JPH06165611A - 作業車の油圧操作機構 - Google Patents

作業車の油圧操作機構

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JPH06165611A
JPH06165611A JP32292892A JP32292892A JPH06165611A JP H06165611 A JPH06165611 A JP H06165611A JP 32292892 A JP32292892 A JP 32292892A JP 32292892 A JP32292892 A JP 32292892A JP H06165611 A JPH06165611 A JP H06165611A
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Mitsuhiro Takekata
武方  光宏
Keiichi Sasaki
圭一 佐々木
Sadaji Yoshida
貞治 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧配管構造を簡素化でき、油圧シリンダ配
設部の上下寸法をコンパクトなものにする。 【構成】 機体後部のミッションケース4の上部に配設
される作業装置昇降用油圧シリンダ9並びにそれに枢支
連結される操作アーム22を、機体左右中心より横一側
に偏芯させて配置するとともに、その反対側箇所におけ
る前記ミッションケース4内部に入り込ませた状態で前
記油圧制御弁25を配置し、かつ、ポジション制御用天
秤揺動リンク33を、横向き軸芯周りで操作される縦向
き姿勢で前記油圧シリンダ9の横一側箇所に配置し、前
記天秤揺動リンク33の中間支点と前記油圧制御弁25
のスプール28とを横向き軸芯周りで操作される天秤揺
動式の中継リンク34を介して連係してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体後部のミッション
ケースの上部に、作業装置昇降操作用リフトアームを駆
動揺動する油圧シリンダを配備するとともに、その近傍
にこの油圧シリンダに対する油圧制御弁を設け、人為操
作される昇降操作レバーの操作位置と前記リフトアーム
の昇降揺動に応じて連動操作されるフィードバックリン
クの操作量とが一致するよう前記油圧制御弁の前後向き
スプールをフィードバック制御する天秤揺動リンクを備
えてある作業車の油圧操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車の油圧操作機構において、従
来では、例えば特開昭63−263001号公報に示さ
れるように、前記油圧制御弁が前記油圧シリンダのシリ
ンダヘッド部を兼用する構成とするとともに、この油圧
制御弁の横一側に縦向きの天秤揺動リンクを配備し、こ
のこの天秤揺動リンクの両端部をポジションレバー並び
にフィードバックリンクに連係させ、天秤揺動リンクの
中間支点をバルブスプールに接当操作するよう構成した
ものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、シリ
ンダヘッド部のケーシング自体を油圧制御弁に構成し
て、ケーシングと別体で制御弁を設ける場合に比較して
製作精度を低下させることなく、制御弁とシリンダヘッ
ドとの間の油路を形成することができるようにしたもの
である。ところが、上記従来構造においては、油圧シリ
ンダのシリンダヘッド部に油圧制御弁とフィードバック
制御用リンク機構等を配備する構造であるから、シリン
ダヘッド部分が大型化して、ミッションケースの上部側
における突出量が大になり、例えばその上部に位置する
運転座席の取付け位置が不必要に前方に寄ってしまった
り、レベルが高過ぎるものになる等、他の部材の設定に
制約を受ける弊害があり、特に小型の機種においては、
問題となっていた。本発明は上記不具合点を解消するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した作業車の油圧操作機構において、前記油圧
シリンダ並びにそれに枢支連結される操作アームを、機
体左右中心より横一側に偏芯させて配置するとともに、
その反対側箇所における前記ミッションケース内部に入
り込ませた状態で前記油圧制御弁を配置し、かつ、前記
天秤揺動リンクを、横向き軸芯周りで操作される縦向き
姿勢で前記油圧シリンダの横一側箇所に配置し、前記天
秤揺動リンクの中間支点と前記油圧制御弁のスプールと
を横向き軸芯周りで操作される天秤揺動式の中継リンク
を介して連係してある点にある。
【0005】
【作用】油圧シリンダを左右方向横一側に偏らせて配備
するとともに、このように偏らせた結果形成されるミッ
ションケース上部の左右片寄り空間を有効利用して油圧
制御弁を配備することで、油圧制御弁をミッションケー
ス内のギア機構と干渉しない高い位置に配置しても、こ
の油圧制御弁と油圧シリンダとが側面視で上下方向に重
複配備することが可能となって、油圧シリンダのケース
をできるだけ低い位置に設定することができる。又、昇
降操作レバーとリフトアームからのフィードバックリン
クの操作量に基づく弁スプールのフィードバック制御を
行うための天秤揺動リンクを縦向き姿勢で配備するとと
もに、この天秤揺動リンクの中間支点と弁スプールとを
横向き軸芯周りで操作される天秤揺動式の中継リンクを
介して連係することで、適切なフィードバック操作量を
弁スプールに合理的に伝えることができるものでありな
がら、油圧シリンダの横一側箇所における左右片寄り空
間に配備することで横方向の突出量を大にさせることな
く機械式フィードバックリンク機構を配設できる。
【0006】
【発明の効果】従って、油圧制御弁を作動油の排出が容
易で配管が簡素化し易いミッションケース内部に配備す
る構造でありながら、合理的配置構造を採用すること
で、油圧シリンダ配設部の上下方向並びに横方向の外形
寸法を極力コンパクトなものに設定でき、その上方に位
置する運転座席を低い安定した位置に設定できる等の利
点がある。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図8
に作業車の一例としての乗用型耕耘機を示している。こ
の耕耘機は、乗用型走行機体の後部に3点リンク機構1
を介してロータリー耕耘装置2を昇降自在に連結して構
成してある。機体前部に搭載したエンジンの動力をミッ
ションケース4を介して前後車輪に伝えるよう伝動系を
構成するとともに、動力取り出し軸を介して耕耘装置2
を駆動するよう伝動系を構成してある。又、左右後輪フ
ェンダー7,7の間に運転座席8を設け、この運転座席
8の下方側であってミッションケース4の後部上方に配
備した油圧シリンダ9により、横軸芯周りで駆動揺動さ
れる左右一対のリフトアーム10,10により前記3点
リンク機構1の左右ロアーリンク11,11を吊り上げ
昇降して耕耘装置2を駆動昇降するよう構成してある。
【0008】運転座席8の後部には、正面視でループ状
に形成される転倒防止フレーム36を立設してあり、こ
の転倒防止フレーム36は、図7に示すように、ミッシ
ョンケース4の左右側面に各別に取付け固定される左右
下部フレーム部36a,36bの上端に、コの字形の上
部フレーム部36cを着脱自在に差し込み連結するよう
構成してある。そして、左右下部フレーム36a,36
bの上端部同士を連結フレーム36dにより連結して補
強する構成としている。
【0009】前記左右後輪フェンダー7,7には、図
5、図6に示すように、前後方向に操作自在な各種操作
レバー12〜15を挿通する状態で備えてあり、各操作
レバーが挿通する箇所におけるレバーガイド部16をフ
ェンダー7に一体形成してある。つまり、板金材で形成
されるフェンダー7に両端部が円弧状に膨らんだ長孔1
7を打ち抜き形成するとともに、左右両側の直線縁部分
を下方に折り曲げ形成して、レバーガイド部16を構成
してある。尚、各操作レバーにはレバーガイド部16と
の摺接箇所には樹脂製の防音用チューブ18を外嵌装着
してある。
【0010】図1に示すように、前記油圧シリンダ9
は、ミッションケース4の後部上方側にシリンダケース
19を取付け、このシリンダケース19の内面に油圧ピ
ストン20を内装し、ピストンロッド21及びピストン
ロッド2の先端部に枢支連結される操作アーム22を介
してシリンダケース19に横軸芯周りで支承されるリフ
トアーム10,10の回動駆動軸23を回動操作するよ
う構成してある。前記操作アーム22はリフトアーム1
0,10の上昇操作限界をミッションケース4の内壁に
取付けた僅かに弾性変形自在な板材24で接当規制する
よう構成してある。図2に示すように、前記操作アーム
22は回動駆動軸23の左右方向中心位置で一体回動自
在に外嵌するとともに、揺動端側を横一側に屈曲成形
し、油圧シリンダ9との枢支連結点を機体左右中心から
横一側に偏芯させるとともに、油圧シリンダ9も機体左
右中心から横一側に偏芯させて配備してある。そして、
この油圧シリンダ9に対する油圧制御弁25を、油圧シ
リンダ9の偏芯方向と反対側においてミッションケース
4内部に入り込ませた状態で配備してある。つまり、油
圧シリンダ9の駆動に伴って操作されるピストンロッド
21と操作アーム22との枢支連結点の横側近傍に位置
する箇所に、シリンダケース19に形成した取付部19
aの下面側に油圧制御弁25を当て付けて、下方側から
挿通ボルト26で油圧制御弁25を取付け固定してあ
る。この油圧制御弁25は後輪用差動機構27において
機体左右中心位置より偏って配備される入力ベベルギア
27aの反対側に位置を偏らせて配備して、ミッション
ケース4内の駆動ギア機構との干渉を避けながら、ミッ
ションケース4内の空きスペースを有効利用するように
してある。
【0011】そして、運転座席8の横側に配備したポジ
ションレバー12〔昇降操作レバーの一例〕の操作によ
り、該レバー12の操作位置に対応した対機体レベルに
前記耕耘装置2が位置制御されるポジション制御機構を
備えてある。図3、図4に示すように、油圧制御弁25
のスプール28を機体前後方向に沿ってスライド操作す
るよう構成するとともに、皿バネ29により任意操作位
置で位置保持されるポジションレバー12の回動操作軸
12aとリフトアーム10の回動に伴って前後方向に押
し引き操作されるフィードバックリンク30の回動操作
軸30aとを、油圧シリンダ9の油圧制御弁25配設側
横側に近接させて横軸芯周りで回動自在に支承し、各回
動操作軸12a,30aに取付けた回動アーム31,3
2が両端に枢支される天秤揺動リンク33を縦向き姿勢
で油圧シリンダ9の横側箇所に配備してある。そして、
この天秤揺動リンク33の中間支点部と前記バルブスプ
ール28とを横向き軸芯周りで天秤回動する縦向き姿勢
の中継リンク34で枢支連結してある。この中継リンク
34は油圧制御弁25の前部側面に取付けたブラケット
35により中間部を横向き軸芯周りXで回動自在に支持
してある。前記ポジションレバー12を上昇側あるいは
下降側に操作すると、天秤揺動リンク33がフィードバ
ックリンク30の回動操作軸30aの軸芯周りで揺動操
作され、それに伴って中継リンク34が支点X周りで揺
動してバルブスプール28を操作方向に対応する位置に
操作され、リフトアーム10が昇降操作される。その結
果、フィードバックリンク30が押し引き操作され、フ
ィードバックリンク30の回動操作軸30aが回動して
レバー操作位置に対応した位置までリフトアーム10が
昇降するとバルブスプール28を中立位置に戻し操作さ
せるよう機械的にフィードバック制御を行い、耕耘装置
2がレバー操作に対応した対機体高さになるようポジシ
ョン制御される。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧制御弁配設部の側面図
【図2】油圧制御弁配設部の正面図
【図3】ポジション制御用リンク機構の正面図
【図4】中継リンクの側面図
【図5】運転部の平面図
【図6】レバーガイド部の断面図
【図7】転倒防止フレームの取付構造を示す背面図
【図8】乗用型耕耘機の全体側面図
【符号の説明】 4 ミッションケース 9 油圧シリンダ 10 リフトアーム 22 操作アーム 25 油圧制御弁 28 操作アーム 30 フィードバックリンク 33 天秤揺動リンク 34 中継リンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体後部のミッションケース(4)の上
    部に、作業装置昇降操作用リフトアーム(10)を駆動
    揺動する油圧シリンダ(9)を配備するとともに、その
    近傍にこの油圧シリンダ(9)に対する油圧制御弁(2
    5)を設け、人為操作される昇降操作レバー(12)の
    操作位置と前記リフトアーム(10)の昇降揺動に応じ
    て連動操作されるフィードバックリンク(30)の操作
    量とが一致するよう前記油圧制御弁(25)の前後向き
    スプール(28)をフィードバック制御する天秤揺動リ
    ンク(33)を備えてある作業車の油圧操作機構であっ
    て、前記油圧シリンダ(9)並びにそれに枢支連結され
    る操作アーム(22)を、機体左右中心より横一側に偏
    芯させて配置するとともに、その反対側箇所における前
    記ミッションケース(4)内部に入り込ませた状態で前
    記油圧制御弁(25)を配置し、かつ、前記天秤揺動リ
    ンク(33)を、横向き軸芯周りで操作される縦向き姿
    勢で前記油圧シリンダ(9)の横一側箇所に配置し、前
    記天秤揺動リンク(33)の中間支点と前記油圧制御弁
    (25)のスプール(28)とを横向き軸芯周りで操作
    される天秤揺動式の中継リンク(34)を介して連係し
    てある作業車の油圧操作機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112119004A (zh) * 2018-06-25 2020-12-22 株式会社久保田 作业车
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