉側係合ピンが扉側案内部材の長孔内に挿入された状態で枠側ケースと扉側ケースと羽根を組み付ける。このとき扉が完全に閉鎖した状態で、枠側係合ピンが枠側案内部材の長孔の屈曲部分に挿入されており、扉側係合ピンが扉側案内部材の長孔の円弧部分端部に挿入されているように設定しておく。そして枠側ケースを縦枠に、扉側ケースを扉の吊元側にともに彫り込んだ状態で装着する。
すると閉鎖状態から扉を開放しようとした際には、枠側案内部材の長孔の屈曲部分に枠側係合ピンが挿入されているため縦枠内第一軸心を中心に羽根は回転不可な状態になっている。ところが扉側係合ピンは扉側案内部材の長孔の円弧部分端部に配置されており、したがって扉内第二軸心に対しては羽根や回動カムと共に扉側案内部材の円弧部分を移動する動作にて回転可能な状態になっている。その結果最初は扉内に配置された扉内第二軸心を中心に羽根は回転し、羽根と共に扉側ケースと扉が所定範囲角度位置までは扉内第二軸心を中心に開放する動作になる。
そして扉の開放が所定範囲角度に近づいた段階で扉側係合ピンが扉側案内部材の円弧部分と屈曲部分の連続部分に移動しているように設定しておくと、それ以上の開放動作で扉側係合ピンが屈曲部分に入り込み、同時に枠側案内部材の屈曲部分に位置している枠側係合ピンが円弧部分に持ち出される回動カムによる切り替え動作が実施され、その後は縦枠内第一軸心を中心とした開放動作になり、扉が180度まで完全に開放する構成が得られる。また閉鎖する段階においては先に縦枠内第一軸心を中心とした閉鎖動作になり、上記とは逆の回動カムによる切り替え動作が実施され、その後は扉内第二軸心を中心とした閉鎖動作で最後まで完全に閉じることができる。
ここで上記での回動カムによる切り替え動作に必要な角度域である所定範囲角度を扉の85度から95度位置程度の範囲にて設定しておくと、開放初期に扉内第二軸心を中心に扉が回転し、所定範囲角度後に縦枠内第一軸心を中心に扉が回転する動作になり、前述の先に縦枠内第一軸心を中心に回転する動作で扉手前コーナーが縦枠手前コーナーに接近する軌跡にはならない。また本発明の扉の開閉軌跡では130度〜140度程度開放した状態で扉手前面が縦枠手前コーナーに接近する軌跡になるのであるが、縦枠内第一軸心から扉手前面までの距離を半径とした回転軌跡になるためその程度は小さく、前述の軌跡と比較するとはるかに有利である。
また扉を閉じた状態で戸当たりのある方向を奥側、その逆の扉が開いてくる方向を手前側とすると、縦枠内第一軸心を縦枠内での手前側にさらに寄せた位置に設定するとよい。すると上記のように切り替え動作以降は縦枠内第一軸心から扉手前面までの距離を半径とした回転軌跡になるため、扉が閉鎖状態から扉内第二軸心を中心に開放し、所定範囲角度にて切り替え動作が実施された後に、縦枠内第一軸心を中心に扉手前面が縦枠手前コーナーをさらに大きく迂回する軌跡を得ることが可能になる。
また縦枠手前コーナーを迂回する動作においては上記の要素が有効なのであるが、本発明の軌跡においては開放初期における扉内第二軸心を中心とした開閉動作の際に、扉手前コーナーが縦枠内面に接近しやすい点と、扉奥コーナーが戸当たりに接近しやすい点が問題として派生してしまう。そこで開放初期に回転の中心になる扉内第二軸心の位置が重要であり、扉手前コーナーに関してはより扉の手前側位置に扉内第二軸心を配置すると良く、扉奥コーナーに関しても効果は小さいが、同様に扉内第二軸心をより扉の手前側に配置すると良い。
そこで扉側ケースを、扉の吊元側の扉手前面を切り欠いた彫り込み部分に装着し、扉内第二軸心の位置が扉の厚み方向での最も手前側になるように配置すると良い。すると扉開放初期の扉内第二軸心を中心とした開放動作の際に、扉手前コーナーの縦枠内面に接近する度合いを低減させることができ、同時に扉奥コーナーの戸当たりに接近する度合いも僅かではあるが低減させることが可能になる。
また本発明の軌跡においては、扉が約90度開放した段階で吊元側の扉手前面が縦枠内面にかなり被さった状態になっており、枠体に対する扉の位置を移動調整させるための建付け調整の機構とその操作面を確保することが困難なことが挙げられる。そこで前述の扉の吊元側の扉手前面を切り欠いた彫り込み部分に装着する構成が適しており、その彫り込み部分に扉側外ケースや扉側取り付けベースを追加した構成で前記扉側ケースを配置し、調整ねじや調整カムを用いて扉手前面側から扉を閉鎖した状態のままで前後左右上下の各々の方向に建付け調整が実施できるような構成に発展させることも可能になる。
扉の開放軌跡において、閉鎖状態からは先に扉内第二軸心を中心に回転し、その後回動カムによる切り替え動作を経て縦枠内第一軸心を中心に回転する軌跡に設定したことにより、扉手前面が縦枠手前コーナーを大きく迂回して移動する軌跡を得ることが可能になる。
扉が閉鎖状態から扉内第二軸心を中心に開放し、その後に回動カムによる切り替え動作後の縦枠内第一軸心を中心に回転する段階においては、扉は縦枠内第一軸心から扉手前面までの距離を半径とした軌跡で回り込む動作になるため、縦枠内第一軸心を縦枠内でのさらに手前側に配置することで、さらに大きく回り込む軌跡が得られ、扉手前面と縦枠手前面との段差が大きい納まりであっても両者が干渉することなく十分に開閉させることが可能になる。
開放初期における扉内第二軸心を中心とした開閉動作の際の、扉手前コーナーや扉奥コーナーが縦枠内面や戸当たりに接近しやすい点においては、扉の吊元側の扉手前面を彫り込んだ状態で扉側ケースを装着し、扉内第二軸心の位置が扉の厚み方向での最も手前側になるように配置することにより、扉開放初期の扉内第二軸心を中心とした開放動作の際に、扉手前コーナーの縦枠内面に接近する度合いを低減させることができ、同時に扉奥コーナーの戸当たりに接近する度合いも低減させることが可能になる。
扉の吊元側の扉手前面を切り欠いて彫り込み、その部分に扉側外ケースや扉側取り付けベースを追加して互いに重ね合わせた状態で装着することで、扉側取り付けベースに対して扉側外ケースを、さらには扉側外ケースに対して扉側ケースを、調整ねじや調整カムを用いて前後左右上下の各々の方向への移動調整が可能になり、扉手前面側から扉を閉鎖した状態のままで前後左右上下の各々の方向に建付け調整が実施できるような構成に発展させることも可能になる。
以下図面に基づいて本発明に関する丁番の実施の形態を説明する。本発明の内蔵型多軸丁番も通常の丁番と同様にドアの上下2ヵ所に装着して縦枠34に扉33を保持するのであるが、上丁番と下丁番とは機構的にはほぼ同じであるため片方の構成において説明する。図1は本発明の内蔵型多軸丁番の分解斜視図である。そして図2(a)は羽根1の上面図であり、両側に縦枠内第一軸心2と扉内第二軸心3を有しており、その両軸心の間に回動カム用軸4を配置しておく。図3(a)は回動カム5の上面図であり、両側先端部分に枠側係合ピン6と扉側係合ピン7を備えており、その中央付近位置に回動カム軸挿入孔8を形成し、図1に示すように回動カム5を羽根1に回動カム用軸4にて回転自在に装着しておく。
次に枠側案内部材9を備えた枠側ケース11と扉側案内部材10を備えた扉側ケース12を設ける。図4(a)は枠側案内部材9の上面図であり、第一軸心挿入孔13と、第一軸心挿入孔13を中心とした円弧部分15とそれに連続した屈曲部分16からなる長孔17を設けておく。また図5は扉側案内部材10の上面図であり、第二軸心挿入孔14と、第二軸心挿入孔14を中心とした円弧部分15とそれに連続した屈曲部分16からなる長孔17を設けておく。そして枠側案内部材9の第一軸心挿入孔13に羽根1の縦枠内第一軸心2を、同時に扉側案内部材10の第二軸心挿入孔14に羽根1の扉内第二軸心3を差し込んだ状態で、回動カム5の枠側係合ピン6が枠側案内部材9の長孔17内に、また扉側係合ピン7が扉側案内部材10の長孔17内に挿入された状態で枠側ケース11と扉側ケース12を組み付けて内蔵型多軸丁番を形成する。そして図1に示すように枠側ケース11を縦枠34の彫り込み部分18に、扉側ケース12を扉33の吊元側の彫り込み部分18に内蔵させて装着する。
図6(a)は上記のように本発明の内蔵型多軸丁番を組みつけ、扉33が完全に閉鎖した状態の上面納まり図である。このとき扉33が完全に閉鎖した位置では、枠側係合ピン6が枠側案内部材9の長孔17の屈曲部分16に挿入されており、扉側係合ピン7が扉側案内部材10の長孔17の円弧部分15端部に挿入されているように設定しておく。ここで開閉動作の際に扉33や縦枠34の各部分の位置関係が分かりやすいように方向と名称を設定しておくとよく、図6(a)に示す戸当たり32がある方向を奥側とし、逆の方向を手前側とし、さらには扉33の図6(a)に示す各部分としては、扉手前面19と扉手前コーナー20と扉奥コーナー21と明記し、縦枠34の図6(a)に示す各部分としては、縦枠内面22と縦枠手前コーナー23と縦枠手前面24として明記する。
そして本発明の目的は、扉手前面19と縦枠手前面24との段落ち寸法が大きい場合においても、扉33と縦枠34が当接しない開閉軌跡を得ることである。ここで図11は背景技術でも簡単に説明した従来の内蔵型多軸丁番の軌跡図であり、この構成では図11(a)の閉鎖状態から扉33を開放しようとすると、扉側案内部材10の屈曲部分16に扉側係合ピン7が挿入されているため扉内第二軸心3を中心に羽根1は回転不可な状態になっており、縦枠側係合ピン6は枠側案内部材9の長孔17の円弧部分15端部に配置されているため、縦枠内第一軸心2に対しては羽根1や回動カム5と共に回転可能な状態になっており、その結果最初は縦枠内第一軸心2を中心に羽根1と扉33は回転し、すぐに図11(b)に示すように扉手前コーナー20が縦枠内面22や縦枠手前コーナー23に接近する軌跡になる。そこで図11では扉手前コーナー20と縦枠手前コーナー23が接触しない範囲での縦枠手前面24と扉手前面19との段落ち寸法に設定しているが、この段落ち寸法L1がさらに大きくなっても開閉可能とすることが重要とされている。
そこで枠側案内部材9の長孔17の第一軸心挿入孔13に対する円弧部分15と屈曲部分16の形状を、図4(a)や図6(a)に示すように図11の場合と逆の、円弧部分15の縦枠内面22から遠い位置に連続させて屈曲部分16を設け、同様に扉側案内部材10の長孔17の第二軸心挿入孔に対する円弧部分15と屈曲部分16の形状も、図5や図6(a)に示すように図11の場合と逆の、円弧部分15の戸尻面に近い位置に連続させて屈曲部分16を設けておくと良い。すると図6(a)に示すように扉33が閉鎖された状態では枠側案内部材9の屈曲部分16に枠側係合ピン6が挿入されているため、縦枠内第一軸心2を中心に羽根1は回転不可な状態になっている。ところが扉側係合ピン7は長孔17の円弧部分15端部に配置されており、したがって扉内第二軸心3に対しては羽根1や回動カム5と共に扉側案内部材10の円弧部分15を移動する動作にて回転可能な状態になっている。その結果扉33は先に扉内第二軸心3を中心に回転し、図6(b)に示すように所定範囲角度までは扉内第二軸心3を中心に開放する動作になる。
したがって図6(b)付近までは扉手前コーナー20が縦枠手前コーナー23に接近することはない。そして扉33の約85度〜95度の開き角度域である所定範囲角度で回動カム5による切り替え動作が実施され、今度は縦枠内第一軸心2を中心に図6(c)〜図6(d)のように完全に180度まで扉33を開放することができる。この切り替え動作は、扉33の開放が所定範囲角度に近づいた段階で扉側係合ピン7が扉側案内部材10の円弧部分15と屈曲部分16の連続部分に移動しているように設定しておくと良く、それ以上の開放動作で扉側係合ピン7が屈曲部分16に入り込み、同時に枠側案内部材9の屈曲部分16に位置している枠側係合ピン6が円弧部分15に持ち出される回動カム5の回転動作にて実施される。また図6(d) の状態から閉鎖する段階においては先に縦枠内第一軸心2を中心とした閉鎖動作になり、上記とは逆の回動カム5による切り替え動作が実施され、その後は扉内第二軸心3を中心とした閉鎖動作で最後まで完全に閉じることができる。
また上記の軌跡においては図6(c)に示す扉33を130度〜140度程度開放した状態で、扉手前面19が縦枠手前コーナー23に接近する軌跡になるのであるが、縦枠内第一軸心2から扉手前面19までの距離を半径とした回転軌跡になるため、その程度は小さい。したがって図6(a)に示す縦枠手前面24と扉手前面19との段落ち寸法L2は、前述での図11の軌跡での寸法L1よりも大きく取ることができ、両者を比較すると遥かに有利であり、扉手前面19が縦枠手前コーナー23を大きく迂回する軌跡を得ることが可能になる。
しかしケーシング枠等でさらに縦枠手前面24と扉手前面19の段落ち寸法が大きい納まりにも対応させたいという要望が多い。そこで図2(b)に示すように羽根1の縦枠内第一軸心2の位置を図2(a)よりもさらに手前方向にA寸法伸ばし、同様に図3(b)に示すように回動カム5の縦枠側係合ピン6の位置も図3(a)よりもさらにA寸法手前方向に伸ばし、図4(b)に示すように枠側案内部材9の第一軸心挿入孔13と円弧部分15および屈曲部分16からなる長孔17の位置も図4(a)よりもA寸法手前方向に伸ばすと良い。図7はこの構成での軌跡図であり、図7(a)に示すように縦枠手前面24と扉手前面19との段落ち寸法L3は図6の構成での段落ち寸法L2よりもさらに大きく設定されている。そして扉33の閉鎖状態である図7(a)から扉33を開放すると、所定範囲角度までは扉内第二軸心3を中心とした回転軌跡であるため図6の場合と同様であるが、縦枠内第一軸心2が縦枠34内でのさらにA寸法分だけ手前側に配置されているため、それ以降の開放域では縦枠内第一軸心2から扉手前面19までの距離を半径とした回転軌跡になり、図7(c)に示すように縦枠手前コーナー23に当接することなく、さらに大きく迂回する動作を得ることが可能になる。
ここで上記のように閉鎖状態から先に扉内第二軸心3を中心に開放させる動作が有効となるのであるが、この軌跡においては開放初期段階に扉手前コーナー20が縦枠内面22に接近しやすい点と、扉奥コーナー21が戸当たり32に接近しやすい点が問題として発生してしまう。図8(a)は図6や図7の構成での、扉内第二軸心3を中心とした扉手前コーナー20と扉奥コーナー21の移動軌跡を一点鎖線にて表記しており、特に扉手前コーナー20が縦枠内面22に接近するのが問題とされやすい。この点に関しては扉内第二軸心3の扉33内での前後方向の位置が重要であり、解決手段としては図8(b)に示すように最大限扉33の手前側に扉内第二軸心3を配置すると良く、扉手前コーナー20が縦枠内面22側に移動する寸法を図8(a)のB1から図8(b)のB2へと大きく低減させることができる。また扉奥コーナー21の戸当たり32に接近する軌跡に関しても、図8(a)のC1寸法よりも図8(b)のC2寸法のほうが小さくなり、僅かではあるが当接しにくい状態にすることが可能になる。しかし図8(b)の位置に扉内第二軸心3を配置しようとすると、図9に示すように扉33の吊元側の扉手前面19の内蔵型多軸丁番が配置される部分をすべて欠き取ってしまう必要性が生じる。そこで内蔵型多軸丁番を装着後に彫り込み部分18の扉手前面19に化粧カバー31等を被せてデザイン性を確保しておくとよい。
また内蔵型多軸丁番においても、施工後に枠体に対して扉33の位置を前後左右上下各方向に建付け調整する機構を具備する必要があり、そのための構成としては調整ねじや調整カムや固定ねじ等を用いる場合が一般的である。しかしながら建付け調整は扉33を約90度解放した状態で実施できなくてはならず、内蔵型多軸丁番においては前述の建付け調整の機構自体やその操作面を確保することが比較的困難であることが挙げられる。ここで本発明の内蔵型多軸丁番においても、図8(a)の配置で装着した場合では、同様の配置である図6(b)に示すように扉33が約90度開放した段階では吊元側の扉手前面19が縦枠内面22に被さった状態になっており、調整ねじや調整カムの操作面が縦枠内面22に設定しづらく、ますます建付け調整のための機構や操作部分を配置するべき面部分が少ないと想定される。
そこで図8(b)での配置が有効になり、図9での彫り込み部分18を一周り大きく設定し、彫り込み部分18にまず扉側取り付けベース25を装着し、次に扉側外ケース26を扉側取り付けベース25に対して装着し、最後に扉側外ケース26に内蔵型多軸丁番の扉側ケース12を装着するとよい。そして各々に対して前後左右上下方向への移動調整が実施できるように調整ねじや調整カムを配置し、操作面も扉手前面19側から実施できるようにすることで非常に操作性の良い建付け調整機構を備えることが可能になる。図10(a)はその建付け調整手段としての一例であり、まず扉側取り付けベース25と扉側外ケース26にて、上下調整ねじ27を用いて上下方向の調整を実施可能とし、同時に扉側取り付けベース25と扉側外ケース26を2か所3本ずつの前後調整ねじ28にて押し引きしながら挟み付けることで前後方向の調整と固定を実施する構成にもなっている。さらには扉側外ケース26に対して扉側ケース12を、偏心形状の左右調整カム29を回転させる動作にて位置調整し、左右固定ねじ30にて調整後に確実に固定する構成を有しており、前後左右上下のすべての調整を扉33が閉じた状態のまま扉手前面19側から実施することが可能になる。そして図10(b)に示すように化粧カバー31をかぶせてデザイン性を向上させると良い。
本発明の内蔵型多軸丁番の分解斜視図である。 本発明の内蔵型多軸丁番の、羽根の上面図である。 本発明の内蔵型多軸丁番の、回動カムの上面図である。 本発明の内蔵型多軸丁番の、枠側案内部材の上面図である。 本発明の内蔵型多軸丁番の、扉側案内部材の上面図である。 本発明の内蔵型多軸丁番の開閉軌跡図である。 本発明の内蔵型多軸丁番の、別の開閉軌跡図である。 本発明の内蔵型多軸丁番の、扉内第二軸心を中心とした扉手前コーナーと扉奥コーナーの軌跡を示す上面図である。 本発明の内蔵型多軸丁番の、扉内第二軸心を手前位置に寄せた構成での扉の掘り込み図である。 本発明の内蔵型多軸丁番の、建付け調整機構を含む構成の正面図である。 従来の内蔵型多軸丁番の開閉軌跡図である。
1 羽根
2 縦枠内第一軸心
3 扉内第二軸心
4 回動カム用軸
5 回動カム
6 枠側係合ピン
7 扉側係合ピン
8 回動カム軸挿入孔
9 枠側案内部材
10 扉側案内部材
11 枠側ケース
12 扉側ケース
13 第一軸心挿入孔
14 第二軸心挿入孔
15 円弧部分
16 屈曲部分
17 長孔
18 彫り込み部分
19 扉手前面
20 扉手前コーナー
21 扉奥コーナー
22 縦枠内面
23 縦枠手前コーナー
24 縦枠手前面
25 扉側取り付けべース
26 扉側外ケース
27 上下調整ねじ
28 前後調整ねじ
29 左右調整カム
30 左右固定ねじ
31 化粧カバー
32 戸当たり
33 扉
34 縦枠

Claims (5)

  1. 縦枠内第一軸心と扉内第二軸心を有した羽根と、枠側係合ピンと扉側係合ピンを備えた回動カムと、ともに円弧部分と屈曲部分からなる長孔を有した枠側案内部材と扉側案内部材と、枠側ケースと扉側ケースからなり、回転カムは羽根に回転自在に取り付けられており、羽根の縦枠内第一軸心を枠側案内部材に装着した状態で枠側ケースに組み込まれ、羽根の扉内第二軸心を扉側案内部材に装着した状態で扉側ケースに組み込まれ、扉と縦枠の彫り込み部分に配置された構成の内蔵型多軸丁番であって、扉内第二軸心と縦枠内第一軸心は扉内または縦枠内の所定の位置に配置されており、閉鎖状態においては枠側係合ピンは枠側案内部材の長孔の屈曲部分に挿入され、扉側係合ピンは扉側案内部材の長孔の円弧部分に挿入されており、閉鎖状態からの開放動作においては、羽根および扉は先に扉内第二軸心を中心にのみ回転し、所定範囲角度にて切り替え動作が実施され、以降は縦枠内第一軸心を中心にのみ回転して180度までの開放が可能であり、大きく開放された状態からの閉鎖動作においては、先に縦枠内第一軸心を中心にのみ回転し、所定範囲角度にて切り替え動作が実施され、以降は扉内第二軸心を中心にのみ回転する開閉動作を有することを特徴とする内蔵型多軸丁番。
  2. 前記羽根は略コの字形状で、コの字の両端位置に扉内第二軸心と縦枠内第一軸心を有し、扉内第二軸心と縦枠内第一軸心は扉内または縦枠内の所定の位置に配置されており、閉鎖状態からは先に扉内第二軸心を中心に扉は開放し、所定範囲角度にて切り替え動作が実施され、次に縦枠内第一軸心を中心に縦枠内第一軸心から扉手前面までの距離を半径とした回転軌跡にて扉が開放する際に、扉手前面が縦枠手前コーナーを迂回する軌跡が得られることを特徴とする請求項1に記載の内蔵型多軸丁番。
  3. 縦枠内での縦枠内第一軸心の位置を、縦枠内での縦枠手前面の方向に寄せた位置に配置するほど、扉が閉鎖状態から扉内第二軸心を中心に開放し、所定範囲角度にて切り替え動作が実施され、次に縦枠内第一軸心を中心に縦枠内第一軸心から扉手前面までの距離を半径とした回転軌跡にて扉が開放する際に、扉手前面が縦枠手前コーナーをさらに大きく迂回する軌跡が得られることを特徴とする請求項1または2に記載の内蔵型多軸丁番。
  4. 内蔵型多軸丁番を装着する際に、吊元側の扉手前面を切り欠いた彫り込み部分に前記扉側ケースが装着され、扉内第二軸心の位置が扉の厚み方向での最も扉手前面側に配置されることにより、扉の扉内第二軸心を中心とした開放初期動作の際に、扉手前コーナーの縦枠内面に接近する度合いが低減されるとともに、扉奥コーナーの戸当たりに接近する度合いも低減されることを特徴とする請求項1に記載の内蔵型多軸丁番。
  5. 前記扉手前面を切り欠いた彫り込み部分に扉側ケースが装着される設定において、さらに扉側取り付けベースや扉側外ケースを扉側ケースに被せ合わせる構成で配置し、各々の間に調整ねじや調整カムを設け、扉側取り付けベースに対して扉側外ケースが、さらには扉側外ケースに対して扉側ケースが前後左右上下の各々の方向に建付け調整が実施できるように構成され、さらに調整ねじや調整カムの操作面が扉手前面に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の内蔵型多軸丁番。
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