JPH06158826A - 床パネルの接合部 - Google Patents

床パネルの接合部

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JPH06158826A
JPH06158826A JP5704193A JP5704193A JPH06158826A JP H06158826 A JPH06158826 A JP H06158826A JP 5704193 A JP5704193 A JP 5704193A JP 5704193 A JP5704193 A JP 5704193A JP H06158826 A JPH06158826 A JP H06158826A
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JP
Japan
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panel member
flange
engaging
main body
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP5704193A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyouta Kitagawa
良太 喜多河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5704193A priority Critical patent/JPH06158826A/ja
Publication of JPH06158826A publication Critical patent/JPH06158826A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】塩化ビニル樹脂等の剛性に乏しい材料でパネル
部材を成形してあっても、気温変化や荷重等でひずみを
生じたりせず、長期間シール性を維持することが出来る
床パネルの接合部を提供する。 【構成】パネル部材本体の端縁に沿って鍔部22aを形
成し、この鍔部22aの先端でパネル部材本体から遠ざ
かる方向に折曲し、この折曲部22bを更に先端で鍔部
22aに対向するように立上げて形成した一方のパネル
部材の係合溝22に、パネル部材本体の端縁に沿って係
合鍔32を形成した他方のパネル部材の係合鍔32を係
合すると共に、前記鍔部22aと係合鍔32との間にパ
ッキンおよびシール材を水密に充填し、さらに係合溝3
2の部分及び係合鍔32の部分はその背面(床面とは反
対側の面)側に剛性を有する補強材層を形成するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルコニーやテラス等
の床を形成するのに用いられる床パネルの接合部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、バルコニーやテラス等の床は、根
太等の基礎の上に床パネルを敷設することによって形成
されているが、大きな面積の床を形成する場合、大きな
1枚ものの床パネルでは、重量があり施工性が非常に悪
い。そこで、軽量で小さな複数のパネル部材に分割され
ていて、このパネル部材(ユニット)を現場で組立てる
ことで作業性よく施工することが出来るようになってい
る床パネルが実公平3-22968号公報、実開平4-23747号
公報、実開平4-23748号公報等に於いて提案され、実施
されている。
【0003】即ち、図6に示すように、実公平3-22968
号公報記載の床パネル 101は、一方のパネル部材 102の
端縁に沿って設けられた溝 103に弾性体からなる防水材
104を充填した後、他方のパネル部材 105の端縁に沿っ
て設けられた垂下壁 106を挿入すると共に、溝 103の内
壁と垂下壁 106との間に弾性材 107が圧入されることに
よって隣合うパネル部材 102、 105が接合されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公報に記載の床パネル 101には、次のような問題があ
る。即ち、成形性及びコスト等を含めた生産性に優れた
塩化ビニル樹脂等でパネル部材 102、 105を成形する
と、気温差による熱膨張或いは熱収縮や、荷重等によっ
て接合部にひずみや歪みが生じ易い為、接合部でのシー
ル性を長期間に亙って確保することが出来ない。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みて、塩化
ビニル樹脂等の剛性に乏しい材料でパネル部材を成形し
てあっても、接合部に於いて長期間シール性を維持する
ことが出来る床パネルの接合部を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
床パネルの接合部は、このような目的を達成する為に、
一方のパネル部材はパネル部材本体の端縁に沿って鍔部
が形成されていて、この鍔部が先端でパネル部材本体か
ら遠ざかる方向に折曲され、この折曲部が更に先端で鍔
部に対向するように立上げられることでパネル部材本体
の端縁に沿って係合溝が形成されており、他方のパネル
部材はパネル部材本体の端縁に沿って係合鍔が形成され
ていて、この係合鍔が前記係合溝に係合されると共に、
前記鍔部と係合鍔との間にパッキン及びシール材が水密
に充填されている床パネルの接合部に於いて、前記係合
溝の部分及び係合鍔の部分はその背面側に剛性を有する
補強材層が形成されている構成とした。
【0007】又、請求項2に記載の発明の床パネルの接
合部は、一方のパネル部材はパネル部材本体の端縁に沿
って鍔部が形成されていて、この鍔部が先端でパネル部
材本体から遠ざかる方向に折曲され、この折曲部が更に
先端で鍔部に対向するように立上げられることでパネル
部材本体の端縁に沿って係合溝が形成されており、他方
のパネル部材はパネル部材本体の端縁に沿って係合鍔が
形成されていて、この係合鍔が前記係合溝に係合される
と共に、前記鍔部と係合鍔との間にパッキンが水密に充
填されている床パネルの接合部に於いて、前記係合溝の
部分はその背面側に剛性を有する補強材層が形成されて
おり、係合鍔とパッキンとの間にパッキン押え板が圧入
されている構成とした。
【0008】上記構成において、剛性を有する補強材層
は、例えば、鋼板、アルミ板、木質板、FRP等の剛性
を有する板材を接着剤や両面粘着テープ等で係合溝及び
係合鍔部の背面側に貼着したり、エポキシ樹脂やフェノ
ール樹脂等の熱硬化性樹脂を紙や布等の基材に含浸させ
たものを貼付けて熱硬化させる等して形成出来る。特に
後者の補強材層の形成方法によれば、係合溝部分や係合
鍔部分の形状如何に拘らず簡単に補強することが出来
る。
【0009】尚、補強材層は、工場等で予めパネル部材
に形成しておいても、現場で形成するようにしても何れ
でも構わない。又、補強材層は、係合溝或いは係合鍔が
設けられているパネル部材本体の背面の一部迄連続して
設けておくことが好ましい。
【0010】
【作用】請求項1及び2に記載の発明に於いては、塩化
ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂などの剛性の乏しい
材料によってパネル部材が形成されていても、補強材層
の働きによって接合部に於いて、熱膨張や熱収縮或いは
荷重によるひずみ等が生じなくなり、長期間に亙ってシ
ール性を維持出来るようになる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例を表す図面を
参照しつつ詳しく説明する。図1は請求項1に記載の発
明に係る床パネルの組立状態の斜視図、図2はその分解
斜視図である。図1及び図2に示すように、この床パネ
ル1は、2つのパネル部材2,3を組立てることによっ
て形成されるようになっている。
【0012】一方のパネル部材2は、床部11、側溝12、
側壁13を形成するパネル部材本体21と係合溝22とを備え
ている。係合溝22は、図3に示すように、パネル部材本
体21の端縁に沿って鍔部 22aを設け、この鍔部 22aの先
端を折曲させて折曲部 22bを形成し、さらにこの折曲部
22bの先端を鍔部 22aと対向するように立上げて立上部
22cを設けたような形状をしている。
【0013】他方のパネル部材3は、床部11、側溝12、
側壁13を形成するパネル部材本体31と係合鍔32とを備え
ている。そして、パネル部材2とパネル部材3とは、図
1及び図3に示すように、係合鍔32を係合溝22内に係合
させると共に、鍔部 22aと係合鍔32との間にパッキン4
及びシール材5を充填することで接合される。
【0014】然も、このパネル部材2、3の接合部で
は、図3に示すように、係合溝22及び係合鍔32の背面側
に夫々補強材層6が形成されている。尚、補強材層6
は、夫々パネル部材本体21或いはパネル部材本体31の一
部迄連続して設けられている。
【0015】この床パネル1のパネル部材2とパネル部
材3との接合部は、上記のように係合溝22及び係合鍔32
の背面側に夫々補強材層6が形成されているので、塩化
ビニル樹脂等の剛性の乏しい材料によってパネル部材が
形成されていても、補強材層6の働きによって、ひずみ
が生じることなく長期間シール性を維持出来る。
【0016】図4は請求項1に記載の発明に係るパネル
の接合部の別の実施例を表している。この実施例では、
立上部 22cの先端を更にパネル部材本体21から遠ざかる
方向に折曲させ、更にその先端に垂下部 22dを設けたこ
と以外は、上記の実施例と同様である。
【0017】図5は請求項2に記載の発明に係るパネル
部材の接合部の実施例を表している。この実施例では、
補強材層6は鍔部 22a、折曲部 22b、立上部 22cからな
る係合溝22の背面側にのみ形成されており、係合溝22と
係合鍔32との間にパッキン4a、4bが充填され、鍔部 22a
と係合鍔32との間に充填されたパッキン4bと鍔部 22aと
の間にパッキン押え板7を圧入することで接合される。
尚、パッキン4aは予め係合鍔32の背面側に固着しておく
のが好ましい。
【0018】
【発明の効果】請求項1及び2に記載の発明の床パネル
の接合部は、叙上のように構成されているので、塩化ビ
ニル樹脂などの剛性の乏しい材料によってパネル部材が
形成されていても、気温変化や荷重等でひずみを生じた
りせず、長期間シール性が維持出来る。
【0019】従って、安価で成形性に優れた材料を使用
することが出来、床パネルの製造コストを低減すること
が出来る。又、この接合部の構造によれば、立掛けずに
施工出来るので、施工性もよい。然も、床パネルの短手
方向に溝が生じないので、床面がフラットになり安全性
や意匠性にも優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の床パネルの組立状態の斜視
図。
【図2】図1の床パネルの分解斜視図。
【図3】図1の床パネルの接合部を表す断面図。
【図4】接合部の別の実施例を表す断面図。
【図5】請求項2の発明の床パネルの接合部を表す断面
図。
【図6】公知の床パネルの接合部を表す断面図。
【符号の説明】
1 床パネル 2 パネル部材 3 パネル部材 4 パッキン 4a パッキン 4b パッキン 5 シール材 6 補強材層 7 パッキン押え板 21 パネル部材本体 22 係合溝 22a 鍔部 22b 折曲部 22c 立上部 31 パネル部材本体 32 係合鍔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のパネル部材はパネル部材本体の端
    縁に沿って鍔部が形成されていて、この鍔部が先端でパ
    ネル部材本体から遠ざかる方向に折曲され、この折曲部
    が更に先端で鍔部に対向するように立上げられることで
    パネル部材本体の端縁に沿って係合溝が形成されてお
    り、他方のパネル部材はパネル部材本体の端縁に沿って
    係合鍔が形成されていて、この係合鍔が前記係合溝に係
    合されると共に、前記鍔部と係合鍔との間にパッキン及
    びシール材が水密に充填されている床パネルの接合部に
    於いて、前記係合溝の部分及び係合鍔の部分はその背面
    側に剛性を有する補強材層が形成されていることを特徴
    とする床パネルの接合部。
  2. 【請求項2】 一方のパネル部材はパネル部材本体の端
    縁に沿って鍔部が形成されていて、この鍔部が先端でパ
    ネル部材本体から遠ざかる方向に折曲され、この折曲部
    が更に先端で鍔部に対向するように立上げられることで
    パネル部材本体の端縁に沿って係合溝が形成されてお
    り、他方のパネル部材はパネル部材本体の端縁に沿って
    係合鍔が形成されていて、この係合鍔が前記係合溝に係
    合されると共に、前記鍔部と係合鍔との間にパッキンが
    水密に充填されている床パネルの接合部に於いて、前記
    係合溝の部分はその背面側に剛性を有する補強材層が形
    成されており、係合鍔とパッキンとの間にパッキン押え
    板が圧入されていることを特徴とする床パネルの接合
    部。
JP5704193A 1992-09-25 1993-03-17 床パネルの接合部 Pending JPH06158826A (ja)

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JP25626392 1992-09-25
JP4-256263 1992-09-25
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