JPH0616509B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH0616509B2 JPH0616509B2 JP61168613A JP16861386A JPH0616509B2 JP H0616509 B2 JPH0616509 B2 JP H0616509B2 JP 61168613 A JP61168613 A JP 61168613A JP 16861386 A JP16861386 A JP 16861386A JP H0616509 B2 JPH0616509 B2 JP H0616509B2
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- layer
- forming
- insulating film
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造方法に関し、特にバイポーラ
トランジスタのコレクタの埋込層から電極までの接続領
域を有する半導体装置の製造方法に関する。
トランジスタのコレクタの埋込層から電極までの接続領
域を有する半導体装置の製造方法に関する。
従来、バイポーラトランジスタのコレクタの埋込層と電
極とを接続するには、単にコレクタ領域のエピタキシャ
ル層表面に電極を形成するだけではなく、コレクタの直
列抵抗を低減する為に、エピタキシャル層の表面から埋
込層まで高濃度のエピタキシャル層と同一導電型の不純
物の拡散を行なって接続するのが一般的である。
極とを接続するには、単にコレクタ領域のエピタキシャ
ル層表面に電極を形成するだけではなく、コレクタの直
列抵抗を低減する為に、エピタキシャル層の表面から埋
込層まで高濃度のエピタキシャル層と同一導電型の不純
物の拡散を行なって接続するのが一般的である。
第2図は従来の半導体装置の一例の断面図である。
従来の半導体装置の製造方法によれば、この例は、p型
のシリコン基板1上にn+型の埋込層2′を設け、シリ
コン基板1と埋込層2′の上にエピタキシャル成長によ
ってn型の不純物層4′を設け、不純物層4′表面の酸
化膜9′の開孔部から埋込層2′に至るコレクタの電極
14に接続した引出し部のn+型の拡散領域13を設け
た構造をしている。
のシリコン基板1上にn+型の埋込層2′を設け、シリ
コン基板1と埋込層2′の上にエピタキシャル成長によ
ってn型の不純物層4′を設け、不純物層4′表面の酸
化膜9′の開孔部から埋込層2′に至るコレクタの電極
14に接続した引出し部のn+型の拡散領域13を設け
た構造をしている。
上述した従来の半導体装置の製造方法によれば、埋込層
と電極とを接続する引出し部の抵抗を下げる為には、エ
ピタキシャル層表面からの不純物拡散を高濃度で行な
い、引出し部の拡散領域を低抵抗化すると共に拡散領域
が埋込層に到達するようにしておく事が必要であるが、
このようにすると拡散領域の横方向広がりが大きくな
り、特にバイポーラトランジスタを形成する際には、通
常後工程で行なうベース領域、エミッタ領域の形成の為
の熱処理がさらにかかるので、必要な接合耐圧を得る為
には、トランジスタのベース及びエミッタ領域をコレク
タ引出し部から十分に離しておかなければならず素子面
積が大きくなる。従って、従来の方法では、コレクタの
直列抵抗の低減化と素子の高密度化とを同時に満足する
事が困難であるという欠点がある。
と電極とを接続する引出し部の抵抗を下げる為には、エ
ピタキシャル層表面からの不純物拡散を高濃度で行な
い、引出し部の拡散領域を低抵抗化すると共に拡散領域
が埋込層に到達するようにしておく事が必要であるが、
このようにすると拡散領域の横方向広がりが大きくな
り、特にバイポーラトランジスタを形成する際には、通
常後工程で行なうベース領域、エミッタ領域の形成の為
の熱処理がさらにかかるので、必要な接合耐圧を得る為
には、トランジスタのベース及びエミッタ領域をコレク
タ引出し部から十分に離しておかなければならず素子面
積が大きくなる。従って、従来の方法では、コレクタの
直列抵抗の低減化と素子の高密度化とを同時に満足する
事が困難であるという欠点がある。
本発明の半導体装置の製造方法は、一導電型半導体基板
上に逆導電型埋込層を選択的に形成し前記埋込層の上面
に耐酸化性絶縁膜を選択的に形成する工程と、前記埋込
層および耐酸化性絶縁膜を含む前記半導体基板の上に逆
導電型の半導体層を形成する工程と、前記半導体層を選
択的にエッチングして前記耐酸化性絶縁膜の上面を露出
させる第1の溝および前記埋込層外周の前記半導体基板
に達する前記第1の溝より深い第2の溝を同時に形成す
る工程と、熱酸化法により前記耐酸化性絶縁膜以外の前
記第1および第2の溝の内面に酸化膜を形成する工程
と、前記第1の溝底部に露出する耐酸化性絶縁膜を除去
し前記埋込層の表面を露出させる工程と、前記第1およ
び第2の溝内に逆導電型不純物を含有する多結晶シリコ
ン層を充填する工程とを含んで構成される。
上に逆導電型埋込層を選択的に形成し前記埋込層の上面
に耐酸化性絶縁膜を選択的に形成する工程と、前記埋込
層および耐酸化性絶縁膜を含む前記半導体基板の上に逆
導電型の半導体層を形成する工程と、前記半導体層を選
択的にエッチングして前記耐酸化性絶縁膜の上面を露出
させる第1の溝および前記埋込層外周の前記半導体基板
に達する前記第1の溝より深い第2の溝を同時に形成す
る工程と、熱酸化法により前記耐酸化性絶縁膜以外の前
記第1および第2の溝の内面に酸化膜を形成する工程
と、前記第1の溝底部に露出する耐酸化性絶縁膜を除去
し前記埋込層の表面を露出させる工程と、前記第1およ
び第2の溝内に逆導電型不純物を含有する多結晶シリコ
ン層を充填する工程とを含んで構成される。
次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図(a)〜(d)は本発明の一実施例を説明するた
めの工程順に示した半導体チップの断面図である。
めの工程順に示した半導体チップの断面図である。
この例では、第1図(a)に示すように、先ず、p型の
シリコン基板1にn+型の埋込層2を形成した後、シリ
コンの窒化膜3を堆積し、埋込層2上のコレクタの引出
し部分を形成する領域以外のシリコンの窒化膜を除去す
る。続いてn型シリコンの不純物層4を成長してシリコ
ンの酸化膜5,窒化膜6を形成する。ここで不純物層4
をエピタキシャル成長で形成する場合には窒化膜3の上
部には、通常、多結晶シリコンが堆積する。
シリコン基板1にn+型の埋込層2を形成した後、シリ
コンの窒化膜3を堆積し、埋込層2上のコレクタの引出
し部分を形成する領域以外のシリコンの窒化膜を除去す
る。続いてn型シリコンの不純物層4を成長してシリコ
ンの酸化膜5,窒化膜6を形成する。ここで不純物層4
をエピタキシャル成長で形成する場合には窒化膜3の上
部には、通常、多結晶シリコンが堆積する。
次に、第1図(b)に示すように、写真食刻工程と異方
性ドライエッチングを用いて所定の位置の窒化膜6,酸
化膜5,不純物層4およびシリコン基板1をエッチング
し、溝A及びBを形成する。ここで、溝Bは素子間分離
用の溝であり、溝Aがコレクタの引出し用の溝である。
又、不純物層4とシリコン基板1とをエッチングするた
めの異方性ドライエッチングでは、シリコン基板1に達
するような条件でエッチングを行なえば良く、溝Aでは
窒化膜3がストッパーとなり自動的にエッチングが停止
する。更に、溝形成後に熱酸化を行ない溝Aの側面及び
溝Bの側面,底面に酸化膜7及び7′を形成する。
性ドライエッチングを用いて所定の位置の窒化膜6,酸
化膜5,不純物層4およびシリコン基板1をエッチング
し、溝A及びBを形成する。ここで、溝Bは素子間分離
用の溝であり、溝Aがコレクタの引出し用の溝である。
又、不純物層4とシリコン基板1とをエッチングするた
めの異方性ドライエッチングでは、シリコン基板1に達
するような条件でエッチングを行なえば良く、溝Aでは
窒化膜3がストッパーとなり自動的にエッチングが停止
する。更に、溝形成後に熱酸化を行ない溝Aの側面及び
溝Bの側面,底面に酸化膜7及び7′を形成する。
次に、第1図(c)に示すように、溝Aの底部に露出し
た窒化膜3と表面のシリコン窒化膜6とを除去して溝
A,B内にn+型不純物を含有する多結晶シリコン8,
8′を充填した後、不純物層4表面の酸化膜5を除去
し、更に熱酸化を行ない不純物層4及び多結晶シリコン
8,8′の表面に酸化膜9を形成する。
た窒化膜3と表面のシリコン窒化膜6とを除去して溝
A,B内にn+型不純物を含有する多結晶シリコン8,
8′を充填した後、不純物層4表面の酸化膜5を除去
し、更に熱酸化を行ない不純物層4及び多結晶シリコン
8,8′の表面に酸化膜9を形成する。
次に、第1図(d)に示すように、ベース領域10及び
エミッタ領域11を形成し、酸化膜9にベース,エミッ
タ,コレクタの各コンタクト窓を開口した後、ベース,
エミッタ及びコレクタの電極12b,12e及び12c
を形成してバイポーラトランジスタが完成する。
エミッタ領域11を形成し、酸化膜9にベース,エミッ
タ,コレクタの各コンタクト窓を開口した後、ベース,
エミッタ及びコレクタの電極12b,12e及び12c
を形成してバイポーラトランジスタが完成する。
上記の方法で、多結晶シリコン8に対してn型の不純物
の拡散は容易で、コレクタの直列抵抗を低く設定する事
が可能であるだけでなく、溝Aの側面に酸化膜7がある
ため、不純物が横方向に拡散する事が無く素子面積の縮
小が可能である。又、素子間分離用の溝Bとコレクタの
引出し部の溝Aとを同時に形成できるので、工程が短縮
される。
の拡散は容易で、コレクタの直列抵抗を低く設定する事
が可能であるだけでなく、溝Aの側面に酸化膜7がある
ため、不純物が横方向に拡散する事が無く素子面積の縮
小が可能である。又、素子間分離用の溝Bとコレクタの
引出し部の溝Aとを同時に形成できるので、工程が短縮
される。
以上説明したように本発明は、溝内を充填した多結晶シ
リコンを低抵抗にする事により、コレクタを直列抵抗を
低減したコレクタ引出し部を形成し、かつ素子面積を縮
小することができるという効果がある。又、このコレク
タの引出し部と素子間分離溝を同一の工程で形成できる
ので製造工程も短縮できるという効果もある。
リコンを低抵抗にする事により、コレクタを直列抵抗を
低減したコレクタ引出し部を形成し、かつ素子面積を縮
小することができるという効果がある。又、このコレク
タの引出し部と素子間分離溝を同一の工程で形成できる
ので製造工程も短縮できるという効果もある。
第1図(a)〜(d)は本発明の一実施例を説明するた
めの工程順に示した半導体チップの断面図、第2図は従
来の半導体装置の一例の断面図である。 1……シリコン基板、2,2′……埋込層、3……窒化
膜、4,4′……不純物層、5……酸化膜、6……窒化
膜、7,7′……酸化膜、8,8′……多結晶シリコ
ン、9,9′……酸化膜、10……ベース領域、11…
…エミッタ領域、12b,12c,12e……電極、1
3……拡散領域、14……電極、A,B……溝。
めの工程順に示した半導体チップの断面図、第2図は従
来の半導体装置の一例の断面図である。 1……シリコン基板、2,2′……埋込層、3……窒化
膜、4,4′……不純物層、5……酸化膜、6……窒化
膜、7,7′……酸化膜、8,8′……多結晶シリコ
ン、9,9′……酸化膜、10……ベース領域、11…
…エミッタ領域、12b,12c,12e……電極、1
3……拡散領域、14……電極、A,B……溝。
Claims (1)
- 【請求項1】一導電型半導体基板上に逆導電型埋込層を
選択的に形成し前記埋込層の上面に耐酸化性絶縁膜を選
択的に形成する工程と、前記埋込層および耐酸化性絶縁
膜を含む前記半導体基板の上に逆導電型の半導体層を形
成する工程と、前記半導体層を選択的にエッチングして
前記耐酸化性絶縁膜の上面を露出させる第1の溝および
前記埋込層外周の前記半導体基板に達する前記第1の溝
より深い第2の溝を同時に形成する工程と、熱酸化法に
より前記耐酸化性絶縁膜以外の前記第1および第2の溝
の内面に酸化膜を形成する工程と、前記第1の溝底部に
露出する耐酸化性絶縁膜を除去し前記埋込層の表面を露
出させる工程と、前記第1および第2の溝内に逆導電型
不純物を含有する多結晶シリコン層を充填する工程とを
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61168613A JPH0616509B2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61168613A JPH0616509B2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6324672A JPS6324672A (ja) | 1988-02-02 |
JPH0616509B2 true JPH0616509B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=15871304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61168613A Expired - Lifetime JPH0616509B2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616509B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2654607B2 (ja) * | 1994-09-22 | 1997-09-17 | 日本電気株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
US5591541A (en) * | 1995-05-05 | 1997-01-07 | Rayovac Corporation | High steel content thin walled anode can |
JP2002222938A (ja) * | 2001-01-25 | 2002-08-09 | Rohm Co Ltd | 半導体装置 |
DE102006029682B4 (de) * | 2005-06-29 | 2015-01-08 | Infineon Technologies Ag | Halbleiterstruktur und Verfahren zur Herstellung der Struktur |
US7468307B2 (en) | 2005-06-29 | 2008-12-23 | Infineon Technologies Ag | Semiconductor structure and method |
US7982284B2 (en) | 2006-06-28 | 2011-07-19 | Infineon Technologies Ag | Semiconductor component including an isolation structure and a contact to the substrate |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5236392B2 (ja) * | 1972-07-04 | 1977-09-14 | ||
JPS566449A (en) * | 1979-06-28 | 1981-01-23 | Chiyou Lsi Gijutsu Kenkyu Kumiai | Production of semiconductor device |
-
1986
- 1986-07-16 JP JP61168613A patent/JPH0616509B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6324672A (ja) | 1988-02-02 |
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