JP4672174B2 - アンカー穴あけ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばプラント建設工事等の現場において、コンクリート天井や床面に設備・機器を固定するためのアンカー用の穴をあけるアンカー穴あけ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来のアンカー穴あけ装置による穴あけ作業を説明する図である。
図11において、1はハンマードリル、2は固定ポール、3は固定ポール2に伸縮自在に装着されたスライドポールであり、ハンマードリル1がこのスライドポール3の先端に取り付けられている。4は固定ポール2とスライドポール3とにまたがって取り付けられたリンク機構、5は一端が固定ポール2に、他端がリンク機構4に取り付けられ、リンク機構4を作動させてスライドポール3を伸長させるガス入りシリンダ、6はガス入りシリンダ5を操作する操作レバーである。
7はハンマードリル1のドリル刃1aを囲繞するように装着された防塵カバー、8はストッパ、9はコンクリート天井、10は床面である。
ここで、固定ポール2およびスライドポール3は円筒状に構成され、防塵カバー7の根元部がスライドポール3の中空穴に連通している。また、リンク機構4およびガス入りシリンダ5によりスライド機構が構成されている。
【0003】
つぎに、上記従来のアンカー穴あけ装置による穴あけ作業について説明する。
まず、コンクリート天井9の穴あけ位置にコンクリート穴あけ装置を移動させる。そして、リンク機構4のスライドポール3に対する締着部を緩めておき、コンクリート穴あけ装置を床面10に垂直に立てた時に、ドリル刃1aの先端がコンクリート天井9の穴あけ位置から3〜5cm程度となるようにスライドポール3を伸縮調整する。その後、リンク機構4のスライドポール3との締着部を締め付ける。さらに、ストッパ8の先端とドリル刃1aの先端との距離が穴あけ深さと一致するようにストッパ8を固定する。
この微調整作業が終了した後、ドリル刃1aの先端をコンクリート天井9の穴あけ位置に合わせ、コンクリート穴あけ装置を床面10に垂直に立てる。
【0004】
ついで、操作レバー6を操作して、ガス入りシリンダ5によりリンク機構4を動作させる。そこで、スライドポール3は伸長し、ドリル刃1aの先端がコンクリート天井9に当たる。この時、ドリル刃1aはガス入りシリンダ5およびリンク機構4からなるスライド機構の所定の押圧力でコンクリート天井9に押し当てられている。
【0005】
そこで、ドリル1を運転すると、ドリル刃1aが回転し、スライド機構の押圧力により穴あけを行いつつコンクリート天井9に食い込む。そして、ストッパ8の先端がコンクリート天井9に当接すると、ドリル刃1aのコンクリート天井9への食い込みが阻止され、所定深さの穴あけが終了する。この穴あけ時、切削粉は飛散することなく防塵カバー7からスライドポール3および固定ポール2の中空穴を介して床面に自然落下する。
その後、ドリル1の運転を停止し、操作レバー6を操作してスライド機構を動作させてスライドポール3を縮小させる。そして、アンカー穴あけ装置を次の穴あけ位置まで移動し、上述の手順を繰り返して穴あけを行う。
そして、アンカーを穴に打設し、ボルトをアンカーに締着して設備・機器を天井9に固定することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のアンカー穴あけ装置は以上のように構成されているので、スライド機構の押圧力によりコンクリート天井9と床面10との間に垂直に自立でき、穴あけ時のドリル反力は床面10で受けられ、作業者はコンクリート穴あけ装置が倒れないように支持するだけでよい。
しかし、穴あけ時のドリル反力がハンマードリル1を回転させるように作用するので、作業者がドリル反力に勝る力で固定ポール2を把持しなければならないという課題があった。
また、従来のアンカー穴あけ装置は、コンクリート天井9の穴あけ、つまり上向きの穴あけに適しているが、床面10の穴あけ(下向きの穴あけ)に対しては適用しにくいという課題があった。すなわち、従来のアンカー穴あけ装置を用いて床面10の穴あけに適用しようとすると、アンカー穴あけ装置を自立できず、穴あけ時のドリル反力に勝る押圧力を作業者自身が負担しなければならず、さらにはアンカー穴あけ装置の姿勢を作業者自身が維持しなければならず、作業負荷が増大してしまうとともに、正確な穴あけができないという課題があった。
また、作業者がハンマードリル1を持って床面10に穴あけしようとすると、窮屈な作業姿勢を採ることになり、長時間の穴あけ作業ができなくなるとともに、正確な穴あけができないという課題があった。
さらには、作業者自身が穴あけ時の押圧力を負担しているので、押圧力が安定せず、安定した穴あけができないという課題もあった。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、窮屈な作業姿勢をとることなく、作業者の負荷を著しく軽減できるとともに、安定して、正確な穴あけができるアンカー穴あけ装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るアンカー穴あけ装置は、側板が立設された架台と、
上記架台に取り付けられた踏み板と、
起立状態に上記架台に取り付けられた本体アングルと、
細長のシリンダ部、該シリンダ部内に摺動自在に収納され、かつ、該シリンダ部内を第1および第2空間に画成する磁石部材を備えたピストン部および該シリンダ部に外嵌され、該磁石部材に磁気吸引されて該ピストン部の移動に連動して該シリンダ部の長さ方向に移動する摺動部を有し、該シリンダ部の長さ方向を上下方向として上記本体アングルに取り付けられたロッドレスシリンダと、
上記ロッドレスシリンダの上記摺動部に取り付けられて、該摺動部の移動に連動して上記シリンダ部の長さ方向に移動するドリル取付部材と、
軸心を上記シリンダ部の長さ方向に一致させて上記ドリル取付部材に取り付けられたハンマードリルと、
上記ドリル取付部材に取り付けられたコンプレッサと、
上記シリンダ部内の上記第1および第2空間への上記コンプレッサの圧縮エアの供給を切り換える切換スイッチとを備えたものである。
【0009】
また、上記本体アングルの下端が上記シリンダ部の長さ方向と直交する軸周りに回動可能に上記架台に取り付けられ、上記軸の軸心を円弧中心とする円弧穴が上記側板に穿設され、締着部材が上記円弧穴に挿通されて上記本体アングルと上記側板とを締着固定しているものである。
【0010】
また、上記ハンマードリルの軸心が上記軸の軸心に直角に交わっているものである。
【0011】
また、上記ドリル取付部材が上記シリンダ部の長さ方向に伸縮自在に構成されているものである。
【0012】
また、一対の上記ロッドレスシリンダが上記シリンダ部の長さ方向を上下方向として相対して平行に上記本体アングルに取り付けられ、上記ドリル取付部材が上記一対のロッドレスシリンダの両摺動部に架設されているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1および図2はそれぞれこの発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置を示す正面図および側面図、図3はこの発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置における架台および踏み板の構造を説明する斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置における本体アングルを示す斜視図、図5はこの発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置における本体アングルと架台との連結構造を説明する要部断面図、図6はこの発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置におけるロッドレスシリンダを示す斜視図、図7はこの発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置におけるロッドレスシリンダの構造を説明する要部断面図、図8はこの発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置におけるロッドレスシリンダの動作を説明する図、図9はこの発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置におけるドリル取付部材の構造を説明する斜視図である。
【0014】
図1および図2において、アンカー穴あけ装置は、作業者が載る踏み板26が取り付けられた架台20と、下端を架台20に軸23a周りに回動可能に、かつ、架台20に起立状態に取り付けられた本体アングル30と、シリンダ部42の長さ方向を上下方向として、かつ、相対して平行に本体アングル30に取り付けられた一対のロッドレスシリンダ41と、一対のロッドレスシリンダ41の両摺動部46間に架設されたドリル取付部材50と、ドリル取付部材50に取り付けられたハンマードリル1およびコンプレッサ58とを備えている。
【0015】
ここで、各構成部材について図3乃至図9を参照しつつ具体的に説明する。
架台20は、図3に示されるように、コ字状に成形されたベース板21と、ベース板21の両側に相対して平行に上方に延出するように配置され、ベース板21に溶接により固着一体化された一対の側板22とを備えている。そして、一対の蝶番23がベース板21の上面に、一対の側板22間に所定距離離れて、軸23aの軸心を一致させて1列に並んで配置され、その1片をベース板21に溶接により固着されている。ベース板21には、ドリル刃1aが通される開口21aと、ストッパ8が通される開口21bが穿設されている。また、雄ねじ部24が各側板22の外面に突設され、さらに蝶番23の軸23aの軸心を円弧中心とする円弧穴25が各側板22に穿設されている。
踏み板26は、図3に示されるように、L字状に成形されており、その起立辺に雄ねじ挿通穴26aが穿設されている。そして、踏み板26は、雄ねじ部24を雄ねじ挿通穴26aに通して起立辺を各側板22の外面に宛い、ナット27を雄ねじ部24に締着して、架台20に取り付けられる。
【0016】
本体アングル30は、図4に示されるように、L字状に成形された一対の取付板31が、上サポート板32および下サポート板33により上下両端をそれぞれ連結されて、枠状に構成されている。また、L字状の連結板34が各取付板31の下端に溶接により固着一体化されている。さらに、後述する角度調整用固定ボルト40が螺着されるねじ部35が各取付板31に相対するように固着され、ロッドレスシリンダ取付用の穴36およびエアホース挿入用の穴37が各取付板31の所定位置に穿設されている。
この本体アングル30は、図5に示されるように、取付ボルト38が蝶番23の他片に穿設された穴23bと連結板34に穿設された穴34aとに挿通され、ナット39を取付ボルト38に締着して、軸23a周りに回動可能に架台20に取り付けられる。そして、締着部材としての角度調整用固定ボルト40が、架台20の側板22の円弧穴25に挿通され、ねじ部35に締着されて、本体アングル30が架台20に固定される。
【0017】
ロッドレスシリンダ41は、図6および図7に示されるように、アルミ等の非磁性材で作製された細長の円筒のシリンダ部42と、シリンダ部42の上下端に取り付けられたフランジ部43と、シリンダ部42内に摺動自在に収納され、かつ、シリンダ部42内を第1および第2空間42a、42bに画成するマグネット44と、マグネット44とシリンダ部42との間のシールを確保するためのOリング45と、シリンダ部42に摺動自在に外嵌された摺動部46とを備えている。この摺動部46は、リング状のマグネット46aがアルミ等の非磁性材で作製された枠体46b内に収納されて構成されている。また、各フランジ部43にはシリンダ部42の第1および第2空間42a、42bと外部とをそれぞれ連通するエアニップル47a、47bが配設されている。また、枠体46bには取付用のねじ穴46cが設けられている。同様に、フランジ部43には、取付用のねじ穴(図示せず)が設けられている。ここで、マグネット44およびOリング45からピストン部を構成している。
【0018】
このロッドレスシリンダ41は、各取付板31に宛われ、取付ねじ(図示せず)を穴36に通してフランジ部43のねじ穴に締着して、本体アングル30に相対して平行に取り付けられる。ここで、マグネット44とマグネット46aとは吸引力が作用するように磁化されている。
【0019】
そこで、切換スイッチ61を中立位置から第1位置に切り換えると、図8の(a)に示されるように、コンプレッサの圧縮エア58が上部のフランジ部43のエアニップル47aからシリンダ部42の第1空間42a内に供給される。この時、第2空間42bは外部に連通されているので、マグネット44が下方に移動し、第2空間42b内のエアが排気される。そして、摺動部46がこのマグネット44の移動に連動して下方に移動する。
ついで、切換スイッチ61を第1位置から第2位置に切り換えると、図8の(b)に示されるように、コンプレッサの圧縮エア58が下部のフランジ部43のエアニップル47bからシリンダ部42の第2空間42b内に供給される。この時、第1空間42aは外部に連通されているので、マグネット44が上方に移動し、第1空間42a内のエアが排気される。そして、摺動部46がこのマグネット44の移動に連動して上方に移動する。
また、切換スイッチ61を中間位置に切り換えると、第1および第2空間42a、42bは外部との連通が遮断され、摺動部46の位置が維持される。
【0020】
ドリル取付部材50は、図9に示されるように、アルミ板等をコ字状に成形されて作製された本体51と、本体51の両辺に取り付けられるL字状の取付片52と、ドリル取付金具53とを備えている。本体51には、取付片取付用のねじ穴51a、ドリル取付金具取付用の穴51bおよびコンプレッサ取付用の穴51cが所定位置に設けられている。また、ドリル取付金具53は、ドリル挿入孔53aが穿設された平板状をなし、スリット53bがドリル挿入孔53aと外部とを連通するように設けられ、ねじ穴53c、53dが設けられている。
そして、取付片52が取付ねじ54を穴52aに通して本体51の両辺に設けられたねじ穴51aに締着して本体51の両辺に取り付けられている。さらに、取付ねじ55を取付片52に穿設された穴52bに通してロッドレスシリンダ41の摺動部46に設けられたねじ穴46cに締着し、ロッドレスシリンダ41を介して本体アングル30に上下動可能(シリンダ部42の長さ方向に往復移動可能)に取り付けられる。
【0021】
また、ハンマードリル1の先端部がドリル挿入孔53aに挿入される。そして、取付ボルト57をねじ穴53cに締着してスリット53bの間隔を狭め、ドリル取付金具53がハンマードリル1に締着固定される。さらに、取付ボルト56を本体51に穿設された穴51bに通してドリル取付金具53のねじ穴53dに締着し、ハンマードリル1がドリル取付部材50に取り付けられる。この時、ハンマードリル1のドリル刃1aの軸心は、図5に示されるように、軸23aの軸心に直角に交わっているとともに、シリンダ部42の長さ方向に平行となっている。
また、コンプレッサ58が、本体51の両側辺内に納められ、外側から取付ねじ59を本体51に穿設された穴51cに通して締着固定されている。
また、ストッパ8がハンマードリル1から下方に延出するように取り付けられている。さらに、エアホース60が本体アングル30の取付板31から延出する各エアニップル47a、47bに連結され、コンプレッサ58からの圧縮エアが各ロッドレスシリンダ41に供給されるようになっている。
【0022】
つぎに、このように構成されたアンカー穴あけ装置を用いた床面への穴あけ方法について説明する。
まず、角度調整用固定ボルト40を緩め、ドリル刃1aの軸心が鉛直となるように本体アングル30を軸23a周りに回動させ、本体アングル30の姿勢を調整する。そして、角度調整用固定ボルト40を締結して、本体アングル30を側板22に固定する。さらに、ストッパ8の長さを調整する。
ついで、床面の穴あけ位置が開口21a内に位置するようにアンカー穴あけ装置を配置する。そして、ドリル刃1aの先端が穴あけ位置上に位置するようにアンカー穴あけ装置をずらして微調整する。
ついで、コンプレッサ58を作動させ、エア圧力を所定値に調整する。そして、作業者が踏み板26にのり、ハンマードリル1を運転し、切換スイッチ61を第1位置に切り換える。これにより、ハンマードリル1が下降し、ドリル刃1aが床面にあたる。そして、ドリル反力が踏み板26にのった作業者の自重で受けられ、ドリル刃1aが一定のエア圧で押圧されながら回転しつつ床面に穴があけられる。そして、ストッパ8が床面に当たるとハンマードリル1の前進が止まる。そこで、切換スイッチ61を第1位置に切り換えて、ハンマードリル1を上昇させ、深さ方向を鉛直方向とする穴があけられる。
そして、アンカー穴あけ装置を次の穴あけ位置まで移動し、上述の操作を繰り返して穴あけを行う。
【0023】
ついで、水平な床面に対して傾いた穴をあけるには、角度調整用固定ボルト40を緩め、ドリル刃1aの軸心が鉛直に対して所定角度傾斜するように本体アングル30を軸23a周りに回動させて本体アングル30の姿勢を調整した後、角度調整用固定ボルト40を締結して、本体アングル30を側板22に固定する。
そして、上述の操作を行うことで、床面に対して所定角度傾斜した穴をあけることができる。
また、傾斜する床面に鉛直な穴をあける場合には、傾斜する床面にアンカー穴あけ装置を配置し、ドリル刃1aの軸心が鉛直となるように本体アングル30の姿勢を調整すればよい。
また、背の低い天井に穴をあける場合には、ドリル取付部材50の上下を逆にして摺動部46に取り付ければよい。
【0024】
このように、この実施の形態1によれば、作業者がハンマードリル1を持って穴あけする必要がないので、穴径の精度を高めることができるとともに、作業者が窮屈な姿勢をとる必要もない。そこで、穴に打設されたアンカーの強度が確保されるとともに、長時間の穴あけ作業が可能となる。
また、作業者が踏み板26にのって自重でドリル反力を受けるので、ドリル反力により手首を痛めるようなことも未然に防止される。
また、ロッドレスシリンダ41を用いているので、ハンマードリル1の昇降機構の長さがシリンダ部42の長さのみとなり、装置の小型化が図られる。そこで、装置と作業者ののるスペースが確保されれば、狭い場所での穴あけ作業が可能となる。
【0025】
また、コンプレッサ58の圧縮エアをロッドレスシリンダ41に供給してハンマードリル1を昇降させているので、圧縮エアを供給すれば、ハンマードリル1が速やかに穴あけ面に到達するようになり、作業時間の短縮が図られる。また、ハンマードリル1の押圧力を一定圧力の圧縮エアで発生させているので、ハンマードリル1の押圧力の変動に起因する穴あけ不良が防止される。
また、ドリル刃1aの軸心が架台20のベース板21上に取り付けられた蝶番23の軸23aの軸心に直角に交わっているので、本体アングル30の姿勢を変えても、つまりハンマードリル1の軸心を傾斜させても、ドリル刃1aと穴あけ面との当接位置が変わらない。そこで、穴あけ位置が高精度に確保される。
【0026】
また、一対のロッドレスシリンダ41がシリンダ部42の長さ方向を上下方向として互いに相対して平行に本体アングル30に取り付けられ、ドリル取付部材50が一対のロッドレスシリンダ41の両摺動部46間に架設されているので、ドリル取付部材50、即ちハンマードリル1の昇降移動が安定して行われるようになる。
【0027】
なお、このアンカー穴あけ装置は、コンクリート天井や床面にアンカーボルトを固定するアンカー用の穴あけに適用するものとして説明しているが、このアンカー穴あけ装置は、ハンマードリル1の軸心を設置床面に対して傾斜させることができるので、コンクリート材や石材を部分的に切り落とすための静的破砕材用の穴あけにも適用できる。
【0028】
実施の形態2.
図10はこの発明の実施の形態2に係るアンカー穴あけ装置におけるドリル取付部材の構成を示す斜視図である。
図10において、ドリル取付部材70は、L字状の取付片72が両端に固着された円筒状の本体部71と、本体部71に挿通される固定ポール73と、固定ポール73内に伸縮自在に装着されたスライドポール74と、スライドポール74の先端に取り付けられたドリル取付金具75と、固定ポール73とスライドポール74とのロック装置76とを備えている。本体部71には、固定ポール73を固着する締着ボルト77が螺着され、取付片72には、摺動部取付用の穴72aが穿設されている。
【0029】
そして、取付ねじ55を取付片72の穴72aに通してロッドレスシリンダ41の摺動部46に設けられたねじ穴に締着し、本体部71が摺動部46間に架設される。また、ハンマードリル1がドリル取付金具75に取付ねじ78により締着固定される。そして、固定ポール73が本体部72に挿通され、締着ボルト77を締着して本体部71に固定される。さらに、スライドポール74を所定長さに延ばし、ロック機構76により固定ポール73に固定する。これにより、ドリル取付部材70がロッドレスシリンダ41を介して本体アングル30に取り付けられる。
なお、この実施の形態2では、ドリル取付部材50に代えてドリル取付部材70を用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
【0030】
この実施の形態2では、ロッドレスシリンダ41によりドリル取付部材70を上昇させることにより、天井に穴をあけることができる。
このように、この実施の形態2によるアンカー穴あけ装置は、上記実施の形態1の効果に加え、高さの高い天井に簡易に穴あけすることができるという効果が得られる。
【0031】
なお、上記各実施の形態では、一対のロッドレスシリンダ41がシリンダ部42の長さ方向を上下方向として互いに相対して平行に本体アングル30に取り付けられ、ドリル取付部材50、70が一対のロッドレスシリンダ41の両摺動部46間に架設されているものとしているが、1つのロッドレスシリンダ41をシリンダ部42の長さ方向を上下方向として本体アングル30に取り付けるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、本体アングル30の両取付板31を円弧穴25に通された角度調整用固定ボルト40で一対の側板22に締着固定するものとしているが、必ずしも本体アングル30の両取付板31を一対の側板22に締着固定する必要はなく、本体アングル30の一方の取付板31を側板22に締着固定するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、蝶番23を用いて本体アングル30の下端を架台20に軸23a周りに回動可能に取り付けるものとしているが、本体アングル30と架台20との連結機構はこれに限定されるものではなく、本体アングル30の下端が架台20に軸周りに回動可能に取り付けられていればよく、例えば本体アングル30および架台20の一方に軸を取り付け、他方に軸受を取り付けてもよい。
【0032】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】
この発明によれば、側板が立設された架台と、
上記架台に取り付けられた踏み板と、
起立状態に上記架台に取り付けられた本体アングルと、
細長のシリンダ部、該シリンダ部内に摺動自在に収納され、かつ、該シリンダ部内を第1および第2空間に画成する磁石部材を備えたピストン部および該シリンダ部に外嵌され、該磁石部材に磁気吸引されて該ピストン部の移動に連動して該シリンダ部の長さ方向に移動する摺動部を有し、該シリンダ部の長さ方向を上下方向として上記本体アングルに取り付けられたロッドレスシリンダと、
上記ロッドレスシリンダの上記摺動部に取り付けられて、該摺動部の移動に連動して上記シリンダ部の長さ方向に移動するドリル取付部材と、
軸心を上記シリンダ部の長さ方向に一致させて上記ドリル取付部材に取り付けられたハンマードリルと、
上記ドリル取付部材に取り付けられたコンプレッサと、
上記シリンダ部内の上記第1および第2空間への上記コンプレッサの圧縮エアの供給を切り換える切換スイッチとを備えたので、窮屈な作業姿勢をとることなく、作業者の負荷を著しく軽減できるとともに、安定して、正確な穴あけができるアンカー穴あけ装置を得ることができる。
【0034】
また、上記本体アングルの下端が上記シリンダ部の長さ方向と直交する軸周りに回動可能に上記架台に取り付けられ、上記軸の軸心を円弧中心とする円弧穴が上記側板に穿設され、締着部材が上記円弧穴に挿通されて上記本体アングルと上記側板とを締着固定しているので、穴あけ面に対して所定の傾斜角度をもった穴を簡易にあけることができる。
【0035】
また、上記ハンマードリルの軸心が上記軸の軸心に直角に交わっているので、穴あけ面に対するドリル刃の当接位置がハンマードリルの軸心を傾斜させても変わらず、高い穴あけ位置精度が確保される。
【0036】
また、上記ドリル取付部材が上記シリンダ部の長さ方向に伸縮自在に構成されているので、高さの高い天井にも簡易に穴をあけることができる。
【0037】
また、一対の上記ロッドレスシリンダが上記シリンダ部の長さ方向を上下方向として相対して平行に上記本体アングルに取り付けられ、上記ドリル取付部材が上記一対のロッドレスシリンダの両摺動部に架設されているので、ハンマードリルの昇降動作が安定して行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置を示す正面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置を示す側面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置における架台および踏み板の構造を説明する斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置における本体アングルを示す斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置における本体アングルと架台との連結構造を説明する要部断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置におけるロッドレスシリンダを示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置におけるロッドレスシリンダの構造を説明する要部断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置におけるロッドレスシリンダの動作を説明する図である。
【図9】 この発明の実施の形態1に係るアンカー穴あけ装置におけるドリル取付部材の構造を説明する斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態2に係るアンカー穴あけ装置におけるドリル取付部材の構成を示す斜視図である。
【図11】 従来のコンクリート穴あけ装置による穴あけ作業を説明する図である。
【符号の説明】
1 ハンマードリル、1a ドリル刃、20 架台、22 側板、23 蝶番、23a 軸、25 円弧穴、26 踏み板、30 本体アングル、40 角度調整用固定ボルト(締着部材)、41 ロッドレスシリンダ、42 シリンダ部、42a 第1空間、42b 第2空間、44 マグネット(ピストン部)、45 Oリング(ピストン部)、46 摺動部、50、70 ドリル取付部材、58 コンプレッサ、61 切り換えスイッチ。
Claims (5)
- 側板が立設された架台と、
上記架台に取り付けられた踏み板と、
起立状態に上記架台に取り付けられた本体アングルと、
細長のシリンダ部、該シリンダ部内に摺動自在に収納され、かつ、該シリンダ部内を第1および第2空間に画成する磁石部材を備えたピストン部および該シリンダ部に外嵌され、該磁石部材に磁気吸引されて該ピストン部の移動に連動して該シリンダ部の長さ方向に移動する摺動部を有し、該シリンダ部の長さ方向を上下方向として上記本体アングルに取り付けられたロッドレスシリンダと、
上記ロッドレスシリンダの上記摺動部に取り付けられて、該摺動部の移動に連動して上記シリンダ部の長さ方向に移動するドリル取付部材と、
軸心を上記シリンダ部の長さ方向に一致させて上記ドリル取付部材に取り付けられたハンマードリルと、
上記ドリル取付部材に取り付けられたコンプレッサと、
上記シリンダ部内の上記第1および第2空間への上記コンプレッサの圧縮エアの供給を切り換える切換スイッチ
とを備えたことを特徴とするアンカー穴あけ装置。 - 上記本体アングルの下端が上記シリンダ部の長さ方向と直交する軸周りに回動可能に上記架台に取り付けられ、上記軸の軸心を円弧中心とする円弧穴が上記側板に穿設され、締着部材が上記円弧穴に挿通されて上記本体アングルと上記側板とを締着固定していることを特徴とする請求項1記載のアンカー穴あけ装置。
- 上記ハンマードリルの軸心が上記軸の軸心に直角に交わっていることを特徴とする請求項2記載のアンカー穴あけ装置。
- 上記ドリル取付部材が上記シリンダ部の長さ方向に伸縮自在に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のアンカー穴あけ装置。
- 一対の上記ロッドレスシリンダが上記シリンダ部の長さ方向を上下方向として相対して平行に上記本体アングルに取り付けられ、上記ドリル取付部材が上記一対のロッドレスシリンダの両摺動部に架設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のアンカー穴あけ装置。
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