JPH06163516A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06163516A
JPH06163516A JP31156792A JP31156792A JPH06163516A JP H06163516 A JPH06163516 A JP H06163516A JP 31156792 A JP31156792 A JP 31156792A JP 31156792 A JP31156792 A JP 31156792A JP H06163516 A JPH06163516 A JP H06163516A
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JP
Japan
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contact hole
oxide film
hydrofluoric acid
silicate glass
silicon oxide
Prior art date
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Withdrawn
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JP31156792A
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English (en)
Inventor
Isamu Kuno
勇 久野
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シリケートグラス膜6と、この膜の上に位置す
るボロンリンシリコン酸化膜7とを貫通するコンタクト
ホール8をウェットエッチングしてもコンタクトホール
8の側壁に逆テーパ10が形成されず、このコンタクト
ホール8に配線材料を確実に形成することができる半導
体装置の製造方法を提供する。 【構成】フッ酸とフッ化アンモニウムの容積比率がフッ
酸/フッ化アンモニウム=1/100〜1/200であ
るバッファードフッ酸を用いてコンタクトホール8をウ
ェットエッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンタクトホールにウ
ェットエッチングを行う半導体装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、その集積度が増すにつれ
て配線が複雑になるため、配線が多くなると半導体基板
のスペースが不足し、配線を2層、3層と多層にしなけ
ればならないことがある。この際、第1層のアルミニウ
ム等の配線の上に燐を多く含んだシリコン酸化膜(以
下、「PSG」と呼ぶ)等が絶縁膜として設けられ、こ
のPSG等の上に第2層の配線が設けられ、この第2層
の配線の上にPSG等が設けられ、これらの作業が繰り
返されて配線の多層化が実現される。このようにして形
成されて多層化された配線どうしを接続するため、配線
間に設けられたPSG等に貫通穴であるコンタクトホー
ルが設けられる。このコンタクトにはアルミニウム等の
配線材料がスパッタ等により形成される。
【0003】図5は、配線材料を形成する前のコンタク
トホールの一例の断面図である。このコンタクトホール
8は、半導体基板1の堆積されたシリケートグラス膜6
と、このシリケートグラス膜6の上に堆積された、ホウ
素および燐を含んだシリコン酸化膜(以下、「ボロンリ
ンシリコン酸化膜」と呼ぶ)7とを貫通している。ま
た、コンタクトホール8の底には酸化膜9が生成してい
る。
【0004】このコンタクトホール8は、そのコンタク
ト抵抗の安定化のためにコンタクトインプラおよびコン
タクトアニールを行うプロセスが行われる。このコンタ
クトアニールのプロセスの後にはコンタクトホール8の
底に酸化膜9が生成する。この酸化膜9は、コンタクト
ホール8の内部に形成される配線材料(図示せず)と半
導体基板1のオーミックコンタクトを確保するためウェ
ットエッチングにより除去される。この時のウェットエ
ッチングには、フッ酸(HF)とフッ化アンモニウム
(NH4 F)を容積比率HF/NH4 F=1/10〜1
/50で混合したバッファードフッ酸(BHF)が用い
られることが多い。これは他の工程でこの容積比率で混
合したバッファードフッ酸が用いられるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、コンタクトホール8をウェットエッチングした後に
問題が生じる。図6は、図5に示すコンタクトホールを
ウェットエッチングした断面図を示す。
【0006】このコンタクトホール8の底の酸化膜9
(図5参照)はエッチングにより除去される。この際コ
ンタクトホール8の側壁であるシリケートグラス膜6お
よびボロンリンシリコン酸化膜7もエッチングされる。
ボロンリンシリコン酸化膜7よりもシリケートグラス膜
6の方が多くエッチングされ、これによりコンタクトホ
ール8の側壁に逆テーパ10が形成されている。これ
は、ウェットエッチングに用いられたバッファードフッ
酸が上記したようなフッ酸(HF)とフッ化アンモニウ
ム(NH4 F)の容積比率がHF/NH4 F=1/10
〜1/50である場合は、ボロンリンシリコン酸化膜7
よりもシリケートグラス膜6の方がエッチングされ易い
ためである。このようにコンタクトホール8に逆テーパ
10が形成された場合、コンタクトホール8にスパッタ
によりアルミニウム等(図示せず)で配線材料を形成し
ようとしても、コンタクトホール8の逆テーパ10の部
分には配線材料が確実に形成することができないという
問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、シリケートグ
ラス膜とボロンリンシリコン酸化膜とを貫通するコンタ
クトホールをウェットエッチングしても、このコンタク
トホールに配線材料を確実に形成することができる半導
体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の半導体装置の製造方法は、シリケートグラス
膜と、該シリケートグラス膜の上に形成したホウ素およ
び燐を含んだシリコン酸化膜とを貫通するコンタクトホ
ールの底に生成した酸化膜を、バッファードフッ酸を用
いてウェットエッチングして除去する半導体装置の製造
方法において、フッ酸とフッ化アンモニウムとの容積比
率がフッ酸/フッ化アンモニウム=1/100〜1/2
00で混合したバッファードフッ酸を用いてウェットエ
ッチングすることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】発明者は、シリケートグラス膜と、この膜の上
に堆積させた、ホウ素および燐を含んだシリコン酸化膜
とを貫通するコンタクトホールを、フッ酸とフッ化アン
モニウムの容積比率がフッ酸/フッ化アンモニウム=1
/100〜1/200であるバッファードフッ酸を用い
てウェットエッチングすれば、コンタクトホールの底に
生成した酸化膜を除去でき、かつコンタクトホールの側
壁に逆テーパが形成されないことを見いだし、本発明を
完成するに至った。
【0010】図1は、本発明に係るバッファードフッ酸
の混合比率によるシリケートグラス膜およびシリコン酸
化膜のエッチングされ易さを示す図である。尚、フッ素
の濃度は一例として50%であり、フッ化アンモニウム
の濃度は一例として40%である。図1の横軸は、バッ
ファードフッ酸を構成する濃度50%のフッ酸と濃度4
0%のフッ化アンモニウムの容積比率であり、縦軸は、
シリケートグラス膜(NSG)およびホウ素および燐を
含んだシリコン酸化膜(BPSG)がバッファードフッ
酸によるエッチングされ易さを示すエッチングレートで
ある。
【0011】図1に示すようにフッ酸とフッ化アンモニ
ウムの容積比率がフッ酸/フッ化アンモニウム=1/1
00〜1/200であるバッファードフッ酸では、シリ
ケートグラス膜(NSG)の方が、ホウ素および燐を含
んだシリコン酸化膜(BPSG)よりエッチングされ難
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。特
許請求項に記載したホウ素および燐を含んだシリコン酸
化膜は、本実施例においてはボロンリンシリコン酸化膜
(BPSG)のことである。また本実施例に用いたボロ
ンリンシリコン酸化膜は通常に用いられる、ホウ素を重
量の0wt%を越えて4.5wt%以下含むとともに燐
を重量の4wt%以上含んだものである。
【0013】図2は、本発明の一実施例のコンタクトホ
ールを形成するウェハの断面図である。尚、上記従来の
技術と同様の構成の要素には、同一の番号を付し、重複
説明は省略する。図2に示すようにP型半導体基板1に
ゲート酸化膜2を形成し、その上にLPCVD法により
多結晶シリコン層3を形成し、ゲート酸化膜2の下にN
+ 形ソース電極4およびN+ 形ドレイン電極5を形成す
る。
【0014】図3は、図2に示すウェハにコンタクトホ
ールを形成した断面図を示す。このウェハは、多結晶シ
リコン層3およびゲート酸化膜2の上にシリケートグラ
ス膜6を有し、このシリケートグラス膜(NSG)6の
上にボロンリンシリコン酸化膜(BPSG)7を有して
いる。またウェハは、シリケートグラス膜6およびボロ
ンリンシリコン酸化膜7を貫通するコンタクトホール8
を有している。このコンタクトホール8の底には酸化膜
9が生成している。
【0015】図2に示すウェハに、CVD法によりシリ
ケートグラス膜6を形成し、このシリケートグラス膜6
の上にボロンリンシリコン酸化膜7を形成する。この形
成されたシリケートグラス膜6およびボロンリンシリコ
ン酸化膜7にパターニングエッチングしてコンタクトホ
ール8を形成する。このコンタクトホール8にコンタク
トイオン(図示せず)を注入しアニールを行う。このア
ニールの際に酸化膜9が生成する。
【0016】図4は、図3に示すコンタクトホールをウ
ェットエッチングして示す拡大図である。このコンタク
トホール8の内部を、濃度50%のフッ酸と濃度40%
のフッ化アンモニウムの容積比率がフッ酸(HF)/フ
ッ化アンモニウム(NH4 F)=1/200であるバッ
ファードフッ酸(BHF)(図示せず)によりウェット
エッチングしてSi基板上の酸化膜9(図3参照)を除
去した。この際にコンタクトホール8の側壁であるシリ
ケートグラス膜6およびボロンリンシリコン酸化膜7も
それぞれウェットエッチングすることになる。このウェ
ットエッチングに用いたバッファードフッ酸は、シリケ
ートグラス膜6よりボロンリンシリコン酸化膜7の方を
エッチングし易いものであるため、コンタクトホール8
の側壁に逆テーパが生じることがない。この後、配線材
料であるアルミニウム−シリコン(図示せず)をコンタ
クトホール8の内部に形成してパターニングする。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の半導体装
置の製造方法は、シリケートグラス膜と、ホウ素および
燐を含んだシリコン酸化膜とを貫通するコンタクトホー
ルを、フッ酸とフッ化アンモニウムの容積比率がフッ酸
/フッ化アンモニウム=1/100〜1/200である
バッファードフッ酸を用いてウェットエッチングすれ
ば、コンタクトホールの底に生成した酸化膜を除去でき
るとともにコンタクトホールの側壁に逆テーパが形成さ
れないものであるため、オーミックコンタクトを確保し
てコンタクトホールに配線材料を確実に形成することが
できる。これにより、半導体装置の信頼性、生産性が向
上することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバッファードフッ酸の混合比率に
よるシリケートグラス膜とシリコン酸化膜のエッチング
され易さを示す図である。
【図2】本発明の一実施例のコンタクトホールを形成す
るウェハの断面図である。
【図3】図2に示すシリコンウェハにコンタクトホール
を形成した断面図である。
【図4】図3に示すコンタクトホールをウェットエッチ
ングした拡大図である。
【図5】配線材料を形成する前のコンタクトホールの一
例の断面図である。
【図6】図5に示すコンタクトホールをウェットエッチ
ングして示す断面図である。
【符号の説明】
1 P型半導体基板 2 ゲート酸化膜 6 シリケートグラス膜 7 ボロンリンシリコン酸化膜 8 コンタクトホール 9 酸化膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリケートグラス膜と、該シリケートグ
    ラス膜の上に形成したホウ素および燐を含んだシリコン
    酸化膜とを貫通するコンタクトホールの底に生成した酸
    化膜を、バッファードフッ酸を用いてウェットエッチン
    グして除去する半導体装置の製造方法において、 フッ酸とフッ化アンモニウムとの容積比率がフッ酸/フ
    ッ化アンモニウム=1/100〜1/200で混合した
    前記バッファードフッ酸を用いて前記ウェットエッチン
    グすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP31156792A 1992-11-20 1992-11-20 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH06163516A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998009320A1 (fr) * 1996-08-28 1998-03-05 Stella Chemifa Kabushiki Kaisha Traitement de surface pour micro-usinage
US6815720B2 (en) 2001-08-24 2004-11-09 Sharp Kabushiki Kaisha Substrate having buried structure, display device including the substrate, method of making the substrate and method for fabricating the display device

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