JP2003002078A - 乗用型作業車 - Google Patents

乗用型作業車

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JP2003002078A
JP2003002078A JP2001191206A JP2001191206A JP2003002078A JP 2003002078 A JP2003002078 A JP 2003002078A JP 2001191206 A JP2001191206 A JP 2001191206A JP 2001191206 A JP2001191206 A JP 2001191206A JP 2003002078 A JP2003002078 A JP 2003002078A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操向操作自在な右及び左の前輪、右及び左の
後輪を備えた四輪駆動型の乗用型作業車において、走行
性能を向上させる。 【解決手段】 操向操作自在な右及び左の前輪4を備え
た前輪支持ケース2を、昇降及びローリングしないよう
に支持する。左右方向の軸芯P2周りに右及び左の伝動
ケース5を独立に上下揺動自在に支持し、右及び左の伝
動ケース5を後方に延出して、右及び左の伝動ケース5
の後部に右及び左の後輪6を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用型田植機や乗
用型直播機、農用トラクタや乗用型芝刈機等の四輪駆動
型の乗用型作業車における走行系の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用型田植機等の乗用型作業車では、操
向操作自在な右及び左の前輪を備えた前輪支持ケース
を、昇降及びローリングしないように支持し、右及び左
の後輪を備えた後輪支持ケースを、前後方向の軸芯周り
にローリング自在に支持したものがある。これにより、
作業地の凹凸が後輪支持ケースのローリングによって吸
収されて、乗用型作業車の左右傾斜が抑えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術に記載のよ
うに、後輪支持ケースを前後方向の軸芯周りにローリン
グ自在に支持すれば、例えば右側が上昇し左側が下降す
るように後輪支持ケースがローリングすると、右の後輪
の接地点が右外側に移動しながら右の後輪が左内側に傾
斜し、左の後輪の接地点が右内側に移動しながら左の後
輪が左外側に傾斜するような状態になる。
【0004】又、例えば右及び左の後輪の両方が作業地
の凸部に乗り上げると、後輪支持ケースの全体が上昇す
ることになり、乗用型作業車が持ち上げられることにな
る。これにより、右及び左の後輪を備えた後輪支持ケー
スを前後方向の軸芯周りにローリング自在に支持した場
合、走行性能の面で改善の余地がある。本発明は、操向
操作自在な右及び左の前輪、右及び左の後輪を備えた四
輪駆動型の乗用型作業車において、走行性能を向上させ
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】[I]請求項1(請求項
2)の特徴によると、左右方向の軸芯周りに右及び左の
伝動ケースを独立に上下揺動自在に支持し、右及び左の
伝動ケースを後方に延出しており、右及び左の伝動ケー
スの後部に右及び左の後輪を備えている。これにより、
請求項1(請求項2)の特徴によると、右及び左の伝動
ケースが左右方向の軸芯周りに独立に上下揺動すること
により、右及び左の後輪が上下に移動することになるの
であり、例えば右の伝動ケース(右の後輪)が上方に揺
動したり、左の伝動ケース(左の後輪)が下方に揺動し
たりすることにより、作業地の凹凸が右及び左の伝動ケ
ース(右及び左の後輪)によって吸収され、乗用型作業
車の左右傾斜が抑えられる。
【0006】この場合、請求項1(請求項2)の特徴に
よると、右及び左の伝動ケースは前後方向の軸芯ではな
く左右方向の軸芯周りに上下揺動するので、右及び左の
伝動ケースの上下揺動に伴って、右及び左の後輪の接地
点が右及び左内側や右及び左外側に移動することはな
く、右及び左の後輪が右及び左内側や右及び左外側に傾
斜するような状態は生じない。従って、作業地の凹凸の
影響を受けることなく、右及び左の後輪の動力が無駄な
く作業地(右及び左の後輪の接地点)に伝えられるよう
になるのであり、操向操作自在な右及び左の前輪を備え
た前輪支持ケースが、昇降及びローリングしないように
支持されている点により、操向操作の影響を受けること
なく、右及び左の前輪の動力が無駄なく作業地(右及び
左の接地点)に伝えられる。
【0007】請求項1(請求項2)の特徴によると、右
及び左の伝動ケースが左右方向の軸芯周りに独立に上下
揺動するので、例えば右及び左の後輪の両方が作業地の
凸部に乗り上げても、右及び左の伝動ケース(右及び左
の後輪)が上方に揺動することにより、右及び左の後輪
の両方が作業地の凸部に乗り上げる状態が吸収されるの
であり、乗用型作業車が持ち上げられると言う状態が抑
えられる。
【0008】[II]請求項2の特徴によると、前輪支
持ケースがミッションケースに昇降及びローリングしな
いように支持されており、右及び左の伝動ケースがミッ
ションケースの左右方向の軸芯周りに独立に上下揺動自
在に支持されている。これにより、請求項2の特徴によ
ると、ミッションケースの動力を前輪支持ケースの内部
に配置された伝動系、及び後輪支持ケースの内部に配置
された伝動系に伝達するように構成することが、容易に
行えるようになる。
【0009】[III]請求項3の特徴によると、請求
項1又は2の場合と同様に前項[I][II]に記載の
「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作
用」を備えている。左右方向の軸芯周りに右及び左の伝
動ケースが上下揺動した場合、右及び左の伝動ケースに
おける円弧作動の前後方向成分により、右及び左の後輪
(接地点)が前後方向に移動する。
【0010】請求項3の特徴によると、右及び左の前輪
の車軸と左右方向の軸芯との前後方向での間隔よりも、
右及び左の後輪の車軸と左右方向の軸芯との前後方向で
の間隔が、大きなものに設定されており、右及び左の伝
動ケースが比較的長いものになっている。これにより、
右及び左の伝動ケースが上下揺動しても、右及び左の伝
動ケースにおける円弧作動の前後方向成分は小さなもの
になるのであり(円弧作動の半径が大きいことによ
る)、右及び左の後輪(接地点)の前後方向の移動量が
小さなものになる。
【0011】[IV]請求項4の特徴によると、請求項
1〜3のうちのいずれか一つの場合と同様に前項[I]
〜[III]に記載の「作用」を備えており、これに加
えて以下のような「作用」を備えている。乗用型作業車
では、右及び左の後輪の後方に作業装置を備え、作業装
置を昇降駆動する昇降機構を備えることが多くあり、作
業装置に動力を伝達するPTO軸を備える必要がある。
【0012】請求項4の特徴によると、作業装置に動力
を伝達するPTO軸を、平面視で右及び左の伝動ケース
の間に配置して作業装置に接続し、PTO軸における左
右方向の軸芯の後方近傍の部分に、折れ曲がり自在な自
在継手を備えている。これにより、作業装置の昇降駆動
に伴ってPTO軸が自在継手の部分で折れ曲がりなが
ら、動力がPTO軸を介して作業装置に伝達されるので
あり、右及び左の伝動ケースとPTO軸とが互いに干渉
するようなことはない。
【0013】請求項4の特徴によると、右及び左の伝動
ケースは左右方向の軸芯から後方に延出されているの
で、言い換えると左右方向の軸芯は前方に位置する状態
となっており、PTO軸において自在継手の部分と作業
装置に接続される部分との間隔が長いものになってい
る。これにより、作業装置が昇降駆動された際、PTO
軸の自在継手の部分での折れ曲がりが小さなものにな
る。
【0014】[V]請求項5の特徴によると、請求項1
〜4のうちのいずれか一つの場合と同様に前項[I]〜
[IV]に記載の「作用」を備えており、これに加えて
以下のような「作用」を備えている。請求項5の特徴に
よると、右及び左の伝動ケースを弾性的に懸架するサス
ペンション機構を備えているので、右及び左の伝動ケー
ス(右及び左の後輪)が弾性的に上下揺動することにな
る。
【0015】[VI]請求項6の特徴によると、請求項
1〜5のうちのいずれか一つの場合と同様に前項[I]
〜[V]に記載の「作用」を備えており、これに加えて
以下のような「作用」を備えている。左右方向の軸芯周
りに右及び左の伝動ケースを上下揺動自在に支持し、右
及び左の伝動ケースを後方に延出した場合、左右方向に
変位させようとする力が右及び左の伝動ケースに掛かる
ことが考えられる。
【0016】請求項6の特徴によると、右及び左の伝動
ケースの上下揺動を許容しながら、右及び左の伝動ケー
スの左右方向への変位を抑える横変位防止機構を備えて
いるので、左右方向に変位させようとする力が右及び左
の伝動ケースに掛かっても、右及び左の伝動ケースの左
右方向への変位を抑えることができる。
【0017】[VII]請求項7の特徴によると、請求
項1〜6のうちのいずれか一つの場合と同様に前項
[I]〜[VI]に記載の「作用」を備えており、これ
に加えて以下のような「作用」を備えている。乗用型作
業車では運転者が乗降時に足を掛ける乗降用のステップ
部を備えることがあり、請求項7の特徴によると、乗降
用のステップ部を右及び左の伝動ケースに備えている。
この場合、右及び左の伝動ケースは右及び左の後輪を備
えており、充分な強度で構成されているので、乗降用の
ステップ部を右及び左の伝動ケースに備えることによ
り、乗降用のステップ部を充分な強度で支持することが
できる。
【0018】[VIII]請求項8の特徴によると、請
求項1〜7のうちのいずれか一つの場合と同様に前項
[I]〜[VII]に記載の「作用」を備えており、こ
れに加えて以下のような「作用」を備えている。乗用型
作業車では、右及び左の後輪の上側を覆う後輪フェンダ
を備えることがある。請求項8の特徴によると、右及び
左の後輪の上側を覆う後輪フェンダを右及び左の伝動ケ
ースに備えているので、右及び左の伝動ケース(右及び
左の後輪)が上下揺動するのに伴って、右及び左の後輪
フェンダも一緒に上下揺動することになり、右及び左の
後輪フェンダを右及び左の後輪に接近させて配置するこ
とが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】[1]図1及び図2に、乗用型作
業車の一例としての乗用型田植機が示されている。先
ず、右及び左の前輪4の支持構造、右及び左の後輪6の
支持構造について説明する。図3及び図4に示すよう
に、前方下方の左右中央CLにミッションケース1が前
後方向に延出されるように配置され、ミッションケース
1の前部下部の右及び左横側部に、前輪支持ケース2が
連結されて右及び左方に延出されている(ミッションケ
ース1に対して前輪支持ケース2は昇降及びローリング
しない)。前輪支持ケース2の端部の縦軸芯P1周りに
支持ケース3が回転自在に支持されて、支持ケース3に
右及び左の前輪4が支持されており、右及び左の前輪4
が支持ケース3と一緒に縦軸芯P1周りに右及び左に操
向操作されるように構成されている。
【0020】図3及び図4に示すように、ミッションケ
ース1の後端の右及び左横側部に、ボス部1aが右及び
左横側に突出するように形成されて、右及び左の伝動ケ
ース5が、ボス部1aの左右方向の軸芯P2周りに独立
に上下揺動自在に支持されている。右及び左の伝動ケー
ス5がボス部1aから後方に延出されて、右及び左の伝
動ケース5の後部に右及び左の後輪6が支持されてお
り、右及び左の後輪6は操向操作されない。
【0021】図3及び図5に示すように、平板を箱状に
折り曲げて構成された支持フレーム7が右及び左のボス
部1aに連結されており、支持フレーム7の後部上端の
左右にブラケット7aが固定され、右及び左のブラケッ
ト7aに亘って1本の支持軸8が架設されている。この
場合、支持フレーム7の横幅が、右及び左の伝動ケース
5の間隔よりも狭いものになっている。右及び左の伝動
ケース5と支持軸8の右及び左の端部とに亘って、サス
ペンションバネ9が取り付けられている。図3及び図4
に示すように、平面視でクランク状に折り曲げられた右
及び左のトーションバー10が備えられており、トーシ
ョンバー10の一端がミッションケース1の後部に回転
しないように連結され、トーションバー10の他端が右
及び左の伝動ケース5に取り付けられている。
【0022】これにより、右及び左の後輪6に掛かる荷
重が主にサスペンションバネ9によって支持されるので
あり、右及び左の伝動ケース5が上方に揺動すると、サ
スペンションバネ9の弾性的な抵抗が右及び左の伝動ケ
ース5に掛かるのに加えて、トーションバー10におけ
るミッションケース1に固定された部分が捩じられ、ト
ーションバー10の弾性的な抵抗が右及び左の伝動ケー
ス5に掛かる。右及び左の伝動ケース5を左右方向に変
位させようとする力が掛かる場合、トーションバー10
により右及び左の伝動ケース5の左右方向への変位が抑
えられる。
【0023】図1に示すように、後述する苗植付装置4
1の苗のせ台51における4つの苗のせ面の各々に1枚
のマット状の苗を載せ、後述する運転座席59に1人の
運転者が着座した状態を通常の状態としており、前述の
通常の状態において、後述する右及び左のステップ部3
0、フロア31が略水平になるように、サスペンション
バネ9及びトーションバー10が設定されている。
【0024】前述の通常の状態で、右及び左の前輪4を
直進位置に設定している状態において、図3に示すよう
に右及び左の前輪4の車軸4aとボス部1a(左右方向
の軸芯P2)との前後方向での間隔L1よりも、右及び
左の後輪6の車軸6aとボス部1a(左右方向の軸芯P
2)との前後方向での間隔L2が、大きなものになって
おり、図1及び図4に示すように、右及び左の後輪6の
車軸6aとボス部1a(左右方向の軸芯P2)との前後
方向での間隔L2が、右及び左の後輪6の外径よりも大
きなものになっている。
【0025】[2]次に、エンジン16及び静油圧式無
段変速装置11の付近の構造について説明する。図1及
び図7に示すように、ミッションケース1の前部上部の
左横側面に、静油圧式無段変速装置11が左右中央CL
よりも左側に位置するように連結されている。静油圧式
無段変速装置11の入力軸11a及び出力軸11bが、
左右方向に向いて略同じ高さに位置しており、静油圧式
無段変速装置11の入力軸11aが左向きに突出し、静
油圧式無段変速装置11の出力軸11bがミッションケ
ース1の内部に位置している。静油圧式無段変速装置1
1の入力軸11aに、入力プーリー12及び冷却ファン
13(図6参照)が備えられている。これにより、ミッ
ションケース1の前面から前方に、静油圧式無段変速装
置11が突出する状態となっており、静油圧式無段変速
装置11の下側のミッションケース1の部分に前輪支持
ケース2が位置する状態となっている。
【0026】図7及び図8に示すように、斜め上方前方
に向くエンジン支持フレーム14がミッションケース1
の前部に連結されており、略水平なエンジン支持台15
が左右中央CLよりも少し左側に位置するように、エン
ジン支持部材14に連結されている(図4参照)。エン
ジン16のクランクケース16aが防振ゴム17を介し
てエンジン支持台15に支持されて、エンジン16の出
力軸16cが左右方向に向いて左向きに突出しており、
エンジン16のシリンダ16bが斜め後方上方に向くよ
うに傾斜して配置されている。これにより、図7に示す
ように、静油圧式無段変速装置11の斜め前方上方にエ
ンジン16のシリンダ16bが位置する状態となってい
る。言い換えると、エンジン16のシリンダ16b及び
エンジン支持フレーム14によって形成された横V字状
の空間に、静油圧式無段変速装置11が側面視で入り込
むような状態となっている。
【0027】図7及び図8に示すように、エンジン16
の出力軸16cに出力プーリー18が固定され、出力プ
ーリー18と入力プーリー12とに亘って伝動ベルト1
9が巻回されている。エンジン支持フレーム14の横軸
芯P3周りにテンションアーム20が揺動自在に支持さ
れ、テンションアーム20の先端にテンションプーリー
20aが備えられており、テンションプーリー20aが
伝動ベルト19に押し付けられるように、バネ21によ
りテンションアーム20が図7の紙面時計方向に付勢さ
れている。
【0028】以上の構造により、エンジン16の動力が
伝動ベルト19を介して静油圧式無段変速装置11に伝
達され、静油圧式無段変速装置11の動力がミッション
ケース1の内部に配置されたギヤ式の変速装置(図示せ
ず)に伝達される。変速装置の動力が、前輪デフ機構
(図示せず)から前輪支持ケース2の内部に配置された
伝動軸(図示せず)を介して、右及び左の前輪4に伝達
される。変速装置の動力が、伝動チェーン(図示せ
ず)、右及び左のサイドクラッチ(図示せず)、伝動ケ
ース5の内部に配置された伝動チェーン(図示せず)を
介して、右及び左の後輪6に伝達される。
【0029】[3]次に、燃料タンク22及びエンジン
16を囲むように配置されたフレーム23及び後フレー
ム24の構造について説明する。図7,8,9に示すよ
うに、エンジン16の上部に燃料タンク22が備えられ
て、燃料タンク22及びエンジン16の右及び左横側か
ら燃料タンク22の上側を覆うフレーム23が備えられ
ている。フレーム23は1本の丸パイプを折り曲げて構
成されており、フレーム23の右及び左の横部分23a
の下部が、エンジン支持台15の前部に連結され、右及
び左方向に延出されて後方に延出されている。フレーム
23の右及び左の横部分23aがエンジン16のクラン
クケース16a及び出力プーリー18の付近から斜め後
方上方に延出され、エンジン16のシリンダ16b及び
燃料タンク22の右及び左横側を通っている。
【0030】図7,8,9に示すように、フレーム23
の右及び左の横部分23aの上部に亘り、フレーム23
の上部分23bが架設されており、フレーム23の上部
分23bが燃料タンク22の上側に配置されている。図
8に示すように、フレーム23の右及び左の横部分23
aの中間部分が左右中央側に折り曲げられており、フレ
ーム23の右及び左の横部分23aの下部での間隔より
も、フレーム23の右及び左の横部分23aの上部での
間隔が狭いものになっている。
【0031】図7,8,9に示すように、燃料タンク2
2及びエンジン16の後側に後フレーム24が備えられ
ている。後フレーム24は1本の丸パイプを折り曲げて
構成されており、後フレーム24の右及び左の横部分2
4aの下部が、ブラケット25を介してミッションケー
ス1の上部に連結されている。後フレーム24の右及び
左の横部分24aがエンジン16のシリンダ16bの付
近から斜め前方上方に延出され、燃料タンク22の後側
において、後フレーム24の右及び左の横部分24aの
上部に亘り、後フレーム24の上部分24bが架設され
ている。燃料タンク22の右側部及び左側部がフレーム
23の右及び左の横部分23a、後フレーム24の右及
び左の横部分24aに連結されている。
【0032】図8に示すように、フレーム23の右及び
左の横部分23aの間隔よりも、後フレーム24の右及
び左の横部分24aの間隔が狭くなるように、後フレー
ム24が形成されている。フレーム23の上部分23b
の位置よりも、後フレーム24の上部分24bの位置が
低くなるように、後フレーム24が形成されている。図
7,8,9に示すように、平面視コ字状のブラケット2
6がフレーム23の上部分23bに連結されており、後
フレーム24の上部分24bとブラケット26とに亘っ
て、ブラケット27が連結されている。
【0033】図1,2,6に示すように、エンジン1
6、燃料タンク22、フレーム23及び後フレーム24
を覆う前部ボンネット28及び後部ボンネット29が備
えられている。前部ボンネット28は、エンジン16の
クランクケース16aの前部、燃料タンク22の前部及
び上部、フレーム23の上部分23bの付近、後フレー
ム24の上部分24bの付近を覆うように構成されてお
り、固定されている(着脱不可)。後部ボンネット29
は、エンジン16のクランクケース16a及びシリンダ
16bの右及び左横側、フレーム23の右及び左の横部
分23a、後フレーム24の右及び左の横部分24a、
エンジン16のシリンダ16bの後側、燃料タンク22
の後側を覆うように構成されており、前部ボンネット2
8に対して着脱自在に構成されている。
【0034】図1,2,6に示すように、前部及び後部
ボンネット28,29の右及び左横側に、乗降用のステ
ップ部30が備えられており、右及び左のステップ部3
0につながるフロア31が、前部及び後部ボンネット2
8,29の後側に備えられている。図1,2,4に示す
ように、右及び左の伝動ケース5の横外面部においてボ
ス部1aの近傍部分に、アーム85がボルトにより連結
されており、アーム85が右及び左横側に延出されて、
アーム85に乗降用のステップ部86が固定されてい
る。これにより、図1及び図2に示すように、右及び左
のステップ部86が平面視でフロア31の横外側の近傍
に位置し、側面視でフロア31の少し下側に位置してい
る。
【0035】[4]次に、右及び左の前輪4の操向構造
について説明する。図4及び図9に示すように、ラック
アンドピニオン型式のステアリングギヤケース32が、
エンジン支持フレーム14に連結されて、ロッド状のラ
ックギヤ32aがステアリングギヤケース32にスライ
ド自在に支持されており、ステアリングギヤケース32
及びラックギヤ32aが、前部及び後部ボンネット2
8,29、右のステップ部30の下側に配置されてい
る。左の支持ケース3に固定されたナックルアーム3a
とラックギヤ32aとに亘って、連係ロッド33が接続
されており、右及び左の支持ケース3のナックルアーム
3aに亘って、連係ロッド34が接続されている。
【0036】図7,8,9,10に示すように、ブラケ
ット26の横軸芯P4周りに、正面視コ字状のブラケッ
ト35が揺動自在に支持され、操縦ハンドル36及びス
テアリング軸37がブラケット35に回転操作自在に支
持されている。ステアリング軸37の下部において横軸
芯P4の位置に、ユニバーサルジョイント39が備えら
れており、ブラケット26に対してブラケット35を所
望の角度で固定可能な締め込みボルト38が、ブラケッ
ト26に備えられている。
【0037】図4,7,8,9に示すように、ラックギ
ヤ32aに咬合するピニオンギヤ軸32bがステアリン
グギヤケース32に備えられており、前部及び後部ボン
ネット28,29の内部において、ピニオンギヤ軸32
bがエンジン16の右横側に位置するように配置され、
フレーム23の右の横部分23aの後側に位置するよう
に配置されている。ピニオンギヤ軸32bの上部にユニ
バーサルジョイント39が備えられており、前部及び後
部ボンネット28,29の内部において、ステアリング
軸37及びピニオンギヤ軸32bのユニバーサルジョイ
ント39に亘って、連動軸40が接続されている。図8
及び図9に示すように、平面視でL字状の凹部22aが
燃料タンク22の後部右横側に形成されており、連動軸
40が燃料タンク22の凹部22aに斜めに入り込むよ
うに配置されている。
【0038】以上の構造により、操縦ハンドル36を回
転操作すると、操縦ハンドル36の回転操作がステアリ
ング軸37及び連動軸40を介してピニオンギヤ軸32
bに伝達され、ラックギヤ32aがスライド操作され
て、連係ロッド33,34により右及び左の前輪1が右
及び左に操向操作される。この場合、締め込みボルト3
8を緩めることにより、操縦ハンドル36(ブラケット
35)の角度を横軸芯P4周りに変更することができる
のであり、締め込みボルト38を締め込むことによっ
て、操縦ハンドル36(ブラケット35)を所望の角度
に固定することができる。
【0039】[5]次に、苗植付装置41及び苗植付装
置41の支持構造について説明する。図1,2,3,5
に示すように、支持フレーム7において支持軸8に1本
のトップリンク42が上下揺動自在に支持され、支持フ
レーム7の後部下端に固定された右及び左のブラケット
7bに、右及び左のロアリンク43が上下揺動自在に支
持されており、トップリンク42及びロアリンク43の
後端に支持部材44が連結されている。単動型の昇降シ
リンダ45が支持軸8に上下揺動自在に支持され、昇降
シリンダ45のシリンダロッド45aが、サスペンショ
ンゴム46及びハ字状の連結部材47を介して、ロアリ
ンク43と支持部材44に連結されている。
【0040】図1及び図2に示すように、4条植型式の
苗植付装置41が、支持部材44の下部に前後軸芯周り
にローリング自在に連結されている。苗植付装置41は
支持部材44に連結されるフィードケース48、後方に
延出された右及び左の植付伝動ケース49、植付伝動ケ
ース49の右及び左側部で回転駆動される植付ケース5
0、植付ケース50に支持された植付アーム50a、4
つの苗のせ面を備えて左右方向に往復横送り駆動される
苗のせ台51、上下動自在に支持された接地フロート5
2等を備えて構成されている。
【0041】図3及び図4に示すように、ミッションケ
ース1の上部において左右中央CLから右側に偏位した
位置から、PTO軸53が後方に延出され支持フレーム
7の内部の下部を通っており、右及び左のブラケット7
bの間の下方近傍において、PTO軸53の端部にユニ
バーサルジョイント54が備えられている。PTO軸5
3のユニバーサルジョイント54と、フィードケース4
8の入力軸48aのユニバーサルジョイント54とに亘
ってPTO軸55が接続されており、図2に示すように
平面視で右及び左のロアリンク43の間に、PTO軸5
5が配置されている。以上の構造により、ミッションケ
ース1の動力がPTO軸53,55を介して苗植付装置
41に伝達されるのであり、苗のせ台51が往復横送り
駆動されるのに伴って、植付アーム50aが苗のせ台5
1の下部から交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
【0042】図3,4,5に示すように、ミッションケ
ース1の上部においてPTO軸53と支持フレーム7の
左側部との間に、制御弁56が取り付けられており、制
御弁56の作動油の給排操作によって昇降シリンダ45
が伸縮駆動されて、苗植付装置41が昇降駆動される。
制御弁56の斜め後方上方の支持フレーム7の部分に支
持台57が固定され、支持台57にバッテリー58が乗
せられて固定されており、図1,2,5に示すようにバ
ッテリー58の上方の支持フレーム7の部分に運転座席
59が取り付けられている。
【0043】[6]次に、制御弁56を操作する昇降レ
バー60の構造について説明する。図10,11,12
に示すように、後フレーム24の右の横部分24aに支
持板61が連結されて、支持板61に連結された支持軸
61aに操作板62が揺動自在に支持されており、制御
弁56(図3及び図5参照)と操作板62の操作アーム
62aとが、ワイヤ64を介して連係されている。エン
ジン16の動力をPTO軸53(苗植付装置41)に伝
動及び伝動遮断自在な植付クラッチ(図示せず)が、ミ
ッションケース1の内部に配置されており、操作板62
の操作アーム62aと植付クラッチとが、ワイヤ64を
介して連係されている。
【0044】図10,11,12,14に示すように、
操作板62に支持軸60aが自身の軸芯周りに回転自在
に支持されて、支持軸60aの端部に昇降レバー60が
連結されている。支持板61にレバーガイド63が備え
られており、レバーガイド63に沿って支持軸61a周
りに、昇降レバー60及び操作板62を上昇位置U、中
立位置N、下降位置D及び植付位置Aに操作することが
できる。植付位置Aにおいて昇降レバー60を支持軸6
0aの軸芯周りに、右及び左マーカー位置MR,MLに
操作することができる。
【0045】この場合、図11及び図12に示すよう
に、上昇位置Uが後方側(運転座席59側)に配置さ
れ、植付位置A(右及び左マーカー位置MR,ML)が
前方側に配置されている。図11に示すように、操縦ハ
ンドル36(ブラケット35)を標準的な角度に設定し
ている状態において、側面視で操縦ハンドル36の中央
付近の横側に下降位置D及び植付位置A(右及び左マー
カー位置MR,ML)が位置しており、側面視で操縦ハ
ンドル36の後部の横側に中立位置Nが位置している。
【0046】図11,12,13に示すように、支持板
61の横軸芯P4周りにデテントアーム65が揺動自在
に支持されて、デテントアーム65と支持軸61aとに
亘って引っ張りバネ66が接続されており、操作板62
の外周部に形成された3つの凹部にデテントアーム65
のローラー65aが入り込むように、引っ張りバネ66
によってデテントアーム65が上方に付勢されている。
これにより、操作板62の凹部にデテントアーム65の
ローラー65aが入り込むことによって、昇降レバー6
0及び操作板62が中立位置N、下降位置D及び植付位
置Aに保持される。フレーム23の右の横部分23aと
操作板62とに亘って引っ張りバネ67が接続されてお
り、引っ張りバネ67により昇降レバー60及び操作板
62が上昇位置Uに付勢されている。
【0047】図1及び図2に示すように、1回の植付行
程の走行時に次の植付行程の指標を田面に形成するマー
カー69が、苗植付装置41の右及び左横部に備えられ
ている。右及び左のマーカー69は田面に突入して指標
を形成する作業姿勢、及び田面から上方に離れた格納姿
勢に操作自在に構成されており、苗植付装置41が田面
から大きく上昇駆動されると、右及び左のマーカー69
が格納姿勢に操作されて、右及び左のロック機構(図示
せず)により右及び左のマーカー69が格納姿勢に保持
されるように構成されている。苗植付装置41を田面ま
で下降駆動する際に、右又は左のロック機構を解除操作
すると、右又は左のマーカー69が格納姿勢から作業姿
勢に操作される。
【0048】図10,11,12に示すように、支持板
61に固定された支持軸61b周りに、正面視で扇型の
操作板68が揺動自在に支持され、前述の右及び左のロ
ック機構と操作板68とが右及び左のワイヤ70を介し
て接続されており、操作板68を中立姿勢に付勢する引
っ張りバネ71が、操作板68と支持板61とに亘って
接続されている。
【0049】以上の構造により、昇降レバー60を上昇
位置Uに操作すると、制御弁56から昇降シリンダ45
に作動油が供給され、昇降シリンダ45が収縮作動して
苗植付装置41が上昇駆動される。昇降レバー60を中
立位置Nに操作すると、制御弁56の作動油の給排操作
が停止され昇降シリンダ45が停止して、苗植付装置4
1が停止する。昇降レバー60を下降位置Dに操作する
と、制御弁56を介して昇降シリンダ45から作動油が
排出され、昇降シリンダ45が伸長作動して苗植付装置
41が下降駆動される。上昇位置U、中立位置N及び下
降位置Dにおいて、植付クラッチが伝動遮断側に操作さ
れ、右及び左のマーカー69が格納姿勢に保持されてい
る。
【0050】昇降レバー60を植付位置Aに操作する
と、植付クラッチが伝動側に操作されて、苗植付装置4
1による苗の植え付けが開始されるのであり、苗植付装
置41が田面から設定高さに維持されるように、昇降シ
リンダ45により苗植付装置41が自動的に昇降駆動さ
れる。この場合、前項[5]に記載のように接地フロー
ト52が苗植付装置41に上下動自在に支持されて、接
地フロート52と制御弁56とがワイヤ(図示せず)を
介して連係されている。これにより、田面に接地追従す
る接地フロート52に対して苗植付装置41が上下動す
ると、苗植付装置41の上下動がワイヤにより制御弁5
6に伝達され制御弁56が操作されて、昇降シリンダ4
5により苗植付装置41が自動的に昇降駆動されるので
あり、田面(接地フロート52)から苗植付装置41ま
での高さが設定高さに維持されて、苗の植付深さが設定
深さに維持される。
【0051】図13に示すように、植付位置Aにおいて
昇降レバー60の下端部60bが操作板68に係合する
ので、昇降レバー60を右又は左マーカー位置MR,M
Lに操作すると、操作板68が支持軸61b周りに揺動
操作され、右又は左のワイヤ70が引き操作されて、右
又は左のロック機構が解除操作される。これにより、右
又は左のマーカー69が格納姿勢から作業姿勢に操作さ
れる。
【0052】前述のようにして、苗植付装置41を上限
まで上昇駆動すると、この乗用型田植機を軽トラック
(図示せず)の荷台に載せることができるようになる。
苗植付装置41を上限まで上昇駆動した状態において、
地面から接地フロート52の底面までの高さが約800
mmとなるのであり、前部ボンネット28の前端から接
地フロート52の後端までの長さが約2200mmとな
る。
【0053】[7]次に、静油圧式無段変速装置11を
操作する変速レバー72の構造について説明する。図1
0及び図16に示すように、後フレーム24の左の横部
分24aに支持ブラケット73が固定され、支持ブラケ
ット73に操作軸74が自身の軸芯周りに回転自在に支
持されている。静油圧式無段変速装置11は中立位置を
挟んで前進側及び後進側に無段階に変速可能に構成され
ており、静油圧式無段変速装置11を操作するトラニオ
ン軸(図示せず)に接続された操作軸75が上方に延出
されている。図10及び図15(イ)(ロ)に示すよう
に、後フレーム24の左の横部分24aに固定されたブ
ラケット76に、操作軸75の上部が回転自在に支持さ
れて、操作軸74の端部74aが下向きに折り曲げられ
ており、操作軸75の上端に固定されたアーム75a
に、操作軸74の端部74aが係合している。
【0054】図10及び図16に示すように、側面視で
扇型の操作板77が操作軸74に固定されており、操作
板77の軸芯P5周りに変速レバー72が揺動自在に支
持され、変速レバー72を図10の紙面右方(左横側)
に付勢するバネ78が取り付けられている。操作板77
の外周部に多数の凹部が形成されており、後フレーム2
4の左の横部分24aに板バネ79が固定され、板バネ
79の先端のローラー79aが操作板77の凹部に入り
込むように構成されている。
【0055】図10,16,17(イ)に示すように、
後フレーム24の左の横部分24aにレバーガイド80
が固定され、中立位置N1、前進領域F及び後進領域R
により形成されたクランク状の開口部80aがレバ−ガ
イド80に備えられて、変速レバー72がレバーガイド
80の開口部80aに挿入されている。この場合、図1
6及び図17(イ)に示すように、前進領域Fが前方側
に配置されて、後進領域Rが後方側(運転座席59側)
に配置され、前進領域Fに対して後進領域Rが操縦ハン
ドル36側に位置するように配置されており、バネ78
により変速レバー72が前進領域F側(図17(イ)の
紙面下方)に付勢されている。
【0056】図10,16,17(イ)に示すように、
レバーガイド80の縦軸芯P6周りに操作アーム81が
揺動自在に支持されており、操作アーム81とデテント
アーム65(図11,12,13参照)とがワイヤ82
を介して接続されている。操作アーム81を図17
(イ)に示す姿勢で止めるストッパー83が、レバーガ
イド80に固定されており、後進領域Rの端部に対応す
るレバーガイド80の位置に、リミットスイッチ84が
固定されている。
【0057】図16及び図17(イ)に示す状態は、変
速レバー72を中立位置N1に操作している状態であ
り、静油圧式無段変速装置11が中立位置に操作されて
停止している。変速レバー72を中立位置N1から前進
領域Fに操作していくと、図10及び図15(イ)
(ロ)に示すように、操作軸74,75を介して静油圧
式無段変速装置11が前進の高速側に操作されるのであ
り、変速レバー72から手を離しても、板バネ79のロ
ーラー79aが操作板77の凹部に入り込むことによっ
て、変速レバー72が所望の位置に保持される。
【0058】図16及び図17(イ)に示す状態におい
て、変速レバー72を中立位置N1から後進領域Rに操
作すると、図17(ロ)に示すように変速レバー72に
より操作アーム81が紙面反時計方向に揺動操作され
て、操作アーム81がリミットスイッチ84に接当し、
操作アーム81によりワイヤ82が引き操作されて、図
11,12,13に示すデテントアーム65が操作板6
2から下方に離される。これにより、バネ67によって
昇降レバー60が上昇位置Uに操作され、苗植付装置4
1が大きく上昇駆動されるのであり、リミットスイッチ
81の信号によってブザー(図示せず)が作動する。
【0059】変速レバー72を中立位置N1から後進領
域Rに操作していくと、図10及び図15(イ)(ロ)
に示すように、操作軸74,75を介して静油圧式無段
変速装置11が後進の高速側に操作されるのであり、変
速レバー72から手を離しても、板バネ79のローラー
79aが操作板77の凹部に入り込むことによって、変
速レバー72が所望の位置に保持される。
【0060】[発明の実施の第1別形態]前述の[発明
の実施の形態]において、図3及び図4に示すPTO軸
53,55及びユニバーサルジョイント54を図18に
示すように構成してもよい。図18に示すように、ミッ
ションケース1の上部において左右中央CLから右側に
偏位した位置から、PTO軸53を後方に延出している
(ミッションケース1の上部においてPTO軸53と支
持フレーム7の左側部とに間に、制御弁56が取り付け
られている)。
【0061】図18に示すように、支持フレーム7の右
及び左側部の間において、PTO軸53における左右方
向の軸芯P2(ボス部1a)の後方近傍の部分に、ユニ
バーサルジョイント54を備え、PTO軸53のユニバ
ーサルジョイント54と、フィードケース48の入力軸
48aのユニバーサルジョイント54とに亘って、PT
O軸55を接続しており、平面視で右及び左のロアリン
ク43(右及び左の伝動ケース5)の間にPTO軸55
を配置している。
【0062】[発明の実施の第2別形態]前述の[発明
の実施の形態]において、図19に示すように右及び左
の後輪6の上側を覆う後輪フェンダ91を、右及び左の
伝動ケース5に備えてもよい。図19に示すように、後
輪フェンダ91は円弧状に形成されて、後輪フェンダ9
1の前部が伝動ケース5に連結され、後輪フェンダ91
の後部がアーム91aを介して伝動ケース5に連結され
ており、後輪6と後輪フェンダ91との間隔が狭いもの
に設定されている(例えば約100mm)。
【0063】[発明の実施の第3別形態]前述の[発明
の実施の形態]において、図3及び図4に示すアーム8
5の伝動ケース5への連結構造を、図19及び図20に
示すように構成してもよい。図19及び図20に示すよ
うに、伝動ケース5の横側面に凹部5a及び座部5bを
一体的に形成し、座部5bにネジ穴5cを形成する。ア
ーム85の端部85aをL字状に曲げ、ブラケット85
bをアーム85に溶接によって連結する。アーム85の
端部85aを伝動ケース5の凹部5aに挿入し、ボルト
92によりアーム85のブラケット85bを伝動ケース
5の座部5b(ネジ穴5c)に連結する。これにより、
図19及び図20に示す構造であると、アーム85を伝
動ケース5に連結する際に、伝動ケース5の内部に貫通
するような開口を備えていないので、伝動ケース5のシ
ール性の面で有利なものとなる。
【0064】[発明の実施の第4別形態]本発明は乗用
型田植機ばかりではなく、後部に直播装置を昇降駆動自
在に備えた四輪駆動型の乗用型直播機、四輪駆動型の農
用トラクタや乗用型芝刈機等にも適用できる。
【0065】
【発明の効果】請求項1(請求項2)の特徴によると、
操向操作自在な右及び左の前輪、右及び左の後輪を備え
た四輪駆動型の乗用型作業車において、乗用型作業車の
左右傾斜を抑えながら、作業地の凹凸の影響を受けるこ
となく、右及び左の後輪の動力が無駄なく作業地(右及
び左の後輪の接地点)に伝えられるようになり、操向操
作の影響を受けることなく右及び左の前輪の動力が無駄
なく作業地(右及び左の後輪の接地点)に伝えられるよ
うになって、乗用型作業車の走行性能を向上させること
ができた。
【0066】請求項1(請求項2)の特徴によると、例
えば右及び左の後輪の両方が作業地の凸部に乗り上げて
も、右及び左の伝動ケース(右及び左の後輪)が上方に
揺動することにより、右及び左の後輪の両方が作業地の
凸部に乗り上げる状態が吸収されて、乗用型作業車が持
ち上げられると言う状態が抑えられるので、この点にお
いても乗用型作業車の走行性能を向上させることができ
た。
【0067】請求項2の特徴によると、ミッションケー
スの動力を前輪支持ケースの内部に配置された伝動系、
及び後輪支持ケースの内部に配置された伝動系に伝達す
るように構成することが、容易に行えるようになって、
伝動構造の簡素化の面で有利なものとなる。
【0068】請求項3の特徴によると、請求項1又は2
の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」
を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のよう
な「発明の効果」を備えている。請求項3の特徴による
と、右及び左の伝動ケースが比較的長いものになってお
り、右及び左の伝動ケースが上下揺動しても、右及び左
の後輪(接地点)の前後方向の移動量が小さなものにな
るので、この点においても右及び左の後輪の動力が無駄
なく作業地(右及び左の後輪の接地点)に伝えられるよ
うになり、乗用型作業車の走行性能を向上させることが
できた。
【0069】請求項4の特徴によると、請求項1〜3の
うちのいずれか一つの場合と同様に前述の請求項1〜3
の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に
加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請求
項4の特徴によると、右及び左の後輪の後方に作業装置
を備え、作業装置を昇降駆動する昇降機構を備えた場
合、作業装置が昇降駆動された際にPTO軸の自在継手
の部分での折れ曲がりが小さなものになり、PTO軸の
自在継手の部分での損耗を抑えることができる点、並び
に、右及び左の伝動ケースとPTO軸とが互いに干渉す
るようなことがない点により、作業装置に動力を支障な
く伝達することができるようになった。
【0070】請求項5の特徴によると、請求項1〜4の
うちのいずれか一つの場合と同様に前述の請求項1〜4
の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に
加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請求
項5の特徴によると、右及び左の伝動ケース(右及び左
の後輪)が弾性的に上下揺動することになって、乗用型
作業車の乗り心地を向上させることができた。
【0071】請求項6の特徴によると、請求項1〜5の
うちのいずれか一つの場合と同様に前述の請求項1〜5
の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に
加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請求
項6の特徴によると、左右方向に変位させようとする力
が右及び左の伝動ケースに掛かっても、右及び左の伝動
ケースの左右方向への変位を抑えることができるので、
右及び左の伝動ケースを無理なく上下揺動させることが
できるようになって、右及び左の伝動ケースの耐久性を
向上させることができた。
【0072】請求項7の特徴によると、請求項1〜6の
うちのいずれか一つの場合と同様に前述の請求項1〜6
の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に
加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請求
項7の特徴によると、乗降用のステップ部を右及び左の
伝動ケースに備えることにより、乗降用のステップ部を
充分な強度で支持することができるようになって、乗用
型作業車の強度の面で有利なものとなった。
【0073】請求項8の特徴によると、請求項1〜7の
うちのいずれか一つの場合と同様に前述の請求項1〜7
の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に
加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請求
項8の特徴によると、右及び左の後輪の上側を覆う後輪
フェンダを備える場合、右及び左の後輪フェンダを右及
び左の後輪に接近させて配置することが可能になって、
右及び左の後輪フェンダの機能(例えば右及び左の後輪
の土の跳ね飛ばしの抑制)を、充分に発揮させることが
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】乗用型田植機の全体平面図
【図3】ミッションケース、前輪支持ケース、伝動ケー
ス、支持フレーム、トップリンク及びロアリンクの付近
の側面図
【図4】ミッションケース、前輪及び前輪支持ケース、
後輪及び伝動ケースの付近の平面図
【図5】支持フレーム、バッテリー、トップリンク及び
ロアリンクの付近の平面図
【図6】前部ボンネット及びエンジンの付近の左側の側
面図
【図7】エンジン、フレーム及び後フレームの付近の左
側の側面図
【図8】エンジン、フレーム及び後フレームの付近の正
面図
【図9】エンジン、フレーム及び後フレームの付近の右
側の側面図
【図10】昇降レバー及び変速レバーの付近の正面図
【図11】昇降レバー及び操縦ハンドルの付近の右側の
側面図
【図12】昇降レバーの付近の右側の側面図
【図13】昇降レバーの付近の正面図
【図14】昇降レバーのレバーガイドの平面図
【図15】変速レバーの操作軸の付近の横断平面図及び
側面図
【図16】変速レバー及び操縦ハンドルの付近の左側の
側面図
【図17】変速レバーのレバーガイドの平面図
【図18】発明の実施の第1別形態におけるミッション
ケース、前輪支持ケース、伝動ケース、支持フレーム、
トップリンク及びロアリンクの付近の側面図
【図19】発明の実施の第2別形態における伝動ケース
の付近の側面図
【図20】発明の実施の第3別形態における伝動ケース
の横断平面図
【符号の説明】
1 ミッションケース 2 前輪支持ケース 4 前輪 4a 前輪の車軸 5 伝動ケース 6 後輪 6a 後輪の車軸 9 サスペンション機構 10 横偏位防止機構 41 作業装置 45 昇降機構 53,55 PTO軸 54 自在継手 86 ステップ部 91 後輪フェンダ P2 左右方向の軸芯 L1,L2 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 17/04 B60K 17/04 K 17/06 17/06 F 17/28 17/28 C 17/30 17/30 B B62D 49/00 B62D 49/00 C E (72)発明者 中尾 康也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 井上 信一郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B062 AB01 BA04 BA11 2B063 AB01 AB08 BA01 2B304 KA13 KA17 LA02 LA09 LB05 LB16 MA08 3D039 AA03 AA04 AA05 AA29 AB12 AC21 AC22 AC32 AC65 AD26 AD36 AD54 3D043 AA01 AA04 AA05 AA06 AA07 AA09 AB12 BA06 BA08 BC11 CA02 CA03 CA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向操作自在な右及び左の前輪を備えた
    前輪支持ケースを、昇降及びローリングしないように支
    持すると共に、 左右方向の軸芯周りに右及び左の伝動ケースを独立に上
    下揺動自在に支持し、前記右及び左の伝動ケースを後方
    に延出して、前記右及び左の伝動ケースの後部に右及び
    左の後輪を備え、 前記前輪支持ケースの内部に配置された伝動系を介して
    右及び左の前輪に動力を伝達し、前記右及び左の伝動ケ
    ースの内部に配置された伝動系を介して右及び左の後輪
    に動力を伝達するように構成してある乗用型作業車。
  2. 【請求項2】 操向操作自在な右及び左の前輪を備えた
    前輪支持ケースを、ミッションケースに昇降及びローリ
    ングしないように支持すると共に、 前記ミッションケースの左右方向の軸芯周りに右及び左
    の伝動ケースを独立に上下揺動自在に支持し、前記右及
    び左の伝動ケースを後方に延出して、前記右及び左の伝
    動ケースの後部に右及び左の後輪を備え、 前記前輪支持ケースの内部に配置された伝動系を介して
    右及び左の前輪に動力を伝達し、前記右及び左の伝動ケ
    ースの内部に配置された伝動系を介して右及び左の後輪
    に動力を伝達するように構成してある乗用型作業車。
  3. 【請求項3】 前記右及び左の前輪の車軸と前記左右方
    向の軸芯との前後方向での間隔よりも、前記右及び左の
    後輪の車軸と前記左右方向の軸芯との前後方向での間隔
    を、大きなものに設定してある請求項1又は2に記載の
    乗用型作業車。
  4. 【請求項4】 前記右及び左の後輪の後方に作業装置を
    備え、前記作業装置を昇降駆動する昇降機構を備えて、 前記作業装置に動力を伝達するPTO軸を、平面視で前
    記右及び左の伝動ケースの間に配置して前記作業装置に
    接続し、前記PTO軸における前記左右方向の軸芯の後
    方近傍の部分に、折れ曲がり自在な自在継手を備えてあ
    る請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の乗用型作
    業車。
  5. 【請求項5】 前記右及び左の伝動ケースを弾性的に懸
    架するサスペンション機構を備えてある請求項1〜4の
    うちのいずれか一つに記載の乗用型作業車。
  6. 【請求項6】 前記右及び左の伝動ケースの上下揺動を
    許容しながら、前記右及び左の伝動ケースの左右方向へ
    の変位を抑える横変位防止機構を備えてある請求項1〜
    5のうちのいずれか一つに記載の乗用型作業車。
  7. 【請求項7】 乗降用のステップ部を、前記右及び左の
    伝動ケースに備えてある請求項1〜6のうちのいずれか
    一つに記載の乗用型作業車。
  8. 【請求項8】 前記右及び左の後輪の上側を覆う後輪フ
    ェンダを、前記右及び左の伝動ケースに備えてある請求
    項1〜7のうちのいずれか一つに記載の乗用型作業車。
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