JPH0615591U - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

浴槽洗浄装置

Info

Publication number
JPH0615591U
JPH0615591U JP6203592U JP6203592U JPH0615591U JP H0615591 U JPH0615591 U JP H0615591U JP 6203592 U JP6203592 U JP 6203592U JP 6203592 U JP6203592 U JP 6203592U JP H0615591 U JPH0615591 U JP H0615591U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detergent
bathtub
cleaning
bath
circulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6203592U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2584879Y2 (ja
Inventor
雅博 安西
Original Assignee
株式会社ガスター
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ガスター filed Critical 株式会社ガスター
Priority to JP1992062035U priority Critical patent/JP2584879Y2/ja
Publication of JPH0615591U publication Critical patent/JPH0615591U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2584879Y2 publication Critical patent/JP2584879Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bathtub Accessories (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトで場所を取らない浴槽洗浄装置を
提供する。 【構成】 浴槽2の循環管路23を追い焚き湯水の循環と
洗浄液の循環とを兼用させる。循環管路23の往側の追い
焚き吐出口4への管路と洗浄ノズル66への管路との分岐
部と、洗剤を収容する洗剤タンクと、洗剤タンク内の洗
剤を循環管路23内に投入する洗剤投入装置と、この洗剤
投入装置と排水装置5の自動排水弁を駆動制御する真空
ポンプと、各種の制御弁と、制御装置64とを集約してユ
ニット32となし、このユニット32を浴槽2の背もたれ側
等のデッドスペースに設置する。洗浄ノズル66は折り畳
み式の浴槽蓋65に設ける。洗浄ノズル66から浴槽内壁面
に噴射した洗浄液を循環管路23を通して洗浄ノズルに導
き、洗浄液の循環噴射により浴槽内壁面の汚れを落と
す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、洗浄ノズルから浴槽内壁面に洗浄液を噴射して浴槽内壁面を洗浄す る浴槽洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洗剤をポンプ圧送によって洗浄ノズルに導き、洗浄ノズルから浴槽内壁面に噴 射して汚れを落とし、次に、水噴射ノズルから水を浴槽内壁面に噴射して濯ぎ洗 いを行う浴槽洗浄装置が例えば実開昭63−71869号公報において示されて いる。しかし、この装置は、洗浄ノズルから噴射された洗剤は繰り返し使用され ず、次に噴射される水と共に浴槽の排水孔から流出される方式なので、洗剤使用 の上で無駄がある。
【0003】 本考案者は、このような洗剤の無駄を解消するために、洗浄ノズルから浴槽内 壁面に噴射した洗浄液(洗剤と水又は湯の混合液)を循環管路を介して再び洗浄 ノズルに導き、洗浄ノズルから浴槽内壁面に循環噴射して、洗剤使用の無駄のな い浴槽洗浄装置を提案している。この提案装置の実用化に際し、一般に、浴槽に は追い焚き循環管路が設けられるので、洗浄液の循環管路を追い焚き循環管路と 兼用することが好ましく、本考案者はこれに着目して、追い焚き循環と洗浄循環 を兼用した循環管路を用いて浴槽の洗浄と浴槽湯水の追い焚きとを行う装置を既 に開発している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような循環管路を備えた浴槽洗浄装置を各家庭の風呂場に 設置する場合、洗剤を入れる洗剤タンクや、洗剤タンクから洗剤を循環管路等に 投入する洗浄液投入装置を設ける必要があり、また、循環管路の往側で管路を浴 槽の追い焚き湯水の吐出口に導く管路と、洗浄液を洗浄ノズルに導く管路とに分 岐する必要があるため、風呂場がこれらの装置や配管の引き回しにより乱雑化し 、風呂場の利用空間が狭められてしまうという問題がある。
【0005】 本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、洗剤タ ンク等の装置や配管をすっきりとまとめて、風呂場の空間をほとんど狭めること なく有効に活用することができる浴槽洗浄装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、次のように構成されている。すなわち、 本考案の浴槽洗浄装置は、浴槽水の追い焚き循環と、洗浄ノズルから浴槽内壁面 に噴射した洗浄液を洗浄ノズルに導く洗浄液循環とを兼用した循環ポンプ組み込 みの循環管路が設けられ、浴槽洗浄の洗剤を収容する洗剤タンクと、この洗剤タ ンク内の洗剤を前記循環管路内に投入する洗剤投入装置と、循環管路の往側を追 い焚き湯水の浴槽吐出口に導く管路と洗浄液を洗浄ノズルに導く管路とに分岐す る分岐部と、を集約してユニットとし、このユニットは浴槽の背もたれ側と、浴 室内の収納部と、浴室外とのいずれか又は浴槽に近接させて洗い場のコーナに設 置されていることを特徴として構成されており、また、前記浴槽の排水装置には 自動排水弁が設けられ、この自動排水弁と洗剤投入装置の駆動源は負圧ポンプに よって構成されていること、前記浴槽の排水装置には循環管路の往管が接続され る往通路と戻り管が接続される戻り通路とが形成されていること、前記ユニット の外壁面には追い焚きと浴槽洗浄の一方又は両方を制御する制御装置のリモコン が設けられていること、前記ユニットの外壁面には洗剤タンクに洗剤を補給する 洗剤補給部が設けられていることもそれぞれ本考案の特徴的な構成とされている 。
【0007】
【作用】
上記構成の本考案において、洗浄ノズルから浴槽内壁面に噴射される洗浄液は 循環管路を通して再び洗浄液に導かれて浴槽内壁面に循環噴射されて浴槽内壁面 の汚れが落とされる。本考案の装置は、洗剤タンクと、洗剤投入装置と、循環管 路を浴槽吐出口と洗浄ノズルとに分岐する分岐部とを集約してユニットとして形 成され、このユニットが浴槽の背もたれ側等のデッドスペースに設置されること で、邪魔になることなく風呂場のスペースを広く有効に利用することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1には本考案の第1の実 施例を示す浴槽洗浄装置のシステム構成が示されている。同図において、浴室( 風呂場)1には浴槽2が設置され、この浴槽2の側壁には洗剤補給口3と追い焚 き吐出口4とが設けられており、浴槽2の底面側には排水装置5が設けられてい る。
【0009】 この排水装置5は図3に示すように、浴槽底面の排水孔6に口具7を取り付け 、この口具7内に排水通路8と戻り通路10を形成し、口具7の上端側にはカバー 枠体11を取り付け、このカバー枠体11の頂壁の内面にベローズ12の一端側を固定 し、ベローズ12側の他端側に弁体13を取り付け、負圧作動室14を真空管路15を介 して真空ポンプに連通し、負圧作動室14の負圧化によって弁体13を上に持ち上げ て同図の(b)に示すように弁孔17を開き、負圧作動室14の負圧解除によりベロ ーズ12の弾性復元力でもって弁体13を下方に押圧して弁孔17を閉じる負圧式の自 動排水弁を備えている。なお、図の18はフィルター枠体で、このフィルター枠体 18には複数のピン20が下方に向けて突設されてピン20の下端側はベローズ12の外 側を通って弁体13に係止されており、弁孔17が閉じている状態で、フィルター枠 体18内に取り付けられたフィルタ21がカバー枠体11に設けた流通穴22を覆って浴 槽内から戻り通路10に流れる湯水のごみを取り除き、弁体13が弁孔17を開放した 状態でフィルター枠体18も連動して上に持ち上がり、排水する湯水をフィルタ21 を通さないで排水通路8から排水するようになっている。
【0010】 戻り通路10には循環管路23の戻り管24が接続されており、この戻り管は戻り管 制御弁25と流水センサ26を介して循環ポンプ27の吸込側に接続されている。また 、戻り管24には、浴槽2から戻り管制御弁25に至る間に、浴槽湯水の水位を検出 する水位センサ(圧力計)28が設けられている。
【0011】 循環ポンプ27の吐出側には循環管路23の往管30が接続されており、この往管30 は循環湯水や洗浄液を加熱する熱交換器31を介してユニット32側に導かれている 。また、往管30には熱交換器31の出側の湯水や洗浄液の温度を検出するサーミス タ等の出側温度センサ34が設けられている。
【0012】 前記戻り管24の戻り管制御弁25と流水センサ26との間には給水管35が接続され ており、この給水管35の入口側は給水制御弁36と流量センサ37を介して水道等の 水供給源に接続されるか、あるいは図に示すように、給湯器38の給湯分岐管40に 接続される。なお、図中、33は熱交換器31に入り込む湯水や洗浄液の温度を検出 するサーミスタ等の入側温度センサである。
【0013】 前記熱交換器31や循環ポンプ27等が収容される風呂釜のケース42内には制御装 置43が収容され、この制御装置43にはリモコン44が接続されている。
【0014】 図2に示すように、前記ユニット32には洗剤を収容する洗剤タンク45と、真空 ポンプ(負圧ポンプ)46と、電磁弁47と、電磁弁等により構成される負圧制御弁 48,49,50と、洗剤投入装置51と、逆止弁52,53とが収容されている。また、ユ ニット32内には往管30の往側を第1の分岐管54と第2の分岐管55との分岐する分 岐部55が収容されており、第1の分岐管54は洗浄ノズル制御弁56を介してユニッ トのケース57の外側に引き出されており、また、第2の分岐管55は追い焚き吐出 制御弁58を介してケース57の外に引き出されて前記浴槽の側壁に設けた追い焚き 吐出口4に接続されている。
【0015】 前記真空ポンプ16の吸引口側は電磁弁47を介してそれぞれの負圧制御弁48,49 ,50に接続されており、負圧制御弁48の弁室は洗剤タンク45の上端側に接続され ている。また、負圧制御弁49の弁室は真空管路15を介して前記負圧式自動排水弁 の負圧作動室14に接続されている。また、負圧制御弁50は洗剤投入装置51と組に なり、洗剤投入装置51の洗剤投入動作を制御している。洗剤投入装置51はダイア フラム60によって作動室61とポンプ室62とに区画されており、作動室61は前記負 圧制御弁50に接続されており、ポンプ室62の入口側は逆止弁52を介して洗剤タン ク45の底部に接続され、ポンプ室62の出側は逆止弁53を介して第1の分岐管54に 接続されている。
【0016】 また、洗剤タンク45の上端側は洗剤補給管63を介して前記浴槽2の洗剤補給口 3に接続されている。
【0017】 ユニット32内には制御装置64が設置されており、この制御装置64と前記リモコ ン44および風呂釜側の制御装置43との協同によって追い焚き運転と浴槽洗浄運転 の動作が制御されている。
【0018】 前記浴槽2の上端側には折り畳み式の浴槽蓋65が取り付けられており、この浴 槽蓋65のほぼ中央部には浴槽内壁面に洗浄液を噴射する洗浄ノズル66が設けられ ている。この洗浄ノズル66は浴槽蓋65内に形成した洗浄液通路67の出側に接続さ れており、洗浄液通路67の入口側は前記ユニット32から引き出されている第1の 分岐管54の出側に接続されている。
【0019】 この実施例は上記のように構成されており、次に、浴槽洗浄の動作と浴槽湯水 の追い焚き動作を図4および図5のフローチャートに基づき説明する。浴槽2の 蓋が被せられて、まず、リモコン44で洗浄スイッチがオンされると、ステップ10 1 から104 で、浴槽2内の残り湯水の排水動作を行う。ステップ101 で、水位セ ンサ28により、浴槽2内に残り湯水があるか否かを判断し、残り湯水があるとき には、自動排水弁を開けて浴槽湯水を排水する。この自動排水弁の開動作は負圧 制御弁49と電磁弁47を開けて真空ポンプ(負圧ポンプ)46をオンすることにより 行う。
【0020】 この真空ポンプ46の起動時には負圧制御弁49が開かれているため、真空ポンプ 46の真空吸引により排水装置5の負圧作動室14が負圧化されて、弁体13が上方に 引き寄せられて弁孔17を開く結果、図3の(b)に示すように弁が開けられ、こ のとき、フィルター枠体18も上側に持ち上げられて開かれるので、浴槽2内の残 り湯水はフィルタ21を通らずに流通穴22を通って排水通路8に入り込んで外に排 出される。このとき、残り湯水の減少が水位センサ28により検出され、水位が零 になったときに浴槽2内が空になったものと判断される。この浴槽2の空の状態 で、洗浄ノズル制御弁56が開けられ、続いて給水制御弁36が開けられることによ り、給水管35を通して供給されて来る水(又は湯)は循環管路23の往管30を通り 、さらに第1の分岐管54を通って洗浄ノズル66に導かれ、この洗浄ノズル66から 水が浴槽内壁面に噴射されることにより、浴槽内壁面の水洗いが行われ、浴槽内 壁面等に付着している髪の毛等の大きなごみが洗い流されて排水通路8から外に 排出される。
【0021】 この洗浄ノズル66からの水の噴射の水量がQ1 になったときに、ステップ107 で水洗いが完了したものと判断され、ステップ108 で真空ポンプ46の停止と、負 圧制御弁49および電磁弁47の閉動作により自動排水弁が閉じられる。この自動排 水弁が閉じられたときを起点として流量センサ37で浴槽2内に供給される水量を 検出し、水量がQ2 になったときに、洗浄液を作る最適な水量になったものと判 断し(ステップ109 )、給水制御弁36が閉じられる。
【0022】 次に、ステップ111 で戻り管制御弁25が開けられ、循環ポンプ27が起動される ことにより、浴槽2の底面側に溜められた水は第1の分岐管54側に通じる循環管 路23を通って洗浄ノズル66に導かれて、この洗浄ノズル66から浴槽に循環噴射さ れる。この水の循環噴射状態で、熱交換器31の加熱により、循環する水は洗浄の 最適温度、例えば60℃に加熱される。出側温度センサ34の検出温度がこの洗浄の 最適温度を示したときに、洗剤の投入動作がステップ114 から116 にかけて行わ れる。
【0023】 すなわち、負圧制御弁50と電磁弁47が開けられて真空ポンプ46が起動される。 この真空ポンプの起動により、洗剤投入装置51の作動室61が負圧化し、ダイアフ ラム60が作動室61側に引き寄せられる結果、ポンプ室62が負圧化して、洗剤タン ク45内の洗剤は逆止弁52を通ってポンプ室62内に入り込む。真空ポンプ46の起動 オンから所定のT時間経過したときに、洗浄液を作り出す必要量の洗剤がポンプ 室62内に入り込んだものと判断し、ステップ116 で真空ポンプ46の停止と、負圧 制御弁50の閉動作と、電磁弁47の閉動作が行われる。
【0024】 負圧制御弁50の閉動作により、負圧制御弁50内の弁室は真空状態が破られて大 気圧となり、洗剤投入装置51の作動室61も大気圧となるので、ダイアフラム60は ばね68の弾性復元力により元の位置に復帰移動してポンプ室62を圧縮してポンプ 室62内の洗剤を逆止弁53を通して第1の分岐管54内に吐出する。そして、この第 1の分岐管54に吐出された洗剤は第1の分岐管54を通る湯水と共に洗浄ノズル66 から浴槽内壁面に循環噴射されて洗浄液と湯水との混合が行われ、所定濃度の洗 浄液が作り出され、その洗浄液が熱交換器31を通るときに加熱されて洗浄ノズル 66から浴槽内壁面に向けて循環噴射される結果、浴槽内壁面の汚れは洗剤の化学 的洗浄力と洗浄液の噴射衝突力でもってきれいに落とされる。この洗浄液の循環 噴射は自動排水弁が図3の(a)に示すように閉じた状態で行われるので、洗浄 液はフィルタ21を通して循環する。この洗浄液の循環噴射による所定の洗浄時間 が経過したとき、ステップ118 で循環ポンプ46が停止され、続いてステップ119 で自動排水弁が開けられ、浴槽2の底面側に溜まっている汚れた洗浄液は排水通 路8を通って外に排出される。
【0025】 次に、ステップ120 で戻り管制御弁25が閉じられ、ステップ121 で給水制御弁 36が開けられることにより、給水管35を通って供給される水は往管30側の管路内 を洗いながら洗浄ノズル66から浴槽内壁面に噴射され、往管30側の管路内の濯ぎ と浴槽内壁面の濯ぎが行われる。この濯ぎの水量は流量センサ37により検出され 、この水量が濯ぎに必要な所定の水量になったときに、戻り管制御弁25が開かれ て洗浄ノズル制御弁56が閉じられる。
【0026】 そうすると、給水管35を通して供給される水は戻り管24側の管路を洗いながら 排水装置5の戻り通路10を通って一端浴槽内に入ってから排水通路8を通って外 に排出され、戻り管24側の管路内の濯ぎが行われる。そして、流量センサ37の検 出信号により濯ぎに必要な水量が供給されたときに、ステップ125 で追い焚き吐 出制御弁58が開けられ、戻り管制御弁25が閉じられ、給水制御弁36が閉じられて 戻り管24側の管路濯ぎを終了する。そして、ステップ126 でその濯ぎの水が浴槽 2から排水されるに要する時間が経過したことを確認して、ステップ127 で自動 排水弁が閉じられて浴槽洗浄動作が終了し、次にステップ128 からステップ131 にかけて湯張りの動作が行われる。
【0027】 まず、ステップ128 で給水制御弁36が開けられると、水道から供給される水又 は給湯器38側で作り出された湯が給水管35を通って供給され、この給水管35から 供給される湯水は往管30を通り、次に第2の分岐管55を通って浴槽2の追い焚き 吐出口4から浴槽2内に供給される。ステップ129 では熱交換器31を湯張りの設 定温度に加熱制御して熱交換器31を通って浴槽2内に落とし込まれる湯水を加熱 する。この浴槽2内に落とし込まれる湯の水位は水位センサ28により検出され、 ステップ130 で、その浴槽水位が設定水位になったか否かが判断され、設定水位 になったときに給水制御弁36を閉じ、熱交換器31のバーナ燃焼を停止して湯張り 動作を停止する。
【0028】 次に、戻り管制御弁25を開け、循環ポンプ27を起動して第2の分岐管55に通じ る循環管路23を介して浴槽湯水を循環させて浴槽湯水の攪拌を行い、循環する浴 槽湯水の温度を入側温度センサ33で検出し、ステップ134 で浴槽湯水の温度が設 定温度以下か否かの判断を行う。浴槽湯水の温度が設定温度以下のときには、ス テップ135 から138 にかけて追い焚き動作を行う。
【0029】 まず、ステップ135 で熱交換器31のバーナ燃焼を開始し、循環管路23を通って 循環する浴槽湯水の温度を引き続き入側温度センサ33で検出し、浴槽湯水の温度 が設定温度に至らない間は追い焚き循環を引き続き行い、浴槽湯水の温度が設定 温度になったときに、熱交換器31の追い焚き燃焼を停止し、さらにステップ138 で循環ポンプ27を停止して追い焚き動作を終了する。
【0030】 本実施例によれば、洗剤タンク45と、洗剤投入装置51と、逆止弁52,53と、自 動排水弁および洗剤投入装置51の動作制御を行う電磁弁47および負圧制御弁48, 49,50と、自動排水弁および洗剤投入装置51の駆動源としての真空ポンプ46と、 洗浄ノズル制御弁56と、追い焚き吐出制御弁58と、往側管路の分岐部55と、制御 装置64とが集約されてケース57内に収容されてユニットとしてコンパクトに形成 され、このユニット32はデッドスペースである浴槽2の背もたれ側に設置される ものであるから、浴室(風呂場)内がすっきりとまとまり、浴室を狭めることな く浴室空間を有効に活用することができる。
【0031】 また、循環管路23の往側の分岐部55がユニット32内に収容されるので、配管も 乱雑になることなくすっきりとまとめ上げることができる。しかも、ユニット32 は浴槽2の背もたれ側に設置されることで、ユニット32と浴槽2との配管距離が 短くなるので、管路の配管施工が容易となり、その作業の効率化を図ることがで きる。
【0032】 また、自動排水弁と洗剤投入装置51は共に真空ポンプ46を駆動源として駆動さ れるため、1個の駆動源で両者を駆動できるので、装置構成の簡易化と真空ポン プ46の駆動効率を高めることができる。
【0033】 さらに、循環管路23の戻り管24は排水装置5の戻り通路10に接続しているので 、この戻り管24を接続するための接続穴を新たに浴槽2の壁面に設ける作業が不 要となり、循環管路23の配管施工が容易となる。
【0034】 図6には本考案の第2の実施例が示されている。この実施例が前記第1の実施 例と異なることは、排水装置5の口具7に循環管路23の戻り管24の他に往管30の 第2の分岐管55を接続するようにしたことであり、それ以外の構成は前記第1の 実施例と同様である。図7はこの実施例の排水装置5の詳細を示したもので、口 具7に戻り通路10と往通路70とを設け、戻り通路10には前記第1の実施例と同様 に循環管路23の戻り管24を接続し、往通路70には第2の分岐管55の出口側を接続 することにより、追い焚き湯水の循環管路が構成される。
【0035】 このように、戻り通路10と往通路70を共に口具7に形成することにより、浴槽 壁面に戻り管24と第2の分岐管55との接続穴を設ける作業が省略でき、循環管路 23の配管施工を前記第1の実施例よりも容易化することができる。なお、図7の (a)は排水通路8を閉じている状態を示し、同図の(b)は排水通路8を開放 した状態を示している。
【0036】 図8には本考案の第3の実施例が示されている。この実施例は、ユニット32を 浴室1の外側に設置し、浴室1の外壁71に設けた配管穴72を介してユニット32と 浴槽2側との配管施工を行ったものであり、それ以外の構成は前記第1の実施例 と同様である。
【0037】 このように、ユニット32を浴室外に設置することにより、外壁71の配管穴72を 利用してユニット32と浴槽2側とを近接させて配管の長さを短くし、浴室1のデ ッドスペースを利用して配管施工を行うことができるので、浴室1内に配管の管 路が引き回されることなく好都合となり、浴室1内のスペースのより有効な活用 を図ることができる。
【0038】 図9には本考案の第4の実施例が示されている。この実施例は、ユニット32を 浴室内の例えば鏡が付いた棚等の収納部73内に設置し、さらに、ユニット32のケ ース42の外壁面に洗剤補給部としての洗剤補給口3を設けたものであり、それ以 外の構成は前記第1の実施例と同様である。
【0039】 この実施例の場合も、ユニット32を邪魔にならない収納部73に設置することで 、浴室1内のスペースを広く活用することができる。
【0040】 図10には本考案の第5の実施例が示されている。この実施例は、ユニット32を 浴槽2に隣接させて洗い場74のコーナに設置し、さらに、ユニット32のケース42 の外壁上面にリモコン44を設けたものであり、それ以外の構成は前記第4の実施 例と同様である。この実施例も、ユニット32を洗い場のコーナに設けることによ り、浴室1のデッドスペースの有効活用を図ることができ、しかも、ユニット32 は浴槽2に隣接配置されるものであるから、ユニット32と浴槽2との配管の距離 が短くなり、配管施工がやり易くなり、その配管作業の効率化を図ることができ る。
【0041】 また、リモコン44はユニット32の外壁上面に設けられるので、洗浄装置の運転 や追い焚き運転に際してのリモコン操作が非常にやり易くなり、使い勝手に優れ たものとなる。
【0042】 なお、本考案は上記各実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採 り得る。例えば、上記第1〜第3の実施例では洗剤補給部としての洗剤補給口3 を浴槽2の側壁に設けたが、これを第4および第5の実施例と同様にユニット32 の外壁に設けるようにしてもよく、また、逆に、第4および第5の実施例におけ る洗剤補給口3を前記第1〜第3の実施例と同様に浴槽2の側壁に設けるように してもよい。
【0043】 また、上記各実施例では自動排水弁を負圧駆動式(真空ポンプ駆動式)の弁に よって構成したが、それ以外の、例えばワイヤを用いた遠隔操作式の弁や電磁弁 等の他構成の自動排水弁を用いることができる。
【0044】 さらに、上記各実施例では風呂釜側に制御装置43を、ユニット32側に制御装置 64をそれぞれ設けているが、これをいずれか一方の制御装置に統合してもよい。 また、ユニット32に収容されている制御装置64はユニット32の外に分離して設け るようにしてもよい。
【0045】 さらに、熱交換器31はガス燃焼式のものでもよく、石油燃焼式のものでもよく 、さらには電気温水器のものであってもよい。
【0046】
【考案の効果】
本考案は、洗剤タンクと、洗剤投入装置と、循環管路の往側の浴槽吐出口に導 く管路と洗浄ノズルに導く管路との分岐部とを、集約してユニットとして構成し 、このユニットを邪魔にならない浴槽の背もたれ側、浴室内の収納部、浴室外、 洗い場のコーナ等に設けるように構成したものであるから、浴室内のスペースを ほとんど狭めることがなく、狭い浴室内においても本考案の優れた浴槽洗浄装置 を設置することができる。
【0047】 また、循環管路の往側の浴槽吐出口に導く管路と洗浄ノズルに導く管路との分 岐部をユニット内に収容したものであるから、浴室周りの配管をすっきりとまと めることができ、配管施工も容易となり、その作業効率を高めることができる。
【0048】 さらに、ユニットを浴槽に近接させて洗い場のコーナに設置し、このユニット にリモコンを設けた構成のものにあっては、浴槽洗浄や浴槽湯水の追い焚き運転 を行うリモコン操作が非常にし易くなり、使い勝手に優れたものとなる。
【0049】 さらに、浴槽の排水装置に循環管路の往通路と戻り通路を形成したものにあっ ては、浴槽の側壁に循環管路の接続用の穴を開けることなく、排水装置の往通路 と戻り通路とにそれぞれ管路を接続すれば足りるので、循環管路の配管施工が非 常に容易となる。
【0050】 さらに、自動排水弁と洗剤投入装置との駆動源を真空ポンプとした構成のもの にあっては、1台の真空ポンプで自動排水弁と洗剤投入装置の駆動を行うことが できるので、装置構成の簡易化を達成することができるとともに、真空ポンプの 稼動効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る浴槽洗浄装置の第1の実施例を示
すシステム構成図である。
【図2】同実施例装置におけるユニット内の構成説明図
である。
【図3】同実施例における排水装置の構成説明図であ
る。
【図4】同実施例における動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】図4の続きのフローチャートである。
【図6】本考案の第2の実施例を示す説明図である。
【図7】同実施例における排水装置の構成説明図であ
る。
【図8】本考案の第3の実施例を示す説明図である。
【図9】本考案の第4の実施例を示す説明図である。
【図10】本考案の第5の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 浴槽 3 洗剤補給口 4 追い焚き吐出口 5 排水装置 10 戻り通路 16 真空ポンプ 23 循環管路 27 循環ポンプ 32 ユニット 44 リモコン 45 洗剤タンク 46 真空ポンプ 51 洗剤投入装置 55 分岐部 65 浴槽蓋 66 洗浄ノズル 70 往通路

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽水の追い焚き循環と、洗浄ノズルか
    ら浴槽内壁面に噴射した洗浄液を洗浄ノズルに導く洗浄
    液循環とを兼用した循環ポンプ組み込みの循環管路が設
    けられ、浴槽洗浄の洗剤を収容する洗剤タンクと、この
    洗剤タンク内の洗剤を前記循環管路内に投入する洗剤投
    入装置と、循環管路の往側を追い焚き湯水の浴槽吐出口
    に導く管路と洗浄液を洗浄ノズルに導く管路とに分岐す
    る分岐部と、を集約してユニットとし、このユニットは
    浴槽の背もたれ側と、浴室内の収納部と、浴室外とのい
    ずれかに設置されている浴槽洗浄装置。
  2. 【請求項2】 ユニットは浴槽に近接させて洗い場のコ
    ーナに設置されている請求項1記載の浴槽洗浄装置。
  3. 【請求項3】 浴槽の排水装置には自動排水弁が設けら
    れ、この自動排水弁と洗剤投入装置の駆動源は負圧ポン
    プによって構成されている請求項1又は請求項2記載の
    浴槽洗浄装置。
  4. 【請求項4】 浴槽の排水装置には循環管路の往管が接
    続される往通路と戻り管が接続される戻り通路とが形成
    されている請求項1又は請求項2又は請求項3記載の浴
    槽洗浄装置。
  5. 【請求項5】 ユニットの外壁面には追い焚きと浴槽洗
    浄の一方又は両方を制御する制御装置のリモコンが設け
    られている請求項2記載の浴槽洗浄装置。
  6. 【請求項6】 ユニットの外壁面には洗剤タンクに洗剤
    を補給する洗剤補給部が設けられている請求項2乃至請
    求項5のいずれか1つに記載の浴槽洗浄装置。
JP1992062035U 1992-08-11 1992-08-11 浴槽洗浄装置 Expired - Fee Related JP2584879Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992062035U JP2584879Y2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 浴槽洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992062035U JP2584879Y2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 浴槽洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0615591U true JPH0615591U (ja) 1994-03-01
JP2584879Y2 JP2584879Y2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=13188513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992062035U Expired - Fee Related JP2584879Y2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 浴槽洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2584879Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4129709B2 (ja) * 1998-06-03 2008-08-06 株式会社Inax 浴槽用通水装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03218717A (ja) * 1990-01-23 1991-09-26 Rinnai Corp 家庭用浴槽の排水用口金
JPH04109950A (ja) * 1990-08-31 1992-04-10 Gastar Corp 洗浄装置付泡風呂
JPH0460171U (ja) * 1990-10-03 1992-05-22

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03218717A (ja) * 1990-01-23 1991-09-26 Rinnai Corp 家庭用浴槽の排水用口金
JPH04109950A (ja) * 1990-08-31 1992-04-10 Gastar Corp 洗浄装置付泡風呂
JPH0460171U (ja) * 1990-10-03 1992-05-22

Also Published As

Publication number Publication date
JP2584879Y2 (ja) 1998-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3598808B2 (ja) 自動洗浄浴槽
KR102577548B1 (ko) 식기세척기 및 그 제어방법
JPH0615591U (ja) 浴槽洗浄装置
JP3095405B2 (ja) 洗浄装置付泡風呂
JPH0617664U (ja) 浴槽洗浄装置
JP4075123B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP2980360B2 (ja) 浴槽洗浄装置およびその装置を備えた自動風呂釜
JP2919593B2 (ja) 浴槽洗浄方法
JP2980364B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP2536412Y2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP2980370B2 (ja) 浴槽洗浄方法およびその装置
JP2553703Y2 (ja) 洗車装置
JP2857921B2 (ja) 浴槽洗浄機能付全自動風呂釜およびその洗浄運転方法
JP5874220B2 (ja) 浴槽洗浄装置
CN216776930U (zh) 一种基站
JP2882497B2 (ja) 浴槽の自動洗浄装置
JP2791507B2 (ja) 浴槽洗浄始動の制御方法
JP2919602B2 (ja) 浴槽洗浄方法およびその装置
JPH0515464A (ja) 浴槽装置およびその排水方法
JP2527215Y2 (ja) 車両と浴槽の複合洗浄装置
JP2590106Y2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP2604366Y2 (ja) 洗浄機能付全自動風呂釜
JP2971583B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP2783862B2 (ja) 洗浄機
JP3204742B2 (ja) 浴槽洗浄方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees