JPH061669Y2 - 油圧式ショベル系堀削機用削岩機 - Google Patents

油圧式ショベル系堀削機用削岩機

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JPH061669Y2
JPH061669Y2 JP18897687U JP18897687U JPH061669Y2 JP H061669 Y2 JPH061669 Y2 JP H061669Y2 JP 18897687 U JP18897687 U JP 18897687U JP 18897687 U JP18897687 U JP 18897687U JP H061669 Y2 JPH061669 Y2 JP H061669Y2
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rock
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rock drill
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政敏 内橋
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、油圧式ショベル系掘削機、例えばバックホー
のアームに取り付けて使用する削岩機に関する。
[従来技術と問題点] 建設機械であるバックホーは、アーム先端に各種作業機
を取り付けることにより様々な作業に対応できる。削岩
機もその一つである。
第8図は、バックホー100のアーム101に削岩機8
0を取り付けた状態を示している。削岩機本体81は長
手方向にレール(図示省略)を有し、レールに削岩ユニ
ット82が摺動できるように装着してある。削岩ユニッ
ト82には削岩ロッド83の元端が装着され、先端はセ
ントライザー84を挿通して突出している。
この構造の削岩機を取り付けたバックホーを使用すれ
ば、岩や地面の所定の箇所に効率良く穿孔できる。
しかし従来の、油圧式ショベル系掘削機用削岩機には次
のような問題点があった。
(a)削岩ロッド83の長さは、穿孔ストロークに応じ
て様々に設定される。従来の削岩機では第8図に示すよ
うに削岩機本体81は、削岩ロッド83よりも長く形成
しなければならない。
従って、穿孔ストロークの長い長尺の削岩ロッド83を
使用する場合は、削岩機本体81は長くなり、搬送時や
保管時には嵩ばり使い勝手が悪い。
(b)削岩機本体81は、長さを変えることができな
い。従って削岩ロッド83を挿通し穿孔位置の基準とな
るセントライザー84と、アーム先端の削岩機取付部8
5との距離は調整はできない。そのため、例えば地盤の
垂直方向に穿孔するときにバックホー100と穿孔箇所
の間に岩などの障害物がある場合、アーム101が障害
物に接触して削岩機の設置ができないことがある。この
ようなときは、バックホー100を移動し、更にアーム
101を再度調整しなければならないので作業が面倒で
ある。
[本考案の目的] 本考案は、搬送時や保管時など削岩機を使用しないと
きには嵩ばらないように削岩機自体を小さくすることが
できること、またセントライザーと削岩機取付部から
の距離の調整を可能にして岩などの障害物がある場所で
も削岩機の穿孔箇所への設定が迅速にできること、を可
能にした削岩機を提供することを目的とする。
[本考案の構成] 上記問題点を解決し、目的を達成するために講じた本考
案の構成は次の通りである。即ち本考案は、油圧式ショ
ベル系掘削機のアームに装着する装着手段が設けてある
基体と; 基体に進退自在に取り付けてある延長体と; 延長体に昇降自在に取り付けてある昇降体と; 昇降体に昇降自在に取り付けられ、昇降体または延長体
と連動して昇降する削岩ユニットと; 基体と延長体の間に介在して設けてある延長シリンダ
と; 延長体と昇降体の間に介在して設けてある駆動シリンダ
と; を備えてなる油圧式ショベル系掘削機用削岩機である。
[実施例] 本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明す
る。
第1図は削岩機の延長体を延ばした状態を示す斜視図、
第2図は削岩機要部の平面図、第3図はバックホーのア
ームに削岩機を装着して使用する状態の概略斜視図であ
る。
削岩機Aは、バックホー100のアーム101先端に取
り付けるアームブラケット1を備えている。アームブラ
ケット1には、アーム101装着部に対応して4箇所に
取付孔10が設けてある。アームブラケット1には、取
付部材11がアーム101とは直角方向になるように設
けてある。取付部材11には、基体2が揺動できるよう
に取り付けてある。
基体2は、断面「コ」状に形成され、所要長さを有して
いる。基体2の下部の両側面には、一対の支持ブラケッ
ト20が、その一部を取付部材11側に突出させて固着
してある。支持ブラケット20の突出部21と取付部材
11はピン22で取り付けてある。取付部材11と基体
2上部との間に揺動シリンダS1が介在して設けてあ
る。したがって基体2は、揺動シリンダS1によってア
ームと交差する方向(本実施例においては第1図におい
て図の状態を停止点として左右回り方向)に一定の範囲
で揺動できる。この構造によれば、バックホーに対して
斜め方向の穿孔も可能である。
なお、取付部材11に直接基体2を固着して揺動できな
いようにすることもできる。
基体2に延長体3が摺動できるように取り付けてある。
即ち、基体2の開口部側の支持ブラケット21に、
「L」状に折曲してある抱持部23,23aが設けてあ
り(第2図参照)、この抱持部23,23aには、延長
体3の端部両側に形成された案内突条31,31aが摺
動できる程度に緩く嵌合している。
延長体3は、基体2より長く断面「コ」状に形成してあ
る。開口側及び閉鎖側の両側面には、ほぼ全長にわたっ
て案内突条31,31a及び案内突条32,32aが設
けてある。
延長体3の下端には、基台33が設けてある。基台33
には、削岩ロッド6を通す基準孔34aを穿設したセン
トライザー34が設けてある。
基台33の基体2側には、シリンダ受け35が設けてあ
る。シリンダ受け35には、基体2の内空間に出入可能
な延長シリンダS2がロッドヘッドを上にして立設され
ている。延長シリンダS2のロッドヘッドは、基体2の
上端部に貫設された固定ピン25に固着されている。し
たがって昇降体3は、延長シリンダS2のロッドS2a
の伸縮により基体2上を摺動する。また、基台33には
延長体3を挟んで駆動シリンダS3が同じくロッドヘッ
ドを上にして立設されている。
延長体3の案内突条32,32aには、抱持部41,4
1aを嵌装して昇降体4が進退自在に取り付けられてい
る。昇降体4は、断面「コ」状で延長体3とほぼ同じ長
さに形成してある。開口側を延長体3の開口側と向かい
合わせ、間に内空間40が形成してある。
昇降体4の開口側両側面には、抱持部41,41aが下
端から全長の2/3程度の高さ迄設けてある。また、閉鎖
側両側面に案内突条42,42aがほぼ全長にわたって
設けてある。
内空間40内であって昇降体4の上端部からやや下方に
は固定部材45が設けてある。固定部材45には駆動シ
リンダS3のロッドヘッドが固定されている。これによ
り、昇降体4は駆動シリンダS3のロッドS3aの伸縮
により延長体3に沿って昇降できる。
昇降体4の案内突条42,42aには、削岩ロッド6を
装着する削岩ユニット5が、抱持部51,51aを嵌装
して昇降可能に取り付けられている。削岩ユニット5
は、打撃装置、チャック(共に図示省略)等を備えてい
る。
延長体3の一方の側面上部には、削岩ユニット5側へほ
ぼ直角に折曲した「L」状の取付片36が固着してあ
る。取付片36の先端部は後述するプーリ38,39の
案内溝に対応する位置まで突出してあり(第2図参
照)、先端部にはフック37が取り付けてある。
昇降体4の削岩ユニット5取付面の上端部及び下端部に
はプーリ38,39が取り付けてある。駆動ワイヤW1
は、一端部をフック37に掛止し、プーリ39に掛けて
他端部を削岩ユニット5の下部に取り付けられている。
削岩ユニット5の上部には駆動ワイヤW2の一端部が取
り付けられ、プーリ38に掛けられて他端部は、取付片
36に取り付けてある。
この構造によれば、削岩ユニット5を装着している昇降
体4が延長体3に沿って昇降すると、削岩ユニット5は
昇降体4を昇降する。したがって削岩ユニット5は、延
長体3上のみを昇降する場合に比べ、昇降体4が延長体
3を昇降する分だけ余分に長く移動できる。
(作用) 第4図ないし第7図は基体2に取り付けられた延長体
3、昇降体4及び削岩ユニット5の動きを示す概略説明
図である。
これらの図を参照して本実施例の作用を説明する。
削岩機Aのアームブラケット1をバックホー100の
アーム101先端に取り付け、バックホー100の油圧
系統と削岩機の油圧系統を連結しておく。
まず、延長シリンダS2と駆動シリンダS3のロッドS
2a,S3aを共に縮めておく(第4図参照)。
次にセントライザー34の基準孔34aを挿通して削岩
ユニット5のチャック部に削岩ロッド6を装着し、駆動
シリンダS3のロッドS3aを伸ばしていく。
これによって昇降体4が延長体3上を上昇するが取付片
36は移動しないので、プーリ38,39を回転させな
がら、削岩ユニット5は昇降体4上を上昇する。
これらの動きによって削岩ロッド6はセントライザー3
4の基準孔34aを通って引込まれる。そして、セント
ライザー34下方に削岩ロッド6の先端が若干残る状態
で駆動シリンダS3のロッドは停止する(第5図参
照)。
従って昇降体4よりも長い削岩ロッド6を装着すること
ができる。
アーム101及び揺動シリンダS1を操作して、削岩
機Aを所定の角度で穿孔箇所に据えつける。
駆動シリンダS3のロッドS3aを縮め、昇降体4を
下降させながら、削岩ユニット5の打撃装置を作動させ
る。削岩ユニット5は、の場合とは反対に作動して下
降し、打撃装置で削岩ロッド6を振動させて岩などに穿
孔する。
削岩ロッド6を抜くときは、駆動シリンダS3のロッ
ドS3aを上方へ伸ばせば削岩ロッド6は上昇して抜け
る。
通常の作用は上記の通りであるが、穿孔する箇所が岩等
に挟まれて、アーム101先端に装着してあるアームブ
ラケット1及び削岩機Aの下部が入らないくらいに狭い
場合、或は第8図に示すように、岩石等の障害物があっ
て上記状態では削岩機Aの先端部を穿孔箇所まで下ろす
ことができない場合などは、次のように作用させる。
第4図の状態から、アーム101先端部を穿孔箇所の
上方に停止させたまま、延長シリンダS2のロッドS2
aと駆動シリンダS3のロッドS3aを伸ばして延長体
3を下降させる(第6図参照)。
延長体3が下降すると取付片36も下降し、これによっ
てワイヤW2が削岩ユニット5を引っ張り、昇降体4上
を上昇する。これらの動きによって削岩ロッド6はセン
トライザー34の基準孔34aを通って引込まれる。
延長体3が下降するとセントライザー34とアームブラ
ケット1との距離は長くなる(第1図参照)。従って穿
孔する箇所が岩等に挟まれてアームブラケット1及び削
岩機Aの下部が入らないくらいに狭い場合、或いはアー
ム101の下方に障害物があっても削岩機Aの先端部を
穿孔箇所まで下ろすことができる。
延長体3の基台33が穿孔箇所に到達したら延長シリ
ンダS2のロッドS2aの下降を停止し、上記〜と
略同様の操作を行う(第7図参照)。
なお、搬送時や保管時には削岩ロッド6を外して第4図
の状態に縮小しておけば削岩機Aの長さは短くなり嵩ば
らない。
本考案は図示の実施例に限定されるものではなく、実用
新案登録請求の範囲の記載内において種々の変形が可能
である。
[考案の効果] 本考案は上記構成を有し、次の効果を有する。
(a)削岩機本体が伸縮可能であるので、削岩機を使用
しないときには嵩ばらないように削岩機自体を短くで
き、搬送する場合や保管するときなどは邪魔にならず便
利である。
(b)セントライザーと削岩機取付部との間の距離を長
く伸ばすことができるので、バックホーと穿孔箇所の間
に岩などの障害物がある場合であって、アームが障害物
に接触して削岩機を設置できない場合でも、延長体のみ
を下降させることによって削岩機を穿孔箇所へ迅速に設
置できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は削岩機の延長体を伸ばした状態を示す斜視図、 第2図は削岩機要部の平面図、 第3図はバックホーのアームに削岩機を装着して使用す
る状態の概略斜視図、 第4図ないし第7図は基体に取り付けられた延長体、昇
降体及び削岩ユニットの動きを示す概略説明図、 第8図は従来の削岩機の取り付け状態の説明図である。 2:基体 3:延長体 S2:延長シリンダ S3:駆動シリンダ 4:昇降体 5:削岩ユニット A:削岩機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧式ショベル系掘削機のアームに装着す
    る装着手段が設けてある基体(2)と; 基体(2)に進退自在に取り付けてある延長体(3)
    と; 延長体(3)に昇降自在に取り付けてある昇降体(4)
    と; 昇降体(4)に昇降自在に取り付けられ、昇降体(4)
    または延長体(3)と連動して昇降する削岩ユニット
    (5)と; 基体(2)と延長体(3)の間に介在して設けてある延
    長シリンダ(S2)と; 延長体(3)と昇降体(4)の間に介在して設けてある
    駆動シリンダ(S3)と; を備えてなる油圧式ショベル系掘削機用削岩機。
JP18897687U 1987-12-11 1987-12-11 油圧式ショベル系堀削機用削岩機 Expired - Lifetime JPH061669Y2 (ja)

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JPH0193284U JPH0193284U (ja) 1989-06-19
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JP2535167Y2 (ja) * 1990-09-20 1997-05-07 大成建設株式会社 ロッドのガイドセルの構造
JP2562145Y2 (ja) * 1991-10-31 1998-02-10 前田建設工業株式会社 クローラ式土木工事車輌への割岩機の取付け構造
JPH0830396B2 (ja) * 1992-10-15 1996-03-27 政敏 内橋 油圧式ショベル系掘削機用削孔装置
JP2519659B2 (ja) * 1993-08-06 1996-07-31 政敏 内橋 油圧式ショベル系掘削機のア―ムに取付けて使用する削岩機及びそれを使用した削岩方法

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