JP2519659B2 - 油圧式ショベル系掘削機のア―ムに取付けて使用する削岩機及びそれを使用した削岩方法 - Google Patents

油圧式ショベル系掘削機のア―ムに取付けて使用する削岩機及びそれを使用した削岩方法

Info

Publication number
JP2519659B2
JP2519659B2 JP5214873A JP21487393A JP2519659B2 JP 2519659 B2 JP2519659 B2 JP 2519659B2 JP 5214873 A JP5214873 A JP 5214873A JP 21487393 A JP21487393 A JP 21487393A JP 2519659 B2 JP2519659 B2 JP 2519659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rock drilling
rock
excavator
drilling
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5214873A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0776983A (ja
Inventor
政敏 内橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5214873A priority Critical patent/JP2519659B2/ja
Publication of JPH0776983A publication Critical patent/JPH0776983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2519659B2 publication Critical patent/JP2519659B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧式ショベル系掘削
機、例えばバックホーのアームに取付けて使用する削岩
機及びそれを使用した削岩方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械のうち、バックホー等の油圧式
ショベル系掘削機は、アームの先端に各種の作業機を取
付けることによって様々な作業に対応できるが、削岩作
業もその一つである。削岩作業においては、まず、掘削
機の操作によって削岩機の方向を決め、次に削岩機の先
端部を岩盤など穿孔位置の表面に圧接し、打撃装置など
を作動させて削岩ロッドを穿孔方向へ移行させて穿孔し
ている。従来の削岩機は、削岩ロッドによる穿孔位置
と、削岩機先端を岩盤表面などに固定する固定部の位置
が離れている(例えば、特開昭62−117985号公
報参照)。また、穿孔位置設定後の削岩作業を自動化し
て作業者の肉体的、精神的負担を軽減する手段も従来よ
り提案されている。
【0003】
【従来技術の課題点】しかし、上記従来の削岩機には次
のような課題があった。すなわち、削岩ロッドによる穿
孔位置と、削岩機先端を岩盤表面などに固定する固定部
の位置が離れているために、削岩ロッドの穿孔位置の照
準が決めにくかった。また、穿孔位置設定後の削岩作業
の自動化を図った削岩機においても、削岩作業の現場で
自動運転を行う際に、穿孔深さの設定またはその変更が
容易にはできなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題点を解決し、目
的を達成するために講じた本発明の構成は次の通りであ
る。第1の発明にあっては、油圧式ショベル系掘削機の
アームに取付けて使用する削岩機であって、この削岩機
は、削岩機本体と、油圧式ショベル系掘削機のアームに
取付ける取付手段を有し、上記削岩機本体を旋回させる
旋回装置と、を備えており、上記削岩機本体は、上記旋
回装置に角度調整可能に取付けてある基体と、当該基体
に沿ってスライド可能に取付けてある延長体と、当該延
長体に沿ってスライド可能に取付けてある昇降体と、当
該昇降体に沿ってスライド可能に取付けられ、上記昇降
体と連動してスライドする削岩ユニットと、当該削岩ユ
ニットに着脱可能な削岩ロッドと、上記基体と上記延長
体との間に介在して設けてある延長シリンダと、上記延
長体と上記昇降体との間に介在して設けてある駆動シリ
ンダと、上記延長体の下部に設けてあり、上記削岩ロッ
ドが挿通可能で穿孔部を覆う筒状の防塵カバーと、上記
延長体の長さ方向に沿って位置調整可能に設けてあり、
上記昇降体に設けてある作用部の作用を受けて昇降体の
移動長さを検知する検知手段と、を備えている、油圧式
ショベル系掘削機のアームに取付けて使用する削岩機で
ある。
【0005】第2の発明にあっては、油圧式ショベル系
掘削機のアームに取付けて使用する削岩機を使用した削
岩方法であって、この方法は、筒状の防塵カバーの開口
部を穿孔部の表面に当接させるステップ、削岩ロッドを
上記防塵カバーに挿通し、穿孔方向へ移行させて穿孔す
るステップ、を含む、油圧式ショベル系掘削機のアーム
に取付けて使用する削岩機を使用した削岩方法である。
【0006】
【作用】取付手段を介し旋回装置を油圧式ショベル系掘
削機のアームに取付ける。駆動シリンダにより昇降体を
上昇させ、それに伴って上昇した削岩ユニットに削岩ロ
ッドを取付け、削岩ロッドの先部を防塵カバーに挿通す
る。アームを操作して削岩機本体を岩石等の穿孔部の上
部に位置させ、延長シリンダにより延長体を下降させ、
防塵カバーの開口部を穿孔部表面に当接させ、穿孔位置
がずれないようにする。削岩ユニットを駆動しながら駆
動シリンダにより昇降体を下降させる。それに伴い削岩
ユニットが下降し、削岩ロッドが穿孔する。
【0007】穿孔部から排出される粉塵は防塵カバー内
に止まり、外部には飛散しにくい。削岩ロッドは防塵カ
バーに挿通してあるので、防塵カバーが穿孔位置の目印
となるため、穿孔位置の照準が合わせやすく、正確な位
置決めができる。また、穿孔時には防塵カバーの開口部
が穿孔部表面に当接しているので、穿孔部表面が突出し
ていても開口部が被さって固定され、穿孔位置がずれに
くい。検知手段は、延長体の長さ方向に沿って位置調整
が可能であるので、削岩作業の現場において、昇降体の
移動長さの設定及びこれによる穿孔深さの制御が容易に
できる。
【0008】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明に係る削岩機の一実施例を
示す斜視図、図2は旋回装置の旋回部の構造を示す要部
断面図、図3は削岩機本体の一部を省略した概略平面
図、図4は防塵カバーの構造を示す要部斜視図、図5は
リミットスイッチの取付部の構造を示す要部斜視図、図
6は運搬篭の取付け構造を示す要部分解斜視図である。
符号Aは削岩機で、削岩機本体1と旋回装置100を備
えている。旋回装置100には油圧式ショベル系掘削機
のアーム先端に取付けるための基台101を備えてい
る。基台101の上部には、所定の間隔をおいて二箇所
に取付手段である取付板102が立設してある。各取付
板102には、それぞれ二個の取付孔103、103a
が設けてある。取付孔103、103はアーム先端に、
また取付孔103a、103aはチルトシャフトに回動
自在に取付けられる。
【0009】図2を参照する。基台101の下部には旋
回盤104が旋回自在に取付けてある。図2に示すよう
に、基台101の下面には内輪120が設けてある。旋
回盤104の上面には外輪130が突設してある。そし
て、内輪120の外周面及び外輪130の内周面に軌道
溝121、131が形成してあり、この軌道溝121、
131には鋼球である転動体90を介在させてある。ま
た、外輪130の外周面にはギヤ132が刻設してあ
る。
【0010】基台101には油圧モータ(図示省略)が
設けてある。油圧モータの駆動軸にはギヤ105が取付
けてある。ギヤ105は上記ギヤ132とかみ合ってお
り、旋回盤104は油圧モータを作動させることによっ
て旋回する。なお、旋回装置100はスイベルジョイン
ト(図示省略)を備えており、後述する各シリンダへ配
管できるようにしている。
【0011】図1を参照する。旋回盤104下面には取
付基板106が二箇所に設けてある。取付基板106の
先部には軸ピン107を介して中継具108が回動可能
に取付けてある。取付基板106の後部には角度調整シ
リンダS1の基端部が軸ピン109を介して回動可能に
取付けてある。角度調整シリンダS1のロッドヘッドは
中継具108下側に軸ピン110を介し取付けてある。
【0012】旋回盤104の後部には取付支持板111
が垂下して設けてある。取付支持板111の外面には上
方へ折曲したフック板112が設けてある。取付支持板
111とフック板112には、それぞれ二個づつのボル
ト孔113、114が対応して設けてある。そして、取
付支持板111には運搬篭8が取り外し可能に取付けら
れている。(図1では便宜上、運搬篭8は省略してい
る)
【0013】図6を参照する。運搬篭8は底板80を有
する底枠81を備え、底枠81前部には角パイプで強固
につくられた取付枠82を有している。底枠81の両側
部には側枠83、84が設けてある。側枠83、84に
は装着板85、86が設けてあり、装着板85、86に
はそれぞれ二本づつの油圧式セリヤ87が装着してあ
る。油圧式セリヤ87は削岩機Aによって穿孔された穴
に挿入してこれを拡開し、拡開力によって岩盤を破壊す
るものである。そして、運搬篭8は取付枠82の上部水
平部材820をフック板112に嵌め込み、ボルト孔1
13、114間に二本の固定ボルト115を挿通し、ナ
ット116で締め付けて取付支持板111に固定され
る。
【0014】図1に戻って説明する。中継具108の前
部には削岩機本体1が取付けられている。削岩機本体1
は所要長さの四角筒状の基体2を有し、内部には内部空
間20が設けてある。基体2の下部には基板203が固
定してあり、基板203の両側には二枚の取付板200
が対向して設けてある。そして、基体2は中継具108
の先部に取付板200を軸ピン201、202を介し取
付けて固定してある。基体2の一方側には、抱持条23
が全長にわたり設けてある。また、基体2に固定してあ
る基板203の一端側には斜板204が固定してあり、
斜板204にはガイド板205が固定してある。ガイド
板205には全長にわたり抱持条206、207が設け
てある。
【0015】基体2には延長体3が取付けてある。延長
体3は断面H状で、平行な二片のうち一方側の両端部に
は抱持条31、32が全長にわたり設けてある。また、
他方側の中央部には抱持条300が設けてあり、一端側
には抱持条32aが設けてあり、一端側外面には後述す
る基柱30が固定してある。延長体3は、抱持条31を
抱持条23に係合し、抱持条300を抱持条206に係
合して、基体2にスライド可能に嵌装してある。なお、
延長体3には後述する昇降体4が取付けてある。
【0016】図1、図5を参照する。延長体3に固定し
てある基柱30は延長体3よりやや長く形成してある。
基柱30はほぼ角パイプ状で、前部には下端から上端よ
りやや下部まで調整溝301が設けてある。調整溝30
1には検知手段であるリミットスイッチL1、L2、L
3、L4、L5が所要の間隔をおいて取付けてある。各
リミットスイッチはリミットスイッチを貫通して設けて
ある螺子302とリミットスイッチ後部に調整溝301
を挟んで配設してある挟持板303によって調整溝30
の長さ方向に沿って位置の調整が可能である。
【0017】図1、図4を参照する。延長体3の下端に
は、基台33が設けてある。基台33の前部には、削岩
ロッド6を通す基準孔340を設けたセントライザー3
4が設けてある。セントライザー34は円筒体341を
有し、円筒体341には横方向に回動可能な蓋具342
が設けてある。円筒体341と蓋具342の上面には、
双方で基準孔340を形成する切欠孔343、344が
設けてある。また、蓋具342上面は円筒体341上面
より突出して設定してある。なお、蓋具342は掛止ピ
ン345を介し円筒体341に固定できるようにしてあ
り、必要に応じて掛止ピン345を外して開くことがで
きる。そして、円筒体341下方には下部が開口した角
筒状の防塵カバー35が連通して設けてある。
【0018】図1、図3を参照する。基台33の後側に
は、基体2の内部空間20に出入可能な延長シリンダS
2がロッドヘッドを上にして立設してある。延長シリン
ダS2のロッドヘッドは、基体2の上端部に設けられた
ピン25に取付けてある。これによって、昇降体3は延
長シリンダS2の作動により基体2に沿ってスライドす
る。また、基台33の前部には駆動シリンダS3が同じ
くロッドヘッドを上にして立設されている。
【0019】延長体3の抱持条32、32aには、昇降
体4が両側のほぼ中央部に設けられた抱持条41、41
aを嵌装してスライド可能に取付けられている。昇降体
4は四角筒状で、延長体3とほぼ同じ長さに形成してあ
る。昇降体4の内部には内部空間40が形成してある。
また、昇降体4の前部両側には案内条42がほぼ全長に
わたり設けてあり、昇降体4の一方の側部下端寄りには
作用部である作用突起43が設けてある(図5参照)。
作用突起43は、昇降体4のスライドにより上記リミッ
トスイッチL1、L2、L3、L4、L5のスイッチ部
に接触して作用する。
【0020】昇降体4の下端部には挿通孔440を有す
る中間板44が水平に設けてある。また、内部空間40
内であって昇降体4の上端部寄りには固定部材45が設
けてある。固定部材45には駆動シリンダS3のロッド
ヘッドが取付けてある。これにより昇降体4は駆動シリ
ンダS3の作動によって延長体3に沿って昇降できる。
昇降体4の抱持条42には、削岩ロッド6を装着する削
岩ユニット5が、抱持部51を嵌装してスライド可能に
取付けられている。削岩ユニット5は、空気圧による打
撃装置、削岩ロッド6(図7ないし図10に図示)を取
付けるチャック(共に図示省略)等を備えている。
【0021】延長体3の一方の側面上部には、削岩ユニ
ット5側へほぼ直角に折曲した取付片36が固着してあ
る(図3参照)。取付片36の先端部は後述するスプロ
ケット38、39に対応する位置まで突出したチェーン
取付部37が設けてある。昇降体4の削岩ユニット5摺
動面の上端部及び下端部にはスプロケット38、39が
取付けてある。スプロケット38、39には駆動チェー
ンC1、C2が巻き掛けられる。
【0022】図1を参照する。駆動チェーンC1は、一
端部がチェーン取付部37に取付けてあり、スプロケッ
ト39に巻き掛けた後、他端部は削岩ユニット5の下部
に取付けてある。駆動チェーンC2は、一端部を削岩ユ
ニット5の上部に取付け、スプロケット38に巻き掛け
た後、他端部はチェーン取付部37に取付けてある。こ
れによれば、削岩ユニット5を装着している昇降体4が
延長体3に沿って昇降すると、削岩ユニット5は昇降体
4に沿って昇降する。従って、相対的にみると、削岩ユ
ニット5は自身が昇降体4に沿って昇降する分だけ昇降
体4より長く移動できる。
【0023】図7ないし図10は削岩機本体の延長体、
昇降体、削岩ユニットの動きを示す概略説明図、図11
は使用状態を示す概略説明図である。図1ないし図6及
び図7ないし図11を参照して本実施例の作用を説明す
る。まず、削岩機Aの旋回装置100をバックホーBの
アームB1先端に取付け、バックホーBの油圧系統と削
岩機の油圧系統を連結しておく。 延長シリンダS2と駆動シリンダS3のロッドを共
に縮め(図7参照)、セントライザー34の基準孔34
0及び中間板44の挿通孔440及び防塵カバー35を
挿通して削岩ユニット5のチャック部に削岩ロッド6を
装着する。
【0024】 駆動シリンダS3を作動させ、ロッド
を伸ばしていくと昇降体4が延長体3上を上昇するが、
チェーン取付部37は移動しないので、スプロケット3
8、39を回転させながら、削岩ユニット5は昇降体4
に沿って上昇する。これらの動きによって削岩ロッド6
は基準孔340と挿通孔440を通って引込まれる。そ
して、セントライザー34下方の防塵カバー35内に削
岩ロッド6の先端が収容された状態で駆動シリンダS3
のロッドは停止する。(図8参照)このように、昇降体
4よりも長い削岩ロッド6を装着することができる。
【0025】 アームB1及び旋回装置100、角度
調整シリンダS1を操作して、削岩機Aを所定の角度で
穿孔箇所に配置し、防塵カバー35の下端部を穿孔箇所
に当接させる。 駆動シリンダS3のロッドを縮め、昇降体4を下降
させながら、削岩ユニット5の打撃装置を作動させる。
削岩ユニット5は、の場合とは反対に作動して下降
し、打撃装置で削岩ロッド6を振動させて岩などに穿孔
する。
【0026】 削岩ロッド6の引き抜きは、駆動シリ
ンダS3のロッドを上方へ伸ばせば削岩ロッド6は上昇
して抜ける。なお、例えばリミットスイッチL3に昇降
体4の作用突起43が作用したときに駆動シリンダS3
が停止するように設定しておけば、穿孔深さをあらかじ
め設定することが可能となる。また、駆動シリンダS3
の停止後にロッドを伸ばすように設定しておけば、削岩
ロッド6を引き抜く作業も自動でできる。すなわち、穿
孔、停止、削岩ロッドの引き抜きまでの一連の作業を自
動化することが可能となり、穿孔作業中はオペレータは
席をはずすこともできる。
【0027】通常の作用は上記の通りであるが、穿孔す
る箇所が岩等に挟まれて、アームB1先端に装着してあ
る旋回装置100及び削岩機Aの下部が入らないくらい
に狭い場合、或は岩石等の障害物があって上記状態では
削岩機Aの先端部を穿孔箇所まで下ろすことができない
場合などは、次のように作用させる。
【0028】 上記で説明した図8の状態から、ア
ームB1先端部を穿孔箇所の上方に停止させたまま、延
長シリンダS2のロッドを伸ばして延長体3を下降させ
る。(図9参照)延長体3が下降するとセントライザー
34と旋回装置100との距離は長くなり、穿孔する箇
所が岩等に挟まれて旋回装置100及び削岩機Aの下部
が入らないくらいに狭い場合、或いはアーム101の下
方に障害物があっても削岩機Aの先端部を穿孔箇所まで
下ろすことができる。 延長体3の防塵カバー35の下端部が穿孔箇所に到
達したら延長シリンダS2のロッドを停止し、上記、
と同様の操作を行う。(図10参照)
【0029】 穿孔箇所が法面の岩盤などの場合は、
角度調整シリンダS1や旋回装置100を双方の動きを
組み合わせながら調整し、穿孔箇所に削岩機本体1を好
適に配置して削岩ロッド6で穿孔する。なお、削岩機A
は搬送時や保管時には削岩ロッド6を外して図7の状態
に縮小しておけば嵩ばらない。本発明は図示の実施例に
限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内にお
いて種々の変形が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記構成を有し、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る削岩機においては、削岩ロッドの先
部は防塵カバーに挿通してあり、防塵カバーが穿孔位置
の目印となるため、穿孔位置の照準が合わせやすく、正
確な位置決めができる。また、穿孔時には防塵カバーの
開口部が穿孔部表面に当接しているので、例えば穿孔部
表面が突出していても開口部が被さって固定され、穿孔
位置がずれにくい。
【0031】(b)検知手段は、延長体の長さ方向に沿
って位置調整が可能であるので、削岩作業の現場におい
て、昇降体の移動長さの設定及びこれによる穿孔深さの
制御が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る削岩機の一実施例を示す斜視図。
【図2】旋回装置の旋回部の構造を示す要部断面図。
【図3】削岩機本体の一部を省略した概略平面図。
【図4】防塵カバーの構造を示す要部斜視図。
【図5】リミットスイッチの取付部の構造を示す要部斜
視図。
【図6】運搬篭の取付け構造を示す要部分解斜視図。
【図7】削岩機本体の延長体、昇降体、削岩ユニットの
動きを示す概略説明図。
【図8】削岩機本体の延長体、昇降体、削岩ユニットの
動きを示す概略説明図。
【図9】削岩機本体の延長体、昇降体、削岩ユニットの
動きを示す概略説明図。
【図10】削岩機本体の延長体、昇降体、削岩ユニット
の動きを示す概略説明図。
【図11】使用状態を示す概略説明図。
【符号の説明】
A 削岩機 1 削岩機本体 100 旋回装置 2 基体 3 延長体 30 基柱 L1、L2、L3、L4、L5 リミットスイッチ 35 防塵カバー 4 昇降体 43 作用突起 5 削岩ユニット S2 延長シリンダ S3 駆動シリンダ 8 運搬篭

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式ショベル系掘削機のアームに取付
    けて使用する削岩機であって、この削岩機は、 削岩機本体(1)と、 油圧式ショベル系掘削機のアームに取付ける取付手段を
    有し、上記削岩機本体(1)を旋回させる旋回装置(1
    00)と、 を備えており 記削岩機本体(1)は、 記旋回装置(100)に角度調整可能に取付けてある
    基体(2)と、当該 基体(2)に沿ってスライド可能に取付けてある延
    長体(3)と、当該 延長体(3)に沿ってスライド可能に取付けてある
    昇降体(4)と、当該 昇降体(4)に沿ってスライド可能に取付けられ、
    上記昇降体(4)と連動してスライドする削岩ユニット
    (5)と、当該 削岩ユニット(5)に着脱可能な削岩ロッド(6)
    と、 記基体(2)と記延長体(3)との間に介在して設
    けてある延長シリンダ(S2)と、 記延長体(3)と記昇降体(4)との間に介在して
    設けてある駆動シリンダ(S3)と、上記延長体(3)の下部に設けてあり、上記削岩ロッド
    (6)が挿通可能で穿孔部を覆う筒状の防塵カバー(3
    5)と、 上記延長体(3)の長さ方向に沿って位置調整可能に設
    けてあり、上記昇降体(4)に設けてある作用部の作用
    を受けて昇降体(4)の移動長さを検知する検知手段
    と、 を備えていることを特徴とする、 油圧式ショベル系掘削機のアームに取付けて使用する削
    岩機。
  2. 【請求項2】 油圧式ショベル系掘削機のアームに取付
    けて使用する削岩機 を使用した削岩方法であって、この
    方法は、 筒状の防塵カバーの開口部を穿孔部の表面に当接させる
    ステップ、 削岩ロッドを上記防塵カバーに挿通し、穿孔方向へ移行
    させて穿孔するステップ、 を念むことを特徴とする、 油圧式ショベル系掘削機のアームに取付けて使用する削
    岩機を使用した削岩方法。
JP5214873A 1993-08-06 1993-08-06 油圧式ショベル系掘削機のア―ムに取付けて使用する削岩機及びそれを使用した削岩方法 Expired - Lifetime JP2519659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5214873A JP2519659B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 油圧式ショベル系掘削機のア―ムに取付けて使用する削岩機及びそれを使用した削岩方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5214873A JP2519659B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 油圧式ショベル系掘削機のア―ムに取付けて使用する削岩機及びそれを使用した削岩方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0776983A JPH0776983A (ja) 1995-03-20
JP2519659B2 true JP2519659B2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=16662984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5214873A Expired - Lifetime JP2519659B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 油圧式ショベル系掘削機のア―ムに取付けて使用する削岩機及びそれを使用した削岩方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2519659B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5782887B2 (ja) * 2011-07-19 2015-09-24 コベルコ建機株式会社 作業機械
CN102322214A (zh) * 2011-07-22 2012-01-18 中国石油集团川庆钻探工程有限公司长庆井下技术作业公司 一种多功能通井机
KR101577217B1 (ko) * 2015-09-03 2015-12-14 유재철 휴대용 착암기를 이용한 천공장치
CN106014203B (zh) * 2016-05-13 2017-12-12 重庆勤牛工程机械有限责任公司 一种带双发动机的高速液压钻机
CN105804665B (zh) * 2016-05-13 2017-12-12 重庆勤牛工程机械有限责任公司 一种高速液压钻机的直动臂总成
CN105909170B (zh) * 2016-05-13 2017-12-12 重庆勤牛工程机械有限责任公司 一种带单发动机的高速液压钻机

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57184198U (ja) * 1981-05-19 1982-11-22
JPS60165177U (ja) * 1984-04-10 1985-11-01 ダイハツ工業株式会社 コンクリ−トブレ−カ
JPS62117985A (ja) * 1985-11-16 1987-05-29 株式会社 山本鉄工所 さく孔装置
JPS62156495A (ja) * 1985-12-27 1987-07-11 古河機械金属株式会社 さく孔機のデ−タ測定装置
JPH061669Y2 (ja) * 1987-12-11 1994-01-12 政敏 内橋 油圧式ショベル系堀削機用削岩機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0776983A (ja) 1995-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2519659B2 (ja) 油圧式ショベル系掘削機のア―ムに取付けて使用する削岩機及びそれを使用した削岩方法
JPH0612062Y2 (ja) カウンタウエイト着脱装置
KR200493344Y1 (ko) 와이어 쏘를 이용한 절단장치
CN219104403U (zh) 一种地质勘探钻孔扩孔装置
JPH061669Y2 (ja) 油圧式ショベル系堀削機用削岩機
JP3789562B2 (ja) アンカー装着装置
JP3177764B2 (ja) 岩石を切断する装置
JPS6330480B2 (ja)
JPH06299777A (ja) 油圧式ショベル系掘削機用削岩機
JP4340025B2 (ja) 支柱打ち込み機
JPH0842278A (ja) 穿孔機
JP2524084B2 (ja) 杭打ち機
CN117260246B (zh) 一种功率放大器外壳加工用翻转加工装置
JPH0715914Y2 (ja) 掘削機
JPH0352879Y2 (ja)
JP3392948B2 (ja) 石割用穿孔機
KR100257297B1 (ko) 파일 타설 장비
JP2922102B2 (ja) 法面の削孔装置
CN116479851B (zh) 一种建筑地基土层钎探装置
JPH09144471A (ja) バックホーのブーム先端に装着した石割り用掘穿装置
JPH0813459A (ja) 地盤硬度測定装置を備えた油圧ショベル
KR200170594Y1 (ko) 차체 프레임의 홀 가공용 치구
JP2589271B2 (ja) 掘削装置
JP2000212960A (ja) 三点支持式杭打機の杭支持構造
KR200355057Y1 (ko) 수평 회전이 가능한 굴착기