JP2002081065A - チュービング装置の回転反力取り装置 - Google Patents

チュービング装置の回転反力取り装置

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JP2002081065A
JP2002081065A JP2000273146A JP2000273146A JP2002081065A JP 2002081065 A JP2002081065 A JP 2002081065A JP 2000273146 A JP2000273146 A JP 2000273146A JP 2000273146 A JP2000273146 A JP 2000273146A JP 2002081065 A JP2002081065 A JP 2002081065A
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JP
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pin
working machine
bracket
tubing
tubing device
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JP2000273146A
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English (en)
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Akira Iwakura
明 岩倉
Shinji Kurimoto
真司 栗本
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭い現場でも反力支持体である作業機にビーム
を簡便に連結できるようにしたチュービング装置の回転
反力取り装置を提供する。 【解決手段】チュービング装置1はケーシングチューブ
5を回転または揺動させながら地中へ押し込んで杭穴を
掘削するものである。この回転反力取り装置10は、チ
ュービング装置1のベースフレーム3にビーム15の一
端を上下方向回動可能にピン連結し、他端を該作業機2
0のトラックフレーム21前部に左右方向に回動可能に
ピン18で連結した。これにより、作業機20はビーム
15の軸線に対して任意の角度で連結でき、狭い現場で
も使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシングチュー
ブを回転させながら押し込んで杭穴を掘削するチュービ
ング装置の回転反力を取るチュービング装置の回転反力
取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からチュービング装置の回転駆動の
反力を取るための装置として種々のものが実用化されて
いる。代表的なものとして、チュービング装置のベース
フレームに穴を明けアンカーを地中へ打ち込むものや、
実開平1−105645号にあるように、ケーシングチ
ューブのベースフレームにビームの一端を揺動可能に取
り付け、ビームの他端を移動式クレーンなど作業機の履
帯の端面または履帯面に当接させるようにしたもの、ま
た、出願人が先に出願した実公平3−52262号にあ
るように、チュービング装置のベースフレームにビーム
の一端を脱着可能に取り付け、他端を作業機のトラック
フレームにピンで連結したものがある。
【0003】このビームの他端を作業機のトラックフレ
ームにピン連結したものは、図8に示すように、チュー
ビング装置のベースフレームに付設したブラケット40
に上下方向に回動可能に三角形状の枠体43を左右2本
のピン47で連結し、枠体43の他端は上下方向に回動
可能にリンク44の一端をピン46で連結し、リンク4
4の他端を作業機のトラックフレーム21のほぼ中央部
に設けたブラケット48にピン45で上下方向に回動可
能に連結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにチュービ
ング装置の反力取り装置は、種々のものがあるが、それ
ぞれ一長一短である。即ち、ベースフレームに穴を明け
アンカーを地中へ打ち込むものは、チュービング装置に
ビームなど長尺のものを張り出す必要がないので、狭い
現場でも使用できるが、アンカーの打ち込みと引抜きに
多くの時間要する。
【0005】また、ベースフレームにビームの一端を揺
動可能に取り付け、ビームの他端を作業機の履帯の端面
または履帯面に当接するものは、ケーシングチューブの
回転方向が決まっているので、チュービング装置に対し
て作業機を配置できる位置が特定され、また、揺動型の
チュービング装置の場合は反力を受ける方向が交互に反
転するのでビームの先端部が履帯を挟み込める構造にし
なければならない。さらに、ビームを履帯に適切に当接
させるのが難しく履帯を痛め易い。
【0006】また、図7に示すビームの他端を作業機の
トラックフレームにリンクを介して上下方向に回動可能
にピン連結したものは、ケーシングチューブの中心と作
業機の距離に自由度があり、作業機の前後方向の地盤に
傾斜があっても簡便にビームを連結することができる
が、ビームに対して作業機を機体の中心線上に位置させ
なければならないので、狭い現場では作業機をセットで
きない場合が生じるといった問題があった。
【0007】そこで、本発明は狭い現場でも反力支持体
である作業機にビームを簡便に連結できるようにしたチ
ュービング装置の回転反力取り装置を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を採った。即ち、ケーシングチ
ューブを回転または揺動させながら地中へ押し込んで杭
穴を掘削するチュービング装置の回転反力取り装置にお
いて、チュービング装置のベースフレームにビームの一
端を上下方向回動可能にピン連結するとともに、他端を
該作業機のトラックフレーム前部に左右方向に回動可能
にピンで連結したことを特徴としている。
【0009】本発明のチュービング装置の回転反力取り
装置は、反力支持体として作業機を使用し、チュービン
グ装置と作業機のトラックフレームをビームでピン連結
するものである。チュービング装置は回転型でも揺動型
の何れにも使用できる。また、ビームの形状はとくに問
わないが、断面矩形状にすれば軽量で取り扱い易い。
【0010】ビームと作業機の連結はトラックフレーム
前部に垂直方向のピンによって行うのでビームに対して
作業機の侵入角度は任意である。また、作業機はチュー
ビング装置が稼働していないときはクレーン作業など本
来の作業を行うので、ビームの脱着は簡便にできるのが
望ましい。このためには、ビームを伸縮できるようにし
たり、ピン連結するトラックフレームに付設される取付
金具を前後に回動できるようにするのがよい。
【0011】また、作業機のトラックフレームにビーム
の他端をピン連結するための取付金具を必要とするが、
例えば、ケーシングチューブ内の土砂を取り出すクレー
ンは分解輸送する大型のものが一般に使用されており、
これにはトラックフレームに分解用のジャッキが付設さ
れているので、このジャッキの取付ブラケットを利用す
るのが簡便である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態例を図面に
基づいて詳細に説明する。図1および図2に示すよう
に、1はチュービング装置、10は反力取り装置、20
は作業機である。
【0013】チュービング装置1の構成は、長方形のベ
ースフレーム3の四隅に昇降シリンダ4が設けられ、こ
れによって昇降する昇降フレーム2が設けられている。
昇降フレーム2には回転可能に支持された回転フレーム
8が備えられ、回転フレーム8に形成された図示しない
テーパ孔にケーシングチューブ5が挿通される。
【0014】そして、ケーシングチューブ5とテーパ孔
との間にチャックシリンダ6を駆動して図示しない楔部
材を挿入して、回転フレーム8とケーシングチューブ5
とを締結し、昇降フレーム2上に配置されたモータ9に
より回転フレーム8を回転駆動させるとともに昇降シリ
ンダ4を下降させてケーシングチューブ5を回転掘削す
るように構成されている。なお、ベースフレーム3に
は、チュービング装置1全体の水平を調整するジャッキ
3aが設けられている。
【0015】反力取り装置10はベースフレーム3の一
側面に着脱可能に取り付けられたブラケット11と、ビ
ーム15と、作業機20のトラックフレーム21に固設
された取付金具22と、ビーム15と取付金具22を連
結するブラケット16とから構成されている。
【0016】ブラケット11はその両端部にコ字状の二
股部11aが固設されており、ビーム15の一端部に固
設された取付金具15aと水平なピン12で連結され
る。ビーム15は断面が箱状で、ブラケット11に連結
される一端側はほぼブラケット11の幅寸法で、長手方
向に漸次細くなるテーパ部15dを有する形状である。
そして、他端部は垂直上に立ち上がるブロック15cが
一体に固設されており、これに取付金具15bが固設さ
れている。
【0017】トラックフレーム21の取付金具22は、
図3(a)に示すように、ピン穴22aを備えた二股状
であり、通常は、図3(b)に示すように、分解用のジ
ャッキ50の張り出し腕51をピン52で連結するため
に用いられるものである。即ち、この種の大型クレーン
は輸送に際して走行装置を機体から取り外しており、ジ
ャッキ50は、この場合に機体を持ち上げるために使用
されている。
【0018】ここでは、ジャッキ50を取り外し、この
取付金具22のピン穴22aに連結するブラケット16
をピン17で連結している。そして、ブラケット16の
他端は二股状の取付金具16aが固設されており、ビー
ム15のブロック15cの取付金具15bと係合し左右
方向に回動可能にピン18で連結されている。
【0019】このように構成されているので、チュービ
ング装置の作業時には、チュービング装置1をケーシン
グチューブ5の中心が杭芯に位置するようにセットし、
ビーム15の一端をチュービング装置1のベースフレー
ム3に取り付けられたブラケット11にピン12で連結
する。一方、作業機20のトラックフレーム21の取付
金具22にブラケット16をピン17で連結する。そし
て、作業機20をビーム15近くに移動させ、ビーム1
5の他端の取付金具15bとブラケット16の取付金具
16aを係合させピン18で連結する。この場合作業機
20の走行方向中心線がビーム15の軸線と一致しなく
てもよい。
【0020】即ち、図4に示すように、ビーム15の軸
線15pに対して作業機20が傾いて侵入してもピン連
結できるので、作業機20の位置は任意に選ぶことがで
きる。チュービング装置1による杭孔掘削の際には、ケ
ーシングチューブ5と回転フレーム8とをチャックシリ
ンダ6の作動により締結し、モータ9を駆動してケーシ
ングチューブ5を回転させ、同時に昇降シリンダ4を駆
動して昇降フレーム2を押し下げる。
【0021】これにより、ケーシングチューブ5の先端
に設けられた図示しない掘削ビットにより掘削される。
そして、ケーシングチューブ5内の土砂は作業機20で
吊持したハンマグラブにより、ケーシングチューブ5外
へ排出し、杭孔を掘削する。その際、モータ9により、
回転フレーム4を介して駆動されたケーシングチューブ
5の回転反力がベースフレーム3に作用するが、この回
転反力はビーム15、およびブラケット16を介して作
業機20によって受けられることになる。
【0022】チュービング装置1を次の掘削する位置へ
移動するときはビーム15を連結しているピン12およ
びピン18を外す。なお、上記の実施形態例では、ビー
ム15と作業機20との連結は、トラックフレーム21
に付設されたジャッキ50用の取付金具22を利用して
ブラケット16をピン17で連結したもので説明した
が、これに限るものではなく、例えば、図5に示すよう
に、トラックフレーム21に支持金具23を溶接などで
固設し、ビーム15の取付金具15bとピン18で連結
するようにしてもよいし、また、図6に示すように、ト
ラックフレーム21に支持金具26を固設し、ビーム1
5の取付金具15bと係合する取付金具25を上下方向
に回動可能にピン27で連結し、取付金具25とピン1
8で連結するようにしてもよい。図6の場合は、取付金
具25が上下方向に回動可能なので、ビーム15の取付
金具15bと連結するピン18の位置合わせが容易にな
るという効果がある。
【0023】また、ビーム15も伸縮できるものにすれ
ば、作業機20はさらに任意の位置に置くことができ
る。伸縮するビームは例えば図7に示すように、ビーム
31とこれに内挿可能なスライドビーム32とで構成
し、適宜な長さの位置でピン33で連結するようにすれ
ばよい。なお、31a,32aはそれぞれベースフレー
ム3のブラケット11および作業機のブラケット16に
連結するための取付金具で、上記15a,15bと同じ
ものである。
【0024】チュービング装置1を稼働していないとき
には、作業機20は他の作業で使用されるが、このとき
はビーム15と作業機20を連結しているピン18を外
すだけでよい。以上本発明はこの様な実施形態例に何等
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において種々なる態様で実施し得る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチュービ
ング装置の反力取り装置はビームの一端をチュービング
装置のベースフレームに上下方向回動可能に連結し、他
端を該作業機の走行体前部に設けたブラケットに左右方
向に回動可能にピンで連結したので、作業機を任意の位
置に置くことができ、狭い現場での作業に好適であり、
従来の履帯に当接するようにしたもののように履帯を損
傷させることもなく、確実な反力取りができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるチュービング装置の
回転反力取り装置の使用状態を示す平面図である。
【図2】同 側面図である。
【図3】同 ビーム15が連結される作業機の構成を示
すもので、(a)はトラックフレーム前部の平面図であ
る。(b)は分解用のジャッキを取り付けたときの側面
図である。
【図4】同 ビームと作業機との連結状態を示す平面図
である。
【図5】同 ビームと作業機の連結部の他の実施形態例
を示す拡大斜視図である。
【図6】同 ビームと作業機の連結部の他の実施形態例
である。
【図7】同 伸縮できるビームの例を示す平面図であ
る。
【図8】従来のチュービング装置の回転反力取り装置を
示す平面図である。
【符号の説明】
1…チュービング装置 2…昇降フレーム 3…ベースフレーム 3a…ジャッキ 4…昇降シリンダ 5…ケーシングチューブ 6…チャックシリンダ 7…上部フレーム 8…回転フレーム 9…モータ 10…反力取り装置 11…ブラケット 11a…取付金具 12…ピン 15…ビーム 15a…取付金具 15b…取付金具 15c…垂直部材 15d…テーパ部 15p…軸線 16…ブラケット 16a…取付金具 17,18…ピン 20…作業機 21…トラックフレーム 22…取付部材 23…支持金具 25…取付金具 26…支持金具 27…ピン 31…ビーム 31a…取付金具 32…スライドビーム 32a…取付金具 33…ピン 40…ブラケット 43…枠体 44…リンク 45,46…ピン 47…ピン 48…取付金具 50…ジャッキ 51…張り出し腕 52…ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングチューブを回転または揺動させ
    ながら地中へ押し込んで杭穴を掘削するチュービング装
    置の回転反力取り装置において、チュービング装置のベ
    ースフレームにビームの一端を上下方向回動可能にピン
    連結するとともに、他端を該作業機のトラックフレーム
    前部に左右方向に回動可能にピンで連結したことを特徴
    とするチュービング装置の回転反力取り装置。
JP2000273146A 2000-09-08 2000-09-08 チュービング装置の回転反力取り装置 Pending JP2002081065A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014214574A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 菱建基礎株式会社 反力バー
JP2014214575A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 菱建基礎株式会社 反力バー
JP2016200005A (ja) * 2016-09-09 2016-12-01 株式会社技研製作所 杭圧入装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014214574A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 菱建基礎株式会社 反力バー
JP2014214575A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 菱建基礎株式会社 反力バー
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