JP3120832B2 - 建築用断熱パネルおよびその製造方法 - Google Patents

建築用断熱パネルおよびその製造方法

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JP3120832B2
JP3120832B2 JP09032011A JP3201197A JP3120832B2 JP 3120832 B2 JP3120832 B2 JP 3120832B2 JP 09032011 A JP09032011 A JP 09032011A JP 3201197 A JP3201197 A JP 3201197A JP 3120832 B2 JP3120832 B2 JP 3120832B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋根材、外壁材、その他
の外装材として有用な建築用断熱パネルおよびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建築用断熱パネルには、特開平2
−204560号公報や実公平3−4650号公報に提
案されているものがあり、断熱性および強度に優れてい
るものの、以下のような欠点を有している。これらのパ
ネルでは、断熱層と金属製の表裏の板間に浸入した雨水
によって、表裏の両板が腐食して孔が開き、大きな漏水
事故を招いたり、或いは、このような腐食以前に、前記
の浸入した雨水が直接室内側に滴下して漏水事故を起こ
す問題がある。斯る漏水事故は、断熱層が発泡樹脂製で
自己吸水性が極めて低く且つ断熱性にも優れてるが故
に、浸入した水は断熱層と金属板の接着層における脆弱
部分に滞留して、金属板の腐食を促進するため、一層重
大である。さらに、パネルの長さは、成形上の理由すな
わち断熱層を樹脂材料の注入・発泡により形成している
ため、現場成形は不可能で、輸送可能な長さである11
〜15mのものに制限され、その結果、上下のパネルの
接続は、その接続部分に発泡樹脂やシールを配設して行
っている。しかしながら、このような接続部分に発泡樹
脂やシールを配設する接続構造のものでは、作業中乃至
作業後、同接続部分が作業者から見えない隠れた部位と
なっているため、シール状態の確認が出来ず、作業不良
やシールの経年劣化時には、パネルを一旦外さなければ
ならない問題がある。このように、パネル自体が自己排
水能力を持たないため、腐食による漏水事故を避けられ
ず、上下のパネルの接続部分に発泡樹脂やシールを配設
せずには、浸入した雨水がパネルの接続部分間から室内
側に滴下することによる漏水事故を避けられず、上下の
パネルの接続のための作業効率が悪くて且つシール状態
の良不が不明である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、表面板および裏面板と断熱材層の位置関係を設定す
ると共に、この三者一体のパネルそのものに自己排水能
力を持たせ、且つ、生産性良好である建築用断熱パネル
およびその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を達成するための手段】本発明の建築用断熱パネ
ルでは、前記した課題を達成するために、金属製表面板
と金属製裏面板との間に断熱材層を設けた断熱パネルで
あって、表裏両面板は上下方向に平行な凹部と凸部を形
成し、断熱材層は表面側および裏面側に凹凸部を表裏両
面板の凹部および凸部と対応させて形成すると共に裏面
側の凹凸部を浅くし、裏面板の凹部内における前記断熱
材層の浅い凸部分との間に上下方向に貫通する空間部を
形成したことを特徴とする。また、本発明の前記した各
建築用断熱パネルでは、表裏両面板における凹部と凸部
を複数形成してあることを特徴とする。本発明における
表面板の左右の端部は、その接続のための構成として、
単純な重合による被せ方式の他に、嵌合方式やハゼ締め
方式等の建築外装材の接続手段として周知の技術を含
み、何等制限されない。表面板および裏面板は、たとえ
ば鉄、アルミニウム、ステンレス等にメッキ乃至着色し
たものなど、通常の建築の外装に用いられる板材であれ
ば何でも良い。断熱材は、ポリスチレンや硬質ウレタン
フォームやグラスウールなどのボード状のもの、或い
は、硬質ウレタン、イソシアヌレート、フェノールフォ
ームなどの発泡性樹脂材料、その他の各種断熱材料の中
から適宜選択される。このパネルの下地(鉄骨、木造の
母屋、梁等)への取付けは、防水(パッキング)座金付
きのドリルビス等により下地に固定する。この固定位置
は裏面板の凸部分が望ましい。また、パネルの左右端部
の接続を兼ねている吊子により下地に固定するようにし
ても良く、吊子は、下地にあらかじめ取付けておくか、
パネルの敷設と同時に下地に取付けても良い。
【0005】そして、本発明の建築用断熱パネルの製造
方法では、前記の課題を達成するために、金属製表裏両
面板を複数の凹部と凸部を上下方向に平行に形成した形
態のものに、断熱材を表面側に凹凸部を表裏両面板の凹
部および凸部と対応させて形成すると共に裏面側に凹凸
部を裏面板の凹部および凸部と対応させて浅く形成した
形態のものに、それぞれあらかじめ成形した後、前記断
熱材を間にして表面板と裏面板を、同裏面板の凹部内と
断熱材層の浅い各凸部分との間に上下方向に貫通する空
間部が残るように合着して、三者一体化することを特徴
とする。本発明における表面板、裏面板、ボード状の断
熱材層は周知の適宜成型手段たとえばプレス加工やロー
ル加工等により成形する。
【0006】
【作用】表面板および裏面板と断熱材層の位置関係が設
定されているので、重合時における効率が良いし、重合
後の凹部と凸部による噛み合い構造により強度が高い。
断熱材層の浅い凸部分と裏面板の凹部内との間に上下方
向に貫通する空間部が形成されていて自己排水能力を有
するので、浸入した雨水は、断熱材層と金属板の合着層
の脆弱部分に滞留する間もなく、空間部に導かれて下方
に流下し、腐食の要因となる浸入水の滞留をなくせる。
また、上下のパネルの上下端部を大気に開放したり、或
いは空調機器に接続したりした場合、断熱効果が高めら
れ、空間部内の除湿に有効となる。複数の凹部と凸部に
よってパネル強度が高く、且つ、複数の凹部からなる空
間部によるスムーズな排水能力を有する。
【0007】
【実施例】図1乃至図3に例示した第1実施例の断熱パ
ネルでは、金属製表面板1と金属製裏面板2との間に断
熱材層3を介在させて、断熱材層3の材質に応じた合着
手段(熱融着、圧接着等)により三者一体化している。
表面板1は、その板面に複数の凸部4と凹部5を左右に
交互して上下方向に平行状に有し、この表面板1と同形
態の裏面板2は、凹部6と凸部7をそれぞれ有してお
り、表裏の凸部4と凸部7そして凹部5と凹部6はそれ
ぞれ相対しており、裏面板2における各凹部6内と断熱
材層3部分との間には上下方向に貫通状の空間部8を形
成してある。
【0008】また、表面板1と裏面板2は、両板の外郭
を断熱材層3よりも一回り大きい比率関係に形成してお
り、表面板1の板上端部1aは断熱材層3における層上端
部3aと、裏面板2の板下端部2bは層下端部3bと、それぞ
れ端部を揃える一方、表面板1の板下端部1bは層下端部
3bから下側に、裏面板2の上端部2aは層上端部3aよりも
上側に、それぞれ張り出ている。また、表面板1の板左
端部1cは同部の凸部4が層左縁部3cと一致するようにし
て端部を揃える一方、板右端部1dは同部の凸部4が層右
端部3dよりも右側に張り出ている。また、裏面板2の板
左端部2cは同部の凸部7と凹部6が層左端部3cよりも左
側に張り出て、板右端部2dは層右端部3dの幾分内側に在
る。
【0009】断熱材層3は表面側に凹凸部9を表面板1
の凸部4および凹部5と対応する相似形状に成形してい
て、表面板1と隙間無く合着しており、そして、同層3
の裏面側の凹凸部10は浅くして、この各凸部分10a と裏
面板2の各凹部6内との間にそれぞれ空間部8を形成し
ている。
【0010】図4には前記第1実施例の断熱パネルを用
いて葺いた屋根を例示しており、左右に隣り合うパネル
は、右側のパネルにおける裏面板2の左側に張り出た板
左端部2cの凸部7上に左側のパネルにおける裏面板2の
板右端部2dの凸部7を嵌合状に被嵌すると共に、同じく
右側のパネルにおける表面板1の板左端部1cの凸部4上
に左側のパネルにおける右側に張り出た板右端部1dの凸
部4を嵌合状に被嵌することにより、左右のパネルを接
続する。そして、上下に隣り合うパネルは、下側のパネ
ルにおける裏面板2の上側に張り出た板上端部2a上に上
側のパネルにおける裏面板2の板下端部2bを重合状に載
せて、上下のパネルの空間部8を上下に連通せしめると
共に、同じく下側のパネルにおける表面板1の板上端部
1a上に上側のパネルにおける表面板1の下側に張り出た
下端部1bを重合状に被せることにより、上下のパネルを
接続し、軒先側から棟側に葺いている。
【0011】それにより、上下左右の各パネルにおける
表面板の重合部分から雨水が浸入しても、雨水をパネル
内に滞留させる間もなく、断熱材層3の浅い各凸部分10
aと裏面板2の各凹部6内との間の空間部8に沿い軒先
側に導いて排水し得る。また、空間部8の端部を大気中
に開放したり、任意の空調機器に接続したりして、断熱
効率の向上を計ったり、除湿し得る。そして、浸入した
雨水が各パネルの間から室内側に滴下しようとしても、
その空間部8を形成している裏面板2における板上端部
2aが上側のパネルの板下端部2b裏側まで張り出て、雨水
を受けてそのまま空間部8を軒先側まで流下させ得る。
また、上下左右の各パネルの接続が重合状の被せ作業で
済むため、作業効率が向上すると共に接続のための発泡
樹脂やシール、さらに接続カバーなどの各種接続部品が
不用となる。
【0012】図5および図6に例示した第2実施例の断
熱パネルは、前記第1実施例のものと基本的に同構成で
あるため、共通する構成の説明を省略して、相違する構
成について説明する。表面板1の左右の端部1c,1d およ
び裏面板2の左右の端部2c,2d は断熱材層3の左右の端
部3c,3d とその端部を揃えて成形している。そして、表
面板1における板左端部1cには倒L形状係止片11を、板
右端部1dには倒L形状係止片12をそれぞれ立設してい
る。
【0013】図7には前記第2実施例の断熱パネルを用
いて葺いた屋根を例示しており、左右に隣り合うパネル
は、下地材13側に立設されている吊子14を左右の係止片
11,12 で挟持するようにして隣り合わせ、同吊子14の左
右先部14a,14b を下向きに折り曲げて左右両係止片11,1
2 を抱持することにより、左右のパネルを接続・固定す
る。そして、上下に隣り合うパネルは、下側のパネルに
おける裏面板2の上側に張り出た板上端部2a上に上側の
パネルにおける裏面板2の板下端部2bを重合状に載せ
て、上下のパネルの空間部8を上下に連通せしめると共
に、同じく下側のパネルにおける表面板1の板上端部1a
上に上側のパネルにおける表面板1の下側に張り出た下
端部1bを重合状に被せることにより、上下のパネルを接
続し、この上下の各パネルにおける左右接続部分すなわ
ち各吊子14に亘り軒棟方向に長尺状のカバー15を被嵌し
て、軒先側から棟側に葺いている。
【0014】それにより、上下左右の各パネルにおける
表面板の重合部分から雨水が浸入しても、雨水をパネル
内に滞留させる間もなく、断熱材層3の浅い各凸部分10
aと裏面板2の各凹部6内との間の空間部8に沿い軒先
側に導いて排水し得る。また、空間部8の端部を大気中
に開放したり、任意の空調機器に接続したりして、断熱
効率の向上を計ったり、除湿し得る。そして、浸入した
雨水が各パネルの間から室内側に滴下しようとしても、
その空間部8を形成している裏面板2における板上端部
2aが上側のパネルの板下端部2b裏側まで張り出て、雨水
を受けてそのまま空間部8を軒先側まで流下させ得る。
しかも、左右のパネル間をカバー15で覆い塞いでいるた
め、雨水の浸入を阻止し得、また、仮に浸入しても、カ
バー内の板端部を排水路16として軒先側に導き出せる。
【0015】図8には、左右のパネルの表面板1におけ
る他の接続構造を例示しており、図8の(A)では、右
側のパネルにおける表面板1の板左端部1cの起立片17に
対して、左側のパネルにおける表面板1の板右端部1dの
倒L形状係合片18を折り返して挟持して接続した態様を
例示している。
【0016】図8の(B)では、右側のパネルにおける
表面板1の板左端部1cの倒L形状係止片19に対して、左
側のパネルにおける表面板1の板右端部1dの下向き略コ
形状係止突片20を、同係止突片20の先部を内側に折り返
して係止片19先部を挟持した後、さらに同挟持部を折り
返して接続した態様を例示している。
【0017】図8の(C)に例示した接続構造のもの
は、前記第1実施例における接続構造と基本的に同じで
あるため、共通する構成の説明を省略して、相違する構
成について説明する。右側のパネルにおける突部4の左
右外側面部分には係合突部21を、左側のパネルにおける
突部4の左右内側面部分には係合窪部22を相互に係合可
能に形成してあり、両凸部4,4の接続状態を係合突部
21と係合窪部22とによる係合接続状態にした態様を例示
している。
【0018】図9には、パネルの他の接続・固定構造を
例示しており、図9の(A)では、前記第2実施例にお
ける接続・固定構造と基本的に同じであるため、共通す
る構成の説明を省略して、相違する構成について説明す
る。左右のパネルは、吊子23の左右先部23a,23b をそれ
ぞれ左右の倒L形状係止片24,25 ともども下向きに折り
返して、左右両係止片24,25 を抱持することにより、左
右のパネルを接続・固定し、そして上下の各パネルにお
ける左右接続部分すなわち各吊子23および左右係止片2
4,25 に亘り軒棟方向に長尺状のカバー26を被嵌して、
軒先側から棟側に葺いている。
【0019】図9の(B)では、左右のパネルは、吊子
27を挟んで隣り合っている左右の凸部4,4上面の凹窪
部28,29 に吊子27の左右先部27a,27b が係合し、そして
上下の各パネルにおける左右の凸部4,4には同凸部側
面の係合窪部30と係合する係合突部32を設けたカバー31
を被嵌して、左右のパネルを接続・固定した態様を例示
している。
【0020】図9の(C)では、左右のパネルは、ボル
ト33を挟んで隣り合っている左右の凸部4,4上面に亘
り断面略門形状の挟持体34を被せ、この挟持体34をナッ
ト35で左右の突部上面に圧接させて接続・固定、そして
上下の各パネルにおける左右接続部分すなわち各ボルト
33および左右の突部4,4に亘り軒棟方向に長尺状のカ
バー36を被嵌して、左右のパネルを接続・固定した態様
を例示している。
【0021】図10には、本発明断熱パネルの製造方法
の第1実施例を例示しており、表面板1、裏面板2、断
熱材層3はそれぞれ予め別途成形してある。表面板1は
凸部4と凹部5と左右端部の倒L形状係止片11,12 を有
するものに、裏面板2は凸部7と凹部6を有するもの
に、断熱材層3はその表面に表面板1の凸部4および凹
部5と対応する凹凸部9を相似形状に成形する一方、裏
面に裏面板2の凹部6および凸部7と対応する浅い凹凸
部10を形成していて、表面板1および裏面板2との重ね
合わせ時における両者の重合位置関係が決定されて効率
が良く、且つ、凹部4および凸部5と凹凸部9、そして
凹部6および凸部7と凹凸部10による表裏の噛み合い構
造により強度が高い。
【0022】
【発明の効果】イ、請求項1により、表面板および裏面
板と断熱材層の位置関係が、断熱材層表面側の凹凸部と
表面板の凸部および凹部、そして、断熱材層裏面側の浅
い凹凸部と裏面板の凸部および凹部とにより設定されて
いるので、重合時における効率が良いし、重合後の凹部
および凸部と凹凸部による噛み合い構造により強度が高
い。断熱材層の浅い凸部分と裏面板の凹部との間に上下
方向に貫通(連通)する空間部を形成したので、浸入し
た雨水は、断熱材層と金属板の合着層の脆弱部分に滞留
することがなくなり、金属製の表裏両板の腐食を未然に
阻止して、腐食に起因する大きな漏水事故を招くことが
ない。施工面における上下のパネルの上下端部を大気に
開放したり、或いは空調機器に接続したりすることによ
り、断熱効果を高めたり、空間部内の湿気を除去するこ
とが出来る。 ハ、請求項2により、複数の凹部と凸部によってパネル
強度が高く優れていると共に、複数の凹部からなる空間
部によるスムーズな排水能力が得られる。 ニ、請求項3により、金属製表裏両面板を複数の凹部と
凸部を上下方向に平行に形成した形態のものに、断熱材
を表面側に凹凸部を表裏両面板の凹部および凸部と対応
させて形成すると共に裏面側に凹凸部を裏面板の凹部お
よび凸部と対応させて浅く形成した形態のものに、それ
ぞれあらかじめ成形した後、前記断熱材を間にして表面
板と裏面板を三者重合状に合着することにより、裏面板
の各凹部内と断熱材層の浅い各凸部分との間に上下方向
に貫通した空間部が形成されているパネルを製造するこ
とが出来る。また、表面板および裏面板との重ね合わせ
時における三者の重合位置関係が決定されて効率が良
く、且つ、凹部および凸部と凹凸部、そして凹部および
凸部と凹凸部による表裏の噛み合い構造により強度が高
い。また、工程が単純であるため、簡単な設備で大量生
産でき、経済的効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の断熱パネルの第1実施例を例示した
平面図。
【図2】 図1の(2)−(2)断面図。
【図3】 図1の(3)−(3)拡大断面図。
【図4】 第1実施例の断熱パネルにより屋根面を葺い
た状態の部分拡大斜視図。
【図5】 本発明の断熱パネルの第2実施例を例示した
平面図。
【図6】 図5の(6)−(6)拡大断面図。
【図7】 第2実施例の断熱パネルにより屋根面を葺い
た状態の部分拡大斜視図。
【図8】 (A)〜(C)は左右のパネルの他の接続構
造を例示した部分拡大断面図。
【図9】 (A)〜(C)は左右のパネルの他の接続・
固定構造を例示した部分拡大断面図。
【図10】 (A)〜(B)は本発明断熱パネルの製造
方法の第1実施例を工程順に例示した概略図。
【符号の説明】
1 表面板 1a 表面板の板上端部 1b 表面板の板下端部 1c 表面板の板左端部 1d 表面板の板右端部 2 裏面板 2a 裏面板の板上端部 2b 裏面板の板下端部 2c 裏面板の板左端部 2d 裏面板の板右端部 3 断熱材層 3a 断熱材層の層上端部 3b 断熱材層の層下端部 3c 断熱材層の層左端部 3d 断熱材層の層右端部 4 表面板の凸部 5 表面板の凹部 6 裏面板の凹部 7 裏面板の凸部 8 空間部 9,10 断熱材層の凹凸部 11,12,19,24,25 表面板の係止片 13 下地材 14,23,27 吊子 15,26,31,36 カバー 17 表面板の起立片 18 表面板の係合片 20 表面板の係止突片 21 凸部の係合突部 22,30 凸部の係合窪部 23a ,23b 吊子の左右先部 28,29 凸部の凹窪部 32 カバーの係合突部 33 ボルト 34 挟持体 35 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−118718(JP,U) 実開 昭57−178607(JP,U) 実開 昭56−176916(JP,U) 実公 昭40−4860(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/00 - 3/40 E04B 1/76 E04B 1/80 E04C 2/00 - 2/54 E04F 13/08 - 13/18 B32B 1/00 - 35/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製表面板と金属製裏面板との間に断
    熱材層を設けた断熱パネルであって、表裏両面板は上下
    方向に平行な凹部と凸部を形成し、断熱材層は表面側お
    よび裏面側に凹凸部を表裏両面板の凹部および凸部と対
    応させて形成すると共に裏面側の凹凸部を浅くし、裏面
    板の凹部内における前記断熱材層の浅い凸部分との間に
    上下方向に貫通する空間部を形成したことを特徴とする
    建築用断熱パネル。
  2. 【請求項2】 表裏両面板における凹部と凸部を複数形
    成してあることを特徴とする請求項1記載の建築用断熱
    パネル。
  3. 【請求項3】 金属製表裏両面板を複数の凹部と凸部を
    上下方向に平行に形成した形態のものに、断熱材を表面
    側に凹凸部を表裏両面板の凹部および凸部と対応させて
    形成すると共に裏面側に凹凸部を裏面板の凹部および凸
    部と対応させて浅く形成した形態のものに、それぞれあ
    らかじめ成形した後、前記断熱材を間にして表面板と裏
    面板を、同裏面板の凹部内と断熱材層の浅い各凸部分と
    の間に上下方向に貫通する空間部が残るように合着し
    て、三者一体化することを特徴とする建築用断熱パネル
    の製造方法。
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