JPH0735958Y2 - 窯業系屋根材 - Google Patents

窯業系屋根材

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JPH0735958Y2
JPH0735958Y2 JP9337890U JP9337890U JPH0735958Y2 JP H0735958 Y2 JPH0735958 Y2 JP H0735958Y2 JP 9337890 U JP9337890 U JP 9337890U JP 9337890 U JP9337890 U JP 9337890U JP H0735958 Y2 JPH0735958 Y2 JP H0735958Y2
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JP
Japan
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plate portion
roof
plate
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horizontal plate
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Inventor
英治 小鳥
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日本セラミック化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本案は、押出し成型法により製造された窯業系屋根材に
関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のものにあっては、下記のようなものにな
っている。
窯業系屋根材としては、住宅用として、押出し成型法に
よる日本瓦(粘土)、プレス法によるコンクリート瓦,
抄造法による石綿スレート(波形スレート)が主体であ
る。
[考案が解決しようとする課題] 従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題
点を有していた。
中空を有する形状、構造の製品は製造できず、強いて製
造しようとすれば、接着によらなければならなかった。
そのため、コスト高となり、ほとんど製作されなかっ
た。
すなわち、押出し成型はその口金により任意の断面形状
が製作できる。
従って、口金を中空にすることにより複雑な中空製品が
容易に製造できる。
しかるに、日本瓦、コンクリート瓦、石綿スレートは後
工程で成型するためのプレス工程が組み込まれるため、
一工程で中空製品を作ることは不可能であり、どうして
も製作したい時は2枚の薄い製品を作り、スペーサーを
利用して接着により製作しなければならず、複雑な形状
は難しく、また、制作費も効果となるからである。
本案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、次のよう
なことのできるものを提供しようとするものである。
すなわち、本案は押出し成型法により製造された中空の
パネル状に構成された窯業系屋根材で、その特徴として
は、高強度、軽量、断熱性に優れる、結露防止効果大、
緻密な材質で吸水率が小さく、寸法安定性がよい、不燃
性、長尺であるなのである。
この結果、面積の小さな屋根は勿論、大面積の屋根、寒
冷地の屋根に適していると同時に、外観的に重厚感があ
るため、屋根以外にも例えば、建築物の外壁、塀などに
も利用できる多目的建材と言うべきものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のものは下記のよう
になる。
すなわち本願のものは、押出し成型法により製造された
中空のパネル状に構成された窯業系屋根材において、屋
根板本体2と、この屋根板本体2の後方縁に連設された
後方連結部3と、屋根板本体2の前方縁に連設された前
方連結部4とから構成され、屋根板本体2は所定寸法の
幅を有し、かつ、左右方向に長い平面長方形に構成され
た水平板部2Aと、この水平板部2Aの後方縁に連結され前
方へ行くほど所定角度をもって高く構成された傾斜板部
2Bと、これら水平板部2Aの前端と傾斜板部2Bの後端との
間を連結する前方縦連結板2Cと、水平板部2Aと傾斜板部
2Bとの間に張設された適数枚の縦仕切板2Dで形成された
中空管部2Eとから構成され、また、後方連結部3は水平
板部2Aの後端縁より上方へ起立せしめた垂直板部3Aと、
この垂直板部の上端部前面に添設せしめた突縁部3Bとか
ら構成され、さらに、前方連結部4は傾斜板部2Bをさら
に前方へ延長させた前方延長部4Aと、この前方延長部4A
の後端に下方に向け垂下させた垂下縦壁部4Bによって下
向きコ字状の連結用くぼみ4Cが形成され、この連結用く
ぼみ4Cは当該屋根材を前後方向に連設した場合、後方に
位置する屋根材の後方連結部3に対して、後方に位置す
る屋根材の前方連結部4が上方から嵌合連結するよう構
成され、水平板部2Aと傾斜板部2Bとの接合部と、前方縦
連結板2Cの下端近傍部分にはビス穴用の円筒状穴5が開
設され、水平板部2Aの下面前端部には、断面下向きL字
状の段部6が形成されている窯業系屋根材である。
この場合、垂直板部3Aの上面には断面略L字状の溝3A1
が形成されている。
[作用] 効果と共に説明する。
[考案の実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
1は本案の押出し成型法により製造された中空のパネル
に構成された窯業系屋根材で、屋根板本体2と、この屋
根板本体2の後方縁に連設された後方連結部3と、屋根
板本体2の前方縁に連設された前方連結部4とから構成
されている。
そこで、屋根板本体2は所定寸法の幅を有し、かつ、左
右方向に長い平面長方形に構成された水平板部2Aと、こ
の水平板部2Aの後方縁に連結され前方へ行くほど所定角
度をもって高く構成された傾斜板部2Bと、これら水平板
部2Aの前端と傾斜板部2Bの前端との間を連結する前方縦
連結板2Cと、水平板部2Aと傾斜板部2Bとの間に張設され
た適数枚の縦仕切板2Dで形成された中空管部2Eとから構
成されている。
また、後方連結部3は水平板部2Aの後端縁より上方へ起
立せしめた垂直板部3Aと、この垂直板部の上端部前面に
添設せしめた突縁部3Bとから構成されている。
なお、垂直板部3Aの上面には断面略U字状の溝3A1が形
成されている。
この溝3A1はコーキング材を打設するために使用され
る。
さらに、前方連結部4は傾斜板部2Bをさらに前方へ延長
させた前方延長部4Aと、この前方延長部4Aの前端に下方
に向け垂下させた垂下縦壁部4Bによって下向きコ字状の
連結用くぼみ4Cが形成され、この連結用くぼみ4Cは当該
屋根材を前後方向に連設した場合、前方に位置する屋根
材の後方連結部3に対して、後方に位置する屋根材の前
方連結部4が上方から嵌合連結するよう構成されてい
る。
水平板部2Aと傾斜板部2Bとの接合部と、前方縦連結板2C
の下端近傍部分にはビス穴用の円筒状穴5が開設されて
いる。
この円筒状穴5は小口板を取付けるネジの下穴となる。
水平板部2Aの下面前端部には断面下向きL字状の段部6
が形成されている。
このL字状の段部6はZ型吊子金物の取付ボルト頭部の
にげとなる。
ついで、窯業系屋根材1の張設工法を説明する。
第1工程〜 施工した野地板(断熱材等)8の表面に母屋方向に沿い
窯業系屋根材の板割り線を引く。(墨壷使用) 第2工程〜 軒先部分に窯業系屋根材を載せ、水切金物9を嵌め込ん
だ後、垂直板部3Aの縁を板割り線に合わせる。
第3工程〜 Z型吊子金物10をC型鋼または木造たる木11の位置に合
わせ、Z型吊子金物10の一端を垂直板部3A、突縁部3Bに
嵌め込み、他端を野地板8上に設置する。
第4工程〜 野地板上に接したZ型吊子金物10の中心部にある穴10A
を通じ野地板およびC型鋼にドリルで下穴をあけた後、
六角頭吊子ビス12にて固定する。
木造たる木の場合は下穴をあけず、直接スクリュ釘13に
て固定する。
Z型吊子金物10は90〜100cmおきにC型鋼または木造た
る木位置に固定する。
第5工程〜 この操作を繰返し、軒先部分の窯業系屋根材を張り終え
る。
第6工程〜 U字状の溝3A1部分にシーリング材14を挿入した後、第
2段目の窯業系屋根材の垂下縦壁部4Bを第1段屋根材の
突縁部3Bに被せた後、第2段目板割り線に合わせる。
第7工程〜 Z型吊子金物10により窯業系屋根材を固定する。
固定方法は第1段と同様である。上記施工を繰返し、屋
根全体を葺き上げる。
第8工程〜 屋根連結部はバックアップ材15を挿入した後、シーリン
グ材16でシールする。
第9工程〜 最後に棟、その他の役物を施工する。
図中、7は小口板で、窯業系屋根材の端面に対応する形
状に構成され、かつ、ビス穴用の円筒状穴5に対応する
ビス穴7Aが開設されている。
窯業系屋根材の端面への張設は皿頭ドリルビスにより行
なう。
なお、小口板7の製法と素材などは下記のように構成さ
れている。
押出用金型の中子を取外して原料(屋根材と同一品)を
投入し押出すと、外観上は屋根材と同形で中空部分のな
いものが成型できる。これを養生し硬化させた後、所定
厚さに切断して使用する。
17は木造用母屋、18は鉄骨用母屋(C形鋼)である。
[考案の効果] 本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する
効果を奏する。
1)押出し成型法により製造するので、希望する長さ
(5〜6m)の製品ができるため、施工能率が向上し、施
工費が安価となる。
また、大屋根に使用することができるため、使用分野の
拡大を図ることができる。
2)中空製品とすることにより、軽量化ができ、運搬,
移動費の削減、鉄骨、木骨などの規格をさげることがで
き、建設費の低減を図ることができる。
3)中空化することにより、断熱性の向上、結露の防止
が可能となり、寒冷地での使用が可能である。
また、断熱性の向上により、断熱材の使用が軽減され、
コスト低減となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は窯業系屋根材の平面図、 第2図はA−A線断面図、 第3図は窯業系屋根材の張設状態の平面図、 第4図は同上の側面図、 第5図はB−B線拡大矢視図、 第6図はC−C線拡大矢視図、 第7図はZ型吊子金物の斜視図、 第8図は水切金物の斜視図、 第9図は小口板の斜視図、 第10図はバックアップ材、シーリング材の施工状況を中
心に見た屋根連結部の断面図である。 1…窯業系屋根材、2…屋根板本体、3…後方連結部、
4…前方連結部、5…円筒状穴、6…段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出し成型法により製造された中空のパネ
    ル状に構成された窯業系屋根材において、屋根板本体2
    と、この屋根板本体2の後方縁に連設された後方連結部
    3と、屋根板本体2の前方縁に連設された前方連結部4
    とから構成され、屋根板本体2は所定寸法の幅を有し、
    かつ、左右方向に長い平面長方形に構成された水平板部
    2Aと、この水平板部2Aの後方縁に連結され前方へ行くほ
    ど所定角度をもって高く構成された傾斜板部2Bと、これ
    ら水平板部2Aの前端と傾斜板部2Bの前端との間を連結す
    る前方縦連結板2Cと、水平板部2Aと傾斜板部2Bとの間に
    張設された適数枚の縦仕切板2Dで形成された中空管部2E
    とから構成され、また、後方連結部3は水平板部2Aの後
    端縁より上方へ起立せしめた垂直板部3Aと、この垂直板
    部の上端部前面に添設せしめた突縁部3Bとから構成さ
    れ、さらに、前方連結部4は下向きコ字状の連結用くぼ
    み4Cとして構成され、水平板部2Aと傾斜板部2Bとの接合
    部と、前方縦連結板2Cの下端近傍部分にはビス穴用の円
    筒状穴5が開設され、水平板部2Aの下面前端部には断面
    下向きL字状の段部6が形成され、かつ、垂直板部3Aの
    上面には断面略U字状の溝3A1が形成されていることを
    特徴とする窯業系屋根材。
JP9337890U 1990-09-04 1990-09-04 窯業系屋根材 Expired - Lifetime JPH0735958Y2 (ja)

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JPH0451514U JPH0451514U (ja) 1992-04-30
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