JPH0616404A - 高純度炭素粉末、高純度炭化物粉末、高純度窒化物粉末及びこれらの成形焼結体の製造方法 - Google Patents

高純度炭素粉末、高純度炭化物粉末、高純度窒化物粉末及びこれらの成形焼結体の製造方法

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JPH0616404A
JPH0616404A JP4169092A JP16909292A JPH0616404A JP H0616404 A JPH0616404 A JP H0616404A JP 4169092 A JP4169092 A JP 4169092A JP 16909292 A JP16909292 A JP 16909292A JP H0616404 A JPH0616404 A JP H0616404A
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purity
powder
carbon powder
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Tadaaki Miyazaki
忠昭 宮崎
Hiroaki Wada
宏明 和田
Tomoharu Yamada
知治 山田
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不純物元素の極めて少ない高純度炭素粉末、
高純度炭化物粉末、高純度窒化物粉末及びこれらの成形
焼結体の製造方法を提供する。 【構成】 不純物元素を実質的に含有しないフェノール
樹脂のような有機化合物に高純度触媒を加えて加熱固化
し、これを窒素下で焼成すれば炭素粉末が得られ、この
粉末に高純度エチルシリケートのような化合物を加えた
混合物を、アルゴン下で焼成すれば炭化ケイ素のような
炭化物粉末が得られ、又この混合物を窒素下で焼成すれ
ば、窒化ケイ素のような窒化物粉末が得られ、更にこれ
らの粉末を成形物とし、これを焼結すれば成形焼結体が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高純度を要求される各種
の用途に有用な高純度炭素粉末、高純度炭化物粉末、高
純度窒化物粉末及びこれらの成形焼結体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】気相炭素化法(カーボンブラック、炭化
水素ガス熱分解カーボン)以外の方法で作られる炭素粉
末の原料としては、主にコールタールをメゾフェース化
したもの、コークス、ピッチ、木質原料、セルロース等
が用いられる。これらの原料は石炭、原油等の天然物が
多いため、各種金属成分等の不純物が多く含まれてい
る。これらの不純物を除いて高純度化する方法として
は、成形炭化した製品の形で、これを2000℃以上の
高温で熱処理して不純物を蒸発させる方法、炭化前又は
炭化後の粉末を酸(塩酸、フッ酸、硝酸、硫酸等)で洗
浄し、不純物を除く方法が考えられている。しかし、こ
れらの方法は表面近傍の不純物の除去には効果がある
が、内部に含まれる不純物の除去には効果が少ない。
【0003】これらの炭素粉末を用いて炭化物粉末、窒
化物粉末及びそれらの成形焼結体を製造する場合、かな
り多量の不純物が生成物中に残存することになる。
【0004】他の炭素粉末の製造方法としては、特殊な
炭素材料(例えば炭素繊維等)の原料として用いられる
残炭率の高いフェノール樹脂、アクリル樹脂(ポリアク
リロニトリル等)、レーヨン等を炭化して得る方法が知
られている。しかし、この方法では用いられる触媒、重
合開始剤、乳化剤及び溶剤等に不純物が含まれ、さらに
各工程での不純物混入がコントロールされていないこと
等の原因でこれら原料の炭化後の炭素粉末には少なくと
も数ppm以上の不純物が含まれている。
【0005】また、本発明者らは従来の技術に基づい
て、各種炭素(グラファイトを含む)粉末を各種酸(例
えば高純度フッ酸、硝酸等)又は混酸で洗浄し、200
0℃以上の温度で熱処理する方法を数回繰り返して高純
度化する試みを行ったが、得られた炭素粉末の各不純物
元素の含有量を5ppm以下にすることは困難であっ
た。そのうえ、この方法は工業的にコストが高くなり、
不適当であることが判明した。さらに、別の試みとし
て、通常の炭素の原料であるコールタールやピッチを用
い、不純物が少ないと思われるメゾフェース球晶をつく
り、溶剤抽出した球晶をくり返し酸抽出することにより
高純度化してから炭化する方法を検討したが、各不純物
元素の含有量が1ppm以下のものを得ることは困難で
あった。
【0006】このように、従来の技術又はこれに基づく
技術を用いて得られる炭素粉末は高純度のものとはなり
得ないのが現状である。従って、この炭素粉末を原料と
して用いる炭化物粉末、窒化物粉末及びこれらの成形焼
結体も高純度品を得ることは難しい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、不純物元素
の極めて少ない高純度炭素粉末、高純度炭化物粉末、高
純度窒化物粉末及びこれらの成形焼結体の製造方法を提
供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の高純度炭
素粉末の製造方法は、下記に示す不純物;周期律表1〜
13族(Ia〜 VIIa族、VIII族、Ib〜 IIIb族)元
素、14族(IVb族)の原子番号14以上の元素、15
族(Vb族)の原子番号33以上の元素、希土類元素及
びその化合物を実質的に含有しない重合性又は架橋性の
有機化合物、又は該有機化合物と該不純物を実質的に含
有しない触媒若しくは架橋剤とからなる組成物、を加熱
固化し、得られた固形物を非酸化性雰囲気中で、加熱焼
成し、該各不純物元素の含有量が1ppm以下の炭素粉
末を得ることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の高純度炭化物粉末の製造方
法は、請求項1記載の製造方法により得られた高純度炭
素粉末と下記に示すA成分;周期律表3族( IIIa
族)、4族(IVa族)、5族(Va族)、6族(VIa
族)、13族( IIIb族)の各元素、14族(IVb族)
の原子番号14以上の元素、希土類元素及びその酸化
物、水酸化物、塩類、有機化合物の少なくとも1種であ
り、かつこれと同一の元素を除く前記不純物元素を実質
的に含有しないもの、を混合し、窒素原子を含まない非
酸化性雰囲気中で加熱焼成して、前記各不純物元素の含
有量が10ppm以下の該A成分の炭化物粉末を得るこ
とを特徴としている。
【0010】請求項3記載の高純度窒化物粉末の製造方
法は、請求項1記載の製造方法により得られた高純度炭
素粉末と請求項2記載におけるA成分元素の酸化物、水
酸化物、塩類及び有機化合物の少なくとも1種以上とを
混合し、窒素原子を含む非酸化性雰囲気中で加熱焼成し
て、前記各不純物元素の含有量が10ppm以下の該A
成分化合物の窒化物粉末を得ることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の成形焼結体の製造方法は、
請求項1記載の製造方法により得られた高純度炭素粉
末、請求項2記載の製造方法により得られた高純度炭化
物粉末及び/又は請求項3記載の製造方法により得られ
た高純度窒化物粉末を焼結することを特徴としている。
【0012】すなわち、本発明者らは炭素粉末、これを
原料とする炭化物粉末、窒化物粉末及びこれらの成形焼
結体の製造方法において、上記の課題を解決するため不
純物に着目して、鋭意検討を重ねた結果、不純物元素を
実質的に含有しない全工程に使用の物質及び全製造工程
管理を行うことによって、各不純物元素の含有量が1p
pm以下の炭素粉末、10ppm以下の炭化物粉末と窒
化物粉末及びこれらの成形焼結体を得ることができて、
ここに目的を達成し、本発明を完成するに至った。
【0013】例えば、高純度炭素粉末の製造方法につい
て述べれば、原料としては不純物元素が実質的に含まれ
ないもの又は蒸留や昇華で不純物の除去が可能なものを
用い、後者は十分精製した後、加熱等の方法で精製した
触媒により、重合性又は架橋性の有機化合物を合成し、
これをさらに不純物元素を実質的に含有しない触媒又は
架橋剤を用いて固化させるか、又は酸素を含む雰囲気中
で加熱して、不融化させた後、炭化すれば炭素粉末が得
られる。この炭素粉末の各不純物元素の含有量は1pp
m以下であり、ここに高純度炭素粉末が得られることが
明らかになった。
【0014】以下に本発明を詳細に説明する。本発明で
の炭素粉末の製造方法において、用いられる有機化合
物、触媒及び架橋剤は前記不純物を実施的に含まない
が、含まれていてもその各不純物含有量は0.5ppm
以下で、好ましくは、0.1ppm以下が好適である。
しかし、焼成温度(1600〜2200℃)で蒸発する
元素又は元素の化合物についてはこの限りではない。
【0015】本発明の高純度炭素粉末の製造方法におい
て、前記不純物として特に重要な元素としては、Li、
Na、K、Mg、Ca、Y、Ti、Zr、V、Nb、T
a、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、
Zn、Cd、B、Al、Sn、Pb、Sb、Bi、T
h、U、La、Ce等が挙げられ、また、その化合物と
してはその酸化物、水酸化物、塩類、有機化合物等が列
挙できる。
【0016】本発明の炭素粉末の製造方法において、前
記不純物を実質的に含有しない重合性又は架橋性の有機
化合物とは、加熱及び/又は触媒により重合、架橋又は
不融化して高分子量化し得る、場合によりさらに硬化し
得る少なくとも1種のモノマー、オリゴマー又はポリマ
ーである。このような有機化合物の好適な具体例として
は、昇華により精製された有機多環化合物及びその誘導
体、不純物を実質的に含まない原料等で作られた樹脂、
例えばフェノール樹脂、ニトリル樹脂、フラン樹脂、エ
ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンオキシド、ポリ
フェニレンスルフィド、キシレン樹脂及びポリアニリ
ン、ポリパラフェニレン、ポリチオフェン等の導電性高
分子等が挙げられる。中でも残炭率が高く、比較的安価
なレゾール型又はノボラック型フェノール樹脂、ポリア
クリロニトリル等のニトリル樹脂が好適である。
【0017】前記レゾール型フェノール樹脂は、フェノ
ール、クレゾール、キシレノール、レゾルシン、ビスフ
ェノールA等の1価又は2価のフェノール類とホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド等のア
ルデヒド類とを、前記不純物元素を含まない触媒例えば
アンモニア又は有機アミンの存在下で反応させて製造す
ることができる。この有機アミン触媒は第一級、第二級
及び第三級アミンのいずれでもよい。代表的なアミンと
しては、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミン、ジメチルモノエタノールア
ミン、モノメチルジエタノールアミン、N−メチルアニ
リン、ピリジン、モルホリン等が例示される。このレゾ
ール型フェノール樹脂を合成する具体的な方法として
は、従来公知の方法がそのまま採用できる。これを具体
的に例示すれば、フェノール類1モルに対し、アルデヒ
ド類1〜3モルと有機アミン又はアンモニア0.02〜
0.2モルを加え、60〜100℃に加熱すればよい。
【0018】一方、前記ノボラック型フェノール樹脂
は、上記と同様の1価又は2価のフェノール類とアルデ
ヒド類を混合し、前記不純物元素を含まないp−トルエ
ンスルフォン酸、塩酸、硫酸又はシュウ酸等の酸類を触
媒として反応させ製造することができる。このノボラッ
ク型フェノール樹脂の具体的な合成法としては、従来公
知の方法がそのまま採用できる。これを具体的に例示す
れば、フェノール1モルに対し、アルデヒド類0.5〜
0.9モルと前記不純物元素を含まない無機酸又は有機
酸0.02〜0.2モルを加え、60〜100℃に加熱
すれば、所望のノボラック型フェノール樹脂が得られ
る。
【0019】また必要に応じて、これらのフェノール樹
脂に前記不純物元素を含まない酸類触媒を加えて三次元
架橋して、炭素粉末の原料となる高純度固形物を得るこ
ともできる。
【0020】前記ポリアクリロニトリル等のニトリル樹
脂は、よく蒸留精製したアクリロニトリルモノマーを乳
化重合して得られる。この際の溶媒としては蒸留水又は
イオン交換水を、乳化剤としては金属元素を含まない界
面活性剤を用いて混合乳化し、これに金属元素を含まな
いラジカル重合開始剤を加えて重合すればニトリル樹脂
が得られる。該ニトリル樹脂を溶液重合で得る場合は、
アクリロニトリルモノマーとよく蒸留精製した溶媒を用
いて、金属元素を含まないラジカル重合開始剤を加えて
重合させる。このニトリル樹脂は、アクリロニトリルと
スチレン、ブタジエン又はメタクリル酸メチル等をコモ
ノマーとして共重合しても得られるが、この場合コモノ
マーの量は全モノマーの30モル%以下、好ましくは1
0モル%以下が用いられる。前記溶液重合の溶剤として
はジメチルスルフォキシド(DMSO)、エチレンカー
ボネート、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、γ−ブチロラクトン等を用いることができる。
【0021】ニトリル樹脂の合成に用いられるラジカル
重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過酸化水
素、t−ブチルヒドロペルオキシド、m−ジイソプロピ
ルベンゼンジヒドロペルオキシド等のヒドロペルオキシ
ド類、t−ブチルペルオキシド、クミルペルオキシド等
の過酸化アルキル類、過安息香酸−t−ブチル等の過酸
化エステル類及び過酸化アシル類等の金属元素を含まな
い過酸化物や、アゾビスイソブチロニトリル、N−ニト
ロソアセトアニリド等のアゾ化合物又はテトラアルキル
チウラムジスルフィド等の硫黄化合物も用いられる。ま
た、ラジカル重合開始剤なしで、若干の増感剤を加え、
光を照射して光重合することもできる。このようにして
得られたニトリル樹脂は空気中又は酸素の存在下、15
0〜400℃、好ましくは200〜350℃にて、不融
化して炭素粉末の原料となる高純度固形物を得ることが
できる。
【0022】これらのフェノール樹脂、ニトリル樹脂等
の高純度固形物は、これを窒素、アルゴン等の非酸化性
雰囲気中で、500〜1200℃で1〜4時間焼成し炭
化すれば、高純度炭素粉末が得られる。またニトリル樹
脂から得られた炭素粉末は、さらに1500℃以上の高
温で熱処理することによって黒鉛化することもできる。
さらに、高純度固形物を粉砕して、冷間等方プレスやホ
ットプレスで成形した後、炭化、黒鉛化を行い、粉末で
はなく成形素材をつくることもできる。
【0023】本発明の高純度固形物をつくる工程、炭化
工程等の全工程で不純物の混入を防止するための方策が
必要なことは、炭素粉末中の前記不純物を1ppm以下
にするためにはいうまでもない。
【0024】本発明の高純度炭化物粉末の製造方法にお
いて、高純度炭素粉末と共に使用される前記A成分の元
素又は単体はいずれも用いることができるが、特にT
i、Zr、V、Cr、Nb、Ta、Mo、W、Al、
B、Si、Ce、Hf、La、Yの少なくとも1種が好
適である。また、前記A成分の化合物はこれら好適な元
素の酸化物、水酸化物、塩類及びアルコキサイド、カル
ボキサイド等の有機化合物の少なくとも1種が好ましく
用いられる。また得られた炭化物粉末は、例えばTi
C、Al4 3 、SiC、WC、B4 C等の単元素の炭
化物粉末でも、例えばAl4 Si2 5 等の複合炭化物
でもよい。また、その炭化物粉末中の前記各不純物含有
量は10ppm以下であればよいが、好ましくは3pp
m以下、さらに好ましくは1ppm以下である。
【0025】次にこの高純度炭素粉末と前記A成分から
得られるA成分の高純度炭化物粉末の製造方法を述べ
る。
【0026】該A成分の化合物の中でも好適な酸化物を
用いた場合の炭化物粉末の製造方法を次に例示する。元
素Mの原子価をnとすれば、1000℃以上の高温で反
応を行うため、反応式は次のようになる。
【0027】 2M2On +3nC (炭素)→ M4Cn +2nCO :(a) 例えば、MがAl(3価)とTi(4価)の場合 2Al2O3+9C→Al4C3 +6CO 2Ti2O4(=4TiO2)+12C →4TiC+8CO となる。ただし、Mがいくつかの原子価を取り得る元素
の場合は炭素物が安定な原子価を選ぶ。ここで原子価n
は必ずしも整数とは限らず、例えばCr3 2 の場合、
nは8/3価、Cr7 3 の場合は12/7価となる。
またB4 Cの場合、Bは1価となる。従って、ここでい
う原子価は一般的はものではなく、安定炭化物の分子式
から決められる値である。
【0028】A成分が水酸化物、塩類及びアルコキサイ
ド、カルボキサイド等の有機化合物の場合は加熱により
酸化物を生成するため基本的には(a)式に従う。ただ
し、水酸化物の場合は水(H2 O)、硫酸塩の場合はS
3 、硝酸塩の場合はNO2、アルコキサイド、カルボ
キサイド等の有機化合物の場合は分解物がそれぞれ発生
する。
【0029】A成分が元素Mそのもの(単体)の場合
は、Mの原子価をnとすれば反応式は次のようになる。
【0030】 4M+nC→ M4Cn :(b) 例えば、MがSi(4価)の場合 4Si +4C→ Si4C4(=4SiC) となる。(a)及び(b)式を基本にして、元素Mに対
する炭素粉末の理論配合比を求め、状況によりその理論
配合比の前後で変量を行うことによって、最適炭素配合
量を決める。例えば、SiO2 からSiCを合成する場
合は若干Cの量を少なく、Al2 3 からAlNをつく
る場合はCを多く配合する。
【0031】本発明では高純度炭素粉末と、前記不純物
元素を実質的に含有しない前記A成分を不純物が混入し
ない方法(例えばテフロン(登録商標)コーティングし
たブレンダー)でよく混合し、焼成して炭化物粉末を得
るが、その焼成温度はこのA成分の種類によって異なる
ため特に制限はないが、通常1000℃以上が用いら
れ、酸化物等の場合は1200℃以上が好ましい。ま
た、(b)式に従う反応の場合は爆発的な反応が起きる
ことがあるため、1000℃以下で徐々に反応させるこ
とが必要なケースもある。
【0032】この焼成は窒素原子を含まない非酸化性雰
囲気中で行われることが必要で、この雰囲気に用いられ
るものはアルゴン等の希ガスが好適である。例えば、窒
素ガスを用いると部分的に窒化反応が起こる可能性があ
るため、適当ではない。
【0033】前記不純物元素を実質的に含有しないA成
分を製造する方法としては、一旦蒸留、昇華できる化合
物にして高純度化し、加水分解等によって酸化物(水酸
化物)にもどす方法、例えばTiO2 の場合、一旦Ti
Cl4 にして蒸留精製後、加水分解し、加熱して高純度
TiO2 を得る方法が採用される。また、一旦アルコキ
サイドにして精製を行い、加水分解し、加熱して高純度
酸化物にすることもできる。A成分中の塩類等の場合、
再結晶処理によって高純度化することも可能である。高
純度化の方法は元素Mの種類に応じた種々の方法を用い
ればよいので、上記方法に特に制限されるものではな
い。
【0034】本発明の高純度窒化物粉末の製造方法にお
いて、高純度炭素粉末と共に使用される前記A成分元素
の化合物は、前記炭化物粉末の製造方法に用いられた化
合物とほぼ同様のものが好適である。ここにこれを列挙
すれば、Al、B、Ti、Cr、Zr、V、Nb、T
a、W、Si、Ce、La、Hf、Y、Nd、Sm、S
c、Tbの酸化物、水酸化物、塩類及びアルコキサイ
ド、カルボキサイド等の有機化合物の少なくとも1種が
好ましく用いられる。また、得られた窒化物粉末は、炭
化物粉末と同じく、単元素の窒化物粉末でも複合窒化物
でもよい。
【0035】また、得られた窒化物粉末中の前記各不純
物含有量は10ppm以下であればよいが、好ましくは
3ppm以下、さらに好ましくは1ppm以下である。
【0036】次に、この高純度炭素粉末と前記A成分元
素の化合物から得られるA成分化合物の高純度窒化物粉
末の製造方法を述べる。
【0037】該A成分化合物の中でも好適な酸化物を用
いた場合の、窒化物粉末の製造方法を次に例示する。元
素Mの原子価をnとすれば、炭化物の場合と同様の高温
で反応させる反応式は次にようになる。
【0038】 3M2On +3nC +nN2 →2M3Nn +3nCO 例えばMがAl(3価)とSi(4価)の場合 3Al2O3+9C+3N2 → 2Al3N3(=6AlN)+9CO 3Si2O4(=6SiO2)+12C +4N2 →2Si3N4+12CO となる。ただし、Mがいくつかの原子価を取り得る場
合、炭化物と同様に窒化物が安定な原子価を選ぶ。ここ
でもnは整数とは限らず、安定窒化物の分子式から求め
られた値である。例えばCr2 Nの場合、nは3/2価
である。
【0039】窒化物粉末の製造方法におけるA成分は上
記の通り化合物であって、元素Mそのもの(単体)の場
合は本方式は適用できない。本発明の窒化物粉末の製造
方法における、原料の混合方法、焼成方法等は炭化物の
場合に準拠して行われるが、異なる点として、焼成時の
雰囲気が窒素原子を含む非酸化性雰囲気であり、窒素ガ
スが好ましく用いられ、また、焼成温度は通常炭化物に
比べ若干低い温度が用いられる点が挙げられる。しか
し、焼成温度は特に制限されるものではない。
【0040】本発明の成形焼結体の製造方法において、
該焼結体は本発明の高純度炭素粉末、高純度炭化物粉末
及び/又は高純度窒化物粉末を用い、通常の方法でバイ
ンダーを加え、その成形物を焼結して製造されるが、バ
インダー等の成分を始めとして、全工程において不純物
の混入を防ぐ方策が必要である。しかし、最終製品の使
用目的に応じて、有害でない元素を含有する焼結助剤を
添加することは可能である。
【0041】高純度炭素粉末の応用分野としては、LS
I製造に用いられるカーボンサセプター、シリコン炭結
晶引上げ装置に用いられる炭素ルツボ、LSI製造工程
で用いられる各種ヒーター材等が挙げられる。高純度炭
化物粉末の用途としては、半導体製造用冶具に用いられ
るβ型炭化ケイ素や炭化ケイ素を始めとする各種炭化物
の単結晶装置に用いられる多結晶炭化物原料等が挙げら
れる。また、高純度窒化物粉末の用途としては、高熱伝
導を要求される窒化アルミ基板の原料、半導体の単結晶
引上げ用窒化ホウ素ルツボの原料等が挙げられる。
【0042】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、本発明の主旨を越えない限り本実施例に
限定されるものではない。
【0043】〔実施例1〕原料として不揮発分68%の
レゾール型フェノール樹脂Aを用いた。本フェノール樹
脂Aは高純度フェノールとホルムアルデヒドをトリエチ
ルアミンを触媒として常法により合成した。フェノール
樹脂100重量部に対して3重量部の高純度p−トルエ
ンスルフォン酸(30重量%水溶液使用)を加え、十分
に攪拌混合した後、ホットプレート上にて90〜100
℃で30〜50分間硬化させた。得られた樹脂状固形物
を電気炉に入れ、窒素雰囲気下で昇温速度20℃/分で
900℃まで加熱した。得られた黒色固形物を解砕後、
同じく窒素雰囲気下にて1500℃で1時間熱処理し
た。得られた炭素粉末の酸素含有量は0.1%以下であ
った。本粉末のX線回折の結果はアモルファス炭素に近
いものであった。また本粉末についてICP−質量分析
及びフレームス原子吸光法により不純物元素の含有量を
測定した結果を表1に示す。なお、不純物Si含有量は
超高純度NaOHを用いて、アルカリ溶融法により分析
した。
【0044】〔実施例2〕高純度フェノール1モルに対
して、高純度ホルムアルデヒド0.8モルを混合し、こ
れに対して4重量%の高純度p−トルエンスルフォン酸
を加え、5時間還流反応させた。得られたノボラックフ
ェノール樹脂をメタノールに溶解し、ノボラック樹脂に
対し10重量%の高純度ヘキサミンを、90℃で激しく
攪拌しながら添加した。得られた粉末を電気炉に入れ、
窒素雰囲気中で20℃/分の昇温速度で1500℃まで
昇温し、1時間その温度に保持した後、冷却し炭素粉末
を得た。この粉末について実施例1と同様に、不純物元
素の含有量を測定した結果を表1に示す。
【0045】〔実施例3〕よく蒸留精製したアクリロニ
トリルモノマーとスチレンモノマーを3.5モル対0.
2モルの割合で混合し、よく蒸留精製されたDMSO溶
媒中に溶解(3.7モル/l)し、触媒としてエタノー
ルで再結晶をくり返した高純度アゾビスイソブチロニト
リルを0.03モル添加し、窒素気流中にて50℃で3
0時間重合させた。次いで溶媒のDMSOを除去後、電
気炉を用い空気中で10℃/分の昇温速度で350℃ま
で昇温し、2時間不融化した。この不融化物を実施例2
と同様な方法で2000℃まで昇温炭化して炭素粉末を
得た。本粉末のX線回折結果はグラファイトに近い鋭い
ピークを示した。この粉末について、実施例1と同様
に、不純物元素の含有量を測定した結果を表1に示す。
【0046】〔比較例1〕市販の成形用フェノール樹脂
(充填剤は含まず、硬化剤は配合されているタイプのも
の)のノボラック−タイプ(N)のものとレゾール−タ
イプ(R)の2種を180℃で熱硬化させた後、実施例
1と同様な方法で炭化し、得られた炭素粉末について実
施例1と同様に、不純物元素の含有量を測定した結果を
表1に示す。
【0047】〔比較例2〕市販の乳化重合でつくられた
ポリアクリロニトリル樹脂を、実施例3と同様な方法で
不融化し、さらに炭化した。得られた炭素粉末について
実施例1と同様に、不純物元素の含有量を測定した結果
を表1に示す。
【0048】〔実施例4〕実施例1の方法で得られた炭
素粉末29gに、よく精製されたエタノールに溶解した
SiO2 含有量40%の高純度エチルシリケート150
gを均質に含浸させた。50〜80℃で7時間静置して
エタノールを蒸発させた後、10重量%の高純度塩酸水
溶液を含浸させエチルシリケートを加水分解し、100
℃で乾燥し、炭素とSiO2 の混合粉末を得た。本粉末
をアルゴンガス雰囲気中で30℃/分の昇温速度で19
00℃に加熱し、3時間保持し、SiC粉末を得た。こ
のSiC粉末について実施例1と同様に、不純物元素の
含有量を測定した結果を表2に示す。
【0049】〔実施例5〕実施例1の方法で得られた炭
素粉末36gに、よく精製されたエタノールに溶解した
TiO2 含有量28%の高純度チタンプロポキサイド2
86gを均質に含浸させた。これを130℃減圧で乾燥
した以外は、実施例4と同様な処理をして炭素とTiO
2 の混合粉末を得た。本粉末をアルゴン雰囲気中で30
℃/分の昇温速度で1500℃に加熱し3時間保持し、
TiC粉末を得た。このTiC粉末について実施例1と
同様に、不純物元素の含有量を測定した結果を表2に示
す。
【0050】〔実施例6〕実施例1の方法で得られた炭
素粉末20gに、よく精製されたエタノールに溶解した
SiO2 含有量40%の高純度エチルシリケート150
gを均質に含浸させた。これを実施例4と同様な処理を
して、炭素とSiO2 の混合粉末を得た。本粉末を窒素
ガス雰囲気中で30℃/分の昇温速度で1700℃に加
熱し2時間保持し、Si3 4 粉末を得た。このSi3
4 粉末について実施例1と同様に、不純物元素の含有
量を測定した結果を表2に示す。
【0051】〔実施例7〕実施例1の方法で得られた炭
素粉末21.5gに水酸化アルミニウム44gをテフロ
ンコーティングした混合機でよく混合した。本粉末を窒
素雰囲気中で30℃/分の昇温速度で1600℃に加熱
し3時間保持し、AlN粉末を得た。このAlN粉末に
ついて実施例1と同様に、不純物元素の含有量を測定し
た結果を表2に示す 。
【0052】〔比較例3〕比較例1で合成した炭素粉末
29gと99.99%のエチルシリケート150gを用
いた以外、実施例4と同様な方法でSiC粉末を合成し
た。この粉末について実施例1と同様に、不純物元素の
含有量を測定した結果を表2に示す。
【0053】〔比較例4〕カーボンブラック(N−33
0)20gに99.99%のエチルシリケート(SiO
2 含有量:30%)200gを含浸させた以外、実施例
6と同様な方法でSi3 4 粉末を得た。この粉末につ
いて実施例1と同様に不純物元素の含有量を測定した結
果を表2に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】表1の結果からわかるように、本発明にお
ける炭素粉末の各不純物元素の含有量は1ppm以下で
あり、高純度の炭素粉末が得られたことを示す。特に実
施例1と比較例1、実施例3と比較例2を各々対比させ
ればこの事実は明白となる。
【0057】また、表2、実施例4、5及び比較例3か
ら明らかなように、本発明における炭化物粉末の各不純
物元素の含有量は10ppm以下であり、この炭化物粉
末が高純度品であることがわかる。
【0058】さらに表2、実施例6、7及び比較例4に
示されるように、本発明における窒化物粉末の各不純物
元素の含有量は10ppm以下であり、この窒化物粉末
が高純度品であることがわかる。
【0059】
【発明の効果】本発明の炭素粉末、炭化物粉末、窒化物
粉末及びこれらの成形焼結体の製造方法は、上記構成と
したので各不純物元素が1ppm以下の高純度炭素粉
末、各不純物元素が10ppm以下の高純度炭化物粉末
ならびに高純度窒化物粉末及びこれらの成形焼結体を容
易に得ることができるという優れた効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C01G 23/00 Z C04B 35/52 A 35/56 S 101 P 35/58 102 Q 104 R C22C 29/10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記に示す不純物;周期律表1〜13族
    (Ia〜 VIIa族、VIII族、Ib〜 IIIb族)元素、1
    4族(IVb族)の原子番号14以上の元素、15族(V
    b族)の原子番号33以上の元素、希土類元素及びその
    化合物を実質的に含有しない重合性又は架橋性の有機化
    合物、又は該有機化合物と該不純物を実質的に含有しな
    い触媒若しくは架橋剤とからなる組成物、を加熱固化
    し、得られた固形物を非酸化性雰囲気中で、加熱焼成
    し、該各不純物元素の含有量が1ppm以下の炭素粉末
    を得ることを特徴とする高純度炭素粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製造方法により得られた
    高純度炭素粉末と下記に示すA成分;周期律表3族( I
    IIa族)、4族(IVa族)、5族(Va族)、6族(VI
    a族)、13族( IIIb族)の各元素、14族(IVb
    族)の原子番号14以上の元素、希土類元素及びその酸
    化物、水酸化物、塩類、有機化合物の少なくとも1種で
    あり、かつこれと同一の元素を除く前記不純物元素を実
    質的に含有しないものを混合し、窒素原子を含まない非
    酸化性雰囲気中で加熱焼成して、前記各不純物元素の含
    有量が10ppm以下の該A成分の炭化物粉末を得るこ
    とを特徴とする高純度炭化物粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の製造方法により得られた
    高純度炭素粉末と請求項2記載におけるA成分元素の酸
    化物、水酸化物、塩類及び有機化合物の少なくとも1種
    以上とを混合し、窒素原子を含む非酸化性雰囲気中で加
    熱焼成して、前記各不純物元素の含有量が10ppm以
    下の該A成分化合物の窒化物粉末を得ることを特徴とす
    る高純度窒化物粉末の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の製造方法により得られた
    高純度炭素粉末、請求項2記載の製造方法により得られ
    た高純度炭化物粉末及び/又は請求項3記載の製造方法
    により得られた高純度窒化物粉末を焼結することを特徴
    とする成形焼結体の製造方法。
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