JPH06156123A - 車両用パワーシートにおける可動部駆動装置 - Google Patents

車両用パワーシートにおける可動部駆動装置

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JPH06156123A
JPH06156123A JP4338130A JP33813092A JPH06156123A JP H06156123 A JPH06156123 A JP H06156123A JP 4338130 A JP4338130 A JP 4338130A JP 33813092 A JP33813092 A JP 33813092A JP H06156123 A JPH06156123 A JP H06156123A
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JP
Japan
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power
contact plate
seat
clutch
switch
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JP4338130A
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English (en)
Inventor
Masayuki Tamura
雅之 田村
Kaoru Kobayashi
薫 小林
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの駆動モータでパワーシートの複数の可
動部の調節を行うにあたり、駆動モータから各動力取出
し軸への動力断続機構を、部品点数が少なく構造簡単な
ものにする。 【構成】 シート可動部の駆動装置を、駆動モータ1
4、リングギア13、従動ギア12、断続クラツチ手
段、出力軸7、8、9、10を用いて構成し、さらに前
記断続クラツチ手段の何れか一つを選択的に動力続状態
に切換えるためのクラツチ選択手段を、制御モータ6、
ウオームホイール5、カム体5b、コンタクトプレート
18およびその切欠き18a、接触子19〜24とから
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車、バス、トラツ
ク等の車両に搭載される車両用パワーシートにおける可
動部駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種車両に搭載されるシートは、搭乗者の体格等にあ
わせて前後に移動調整できるようになつているが、さら
に、搭乗者のシート座り姿勢をより快適なものとするた
め、背凭れ部の前後傾倒調節、シート座部の上下調節
等、各種調節ができるようにしたものがある。ところで
この場合に、これらの各種調節を、手動ではなく電動モ
ータを用いて行うことが提唱される。しかしながら従来
は、これら調節作動は、それぞれ専用の電動モータを用
いて行つているのが実情であつて、部品点数が増加して
構造が複雑化する許りでなく、シートの移動装置全体が
どうしても大型化し、シートにこれ以外の種々の機能を
設けるためのスペースを確保できなくなる惧れもあり、
さらに組立て作業が煩雑になるうえコスト高となる等の
問題がある。そこで、特公平1−42853号公報に示
す如く、一つの駆動モータから複数の動力を取出すこと
ができるようにしたものがあるが、このものは、電動モ
ータからの動力を、各動力取出し軸に対応して設けた電
磁クラツチの断続をすることで必要な動力を取出すこと
ができるようにしたものであり、このものでは、電磁ク
ラツチが動力取出し軸の数だけ必要になつて部品点数が
多くなつて構造が複雑化する許りでなく、どうしても小
型軽量化の妨げとなつてしまうという問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる車両用パ
ワーシートにおける可動部駆動装置を提供することを目
的として創案されたものであつて、シート全体の前後移
動調節に加えて、背凭れ部の起倒調節等の複数の可動部
の調節ができるように構成してなる車両用パワーシート
において、前記各可動部の調節をするための駆動装置
を、正逆駆動する駆動モータからの動力が、複数の可動
部に対応してそれぞれ設けた各出力軸の何れかに選択的
に伝達できるように構成するにあたり、前記駆動モータ
からの動力を受けて回動する中間ギアと、各出力軸に対
応してそれぞれ設けられ、中間ギアの回動に連繋して回
動するよう中間ギアにそれぞれ噛合せしめた従動ギア
と、該各従動ギアから対応する出力軸への動力伝動経路
にそれぞれ設けられる断続クラツチ手段と、該各断続ク
ラツチ手段の何れか一つを選択的に動力続状態に切換え
るためのクラツチ選択手段とを備えると共に、前記クラ
ツチ選択手段は、任意の可動部調節スイツチのスイツチ
操作に基づいて駆動する制御モータと、該制御モータの
駆動に基づいて回動する絶縁性のウオームホイールと、
制御モータへの電源供給回路を形成すべくウオームホイ
ールの表面に固着されたコンタクトプレート、および該
コンタクトプレートに接触する接触子と、コンタクトプ
レートの裏面に形成され、前記スイツチ操作した任意の
断続クラツチ手段対応位置に達することで該断続クラツ
チ手段を動力続状態に切換えることができるカム体とか
らなり、さらに、前記コンタクトプレートには、操作し
た可動部調節スイツチに対応する断続クラツチ手段位置
にカム体が達したことにタイミングを合わせて接触子と
の接触を断つための切欠きが設けられていることを特徴
とするものである。
【0004】そして本発明は、この構成によつて、一つ
の駆動モータから複数の動力を取出すにあたり、各動力
取出し軸への動力断続機構を、部品点数を少なく構造簡
単なものにしたものである。
【0005】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はパワーシート用の駆動装置
であつて、該駆動装置1は、二つ割型の第一、第二ケー
シング2、3に組込まれることになるが、第一、第二ケ
ーシング2、3の中心部間に一体的に軸支される支軸4
には、絶縁材から形成されるウオームホイール5が回動
自在に軸支されている。そしてこのウオームホイール5
の外周面に刻設されるギア5aには、第一ケーシング2
に一体的に設けた制御モータ6のモータ軸6aに設けた
ウオームギア6bが噛合しており、後述するように制御
モータ6の駆動制御に基づいてウオームホイール5の回
動制御ができるようになつている。
【0006】一方、前記第二ケーシング3には、支軸4
から同径位置に位置するよう第一〜第四の都合四つの出
力軸7、8、9、10が90度の角度を存する状態で軸
受11を介して軸回り方向回動自在で、かつ軸芯方向移
動自在に軸支されている。因みに、これら出力軸7、
8、9、10からの出力は、例えばシートの前後移動
用、背凭れ部の前後起倒用、座部前半部の上下移動用、
座部後半部の上下移動用の動力源となるように設定でき
る。そして、これら各出力軸7、8、9、10には従動
ギア12がそれぞれ回動自在に軸支されている。これら
各従動ギア12にはリングギア(本発明の中間ギアに相
当する)13の内周に形成した内ギア歯13aが噛合し
ているが、該リングギア13の外周に形成した外ギア歯
13bは、第二ケーシング3に一体的に設けた駆動モー
タ14のモータ軸14aに設けた駆動ギア14bが噛合
している。そして駆動モータ14が正逆駆動した場合
に、その駆動力は、駆動ギア14b、リングギア13を
経由して各従動ギア12を回動するように構成されてい
る。
【0007】また、前記各出力軸7、8、9、10のウ
オームホイール5に対向する基端部にはフランジ部7
a、8a、9a、10aが一体的に形成され、これらフ
ランジ部7a、8a、9a、10aとこれに対向する各
従動ギア12との対向面間には、互いに噛合可能なドグ
ギア7b、8b、9b、10b、12aがそれぞれ突出
形成されていると共に、フランジ部7a、8a、9a、
10aを従動ギア12から離間させて出力軸7、8、
9、10の基端がウオームホイール5の裏面に接当する
方向に付勢する弾機15が介装されている。そして出力
軸7、8、9、10は、前記基端がウオームホイール5
の裏面に接触している状態では、図5に示すように、弾
機15の付勢力によつてフランジ部7a、8a、9a、
10aが従動ギア12から遠ざかる方向に移動し、ドグ
ギア同志7b、8b、9b、10bと12aは離間して
クラツチ断状態となつて、リングギア13側からの動力
伝動は断たれるが、後述するウオームホイール5の回転
制御に伴い、ウオームホイール5の裏面に突出形成した
カム部5bが任意の出力軸対応位置に位置した場合に、
該対応する出力軸7、8、9または10は、弾機15に
抗してフランジ部7a、8a、9a、10aが従動ギア
12に近接する側に移動し、これによつて対応するドグ
ギア同志7b、8b、9bまたは10bと12aが噛合
してクラツチ続状態となつて、リングギア13側からの
動力伝動がなされ、この様にして各従動ギア12から対
応する出力軸7、8、9、10への動力伝動経路に断続
クラツチ手段16が設けられている。
【0008】一方、ウオームホイール5の回転制御機構
17は次ぎのように構成されている。つまり、ウオーム
ホイール5の表面には、コンタクトプレート18が一体
的に設けられており、このコンタクトプレート18に接
触するための第一〜第六の接触子19、20、21、2
2、23、24が第一ケーシング2に設けられている
が、これらのうち第一〜第四接触子19、20、21、
22は、コンタクトプレート18に対する接触位置が第
一接触子19が最も内径側で第四接触子22が最も外径
側で接触するよう順次径方向に変位するように設定され
ており、また第五、第六接触子23、24は、前記第一
〜第四接触子19〜22とは周回り方向にずれた部位に
配設されているが、これら接触子23、24は互いに導
通状態になつており、そして第五接触子23に対して第
六接触子24が外径側にずれるよう配設されていて、後
述するようにコンタクトプレート18に形成した切欠き
の存在に対応して少なくとも一方がコンタクトプレート
18に接触するように設定されている。そして、第一〜
第四接触子19〜22から延びる各リード線19a、2
0a、21a、22aは、シートの前後移動用、背凭れ
部の前後起倒用、座部前半部の上下移動用、座部後半部
の上下移動用の各調節スイツチ(図示せず)にそれぞれ
接続されており、また、第五(第六)接触子23から延
びるリード線23aは制御モータ6に接続されていて、
該制御モータ6に対する電源供給回路を構成している。
【0009】一方、コンタクトプレート18には、前記
第一〜第四接触子19〜22位置にそれぞれ対応するよ
う径方向にずれ、かつ周回り方向に略90度ずれた状態
で第一〜第四の切欠き18a〜18dが切欠形成されて
いる。そして、前記調節スイツチの何れか一つのスイツ
チ操作(ON操作)をした場合、今、これがシート前後
移動用の調節スイツチであつた場合に、閉成した該スイ
ツチから第一接触子19、コンタクトプレート18、第
五(第六)接触子23を経由して制御モータ6に電源が
印加され、これによつて制御モータ6が回転駆動し、こ
れに連繋してウオームホイール5が回転する。そして、
ウオームホイール5の裏面に設けたカム体5bが、前後
移動用の第一出力軸7に対応する位置に達して、前述し
たように当該フランジ部7aを弾機15に抗して押圧し
クラツチ続状態に切換える状態になると、第一接触子1
9は対応する第一切欠き18a位置に達し、これによつ
て前記電源回路が断状態になつて制御モータ6はこの位
置で停止することになり、第一出力軸7は動力続状態に
維持される。これに対し、駆動モータ14は、前記制御
モータ6の停止にタイミングを合わせて駆動させる構成
にすれば良く、それには、例えば、駆動モータ14の電
源回路に、常時閉接点に設定されるスイツチ接点を有し
たスイツチを接続し、該スイツチを、電源投入に伴う励
磁でスイツチ接点がOFFになつて駆動モータ14への
電源を断つように設定した電磁スイツチに構成すると共
に、該電磁スイツチ自体を、前記制御モータ6に直列接
続となるように配線する。そして、前述したように、任
意の調節スイツチをスイツチ操作して制御モータ6を駆
動せしめた場合に、これにタイミングを合わせて当該電
磁スイツチに電源印加されることになつて、そのスイツ
チ接点はOFFとなり、これによつて駆動モータ14に
対する電源が断たれて非駆動状態に維持される。そして
この状態で、制御モータ6の駆動に伴いウオームホイー
ル5が回動して、カム体5bがスイツチ操作したものに
対応する出力軸位置に達し、前述したように接触子1
9、20、21または22がコンタクトプレート18の
切欠き18a、18b、18cまたは18dに接当して
制御モータ6に対する電源回路が開成すると、電磁スイ
ツチに対する電源印加も断たれることになつてそのスイ
ツチ接点がONとなり、これによつて駆動モータ14の
電源回路が導通状態になつて駆動モータ14は、対応す
る調節スイツチをON操作しているあいだ、駆動し続け
るようになり、この様にすることによつて、任意の調節
スイツチをON操作した場合に、該対応する出力軸に動
力伝動される状態(つまり対応するクラツチ機構が動力
伝動状態に切換えられた状態)になることにタイミング
を合わせて調節駆動がなされるようになつている。
【0010】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、シートの前後位置、背凭れ部の前後起倒位置、座
部前半部の上下位置、座部後半部の位置の何れかを可動
調節したい場合に、対応する任意の調節スイツチを操作
すれば良く、例えばこれが、シートの前後位置調節であ
る場合に、前後位置調節スイツチを操作すれば良く、こ
れに伴い、前述したように、カム体5bが対応する第一
出力軸7位置に位置するまで制御モータ6が駆動してウ
オームホイール5を回転させる。そしてカム体5bが第
一出力軸7位置に達すると、カム体5bが対応する第一
出力軸7を弾機15に抗して押圧し、断続クラツチ手段
16が続状態に切換えられると共に、制御モータ6への
電源が断たれる一方、駆動モータ14への電源投入がな
され、これによつて駆動モータ14の駆動力が第一出力
軸7に伝達されることになつて、シートは前後移動調節
されることになる。また、他の位置調節についても同様
に行われることになる。
【0011】この様に、複数の移動調節を、一つの駆動
モータ14を用いて行うことになり、この結果、駆動モ
ータをそれぞれ個別に必要にするもののように、駆動モ
ータ数が増大し、装置全体が重く大型化してしまうこと
を確実に回避できる。しかも、一つの駆動モータ14か
らの動力の各可動部への断続切換えが、従来のように各
出力軸に対応してそれぞれ電磁クラツチを設けて断続切
換え制御をすることなく、駆動モータ14から各出力軸
7、8、9、10への動力伝動の断続をする簡単な機械
的の断続クラツチ手段16と、該断続クラツチ手段16
の選択的な切換え制御をするためのカム体5b付きのウ
オームホイール5と、該ウオームホイール5の回転制御
をするための制御モータ6、接触子19〜24、そして
コンタクトプレート18からなるクラツチ選択手段(当
該クラツチ選択手段と同様の制御手段は、電磁クラツチ
を個々に設けて切換え制御するものでも当然に必要)が
あれば良く、この結果、一つの駆動モータ14から複数
の可動部に対しての選択的な動力取出しを任意に行える
ものでありながら、装置全体の小型軽量化が確実に果た
せることになる。
【0012】しかもこのものでは、駆動モータ14の駆
動が、対応する前記機械的な断続クラツチ手段16が続
状態に切換つて、駆動モータ14の動力が対応する出力
軸を駆動する状態になつたことにタイミングを合わせて
行うようになつているので、任意の調節スイツチの操作
と同時に駆動モータ14が駆動するように設定したもの
のように、ウオームホイール5が目標とする位置まで回
転しているあいだに駆動モータ14が駆動して他の出力
軸を寸動的に駆動させる不具合がない。
【0013】尚、本発明は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であつて、シートにおいて調節し
たい可動部の数に対応させて出力軸等の数を増減できる
ことはいうまでもない。さらには、従動ギアと出力軸と
のあいだに設けられる断続クラツチ手段において、出力
軸側の可動クラツチ歯を、出力軸に一体的に設けて出力
軸と一体的に軸方向に移動して従動ギア側に設けた固定
クラツチ歯に噛合する構成とすることなく、図7に示す
第二実施例のように、可動クラツチ歯25を、出力軸2
6に軸芯方向には移動自在で軸周り方向には一体回動す
るようスプライン嵌合26a等の適宜連結方式で連結
し、そして、対応位置に達したカム体によつて可動クラ
ツチ歯25を固定クラツチ歯27側に弾機15に抗して
移動して噛合するようにしておけば、出力軸の軸芯方向
の移動を伴うことなく動力伝動の断続ができることにな
るという利点があつて都合が良い。また、コンタクトプ
レートと接触子との関係であるが、前記実施例において
は、コンタクトプレートを切欠きのみが形成された円盤
型にしたが、図8に示す第三実施例のコンタクトプレー
ト28のように、接触子19〜22が接触する部位のみ
のリング型にしておけば、その分、コンタクトプレート
28の軽量化が達成できる。さらにこのものにおいて、
制御モータ側に接続される接触子23の接触位置を、調
節スイツチに対応する接触子の接触位置からずらしたも
のとして、常時コンタクトプレート28に接触する構成
としておけば、前記実施例のように一対の接触子が必要
になることはなく、単一の接触子で良いことになつてそ
の分、部品点数が減少するという利点がある。
【0014】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、シートの前後位置等、複数の可動
部のうちの何れか任意の調節をしたい場合に、対応する
任意の調節スイツチを操作することで制御モータが駆動
して、カム体が対応する断続クラツチ手段位置に位置す
るようウオームホイールを回転させ、そしてカム体が対
応する断続クラツチ手段位置に達して、駆動モータから
の動力が対応する出力軸に伝達するよう続状態に切換え
ることにタイミングを合わせて制御モータが停止して当
該状態に維持され、これによつて、駆動モータからの動
力が、当該続状態になつた出力軸に選択的に伝達される
ことになつて、任意選択した可動部の調節が行われるこ
とになる。この結果、複数の可動部の選択的な可動調節
を、一つの駆動モータを用いて行えることになつて、駆
動モータを、可動部の数に対応してそれぞれ個別に設け
るもののように、駆動モータ数が増大し、装置全体が重
く大型化してしまうことを確実に回避できる。
【0015】しかも、一つの駆動モータから各可動部へ
の動力伝動の選択的な断続切換えが、従来のように個々
の出力軸にそれぞれ電磁クラツチを設けて断続切換えを
する必要はなく、任意の調節スイツチのスイツチ操作に
基づき、一つの制御モータが、カム体が対応する断続ク
ラツチ機構位置に達するまでウオームホイールを回転す
るよう接触子と切欠き付きのコンタクトプレートによつ
て制御されることとなる。従つて、一つの駆動モータか
ら各出力軸への動力伝動の断続をする断続クラツチ手段
が簡単な機械的なもので良いことになつて、装置全体の
小型軽量化が確実に果たせることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーシングの一部を切欠いた駆動装置の正面図
である。
【図2】ケーシングの一部を切欠いた駆動装置の背面図
である。
【図3】ケーシングの一部を切欠いた駆動装置の側面図
である。
【図4】駆動装置の分解斜視図である。
【図5】クラツチ断状態を示す断続クラツチ手段部の拡
大図である。
【図6】クラツチ続状態を示す断続クラツチ手段部の拡
大図である。
【図7】第二実施例を示す断続クラツチ手段部の拡大図
である。
【図8】第三実施例を示すコンタクトプレートの正面図
である。
【符号の説明】
1 駆動装置 5 ウオームホイール 5b カム体 6 制御モータ 7 出力軸 8 出力軸 9 出力軸 10 出力軸 12 従動ギア 13 リングギア 14 駆動モータ 16 断続クラツチ手段 18 コンタクトプレート 18a 切欠き 18b 切欠き 18c 切欠き 18d 切欠き 19 接触子 20 接触子 21 接触子 22 接触子 23 接触子 24 接触子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート全体の前後移動調節に加えて、背
    凭れ部の起倒調節等の複数の可動部の調節ができるよう
    に構成してなる車両用パワーシートにおいて、前記各可
    動部の調節をするための駆動装置を、正逆駆動する駆動
    モータからの動力が、複数の可動部に対応してそれぞれ
    設けた各出力軸の何れかに選択的に伝達できるように構
    成するにあたり、前記駆動モータからの動力を受けて回
    動する中間ギアと、各出力軸に対応してそれぞれ設けら
    れ、中間ギアの回動に連繋して回動するよう中間ギアに
    それぞれ噛合せしめた従動ギアと、該各従動ギアから対
    応する出力軸への動力伝動経路にそれぞれ設けられる断
    続クラツチ手段と、該各断続クラツチ手段の何れか一つ
    を選択的に動力続状態に切換えるためのクラツチ選択手
    段とを備えると共に、前記クラツチ選択手段は、任意の
    可動部調節スイツチのスイツチ操作に基づいて駆動する
    制御モータと、該制御モータの駆動に基づいて回動する
    絶縁性のウオームホイールと、制御モータへの電源供給
    回路を形成すべくウオームホイールの表面に固着された
    コンタクトプレート、および該コンタクトプレートに接
    触する接触子と、コンタクトプレートの裏面に形成さ
    れ、前記スイツチ操作した任意の断続クラツチ手段対応
    位置に達することで該断続クラツチ手段を動力続状態に
    切換えることができるカム体とからなり、さらに、前記
    コンタクトプレートには、操作した可動部調節スイツチ
    に対応する断続クラツチ手段位置にカム体が達したこと
    にタイミングを合わせて接触子との接触を断つための切
    欠きが設けられていることを特徴とする車両用パワーシ
    ートにおける可動部駆動装置。
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