JP2000290293A - 抗真菌活性化合物 - Google Patents
抗真菌活性化合物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高活性でかつ低毒性の新規抗真菌活性化合物
を提供するとともに、真菌感染症の治療に有用な抗真菌
剤を提供すること。 【解決手段】 式: 【化1】 で表される構造を有する化合物およびその製薬上許容さ
れる塩、並びにこれらの化合物または塩を有効成分とす
る抗真菌剤。
を提供するとともに、真菌感染症の治療に有用な抗真菌
剤を提供すること。 【解決手段】 式: 【化1】 で表される構造を有する化合物およびその製薬上許容さ
れる塩、並びにこれらの化合物または塩を有効成分とす
る抗真菌剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真菌感染症の治療
剤として有用な新規抗真菌活性化合物及びその用途に関
する。
剤として有用な新規抗真菌活性化合物及びその用途に関
する。
【0002】
【従来の技術】真菌類の中には病原性を示すものがあ
り、人などに寄生することによって真菌感染症を発症さ
せることがある。近年では、抗生物質や化学療法剤を医
療現場で多用していることもあって、真菌感染症は増加
する傾向にある。とくに白血病患者や高年齢者のように
免疫力が低下している人は真菌感染症にかかりやすく、
時には治療に困難を伴うこともある。
り、人などに寄生することによって真菌感染症を発症さ
せることがある。近年では、抗生物質や化学療法剤を医
療現場で多用していることもあって、真菌感染症は増加
する傾向にある。とくに白血病患者や高年齢者のように
免疫力が低下している人は真菌感染症にかかりやすく、
時には治療に困難を伴うこともある。
【0003】このような真菌感染症を治療するために、
これまでに様々な抗真菌剤が開発されてきた。例えば、
アンホテリシンB、フルシトシン、フルコナゾール、ミ
コナゾール、イトラコナゾールなどが市場に提供され、
現に医療現場で使用されている。しかしながら、これら
の抗真菌剤は必ずしも満足の行くものではない。例え
ば、アンホテリシンBは抗真菌活性が極めて高いもの
の、毒性も高いため安全性に問題がある。また、アンホ
テリシンB以外の抗真菌剤は殺菌効果が弱いため、十分
な治療効果が得られていない。このため、抗真菌活性が
高くて、毒性が低い抗真菌活性化合物を開発し、高効力
で安全な抗真菌剤を提供することが求められている。
これまでに様々な抗真菌剤が開発されてきた。例えば、
アンホテリシンB、フルシトシン、フルコナゾール、ミ
コナゾール、イトラコナゾールなどが市場に提供され、
現に医療現場で使用されている。しかしながら、これら
の抗真菌剤は必ずしも満足の行くものではない。例え
ば、アンホテリシンBは抗真菌活性が極めて高いもの
の、毒性も高いため安全性に問題がある。また、アンホ
テリシンB以外の抗真菌剤は殺菌効果が弱いため、十分
な治療効果が得られていない。このため、抗真菌活性が
高くて、毒性が低い抗真菌活性化合物を開発し、高効力
で安全な抗真菌剤を提供することが求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
上記問題点を解決することを課題とした。すなわち本発
明は、高活性でかつ低毒性の新規抗真菌活性化合物を提
供するとともに、真菌感染症の治療に有用な抗真菌剤を
提供することを解決すべき課題とした。
上記問題点を解決することを課題とした。すなわち本発
明は、高活性でかつ低毒性の新規抗真菌活性化合物を提
供するとともに、真菌感染症の治療に有用な抗真菌剤を
提供することを解決すべき課題とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために、抗真菌活性を有する微生物代謝産物を
広くスクリーニングした結果、下記式(1)で表される
構造を有する化合物が優れた抗真菌作用を示すことを見
い出して本発明を提供するに至った。
解決するために、抗真菌活性を有する微生物代謝産物を
広くスクリーニングした結果、下記式(1)で表される
構造を有する化合物が優れた抗真菌作用を示すことを見
い出して本発明を提供するに至った。
【0006】即ち、本発明は、式:
【化2】 で表される抗真菌活性化合物およびその薬学的に許容し
うる塩を提供するものである。また本発明は、式(1)
で表される化合物またはその製薬上許容される塩を有効
成分とすることを特徴とする抗真菌剤を提供する。
うる塩を提供するものである。また本発明は、式(1)
で表される化合物またはその製薬上許容される塩を有効
成分とすることを特徴とする抗真菌剤を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の化合物と
抗真菌剤について詳細に説明する。本発明の化合物は、
式(1)で表される構造を有する新規な化合物である。
本発明前にも幾つかの環状デプシペプチドが提供されて
いるが、式(1)で表される構造を有するものは知られ
ていない。本発明の化合物は、各種カビ、酵母に対して
優れた発育阻害活性を示し、特にA.fumigatusに対して
強い抗真菌活性を示す。本発明前に提供された環状デプ
シペプチドには界面活性作用があること等が報告されて
いるが、本発明のようにA.fumigatusに対する強い抗真
菌活性を示す環状デプシペプチドは報告されていない。
また、本発明の化合物は毒性が低いという特徴も有す
る。このため、従来の抗真菌活性化合物のように、抗真
菌活性は強いが毒性も高いために利用が制限されるとい
う問題はない。したがって、本発明の化合物は抗真菌剤
の活性成分として極めて有用である。
抗真菌剤について詳細に説明する。本発明の化合物は、
式(1)で表される構造を有する新規な化合物である。
本発明前にも幾つかの環状デプシペプチドが提供されて
いるが、式(1)で表される構造を有するものは知られ
ていない。本発明の化合物は、各種カビ、酵母に対して
優れた発育阻害活性を示し、特にA.fumigatusに対して
強い抗真菌活性を示す。本発明前に提供された環状デプ
シペプチドには界面活性作用があること等が報告されて
いるが、本発明のようにA.fumigatusに対する強い抗真
菌活性を示す環状デプシペプチドは報告されていない。
また、本発明の化合物は毒性が低いという特徴も有す
る。このため、従来の抗真菌活性化合物のように、抗真
菌活性は強いが毒性も高いために利用が制限されるとい
う問題はない。したがって、本発明の化合物は抗真菌剤
の活性成分として極めて有用である。
【0008】次に、本発明の化合物の製造法について説
明する。本発明の化合物は、微生物を利用して製造して
もよいし、合成手段を駆使して化学物質を人為的に反応
させることによって製造してもよい。いかなる手段によ
り製造されたものであっても、式(1)で表される構造
を有する化合物とその塩は本発明の範囲に包含される。
微生物を利用して製造する場合には、本発明の化合物を
産生する微生物や変異株を制限なく利用することができ
る。例えば、福島県東白川郡のアカマツ林より採取した
アカマツの落葉より分離したグロモスポラ属に属するB
AUA2825(受託番号:FERM P−1706
6)を利用することができる。その菌学的性状は以下の
通りである。
明する。本発明の化合物は、微生物を利用して製造して
もよいし、合成手段を駆使して化学物質を人為的に反応
させることによって製造してもよい。いかなる手段によ
り製造されたものであっても、式(1)で表される構造
を有する化合物とその塩は本発明の範囲に包含される。
微生物を利用して製造する場合には、本発明の化合物を
産生する微生物や変異株を制限なく利用することができ
る。例えば、福島県東白川郡のアカマツ林より採取した
アカマツの落葉より分離したグロモスポラ属に属するB
AUA2825(受託番号:FERM P−1706
6)を利用することができる。その菌学的性状は以下の
通りである。
【0009】(顕微鏡下における形態)10分の1に希
釈した市販コーンミールアガー(寒天濃度を2%にした
もの)上にアカマツの落葉を置き、1ヵ月室温で培養す
ることにより、分生子座様の分生子層を形成する。分生
子層上部には分生子柄を作り、先端が叢状分枝し、各分
枝の先端から無色の単一分生子を形成する。分生子形成
様式はアレウロ型で分生子表面は粗面で亜球型であり、
大きさは10〜17×8〜12mmで、分生子柄は3〜
5個の隔壁を有する。
釈した市販コーンミールアガー(寒天濃度を2%にした
もの)上にアカマツの落葉を置き、1ヵ月室温で培養す
ることにより、分生子座様の分生子層を形成する。分生
子層上部には分生子柄を作り、先端が叢状分枝し、各分
枝の先端から無色の単一分生子を形成する。分生子形成
様式はアレウロ型で分生子表面は粗面で亜球型であり、
大きさは10〜17×8〜12mmで、分生子柄は3〜
5個の隔壁を有する。
【0010】(培養性状)各種培地上で25℃、7日間
培養した時の生育状況は以下の通りである。なお色調の
表示は、A MYCOLOGICAL COLOUR CHART (prepared by R.
W.Rayner, COMMONWEALTH MYCOLOGICAL INSTITUTE KEW,S
URREY & BRITISH MYCOLOGICAL SOCIETY,1970)の色調コ
ード番号に従った。ポテトデキストロース寒天培地(P
DA)上で培養したときは、集落の大きさが直径45〜
55mmとなる。菌叢は厚い綿毛状で、表面は緑灰色
(SmokeGrey:105)で、周辺部は白色を呈
する。裏面は赤掲色(Dark Vinaceous:
82)で、周辺部は赤さび色(Rust:39)を呈す
る。菌糸が密に培地表面を覆うが、分生子の形成は見ら
れない。可溶性色素は生産しない。
培養した時の生育状況は以下の通りである。なお色調の
表示は、A MYCOLOGICAL COLOUR CHART (prepared by R.
W.Rayner, COMMONWEALTH MYCOLOGICAL INSTITUTE KEW,S
URREY & BRITISH MYCOLOGICAL SOCIETY,1970)の色調コ
ード番号に従った。ポテトデキストロース寒天培地(P
DA)上で培養したときは、集落の大きさが直径45〜
55mmとなる。菌叢は厚い綿毛状で、表面は緑灰色
(SmokeGrey:105)で、周辺部は白色を呈
する。裏面は赤掲色(Dark Vinaceous:
82)で、周辺部は赤さび色(Rust:39)を呈す
る。菌糸が密に培地表面を覆うが、分生子の形成は見ら
れない。可溶性色素は生産しない。
【0011】麦芽エキス寒天培地(MEA)上で培養し
たときは、集落の大きさが直径45〜55mmとなる。
菌叢は厚い綿毛状で、表面は白色で、中心部は肌色(F
lesh:37)を呈する。裏面は黄掲色(Cinna
mon:62)で、中心部は赤褐色(Bay:6)を呈
する。菌糸が密に培地表面を覆うが、分生子形成は見ら
れない。コーンミール寒天培地(CMA)上で培養したと
きは、集落の大きさは直径60〜65mmとなる。菌叢
は薄い綿毛状で、表面、裏面ともに薄赤色(RosyV
inaceous:58)である。菌糸が粗密に培地表
面を覆うが、分生子の形成は見られない。可溶性色素は
生産しない。
たときは、集落の大きさが直径45〜55mmとなる。
菌叢は厚い綿毛状で、表面は白色で、中心部は肌色(F
lesh:37)を呈する。裏面は黄掲色(Cinna
mon:62)で、中心部は赤褐色(Bay:6)を呈
する。菌糸が密に培地表面を覆うが、分生子形成は見ら
れない。コーンミール寒天培地(CMA)上で培養したと
きは、集落の大きさは直径60〜65mmとなる。菌叢
は薄い綿毛状で、表面、裏面ともに薄赤色(RosyV
inaceous:58)である。菌糸が粗密に培地表
面を覆うが、分生子の形成は見られない。可溶性色素は
生産しない。
【0012】(生理学的性質)ポテトデキストロース液
体培地で7日間培養した場合、生育し得るpHの範囲は
3〜10.5であり、至適生育pHは5〜7である。ポ
テトデキストロース寒天培地上において、生育温度範囲
は10〜30℃であり、至適生育温度は20〜25℃で
ある。
体培地で7日間培養した場合、生育し得るpHの範囲は
3〜10.5であり、至適生育pHは5〜7である。ポ
テトデキストロース寒天培地上において、生育温度範囲
は10〜30℃であり、至適生育温度は20〜25℃で
ある。
【0013】以上の菌学的諸性質を基に、検索した結
果、D.M.Henderson,GLOMOSPORA AND GL0MOPSIS:NOTES F
ROM THE ROYAL BOTANIC GARDEN,23,497〜502(1961)に
記載されているGlomospora sp.と性状が非常によく一致
したため、BAUA2825はGlomospora sp.と同定し
た。グロモスポラ属に属する他の微生物や、BAUA2
825の変異株についても、本発明の化合物を産生する
ものであれば利用することができる。本発明の化合物を
産生する微生物の変異株は、例えばX線若しくは紫外線
等の照射処理、例えばナイトロジェン・マスタード、ア
ザセリン、亜硝酸、2−アミノプリン若しくはN−メチ
ル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)
等の変異誘起剤による処理、ファージ接触、形質転換、
形質導入又は接合等の通常用いられる菌種変換処理方法
により本発明の化合物産生菌を変異させることによって
得ることができる。
果、D.M.Henderson,GLOMOSPORA AND GL0MOPSIS:NOTES F
ROM THE ROYAL BOTANIC GARDEN,23,497〜502(1961)に
記載されているGlomospora sp.と性状が非常によく一致
したため、BAUA2825はGlomospora sp.と同定し
た。グロモスポラ属に属する他の微生物や、BAUA2
825の変異株についても、本発明の化合物を産生する
ものであれば利用することができる。本発明の化合物を
産生する微生物の変異株は、例えばX線若しくは紫外線
等の照射処理、例えばナイトロジェン・マスタード、ア
ザセリン、亜硝酸、2−アミノプリン若しくはN−メチ
ル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)
等の変異誘起剤による処理、ファージ接触、形質転換、
形質導入又は接合等の通常用いられる菌種変換処理方法
により本発明の化合物産生菌を変異させることによって
得ることができる。
【0014】本発明の化合物は、本発明の化合物の生産
菌株を栄養源含有培地に接種し、培養することにより得
ることができる。栄養源としては、真菌の栄養源として
公知の物が使用できる。例えば、炭素源としては、市販
されているブドウ糖、グリセリン、麦芽糖、デンプン、
蔗糖、糖蜜又はデキストリンなどが単独又は混合物とし
て用いられる。窒素源としては、市販されている大豆
粉、コーンスティープリカー、肉エキス、酵母エキス、
綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、魚粉、無機アンモニウム
塩又は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合物として用い
られる。無機塩としては、市販されている炭酸カルシウ
ム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム
又は各種リン酸塩などを使用することができる。その他
必要に応じて、鉄、マンガン又は亜鉛など重金属塩を微
量添加することもできる。また、発泡が著しいときに
は、消泡剤として、例えば大豆油又は亜麻仁油等の植物
油、オクタデカノール等の高級アルコール類、各種シリ
コン化合物等を適宜添加しても良い。これらの物以外で
も、該生産菌が利用し本発明の化合物の生産に役立つ物
であれば、いずれも使用することができる。
菌株を栄養源含有培地に接種し、培養することにより得
ることができる。栄養源としては、真菌の栄養源として
公知の物が使用できる。例えば、炭素源としては、市販
されているブドウ糖、グリセリン、麦芽糖、デンプン、
蔗糖、糖蜜又はデキストリンなどが単独又は混合物とし
て用いられる。窒素源としては、市販されている大豆
粉、コーンスティープリカー、肉エキス、酵母エキス、
綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、魚粉、無機アンモニウム
塩又は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合物として用い
られる。無機塩としては、市販されている炭酸カルシウ
ム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム
又は各種リン酸塩などを使用することができる。その他
必要に応じて、鉄、マンガン又は亜鉛など重金属塩を微
量添加することもできる。また、発泡が著しいときに
は、消泡剤として、例えば大豆油又は亜麻仁油等の植物
油、オクタデカノール等の高級アルコール類、各種シリ
コン化合物等を適宜添加しても良い。これらの物以外で
も、該生産菌が利用し本発明の化合物の生産に役立つ物
であれば、いずれも使用することができる。
【0015】培養方法としては、一般の微生物代謝産物
の生産方法と同様に行えば良く、固体培養でも液体培養
でも良い。培養に適当な温度は10〜30℃であるが、
好ましくは20〜25℃である。培養時間は培地や培養
条件により異なるが、通常1〜14日である。培養液中
の生産量が最大に達したときに培養を停止し、培養液中
より本発明の化合物を単離・精製することができる。前
記の培地組成、培地の液性、培養温度、攪拌速度及び通
気量等の培養条件は使用する菌株の種類及び外部条件等
に応じて、好ましい結果が得られるように適宜調節或い
は選択する。
の生産方法と同様に行えば良く、固体培養でも液体培養
でも良い。培養に適当な温度は10〜30℃であるが、
好ましくは20〜25℃である。培養時間は培地や培養
条件により異なるが、通常1〜14日である。培養液中
の生産量が最大に達したときに培養を停止し、培養液中
より本発明の化合物を単離・精製することができる。前
記の培地組成、培地の液性、培養温度、攪拌速度及び通
気量等の培養条件は使用する菌株の種類及び外部条件等
に応じて、好ましい結果が得られるように適宜調節或い
は選択する。
【0016】培養物から目的とする本発明の化合物を採
取するには、微生物の生産する代謝産物を培養物から採
取するのに通常使用される分離手段が適宜利用される。
例えば、抽出濾過、遠心分離、透析、濃縮、乾燥、凍
結、吸着、脱着、各種溶媒に対する溶解度の差を利用す
る沈殿、結晶化、再結晶、転溶、向流分配法、クロマト
グラフィー等の手段が挙げられる。好ましい分離・精製
の例としては次の方法が挙げられる。培養物をメタノー
ル等の有機溶媒で抽出した後、減圧下で濃縮し、酢酸エ
チル等で処理し、得られる水層をブタノール抽出する。
得られる抽出液を濃縮乾固後、水(トリフルオロ酢酸を
含む)とアセトニトリルの混合液を溶出液とする逆相H
PLCにより本発明の化合物が得られる。
取するには、微生物の生産する代謝産物を培養物から採
取するのに通常使用される分離手段が適宜利用される。
例えば、抽出濾過、遠心分離、透析、濃縮、乾燥、凍
結、吸着、脱着、各種溶媒に対する溶解度の差を利用す
る沈殿、結晶化、再結晶、転溶、向流分配法、クロマト
グラフィー等の手段が挙げられる。好ましい分離・精製
の例としては次の方法が挙げられる。培養物をメタノー
ル等の有機溶媒で抽出した後、減圧下で濃縮し、酢酸エ
チル等で処理し、得られる水層をブタノール抽出する。
得られる抽出液を濃縮乾固後、水(トリフルオロ酢酸を
含む)とアセトニトリルの混合液を溶出液とする逆相H
PLCにより本発明の化合物が得られる。
【0017】本発明の化合物は製薬上許容される塩にす
ることもできる。製薬上許容される塩の典型例として
は、ナトリウム、カルシウム等のアルカリ金属又はアル
カリ土類金属塩等が挙げられる。これらの塩は、式
(1)で表される化合物から周知の方法によって製造す
ることができる。
ることもできる。製薬上許容される塩の典型例として
は、ナトリウム、カルシウム等のアルカリ金属又はアル
カリ土類金属塩等が挙げられる。これらの塩は、式
(1)で表される化合物から周知の方法によって製造す
ることができる。
【0018】本発明の化合物は、強い抗真菌活性を示す
とともに毒性が低いために抗真菌剤の活性成分として有
効に利用することができる。抗真菌剤の活性成分として
用いる場合には、本発明の化合物を単独で使用してもよ
いし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、
他の抗真菌活性を有する化合物とともに本発明の化合物
を組み合わせて使用することもできる。本発明の化合物
は精製したものを用いるのが好ましいが、使用目的や使
用態様によっては未精製物や粗精製物を用いてもよい。
いずれの態様であっても、式(1)の化合物またはその
塩を含む抗真菌剤である限り、本発明の範囲に包含され
る。
とともに毒性が低いために抗真菌剤の活性成分として有
効に利用することができる。抗真菌剤の活性成分として
用いる場合には、本発明の化合物を単独で使用してもよ
いし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、
他の抗真菌活性を有する化合物とともに本発明の化合物
を組み合わせて使用することもできる。本発明の化合物
は精製したものを用いるのが好ましいが、使用目的や使
用態様によっては未精製物や粗精製物を用いてもよい。
いずれの態様であっても、式(1)の化合物またはその
塩を含む抗真菌剤である限り、本発明の範囲に包含され
る。
【0019】本発明の化合物を抗真菌剤として使用する
際の投与形態としては各種の形態を選択できる。例えば
錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤若しくは液剤等の経口
剤、又は例えば溶液若しくは懸濁液等の殺菌した液状の
非経口剤にすることができる。固体の製剤は、そのまま
錠剤、カプセル剤、顆粒剤又は粉剤の形態として製造す
ることもできるが、適当な添加物を使用して製造するこ
ともできる。その様な添加物としては、乳糖若しくはブ
ドウ糖等の糖類;トウモロコシ、小麦若しくは米等の澱
粉類;ステアリン酸等の脂肪酸;メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム若しくは無水リン酸カルシウム等の無機
塩;ポリビニルピロリドン若しくはポリアルキレングリ
コール等の合成高分子;ステアリン酸カルシウム若しく
はステアリン酸マグネシウム等の脂肪酸塩;ステアリル
アルコール若しくはベンジルアルコール等のアルコール
類;メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
エチルセルロース若しくはビドロキシプロピルメチルセ
ルロース等の合成セルロース誘導体;その他に、水、ゼ
ラチン、タルク、植物油、アラビアゴム等、通常用いら
れる添加物が挙げられる。
際の投与形態としては各種の形態を選択できる。例えば
錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤若しくは液剤等の経口
剤、又は例えば溶液若しくは懸濁液等の殺菌した液状の
非経口剤にすることができる。固体の製剤は、そのまま
錠剤、カプセル剤、顆粒剤又は粉剤の形態として製造す
ることもできるが、適当な添加物を使用して製造するこ
ともできる。その様な添加物としては、乳糖若しくはブ
ドウ糖等の糖類;トウモロコシ、小麦若しくは米等の澱
粉類;ステアリン酸等の脂肪酸;メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム若しくは無水リン酸カルシウム等の無機
塩;ポリビニルピロリドン若しくはポリアルキレングリ
コール等の合成高分子;ステアリン酸カルシウム若しく
はステアリン酸マグネシウム等の脂肪酸塩;ステアリル
アルコール若しくはベンジルアルコール等のアルコール
類;メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
エチルセルロース若しくはビドロキシプロピルメチルセ
ルロース等の合成セルロース誘導体;その他に、水、ゼ
ラチン、タルク、植物油、アラビアゴム等、通常用いら
れる添加物が挙げられる。
【0020】これらの錠剤、カプセル剤、顆粒剤及び粉
末等の固形製剤には、本発明の化合物を通常は0.1〜
100重量%、好ましくは5〜100重量%含有させ
る。液状製剤は、水、アルコール類又は例えば大豆油、
ピーナツ油若しくはゴマ油等の植物由来の油等液状製剤
において通常用いられる適当な添加物を使用し、懸濁
液、シロップ剤若しくは注射剤等の形態として製造され
る。
末等の固形製剤には、本発明の化合物を通常は0.1〜
100重量%、好ましくは5〜100重量%含有させ
る。液状製剤は、水、アルコール類又は例えば大豆油、
ピーナツ油若しくはゴマ油等の植物由来の油等液状製剤
において通常用いられる適当な添加物を使用し、懸濁
液、シロップ剤若しくは注射剤等の形態として製造され
る。
【0021】非経口的に筋肉内注射、静脈注射又は皮下
注射で投与する場合の適当な溶剤としては、例えば注射
剤用蒸留水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉内注射用)、
生理食塩水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈内注射
用液体(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウム等の水
溶液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内注射
用)等、又はこれらの混合溶液が挙げられる。これらの
注射剤は予め溶解した物の他、粉末のまま或いは適当な
添加物を加えた物を用時溶解する形態もとり得る。これ
らの注射液には、本発明の化合物を通常は0.1〜10
重量%、好ましくは1〜5重量%含有させる。
注射で投与する場合の適当な溶剤としては、例えば注射
剤用蒸留水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉内注射用)、
生理食塩水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈内注射
用液体(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウム等の水
溶液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内注射
用)等、又はこれらの混合溶液が挙げられる。これらの
注射剤は予め溶解した物の他、粉末のまま或いは適当な
添加物を加えた物を用時溶解する形態もとり得る。これ
らの注射液には、本発明の化合物を通常は0.1〜10
重量%、好ましくは1〜5重量%含有させる。
【0022】また、経口投与の懸濁剤又はシロップ剤等
の液剤には、本発明の化合物を通常は0.5〜10重量
%含有させる。本発明の化合物の好ましい投与量は、本
発明の化合物を含む抗真菌剤の形態と組成、適用頻度及
び治療すべき特定部位、宿主によって変化することに注
意すべきである。例えば、成人1人の1日当たりの投与
量は、経口投与の場合は通常10〜500mgであり、
非経口投与、好ましくは静脈内注射の場合は通常10〜
100mgである。なお、投与回数は投与方法及び症状
により異なるが、通常1回ないし5回である。
の液剤には、本発明の化合物を通常は0.5〜10重量
%含有させる。本発明の化合物の好ましい投与量は、本
発明の化合物を含む抗真菌剤の形態と組成、適用頻度及
び治療すべき特定部位、宿主によって変化することに注
意すべきである。例えば、成人1人の1日当たりの投与
量は、経口投与の場合は通常10〜500mgであり、
非経口投与、好ましくは静脈内注射の場合は通常10〜
100mgである。なお、投与回数は投与方法及び症状
により異なるが、通常1回ないし5回である。
【0023】
【実施例】以下に具体例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。以下の具体例に示す材料、使用量、割合、
操作等は、本発明の趣旨から逸脱しない限り適宜変更す
ることができる。したがって、本発明の範囲は以下に示
す具体例に制限されるものではない。特に実施例の製造
手段は勿論、本明細書によって明らかにされた本発明の
化合物の性状に基づいて、公知の手段を用いて生産、濃
縮、抽出、精製した本発明の化合物、および該化合物を
含む抗真菌剤はすべて本発明に包含される。
に説明する。以下の具体例に示す材料、使用量、割合、
操作等は、本発明の趣旨から逸脱しない限り適宜変更す
ることができる。したがって、本発明の範囲は以下に示
す具体例に制限されるものではない。特に実施例の製造
手段は勿論、本明細書によって明らかにされた本発明の
化合物の性状に基づいて、公知の手段を用いて生産、濃
縮、抽出、精製した本発明の化合物、および該化合物を
含む抗真菌剤はすべて本発明に包含される。
【0024】(実施例1)斜面寒天培地(PDA)に培
養した真菌BAUA2825株を、可溶性デンプン2
%、グルコース1%、大豆粉1.5%、麦芽エキス0.
5%、硫酸マグネシウム0.05%、リン酸二水素カリ
ウム0.05%、V8野菜ジュース10%(v/v)及
びポテトデキストロース10%(v/v)からなる培地
10mlを含む直径25mmの試験管5本に接種し、毎
分250往復する往復振とう機上にて25℃で72時間
培養した。この培養液0.5mlずつを、押麦培地
(0.5%麦芽エキスを70%v/vに加えたもの)1
0gを含む直径30mmの試験管100本に接種し、2
5℃で10日間培養した。
養した真菌BAUA2825株を、可溶性デンプン2
%、グルコース1%、大豆粉1.5%、麦芽エキス0.
5%、硫酸マグネシウム0.05%、リン酸二水素カリ
ウム0.05%、V8野菜ジュース10%(v/v)及
びポテトデキストロース10%(v/v)からなる培地
10mlを含む直径25mmの試験管5本に接種し、毎
分250往復する往復振とう機上にて25℃で72時間
培養した。この培養液0.5mlずつを、押麦培地
(0.5%麦芽エキスを70%v/vに加えたもの)1
0gを含む直径30mmの試験管100本に接種し、2
5℃で10日間培養した。
【0025】培養によって得られた押麦培養物約100
0gにメタノール約1.1Lを加え、室温で6時間往復
振とう機にて抽出した。この抽出液を濾過により固形物
を除き、メタノール抽出液約1Lを得た。こうして得ら
れたメタノール抽出液を減圧下で約50mlに濃縮し
た。この濃縮液を酢酸エチル50mlで2回処理し、水
層をブタノール50mlで抽出し、得られたブタノール
抽出液を減圧濃縮乾固し、メタノールで溶解することに
よって粗物質を得た。この粗物質を分取用逆相HPLC
(CAPCELL PAK C18 UG120,20
×250mm)にかけ、水(トリフルオロ酢酸0.05
%):アセトニトリルのグラジェント溶出を行い、式
(1)の化合物を含む画分を分取した。減圧下で濃縮し
た後、再度、分取用逆相HPLC(CAPCELL P
AK C18 UG18,20×250mm)にかけ、
水(トリフルオロ酢酸0.05%):アセトニトリル4
0%のアイソクラティック条件で溶出し、濃縮乾固する
ことにより、約200mgの純粋な化合物を得た。得ら
れた化合物の分析結果を以下に示す。1 H NMRスペクトル(CD3OD中)は図1に示すと
おり13 C NMRスペクトル(CD3OD中)は図2に示す
とおり FAB MSスペクトルは図3に示すとおり [α]D=−10.27(c=0.09)
0gにメタノール約1.1Lを加え、室温で6時間往復
振とう機にて抽出した。この抽出液を濾過により固形物
を除き、メタノール抽出液約1Lを得た。こうして得ら
れたメタノール抽出液を減圧下で約50mlに濃縮し
た。この濃縮液を酢酸エチル50mlで2回処理し、水
層をブタノール50mlで抽出し、得られたブタノール
抽出液を減圧濃縮乾固し、メタノールで溶解することに
よって粗物質を得た。この粗物質を分取用逆相HPLC
(CAPCELL PAK C18 UG120,20
×250mm)にかけ、水(トリフルオロ酢酸0.05
%):アセトニトリルのグラジェント溶出を行い、式
(1)の化合物を含む画分を分取した。減圧下で濃縮し
た後、再度、分取用逆相HPLC(CAPCELL P
AK C18 UG18,20×250mm)にかけ、
水(トリフルオロ酢酸0.05%):アセトニトリル4
0%のアイソクラティック条件で溶出し、濃縮乾固する
ことにより、約200mgの純粋な化合物を得た。得ら
れた化合物の分析結果を以下に示す。1 H NMRスペクトル(CD3OD中)は図1に示すと
おり13 C NMRスペクトル(CD3OD中)は図2に示す
とおり FAB MSスペクトルは図3に示すとおり [α]D=−10.27(c=0.09)
【0026】(試験例1)実施例1で得られた化合物と
アンホテリシンBについて、抗真菌活性と毒性を試験し
た。A.fumigatusを含むサブローデキストロース寒天培
地を作製し、その上に所定濃度の各被検物質を20μl
しみこませて風乾させたペーパーディスクを置き、48
時間培養後にペーパーディスクの周囲の透明な阻止円の
直径を計測することによって、被検物質の抗真菌活性を
以下の3段階で評価した。 また、5週令の雄性CD−1系マウスに被検物質を静脈
内注射して急性毒性を検討し、LD50を求めた。
アンホテリシンBについて、抗真菌活性と毒性を試験し
た。A.fumigatusを含むサブローデキストロース寒天培
地を作製し、その上に所定濃度の各被検物質を20μl
しみこませて風乾させたペーパーディスクを置き、48
時間培養後にペーパーディスクの周囲の透明な阻止円の
直径を計測することによって、被検物質の抗真菌活性を
以下の3段階で評価した。 また、5週令の雄性CD−1系マウスに被検物質を静脈
内注射して急性毒性を検討し、LD50を求めた。
【0027】これらの試験結果を表1にまとめて示す。
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明の化合物は、表1に示した如く強
い抗真菌活性を有する。その一方で、毒性はアンホテリ
シンBよりもかなり低い。したがって、本発明の化合物
を用いれば、高活性で低毒性の抗真菌剤を提供すること
が可能であり、真菌感染症の治療への効果的な利用が期
待される。
い抗真菌活性を有する。その一方で、毒性はアンホテリ
シンBよりもかなり低い。したがって、本発明の化合物
を用いれば、高活性で低毒性の抗真菌剤を提供すること
が可能であり、真菌感染症の治療への効果的な利用が期
待される。
【図1】 実施例1で得られた化合物の1H NMRス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図2】 実施例1で得られた化合物の13C NMRス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図3】 実施例1で得られた化合物のマススペクトル
である。
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千田 尚人 京都府京都市伏見区醍醐上ノ山町7 アー バンライフ醍醐305 (72)発明者 今野 宏 秋田県仙北郡西仙北町字刈和野241番地 株式会社真菌類機能開発研究所内 (72)発明者 金澤 進 秋田県仙北郡西仙北町字刈和野241番地 株式会社真菌類機能開発研究所内 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA07 BA01 BA17 BA27 CA04 DA43 MA17 MA23 MA35 MA37 MA41 MA43 MA52 MA66 NA05 NA07 ZB352 4H045 AA10 AA30 BA14 BA33 BA56 CA15 EA29 GA01 GA25
Claims (2)
- 【請求項1】式: 【化1】 で表される構造を有する化合物およびその製薬上許容さ
れる塩。 - 【請求項2】請求項1の化合物またはその製薬上許容さ
れる塩を有効成分とすることを特徴とする抗真菌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11118981A JP2000290293A (ja) | 1999-02-03 | 1999-04-27 | 抗真菌活性化合物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-26248 | 1999-02-03 | ||
JP2624899 | 1999-02-03 | ||
JP11118981A JP2000290293A (ja) | 1999-02-03 | 1999-04-27 | 抗真菌活性化合物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000290293A true JP2000290293A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=26363991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11118981A Pending JP2000290293A (ja) | 1999-02-03 | 1999-04-27 | 抗真菌活性化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000290293A (ja) |
-
1999
- 1999-04-27 JP JP11118981A patent/JP2000290293A/ja active Pending
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