JPS6227603Y2 - - Google Patents

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JPS6227603Y2
JPS6227603Y2 JP1982003816U JP381682U JPS6227603Y2 JP S6227603 Y2 JPS6227603 Y2 JP S6227603Y2 JP 1982003816 U JP1982003816 U JP 1982003816U JP 381682 U JP381682 U JP 381682U JP S6227603 Y2 JPS6227603 Y2 JP S6227603Y2
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joint
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concrete
panel
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JP1982003816U
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JPS58105905U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規且つ有用な断熱コンクリート壁構
造に関する。
最近コンクリート型枠材と内装下地材との両機
能を兼備した複合パネルとコンクリート壁とが一
体化された断熱壁構造が提案されている。
例えば、実開昭55−85404には断熱材と表面材
とからなる複合断熱板の表面材の対向部にやとい
実または本実接合構造をもつことを特徴とする複
合断熱板の接合構造が開示されている。また実開
昭56−102310には板材と断熱材を接合一体化した
複合パネルの断熱材の接合周縁を切り欠いて凹溝
を形成させ、この凹溝間に嵌合される連結部材を
用いて連結して構成されたパネル組立体とコンク
リート壁とが接合一体化された断熱壁構造が報告
されている。
しかるに、これらのものはいずれも表面材又は
断熱材に凹溝を形成させ、その中に嵌合する連結
部材(本実)を用いて単に連結するか、又は表面
材の周縁で単に凹凸嵌合(やとい実)させるに過
ぎない。かくして、パネルは単に緩合連結されて
いるため、コンクリート打設時の荷重により連結
部が動き、寸法の狂いを生じるのみならず、連結
部からノロが洩出するという重大な問題を惹き起
こす。加えて、表面材と断熱材との収縮率の差異
により表面材と断熱材とが剥離し、その間に結露
したり表面材や断熱材が剥落々下して人命に危険
をもたらす可能性がある。
一方、在来のパネル施工にあつては先づパネル
敷設施工し、次に接合部を目地仕上げするという
2段階の工程を必要とする。目地仕上げをしない
場合は外観が損われ、全く実用性を欠く結果とな
る。かくして作業能率は大巾に低下し、コスト・
アツプを招来することになる。
本考案者は上記従来技術の欠点を一挙に解決す
べく鋭意研究の結果、本考案に到達したものであ
る。
すなわち、本考案は接合壁1の両端に嵌入舌片
2,2′を有し、前記接合壁1の表面に少なくと
も1個の目地壁3を具備し且つ裏面にコンクリー
ト掛止部を有してなる目地兼パネル接合具を介し
て、外装板4と断熱板5とが重接一体化され外装
板4の接合周端面の長さ方向に溝6を設けてなる
複数の複合パネルが接合されるとともに、該コン
クリート掛止部がコンクリート壁中に包埋され、
且つ断熱板5がコンクリート壁7と接して前記複
合パネルがコンクリート壁に物理的に一体化され
ている断熱コンクリート壁構造を内容とする。
本考案に用いる複合パネルは、図1に例示した
如く、断熱板5と外装板4とを接着、溶着等によ
り重接一体化してなり、その接合周端面に長さ方
向に溝6を設けてなる。外装板4はベニヤ板、合
板、スレート板等公知の全てのものが使用できる
が、就中、不燃材が好適である。不燃材としては
スレート系のほか石綿、パルプ、セメント、石コ
ウ、ケイカル等の積層板、難燃合板等が例示され
る。断熱板としては、剛性を有する公知の断熱板
は全て使用できるが、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等のプラスチ
ツクフオームが好適である。
外装板と断熱板とは例えば接着、溶着等により
重接一体化される。外装板の厚さはコンクリート
打設時の荷重力、外装板自体の強度等により一概
には規定できないが、通例7mm〜20mm、好ましく
は9mm〜15mm程度の範囲で適宜選択すればよい。
断熱材パネルの厚さは所望の断熱効果により変わ
りうるが、通例15mm〜50mm程度の範囲で適宜選択
すればよい。
前記複合パネルの接合周端面に溝を設けるが、
接合周端面の全部でも一部でもよい。溝は外装板
及び/又は断熱板に設けられ、その大きさは接合
具の嵌入舌片を収容するに足りる大きさとする。
本考案に用いる目地兼パネル接合具は図2に例
示した如く、接合壁1の両端に嵌入舌片2,2′
を有し、前記接合壁の表面に外装材の方向に延び
る少なくとも1個の目地壁3を具備するととも
に、その裏面にコンクリート掛止部11を具備し
てなる。接合具の材質はアルミ、ステンレス等の
金属、プラスチツク等が好適で、就中金属製のも
のが火災時においても複合パネルの剥離落下を防
止し得る点でより好ましい。接合具の厚さは特に
制限されないが通例1mm〜15mm程度の範囲で適宜
選択すればよい。嵌入舌片の深さは5mm〜30mm程
度の範囲で適宜選択すればよい。嵌入舌片2,
2′は接合安定性、剥落防止力を増すために、2
対以上設けてもよい。また嵌入舌片2,2′は溝
6に抜き止め連結させることにより更に接合安定
性を向上させることができる。目地壁3に化粧縁
8を延設することにより美観を高めるのみなら
ず、雨水等の浸入を阻止し、腐食、風化等を防止
することができる。また、接合壁1に凹部9また
は凸部10を設け、凹凸嵌合により接合具を縦方
向に連結できるようにすれば作業性は向上する。
コンクリート掛止部11は断熱板との接合表面
より突出させた状態でコンクリート壁中に埋没掛
止され、複合パネルとコンクリート壁との物理的
一体化を実現するものである。かくて、コンクリ
ート掛止部に突起や透孔を設けたり、分枝状、波
形状等とすることにより掛止部のコンクリートへ
の埋没掛合力を増大させ、その結果複合パネルの
剥落防止力を増加させることができる。
以下、実施例を示す図面に基づいて、更に本考
案を詳細に説明する。
図2は目地壁3の先端両側に斜方向の化粧縁
8,8′を、更に接合壁1の反対側に、突起を設
けたコンクリート掛止部11を延設した目地兼パ
ネル接合具で、図3は該接合具を用いて、外装板
4に溝6を設けた複合パネルを接合し、且つ該コ
ンクリート掛止部11がコンクリート壁7中に埋
沈固定された例を示す。
図4はV字形の肉厚部12を設け、接合壁1の
反対側に分枝状のコンクリート掛止部11を延設
した目地兼パネル接合具で、図5は該接合具を介
して、外装板4に溝6を設けた複合パネルを接合
し、且つ該コンクリート掛止部11がコンクリー
ト壁7中に埋沈固定された例である。
図6(1)は図4の目地兼パネル接合具の肉厚部1
2に凹部9を設けた例で、同(2)は図6(1)のB−B
断面図である。
図7(1)は図4の目地兼パネル接合具の肉厚部1
2に凸部10を設けた例で、同(2)は図7(1)のC−
C断面図である。
図8は図6及び図7に示した目地兼パネル接合
具の凹部9及び凸部10を凹凸嵌合させて目地兼
パネル接合具自体を連接した例を示す。
本考案は叙上の如く、極めて簡単な構造によ
り、先づ第1に、従来のパネル接続−目地仕上げ
という2工程を1工程化するものであり、その省
力化および低廉化への寄与は甚大である。第2に
複合パネルの剥離、落下を完全に防止できるのみ
ならず、コンクリート掛止部を予め固定すること
により型枠のセツトが容易となり、またパネル間
隔の狂いが防止される等の効果を奏するもので、
頗る利用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
図1は本考案に使用する複合パネルの一例を示
し、(1)は正面図、(2)はA−A断面図、図2、図4
は夫々本考案に使用する目地兼パネル接合具を示
す概略図、図3、図5はいずれも本考案の断熱コ
ンクリート壁構造の実施例を示す概略図、図6(1)
は別の目地兼パネル接合具を示す概略図、同(2)は
B−B断面図、図7(1)は更に別の目地兼パネル接
合具を示す概略図、図(2)はC−C断面図、図8は
図6(1),(2)および図7(1),(2)に示した目地兼パネ
ル接合具を接続した例を示す概略図である。 1……接合壁、2,2′……嵌入舌片、3,
3′……目地壁、4……外装板、5……断熱板、
6……溝、7……コンクリート壁、8,8′……
化粧縁、9……凹部、10……凸部、11……コ
ンクリート掛止部、12……肉厚部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 接合壁1の両端に嵌入舌片2,2′を有し、
    前記接合壁1の表面に少なくとも1個の目地壁
    3を具備し且つ裏面にコンクリート掛止部11
    を有してなる目地兼パネル接合具を介して、外
    装板4と断熱板5とが重接一体化されその接合
    周端面の長さ方向に溝6を設けてなる複数の複
    合パネルが接合されるとともに、該コンクリー
    ト掛止部11がコンクリート壁中に包埋され、
    且つ断熱板5がコンクリート壁7と接して前記
    複合パネルがコンクリート壁に物理的に一体化
    されている断熱コンクリート壁構造。 2 目地壁3に化粧縁8を延設した実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の構造。 3 接合壁1に凹部9または凸部10を設け、凹
    凸嵌合により連結できるようにした実用新案登
    録請求の範囲第1項または第2項記載の構造。 4 コンクリート掛止部11に突起、透孔、分枝
    状部及び/又は波形状部を設けた実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の構造。
JP381682U 1982-01-13 1982-01-13 断熱コンクリ−ト壁構造 Granted JPS58105905U (ja)

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JP381682U JPS58105905U (ja) 1982-01-13 1982-01-13 断熱コンクリ−ト壁構造

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JP381682U JPS58105905U (ja) 1982-01-13 1982-01-13 断熱コンクリ−ト壁構造

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Publication Number Publication Date
JPS58105905U JPS58105905U (ja) 1983-07-19
JPS6227603Y2 true JPS6227603Y2 (ja) 1987-07-15

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ID=30016704

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JP381682U Granted JPS58105905U (ja) 1982-01-13 1982-01-13 断熱コンクリ−ト壁構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5616711B2 (ja) * 1977-06-27 1981-04-17

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496826U (ja) * 1972-04-19 1974-01-21
JPS5447235U (ja) * 1977-09-08 1979-04-02
JPS6143865Y2 (ja) * 1979-07-14 1986-12-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5616711B2 (ja) * 1977-06-27 1981-04-17

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JPS58105905U (ja) 1983-07-19

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