JPH06157582A - 抗真菌性物質be−31405 - Google Patents

抗真菌性物質be−31405

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JPH06157582A
JPH06157582A JP33505692A JP33505692A JPH06157582A JP H06157582 A JPH06157582 A JP H06157582A JP 33505692 A JP33505692 A JP 33505692A JP 33505692 A JP33505692 A JP 33505692A JP H06157582 A JPH06157582 A JP H06157582A
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裕正 岡田
Masao Nagashima
正生 長嶋
Masatake Kamiya
正剛 神谷
Hiroyuki Suda
寛之 須田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 【化1】 で表される化合物、その製法及びその用途並びに新規微
生物ペニシリウム・エスピー(Penicillium
sp.)に関する。 【効果】 本発明のBE−31405は、抗真菌剤とし
ての利用が期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬の分野で有用であ
り、さらに詳細には、抗真菌効果を発揮する新規化合
物、その製法及びその用途並びに新規微生物ペニシリウ
ム・エスピー F31405(Penicillium
sp.F31405)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】細菌感染症に対する化学療法の分野にお
いては、すでに多くの化合物が医薬として実用化されて
いる。しかしながら、これらの化学療法剤の使用等によ
り、カビ、酵母などいわゆる真菌類の感染による深在性
真菌症が臨床上の大きな問題となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】真菌に対してより強い
抗真菌活性を有する新しい抗真菌剤を見出すことが本発
明が解決しようとする課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく、抗真菌活性を有する物質について微生物
代謝産物を広くスクリーニングした結果、後記式で表さ
れる化合物が優れた抗真菌作用を示すことを見出して本
発明を完成した。
【0005】即ち、本発明は、式
【0006】
【化2】 で表される新規な抗真菌性物質BE−31405又はそ
の医薬的に許容しうる塩、その製造法及びその用途、並
びに本発明はBE−31405を産生する能力を有する
ペニシリウム属に属する微生物に関するものである。
【0007】以下に本発明物質の理化学的性状を示す。BE−31405の理化学的性状 性状:白色粉末 比旋光度:[α]22.5 D=−62.6(c 0.55,
MeOH) 分子式:C283610 マススペクトル:高分解能FAB−MS;m/z 53
3.2380[M+H]+ UVスペクトル(MeOH):末端吸収を示す。
【0008】IRスペクトル(KBr)cm-1:295
4,1738,1722,1697,1323,125
2,1234,1095,1057,1032,98
0,908 H−NMRスペクトル(400MHZ,CDCl3,δp
pm):0.78(3H,d,J=6.3HZ),0.
95(3H,d,J=6.8HZ),1.00(1H,
m),1.03(3H,d,J=6.8HZ),1.2
2(1H,m),1.30(1H,d,J=12.7H
Z),1.73(2H,m),1.80〜2.15(6
H,m),2.17(3H,s),2.32(1H,
m),2.83(1H,m),3.69(1H,br
s),3.95(1H,d,J=9.8HZ),4.0
1(1H,d,J=9.8HZ),4.40(1H,
m),4.71(1H,m),4.74(1H,m),
5.75(1H,brd,J=2.9HZ),6.12
(1H,brd,J=2.9HZ),9.69(1H,
brs) C−NMRスペクトル(100MHz,CDCl3,δ
ppm):17.2,20.7,21.0,22.3,
26.1,27.6,28.5,29.2,30.8,
31.9,41.2,41.6,46.0,58.9,
65.1,66.4,66.9,71.6,72.2,
74.2,77.7,99.9,118.4,131.
2,147.3,170.1,176.9,204.6 溶解性:メタノール、酢酸エチル、ジメチルスルホキシ
ドに溶け易く、n−ヘキサン、水に溶けにくい。
【0009】酸性、中性、塩基性物質の区別:弱酸性物
質 Rf値:0.30[メルク社製、キーゼルゲル60使
用,展開溶媒:クロロホルム/メタノール(20:
1)] 高速液体クロマトグロフィ−の保持時間:6.2min
(カラム:富士デヴィソンケミカル社製、クロマトレッ
クスODS(内径4.6mm、長さ250mm、メディ
ア100Å−5μm)、溶媒:70%メタノール水、流
速:1.0ml/min、検出:UV220nm) 呈色反応:過マンガン酸カリウム反応:陽性、硫酸反
応:陽性BE−31405の薬理作用 寒天希釈法によるBE−31405の最小発育阻止濃度
(MIC、単位μg/ml)を第1表に示す。
【0010】
【表1】 上記の通り、BE−31405は各種の酵母、カビに対
して強い発育阻害活性を示す。従って、本発明は抗真菌
剤として有用である。
【0011】次に、BE−31405の製造法について
説明する。
【0012】本発明の抗真菌性物質BE−31405の
製造に使用する微生物又はその変異株は、BE−314
05を産生するものならばいずれでも良いが、例えば以
下の菌学的性状を有する微生物F31405を挙げるこ
とができる。 (1)形態 F31405株の分生子柄は、110−210×1.8
−3.6μmで滑面あるいは微細な突起を有する。ま
た、複輪生のペニシリを形成する。メトレは、10.0
−13.1×2.3−3.1μmで4−8本が束生す
る。フィアライドは、(9.7−)11.4−15.0
×1.8−2.6μmで輪生体となる。分生子は、滑
面、亜球形から楕円あるいは卵型で、そのサイズは、
3.5−4.4×2.6−3.5μmである。 (2)培養性状 各種寒天培地を用い、25℃で7日間培養した場合の生
育的特徴を第2表に示す。表中の色はメツエン・ハンド
ブック・オブ・カラー(Methuen Handbo
ok of Color)第3版(1984年)による
色名を基準にした。
【0013】
【表2】 いずれの培地でも分生子形成は良好で、分泌液は認めら
れない。37℃での生育は、ツァペック寒天培地、ツァ
ペック酵母エキス寒天培地で25℃の場合よりも良好だ
が、麦芽エキス寒天培地では25℃の場合よりも不良で
ある。
【0014】また、37℃での培養の際、未熟な菌核状
組織が形成される場合があるなお、菌株の生育温度範囲
は10〜38℃、生育至適温度は32℃である。
【0015】以上の菌学的諸性質により、F31405
株を、ペニシリウム・エスピー (Penicilli
um sp.)と同定し、ペニシリウム・エスピー F
31405(Penicillium sp.F314
05)と命名した。ペニシリウム・エスピー F314
05は、ペニシリウム・ミニオルテウム(Penici
llium minioluteum)或いは、ペニシ
リウム・フニクローサム(Penicillium f
uniculosum)に近縁の種である。[ザ ジー
ナス ペニシリウム 418頁(The Genus
Penicillium,p.418;ACADEMI
C PRESS,1979)参照]なお、本菌株は通商
産業省工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されてお
り、その微工研受託番号は微工研菌寄第13212号
(FERM P−13212)である。
【0016】本発明で使用する抗真菌性物質BE−31
405を産生する微生物の変異株は、例えばX線若しく
は紫外線等の照射処理、例えばナイトロジェン・マスタ
ード、アザセリン、亜硝酸、2−アミノプリン若しくは
N−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジン
(NTG)等の変異誘起剤による処理、ファージ接触、
形質転換、形質導入又は接合等の通常用いられる菌種変
換処理方法によりBE−31405産生菌を変異させた
微生物である。
【0017】本発明のBE−31405を製造するにあ
たり、BE−31405の生産菌株を栄養源含有培地に
接種して好気的に発育させることにより、BE−314
05を含む培養物が得られる。栄養源としては、真菌の
栄養源として公知のものが使用できる。例えば、炭素源
としては、市販されているブドウ糖、グリセリン、麦芽
糖、デンプン、庶糖、糖蜜又はデキストリンなどが単独
又は混合物として用いられる。窒素源としては、市販さ
れている大豆粉、コーンスティープリカー、肉エキス、
酵母エキス、綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、魚粉、無機
アンモニウム塩又は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合
物として用いられる。無機塩としては、市販されている
炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸
マグネシウム又は各種リン酸塩などを使用することがで
きる。その他必要に応じて、鉄、マンガン又は亜鉛など
の重金属塩を微量添加することもできる。また、発泡の
著しい時には、消泡剤として、例えば大豆油又は亜麻仁
油等の植物油、オクタデカノール等の高級アルコール
類、各種シリコン化合物等を適宜添加しても良い。これ
らのもの以外でも、該生産菌が利用し、BE−3140
5の生産に役立つものであれば、いずれも使用すること
ができる。
【0018】培養方法としては、一般の微生物代謝産物
の生産方法と同様に行えばよく、固体培養でも液体培養
でもよい。液体培養の場合は、静置培養、攪拌培養、振
盪培養又は通気培養などのいずれを実施してもよいが、
特に振盪培養又は深部通気攪拌培養が好ましい。培養温
度は20℃〜37℃が適当であるが、好ましくは25℃
〜30℃である。好ましい培地のpHは4〜8の範囲
で、培養時間は48時間〜240時間、好ましくは12
0時間〜216時間である。
【0019】培養物から目的とするBE−31405を
採取するには、微生物の生産する代謝物を培養物から採
取するのに通常使用される分離手段が適宜利用される。
【0020】BE−31405は主に培養濾液中に存在
するので、培養濾液より通常の分離手段、例えば溶媒抽
出法、イオン交換樹脂法又は吸着若しくは分配クロマト
グラフィー法及びゲル濾過法等を単独又は組合せて行う
ことにより精製できる。また高速液体クロマトグラフィ
ーや薄層クロマトグラフィーなども抽出精製に利用可能
である。
【0021】好ましい分離・精製の例としては、次の方
法が挙げられる。まず培養液を90℃で10分間加熱滅
菌後濾過し、培養濾液を得る。得られた濾液をダイアイ
オンHP−20カラムにかけ、メタノール又はアセトン
等の有機溶剤を用いて溶出する。この溶出液を減圧下で
溶媒を除去後、酢酸エチル、クロロホルムあるいはメチ
ルエチルケトンなどの水と混和しにくい有機溶媒を用い
て抽出する。この抽出液を濃縮乾固後、クロロホルム−
メタノールを溶出液とするシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー、メタノール−水系を用いた逆層クロマトグラ
フィー、次いでメタノールを溶出液としたセファデック
スLH−20を用いたゲル濾過カラムクロマトグラフィ
ーに付せば、BE−31405の白色固体を得ることが
できる。
【0022】本発明化合物を抗真菌剤として使用する際
に、本発明の化合物は薬学的に許容しうる塩としても使
用される。薬学的に許容しうる塩の典型例としては、ナ
トリウム、カルシウム等のアルカリ金属又はアルカリ土
類金属塩等を挙げることができる。
【0023】本発明化合物を抗真菌剤として使用する際
の投与形態としては各種の形態を選択でき、例えば錠
剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤若しくは液剤等の経口
剤、又は例えば溶液若しくは懸濁液等の殺菌した液状の
非経口剤が挙げられる。
【0024】固体の製剤は、そのまま錠剤、カプセル
剤、顆粒剤又は粉末の形態として製造することもできる
が、適当な添加物を使用して製造することもできる。そ
のような添加物としては、例えば乳糖若しくはブドウ糖
等の糖類、例えばトウモロコシ、小麦若しくは米等の澱
粉類、例えばステアリン酸等の脂肪酸、例えばメタケイ
酸アルミン酸マグネシウム若しくは無水リン酸カルシウ
ム等の無機塩、例えばポリビニルピロリドン若しくはポ
リアルキレングリコール等の合成高分子、例えばステア
リン酸カルシウム若しくはステアリン酸マグネシウム等
の脂肪酸塩、例えばステアリルアルコール若しくはベン
ジルアルコール等のアルコール類、例えばメチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース
若しくはヒドロキシプロピルメチルセルロース等の合成
セルロース誘導体、その他、水、ゼラチン、タルク、植
物油、アラビアゴム等通常用いられる添加物が挙げられ
る。
【0025】これらの錠剤、カプセル剤、顆粒剤及び粉
末等の固形製剤は一般的には0.1〜100重量%、好
ましくは5〜100重量%の有効成分を含む。
【0026】液状製剤は、水、アルコール類又は例えば
大豆油、ピーナツ油若しくはゴマ油等の植物由来の油等
液状製剤において通常用いられる適当な添加物を使用
し、懸濁液、シロップ剤若しくは注射剤等の形態として
製造される。
【0027】特に、非経口的に筋肉内注射、静脈内注射
又は皮下注射で投与する場合の適当な溶剤としては、例
えば注射用蒸留水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉内注射
用)、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈
内注射用液体(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウム
等の水溶液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内
注射用)等、又はこれらの混合溶液が挙げられる。
【0028】これらの注射剤は予め溶解したものの他、
粉末のまま或いは適当な添加物を加えたものを用時溶解
する形態もとり得る。これらの注射液は、通常0.1〜
10重量%、好ましくは1〜5重量%の有効成分を含
む。
【0029】また、経口投与の懸濁剤又はシロップ剤等
の液剤は、0.5〜10重量%の有効成分を含む。
【0030】本発明の化合物の実際に好ましい投与量
は、配合された組成物の種類、適用頻度及び治療すべき
特定部位、宿主によって変化することに注意すべきであ
る。例えば、1日当りの成人1人当りの投与量は、経口
投与の場合、10〜500mgであり、非経口投与、好
ましくは静脈内注射の場合、1日当り10〜100mg
である。なお、投与回数は投与方法及び症状により異な
るが、1回ないし5回である。
【0031】次に実施例を挙げ、本発明を具体的に説明
する。しかしながら、本発明は実施例に限定されるもの
ではなく、実施例の修飾手段はもちろん、本発明によっ
て明らかにされたBE−31405の性状に基づいて、
公知の手段を用いてBE−31405を生産、濃縮、抽
出、精製する方法すべてを包含する。
【0032】
【実施例】実施例1 斜面寒天培地に培養した真菌F31405株をポリペプ
トン0.3%、グルコース1%、小麦胚芽1.0%、グ
ルテンミール0.5%、麦芽エキス0.3%、マルトー
ス3.0%、塩化ナトリウム0.2%、硝酸ナトリウム
0.1%、リン酸一カリウム0.1%、硫酸マグネシウ
ム0.05%、硫酸第一鉄0.0002%、塩化第二銅
0.00004%、塩化マンガン0.00004%、塩
化コバルト0.00004%、硫酸亜鉛0.00008
%、ホウ酸ナトリウム0.00008%及びモリブデン
酸アンモニウム0.00024%からなる培地(pH
6.0)110mlを含む500ml容の三角フラスコ
4本に接種し、28℃で72時間、回転振盪機(毎分1
80回転)上で培養した。この培養液を2mlずつ、上
記の培地を110ml含む500ml容の三角フラスコ
50本に接種し、28℃で72時間、回転振盪機(毎分
180回転)上で培養した。
【0033】培養によって得られた培養液(約5L)を
90℃で10分間加熱滅菌した後、濾過し、培養濾液を
1.2LのダイヤイオンHP−20カラムに吸着させ
る。30%メタノール(4L)で洗浄後、3Lのメタノ
ールによって活性成分を溶出させる。メタノール溶出液
を減圧下に濃縮し、水を加えて500mlとする。50
0ml酢酸エチルで2回抽出し、得られた酢酸エチル抽
出液を減圧濃縮乾固した。この粗物質をシリカゲルのカ
ラムクロマトグラフィー(内径2cm、長さ30cm、
キーゼルゲル60、メルク社)にかけ、クロロホルム/
メタノールの混合溶媒(100:1)400ml、(5
0:1)800mlを用いて順次溶出を行った。BE−
31405を含む画分を減圧下で濃縮乾固し、粗物質3
20mgを得た。次いで、この粗物質を70%メタノー
ル水を移動層とする逆相HPLC[クロマトレックス−
OSD(100Å−5μm)、20Φ×250mm、富
士デヴィソンケミカル社]を行い、流速9ml/min
でUV220nmにおける22分付近のピークを集め、
減圧下で乾固濃縮した。得られた粗BE−31405を
メタノールを溶出液とするセファデックスLH20カラ
ムクロマトグラフィー(内径1.5cm、長さ90c
m)にかけ、純粋なBE−31405を含む画分を減圧
下の濃縮乾固することにより、103.4mgのBE−
31405を白色固体として得た。
【0034】
【発明の効果】本発明のBE−31405は、第1表に
示した如く抗真菌活性を有する。従って、BE−314
05は抗真菌剤としての利用が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須田 寛之 茨城県つくば市大久保3番 萬有製薬株式 会社つくば研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 で表される化合物又はその薬学上許容される塩。
  2. 【請求項2】請求項1記載の化合物を有効成分として含
    有することを特徴とする抗真菌剤。
  3. 【請求項3】請求項1記載の化合物を産生する微生物又
    はその変異株を培養することを特徴とする請求項1記載
    の化合物の製法。
  4. 【請求項4】ペニシリウム・エスピー F31405
    (Penicillium sp. F31405)株
    又はその変異株を培養することを特徴とする請求項3記
    載の製法。
  5. 【請求項5】抗真菌性物質BE−31405を産生する
    能力を有するペニシリウム(Penicillium)
    属に属する微生物又はその変異株。
  6. 【請求項6】ペニシリウム・エスピー F31405
    (Penicillium sp. F31405)株
    又はその変異株であることを特徴とする請求項5記載の
    微生物。
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