JPH06156344A - 自動二輪車の物品収納装置 - Google Patents

自動二輪車の物品収納装置

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JPH06156344A
JPH06156344A JP4339445A JP33944592A JPH06156344A JP H06156344 A JPH06156344 A JP H06156344A JP 4339445 A JP4339445 A JP 4339445A JP 33944592 A JP33944592 A JP 33944592A JP H06156344 A JPH06156344 A JP H06156344A
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誠一 黒堀
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    • B62J9/00Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/46Luggage carriers forming part of frame

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート下部の物品収納箱に複数の物品をこれ
らが干渉し合わないように収納できる自動二輪車の物品
収納装置を提供する。 【構成】 スクータ型自動二輪車のシート9の下部に設
けられ、上方の開口部をシート9により開閉される物品
収納箱19に、その内部を前後に仕切る仕切板50を着脱自
在に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクータ型自動二輪車
等においてシートの下部に設けられる物品収納箱に関す
る。
【0002】
【従来技術】スクータ型の自動二輪車においては、通
常、シートの下部に、ヘルメット等の物品を収納するた
めの物品収納箱が設けられている。この物品収納箱は上
面が物品出し入れ用の開口部となっており、該開口部を
上方からシートで覆い、物品の出し入れに際してはこの
シートを上方へ揺動させて前記開口部を開放するように
なされている。
【0003】このような物品収納箱(ラッゲージボック
ス)を備えたスクータ型自動二輪車が実開平1−134588
号公報に示されているが、この車両においては、物品収
納箱の後方のリヤフェンダ上部にさらに収納部を設け、
物品収納箱の後壁に該収納部に通ずる開口を設け、この
開口を通じて上記収納部に物品収納箱の内部から物品を
出し入れできるようにしてある。そして上記開口には収
納部の内部を物品収納箱の内部から仕切ることのできる
蓋(リッド)が設けられている。
【0004】
【解決しようとする課題】上記物品収納箱は一般に前後
に長いものとなるので、ここに単一の物品例えばヘルメ
ットだけを収納するとすれば、充分な余裕空間が残る。
そこでこの余裕空間に他の小物例えば車体係留用のチエ
ンあるいは工具等を収納することが行われている。しか
し物品収納箱内にこのような複数の物品を収納すると、
走行中の振動によりこれらが干渉し易い
【0005】前記公報記載のもののように物品収納箱の
後方に設けられ物品収納箱とは蓋によって仕切られる収
納部に他の小物物品を収納するようにすれば、物品どう
しが干渉し合うことはなくなるが、これでは物品収納箱
内の余裕空間を有効に利用することができず、また、小
物物品を出し入れする都度蓋を開閉しなければならない
という煩わしさがあり、さらに、収納部の内容物を簡単
に確認することができないという不具合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、こ
のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明にお
いては、シート下部に上方の開口部をシートにより開閉
される物品収納箱を有する自動二輪車において、前記物
品収納箱にその内部を前後に仕切る仕切板を着脱自在に
設ける。
【0007】本発明によれば、物品収納箱の内部を仕切
板により前後に仕切ることができるので、仕切られた前
部に例えばヘルメットを収納し、後部に車体係留用のチ
エンもしくは工具等の他の物品を収納すれば、走行中の
振動によってこれらが干渉し合うことがない。
【0008】シートを上げると、物品収納箱内の仕切板
によって仕切られた前後の空間がいずれも上方へ向って
開放されるので、これら両空間の内容物を一目で確認す
ることができ、従ってまた各物品の出し入れが極めて容
易である。
【0009】仕切板は着脱自在であるので、この仕切板
を取外すことにより、体積の大きいものを収納できるス
ペースを物品収納箱内に確保することもできる。
【0010】
【実施例】図1は本発明による物品収納装置を備えた、
スクータ型自動二輪車の全体側面図である。1は前輪、
2は後輪で、前輪1を懸架した前部車体3と後輪2の上
方の後部車体4とが低いフロア部5を介して接続されて
いる。車体の骨格をなす車体フレーム6は、前部車体3
を上方から下方へ延び、下部において左右に分岐した
後、それぞれフロア部5の下方を後方へ延び、次いで後
上方へ斜めに立上がり、後輪2の上方を後方へ延びてい
る。前部車体3の上部にはハンドル7を有するステアリ
ングヘッド8が設けられ、後部車体4の上部にはシート
9が設けられている。
【0011】車体フレーム6の下部後方の立上がり部分
に固着されたブラケット10に、リンク11を介してスイン
グユニット12が上下に揺動可能に連結され、スイングユ
ニット12の後端に後輪2が軸支されている。後輪2はス
イングユニット12に一体に設けられたエンジン13により
駆動される。14は気化器、15はエアクリーナ、16は燃料
タンクである。スイングユニット12の後端部はリヤクッ
ション17を介して上方の車体フレーム6に連結されてい
る。
【0012】後輪2の上方を前後に延びる左右の車体フ
レーム6部分には、その下側後部にリヤフエンダ18が固
着されて後輪2の上方を覆い、上側には該車体フレーム
部分のほぼ全長にわたって物品収納箱19が支持、固定さ
れている。そしてこの物品収納箱19上に前記シート9が
設けられている。20は物品収納箱19の後側から該収納箱
の後部左側へかけて配設されたオイルタンクである。以
上説明した車体構造はその大部分を車体カバー21によっ
て外側から覆われている。
【0013】図2は図1のスクータ型自動二輪車におけ
る、物品収納箱19およびその近傍の中央縦断面図、図3
は物品収納箱19の後方部分の上面図、図4は同後方部分
における車体フレーム6を示す上面図である。なお、図
5、6は物品収納箱19の斜視図である。以下これらの図
面により物品収納箱19およびその近傍の構造を説明す
る。
【0014】後輪2の上方において前後に延びる左右の
車体フレーム6、6は、後端において車体巾方向内方へ
屈曲し、端部どうしが互いに対向している。そしてこれ
らの端部が連結部材22により互いに連結されている。左
右の車体フレーム6、6はまたクロスパイプ23により互
いに連結されており、該クロスパイプ23に固設されたク
ッションブラケット24にリヤクッション17の上端が枢支
されている。クッションブラケット24は左右に張出して
形成された翼部片24aを介しクロスパイプ23と車体フレ
ーム6の両者にまたがって強固に固着されている(図
4)。クロスパイプ23の後方において左右の車体フレー
ム6、6間にシートキャッチブラケット25が設けられて
いる。このシートキャッチブラケット25は、各車体フレ
ーム6に固着されこれから上方へ立上がる脚部25aの上
端どうしを板状部25bで連結して成り、左右の車体フレ
ーム6、6間の上方をまたぐ門形をなしている。
【0015】上記車体フレーム6、6間にまたがってそ
の上部に物品収納箱19が配設されている。物品収納箱19
は後部車体4の前端部から後端部近くまで延在し車体フ
レーム6にほぼ沿って前後に延びる底壁26部分において
適宜車体フレーム6に固着され、該車体フレーム6に支
持されている。物品収納箱19の上面は、図5、6に示す
ように開口27となっており該開口を取り巻いて平坦な上
面を有するフランジ部28が形成されている。さらに前端
上部に厚肉のシート取付部29が前方へ向って突設され、
該シート取付部29の前端にヒンジ30(図2)を介してシ
ート9の前端が枢着されている。シート9はその周縁部
を物品収納箱19の前記フランジ部28の平坦な上面に当接
させて物品収納箱19上に載置されているが、これを図2
に鎖線で示すように、ヒンジ30のまわりに上方へ回動さ
せると、物品収納箱19の開口27が上方へ向って開放さ
れ、該開口27を通じて物品収納箱19内に物品を出し入れ
できる。
【0016】開口27の後縁部27aは、物品収納箱19の後
壁31よりも後方に位置し、該後縁部27aと後壁31の上縁
との間を閉塞する段部32が形成されている。そして車体
フレーム6に固設された前記シートキャッチブラケット
25がこの段部32の下方に位置し、その板状部25aが段部
32を下側から支持している。さらにシート9の後端部
が、段部32を貫通する図示してない係止具により、シー
トキャッチブラケット25の板状部25aに着脱可能に係止
される。
【0017】前述のように車体フレーム6の後部下側に
リヤフエンダ18が配設されているが、該リヤフエンダ18
は前記クロスパイプ23に取付ステー33を介して取付けら
れており(図2)、かつ物品収納箱19の開口後縁部27a
の下方位置において、該リヤフエンダ18の上面に取付板
34が突設されている。そしてこの取付板34と物品収納箱
19の後壁31との間にバッテリ35が配設されている。バッ
テリ35はリヤフエンダ18上に載置され、後端上部をヒン
ジ36を介して取付板34に枢着され前端下部をリヤフエン
ダ18の延長部18aの前端に締結された保持具37により上
方から押圧されて車体巾方向中央の所定位置に定置され
ている。
【0018】保持具37にはヒンジ36側に下方へ垂下した
箱状部分37aが設けられており、該箱状部分37aの前面
によりバッテリ35は保持具37の前壁部分37bに対して押
付けられている。この箱状部分37aは搭載すべきバッテ
リ35の大きさに応じて設けられ、取付板34と後壁31との
間に必要に応じた適宜の大きさのバッテリ35を収納する
ことができる。
【0019】後壁31のバッテリ35に対応する位置には開
口38が設けられており、該開口38を閉鎖する蓋39が、物
品収納箱19内からボルト40により後壁31に固定されてい
る。従ってボルト40を外して蓋39を開けることにより、
物品収納箱19内から開口38を通じてバッテリ35のメンテ
ナンス作業や取替え等を行うことができる。
【0020】前記オイルタンク20は、取付板34の後面に
沿って車体巾方向に延在するとともに、該取付板34およ
びその前方のバッテリ35収納部分の左側に回り込み、さ
らにその前方まで延びている。このため、図6に最も良
く示されているように、物品収納箱19の左側後部の側壁
41は内方へ屈曲して後壁31に接続しており、その外側に
オイルタンク20のための凹所が形成されている。オイル
タンク20の前部はこの凹所を上方へ延び、その上端に設
けられたオイル注入口42が前記凹所の上部を仕切る隔板
43を貫通して上方へ突出している。なお、前記クッショ
ンブラケット24はこの凹所の下部に配設されている。
【0021】車体巾方向に延びるオイルタンク20後部の
中央上面に、上方へ突出する取付ステー44が設けられて
おり、該取付ステー44がボルト45により取付板34に固着
されている。
【0022】物品収納箱19の底壁26はリブ46により適宜
補強されるとともに、クロスパイプ23に対応する位置
に、下側に該クロスパイプ23を通すために、これに沿っ
て内方へ突出した凸条部47が形成されている。そしてこ
の凸条部47の直前位置において、物品収納箱19の両側壁
面48、48にそれぞれ上下方向の仕切板挿入溝49、49が互
いに向かい合って設けられ、これらの仕切板挿入溝49に
仕切板50の両側縁を上方から滑り込ませることにより、
該仕切板50により物品収納箱19の内部を前部室51と後部
室52に区画することができるようになっている。仕切板
挿入溝49の形状および仕切板の断面形状を、図2に示す
ように上方が厚く下方が薄いくさび状にすれば、仕切板
50の着脱がさらに容易になる。
【0023】仕切板50により区画された前部室51はヘル
メット53を納めるのに適当な容積のものとなるので、こ
こにヘルメット53を収納し、後部室52には車体係留用の
チエンもしくは工具類等の小物物品を収納する。ヘルメ
ット53と上記小物物品とは仕切板50により隔離さている
ので、走行中の振動によりこれらが干渉し合うことがな
い。
【0024】また、シート9を上方へ開くと、前部室51
および後部室52の内部がともに上方へ向って開放される
ので、前部室51および後部室52のいずれへも物品を極め
て容易に出し入れすることができ、かつ各室51、52内に
収納されている物品の確認も極めて容易である。
【0025】仕切板50は着脱自在であるので、物品収納
箱19内に大きな物品を収納したい時にはこの仕切板50を
取外せばよい。仕切板50を折り畳み自在のものとしてお
けば、このような場合、取外した仕切板50の収納保管に
便である。また前部室51にヘルメット53以外の物品を収
納するようにしてもよく、各室に収納しようとする物品
の大きさに応じて仕切板挿入溝49の設置位置を適宜選択
すればよい。さらに物品収納箱19の内部を複数の仕切板
50により2以上の室に区画可能とすることもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、シート下部に設けられ
た物品収納箱内に複数の物品を収納してもこれらが干渉
し合うことがなく、かつ該複数の物品の出し入れおよび
確認が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による物品収納装置を備えたスクータ型
自動二輪車の全体側面図である。
【図2】物品収納箱およびその近傍の中央縦断面図であ
る。
【図3】物品収納箱の後方部分の上面図である。
【図4】後方部分における車体フレームの上面図であ
る。
【図5】仕切板を外した時の物品収納箱を示す斜視図で
ある。
【図6】仕切板を装着した時の物品収納箱を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1…前輪、2…後輪、3…前部車体、4…後部車体、5
…フロア部、6…車体フレーム、7…ハンドル、8…ス
テアリングヘッド、9…シート、10…ブラケット、11…
リンク、12…スイングユニット、13…エンジン、14…気
化器、、15…エアクリーナ、16…燃料タンク、17…リヤ
クッション、18…リヤフエンダ、19…物品収納箱、20…
オイルタンク、21…車体カバー、22…連結部材、23…ク
ロスパイプ、24…クッションブラケット、25…シートキ
ャッチブラケット、26…底壁、27…開口、28…フランジ
部、29…シート取付部、30…ヒンジ、31…後壁、32…段
部、33…取付ステー、34…取付板、35…バッテリ、36…
ヒンジ、37…保持具、38…開口、39…蓋、40…ボルト、
41…側壁部分、42…オイル注入口、43…隔板、44…取付
ステー、45…ボルト、46…リブ、47…凸条部、48…側壁
面、49…仕切板挿入溝、50…仕切板、51…前部室、52…
後部室、53…ヘルメット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート下部に上方の開口部をシートによ
    り開閉される物品収納箱を有する自動二輪車において、
    前記物品収納箱にその内部を前後に仕切る仕切板を着脱
    自在に設けたことを特徴とする自動二輪車の物品収納装
    置。
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