JPH06299777A - 油圧式ショベル系掘削機用削岩機 - Google Patents

油圧式ショベル系掘削機用削岩機

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JPH06299777A
JPH06299777A JP30472792A JP30472792A JPH06299777A JP H06299777 A JPH06299777 A JP H06299777A JP 30472792 A JP30472792 A JP 30472792A JP 30472792 A JP30472792 A JP 30472792A JP H06299777 A JPH06299777 A JP H06299777A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地盤に斜めに穿孔したり、法面に穿孔するこ
とが容易な削岩機を提供することにある。また、法面に
穿孔した岩盤をパッカーで破砕する場合、作業者の重労
働を軽減し、かつ安全な削岩機を提供することにある。 【構成】 油圧式ショベル系掘削機に取付けて使用する
削岩機は、削岩機本体1と、この削岩機本体1を旋回さ
せる旋回装置100を備えている。更に、削岩機に着脱
できる作業かご80を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧式ショベル系掘削
機、例えばバックホーのアームに取り付けて使用する削
岩機に係り、特に掘削機本体を旋回できるようにしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械のうち、油圧式ショベル系掘削
機、例えばバックホーは、アームの先端に各種の作業機
を取りつけることによって様々な作業に対応できる。削
岩機もその一つである。本発明者は、実開平1ー932
84号において、バックホーのアームに取り付けて使用
する削岩機に関して、搬送時や保管時など削岩機を使
用しないときには嵩ばらないように削岩機自体を小さく
することができること、セントライザーと削岩機取付
部からの距離の調整を可能にして岩などの障害物がある
場所でも削岩機の穿孔箇所への設定が迅速にできるこ
と、等を可能にした削岩機を提案してきた。この削岩機
は、上記目的を達成するのに十分に有効であった。
【0003】ところで地盤に斜めに穿孔したり、法面に
穿孔するときには、上記削岩機では穿孔箇所まで削岩機
を移動する場合に、削岩機の位置の微調整ができず十分
に対応できない場合があった。また、法面に穿孔して岩
盤をパッカーで破砕する場合、作業者は重量物であるパ
ッカーを担いで法面に上らなければならなかった。この
作業は重労働であり、危険でもあった。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、地盤に斜めに穿
孔したり、法面に穿孔することが容易な削岩機を提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、法面に穿孔
した岩盤をパッカーで破砕する場合、作業者の重労働を
軽減し、かつ安全な削岩機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記課題点を解決し、目的
を達成するために講じた本発明の構成は次の通りであ
る。第1の発明にあっては、油圧式ショベル系掘削機に
取付けて使用する削岩機であって、この削岩機は、削岩
機本体と、この削岩機本体を旋回させる旋回装置と、を
備えている、油圧式ショベル系掘削機用削岩機である。
【0006】第2の発明にあっては、油圧式ショベル系
掘削機に取付けて使用する削岩機であって、この削岩機
は、削岩機本体と、この削岩機本体を旋回させる旋回装
置と、削岩機に着脱できる作業台と、を備えている、油
圧式ショベル系掘削機用削岩機である。
【0007】第3の発明にあっては、削岩機本体は、基
体と;この基体に進退自在に取り付けてある延長体と、
この延長体に昇降自在に取り付けてある昇降体と、この
昇降体に昇降自在に取り付けられ、上記昇降体または延
長体と連動して昇降する削岩ユニットと、上記基体と延
長体の間に介在して設けてある延長シリンダと、上記延
長体と昇降体の間に介在して設けてある駆動シリンダ
と、を備えてなる、第1の発明または第2の発明に係る
油圧式ショベル系掘削機用削岩機である。
【0008】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は削岩機の延長体を伸ばした状態を
示す斜視図、図2は作業かごの取付け構造を示す分解斜
視図、図3は旋回部の構造を示す要部断面図、図4は削
岩機要部の平面図である。Aは削岩機で、削岩機1と旋
回装置100を備えている。旋回装置100にはバック
ホーBのアームB1先端に取り付けるための基台101
を備えている。基台101の上部には、所定の間隔をお
いて取付体102,102aが立設してある。取付体1
02,102aには、それぞれ取付孔121,122及
び取付孔121a,122aが設けてある。取付孔12
1,121aはバックホーのアーム先端に、また取付孔
122,122aはチルトシャフトに回動自在に取り付
けられる。
【0009】基台101の下部には旋回体103が旋回
自在に取り付けてある。基台101と旋回体103の取
り付け構造は、バックホーの走行部と旋回部の取り付け
構造である旋回サークル等と略同様の構造である。図3
を参照する。図に示すように、基台101の下面には内
輪110が突設してある。旋回体103の上面に外輪1
30が突設してある。そして内輪110の外周面及び外
輪130の内周面に溝110a,及び130aを設けて
軌道面を形成し、この軌道面に鋼球などの転動体90を
介在させた構造である。また外輪130の外周面にはギ
ヤ131が刻設してある。
【0010】基台101には油圧モータMが設けてあ
る。油圧モータMの駆動軸にはギヤ104が取り付けて
ある。ギヤ104は、前記ギヤ131とかみ合ってい
る。したがって旋回体103は、油圧モータMを作動す
ることによって旋回される。なお、旋回装置100はス
イベルジョイント(図示省略)を備え、揺動シリンダS
1へ配管できるようにしている。そして、旋回体103
には取付部材11が設けてある。取付部材11の先端部
には、揺動シリンダS1の元部がピンP2によって取付
けられ、ロッドヘッドはピンP3を介して基体2に取付
けてある。なお取付部材11の元端部は、ピンP1によ
って基体2に取付けてある。
【0011】図2を参照する。ピンP1及びピンP3の
先端は取付部材11の側面から突出している。ピンP1
及びピンP3には作業台である作業かご80が取付けて
ある。作業かご80は側面にピンP1及びピンP3を嵌
着する嵌着穴81,82を設けた嵌着部材83,84を
有している。また、作業かご80の側面には削岩機Aに
よって穿孔された穴に挿入して拡開し、拡開力によって
岩盤を破壊するパッカー85の収容部86が設けてあ
る。路面部分の破壊作業には作業かご80はなくても良
いが、高所の岩盤の破壊作業の場合は、必要に応じて作
業かご80をP1及びピンP3に嵌着して、高所の破壊
作業に便利なようにしている。なお、ピンP1及びピン
P3と嵌着部材83,84の間には、抜け止め用のボル
トBなどを挿入して作業かご80がピンP1及びピンP
3から取り外れないようにしている。旋回体103には
基体2がピンP1を中心として揺動できるように取り付
けてあり、削岩機Aは、ピンP1を中心として揺動でき
る。
【0012】前記削岩機本体1は基体2を備えている。
基体2は、断面「コ」状に形成され、所要長さを有して
いる。基体2の開口部側には、ブラケットの端縁部を
「L」状に折曲して抱持部23,23aが設けてあり
(図4参照)、この抱持部23,23aには、延長体3
の端部両側に形成された案内突条31,31aが摺動で
きる程度に緩く嵌合している。延長体3は断面「コ」状
で、基体2より長く形成してある。開口側及び閉鎖側の
両側面には、ほぼ全長にわたって案内突条31,31a
及び案内突条32,32aが設けてある。
【0013】延長体3の下端には、基台33が設けてあ
る。基台33には、削岩ロッド6を通す基準孔34aを
穿設したセントライザー34が設けてある。基台33の
基体2側には、シリンダ受け35が設けてある。シリン
ダ受け35には、基体2の内空間に出入可能な延長シリ
ンダS2がロッドヘッドを上にして立設されている。延
長シリンダS2のロッドヘッドは、基体2の上端部に貫
設された固定ピン25に固着されている。したがって昇
降体3は、延長シリンダS2のロッドS2aの伸縮によ
り基体2上を摺動する。また、基台33には延長体3を
挟んで駆動シリンダS3が同じくロッドヘッドを上にし
て立設されている。
【0014】延長体3の案内突条32,32aには、抱
持部41,41aを嵌装して昇降体4が進退自在に取り
付けられている。昇降体4は、断面「コ」状で延長体3
とほぼ同じ長さに形成してある。開口側を延長体3の開
口側と向かい合わせ、間に内空間40が形成してある。
昇降体4の開口側両側面には、抱持部41,41aが下
端から全長の2/3程度の高さ迄設けてある。また、閉
鎖側両側面に案内突条42,42aがほぼ全長にわたっ
て設けてある。内空間40内であって昇降体4の上端部
からやや下方には固定部材45が設けてある。固定部材
45には駆動シリンダS3のロッドヘッドが固定されて
いる。これにより、昇降体4は駆動シリンダS3のロッ
ドS3aの伸縮により延長体3に沿って昇降できる。昇
降体4の案内突条42,42aには、削岩ロッド6を装
着する削岩ユニット5が、抱持部51,51aを嵌装し
て昇降可能に取り付けられている。削岩ユニット5は、
打撃装置、チャック(共に図示省略)等を備えている。
【0015】延長体3の一方の側面上部には、削岩ユニ
ット5側へほぼ直角に折曲した「L」状の取付片36が
固着してある。取付片36の先端部は後述するプーリ3
8,39の案内溝に対応する位置まで突出してあり(図
3参照)、先端部にはフック37が取り付けてある。昇
降体4の削岩ユニット5取付面の上端部及び下端部には
プーリ38,39が取り付けてある。駆動ワイヤW1
は、一端部をフック37に掛止し、プーリ39に掛けて
他端部を削岩ユニット5の下部に取り付けられている。
削岩ユニット5の上部には駆動ワイヤW2の一端部が取
り付けられ、プーリ38に掛けられて他端部は、取付片
36に取り付けてある。この構造によれば、削岩ユニッ
ト5を装着している昇降体4が延長体3に沿って昇降す
ると、削岩ユニット5は昇降体4を昇降する。したがっ
て削岩ユニット5は、延長体3上のみを昇降する場合に
比べ、昇降体4が延長体3を昇降する分だけ余分に長く
移動できる。
【0016】(作用)図5ないし図8は基体に取り付け
られた延長体、昇降体及び削岩ユニットの動きを示す概
略説明図、図9は使用状態を示す概略説明図である。こ
れらの図を参照して本実施例の作用を説明する。 削岩機Aの旋回装置100をバックホーBのアーム
B1先端に取り付け、バックホーBの油圧系統と削岩機
の油圧系統を連結しておく。まず、延長シリンダS2と
駆動シリンダS3のロッドS2a,S3aを共に縮めて
おく(図5参照)。次にセントライザー34の基準孔3
4aを挿通して削岩ユニット5のチャック部に削岩ロッ
ド6を装着し、駆動シリンダS3のロッドS3aを伸ば
していく。これによって昇降体4が延長体3上を上昇す
るが、取付片36は移動しないので、プーリ38,39
を回転させながら、削岩ユニット5は昇降体4上を上昇
する。これらの動きによって削岩ロッド6はセントライ
ザー34の基準孔34aを通って引込まれる。そして、
セントライザー34下方に削岩ロッド6の先端が若干残
る状態で駆動シリンダS3のロッドは停止する(図6参
照)。従って昇降体4よりも長い削岩ロッド6を装着す
ることができる。
【0017】 アームB1及び旋回装置100、揺動
シリンダS1を操作して、削岩機Aを所定の角度で穿孔
箇所に据えつける。 駆動シリンダS3のロッドS3aを縮め、昇降体4
を下降させながら、削岩ユニット5の打撃装置を作動さ
せる。削岩ユニット5は、の場合とは反対に作動して
下降し、打撃装置で削岩ロッド6を振動させて岩などに
穿孔する。 削岩ロッド6を抜くときは、駆動シリンダS3のロ
ッドS3aを上方へ伸ばせば削岩ロッド6は上昇して抜
ける。通常の作用は上記の通りであるが、穿孔する箇所
が岩等に挟まれて、アーム101先端に装着してある旋
回装置100及び削岩機Aの下部が入らないくらいに狭
い場合、或は岩石等の障害物があって上記状態では削岩
機Aの先端部を穿孔箇所まで下ろすことができない場合
などは、次のように作用させる。
【0018】 図7の状態から、アーム101先端部
を穿孔箇所の上方に停止させたまま、延長シリンダS2
のロッドS2aと駆動シリンダS3のロッドS3aを伸
ばして延長体3を下降させる(図7参照)。延長体3が
下降すると取付片36も下降し、これによってワイヤW
2が削岩ユニット5を引っ張り、昇降体4上を上昇す
る。これらの動きによって削岩ロッド6はセントライザ
ー34の基準孔34aを通って引込まれる。延長体3が
下降するとセントライザー34と旋回装置100との距
離は長くなる(図1参照)。従って穿孔する箇所が岩等
に挟まれて旋回装置100及び削岩機Aの下部が入らな
いくらいに狭い場合、或いはアーム101の下方に障害
物があっても削岩機Aの先端部を穿孔箇所まで下ろすこ
とができる。 延長体3の基台33が穿孔箇所に到達したら延長シ
リンダS2のロッドS2aの下降を停止し、上記〜
と略同様の操作を行う(図8参照)。搬送時や保管時に
は削岩ロッド6を外して図5の状態に縮小しておけば削
岩機Aの長さは短くなり嵩ばらない。
【0019】 穿孔する箇所が法面の岩盤などの場合
は、旋回体103を必要なだけ旋回して穿孔する箇所に
削岩ロッド6で穿孔する。その場合アームB1及び旋回
装置100の動きを組み合わせることによってバックホ
ーBを停止したまま微調整を行うことができる。穿孔箇
所が高所の場合は、その後作業かご80に作業者が乗
り、アームB1を穿孔箇所まで動かし、穿孔にパッカー
85を挿入して岩盤を破壊する。なお、本発明は図示の
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記
載内において数々の変形が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成を有し、次の効果を有
する。 (a)削岩機は、削岩機本体と、この削岩機本体を旋回
させる旋回装置と、を備えているので、油圧式ショベル
系掘削機に装着して目的の箇所へ穿孔をする場合、油圧
式ショベル系掘削機は大まかな箇所まで移動させれば、
後は油圧式ショベル系掘削機を動かさなくても削岩機の
動きの微調整ができ、削岩機を穿孔箇所へ迅速に設置で
きる。 (b)削岩機は、削岩機に着脱できる作業台を有してい
るので、例えば法面に穿孔した岩盤をパッカーで破砕す
る場合、削岩機に作業台を装着し、作業台に作業者とパ
ッカーを積み込むことによって作業者が穿孔箇所までパ
ッカーを運搬する必要がない。このため作業者の労働が
軽減されし、かつ転落などの防止が図れる安全な削岩機
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】削岩機の延長体を伸ばした状態を示す斜視図。
【図2】作業かごの取付け構造を示す分解斜視図。
【図3】旋回部の構造を示す要部断面図。
【図4】削岩機要部の平面図。
【図5】基体に取り付けられた延長体、昇降体及び削岩
ユニットの動きを示す概略説明図。
【図6】基体に取り付けられた延長体、昇降体及び削岩
ユニットの動きを示す概略説明図。
【図7】基体に取り付けられた延長体、昇降体及び削岩
ユニットの動きを示す概略説明図。
【図8】基体に取り付けられた延長体、昇降体及び削岩
ユニットの動きを示す概略説明図。
【図9】使用状態を示す概略説明図。
【符号の説明】
A 削岩機 1 削岩機本体 100 旋回装置 80 作業かご 2 基体 3 延長体 4 昇降体 5 削岩ユニット S2 延長シリンダ S3 駆動シリンダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 ところで地盤に斜めに穿孔したり、法面
に穿孔するときには、上記削岩機では穿孔箇所まで削岩
機を移動する場合に、削岩機の位置の微調整ができず十
分に対応できない場合があった。また、法面に穿孔して
岩盤を油圧式セリヤで破砕する場合、作業者は重量物で
ある油圧式セリヤを担いで法面に上らなければならなか
った。この作業は重労働であり、危険でもあった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、地盤に斜めに穿
孔したり、法面に穿孔することが容易な削岩機を提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、法面に穿孔
した岩盤を油圧式セリヤで破砕する場合、作業者の重労
働を軽減し、かつ安全な削岩機を提供することにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 図2を参照する。ピンP1及びピンP3
の先端は取付部材11の側面から突出している。ピンP
1及びピンP3には作業台である作業かご80が取付け
てある。作業かご80は側面にピンP1及びピンP3を
嵌着する嵌着穴81,82を設けた嵌着部材83,84
を有している。また、作業かご80の側面には削岩機A
によって穿孔された穴に挿入して拡開し、拡開力によつ
て岩盤を破壊する油圧式セリヤ85の収容部86が設け
てある。路面部分の破壊作業には作業かご80はなくて
も良いが、高所の岩盤の破壊作業の場合は、必要に応じ
て作業かご80をP1及びピンP3に嵌着して、高所の
破壊作業に便利なようにしている。なお、ピンP1及び
ピンP3と嵌着部材83,84の間には、抜け止め用の
ポルトBなどを挿入して作業かご80がピンP1及び
ピンP3から取り外れないようにしている。旋回体10
3には基体2がピンP1を中心として揺動できるように
取り付けてあり、削岩機Aは、ピンP1を中心として揺
動できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 延長体3の一方の側面上部には、削岩ユ
ニット5側へほぼ直角に折曲した「L」状の取付片36
が固着してある。取付片36の先端部は後述するスプロ
ケット38,39の案内溝に対広する位置まで突出して
あり(図3参昭)、先端部にはフック37が取り付けて
ある。昇降体4の削岩ユニット5取付面の上端部及び下
端部にはスプロケット38,39が取り付けてある。駆
チェーンW1は、一端部をフック37に掛止し、スプ
ロケット39に掛けて他端部を削岩ユニット5の下部に
取り付けられている。削岩ユニット5の上部には駆動
ェーンW2の一端部が取り付けられ、スプロケット38
に掛けられて他端部は、取付片36に取り付けてある。
この構造によれば、削岩ユニット5を装着している昇降
体4が延長体3に沿って昇降すると、削岩ユニット5は
昇降体4を昇降する。したがって削岩ユニット5は、延
長体3上のみを昇降する場合に比べ、昇降体4が延長体
3を昇降する分だけ余分に長く移動できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 (作用)図5ないし図8は基体に取り付
けられた延長体、昇降体及び削岩ユニットの動きを示す
概略説明図、図9は使用状態を示す概略説明図である。
これらの図を参照して本実施例の作用を説明する。 削岩機Aの旋回装置100をバックホーBのアーム
B1先端に取り付け、バックホーBの油圧系統と削岩機
の油圧系統を連結しておく。まず、延長シリングS2と
駆動シリングS3のロッドS2a,S3aを共に縮めて
おく(図5参照)。次にセントライザー34の基準孔3
4aを挿通して削岩ユニット5のチャック部に削岩ロッ
ド6を装着し、駆動シリンダS3のロッドS3aを伸ば
していく。これによって昇降体4が延長体3上を上昇す
るが、取付片36は移動しないので、スプロケット
8,39を回転させながら、削岩ユニット5は昇降体4
上を上昇する。これらの動きによつて削岩ロッド6はセ
ントライザー34の基準孔34aを通って引込まれる。
そして、セントライザー34下方に削岩ロッド6の先端
が若干残る状態で駆動シリングS3のロッドは停止する
(図6参昭)。従って昇降体4よりも長い削岩ロッド6
を装着することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 図7の状態から、アーム101先端
部を穿孔箇所の上方に停止させたまま、延長シリンダS
2のロッドS2aと駆動シリンダS3のロッドS3aを
伸ばして延長体3を下降させる(図7参昭)。延長体3
が下降すると取付片36も下降し、これによって駆動チ
ェーンW2が削岩ユニット5を引つ張り、昇降体4上を
上昇する。これらの動きによって削岩ロッド6はセント
ライザー34の基準孔34aを通つて引込まれる。延長
体3が下降するとセントライザー34と旋回装置100
との距離は長くなる(図1参昭)。従って穿孔する箇所
が岩等に挟まれて旋回装置100及び削岩機Aの下部が
入らないくらいに狭い場合、或いはアーム101の下方
に障害物があっても削岩機Aの先端部を穿孔箇所まで下
ろすことができる。 延長体3の基台33が穿孔箇所に到達したら延長シ
リンダS2のロッドS2aの下降を停止し、上記〜
と略同様の操作を行う(図8参照)。搬送時や保管時に
は削岩ロッド6を外して図5の状態に縮小しておけば削
岩機Aの長さは短くなり嵩ばらない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 穿孔する箇所が法面の岩盤などの場
合は、旋回体103を必要なだけ旋回して穿孔する箇所
に削岩ロッド6で穿孔する。その場合アームB1及び旋
回装置100の動きを組み合わせることによってバック
ホーBを停止したまま微調整を行うことができる。穿孔
箇所が高所の場合は、その後作業かご80に作業者が乗
り、アームB1を穿孔箇所まで動かし、穿孔に油圧式セ
リヤ85を挿入して岩盤を破壊する。なお、本発明は図
示の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲
の記載内において数々の変形が可能である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成を有し、次の効果を有
する。 (a)削岩機は、削岩機本体と、この削岩機本体を旋回
させる旋回装置と、を備えているので、油圧式ショベル
系堀削機に装着して目的の箇所へ穿孔をする場合、油圧
式ショベル系堀削機は大まかな箇所まで移動させれば、
後は油圧式ショベル系堀削機を動かさなくても削岩機の
動きの微調整ができ、削岩機を穿孔箇所へ迅速に設置で
きる。 (b)削岩機は、削岩機に着脱できる作業台を有してい
るので、例えば法面に穿孔した岩盤を油圧式セリヤで破
砕する場合、削岩機に作業台を装着し、作業台に作業者
油圧式セリヤを積み込むことによって作業者が穿孔箇
所まで油圧式セリヤを運搬する必要がない。このため作
業者の労働が軽減されし、かつ転落などの防止が図れる
安全な削岩機が提供できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式ショベル系掘削機に取付けて使用
    する削岩機であって、 この削岩機は、 削岩機本体(1) と、 この削岩機本体(1) を旋回させる旋回装置(100) と、 を備えている、 油圧式ショベル系掘削機用削岩機。
  2. 【請求項2】 油圧式ショベル系掘削機に取付けて使用
    する削岩機であって、 この削岩機は、 削岩機本体(1) と、 この削岩機本体(1) を旋回させる旋回装置(100) と、 削岩機に着脱できる作業台と、 を備えている、 油圧式ショベル系掘削機用削岩機。
  3. 【請求項3】 削岩機本体は、 基体(2) と、 この基体(2) に進退自在に取り付けてある延長体(3)
    と、 この延長体(3) に昇降自在に取り付けてある昇降体(4)
    と、 この昇降体(4) に昇降自在に取り付けられ、上記昇降体
    (4) または延長体(3)と連動して昇降する削岩ユニット
    (5) と、 上記基体(2) と延長体(3) の間に介在して設けてある延
    長シリンダ(S2)と、 上記延長体(3) と昇降体(4) の間に介在して設けてある
    駆動シリンダ(S3)と、 を備えている、 請求項1または2記載の油圧式ショベル系掘削機用削岩
    機。
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