JPH0612549U - 掘削用バケット - Google Patents

掘削用バケット

Info

Publication number
JPH0612549U
JPH0612549U JP4929592U JP4929592U JPH0612549U JP H0612549 U JPH0612549 U JP H0612549U JP 4929592 U JP4929592 U JP 4929592U JP 4929592 U JP4929592 U JP 4929592U JP H0612549 U JPH0612549 U JP H0612549U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pivot shaft
insertion hole
excavation bucket
arm
excavation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4929592U
Other languages
English (en)
Inventor
久雄 小片
Original Assignee
久雄 小片
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 久雄 小片 filed Critical 久雄 小片
Priority to JP4929592U priority Critical patent/JPH0612549U/ja
Publication of JPH0612549U publication Critical patent/JPH0612549U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回動範囲の制約を緩和することのできる掘削
用バケットを提供することを目的としている。 【構成】 掘削機本体の起伏アームの先端部側に取り付
けられる取付部16を備え、取付部16には前記起伏ア
ームの先端部に設けられた第1の枢支軸が挿通可能とさ
れた第1の挿通孔22と、前記起伏アームに沿って延設
された伸縮ロッドの先端部に設けられた第2の枢支軸が
挿通可能とされた第2および第3の挿通孔22,23と
が形成され、前記伸縮ロッドの伸縮に基づいて前記第1
の枢支軸を回動軸として前記起伏アームに対して所定角
度内で回動可能とされる着脱式の掘削用バケット10に
おいて、第1の挿通孔21への第2の枢支軸の挿通を可
能に設定するとともに、第2および第3の挿通孔22,
23への第1の枢支軸の挿通を可能に設定したことを特
徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、土砂やブロック材等の掘削や搬送等を行なう掘削機械に用いられ る着脱式の掘削用バケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、一般にバックホー等の掘削機械では、基端部側を掘削機本体に枢支 された起伏アームの先端部に掘削用バケットが着脱可能に取り付けられる。
【0003】 この掘削用バケットには起伏アーム側へ取り付けられる取付部が掘削用開口部 を上方から臨む位置に設けられている。
【0004】 この取付部には起伏アームの先端部に設けられた枢支ピンが挿通可能とされた 第1の挿通孔と、起伏アームに並設された油圧シリンダの伸縮ロッドの先端部に 設けられた枢支ピンが挿通可能とされた第2および第3の挿通孔とが形成されて いる。
【0005】 このような構成の掘削用バケットでは、第1の挿通孔に起伏アーム側の枢支ピ ンを挿通し、第2または第3の挿通孔に伸縮ロッド側の枢支ピンを挿通して掘削 用バケットを起伏アーム側に取り付け、伸縮ロッドの伸縮により掘削用バケット を回動させるようになっている。
【0006】 この掘削用バケットは、起伏アームに対して所定角度内でのみ回動できるもの で、掘削、搬送作業等の現場の高低によっては十分な作業が行なわれにくい場合 もある。
【0007】 そのため、第2または第3の挿通孔を設け、そのいずれかを選択して、掘削用 バケットを付け換えることで掘削用バケットの回動範囲を切り換え、掘削用開口 部が下方に臨む度合を変えることができるようになっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成された掘削用バケットであっても、掘削用バケ ットの回動範囲には制限があり、しかも掘削用バケットの付け換えが2通りだけ なので、掘削、搬送作業現場の高低に十分対応できない場合があった。
【0009】 この考案は、この実状を考え合わせ創作されたもので、回動範囲の制約を緩和 することのできる掘削用バケットを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る掘削用バケットは、上記の課題を解決するために、掘削機本体 の起伏アームの先端部側に取り付けられる取付部を備え、この取付部には前記起 伏アームの先端部に設けられた第1の枢支軸が挿通可能とされた第1の挿通孔と 、前記起伏アームに沿って延設された伸縮ロッドの先端部に設けられた第2の枢 支軸が挿通可能とされた第2および第3の挿通孔とが形成され、前記第1の枢支 軸を前記第1の挿通孔に挿通し、前記第2の枢支軸を前記第2の挿通孔と前記第 3の挿通孔とのいずれか一方に挿通し、前記伸縮ロッドの伸縮に基づいて前記第 1の枢支軸を回動軸として前記起伏アームに対して所定角度内で回動可能とされ る着脱式の掘削用バケットにおいて、前記第1の挿通孔への前記第2の枢支軸の 挿通を可能に設定するとともに、前記第2および第3の挿通孔への前記第1の枢 支軸の挿通を可能に設定したことを特徴としている。
【0011】
【作用】
この考案に係る掘削用バケットによれば、第1の挿通孔への第2の枢支軸(伸 縮ロッド側)の挿通を可能に設定するとともに、第2および第3の挿通孔への第 1の枢支軸(起伏アーム側)の挿通を可能に設定したので、掘削用バケットを前 後反転させることを含めて6通りの付け換えが可能となり、掘削用バケットの回 動範囲の制約が緩和される。
【0012】
【実施例】
以下に、この考案に係る掘削用バケットの実施例を図面を参照しつつ説明する 。
【0013】 図4において、符号1はバックホー(掘削機械)で、バックホー1の台車2に は垂直軸まわりに回動可能とされる運転台3が搭載されている。
【0014】 運転台3には主アーム4の基端部側が枢支され、油圧シリンダ5により起伏動 可能とされている。
【0015】 主アーム4の先端部には、枢軸6を介して起伏アームとしての副アーム7が枢 支され、主アーム4に取り付けられた油圧シリンダ8により枢軸6まわりに回動 可能とされている。
【0016】 副アーム7の先端部には、第1の枢支軸としての枢支ピン91を介して着脱式 の掘削用バケット10が枢支され、副アーム7に取り付けられた油圧シリンダ1 1のロッド11aの伸縮動作により枢支ピン91まわりに前後方向(図中矢印方 向)に回動可能とされている。
【0017】 掘削用バケット10は、図1、図2に示すように、底板12と、この底板12 の側縁部に溶接固定されて立設された一対の側板13,13とから囲まれる土砂 収容室Aを備え、土砂収容室Aの上部には掘削用開口部Kが開成されている。
【0018】 底板12は、図1に示すように、下方に凸となるように前後方向に湾曲されて おり、前端縁および後端縁は土砂すくい込みのためのエッジ部12a,12bが 形成されている。
【0019】 底板12の幅方向中間部位には、図2に示すように、側板13,13と平行に 拡がる補強板14が底部フランジ14aを溶接固定されて立設されている。
【0020】 この補強板14は、土砂収容室A内に収容され、前後の立縁部には湾曲縁14 b,14cが形成されており、湾曲縁14b,14cはエッジ部12a,12b よりも内側に位置されている。
【0021】 側板13,13の上縁部間には、副アーム7の起伏動軌跡面と直交する梁部材 15が溶接固定されると共に、さらに補強プレート15a,15aによって補強 されて架け渡されている。
【0022】 補強板14の上縁部の幅は梁部材15の幅と同一とされ、補強板14の上縁部 は梁部材15に下方から溶接接合されている。
【0023】 梁部材15の上縁部には、起伏アーム7の先端部に取り付けられる一対の取付 部16,16が補強板14の上縁部の上方に位置するようにして取付プレート1 7,17を介して取り付けられている。
【0024】 取付部16には、副アーム7の先端部に設けられる枢支ピン91が挿通可能と される第1の挿通孔21が取付プレート17を略真上から臨む位置に形成されて いる。
【0025】 この第1の挿通孔21の両側には、油圧シリンダ11のロッド11aの先端部 に設けられた第2の枢支軸としての枢支ピン92が挿通可能とされる第2および 第3の挿通孔22,23が形成されている。
【0026】 第1の挿通孔21の孔径と第2および第3の挿通孔22,23の孔径とは同一 とされている。
【0027】 すなわち、第1の挿通孔21への第2の枢支軸としての枢支ピン92の挿通が 可能とされており、かつ第2および第3の挿通孔22,23への第1の枢支軸と しての枢支ピン91の挿通が可能とされている。
【0028】 このような構成により、掘削用バケット10の副アーム7側への取り付けは挿 通孔21,22,23のうちから二つを選択することと掘削用バケット10の前 後の反転により都合6通り切り換えられることとなる。
【0029】 次に、このような構成からなる掘削用バケットの動作について説明する。
【0030】 図3中(a)および(b)は低所での土砂等の排出作業の好ましい状態を示す もので、掘削用バケット10の掘削用開口部Kが図示省略の作業者側に向けられ 、伸縮ロッド11aが最も縮まっている状態を示している。
【0031】 (a)においては、枢支ピン91は挿通孔21に挿通され、枢支ピン92は挿 通孔22に挿通されている。また、(b)においては、枢支ピン91は挿通孔2 1に挿通され、枢支ピン92は挿通孔23に挿通されている。
【0032】 この状態から掘削用バケット10は矢印方向のみの回動が許容される。
【0033】 このような掘削用バケット10の動作により低所での土砂等の十分な排出を行 なうことができる。
【0034】 図3中(c)および(d)は高所での土砂等の排出作業の好ましい状態を示す もので、掘削用バケット10の掘削用開口部Kが作業者と反対の方に向けられて 、伸縮ロッド11aが最も伸びている状態を示している。
【0035】 (c)においては、枢支ピン91は挿通孔23に挿通され、枢支ピン92は挿 通孔21に挿通されている。また、(d)においては、枢支ピン91は挿通孔2 2に挿通され、枢支ピン92は挿通孔21に挿通されている。
【0036】 この状態から掘削用バケット10は矢印方向のみの回動が許容される。
【0037】 なお、図中2点鎖線は、従来のように枢支ピン91を挿通孔21に挿通して伸 縮ロッド11aを最大に伸ばした場合の掘削用バケット100の位置を示してい る。この掘削用バケット100も矢印方向のみの回動が許容される。
【0038】 このような掘削用バケット10の動作により高所での土砂等の排出を行なうこ とができる。
【0039】 なお、掘削用バケット10の副アーム7側への取り付けはこの例に限らず、作 業現場の高低や広狭に応じて6通り種々選択できることは言うまでもない。
【0040】
【考案の効果】
以上、説明したように、この考案に係る掘削用バケットによれば、第1の挿通 孔への第2の枢支軸の挿通を可能に設定するとともに、第2および第3の挿通孔 への第1の枢支軸の挿通を可能に設定したので、掘削用バケットを前後反転させ ることを含めて6通りの付け換えが可能となり、従来のものに比べて掘削用バケ ットの回動範囲の制約が緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る掘削用バケットの透視側面図であ
る。
【図2】実施例に係る掘削用バケットの平面図である。
【図3】実施例に係る掘削用バケットの状態説明図であ
る。
【図4】実施例に係る掘削用バケットを用いたバックホ
ーの概略側面図である。
【符号の説明】
1 掘削機本体 7 副アーム(起伏アーム) 11a 伸縮ロッド 91 第1の枢支軸 92 第2の枢支軸 10 掘削用バケット 16 取付部 21 第1の挿通孔 22 第2の挿通孔 23 第3の挿通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削機本体の起伏アームの先端部側に取
    り付けられる取付部を備え、該取付部には前記起伏アー
    ムの先端部に設けられた第1の枢支軸が挿通可能とされ
    た第1の挿通孔と、前記起伏アームに沿って延設された
    伸縮ロッドの先端部に設けられた第2の枢支軸が挿通可
    能とされた第2および第3の挿通孔とが形成され、前記
    第1の枢支軸を前記第1の挿通孔に挿通し、前記第2の
    枢支軸を前記第2の挿通孔と前記第3の挿通孔とのいず
    れか一方に挿通し、前記伸縮ロッドの伸縮に基づいて前
    記第1の枢支軸を回動軸として前記起伏アームに対して
    所定角度内で回動可能とされる着脱式の掘削用バケット
    において、 前記第1の挿通孔への前記第2の枢支軸の挿通を可能に
    設定するとともに、前記第2および第3の挿通孔への前
    記第1の枢支軸の挿通を可能に設定したことを特徴とす
    る掘削用バケット。
JP4929592U 1992-07-14 1992-07-14 掘削用バケット Pending JPH0612549U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4929592U JPH0612549U (ja) 1992-07-14 1992-07-14 掘削用バケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4929592U JPH0612549U (ja) 1992-07-14 1992-07-14 掘削用バケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0612549U true JPH0612549U (ja) 1994-02-18

Family

ID=12826934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4929592U Pending JPH0612549U (ja) 1992-07-14 1992-07-14 掘削用バケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0612549U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4357538A1 (de) * 2022-10-21 2024-04-24 Liebherr-Hydraulikbagger GmbH Baggerlöffel

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4357538A1 (de) * 2022-10-21 2024-04-24 Liebherr-Hydraulikbagger GmbH Baggerlöffel
DE102022127836A1 (de) 2022-10-21 2024-05-02 Liebherr-Hydraulikbagger Gmbh Baggerlöffel

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2564450B2 (ja) バックホー・ロ−ダ−
US3989149A (en) Excavating device
US4601626A (en) Arrangement for swinging an attachment holder for the equipment of a hydraulic excavator
JPH0612549U (ja) 掘削用バケット
JPS63272820A (ja) 掘削運搬車両
JPH09194183A (ja) 型鋼の架設解体機
JP2003034945A (ja) オフセットブーム式建設機械
JPH0529255Y2 (ja)
JP2845415B2 (ja) 旋回型掘削作業車
JPH0447256Y2 (ja)
JP3170427B2 (ja) バックホウ
JP3602770B2 (ja) オフセットブーム式建設機械
JPS6231469Y2 (ja)
JPH0442508B2 (ja)
JP2602759Y2 (ja) 作業車両のアウトリガ
JPH0596153U (ja) 建設機械用ブームの構造
JPH0715887Y2 (ja) コンクリート壁面はつり機
JP4081186B2 (ja) 超小旋回作業機
JP3604185B2 (ja) バックホウ
JPH0336332A (ja) 油圧式掘削機
JPH01312124A (ja) バックホー用埋戻し装置
JP2002081065A (ja) チュービング装置の回転反力取り装置
JPS6315396Y2 (ja)
JP2002294738A (ja) 掘削バケット
JPH0745648Y2 (ja) ドーザ装置