JPH08188073A - パワーシート調整装置 - Google Patents

パワーシート調整装置

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JPH08188073A
JPH08188073A JP7003146A JP314695A JPH08188073A JP H08188073 A JPH08188073 A JP H08188073A JP 7003146 A JP7003146 A JP 7003146A JP 314695 A JP314695 A JP 314695A JP H08188073 A JPH08188073 A JP H08188073A
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JP
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clutch
seat
driving
adjusting
rotating body
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JP7003146A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kondo
光廣 近藤
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/02246Electric motors therefor
    • B60N2/02253Electric motors therefor characterised by the transmission between the electric motor and the seat or seat parts

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一の正逆転モータで、シートの前後位置、
前後位置におけるそれぞれの上下位置、および背もたれ
角度の合計8ウェイの位置調整を実現する。 【構成】 単一の正逆転モータMの回転をギヤボックス
31に設けた4つの電磁クラッチ機構CHに伝達し、こ
こでモータMの回転を断続できるようにし、前記4つの
電磁クラッチ機構CHに、それぞれ独立に、シートの前
後位置調整用のスライド機構S1、前方側上下機構S
2、後方側上下機構S3、および背もたれ角度調整用の
リクライニング機構S4を結合し、これらの各機構S1
〜S4をそれぞれ独立に作動可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用、特に乗用車の前
席のクッションシート等をモータにより位置調整できる
ようにしたパワーシート調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のパワーシート調整装置と
しては、特公平1−42853号公報に記載されたもの
があり、この従来装置では、単一の正逆転モータにより
3つの原動回転体を駆動し、この3つの原動回転体にそ
れぞれ1つのクラッチと1つの従動回転体とを組み合わ
せて、前席のクッションシートの前後方向の位置調整の
他に、その前方位置と後方位置における独立した上下位
置の調整を可能としている。
【0003】すなわち、上記従来装置では、シートの前
後位置、その前後位置におけるそれぞれの上下位置の合
計6ウェイの調整を可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、シートの背もたれの角度調整は上記6ウェ
イの調整には含まれていないので、別途独立にモータを
設け、この別のモータにより背もたれの角度調整を行う
必要があるので、構造が複雑になるという問題がある。
【0005】また、6ウェイの調整のために、単一の正
逆回転モータに対して、3組の原動回転体(原動歯車)
を設け、この原動回転体(原動歯車)にそれぞれクラッ
チと従動回転体を1つづつ設けているので、モータ動力
伝達機構の構造が複雑であるという問題がある。本発明
は上記点に鑑みてなされたもので、シートの前後位置、
その前後位置におけるそれぞれの上下位置、およびシー
トの背もたれの角度調整の合計8ウェイの調整を単一の
正逆転モータで実現し得るパワーシート調整装置を提供
することを目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、モータ動力伝
達機構の構造が簡潔なパワーシート調整装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1記載
の発明では、シートの前後位置を調整するスライド機構
(S1)と、シートの前方側上下位置を調整する前方側
上下機構(S2)と、シートの後方側上下位置を調整す
る後方側上下機構(S3)と、シートの背もたれ角度位
置を調整するリクライニング機構(S4)と、正逆両方
向に回転可能な単一のモータ(M)と、このモータ
(M)の回転を受けて回転する原動側回転体(34)
と、この原動側回転体(34)に連結され、この原動側
回転体(34)とともに回転する入力側クラッチ部材
(36)、およびこの入力側クラッチ部材(36)に対
して断続可能に配設された出力側クラッチ部材(38)
を有し、この両クラッチ部材(36、38)の間を断続
させることにより前記原動側回転体(34)からの回転
を断続するクラッチ機構(CH)と、このクラッチ機構
(CH)の両クラッチ部材(36、38)間の断続およ
び前記モータ(M)の作動を外部より操作する操作機構
(SWa〜SWd)とを有し、前記クラッチ機構(C
H)および前記操作機構(SWa〜SWd)は、前記ス
ライド機構(S1)、前記前方側上下機構(S2)、前
記後方側上下機構(S3)、および前記リクライニング
機構(S4)に対応してそれぞれ設けられており、前記
スライド機構(S1)、前記前方側上下機構(S2)、
前記後方側上下機構(S3)、および前記リクライニン
グ機構(S4)は、それぞれ独立に、前記クラッチ機構
(CH)の出力側クラッチ部材(38)に連結され、こ
の出力側クラッチ部材(38)を経由して受ける動力に
より作動可能に構成されているパワーシート調整装置を
特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1に記載
のパワーシート調整装置において、前記原動側回転体
(34)を2個有し、この2個の原動側回転体(34)
の軸方向両端側に、それぞれ前記クラッチ機構(CH)
が配設されていることを特徴とする。請求項3記載の発
明では、請求項1または2に記載のパワーシート調整装
置において、前記クラッチ機構は、通電より磁束を発生
するコイル(40)を有し、このコイル(40)の発生
磁束による電磁力により前記両クラッチ部材(36、3
8)間を接続させる電磁クラッチ機構(CH)として構
成されていることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項3に記載
のパワーシート調整装置において、前記クラッチ機構
(CH)には、前記両クラッチ部材(36、38)を微
小隙間を介して対向隔離する弾性薄板からなる弾性部材
(37)が備えられていることを特徴とする。請求項5
記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記
載のパワーシート調整装置において、前記操作機構は、
前記モータ(M)および前記コイル(40)への通電を
制御する手動操作可能なスイッチ機構(SWa〜SW
d)で構成されていることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明では、シートの複数位
置をそれぞれ独立に調整する複数の位置調整機構(S1
〜S4)と、正逆両方向に回転可能な単一のモータ
(M)と、このモータ(M)の回転を受けて回転する原
動側回転体(34)と、この原動側回転体(34)に連
結され、この原動側回転体(34)とともに回転する入
力側クラッチ部材(36)、およびこの入力側クラッチ
部材(36)に対して断続可能に配設された出力側クラ
ッチ部材(38)を有し、この両クラッチ部材(36、
38)の間を断続させることより前記原動側回転体(3
4)からの回転を断続するクラッチ機構(CH)と、こ
のクラッチ機構(CH)の両クラッチ部材間(36、3
8)の断続および前記モータ(M)の作動を外部より操
作する操作機構(SWa〜SWd)とを有し、前記クラ
ッチ機構(CH)は、前記原動側回転体(34)の軸方
向両端側に、それぞれ配設されており、前記クラッチ機
構(CH)および前記操作機構(SWa〜SWd)は、
前記複数の位置調整機構(S1〜S4)に対応してそれ
ぞれ設けられており、前記複数の位置調整機構(S1〜
S4)は、それぞれ独立に前記クラッチ機構(CH)の
出力側クラッチ部材(38)に連結され、この出力側ク
ラッチ部材(38)を経由して受ける動力により作動可
能に構成されているパワーシート調整装置を特徴として
いる。
【0011】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0012】
【発明の作用効果】請求項1〜5記載の発明では、上記
したスライド機構、前方側上下機構、後方側上下機構、
およびリクライニング機構に対応してそれぞれ設けられ
た操作機構を操作すると、この操作機構に対応したクラ
ッチ機構の断続およびモータの作動が制御される。これ
により、単一のモータから、前記4つのシート位置調整
用の機構への動力伝達を調整できるので、シートの前後
位置、その前後位置におけるそれぞれの上下位置、およ
びシートの背もたれの角度調整の合計8ウェイの調整を
単一の正逆転モータで実現できる。
【0013】従って、8ウェイの位置調整を行うパワー
シート調整装置の必要モータ数を従来装置の1/2以下
とすることができ、大幅なコスト低減と小型化を図るこ
とができる。特に、請求項4記載の発明では、前記クラ
ッチ機構に、前記両クラッチ部材を微小隙間を介して対
向隔離する弾性薄板からなる弾性部材を備えて、前記両
クラッチ部材間の断続を僅かな移動量で行うことができ
るから、クラッチ機構の小型化、およびクラッチ作動音
の低減を図ることができ、その実用上の効果は大であ
る。
【0014】また、請求項6記載の発明では、クラッチ
機構を原動側回転体の軸方向両端側に、それぞれ配設し
て、1つの原動側回転体で2つのクラッチ機構に回転を
伝える構成として、この2つのクラッチ機構が2つの独
立したシート位置調整用の機構を作動させることができ
るから、従来装置に比して、原動側回転体の数を半減で
き、シート位置調整用機構への動力伝達機構を著しく簡
素化できる。
【0015】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。図示の実施例は乗用車の前席のクッションシートの
位置調整を行うパワーシート調整装置に本発明を適用し
た例を示しており、本実施例装置の全体構成は多岐な機
構よりなるため、まず最初に各機構ごとの具体的構成、
作用(メカニズム)を説明し、その後に、全体の機構に
ついて説明する。 (1)前後位置調整のためのスライド機構S1 図1はこのスライド機構S1を示すもので、左右一対の
平行なシートラック1、1′はそれぞれ車両室内の床面
に固定されるロワレール2、2′と、このロワレール
2、2′に摺動自在に嵌めたアッパレール3、3′とか
ら構成されている。
【0016】図1(b)、(c)のシートラック1のロ
ワレール2の下面には、その前後にブラケット4F、4
Rが固定され、このブラケット4F、4R間にシートラ
ック1と平行な送りねじ5が固定されている。ここで、
符号4F、4Rに付したFは車両前方(フロント)側を
示し、Rは車両後方(リアー)側を示しており、以下述
べる符号のF、Rも同じ内容を意味している。
【0017】上記送りねじ5には円筒状の送りねじナッ
ト6(図2)の内周ねじ部が螺合され、この送りねじナ
ット6の外周ギヤ部には、ウォーム軸7が噛み合ってお
り、このウォーム軸7の後端部には角穴7aが設けられ
ている。そして、送りねじナット6は保持部材8内で回
転可能に配設されているが、送りねじナット6の軸方向
両端を保持部材8および保持部材8のキャップ部材8a
により挟持することにより送りねじナット6は保持部材
8内で、軸方向への動きが規制されている。
【0018】保持部材8はブラケット9に固定され、こ
のブラケット9はアッパレール3に固定されている。ま
た、ウォーム軸7は保持部材8内で回転可能に支持され
ている。しかして、ウォーム軸7を回転すると、送りね
じナット6が回転し、送りねじナット6は保持部材8内
で送りねじ5の軸方向の動きを規制されているので、保
持部材8が送りねじ5の軸方向に移動する。これによ
り、保持部材8にブラケット9を介して一体となってい
るアッパレール3がロワレール2に対して送りねじ5の
軸方向に移動する。
【0019】つまり、ウォーム軸7を回転させることに
より、アッパレール3がロワレール2上をシート前後方
向に摺動して、シートの前後位置を調整する。 (2)前方位置および後方位置における上下機構S2、
S3 図3は前方側上下位置調整機構S2と後方側上下位置調
整機構S3を示すもので、この両機構S2、S3は、ほ
ぼ同一構造のため、前方側の上下機構S2には図示符号
に添字Fをつけ、後方側の上下機構S3には図示符号に
添字Rをつけて説明する。
【0020】図3において、右方のアッパレール3の上
には、その前後にそれぞれ回転軸支持ブラケット10
F、10Rが固定され、左方のアッパレール3′の上に
は、同様に回転軸支持ブラケット11F、11Rが固定
されている。そして、前方側の回転軸支持ブラケット1
0F、11Fにより前方側の回転軸12Fを回転可能に
支持し、後方側の回転軸支持ブラケット10R、11R
により後方側の回転軸12Rを回転可能に支持してい
る。
【0021】前記ブラケット11Fには図4に示すよう
に円筒状の前方側ウォーム軸保持部材13Fがナット1
3F′により締めつけ固定されており、同様に前記ブラ
ケット10Rには図5に示すように円筒状の後方側ウォ
ーム軸保持部材13Rがナット13R′により締めつけ
固定されている。ウォーム軸14F、14Rはそれぞれ
その後端に角穴14F′、14R′を有し、その前側部
分にウォームナット15F、15Rが螺合されているた
め、ウォーム軸14F、14Rが回転することによりウ
ォームナット15F、15Rは前後(ウォーム軸14
F、14Rの軸方向)に移動するようになっている。
【0022】このウォームナット15F、15Rは図6
に示すような円柱状のものであって、その円柱形状の軸
直角方向にウォーム軸14F、14Rが挿通され螺合す
るねじ穴15Fa、、15Raを有している。また、こ
のウォームナット15F、15Rの両端部には小径の円
柱状部15Fb、15Rbが形成されており、この円柱
状部15Fb、15Rbがリンク部品16F、16Rの
円形穴16F′、16R′に回転可能に結合されてお
り、リンク部品16F、16Rは「く」の字状のアーム
17F、17Rの一端にピン50F、50Rにより回転
可能に結合されている。そして、アーム17F、17R
はその中央部が回転軸12F、12Rに固着されている
ので、この回転軸12F、12Rを中心として一体に回
動する。
【0023】また、アーム17Fの他端はリンク部品1
8Fの一端にピン51Fにより回転可能に結合され、リ
ンク部品18Fの他端はシート保持部材取付部品19F
にピン52Fにより回転可能に結合されている。一方、
アーム17Rの他端はシート保持部材取付部品19Rに
直接ピン51Rにより回転可能に結合されている。ま
た、シート保持部材取付部品19Fおよびシート保持部
材取付部品19Rにそれぞれ対応して追従作動するシー
ト保持部材取付部品19F′およびシート保持部材取付
部品19R′が回転軸12F、12Rに配置されてい
る。このシート保持部材取付部品19F′は図7(a)
に示すようにリンク53Fに回転可能に結合され、この
リンク53Fはアーム54Fに回転可能に結合され、さ
らにこのアーム54Fは回転軸12Fに固着されてい
る。
【0024】また、保持部材取付部品19R′は図7
(b)に示すようにアーム54Rに直接回転可能に結合
され、このアーム54Rは回転軸12Rに固着されてい
る。上記した図7の結合構造を有することにより、シー
ト保持部材取付部品19F′およびシート保持部材取付
部品19R′は、回転軸12F、12Rの回転により、
シート保持部材取付部品19Fおよびシート保持部材取
付部品19Rにそれぞれ追従した作動を行う。
【0025】しかして、ウォーム軸14Fを回転する
と、ウォームナット15Fが前後に移動するので、リン
ク部品16Fを介して、回転軸12Fと一体にアーム1
7Fが回転する。このアーム17Fの回転によりリンク
部品18Fを介してシート取付部品19Fが上下に移動
する。これと同時に、回転軸12Fの回転に伴って、ア
ーム54Fが回転して、リンク部品53Fを介してシー
ト取付部品19F′も上下に移動する。
【0026】また、ウォーム軸14Rを回転すると、ウ
ォームナット15Rが前後に移動するので、リンク部品
16Rを介して、回転軸12Rと一体にアーム17Rが
回転し、シート取付部品19Rが上下に移動する。これ
と同時に、回転軸12Rの回転に伴ってアーム54Rが
回転して、シート取付部品19R′も上下に移動する。
【0027】ここで、シート取付部品19F、19
F′、19R、19R′の上にはシート保持部材(図3
〜6には図示せず、図8の符号20の部材)が固定さ
れ、シートの前方と後方の高さ位置(上下位置)を独立
して調整できることになる。 (3)背もたれの角度位置調整のためのリクライニング
機構S4 図8、9はこのリクライニング機構S4を示すもので、
シート取付部品19F、19F′、19R、19R′の
上には矩形状のシート保持部材20が固定される。この
シート保持部材20の左右の側面には回転軸支持ブラケ
ット21、21′が固定されており、この回転軸支持ブ
ラケット21、21′はシート保持部材20の左右の側
面において回転軸22を支持する。
【0028】一方(図8(b)の左側)のブラケット2
1′から折り曲げ部23(図9参照)が一体に折り曲げ
形成されており、この折り曲げ部23により、ウォーム
軸24の一端を支持している。このウォーム軸24の後
端には角穴24aが形成されている。また、ブラケット
21′に固定されたウォーム軸支持部品25によりウォ
ーム軸24の他端を支持している。これらの部材23、
25によりウォーム軸24は回転可能に支持されるが、
その軸方向への動きは上記部材23、25により規制さ
れている。
【0029】26はウォーム軸24に噛み合うように配
設されたセクタ(扇形)ギヤであり、このセクタギヤ2
6は前記した回転軸22に一体に固着されている。ま
た、セクタギア26の一部には背もたれ取付部27(図
8(a)参照)が一体形成されている。一方、シート保
持部材20の右側の側面に位置する回転軸支持ブラケッ
ト21に隣接して、背もたれ取付部27′が配置されて
おり、この背もたれ取付部27′は直接回転軸22に一
体に固着されている。
【0030】しかして、ウォーム軸24を回転すると、
セクタギヤ26が回転軸22と一体に回転する。このセ
クタギア26の回転に伴って、背もたれ取付部27、2
7′が回転して、シートの背もたれ角度が調整される。 (4)上記(1)〜(3)の各機構を駆動するギアボッ
クス31 図11、12に示すように、右方のアッパレール3と左
方のアッパレール3′の間にわたってブラケット30が
配置されており、このブラケット30の左右の両端部は
両アッパレール3、3′のそれぞれの上面に固定され、
この両アッパレール3、3′を一体に連結している。
【0031】従って、右方のアッパレール3がロワレー
ル2上を移動すると、左方のアッパレール3′もロワレ
ール2′上を一体に移動することになる。そして、上記
ブラケット30の上面に駆動用ギアボックス31が固定
されている。このギアボックス31内はモータ出力軸M
sに対して対称な構造になっているため、その片側の構
造を図13に基づいて説明する。モータMは正逆両方向
に回転可能なモータであり、その出力軸Msは一般にD
カットと称される平面部を円周面の一部に有する形状に
形成されている。モータ出力軸MsはこのDカット形状
により中心ギヤ32の軸部に一体回転するように連結固
定されている。
【0032】この中心ギヤ32は従動ギヤ33と噛み合
い、従動ギヤ33は、クラッチギア(原動側回転体)3
4と噛み合っている。なお、各ギヤの回転支持構造の説
明は省略する。上記のギヤ結合構造により、モータMが
正逆転すると、各ギヤ32〜34もそれぞれ正逆転す
る。図13に断面図示してないが、モータMの出力軸M
sの下側部分にも、中心ギヤ32に噛み合う従動ギヤ3
3、これと噛み合うクラッチギア(原動側回転体)34
が設けられている。
【0033】クラッチギヤ34の中心部には、図14に
示すように角穴35が設けられており、この角穴35に
はクラッチ入力部材36の角形状の軸部36aが軸方向
に移動可能に嵌合している。従って、クラッチ入力部材
36はクラッチギヤ34の角穴35により回転を伝えら
れるとともに、軸方向には移動できるようにしてある。
ここで、クラッチ入力部材36は図15に示すように角
形状の軸部36aと、これに一体形成された円形鍔部3
6bとから構成されている。この円形鍔部36bには円
形凹部36cが形成され、この円形凹部36cにはその
円周方向に複数の穴部36dが設けられている。
【0034】また、クラッチ入力部材36の円形凹部3
6cには金属弾性板(板厚0.2mm程度の薄板)から
形成された弾性部材37が配設されている。この弾性部
材37は図16に示すように全体的には略円板形状に形
成され、複数(本例では4個)の弾性脚片37aが一体
に折り曲げ形成されている。この弾性脚片37aには取
り付け穴37bが設けられている。
【0035】図17に示すように、弾性部材37はその
中心部の円形穴37cをクラッチ入力部材36の中心部
の円形突部36eに嵌合するとともに、弾性脚片37a
を前記円形凹部36cの穴部36dに嵌合した後、前記
穴37bにビス37dを通して弾性脚片37aをクラッ
チギヤ34に締めつけ固定している。従って、上記弾性
部材37の弾性力により、クラッチ入力部材36の円形
鍔部36bは常にクラッチギヤ34に押しつけられてい
る。これにより、クラッチ入力部材36の円形鍔部36
bは、クラッチ出力部材38との間に予め設定した所定
の微小隙間(具体的には0.1〜0.5mm程度)Zが
設けられるようになっている。各クラッチ出力部材38
は、図13に示すように、その後端にそれぞれ角穴38
a〜38dが設けられている。
【0036】上記クラッチ出力部材38はクラッチケー
ス部材39に回転可能に支持されている。そして、クラ
ッチケース部材39はコイル部品40を保持し、ギヤボ
ックス31のハウジング41、41に固定されている。
本実施例のクラッチ機構はいわゆる電磁クラッチ機構C
Hを構成しており、コイル部品40への通電により発生
する磁束を通すための磁気回路(図13の破線イ参照)
を構成するため、クラッチ入力部材36、クラッチ出力
部材38およびクラッチケース部材39は鉄系の強磁性
材料で構成されている。
【0037】電磁クラッチ機構CHは図13に示すよう
にクラッチギア(原動側回転体)34の軸方向両端側に
配設されており、図13の例ではクラッチギア(原動側
回転体)34が上下対称に2個配設されているので、電
磁クラッチ機構CHは合計4個設けられている。次に、
クラッチ出力部材38のそれぞれの角穴38a、38
b、38c、38d部の動きを制御するスイッチを図1
8にSWa、SWb、SWc、SWdとして示す。な
お、図18において、Baは車載の電源バッテリであ
る。
【0038】しかして、スイッチSWaをONにすると
モータMがONし、同時に角穴38a部のコイル部品4
0もONとなる。これにより、前記磁気回路イに磁束が
発生して、クラッチ出力部材38は電磁石となり、微小
隙間Zを有するクラッチ入力部材36を吸着する。従っ
て、モータMの回転が角穴38a部を有するクラッチ出
力部材38に伝わる。
【0039】この時、他の角穴38b、38c、38d
部を有するクラッチ出力部材38は、コイル部品40を
OFF(スイッチSWb、SWc、SWdをOFF)と
しているので、クラッチ出力部材38とクラッチ入力部
材36には所定の微小隙間Zが存在している。そのた
め、クラッチ入力部材36が回転しても、他の角穴38
b、38c、38d部を有するクラッチ出力部材38に
は回転が伝わらない。
【0040】次に、スイッチSWaをOFFすると、モ
ータMがOFFし、同時に角穴38a部のコイル部品4
0もOFFとなる。そして、クラッチ出力部材38は電
磁石が解除され、クラッチ入力部材36は弾性部材37
によりクラッチギヤ34に押しつけられ、再び微小隙間
Zが設定されることになる。すなわち、スイッチSWa
のONにて角穴38a部を回転し、スイッチSWaのO
FFにて角穴38a部を停止できる。同様に、スイッチ
SWbは角穴38b部の回転、停止を、またスイッチS
Wcは角穴38c部の回転、停止を、またスイッチSW
dは角穴38d部の回転、停止をそれぞれ独立に制御で
きる。 (5)パワーシート全体の結合関係 図19に示すように、以上説明した各機構(スライド機
構S1、上下機構S2、S3、リクライニング機構S
4)の角穴部とギアボックス31の角穴部とをフレキシ
ブルワイヤ42a、42b、42c、42dで連結す
る。フレキシブルワイヤは各機構とギヤボックス31を
ねじ結合すると同時に、フレキシブルワイヤ内の角ピン
が各機構連結部の角穴と結合し、回転を伝えることがで
きる。
【0041】すなわち、フレキシブルワイヤ42aはス
イッチSWaに動きを制御されるクラッチ機構角穴38
a部と後方側上下機構S3のウォーム軸14Rの角穴1
4R′とを連結して、スイッチSWaにて後方側上下機
構S3を制御できる。また、フレキシブルワイヤ42b
はスイッチSWbに制御される角穴38b部とスライド
機構S1のウォーム軸7の角穴7aとを連結して、スイ
ッチSWbにてスライド機構S1を制御できる。
【0042】そして、フレキシブルワイヤ42cはスイ
ッチSWcに制御される角穴38c部と前方側上下機構
S2のウォーム軸14Fの角穴14F′とを連結して、
スイッチSWcにて前方側上下機構S2を制御できる。
また、フレキシブルワイヤ42dはスイッチSWdにて
制御される角穴38d部とリクライニング機構S4のウ
ォーム軸24の角穴24aとを連結して(図20参
照)、スイッチSWdにてリクライニング機構S4を制
御できる。
【0043】しかして、4つのスイッチSWa、SW
b、SWc、SWdにて4つの各機構S1〜S4を独立
に制御できるので、単一のモータMにより、シート(シ
ート保持部材20の上に載置される)の前後位置、その
前後位置におけるそれぞれの上下位置、およびシートの
背もたれの角度調整の合計8ウェイの調整を実現でき
る。
【0044】(他の実施例)本発明は上述した実施例に
限定されることなく、種々の態様で実施可能である。例
えば、クラッチギヤ34に図14に示す矩形の角穴35
を形成したが、この角穴35の代わりに、図21(a)
に示す角形のスプライン穴35aや、図21(b)に示
すインボリュートセレーション35bを形成してもよ
い。このようなスプライン穴35aやインボリュートセ
レーション35bによる結合であっても、角穴35と同
様に、クラッチギヤ34に対してクラッチ入力部材36
を軸方向に移動可能に、かつ回転方向には一体に結合で
きる。
【0045】また、上述の実施例では、前後のシート取
付部品19F、19F′、19R、19R′を図3、図
8に示すようにそれぞれ独立の4個の部品として構成し
たが、図22に示すように前後のシート取付部品19
F、1F′、19R′、19Rを有する1つのシート取
付部材55として構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における前後位置調整用のス
ライド機構の説明図である。
【図2】(a)は図1(b)のA−A断面図、(b)は
図1(b)のB−B断面図である。
【図3】本発明の一実施例における上下位置調整用の上
下機構の説明図である。
【図4】(a)は図3(a)のC−C断面図、(b)は
(a)の平面図である。
【図5】(a)は図3(a)のD−D断面図、(b)は
(a)の平面図である。
【図6】図3の一部の分解斜視図である。
【図7】図3の一部の拡大説明図である。
【図8】本発明の一実施例における背もたれ角度位置調
整用リクライニング機構の説明図である。
【図9】(a)は図8の要部拡大図、(b)は(a)の
E−E断面図である。
【図10】図8の一部の拡大説明図である。
【図11】本発明の一実施例におけるギヤボックスの配
置図である。
【図12】図11のF−F断面図である。
【図13】本発明の一実施例におけるギヤボックスの内
部構造を示す一部断面図である。
【図14】図13に示すクラッチギヤ34の拡大説明図
である。
【図15】図13に示すクラッチ入力部材36の拡大説
明図である。
【図16】図13に示す弾性部材37の拡大斜視図であ
る。
【図17】図13に示すクラッチ機構部分の拡大断面図
である。
【図18】本発明の一実施例における電気回路図であ
る。
【図19】本発明の一実施例における全体機構の結合関
係を示す平面配置図である。
【図20】本発明の一実施例における背もたれ角度位置
調整用リクライニング機構の動力伝達機構の結合関係を
示す部分配置図である。
【図21】クラッチギヤ34の他の実施例を示す拡大説
明図である。
【図22】上下機構のシート取付部品の他の実施例を示
す拡大説明図である。
【符号の説明】
S1…スライド機構、S2…前方側上下機構、S3…後
方側上下機構、S4…リクライニング機構、M…モー
タ、CH…クラッチ機構、SWa〜SWd…スイッチ、
34…原動側回転体、36…クラッチ入力部材、37…
弾性部材、38…クラッチ出力部材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの前後位置を調整するスライド機
    構と、 シートの前方側上下位置を調整する前方側上下機構と、 シートの後方側上下位置を調整する後方側上下機構と、 シートの背もたれ角度位置を調整するリクライニング機
    構と、 正逆両方向に回転可能な単一のモータと、 このモータの回転を受けて回転する原動側回転体と、 この原動側回転体に連結され、この原動側回転体ととも
    に回転する入力側クラッチ部材、およびこの入力側クラ
    ッチ部材に対して断続可能に配設された出力側クラッチ
    部材を有し、この両クラッチ部材の間を断続させること
    により前記原動側回転体からの回転を断続するクラッチ
    機構と、 このクラッチ機構の両クラッチ部材間の断続および前記
    モータの作動を外部より操作する操作機構とを有し、 前記クラッチ機構および前記操作機構は、前記スライド
    機構、前記前方側上下機構、前記後方側上下機構、およ
    び前記リクライニング機構に対応してそれぞれ設けられ
    ており、 前記スライド機構、前記前方側上下機構、前記後方側上
    下機構、および前記リクライニング機構は、それぞれ独
    立に、前記クラッチ機構の出力側クラッチ部材に連結さ
    れ、この出力側クラッチ部材を経由して受ける動力によ
    り作動可能に構成されていることを特徴とするパワーシ
    ート調整装置。
  2. 【請求項2】 前記原動側回転体を2個有し、この2個
    の原動側回転体の軸方向両端側に、それぞれ前記クラッ
    チ機構が配設されていることを特徴とする請求項1に記
    載のパワーシート調整装置。
  3. 【請求項3】 前記クラッチ機構は、通電より磁束を発
    生するコイルを有し、このコイルの発生磁束による電磁
    力により前記両クラッチ部材間を接続させる電磁クラッ
    チ機構として構成されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載のパワーシート調整装置。
  4. 【請求項4】 前記クラッチ機構には、前記両クラッチ
    部材を微小隙間を介して対向隔離する弾性薄板からなる
    弾性部材が備えられていることを特徴とする請求項3に
    記載のパワーシート調整装置。
  5. 【請求項5】 前記操作機構は、前記モータおよび前記
    コイルへの通電を制御する手動操作可能なスイッチ機構
    で構成されていることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか1つに記載のパワーシート調整装置。
  6. 【請求項6】 シートの複数位置をそれぞれ独立に調整
    する複数の位置調整機構と、 正逆両方向に回転可能な単一のモータと、 このモータの回転を受けて回転する原動側回転体と、 この原動側回転体に連結され、この原動側回転体ととも
    に回転する入力側クラッチ部材、およびこの入力側クラ
    ッチ部材に対して断続可能に配設された出力側クラッチ
    部材を有し、この両クラッチ部材の間を断続させること
    により前記原動側回転体からの回転を断続するクラッチ
    機構と、 このクラッチ機構の両クラッチ部材間の断続および前記
    モータの作動を外部より操作する操作機構とを有し、 前記クラッチ機構は、前記原動側回転体の軸方向両端側
    に、それぞれ配設されており、 前記クラッチ機構および前記操作機構は、前記複数の位
    置調整機構に対応してそれぞれ設けられており、 前記複数の位置調整機構は、それぞれ独立に、前記クラ
    ッチ機構の出力側クラッチ部材に連結され、この出力側
    クラッチ部材を経由して受ける動力により作動可能に構
    成されていることを特徴とするパワーシート調整装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6934010B2 (en) 2001-02-27 2005-08-23 Asml Masktools B.V. Optical proximity correction method utilizing gray bars as sub-resolution assist features
JP2012046157A (ja) * 2010-07-30 2012-03-08 Imasen Electric Ind Co Ltd モータ装置
KR101326492B1 (ko) * 2012-10-11 2013-11-08 현대자동차주식회사 자동차용 전동식 시트 구동 장치
CN108583373A (zh) * 2018-04-16 2018-09-28 石家庄国辰知识产权服务有限公司 一种用于电动汽车领域的声控电动座椅

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