JPH06163337A - チップ型固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

チップ型固体電解コンデンサの製造方法

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JPH06163337A
JPH06163337A JP4318941A JP31894192A JPH06163337A JP H06163337 A JPH06163337 A JP H06163337A JP 4318941 A JP4318941 A JP 4318941A JP 31894192 A JP31894192 A JP 31894192A JP H06163337 A JPH06163337 A JP H06163337A
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hoop
anode terminal
terminal
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Kenichi Saito
健一 齋藤
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体電解コンデンサの組み立てにおいて使用
材料コストを最小限にし、かつ加工上の歪を最小限にす
る。 【構成】 固体電解コンデンサの組立てに使用する陽極
端子用部材4と陰極端子用部材3とをフープ状部材とし
て別々に供給し、廃棄される材料の量を減少させて、材
料の有効利用を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ型固体電解コン
デンサの製造方法に関し、特に、リード端子引き出し工
程における製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のチップ型固体電解コンデンサの製
造方法においては図2に示すように、固体電解コンデン
サ素子を組み立てる際に、1枚の長尺なフープ状材料2
2を供給し、その1枚のフープ状材料から不要部分を打
ち抜いて端子片を残し、この端子片を使ってコンデンサ
素子21を組み立てていた(特開平3−157914号
公報)。
【0003】この種の製造方法の場合、加工済のフープ
材料を供給して組み立てだけ行うシステムと、途中まで
の加工が施されているフープ材料を供給して組み立て工
程内で最終加工を行い組み立てていくシステムとの2種
類の製造システムに分類できる。
【0004】またフレーム状の材料を順次連続的に供給
することにより、疑似的なフープ材料として取り扱う形
態の組み立てシステムも供給されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の製造方式に
おいては、まず加工済のフープ材料をそのまま供給し組
み立てるシステムの場合は、フープ材料そのものが既に
付加価値が高く、製造に占めるフープ材料のコストの比
率が高い。また、組み立てシステム内でフープ材料を加
工する場合、特に図2に示す従来例の場合、1枚のフー
プ材料22から端子片を打ち抜き加工するため、打ち抜
きされる部分が無駄となる。しかし、一般に製造コスト
を算出するにあたっては、その無駄となる部分の材料費
を含めるため、製造コストでのフープ材料の占める比率
が高い。
【0006】特にタンタル固体電解コンデンサの場合に
おいては、フープ材料の占める比率が約5〜8%もあ
り、コストに与える影響が大きい。
【0007】また、ブロック単位に打ち抜き・成形を行
う工程において、材料の加工変形やひずみは、使用する
フープ材料が長尺物であるため、ソリ,ねじれ,寸法公
差に与える影響が大きくなる等の問題点がある。
【0008】本発明の目的は、使用材料コストを最小限
にし、かつ加工上の歪を最小限にするチップ型固体電解
コンデンサの製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るチップ型固体電解コンデンサの製造方
法は、コンデンサ素子の組立工程を有し、コンデンサ素
子の端子に端子用部材を接合してコンデンサ素子を組立
てるチップ型固体電解コンデンサの製造方法であって、
端子用部材は、コンデンサ素子の陰極端子と陽極端子と
にそれぞれ接合される2本の陰極端子用部材と陽極端子
用部材とからなり、これらの部材にフープ状の材料を用
いており、コンデンサ素子の組立工程は、2本の陰極端
子用部材と陽極端子用部材とを、コンデンサ素子の陰極
端子と陽極端子との間隔に保って供給し、陰極端子,陽
極端子を陰極端子用部材,陽極端子用部材にそれぞれ接
合するものである。
【0010】また、前記陽極端子用部材と陰極端子用部
材とを、フープ状の材料を用いて別々に供給する際、そ
れぞれに異なる加工を施す工程を有し、以降の組立工程
に供給するものである。
【0011】また、コンデンサ素子をフープ状の材料に
組み込む際、陽極端子用部材と陰極端子用部材との間に
タイバー部材を懸け渡して設けるものである。
【0012】
【作用】フープ状部材に対して打抜加工が行われず、折
曲加工のみが行われることとなり、打抜加工により廃棄
される無駄な部分が生じることはなく、材料の有効利用
が図られる。さらに、加工される材料が個別に分離され
ているため、加工歪が互いに影響しあうことがない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す図である。
【0014】図1において、本実施例ではチップ型タン
タル固体電解コンデンサを対象としたものであり、その
コンデンサ素子1として、陰極端子5aが円筒形状とな
っており、かつ陽極端子5bが陰極端子5aより小径の
軸形状となっている構造のものを用いている。そして陽
極端子5bと陰極端子5aとは、長さ方向の両端に配設
されている。
【0015】図1においては、陰極端子5a及び陽極端
子5bに接続される必要な幅寸法をもつ2本のフープ状
陰極端子用部材3と陽極端子用部材4とを平行に並べ
て、これらを成型工程に送り込む。
【0016】成型工程では、送り込まれた陰極端子用部
材3のみを成型金型7,8にセットして、下方に凹状に
折曲げた台形状折曲部3aを陰極端子用部材3の長さ方
向に所望ピッチで順次成型する。
【0017】一方、陽極端子用部材4は、加工せずにそ
のままで組立工程に送り込む。この場合、陰極端子用部
材3の折曲部3aを、陽極端子用部材4の高さ位置より
下方に配置した状態で、2本のフープ状陰極端子用部材
3及び陽極端子用部材4を同じ高さ位置で平行に保持し
つつ組立工程に向けて送り込む。
【0018】組立工程では、送り込まれた2本のフープ
状陰極端子用部材3と陽極端子用部材4とに跨ってコン
デンサ素子1を配置する。そして、コンデンサ素子1の
円筒形状陰極端子5aを陽極端子部材3の凹状折曲部3
a内に投入し、かつ軸形状陽極端子5bを陽極端子用部
材4上に載置する。さらに、円筒形状陰極端子5aは、
陰極端子用部材3に導電性接着材2により電気的に接合
する。一方、軸形状陽極端子5bは、陽極端子用部材4
に抵抗溶接等により電気的に接合される。
【0019】尚、コンデンサ素子1の搭載時に、タイバ
ー部材6,6’は、2本の陰極端子用部材3及び陽極端
子用部材4間に跨って設けられ、抵抗溶接等により接合
される。タイバー部材6,6’は、コンデンサ素子1の
前後に配設され、陰極端子用部材3及び陽極端子用部材
4とコンデンサ素子1とが組み立てる際の強度を確保す
るために用いられる。
【0020】コンデンサ素子1の搭載後は、従来技術
(特開平3−157914号公報)と同じように、フー
プ状陰極端子用部材3及び陽極端子用部材4に搭載され
たコンデンサ素子1を封止樹脂にて被覆して気密封止す
る。
【0021】次いで、コンデンサ単位で陰極端子用部材
3及び陽極端子用部材4をタイバー部材6,6’から切
り離し、成形し、個々の製品としてチップ型固体電解コ
ンデンサ7を完成させる。
【0022】尚、本実施例では、コンデンサ素子1の形
状が円筒形であることから、陰極端子用部材3を打ち抜
き・成形加工を行う際に台形のポンチ及びダイスの成型
金型7,8にて成形している。しかし、組み込むコンデ
ンサ素子の形状により形状をあわせることが可能であ
る。また、陽極端子用部材4については、加工せずにそ
のまま供給するが、これも同様に組み込むコンデンサ素
子形状にあわせて加工することが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、陽極端子
用部材と陰極端子用部材とをフープ状の材料を用いて別
々に供給しながら組み立てることにより、最も単純な帯
板状のフープ状の端子用部材であり、低コストで入手可
能であり、かつタイバー部分で切断される一部を除き、
ほとんど製品に使用され、コストに占める割合が従来で
は5〜8%であったものが、本発明では2〜4%とな
り、端子用部材のコストに占める割合が半減できる。
【0024】また、陰極端子用部材はコンデンサ単位で
処理されるため、バッチ処理的な歪を生じないフープ状
の材料供給によるメリットを十分生かしつつ、かつ陽極
端子用部材とは完全に独立しており、加工による影響を
受けることがなく、加工及びコンデンサ素子接続に伴う
精度上のずれを最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 導電性接着材 3 陰極端子用部材 4 陽極端子用部材 5a 陰極端子 5b 陽極端子 6,6’ タイバー部材 7,8成型金型

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ素子の組立工程を有し、コン
    デンサ素子の端子に端子用部材を接合してコンデンサ素
    子を組立てるチップ型固体電解コンデンサの製造方法で
    あって、 端子用部材は、コンデンサ素子の陰極端子と陽極端子と
    にそれぞれ接合される2本の陰極端子用部材と陽極端子
    用部材とからなり、これらの部材にフープ状の材料を用
    いており、 コンデンサ素子の組立工程は、2本の陰極端子用部材と
    陽極端子用部材とを、コンデンサ素子の陰極端子と陽極
    端子との間隔に保って供給し、陰極端子,陽極端子を陰
    極端子用部材,陽極端子用部材にそれぞれ接合するもの
    であることを特徴とするチップ型固体電解コンデンサの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記陽極端子用部材と陰極端子用部材と
    を、フープ状の材料を用いて別々に供給する際、それぞ
    れに異なる加工を施す工程を有し、以降の組立工程に供
    給することを特徴とする請求項1に記載のチップ型固体
    電解コンデンサの製造方法。
  3. 【請求項3】 コンデンサ素子をフープ状の材料に組み
    込む際、陽極端子用部材と陰極端子用部材との間にタイ
    バー部材を懸け渡して設けることを特徴とする請求項2
    に記載のチップ型固体電解コンデンサの製造方法。
JP4318941A 1992-11-27 1992-11-27 チップ型固体電解コンデンサの製造方法 Expired - Lifetime JPH07105314B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5231840U (ja) * 1975-08-29 1977-03-05
JPH0459128U (ja) * 1990-09-27 1992-05-21
JPH04253314A (ja) * 1991-01-29 1992-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体電解コンデンサ

Patent Citations (3)

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