JPH06165293A - 電気音響変換器 - Google Patents
電気音響変換器Info
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- JPH06165293A JPH06165293A JP4332546A JP33254692A JPH06165293A JP H06165293 A JPH06165293 A JP H06165293A JP 4332546 A JP4332546 A JP 4332546A JP 33254692 A JP33254692 A JP 33254692A JP H06165293 A JPH06165293 A JP H06165293A
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- electroacoustic transducer
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K9/00—Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers
- G10K9/18—Details, e.g. bulbs, pumps, pistons, switches or casings
- G10K9/20—Sounding members
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K9/00—Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers
- G10K9/18—Details, e.g. bulbs, pumps, pistons, switches or casings
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R13/00—Transducers having an acoustic diaphragm of magnetisable material directly co-acting with electromagnet
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R17/00—Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers
- H04R17/10—Resonant transducers, i.e. adapted to produce maximum output at a predetermined frequency
Abstract
(57)【要約】
【目的】 共鳴空間を犠牲にすることなく、振動板の中
央部分で許容振動範囲を越える過剰な移動を防止し、外
的な衝撃力から振動板を防護した電気音響変換器を提供
する。 【構成】 入力される電気信号に応じて磁気的に振動板
（１８）を振動させることにより、前記電気信号を音響
に変換する電気音響変換器であって、前記振動板の一面
側に設けられた共鳴室（２２）の内壁部に、前記振動板
の中央部に取り付けられた磁片（２０）部分で移動許容
範囲を規制する移動制限手段（放音筒２４、突部３４、
３６、３８）を設置したものである。
央部分で許容振動範囲を越える過剰な移動を防止し、外
的な衝撃力から振動板を防護した電気音響変換器を提供
する。 【構成】 入力される電気信号に応じて磁気的に振動板
（１８）を振動させることにより、前記電気信号を音響
に変換する電気音響変換器であって、前記振動板の一面
側に設けられた共鳴室（２２）の内壁部に、前記振動板
の中央部に取り付けられた磁片（２０）部分で移動許容
範囲を規制する移動制限手段（放音筒２４、突部３４、
３６、３８）を設置したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された電気信号を
音響に変換する電気音響変換器に関する。
音響に変換する電気音響変換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電磁型の電気音響変換器は、図１
２に示すように、合成樹脂で形成された円筒形を成す外
装ケース２を備え、その後部側に磁気駆動部４が設置さ
れ、この磁気駆動部４には、電気信号を加えるための入
力端子６、８が形成されている。そして、磁気駆動部４
には、中央部に柱状を成す鉄心１０が設けられ、この鉄
心１０にはボビン１２を以てコイル１４が巻回されてい
る。このコイル１４には、入力端子６、８がその端部に
接続され、入力端子６、８を通して加えられた電気信号
によって励磁される。また、このコイル１４の周囲に
は、円筒状を成すマグネット１６が設けられている。
２に示すように、合成樹脂で形成された円筒形を成す外
装ケース２を備え、その後部側に磁気駆動部４が設置さ
れ、この磁気駆動部４には、電気信号を加えるための入
力端子６、８が形成されている。そして、磁気駆動部４
には、中央部に柱状を成す鉄心１０が設けられ、この鉄
心１０にはボビン１２を以てコイル１４が巻回されてい
る。このコイル１４には、入力端子６、８がその端部に
接続され、入力端子６、８を通して加えられた電気信号
によって励磁される。また、このコイル１４の周囲に
は、円筒状を成すマグネット１６が設けられている。
【０００３】マグネット１６の上面側には磁気駆動部４
によって駆動される振動板１８が設置され、この振動板
１８は弾性を備えた薄い磁気材料で形成されている。従
って、この振動板１８は、マグネット１６に吸着してい
るとともに、鉄心１０及びマグネット１６とで閉磁路を
形成している。振動板１８の中心部には、鉄心１０との
磁気的な関係を密にするとともに、振動質量を高めるた
め、磁片２０が取り付けられている。
によって駆動される振動板１８が設置され、この振動板
１８は弾性を備えた薄い磁気材料で形成されている。従
って、この振動板１８は、マグネット１６に吸着してい
るとともに、鉄心１０及びマグネット１６とで閉磁路を
形成している。振動板１８の中心部には、鉄心１０との
磁気的な関係を密にするとともに、振動質量を高めるた
め、磁片２０が取り付けられている。
【０００４】また、この振動板１８の前面側には、外装
ケース２で閉塞された振動空間としての共鳴室２２が形
成されているとともに、この共鳴室２２を外気に開放す
る放音筒２４が形成されている。さらに、共鳴室２２の
壁面部には、振動板１８のエッジで振動板の前面側への
移動許容範囲を規制する手段として、複数のリブ２６が
形成されている。
ケース２で閉塞された振動空間としての共鳴室２２が形
成されているとともに、この共鳴室２２を外気に開放す
る放音筒２４が形成されている。さらに、共鳴室２２の
壁面部には、振動板１８のエッジで振動板の前面側への
移動許容範囲を規制する手段として、複数のリブ２６が
形成されている。
【０００５】次に、図１３は、振動板１８の拡大断面を
示している。振動板１８は、極薄い板材料で形成されて
おり、その中央に付加質量を成す剛体として円板状を成
す磁片２０が取り付けられているが、この磁片２０は、
その中央部がスポット溶接によって取り付けられてい
る。２７は、その溶接点である。
示している。振動板１８は、極薄い板材料で形成されて
おり、その中央に付加質量を成す剛体として円板状を成
す磁片２０が取り付けられているが、この磁片２０は、
その中央部がスポット溶接によって取り付けられてい
る。２７は、その溶接点である。
【０００６】電気音響変換器において、電気音響変換特
性を均一化し、その安定性を図るには、振動板１８と磁
片２０との溶接点２７を振動板１８の特性を損なわない
よう十分小さくすることが必要であり、溶接後、振動板
１８の変形や変質を少なくすること、しかも、両者が密
着し、振動体として弾性が安定していることが必要であ
る。また、必要な音圧、発音帯域を確保するには、振動
板１８を極薄にすることが必要である。
性を均一化し、その安定性を図るには、振動板１８と磁
片２０との溶接点２７を振動板１８の特性を損なわない
よう十分小さくすることが必要であり、溶接後、振動板
１８の変形や変質を少なくすること、しかも、両者が密
着し、振動体として弾性が安定していることが必要であ
る。また、必要な音圧、発音帯域を確保するには、振動
板１８を極薄にすることが必要である。
【０００７】このため、音圧、発音帯域等を高めようと
すると、振動板１８と磁片２０の接合強度を低下させる
ことになり、信頼性や安定性が低下するという厄介な関
係がある。
すると、振動板１８と磁片２０の接合強度を低下させる
ことになり、信頼性や安定性が低下するという厄介な関
係がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電気音響変換器は、可搬性の高い各種の電子機器に設置
されて用いられており、強力な振動や衝撃等の外力を受
けるおそれがある。図１４は、振動板１８の静止状態を
示し、図１５は、通常駆動時の振動を示している。図１
５において、（ａ）は鉄心１０側への移動、（ｂ）は放
音筒２４側への移動を示している。即ち、振動板１８
は、加えられた電気信号の周波数に応じて振動を繰り返
して音響を発するのである。そこで、通常の駆動では、
振動板１８の振動許容範囲に対応した入力定格及び入力
限界を定め、振動板１８が許容範囲を越えて移動しない
ようにしている。
電気音響変換器は、可搬性の高い各種の電子機器に設置
されて用いられており、強力な振動や衝撃等の外力を受
けるおそれがある。図１４は、振動板１８の静止状態を
示し、図１５は、通常駆動時の振動を示している。図１
５において、（ａ）は鉄心１０側への移動、（ｂ）は放
音筒２４側への移動を示している。即ち、振動板１８
は、加えられた電気信号の周波数に応じて振動を繰り返
して音響を発するのである。そこで、通常の駆動では、
振動板１８の振動許容範囲に対応した入力定格及び入力
限界を定め、振動板１８が許容範囲を越えて移動しない
ようにしている。
【０００９】ところが、電気音響変換器に衝撃等の外力
が作用した場合には、図１６に示すように、振動板１８
はその振動許容範囲を越えて変形することがある。図１
６の（ａ）は振動板１８が鉄心１０側に移動し、鉄心１
０の頭部に振動板１８が接触している。即ち、鉄心１０
があるため、過剰な移動が防止されており、振動板１８
は鉄心１０によって防護されている。
が作用した場合には、図１６に示すように、振動板１８
はその振動許容範囲を越えて変形することがある。図１
６の（ａ）は振動板１８が鉄心１０側に移動し、鉄心１
０の頭部に振動板１８が接触している。即ち、鉄心１０
があるため、過剰な移動が防止されており、振動板１８
は鉄心１０によって防護されている。
【００１０】また、図１６の（ｂ）に示すように、振動
板１８が放音筒２４側に押し上げられる衝撃等の外力が
作用すると、振動板１８と磁片２０との間に両者を引き
裂くような応力が作用し、振動板１８の溶接点２７及び
周辺に破損、変形が生じるおそれがある。衝撃力が大き
い場合は振動板１８から磁片２０が脱落する場合もあり
得る。
板１８が放音筒２４側に押し上げられる衝撃等の外力が
作用すると、振動板１８と磁片２０との間に両者を引き
裂くような応力が作用し、振動板１８の溶接点２７及び
周辺に破損、変形が生じるおそれがある。衝撃力が大き
い場合は振動板１８から磁片２０が脱落する場合もあり
得る。
【００１１】従来、外的な衝撃力から振動板１８を防護
する対策として実公昭５７−２８４７８号「腕時計用電
磁型電気音響変換器」、実開昭５９−１５９０９８号
「電磁型音響変換器」、実開昭６０−２６０９９号「電
磁型発音体」等がある。実公昭５７−２８４７８号「腕
時計用電磁型電気音響変換器」では、過振動を防止する
ために振動板の前面空間を犠牲にしており、共鳴効果の
確保が困難であり、実開昭５９−１５９０９８号「電磁
型音響変換器」や実開昭６０−２６０９９号「電磁型発
音体」では、磁片部分の振動規制が行なわれないため、
衝撃によっては、依然として磁片が脱落する危険性があ
る。
する対策として実公昭５７−２８４７８号「腕時計用電
磁型電気音響変換器」、実開昭５９−１５９０９８号
「電磁型音響変換器」、実開昭６０−２６０９９号「電
磁型発音体」等がある。実公昭５７−２８４７８号「腕
時計用電磁型電気音響変換器」では、過振動を防止する
ために振動板の前面空間を犠牲にしており、共鳴効果の
確保が困難であり、実開昭５９−１５９０９８号「電磁
型音響変換器」や実開昭６０−２６０９９号「電磁型発
音体」では、磁片部分の振動規制が行なわれないため、
衝撃によっては、依然として磁片が脱落する危険性があ
る。
【００１２】そこで、本願発明は、共鳴空間を犠牲にす
ることなく、振動板の中央部分で許容振動範囲を越える
過剰な移動を防止し、外的な衝撃力から振動板を防護し
た電気音響変換器を提供することを目的とする。
ることなく、振動板の中央部分で許容振動範囲を越える
過剰な移動を防止し、外的な衝撃力から振動板を防護し
た電気音響変換器を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の電気音響変換器
は、図１に例示するように、入力される電気信号に応じ
て磁気的に振動板（１８）を振動させることにより、前
記電気信号を音響に変換する電気音響変換器であって、
前記振動板の一面側に設けられた共鳴室（２２）の内壁
部に、前記振動板の中央部に取り付けられた磁片（２
０）部分で移動許容範囲を規制する移動制限手段（放音
筒２４、突部３４、３６、３８）を設置したことを特徴
とする。
は、図１に例示するように、入力される電気信号に応じ
て磁気的に振動板（１８）を振動させることにより、前
記電気信号を音響に変換する電気音響変換器であって、
前記振動板の一面側に設けられた共鳴室（２２）の内壁
部に、前記振動板の中央部に取り付けられた磁片（２
０）部分で移動許容範囲を規制する移動制限手段（放音
筒２４、突部３４、３６、３８）を設置したことを特徴
とする。
【００１４】また、本発明の電気音響変換器において、
前記移動制限手段は、前記共鳴室の内壁部に移動許容範
囲を規制する単一又は複数の突部（３４、３６、３８）
を形成したことを特徴とする。
前記移動制限手段は、前記共鳴室の内壁部に移動許容範
囲を規制する単一又は複数の突部（３４、３６、３８）
を形成したことを特徴とする。
【００１５】そして、本発明の電気音響変換器におい
て、前記移動制限手段は、外気開放する放音筒（２４）
で兼用させたことを特徴とする。
て、前記移動制限手段は、外気開放する放音筒（２４）
で兼用させたことを特徴とする。
【００１６】
【作用】本発明の電気音響変換器では、共鳴室の内壁部
に設けた移動制限手段によって、磁片の移動許容範囲を
制限することで振動板の中央部の移動を規制しているの
で、衝撃力が作用しても振動板と磁片との間に剥離力が
生じることを確実に防止でき、振動板の変形等の不都合
も確実に抑制できる。
に設けた移動制限手段によって、磁片の移動許容範囲を
制限することで振動板の中央部の移動を規制しているの
で、衝撃力が作用しても振動板と磁片との間に剥離力が
生じることを確実に防止でき、振動板の変形等の不都合
も確実に抑制できる。
【００１７】また、移動制限手段は、単一又は複数の突
部を以て構成すれば、共鳴空間内に移動制限手段が占め
る割合を少なくでき、音響特性上、有益である。
部を以て構成すれば、共鳴空間内に移動制限手段が占め
る割合を少なくでき、音響特性上、有益である。
【００１８】そして、移動制限手段を放音筒で兼用させ
れば、特別な突部等を設置する必要がなく、構成の簡略
化が図られる。
れば、特別な突部等を設置する必要がなく、構成の簡略
化が図られる。
【００１９】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【００２０】図１は、本発明の電気音響変換器の第１実
施例を示している。この電気音響変換器は、外装ケース
２の内部に形成された共鳴空間を成す共鳴室２２を外気
に開放する放音筒２４を以て、振動板１８の中央部で移
動を制限する移動制限手段としたものである。即ち、放
音筒２４を長く設定し、その端部と振動板１８の間隔、
この実施例では、磁片２０との間隔Ｄを通常の振動許容
範囲と同等か若しくはそれより僅かに大きく設定したも
のである。
施例を示している。この電気音響変換器は、外装ケース
２の内部に形成された共鳴空間を成す共鳴室２２を外気
に開放する放音筒２４を以て、振動板１８の中央部で移
動を制限する移動制限手段としたものである。即ち、放
音筒２４を長く設定し、その端部と振動板１８の間隔、
この実施例では、磁片２０との間隔Ｄを通常の振動許容
範囲と同等か若しくはそれより僅かに大きく設定したも
のである。
【００２１】このように構成すれば、電気音響変換器に
強力な衝撃が作用して振動板１８がマグネット１６から
離れて上方に移動しても、図２に示すように、磁片２０
が放音筒２４の端面に当たり、振動板１８の過剰な移動
が阻止される。しかも、その移動制限は、磁片２０の部
分で実現され、即ち、振動板１８の中央部で振動制限が
行なわれるため、従来、振動板１８と磁片２０との間に
生じていた剥離力の作用を皆無にすることができる。
強力な衝撃が作用して振動板１８がマグネット１６から
離れて上方に移動しても、図２に示すように、磁片２０
が放音筒２４の端面に当たり、振動板１８の過剰な移動
が阻止される。しかも、その移動制限は、磁片２０の部
分で実現され、即ち、振動板１８の中央部で振動制限が
行なわれるため、従来、振動板１８と磁片２０との間に
生じていた剥離力の作用を皆無にすることができる。
【００２２】次に、図３は、本発明の電気音響変換器の
第２実施例を示している。この実施例では、第１実施例
の電気音響変換器における放音筒２４の端面を傾斜面３
０としたものである。
第２実施例を示している。この実施例では、第１実施例
の電気音響変換器における放音筒２４の端面を傾斜面３
０としたものである。
【００２３】このように構成すれば、磁片２０との間隔
Ｄを第１実施例と同様に保持しながら、放音筒２４と振
動板１８との間隔を拡大することができ、振動板１８の
移動範囲を制限しながら、振動板１８の前面を共鳴室２
２側に十分に開放させることができ、音響特性上、有益
である。
Ｄを第１実施例と同様に保持しながら、放音筒２４と振
動板１８との間隔を拡大することができ、振動板１８の
移動範囲を制限しながら、振動板１８の前面を共鳴室２
２側に十分に開放させることができ、音響特性上、有益
である。
【００２４】次に、図４は、本発明の電気音響変換器の
第３実施例を示している。この実施例では、第１実施例
の電気音響変換器における放音筒２４の端面にＵ形の複
数の切欠き３２を形成したものである。
第３実施例を示している。この実施例では、第１実施例
の電気音響変換器における放音筒２４の端面にＵ形の複
数の切欠き３２を形成したものである。
【００２５】このように構成すれば、第２実施例の電気
音響変換器と同様に、磁片２０との間隔Ｄを第１実施例
と同様に保持しながら、放音筒２４と振動板１８との間
隔を拡大することができ、振動板１８の前面を共鳴室２
２側に十分に開放させることができ、音響特性上、有益
である。
音響変換器と同様に、磁片２０との間隔Ｄを第１実施例
と同様に保持しながら、放音筒２４と振動板１８との間
隔を拡大することができ、振動板１８の前面を共鳴室２
２側に十分に開放させることができ、音響特性上、有益
である。
【００２６】次に、図５は、本発明の電気音響変換器の
第４実施例を示している。この実施例では、第１実施例
の電気音響変換器における放音筒２４を従来と同様の長
さとし、先端面側に振動板１８の移動制限手段として複
数の突部３４を形成したものである。この実施例では、
細い円柱状の突部３４を形成したものであり、その配置
は、図６に示すように、振動板１８をその中央部、即
ち、磁片２０の部分で平均的に移動を制限するため、１
２０°の角度の間隔で形成されている。
第４実施例を示している。この実施例では、第１実施例
の電気音響変換器における放音筒２４を従来と同様の長
さとし、先端面側に振動板１８の移動制限手段として複
数の突部３４を形成したものである。この実施例では、
細い円柱状の突部３４を形成したものであり、その配置
は、図６に示すように、振動板１８をその中央部、即
ち、磁片２０の部分で平均的に移動を制限するため、１
２０°の角度の間隔で形成されている。
【００２７】このようにすれば、衝撃等の外力による振
動板１８の移動を制限することができるとともに、振動
板１８の前面側を共鳴室２２側に十分に開放でき、振動
制限手段が音響特性を妨げることがない。
動板１８の移動を制限することができるとともに、振動
板１８の前面側を共鳴室２２側に十分に開放でき、振動
制限手段が音響特性を妨げることがない。
【００２８】そして、この突部３４の形態は、図７の
（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、放音筒２４の外周面に
連続的に延長させて突部３４を形成し、又は、図８の
（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、放音筒２４の壁面部の
一部を延長させて角柱状の突部３４としてもよい。
（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、放音筒２４の外周面に
連続的に延長させて突部３４を形成し、又は、図８の
（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、放音筒２４の壁面部の
一部を延長させて角柱状の突部３４としてもよい。
【００２９】次に、図９は、本発明の電気音響変換器の
第５実施例を示している。この実施例では、振動板１８
の移動制限手段として外装ケース２の共鳴室２２に板状
の突部３６を形成したものである。即ち、この突部３６
は、共鳴室２２を分割する壁板を構成し、その配置は、
振動板１８をその中央部、即ち、磁片２０の部分で平均
的に移動を制限するため、１２０°の角度の間隔で形成
されている。このような壁板状を成す突部３６によって
も、前記実施例と同様の作用効果が期待できる。
第５実施例を示している。この実施例では、振動板１８
の移動制限手段として外装ケース２の共鳴室２２に板状
の突部３６を形成したものである。即ち、この突部３６
は、共鳴室２２を分割する壁板を構成し、その配置は、
振動板１８をその中央部、即ち、磁片２０の部分で平均
的に移動を制限するため、１２０°の角度の間隔で形成
されている。このような壁板状を成す突部３６によって
も、前記実施例と同様の作用効果が期待できる。
【００３０】次に、図１０は、本発明の電気音響変換器
の第６実施例を示している。この実施例では、外装ケー
ス２に形成されている放音筒２４の位置を変位させ、共
鳴室２２の中央部の天井面に複数の突部３８を形成した
ものである。
の第６実施例を示している。この実施例では、外装ケー
ス２に形成されている放音筒２４の位置を変位させ、共
鳴室２２の中央部の天井面に複数の突部３８を形成した
ものである。
【００３１】このように振動板１８の防護手段をその中
央部に設定し、放音筒２４を変位させることで、振動板
１８の振動による共鳴室２２の共鳴音響を放音筒２４か
ら効率よく外気に開放させることができる。
央部に設定し、放音筒２４を変位させることで、振動板
１８の振動による共鳴室２２の共鳴音響を放音筒２４か
ら効率よく外気に開放させることができる。
【００３２】次に、図１１は、本発明の電気音響変換器
の第７実施例を示している。この実施例は、外装ケース
２の側面側に放音筒２４を形成し、共鳴室２２の中央部
の天井面に複数の突部３８を形成したものである。
の第７実施例を示している。この実施例は、外装ケース
２の側面側に放音筒２４を形成し、共鳴室２２の中央部
の天井面に複数の突部３８を形成したものである。
【００３３】このようにすれば、移動による破損や損傷
から振動板１８をその磁片２０の部分で防護でき、共鳴
室２２側の共鳴音響を外装ケース２の側面部側から放出
させることができる。
から振動板１８をその磁片２０の部分で防護でき、共鳴
室２２側の共鳴音響を外装ケース２の側面部側から放出
させることができる。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 ａ．衝撃等による振動板の過度の移動をその中央部で機
械的に規制でき、衝撃等による損傷や変形等から振動板
を防護でき、電気音響変換器の信頼性を高めることがで
きる。 ｂ．振動板と磁片の溶接部分の外力による剥離を確実に
防止できる。 ｃ．振動板に直接接触することなく、磁片部分で振動板
の過剰な移動を阻止するので、振動板の特性劣化を防止
できる。 ｄ．そして、この電気音響変換器によれば、小型化、低
周波数化かつ高品質、高信頼性を実現でき、振動制限が
付与された結果、振動板材厚をより薄てできるととも
に、磁片の質量をより重くすることができ、振動板の溶
接部の信頼性を上げるという相反する要求を実現でき
る。
次のような効果が得られる。 ａ．衝撃等による振動板の過度の移動をその中央部で機
械的に規制でき、衝撃等による損傷や変形等から振動板
を防護でき、電気音響変換器の信頼性を高めることがで
きる。 ｂ．振動板と磁片の溶接部分の外力による剥離を確実に
防止できる。 ｃ．振動板に直接接触することなく、磁片部分で振動板
の過剰な移動を阻止するので、振動板の特性劣化を防止
できる。 ｄ．そして、この電気音響変換器によれば、小型化、低
周波数化かつ高品質、高信頼性を実現でき、振動制限が
付与された結果、振動板材厚をより薄てできるととも
に、磁片の質量をより重くすることができ、振動板の溶
接部の信頼性を上げるという相反する要求を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の電気音響変換器の第１実施例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図２】図１に示した電気音響変換器における外力作用
時の振動板の移動を示す縦断面図である。
時の振動板の移動を示す縦断面図である。
【図３】本発明の電気音響変換器の第２実施例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図４】本発明の電気音響変換器の第３実施例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図５】本発明の電気音響変換器の第４実施例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図６】図５に示す電気音響変換器における放音筒に形
成された突部の配置を示す図である。
成された突部の配置を示す図である。
【図７】図５に示す電気音響変換器における放音筒に形
成された突部の変形例を示す図である。
成された突部の変形例を示す図である。
【図８】図５に示す電気音響変換器における放音筒に形
成された突部の変形例を示す図である。
成された突部の変形例を示す図である。
【図９】本発明の電気音響変換器の第５実施例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図１０】本発明の電気音響変換器の第６実施例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図１１】本発明の電気音響変換器の第７実施例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図１２】従来の電気音響変換器を示す縦断面図であ
る。
る。
【図１３】図１２に示す電気音響変換器における振動板
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図１４】図１２に示す電気音響変換器における振動板
の静止状態を示す縦断面図である。
の静止状態を示す縦断面図である。
【図１５】図１２に示す電気音響変換器における通常動
作時の振動板の移動状態を示す縦断面図である。
作時の振動板の移動状態を示す縦断面図である。
【図１６】図１２に示す電気音響変換器における外力作
用時の振動板の移動状態を示す縦断面図である。
用時の振動板の移動状態を示す縦断面図である。
１８ 振動板 ２０ 磁片 ２２ 共鳴室 ２４ 放音筒（移動制限手段） ３４、３６、３８ 突部（移動制限手段）
Claims (3)
- 【請求項１】 入力される電気信号に応じて磁気的に振
動板を振動させることにより、前記電気信号を音響に変
換する電気音響変換器であって、 前記振動板の一面側に設けられた共鳴室の内壁部に、前
記振動板に取り付けられた磁片部分で移動許容範囲を規
制する移動制限手段を設置したことを特徴とする電気音
響変換器。 - 【請求項２】 前記移動制限手段は、前記共鳴室の内壁
部に移動許容範囲を規制する単一又は複数の突部を形成
したことを特徴とする請求項１記載の電気音響変換器。 - 【請求項３】 前記移動制限手段は、外気開放する放音
筒で兼用させたことを特徴とする請求項１記載の電気音
響変換器。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4332546A JP2905350B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 電気音響変換器 |
| EP93309005A EP0598556B1 (en) | 1992-11-18 | 1993-11-11 | Electroacoustic transducer |
| DE69320306T DE69320306T2 (de) | 1992-11-18 | 1993-11-11 | Elektroakustischer Wandler |
| US08/151,822 US5416751A (en) | 1992-11-18 | 1993-11-15 | Electroacoustic transducer |
| CN93120540A CN1037807C (zh) | 1992-11-18 | 1993-11-17 | 电声变换器 |
| HK98111852A HK1011137A1 (en) | 1992-11-18 | 1998-11-09 | Electroacoustic transducer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4332546A JP2905350B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 電気音響変換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06165293A true JPH06165293A (ja) | 1994-06-10 |
| JP2905350B2 JP2905350B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=18256134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4332546A Expired - Lifetime JP2905350B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 電気音響変換器 |
Country Status (6)
| Country | Link |
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| US (1) | US5416751A (ja) |
| EP (1) | EP0598556B1 (ja) |
| JP (1) | JP2905350B2 (ja) |
| CN (1) | CN1037807C (ja) |
| DE (1) | DE69320306T2 (ja) |
| HK (1) | HK1011137A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6141430A (en) * | 1997-04-15 | 2000-10-31 | Star Micronics Co., Ltd. | Electroacoustic transducer |
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| JP3311471B2 (ja) * | 1994-02-25 | 2002-08-05 | スター精密株式会社 | 電磁音響変換器及びその巻線の巻回方法 |
| JP3224690B2 (ja) * | 1994-06-16 | 2001-11-05 | スター精密株式会社 | 電気音響変換器の製造方法 |
| JP2744413B2 (ja) * | 1994-10-03 | 1998-04-28 | スター精密株式会社 | 電磁音響変換器 |
| JP2876187B2 (ja) * | 1995-02-17 | 1999-03-31 | 株式会社シチズン電子 | 表面実装型電磁発音体 |
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- 1992-11-18 JP JP4332546A patent/JP2905350B2/ja not_active Expired - Lifetime
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1993
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- 1993-11-11 EP EP93309005A patent/EP0598556B1/en not_active Expired - Lifetime
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- 1993-11-17 CN CN93120540A patent/CN1037807C/zh not_active Expired - Lifetime
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- 1998-11-09 HK HK98111852A patent/HK1011137A1/xx not_active IP Right Cessation
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Also Published As
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|---|---|
| JP2905350B2 (ja) | 1999-06-14 |
| CN1092238A (zh) | 1994-09-14 |
| CN1037807C (zh) | 1998-03-18 |
| EP0598556B1 (en) | 1998-08-12 |
| US5416751A (en) | 1995-05-16 |
| DE69320306D1 (de) | 1998-09-17 |
| HK1011137A1 (en) | 1999-07-02 |
| DE69320306T2 (de) | 1999-02-11 |
| EP0598556A1 (en) | 1994-05-25 |
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