JPH10278037A - 穿孔装置および穿孔方法 - Google Patents

穿孔装置および穿孔方法

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JPH10278037A
JPH10278037A JP10390697A JP10390697A JPH10278037A JP H10278037 A JPH10278037 A JP H10278037A JP 10390697 A JP10390697 A JP 10390697A JP 10390697 A JP10390697 A JP 10390697A JP H10278037 A JPH10278037 A JP H10278037A
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drilling machine
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光一 岩波
Toru Shinozaki
徹 篠崎
Masatoshi Handa
雅俊 半田
Akihiro Miwa
明広 三輪
Toshio Kiuchi
利夫 木内
Takashi Nakamura
敬 中村
Kazuyuki Ouchi
一之 大内
Masashi Tsumura
昌史 津村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人力で穿孔機の重量や穿孔時の反力を支えた
りする必要がなく、高所の施工でも安定した施工を行
え、施工能率のよい穿孔を行えるようにする。 【解決手段】 建築物の梁51下面に対しカラム14の
上端を押圧当接させてカラム14を立設固定し、一対の
穿孔機16を昇降機構22により穿孔高さ位置まで移動
させ、複数の穿孔機16を進退動機構17により穿孔位
置まで前進させ、カラム14に穿孔反力を持たせて穿孔
を行い、カラム14を固定した状態で進退動機構17に
より複数の穿孔機16を後退させ、移動機構18により
複数の穿孔機16を他の穿孔位置まで所定ピッチ移動さ
せた後、複数の穿孔機16を進退動機構17により他の
穿孔位置まで前進させ、カラム14に穿孔反力を持たせ
て穿孔を行い、この穿孔を繰り返して所定の距離中に所
定ピッチで複数の穿孔を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穿孔装置および穿
孔方法に関し、特に、建築、土木構築物に後施工を行う
ための穿孔装置および穿孔方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、既存の建築、土木構築物、例えば建物に、耐震補強
工事や改修工事などの後施工を行う場合、後施工アンカ
ーの取り付けが必要とされる。
【0003】この後施工アンカーの取り付けに際して
は、作業員が人力で穿孔機であるハンマドリルを持っ
て、上方、例えば天井面や梁下面、下方、例えば床面、
側方、例えば柱や壁面等の後施工アンカー取付位置に、
穿孔を形成し、この穿孔内に合成樹脂製の後施工アンカ
ーを挿入し、この後施工アンカーに鉄筋を差し込んで固
定しうるようにしている。
【0004】このハンマドリルは、重量物であり、しか
も、穿孔時の反力をも作業員が受けなければならず、さ
らには、一日に形成する穿孔数は100個〜200個に
も及び、また、高所の施工は足場を使って不安定な状態
で行わなければならず、非常に重労働が強いられ、施工
能率の低いものである。
【0005】また、天井面や梁下面などの上方の施工を
行う場合には、切り粉が穿孔内から落下して直接作業員
にかかってしまい、作業員が切り粉で汚れてしまうこと
となる。
【0006】さらに、穿孔作業中には、粉塵が発生し、
周囲の環境を悪化させてしまうため、例えばオフィス内
で施工を行う場合などには、作業領域をシートで覆った
り、机やOA機器類をシートで覆ったりしなければなら
ず、そのため施工日が休日に限定されてしまうこととな
り、休日開始、終了の度にシートで覆ったり、取り外し
たりを繰り返さなければならず、それに要する手間が多
大な上に、清掃に要する手間も多大なものである。そし
てさらに、改修工事の場合、本設エレベータを用いて機
材を搬送することが多いが、本設エレベータは、例えば
6人用の場合、幅800mm、高さ1000mm、奥行
き1150mm、積載重量450kg程度であまり大き
くなく、大型の機材は搬送困難であり、場合によって
は、分解して搬送せざるを得ない場合もある。
【0007】なお、前述のような状態は、既存の建物の
工事に限らず、新築工事における後施工部の施工時にも
同様に生じるものである。
【0008】本発明の目的は、人力で穿孔機の重量や穿
孔時の反力を支えたりする必要がなく、高所の施工でも
足場を用いることなく安定した施工を行え、施工能率の
よい穿孔装置および穿孔方法を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、作業員が直接切り粉
をかぶって汚れたり、粉塵によって周囲の環境を悪化さ
せたりすることのない、環境良好で、周囲を粉塵から保
護するための作業も不要で、清掃容易な穿孔装置および
穿孔方法を提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、収納時にコンパ
クトにすることができ、本設エレベータで十分に搬送可
能にすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためになしたもので、請求項1記載の発明に係る穿
孔装置は、建築、土木構築物に穿孔を形成する穿孔装置
であって、前記建築、土木構築物の上下の固定側部位に
対し少なくとも上端又は下端を押圧当接させて立設固定
される支持部材と、前記支持部材に穿孔反力を持たせて
穿孔を行う穿孔機と、前記穿孔機を穿孔位置まで進退動
させる進退動機構と、を有することを特徴とする。
【0012】本発明によれば、固定側部位に対し少なく
とも上端を押圧当接させて立設固定される支持部材に穿
孔反力を持たせて穿孔機により穿孔を行うことにより、
人力で穿孔機の重量や穿孔時の反力を支えたりする必要
がなく、高所の施工でも足場不要で安定した施工を行
え、施工能率を向上させることができる。
【0013】また、人力で支持する必要がないので、上
方施工を行う場合に穿孔機の直下に作業員がいる必要が
なく、作業員に直接切り粉がかかって汚れるのを防止す
ることができる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記支持部材を立設固定した状態で、前記穿孔機を
他の穿孔位置まで所定ピッチ移動させる移動機構を有す
ることを特徴とする。
【0015】本発明によれば、請求項1の状態に加え、
移動機構により穿孔機を移動させることで、支持部材を
移動させることなく、複数の穿孔を所定ピッチで形成す
ることができ、施工効率を向上させることができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、前記穿孔機を垂直面内で回転させ、前記穿孔
機を上下、左右方向に方向変換させる方向変換機構を有
することを特徴とする。
【0017】本発明によれば、請求項1または2の状態
に加え、方向変換機構により穿孔機の向きを変えること
で、一台で、上下、左右方向の全方向で穿孔を行うこと
ができ、各方向の施工ごとに装置を変える必要がなく、
施工効率を向上させることができる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかにおいて、前記穿孔機を揺動させて穿孔面に対し
穿孔機を穿孔角度可変にする揺動機構を有することを特
徴とする。
【0019】本発明によれば、請求項1〜3のいずれか
の状態に加え、穿孔面内に鉄筋や鉄骨等がある場合に、
揺動機構により穿孔機をを揺動させて鉄筋や鉄骨をさけ
るように穿孔角度を変えて穿孔することができる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかにおいて、前記穿孔機を昇降させる昇降機構を有
することを特徴とする。
【0021】本発明によれば、請求項1〜4のいずれか
の状態に加え、昇降機構により穿孔機を昇降させること
で、穿孔機を付け換えることなく、高さ方向全体の穿孔
を行うことができ、施工効率を向上させることができ
る。また、穿孔機を反転させて上下位置の穿孔を行う場
合に、穿孔機を穿孔位置まで昇降させることで容易に対
応することができる。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかにおいて、前記穿孔機の突出量を可変にして穿孔
機のリーチを変換するリーチ変換機構を有することを特
徴とする穿孔装置。
【0023】本発明によれば、請求項1〜5のいずれか
の状態に加え、穿孔機のリーチを変換することで、穿孔
装置を移動させることなく、各リーチ変換位置で穿孔機
による穿孔を行うことができ、作業効率を向上させるこ
とができる。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかにおいて。
【0025】前記支持部材を支持して移動可能にするベ
ース台車を有することを特徴とする。
【0026】本発明によれば、請求項1〜6のいずれか
の状態に加えて、ベース台車により支持部材の移設を容
易にして、施工効率を向上させることができる。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかにおいて、前記支持部材は、伸縮可能なリフト機
構を有し、前記リフト機構の伸縮に応じて長さ調整可能
にされていることを特徴とする。
【0028】本発明によれば、請求項1〜7のいずれか
の状態に加え、固定側部位の高さに容易に対応すること
ができ、しかも、運搬時には縮めてコンパクトな状態に
することで運搬を容易にすることができる。
【0029】この場合、例えばビル内の6人用の本設エ
レベータに収容できる大きさに縮めることができるよう
にすることで、ビル内への搬入、搬出を容易にすること
ができる。
【0030】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれかにおいて、前記穿孔機には、穿孔内の切り粉を除
去するエア噴射器および切り粉を排出する集塵器が接続
されることを特徴とする。
【0031】本発明によれば、エア噴射機によって穿孔
内の切り粉を確実に除去することができると共に、集塵
機によって切り粉を確実に排出できるため、粉塵によっ
て周囲の環境を悪化させたりすることがなく、環境良好
で、清掃も容易にすることができる。
【0032】請求項10記載の発明は、建築、土木構築
物に穿孔を形成する穿孔方法であって、前記建築、土木
構築物の上下の固定側部位に対し少なくとも支持部材の
上端を押圧当接させて支持部材を立設固定する工程と、
穿孔機を進退動機構により穿孔位置まで前進させ、前記
支持部材に穿孔反力を持たせて穿孔を行う工程と、を含
むことを特徴とする。
【0033】本発明によれば、人力で穿孔機の重量や穿
孔時の反力を支えたりすることなく穿孔を行うことがで
き、高所の施工でも安定した施工を行え、施工能率を向
上させることができ、しかも、上方施工を行う場合でも
穿孔機の直下に作業員がいる必要がないため、作業員に
直接切り粉がかかって汚れるのを防止できる。
【0034】請求項11記載の発明は、建築、土木構築
物に穿孔を形成する穿孔方法であって、前記建築、土木
構築物の上下の固定側部位に対し少なくとも支持部材の
上端を押圧当接させて支持部材を立設固定する第1の工
程と、複数の穿孔機を昇降機構により穿孔高さ位置まで
移動させる第2の工程と、前記複数の穿孔機を進退動機
構により穿孔位置まで前進させ、前記支持部材に穿孔反
力を持たせて穿孔を行う第3の工程と、前記支持部材を
固定した状態で前記進退動機構により前記複数の穿孔機
を後退させ、移動機構により前記複数の穿孔機を他の穿
孔位置まで所定ピッチ移動させた後、前記複数の穿孔機
を前記進退動機構により他の穿孔位置まで前進させ、前
記支持部材に穿孔反力を持たせて穿孔を行い、この穿孔
を繰り返して所定の距離中に所定ピッチで複数の穿孔を
形成する第4の工程と、を含むことを特徴とする。
【0035】本発明によれば、人力で穿孔機の重量や穿
孔時の反力を支えたりすることなく穿孔を行うことがで
き、高所の施工でも安定した施工を行え、施工能率を向
上させることができ、しかも、上方施工を行う場合でも
穿孔機の直下に作業員がいる必要がないため、作業員に
直接切り粉がかかって汚れるのを防止できる。また、移
動機構により穿孔機を所定ピッチずつ移動させること
で、支持部材を移動させることなく、所定の距離中に所
定ピッチで複数の穿孔を形成することができ、施工効率
を向上させることができる。
【0036】請求項12記載の発明は、請求項11にお
いて、第3または第4の工程終了後、前記支持部材を固
定した状態で前記進退動機構により前記複数の穿孔機を
後退させ、リーチ変換機構により前記穿孔機の突出位置
を変更した後、前記複数の穿孔機を前記進退動機構によ
り前進させて穿孔を行うことを特徴とする穿孔方法。
【0037】本発明によれば、請求項11の状態に加
え、所定位置あるいは所定距離の穿孔終了後、穿孔機の
リーチを変換して、その変換位置で、さらに穿孔位置を
移動させることなく、穿孔を行うことができ、穿孔効率
を向上させることができる。
【0038】請求項13記載の発明は、請求項11にお
いて、前記第4の工程終了後、前記複数の穿孔機を方向
変換機構により垂直面内で回転させて、前記穿孔機の方
向を他の方向に変換させる工程と、前記方向変換された
位置で、前記第3及び第4の工程を繰り返して異なる方
向位置の所定距離中に所定ピッチで複数の穿孔を形成す
る工程と、を含むことを特徴とする。
【0039】本発明によれば、請求項11の状態に加
え、支持部材を移設することなく、異なる方向位置にお
いても、所定距離中に所定ピッチで複数の穿孔を形成す
ることができ、より一層施工効率を向上させることがで
きる。
【0040】請求項14記載の発明は、請求項11にお
いて、前記第4の工程終了後、前記複数の穿孔機を前記
昇降機構により他の高さ位置まで移動させる工程と、前
記他の高さ位置で、前記第3及び第4の工程を繰り返し
て、他の高さ位置の所定距離中に所定ピッチで複数の穿
孔を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
【0041】本発明によれば、請求項11の状態に加
え、支持部材を移設することなく、他の高さ位置におい
ても、所定距離中に所定ピッチで複数の穿孔を形成する
ことができ、より一層施工効率を向上させることができ
る。
【0042】請求項15記載の発明は、請求項11〜1
4のいずれかにおいて、前記各工程終了後、前記支持部
材の固定を解除して隣接位置に移動させ、その位置で前
記各工程を繰り返す工程を含むことを特徴とする。
【0043】本発明によれば、請求項11〜14のいず
れかの状態に加え、所定位置での穿孔形成後、隣接位置
に移動させてその位置の所定距離中に所定ピッチで複数
の穿孔を連続して形成することができ、より一層施工効
率を向上させることができる。
【0044】請求項16記載の発明は、請求項10〜1
5のいずれかにおいて、前記穿孔機による穿孔時に、エ
ア噴射器から穿孔内にエアを噴射して穿孔内の切り粉を
除去すると共に、この除去した切り粉を集塵機により排
出する工程を含むことを特徴とする本発明によれば、粉
塵によって周囲の環境を悪化させたりすることがなく、
環境良好で、清掃も容易にすることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0046】図1〜図9は、本発明の第1の実施の形態
にかかる穿孔装置を示す図である。
【0047】この穿孔装置10は、ベース台車12と、
支持部材としての一対のカラム14と、一対の穿孔機1
6と、穿孔機16を穿孔位置まで進退動させる一対の進
退動機構17と、穿孔機16を所定ピッチ移動させる移
動機構18と、穿孔機16の方向を変換させる方向変換
機構20と、穿孔機16を昇降させる昇降機構22と、
カラム14に対し穿孔機16の突出量を可変にするリー
チ変換機構24と、穿孔機16を穿孔面に対して穿孔角
度を可変にする揺動機構26とを有している。
【0048】そして、例えば、建物の耐震補強工事や補
修工事などの後施工を行う場合に、穿孔装置10によ
り、天井面や梁下面、床面あるいは柱や壁面に後施工ア
ンカーの取り付けを行う穿孔を形成するようにしてい
る。
【0049】ベース台車12は、ベースフレーム27の
下面に、仮設レール28上を転動可能なキャスタ30
と、床面32上を転動可能なキャスタ34とが設けられ
ている。また、キャスタ30には、ハンドルジャッキ3
6が設けられ、このハンドルジャッキ36を操作するこ
とで、キャスタ30を仮設レール28上に載せ、あるい
は穿孔機16の垂直調整等を行えるようにしている。な
お、図示せぬが、キャスタ30、32等にロック機構を
設けて固定するようにしてもよい。さらにベースフレー
ム27上には、キャスタ38付きの一対のアウトリガー
40(図3参照)が収納、引き出し可能に設けられ、ベ
ース台車12の安定性を向上させることができるように
なっている。
【0050】一対のカラム14は、ベース台車12上に
平行に立設、固定されている。各カラム14は、下段、
中段及び上段の3つのカラム部材42、44、46から
なり、下段のカラム部材42内に中段のカラム部材44
が収納され、中段のカラム部材44内に上段のカラム部
材46が収納される伸縮式のものとされている。
【0051】上段のカラム部材46は、その下端部にお
いて中段のカラム部材44の上端部に脱着可能な連結ピ
ン48にて連結、固定されるようになっている。
【0052】また、上段のカラム部材46の上端部に
は、水平状態で平行に前方へ突出させた一対のジャッキ
アーム50を有する当接固定部材52が取り外し可能に
掛け渡し固定された状態となっている。
【0053】一対のジャッキアーム50は、例えば壁面
49からの張り出し量が少ない梁51の下面に対しても
確実に当接し得るような長さに設定されており、しか
も、ジャッキアーム50間の間隔は、穿孔機16が移動
機構18によって移動しながら穿孔する距離よりも広く
設定されている。
【0054】従って、穿孔機16の穿孔時の邪魔になら
ずに、穿孔装置10を確実に固定できる状態となってい
る。
【0055】さらに、各カラム14は、リフト機構54
を有し、このリフト機構54の伸縮に応じて長さ調整可
能にされている。
【0056】リフト機構54は、下段のカラム部材42
の下部と中段のカラム部材44の上部とにブラケット5
6を介し、カラムジャッキアップシリンダ58を取り付
けた状態となっており、このカラムジャッキアップシリ
ンダ58のシリンダロッド60の伸縮によって、中段の
カラム部材44が、上段のカラム部材46を固定した状
態で、下段のカラム部材42に対し伸長することで、上
端のジャッキアーム10が建築物の上方固定側部位、例
えば梁51下面に当接し、下端がベース台車12を介し
て下方の固定側部位、例えば床面32に当接して、突っ
張り状態となり、確実な固定が行われることとなる。ま
た、シリンダロッド60を縮めて中段のカラム部材44
を下段のカラム部材42内に収納し、さらに、連結ピン
48をはずして上段のカラム部材46を中段のカラム部
材44内に収納することで、コンパクトな状態に収納で
きるようになっている。
【0057】穿孔機16は進退動機構17、移動機構1
8、昇降機構22及びリーチ変換機構24を介しカラム
14に支持された状態となっている。
【0058】この穿孔機16には、電動式のハンマドリ
ルが用いられており、このハンマドリルとしては、低振
動、低騒音型のものを用いることが好ましい。また、こ
の穿孔機16のドリル62には、穿孔によって生じる切
り粉を穿孔と同時に吸引してしまい粉塵を飛散させない
ものが用いられ、コントロールユニット台車64に搭載
された図示せぬ吸塵機に接続されるようになっている。
このコントロールユニット台車64には、他に制御板、
エアーコンプレッサ等が搭載されるようになっている。
【0059】進退動機構17は、移動機構18側に固定
されたドリルフィードシリンダ66のシリンダロッド6
8が穿孔機16に連結され、移動機構18側に固定され
たブラケット70のガイド部材72と係合するガイドプ
レート74に穿孔機16が固定され、ドリルフィードシ
リンダ66の駆動によって、穿孔面に対し進退動可能に
されている。なお、ガイドプレート74には、ストロー
クセンサ76が取り付けられ、穿孔機16の進退動スト
ロークが規制されるようになっている。
【0060】移動機構18は、ジャッキアーム50間の
間隔よりも若干短めのガイドセル78と、このガイドセ
ル78にそれぞれ平行に取り付けられた一対のスクリュ
ーロッド80と、ガイドセル78の両端部に配設された
一対のドリルスライドモータ82とを有する。
【0061】ガイドセル78は、昇降機構22及びリー
チ変換機構24に支持されるようになっている。
【0062】一方のドリルスライドモータ82は、一方
のスクリューロッド80とチェーンにて連結され、他方
のドリルスライドモータ82は、他方のスクリューロッ
ド80とチェーンにて連結され、これらドリルスライド
モータ82によって一対のスクリューロッド80が同一
方向に正逆転可能にされている。
【0063】これら一対のスクリューロッド80には、
各穿孔機16対応位置にそれぞれ2つの移動部材84が
螺合された状態となっており、この移動部材84にブラ
ケット70が取り付けられ、ドリルスライドモータ82
の回転により穿孔機16が所定ピッチずつスクリューロ
ッド80に沿って移動することで、穿孔機16がジャッ
キアーム50の間隔の範囲内で穿孔面に所定ピッチで複
数の穿孔ができるようになっている。
【0064】方向変換機構20は、昇降機構22及びリ
ーチ変換機構24に支持された回転軸86を中心にガイ
ドセル78を垂直面内で回転させ、穿孔機16を上下、
左右方向に方向変換可能にしている。この回転軸86
は、リーチ変換機構24への後述するリーチシリンダユ
ニット114の角形の内側ケース88内に設けられ、外
側ケース90内で回転可能にされ、外側ケース90から
位置決めピン92を差し込み固定することで、90度毎
に回転位置決め可能にされている。なお、この方向を変
換する際、2台の穿孔機16は、回転軸86上に移動
し、回転モーメントを極力小さくするようになってい
る。
【0065】従って、ガイドセル78及び穿孔機16
は、図9に示すように、例えば同図(A)に示すよう
に、穿孔機16が上方を向いた天井面や梁51下面の施
工状態から、同図(C)に示すように穿孔機16を90
度右側に回転させ、右側位置の壁面49や柱面を施工す
る状態とすることができる。さらに同図(C)の状態か
ら、同図(D)に示すように、穿孔機16を下方に向け
て床面32の施工を行う状態とすることができる。さら
に、同図(D)の状態から、同図(A)の状態を経て同
図(B)の位置まで270度回転させることにより、穿
孔機16が左側を向いた左側の壁面49や柱面の施工を
行うことができる状態とすることができる。なお、この
場合、穿孔機16を最大限270度の角度でロックでき
るようにすることで、穿孔機16の配線類等のからまり
を防止するようにしている。
【0066】昇降機構22は、中段のカラム部材44の
上端部に、昇降フレーム94が垂下状態で取り付けら
れ、この昇降フレーム94の下部両側部に設けられたス
ライド部材96が下段のカラム部材42の内側対向面に
それぞれ設けられたガイドレール98と係合して上下方
向にスライド可能とされている。
【0067】昇降フレーム94の内側対向面には、昇降
ガイドレール100が設けられ、この昇降ガイドレール
100に方向変換機構20の外側ケース90より垂下さ
せたブラケット102に取り付けたスライド部材104
が係合し、リーチシリンダユニット114が昇降フレー
ム94に沿って昇降可能とされ、この昇降に伴ってリー
チシリンダユニット114に取付けられたガイドセル7
8が昇降可能とされている。
【0068】リーチシリンダユニット114の外側ケー
ス90には、ブラケット106が取付けられ、このブラ
ケット106にガイドセル昇降用スクリュー108の上
端が螺合されている。また、このガイドセル昇降用スク
リュー108は、下端でベース台車12上に設けられた
ガイドセル昇降用モータ110とチェーンを介して連結
している。
【0069】そして、ブラケット106と、ガイドセル
昇降用モータ110を駆動させて、ガイドセル昇降用ス
クリュー108を回転させると、ブラケット106、外
側ケース90及びガイドセル78を介して穿孔機16が
昇降することとなる。
【0070】なお、図中112は支柱で、ガイドセル昇
降用スクリュー108及び下段のカラム部材42を支持
している。
【0071】リーチ変換機構24は、外側ケース90
と、内側ケース88と、リーチシリンダ116とを有
し、このリーチシリンダ116が内側ケース88内に取
り付けられている。そして、このリーチシリンダ116
のシリンダロッド118がガイドセル78に連結され、
このリーチシリンダ116のシリンダロッド118が進
退動することで、ガイドセル78上に取り付けられた穿
孔機16の突出量を変換して、前後方向における穿孔位
置を可変にすることができるようになっている。
【0072】揺動機構26は、リーチシリンダ116に
設けられたブラケット120に揺動中心軸122を中心
とする3つの位置決め孔24を設け、外側ケース90に
設けたブラケット126に位置決め孔124と対応する
位置に1つの位置決め孔128を設けている。そして、
これら3つの位置決め孔124のいずれかと1つの位置
決め孔128とを固定ピン130にて固定することで、
ガイドセル78の角度を可変にし、穿孔機16の角度を
変更して、穿孔面内の鉄筋や鉄骨をさけて斜めに穿孔可
能にされている。
【0073】次に、前述の穿孔装置を用いた穿孔方法に
ついて説明する。
【0074】まず、運搬時には、アウトリガー40を収
納した状態としておき、昇降機構22によりガイドセル
78の回転軸86が図1のA位置になるまでガイドセル
78を下降させ、上段のカラム部材46の連結ピン48
をはずして上段のカラム部材46を中段のカラム部材4
4内に収納すれば、運搬時の高さ位置Cとなり、安定し
た状態で容易に運搬することができ、ビル内のエレベー
ターに乗せて目的の階まで容易に運搬することができ
る。目的の場所まで運搬した状態で、施工場所の床面3
2上に仮設レール28を設置し、この仮設レール28上
にベース台車12のキャスタ30を載置する。
【0075】次いで、上段のカラム部材46を中段のカ
ラム部材44から引き出し、連結ピン48により伸長状
態で固定する。
【0076】次に、リフト機構54のジャッキアップシ
リンダ58を駆動してシリンダロッド60を伸長させ、
上段のカラム部材46を固定した状態で中段のカラム部
材44を下段のカラム部材42より伸長させることで、
上段のカラム部材46の上端に設けられた当接固定部材
52の一対のジャッキアーム50が例えば梁51の下面
に当接して突っ張り状態となる。この状態で穿孔装置1
0が移動することなく安定した状態で梁51の下面と床
面32とによって支持されることとなる。この場合、さ
らにベース台車12のアウトリガー40を引き出してお
くことでより一層安定した状態が得られる。
【0077】次に、梁51の下面を穿孔する場合には、
ガイドセル78を水平状態で固定し、穿孔機16を上方
に向け、かつ、図1の左方に位置させた状態で昇降機構
22によりガイドセル78を上昇させる。
【0078】この場合、昇降ガイドレール100は、リ
フト機構54によるカラム14の伸長時に、同時に上昇
して、図1の位置にあり、ガイドセル78は、リーチ変
換機構24が昇降フレーム94の昇降ガイドレール10
0に沿って上昇することで、図1の上端位置まで確実に
上昇することとなる。そして、ガイドセル78が上端に
位置した状態でガイドセル昇降用モータ110を停止し
て、ガイドセル昇降用スクリュー108を停止させるこ
とで、ガイドセル78は、上端位置で確実に停止した状
態となる。
【0079】この状態で、進退動機構17のドリルフィ
ードシリンダ66を駆動して穿孔機16のドリル12先
端を梁51の画面の穿孔位置まで前進させ、穿孔機16
を駆動させながらドリル62によって所定深さの穿孔を
行う。
【0080】この場合、穿孔機16のドリル62が穿孔
面に対し傾斜している場合には、ハンドルジャッキ36
を操作して、穿孔装置10の垂直調整を行っておく。ま
た、ドリルフィードシリンダ66による穿孔機16の前
進位置及び穿孔深さは、ストロークセンサ76により規
制されて正確な位置及び深さで穿孔が行われることとな
る。さらに、この穿孔時の反力は、突っ張り状態のカラ
ム14によって受けられるため、安定した穿孔を行うこ
とができる。
【0081】そしてさらに、穿孔時にはドリル62の先
端から切り粉を吸引してコントロールユニット台車64
の吸塵機へと排出するため、粉塵のない清浄な雰囲気で
施工作業を行うことができる。
【0082】次に、この左端位置での穿孔作業が終了し
た後、進退動機構17により穿孔機16を初期位置まで
後退させ、移動機構18により穿孔機16を所定ピッチ
右方へ移動させる。この場合、ガイドセル78の両端に
配した一対のドリルスライドモータ82によって一つの
スクリューロッド80を介し穿孔機16を移動させるた
め重量のある穿孔機16であっても、確実にスライド移
動させることができる。また、穿孔機16の移動ピッチ
はあらかじめコントロールユニット台車64上の制御板
にて入力しておけば、自動的に所定ピッチの移動が行わ
れることとなる。
【0083】次いでこのような穿孔動作を所定ピッチず
つ移動機構18により右方へ移動させつつ行い、穿孔機
16がガイドセル78の右端に達するまで複数回に分け
て行えば、ガイドセルに相当する距離の範囲内において
所定ピッチの穿孔を複数確実に形成することができる。
この場合、梁51の下面に奥行きがあり、その奥行き方
向で複数の穿孔を形成する必要があるときは、リーチ変
換機構24によりガイドセル78を梁51の奥行き方向
に突出させ、その突出位置で、前述のようなガイドセル
78の距離内における所定ピッチの複数の穿孔を行え
ば、穿孔装置10を移動させることなく梁51の奥行き
方向での複数列の穿孔を行うことができ、穿孔効率が向
上することとなる。
【0084】このような梁51下面の穿孔作業を終了し
た後、床面32への穿孔作業を行う場合には、昇降機構
22によりガイドセル78を穿孔機16が回転可能な高
さまで下降させ、その位置で、方向変換機構20の位置
決めピン92を取り外し、ガイドセル78を、例えば図
1右方向に180度回転させ、その後位置決めピン92
を取り付けて、穿孔機16が下側を向いた状態で固定
し、昇降機構22により、ガイドセル78を下降させ、
回転軸86が図1のB位置に達した時点で下降を停止さ
せる。
【0085】そして、この状態で、梁51の施工値と同
様にガイドセル78の距離の範囲内で所定ピッチごとの
穿孔を行い、必要に応じ、リーチ変換機構24により穿
孔機16を突出させた状態でガイドセル78の距離の範
囲内において所定ピッチごとの穿孔を行えば穿孔装置1
0を移動させることなく所定距離の範囲内での穿孔が終
了することとなる。
【0086】このようにして所定距離の範囲内における
梁51の下面及び床面32の穿孔作業が終了した後、ハ
ンドルジャッキ36を緩め、リフト機構54により当接
固定部材52を下げ、カラム14による突っ張り状態を
解除した後、穿孔装置10を穿孔作業終了位置と隣接す
る位置まで移動させる。
【0087】そして、前述の梁51及び床面32に対す
る穿孔作業と同様にガイドセル78の距離の範囲内にお
いて所定ピッチの穿孔作業を行い、この装置本体10の
移動と梁51及び床面32の穿孔作業を順次繰り返して
梁51及び床面32の全長に渡って穿孔作業を行えば、
梁51及び床面32の穿孔作業が終了する。
【0088】次に、梁51及び床面32の穿孔作業終了
時点で、例えば図1右方に柱がある場合には、例えば穿
孔作業終了後、昇降機構22により穿孔機16が回転可
能な高さまでガイドセル78を上昇させ、方向変換機構
20の位置決めピン92を抜き取り、ガイドセル78を
右上方へと90度回転させ、その時点で位置決めピン9
2を取り付けてガイドセル78を固定する。
【0089】そして、昇降機構22により穿孔開始位置
までガイドセル78を移動させ、その位置でガイドセル
78の距離の範囲内において所定ピッチの穿孔作業を行
った後、昇降機構によりガイドセル78を次の位置まで
移動させて同様に穿孔作業を行えば柱面の穿孔作業が完
了することとなる。なお、柱面に奥行きがあり、奥行き
方向で複数列の穿孔を行う場合には前述の場合と同様に
リーチ変換機構24を用いて穿孔作業を行えばよい。
【0090】以上は、左端に柱がなく、その柱のない左
端側から柱側の右端側へと穿孔作業を順次進めていく状
態について説明したが、左右両端に柱がある場合には、
例えば柱上部にあって水平状態のガイドセル78を図1
左方90度回転させ、その状態で左端の柱面の穿孔作業
を行い、その後梁51及び床面32の穿孔作業を行いつ
つ最後に右端の柱面の穿孔作業を行えばよい。
【0091】なお、右端から左端へ穿孔作業を行う場合
には前述の工程と逆の工程を行えばよい。
【0092】図10〜図13は、本発明の第2の実施の
形態にかかる穿孔装置を示す図である。
【0093】この実施の形態にかかる穿孔装置140
は、ベース台車142上に支持部材としてのカラム14
4を立設するとともに、方向変換機構145を介して所
定長のガイドセル146を支持し、このガイドセル14
6上に一対の穿孔機16を支持させるようにしている。
【0094】ベース台車142は、2つの台形状のフレ
ーム148を対向させて形成されており、各フレーム1
48の下部には車輪152が取り付けられ、さらにその
側方にはアウトリガー154が設けられており、車輪1
52により所定位置に移動した後アウトリガー154を
床面32に当接させて安定化を図るようにしている。
【0095】カラム144は、各フレーム148上に立
設された状態となっており、その上端部には、当接固定
部材156が設けられ、図示せぬ押圧機構により、例え
ば梁51の下面に当接して押圧し、アウトリガー154
とあいまって確実に固定され、穿孔機16による穿孔時
の反力を受けることができるようになっている。方向変
換機構145は、ガイドセル146の方向を変換させる
もので、第1の回転機構158と、第2の回転機構16
0とを有している。
【0096】第1の回転機構158は、各フレーム14
8上に取り付けた取付部材162間に第1回転軸164
を回転可能に取付け、その一端側に設けたモータ166
によって回転可能にされている。
【0097】そしてこの第1回転軸164に第1回転部
材168が固定されている。
【0098】第2の回転機構160は、第1回転部材1
68に回転可能に設けられた第2回転軸170に第2回
転部材172が固定されており、この第2回転部材17
2が第2回転軸170に設けられたモータ174によっ
て回転可能にされており、この第2回転部材172にガ
イドセル146が支持されるようになっている。
【0099】ガイドセル146は、第2回転部材172
に対しスライド可能に係合しており、ガイドセル146
の下面に設けたガイドセル移動シリンダ176により第
2回転部材172に対し、ガイドセル146を移動可能
にしている。なお、このガイドセル移動シリンダ176
及びガイドセル146のスライド機構は、ガイドセル1
46が垂直状態にある時に昇降機構として機能するよう
になっている。
【0100】穿孔機16は、移動機構178によって、
ガイドセル146の距離の範囲内において所定ピッチず
つガイドセル146上を移動可能にされている。
【0101】この移動機構178は、ガイドセル146
の全長に渡って設けられたガイドレール180に沿って
移動可能な移動部材182を有し、この移動部材182
をモータ144を有する転動手段にて所定ピッチごと移
動可能にしている。
【0102】また、穿孔機16は、進退動機構186に
よって穿孔面に対し進退動可能にされている。
【0103】この進退動機構186は、進退駆動シリン
ダ188の駆動によってガイドレール190に沿い穿孔
機16を進退動させるようになっている。
【0104】従って、この穿孔装置140による場合に
は、例えば梁51の下面に穿孔する場合には、図11に
示すように、第1回転部材168を上方に向けた状態で
第2回転部材172によってガイドセル146を水平状
態にし穿孔機16を上方に向けた状態でガイドセル14
6の距離の範囲内において所定ピッチごとに穿孔を行え
ばよい。
【0105】また、柱面53を穿孔する場合には、図1
1に示す状態から、モータ174により第2回転部材1
72を、例えば90度右方に回転させると、図10に示
すようにガイドセル146が垂直状態となり、この状態
で例えば柱面53の上部の穿孔を行い、その後ガイドセ
ル移動シリンダ176によりガイドセル146を下降さ
せて下部側の柱面53に対し穿孔を行えばよい。
【0106】さらに、床面32に対し穿孔を行う場合に
は、図12に示すように、図11の状態からモータ16
6により第1回転部材168を180度回転させれば図
12に示すように床面32への穿孔を行うことができ
る。
【0107】図14〜図16は、本発明の第3の実施の
形態にかかる穿孔装置を示す図である。
【0108】この実施の形態にかかる穿孔装置200
は、ベース台車210上に、支持部材としてのカラム1
44を立設すると共に、昇降機構212を介してアーム
機構214を支持させ、このアーム機構214に方向変
換機構216を介してガイドセル146を支持させ、こ
のガイドセル146に一対の穿孔機16を支持させてい
る。
【0109】ベース台車210は、車輪218を走行駆
動装置220にて駆動可能にした自走式のものとされて
おり、一方の車輪側にはアウトリガー222が設けられ
ている。
【0110】カラム144は、モータ222により伸長
して上端が天井等に当接、押圧可能にされており、また
カラム144と同軸上でジャッキ223により床面32
に当接、押圧可能にされて突張力が得られるようになっ
ている。
【0111】昇降機構212は、昇降シリンダから構成
され、ベース台車210上に立設されている。
【0112】アーム機構214は、昇降シリンダのシリ
ンダロッド(図示せず)に取り付けられ、昇降機構21
2の駆動により昇降可能にされている。
【0113】また、アーム機構214は昇降機構212
との間に設けられた回転機構224によって水平方向で
回転可能にされている。226は、回転機構224の駆
動用のモータである。
【0114】また、アーム機構214は、平行リンクで
構成される第1のアーム部228と、この第1のアーム
部228の先端に取り付けられた第2のアーム部230
とを有し、この第1のアーム部228をモータ232に
よって上下方向に回転可能にし、第2のアーム部230
を水平状態を維持したまま上下方向に移動可能にしてい
る。
【0115】方向変換機構216は、第2のアーム部2
30に取り付けられ、モータ234の駆動によって、ガ
イドセル146を垂直面内で回転可能にしている。ガイ
ドセル146は、第2の実施の形態と同様に、ガイドセ
ル移動シリンダ176によって方向変換機構216に対
しスライド可能にされている。
【0116】穿孔機16は、第2の実施の形態と同様、
移動機構178によってガイドセル146に沿って所定
ピッチごと移動可能にされ、進退動機構186により穿
孔面に対し進退動可能にされている。
【0117】また、この穿孔機16は、横スライドシリ
ンダ236により突出位置が可変にされている。
【0118】そして、図14及び図15に示すように柱
面53を穿孔する場合には、昇降機構212によってア
ーム機構214を例えば下降位置に設定し、方向変換機
構216によってガイドセル146を垂直状態に設定す
ることで、柱面53の下部位置に対し穿孔することがで
き、さらにその位置から昇降機構212によりアーム機
構214を上昇させるか、ガイドセル移動シリンダ17
6によっ下降変換機構に対しガイドセルを上昇させるこ
とで柱面53の上部に対し穿孔することができる。
【0119】また、梁51下面や天井面55に対し、穿
孔を行う場合には、方向変換機構216によってガイド
セル146を穿孔機16が上向きの水平状態にし、昇降
機構212によって梁51の下面または天井面55まで
上昇させれば容易に穿孔を行うことができる。
【0120】さらに、床面32に対し穿孔を行う場合に
は、前述の状態から180度下方に回転させれば容易に
穿孔を行うことができる。
【0121】図17〜図20は、本発明の第4の実施の
形態にかかる穿孔装置を示す図である。
【0122】この実施の形態にかかる穿孔装置250
は、支持部材としてのカラム252と、1台の穿孔機2
54と、この穿孔機254をカラム252に沿って移動
させる移動機構256とを有する。
【0123】カラム252は、第1のカラム部材258
に対し第2のカラム部材260を連結しうるようにして
おり、この第1のカラム部材258に対し第2のカラム
部材260の長さを変更することにより、施工条件に応
じて容易に対応できるようにしてある。
【0124】また、第1のカラム部材258及び第2の
カラム部材260の端部には、スクリュージャッキ26
2、263が設けられており、これらスクリュージャッ
キ262の押圧力により天井面または梁51の下面、床
面32に対し突っ張り状態にして確実な支持力を得られ
るようにしてある。なお、第1のカラム部材262下部
には三脚265が設けられている。
【0125】移動機構256は、第1のカラム部材25
8及び第2のカラム部材260に一体に設けられたガイ
ドレール264と、このガイドレール264に係合する
移動部材266と、転動手段268とからなる。この転
動手段268は、ガイドレール264の先端に形成され
たラック部270と、駆動用のモータ272と、このモ
ータに取り付けられた図示せぬピニオンから構成されて
いる。
【0126】穿孔機254は、横スライドシリンダ27
4により移動部材266に対し横スライド可能に取り付
けられている。また、穿孔機254には進退駆動シリン
ダ276を有する進退動機構が設けられ、穿孔面に対し
進退動可能にされている。
【0127】さらに、この穿孔機254は、ドリル27
8の先端からエアを噴射し、穿孔内の切り粉を除去可能
にすると共に、ドリル278の先端付近に取り付けた集
塵カバー280から集塵装置により粉塵を吸引すること
で、粉塵が周囲を汚してしまうのを防止するようにして
いる。
【0128】図21は本発明の第5の実施の形態にかか
る穿孔装置を示すである。
【0129】この穿孔装置300は、ベース台車302
と、このベース台車302に立設された支持部材として
のカラム303と、このカラム303に上下移動可能に
設けられた可動ベース304と、この可動ベース304
に上向きに取り付けられた穿孔機306と、カラム30
3及び可動ベース304に回転可能に取り付けられ、可
動ベース304を昇降させるハンドル308とを有して
いる。
【0130】ベース台車302は、ストッパ付きのキャ
スタ310を有し、手押しにより移動して所定位置で固
定可能にされている。
【0131】カラム303は、途中位置で連結ピン31
2によって連結された状態となっており、施工場所の高
さに応じて高さを調整可能にされている。また、このカ
ラム303の上端には、スクリュージャッキ314が設
けられ、例えば梁51を押圧して支持固定されるように
なっている。可動ベース304は、穿孔機306を載置
可能な大きさに形成され、カラム303を貫通させた状
態となっている。
【0132】穿孔機306は、下端位置で可動ベース3
04に確実に固定されると共に上部付近において固定ベ
ルト316によりカラム303に対しスライド可能に支
持されている。
【0133】ハンドル308は、先端が可動ベース30
4に取り付けられ、中間部分でカラム303に対し長孔
318を介して連結され、先端部が下降した状態にされ
ている。また、ハンドル308の操作側端部には、引っ
張り用ワイヤ320が設けられ、ハンドル308の操作
部分が高い位置にあっても容易に操作が可能とされてい
る。また、穿孔機306のスイッチ322を操作者の手
元位置に来るように配置している。
【0134】そして、カラム303により突っ張り状態
にした状態で、ハンドル308を下げると、可動ベース
304が上昇し、所定の穿孔位置まで上昇した状態でさ
らに上昇させて梁51下面の穿孔を行うようにしてい
る。
【0135】このようにすることで、穿孔時の反力をカ
ラム303に持たせ、小さな力で作業ができ、しかも作
業者が穿孔機306の直下にいることがないので、切り
粉を直接かぶることがなく、しかも高い位置での作業で
も足場を不要とすることができる。
【0136】本発明は、前記各実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の実
施の形態に変更可能である。
【0137】例えば、進退動機構、方向変換機構、揺動
機構、昇降機構及びリーチ変換機構等は、前記各実施の
形態に限られるものではなく、これらの機能を有するも
のであれば、種々の機構を採用することが可能である。
【0138】また、穿孔機も前記各実施の形態に限ら
ず、所定の穿孔を行うことができるものであれば、種々
のものを採用することができる。
【0139】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる穿孔装置を
示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本実施の形態のアウトリガー及びリフト機構の
状態を示す概略側面図である。
【図4】本実施の形態の昇降機構及びリフト機構の状態
を示す背面図である。
【図5】本実施の形態の昇降機構及びリーチ変換機構の
状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】本実施の形態のカラム及びリーチ変換機構の状
態を示す部分拡大平面図である。
【図8】本実施の形態のベース台車の状態を示す拡大断
面図である。
【図9】本実施の形態の方向変換機構による方向変換状
態を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態にかかる穿孔装置
を示す側面図である。
【図11】図10の穿孔装置による梁の穿孔状態を示す
側面図である。
【図12】本実施の形態の床面作業時の状態を示す正面
図である。
【図13】図10の側面図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態にかかる穿孔装置
を示す側面図である。
【図15】図14の平面図である。
【図16】図14の正面図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態にかかる穿孔装置
を示す側面図である。
【図18】図17の拡大図である。
【図19】図18の正面図である。
【図20】穿孔機の拡大図である。
【図21】本発明の第5の実施の形態にかかる穿孔装置
を示す側面図である。
【符号の説明】
10、140、200、250、300 穿孔装置 12、142、210、302 ベース台車 14、144、252、303 カラム 16、254、306 穿孔機 17、186 進退動機構 18、178、256 移動機構 20、145、216 方向変換機構 22、212 昇降機構 24 リーチ変換機構 26 揺動機構 54 リフト機構 78、146 ガイドセル 236 リーチシリンダ 276 進退駆動シリンダ 280 集塵カバー 304 可動ベース 308 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 明広 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 木内 利夫 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 中村 敬 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 大内 一之 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 津村 昌史 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築、土木構築物に穿孔を形成する穿孔
    装置であって、 前記建築、土木構築物の上下の固定側部位に対し少なく
    とも上端又は下端を押圧当接させて立設固定される支持
    部材と、 前記支持部材に穿孔反力を持たせて穿孔を行う穿孔機
    と、 前記穿孔機を穿孔位置まで進退動させる進退動機構と、 を有することを特徴とする穿孔装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記支持部材を立設固定した状態で、前記穿孔機を他の
    穿孔位置まで所定ピッチ移動させる移動機構を有するこ
    とを特徴とする穿孔装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記穿孔機を垂直面内で回転させ、前記穿孔機を上下、
    左右方向に方向変換させる方向変換機構を有することを
    特徴とする穿孔装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記穿孔機を揺動させて穿孔面に対し前記穿孔機を穿孔
    角度可変にする揺動機構を有することを特徴とする穿孔
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記穿孔機を昇降させる昇降機構を有することを特徴と
    する穿孔装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記穿孔機の突出量を可変にして穿孔機のリーチを変換
    するリーチ変換機構を有することを特徴とする穿孔装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記支持部材を支持して移動可能にするベース台車を有
    することを特徴とする穿孔装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記支持部材は、伸縮可能なリフト機構を有し、前記リ
    フト機構の伸縮に応じて長さ調整可能にされていること
    を特徴とする穿孔装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、 前記穿孔機には、穿孔内の切り粉を除去するエア噴射器
    および切り粉を排出する集塵器が接続されることを特徴
    とする穿孔装置。
  10. 【請求項10】 建築、土木構築物に穿孔を形成する穿
    孔方法であって、 前記建築、土木構築物の上下の固定側部位に対し少なく
    とも支持部材の上端を押圧当接させて支持部材を立設固
    定する工程と、 穿孔機を進退動機構により穿孔位置まで前進させ、前記
    支持部材に穿孔反力を持たせて穿孔を行う工程と、 を含むことを特徴とする穿孔方法。
  11. 【請求項11】 建築、土木構築物に穿孔を形成する穿
    孔方法であって、 前記建築、土木構築物の上下の固定側部位に対し少なく
    とも支持部材の上端を押圧当接させて支持部材を立設固
    定する第1の工程と、 複数の穿孔機を昇降機構により穿孔高さ位置まで移動さ
    せる第2の工程と、 前記複数の穿孔機を進退動機構により穿孔位置まで前進
    させ、前記支持部材に穿孔反力を持たせて穿孔を行う第
    3の工程と、 前記支持部材を固定した状態で前記進退動機構により前
    記複数の穿孔機を後退させ、移動機構により前記複数の
    穿孔機を他の穿孔位置まで所定ピッチ移動させた後、前
    記複数の穿孔機を前記進退動機構により他の穿孔位置ま
    で前進させ、前記支持部材に穿孔反力を持たせて穿孔を
    行い、この穿孔を繰り返して所定の距離中に所定ピッチ
    で複数の穿孔を形成する第4の工程と、 を含むことを特徴とする穿孔方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 第3または第4の工程終了後、前記支持部材を固定した
    状態で前記進退動機構により前記複数の穿孔機を後退さ
    せ、リーチ変換機構により前記穿孔機の突出位置を変更
    した後、前記複数の穿孔機を前記進退動機構により前進
    させて穿孔を行うことを特徴とする穿孔方法。
  13. 【請求項13】 請求項11において、 前記第4の工程終了後、前記複数の穿孔機を方向変換機
    構により垂直面内で回転させて、前記穿孔機の方向を他
    の方向に変換させる工程と、 前記方向変換された位置で、前記第3及び第4の工程を
    繰り返して異なる方向位置の所定距離中に所定ピッチで
    複数の穿孔を形成する工程と、 を含むことを特徴とする穿孔方法。
  14. 【請求項14】 請求項11において、 前記第4の工程終了後、前記複数の穿孔機を前記昇降機
    構により他の高さ位置まで移動させる工程と、 前記他の高さ位置で、前記第3及び第4の工程を繰り返
    して、他の高さ位置の所定距離中に所定ピッチで複数の
    穿孔を形成する工程と、 を含むことを特徴とする穿孔方法。
  15. 【請求項15】 請求項11〜14のいずれかにおい
    て、 前記各工程終了後、前記支持部材の固定を解除して隣接
    位置に移動させ、その位置で前記各工程を繰り返す工程
    を含むことを特徴とする穿孔方法。
  16. 【請求項16】 請求項10〜15のいずれかにおい
    て、 前記穿孔機による穿孔時に、エア噴射器から穿孔内にエ
    アを噴射して穿孔内の切り粉を除去すると共に、この除
    去した切り粉を集塵機により排出する工程を含むことを
    特徴とする穿孔方法。
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