JP2527215Y2 - 車両と浴槽の複合洗浄装置 - Google Patents

車両と浴槽の複合洗浄装置

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両と浴槽の自動洗浄を行う複合洗浄装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
車両の自動洗浄を行う装置として、ガソリンスタンド
に備えられている洗車装置が知られている。この種の洗
車装置は、洗剤を含んだ洗浄液を洗浄ノズルから車両に
向けて噴射し、ブラシを回転移動させながら車両の汚れ
を落とし、しかる後に、洗浄ノズルから洗剤を含まない
水道等の水を噴射し、車両の表面に付着している洗浄液
とその洗浄液により落とされた汚れ成分とを洗い流す方
式のものである。
また、浴槽の自動的洗浄装置として、実開昭63−7186
9号公報が知られている。この装置は、浴槽の蓋に洗剤
を含有させた洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、水道等の
水を噴射する水噴射ノズルとを設け、浴槽の洗浄に際し
ては、洗剤タンクから洗浄液をポンプで洗浄ノズルに供
給し、これを浴槽内に噴射して汚れを落とし、その後
に、水道等の水の供給源から水噴射ノズルに洗浄水を供
給してこれを浴槽内に噴射させ、前記洗浄液によって落
とされた浴槽の汚れ成分と洗浄液とを洗い流し、排水孔
から排出させるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来の洗車装置は、洗浄液の噴射
系の装置の他に大きな回転ブラシの回転駆動系の装置を
備えなければならず、このため、装置構成が大掛かりと
なり、この種の洗浄装置を一般家庭の車庫等に備えるこ
とができないという問題があった。
また、前記洗車装置と浴槽の洗浄装置はともに常温の
洗浄液をそのまま噴射する方式であるため、化学的洗浄
能力が劣り、洗浄液を噴射しただけでは汚れを効果的に
落とすことができないという問題があった。
さらに、従来の洗車装置および浴槽洗浄装置はいずれ
も洗浄ノズルから一旦洗浄液を噴射した後は、その洗浄
液を繰り返し使用せず、次に噴射される洗浄水とともに
排水孔から流出する方式であるので、洗剤使用の上で大
きな無駄があった。
本考案は上記従来の課題を解決するためになされたも
のであり、その目的は、装置構成の簡易化を図り、車両
と浴槽の兼用の洗浄装置を一般家庭に手軽に装備するこ
とができ、しかも、洗浄液の洗浄能力を高め、洗浄液を
車両および浴槽に噴射するだけできれいに洗浄すること
ができる洗剤使用の無駄がない車両と浴槽の複合洗浄装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、次のように構成
されている。すなわち、本考案の装置は、車両に洗浄液
を噴射する車両洗浄ノズルと、浴槽内壁面に洗浄液を噴
射する浴槽洗浄ノズルとを備え、洗浄液を圧送するポン
プの吸込側には車両に噴射された洗浄液をポンプに戻す
洗車戻り管と浴槽内壁面に噴射された洗浄液をポンプに
戻す浴槽戻り管とがそれぞれ戻り管開閉弁を介して接続
され、ポンプの吐出側の管路はそれぞれ往管開閉弁を介
して洗浄液を車両洗浄ノズルに導く洗車往管と洗浄液を
浴槽洗浄ノズルに導く浴槽往管とが接続されて車両洗浄
の洗浄液循環管路と浴槽洗浄の洗浄液循環管路とが形成
されるとともに、車両洗浄ノズルおよび浴槽洗浄ノズル
に供給される洗浄液を加温する加熱源が設けられている
ことを特徴として構成されている。
〔作用〕
本考案では、洗浄液を車両洗浄ノズルから車両に噴射
すると、その噴射された洗浄液はポンプ駆動により車両
洗浄の洗浄液循環管路を介して車両洗浄ノズルに回収供
給され、車両洗浄ノズルから繰り返し連続的に循環噴射
される。
同様に、洗浄液を浴槽洗浄ノズルから浴槽内壁面に向
けて噴射すると、その噴射された洗浄液はポンプ駆動に
より浴槽洗浄の洗浄液循環管路を介して浴槽洗浄ノズル
に回収供給され、浴槽洗浄ノズルから繰り返し連続的に
循環噴射される。
上記車両洗浄時と浴槽洗浄時のいずれの洗浄モードに
おいても、洗浄液は加熱源で化学的洗浄能力を十分に発
揮する温度に加温され、この適温に熱せられた洗浄液が
車両および浴槽に噴射されることで、車両および浴槽内
壁面の汚れは洗浄液の噴射衝突力と化学的洗浄力との相
互作用によりきれいに落とされる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図には本考案の一実施例のシステム構成が示されてい
る。
同図において、一般家庭に装備される車庫1の床面2
には凹状の受液槽3が形成されており、この受液槽3の
底部には洗車排水管4が接続され、この洗車排水管4に
は電磁弁等からなる洗車排水弁5が介設されている。受
液槽3の側壁側には必要に応じフィルタを介して洗車戻
り管6の一端側が連通接続されている。
一方、浴室に設置されている浴槽7の底部には浴槽排
水管8が接続され、この浴槽排水管8には電磁弁等から
なる浴槽排水弁10が介設されている。そして、浴槽7の
底部側には浴槽戻り管11が連通接続されている。
前記洗車戻り管6は電磁弁等の戻り管開閉弁12を介し
て、また、浴槽戻り管11は同じく電磁弁等の戻り管開閉
弁13を介して洗車戻り管6と浴槽戻り管11とが合流さ
れ、この合流管路は流体の流れを感知する水流センサ14
を介してポンプ15の吸込側に接続されている。ポンプ15
の吐出側は管路16を介して加熱源として機能するガス燃
焼式の熱交換器17の入口側に接続されており、熱交換器
17の出口側には熱源出口管18に接続されている。この熱
源出口管18の先端側は分岐され、一方の分岐管側には電
磁弁等の往管開閉弁20が接続され、また他方側の分岐管
には往管開閉弁21が接続されている。前記往管開閉弁20
の出口側には洗車往管22の基端側が接続され、洗車往管
22の先端側は車庫1の天井壁面に噴射孔を車両23に向け
て装着されている車両洗浄ノズル24に接続されており、
洗車戻り管6からポンプ15、管路16、熱交換器17、熱源
出口管18および洗車往管22を経て車両洗浄ノズル24に至
る管路は車両洗浄液の循環管路を構成している。
また、往管開閉弁21の出口側には浴槽往管25の基端側
が接続されており、浴槽往管25の先端側は浴槽7の壁面
に装着されている浴槽洗浄ノズル26に接続されており、
浴槽戻り管11からポンプ15、管路16、熱交換器17、熱源
出口管18および浴槽往管25を経て浴槽洗浄ノズル26に至
る管路は浴槽洗浄液の循環管路を構成している。前記管
路16には管路内を流れる洗浄液の温度を検出する温度セ
ンサ27が設けられており、また、管路16には洗剤供給管
28の一端側が接続されており、洗剤供給管28の他端側は
電磁弁等からなる洗剤投入装置30を介して洗剤タンク31
に接続されている。この洗剤タンク31には液状の洗剤が
収容されている。
前記熱交換器17の入口側には給水管32が接続されてお
り、この給水管32は電磁弁等の給水開閉弁33を介して水
道等の洗浄水の供給源に接続されている。また、給水管
32にはこの給水管32を通る水の流量を検出する流量セン
サ34が設けられている。
前記排水弁5,10と、戻り管開閉弁12,13と、往管開閉
弁20,21と、洗剤投入装置30と、給水開閉弁33との管路
開閉(弁開閉)制御と、ポンプ15の運転制御と、熱交換
器17の燃焼制御(バーナの燃焼制御)は制御部35により
行われている。この制御部35にはリモコン36が接続され
ており、このリモコン36には車両23の洗浄運転を指令す
る洗車ボタン37と、浴槽7の洗浄運転を指令する浴槽洗
浄ボタン38とが設けられている。
前記制御部35は第2図に示すように、信号入力部40
と、判断・命令部41と、タイマ42と、演算部43と、メモ
リ44とを有している。信号入力部40は、リモコン36から
の信号と、水流センサ14からの水流検出信号と、温度セ
ンサ27からの温度検出信号と、流量センサ34からの流量
検出信号とを受け、これらの信号を判断・命令部41に加
える。判断・命令部41は、前記信号入力部40からの信号
と、メモリ44に与えられているプログラムの情報を受け
て洗車と浴槽の各洗浄運転のプログラムの進行状態を把
握し、必要に応じ、タイマ42にタイマ動作を指令し、演
算部43には給水管32を流れる洗浄水の水量演算を指令
し、適宜各種の弁装置5,10,12,13,20,21,30,33に開閉制
御信号を出力するとともに、ポンプ15の運転および熱交
換器17のバーナ燃焼の制御を行う。メモリ44は、前記の
ように、洗車と浴槽洗浄の各自動洗浄運転のプログラム
を内蔵するとともに、必要に応じ、演算部43の演算結果
を記憶する。
なお、図中、45は車庫1の出入口46を開閉するカーテ
ンである。
本実施例は上記のように構成されており、以下、第3
図に示すフローチャートに基づき車両の自動洗浄運転の
一例を説明する。まず、車庫1に車両23を格納し、車庫
1の出入口46をカーテン45で閉じた後、リモコン36の洗
車ボタン37をオンすると、このオン信号が制御部35の信
号入力部40を経て判断・命令部41に加えられる。判断・
命令部41はこのボタン信号を受けてステップ101で洗車
排水弁5を開き、受液槽3に汚れた水が溜まっていると
きにはこれを排水する。同様に、ステップ102で判断・
命令部41からの制御信号により往管開閉弁20と戻り管開
閉弁12が開けられ、車両洗浄液の循環管路内に洗剤タン
ク31の洗剤が入り易くするために循環管路内が大気圧に
解放される。そして前記水の排水が完了したか否かがス
テップ103で判断される。
すなわち、判断・命令部41はステップ102で各弁12,20
の開信号を送出した後、受液槽3内の水が完全に流出す
るまでに要するT時間が経過したか否かの判断をタイマ
42を利用して行う。T時間が経過しない間は洗車排水弁
5を開けたままにしておき、T時間が経過したときに受
液槽3内の水が完全に排出されたものと判断し洗車排水
弁5を閉じる。そして、ステップ105で洗剤投入装置30
の開閉弁を開け、それと同時に、ステップ106で所定のT
1時間が経過したか否かの判断を行う。すなわち、制御
部35は洗剤投入装置30に開閉弁の開信号を加えた後、タ
イマ42を利用してタイムをカウントし、T1時間が経過し
ない間は洗剤投入装置30の開閉弁を開いたままにしてお
き、T1時間が経過したときに所定量(例えば20cc)の洗
剤が洗剤タンク31から洗剤供給管28を通って管路16に供
給されたものと判断し、洗剤投入装置30の開閉弁を閉じ
る。
次に、ステップ108で往管開閉弁20を閉じ、給水開閉
弁33を開ける。そうすると、給水管32を通って水道等の
洗浄水が管路16から洗車戻り管6を通って洗剤とともに
受液槽3に供給される。ステップ110ではその受液槽3
に供給された水量が所定のX1lになったか否かの判断を
行う。すなわち、判断・命令部41は流量センサ34からの
信号を受け、演算部43に時々刻々供給水量を累積演算さ
せる。その演算水量がX1lに達しない間は給水開閉弁33
を開いた状態に維持しておき、演算水量がX1lに達した
ときに給水開閉弁33を閉じる。
このX1lの洗浄水が受液槽3に供給されることで、受液
槽3にはポンプ15を円滑に運転するのに必要な洗浄液
(洗浄水と洗剤の混合液)が溜められる。この洗浄液が
少なすぎると、ポンプ15を起動したとき、洗車戻り管6
から受液槽3内の空気が吸い込まれてポンプ運転の円滑
性を害することになる。これに対し、本実施例のように
適切な給水量を演算供給することによりポンプ運転に支
障をきたさない量の洗浄液が確保され、ポンプの円滑な
運転を可能にする。
前記X1lの洗浄水が供給された後、給水開閉弁33が閉
じられ、往管開閉弁20が開けられる。そして、ステップ
113でポンプ15の起動が行われる。このポンプ15の起動
により、受液槽3に溜まっている洗浄液は洗車戻り管6
を通ってポンプ15に吸引され、さらにこの吸引された洗
浄液はポンプ15の吐出側から管路16を通って熱交換器17
に入り込み、ここで、洗浄液は化学的洗浄能力を発揮す
るのに適した温度、本実施例では50〜60℃に加温され、
この熱せられた温水の洗浄液は熱源出口管18から往管開
閉弁20を通って洗車往管22に入り込み、車両洗浄ノズル
24から車両23に向けて噴射される。
そして、この噴出された洗浄液が車庫1の床面側に流
れ落ち、その床面側に流れ落ちた洗浄液は受液槽3に集
められ再び洗車戻り管6からポンプ15に吸引され、同様
に熱交換器17を通った後洗車往管22を経て車両洗浄ノズ
ル24から車両23に向けて噴射される。このように、車両
洗浄液の循環管路を介して洗浄液の循環噴射が繰り返し
行われ、車両表面の汚れは洗剤の化学的洗浄力と洗浄液
の噴射衝突力との相互作用を受けて効果的に落とされ
る。この循環噴射中に、洗浄液の温度制御がステップ11
4から117にかけて行われる。
すなわち、制御部35は温度センサ27から加えられる温
度検出信号に基づき、洗浄液の温度がT2℃(例えば60
℃)以下であるか否かの判断をステップ114で行う。洗
浄液の温度がT2℃以下のときには熱交換器17のガスバー
ナの燃焼をステップ115で行い、洗浄液を加温する。そ
してステップ116で洗浄液の温度がT2℃以上であるか否
かが再度判断され、T2℃よりも低いときには熱交換器17
のバーナの燃焼を引き続き行って加温し、洗浄液の温度
がT2℃以上になったときに熱交換器17のバーナ燃焼を停
止する。
次に、ステップ118で、ポンプ15が起動されてからT3
時間経過したか否かの判断を行う。T3時間を経過してい
ないときにはステップ114から117の動作を繰り返して行
い、循環噴射する洗浄液の温度をT2の温度に制御し続け
る。時間がT3時間経過したときにステップ119でポンプ1
5を停止し、同時に往管開閉弁20を閉じ、洗車排水弁5
が開けられる。続いてステップ120で給水開閉弁33が開
けられる。この結果、給水管32から供給される洗浄水は
管路16、戻り管開閉弁12、洗車戻り管6を順に通って管
路を洗いながら受液槽3内に入り込み、受液槽3の底部
に溜まった洗浄液と汚れ成分を洗車排水管4から排出す
る。このとき、ステップ121では受液槽3への給水量が
所定のX2lになったか否かの判断が前記ステップ110の
動作と同様に行われる。給水量がX2lになったときにス
テップ122で給水開閉弁33が閉じられ、次にステップ123
で戻り管開閉弁12が閉じられる。
次に、ステップ124,125で、往管開閉弁20と給水開閉
弁33が開けられる。そうすると、給水管32から供給され
る洗浄水は熱交換器17を通り熱源出口管18から往管開閉
弁20を通って洗車往管22に入り、車両洗浄ノズル24から
車両23に向けて噴射される。この噴射により、車両表面
に付着している洗浄液とこの洗浄液によって落とされた
汚れ成分が洗い流され受液槽3を経て洗車排水管4から
排出される。
この車両洗浄ノズル24からの洗浄水噴射量が所定のX3
lになったか否かがステップ126で判断され、X3lにな
ったときにステップ127で給水開閉弁33が閉じられ、引
き続きステップ128で往管開閉弁20が閉じられる。そし
て、ステップ129で洗車排水弁5が閉じられ車両の自動
洗浄が終了する。
次に、第4図のフローチャートに基づき、浴槽の自動
洗浄運転の動作について説明する。この浴槽の自動洗浄
の動作は前記車両の自動洗浄の動作とほとんど同一の動
作によって行われるものであり、その説明を簡単に行う
ことにする。
まず、浴槽洗浄ボタン38がオンされると、このオン信
号が制御部35の信号入力部40を経て判断・命令部41に加
えられ、判断・命令部41からの制御信号によりステップ
201で浴槽排水弁10が開けられる。この浴槽排水弁10が
開けられることにより、浴槽7内に汚れた湯水が溜めら
れているときにはこの排水が行われる。この湯水の排水
中にステップ202で往管開閉弁21と戻り管開閉弁13がと
もに開けられる。この弁の開動作により、浴槽洗浄液の
循環管路が大気に開放され、洗剤タンク31から循環管路
に洗剤が入り易くなる。ステップ203では浴槽排水弁10
が開けられてから浴槽7内の湯水が排水される十分な時
間T10時間を経過したか否かが判断されそのT10時間を経
過したときにステップ204で浴槽排水弁10が閉じられ
る。そしてステップ205で洗剤投入装置30の開閉弁が開
かれ洗剤タンク31から洗剤供給管28を通って洗剤が管路
16に供給される。
ステップ206では洗剤開閉弁が開けられてからT11時間
経過したか否かがタイマ42を利用して判断され、T11
間経過したときには浴槽洗浄に適切な量(例えば20cc)
の洗剤が供給されたものと判断しステップ207で洗剤投
入装置30の開閉弁を閉じる。次にステップ208で往管開
閉弁21が閉じられ、続いてステップ209で給水開閉弁33
が開けられる。そうすると、給水管32から供給される洗
浄水は管路16から浴槽戻り管11を通って洗剤とともに浴
槽7の底側から入り込み、浴槽7の底部に水と洗剤とが
混合した洗浄液が溜められる。ステップ210ではその給
水量がX10lに達したか否かが判断されX10lに達した
ときにはポンプ15の運転に支障のない洗浄液が浴槽7の
底部に溜められたものと判断しステップ211で給水開閉
弁33が閉じられる。
次にステップ212で往管開閉弁21が開けられステップ2
13でポンプ15が起動される。そうすると、浴槽7に溜ま
っている洗浄液は浴槽戻り管11からポンプ15に吸引さ
れ、さらにポンプ15の吐出側から熱交換器17、熱源出口
管18、浴槽往管25を経て浴槽洗浄ノズル26から浴槽内壁
面に向けて噴射される。そしてこの噴射された洗浄液は
浴槽7の底部に流れ落ち、再度浴槽戻り管11から吸引さ
れポンプ15、熱交換器17、および浴槽往管25を経て浴槽
洗浄ノズル26から循環噴射される。そして、この洗浄液
の循環噴射中にステップ214から217にかけて洗浄液の温
度が化学的洗浄能力を発揮するのに最適な温度のT12
(例えば60℃)に制御される。この洗浄液の温度制御は
前記第1の実施例のステップ114から117の動作と同一の
動作により行われる。このように、加温された洗浄液が
浴槽内壁面に噴射されることで、浴槽内壁面の汚れは洗
浄液の衝突力と化学的洗浄力との相互作用により効果的
に落とされる。
ステップ218ではステップ213でポンプが起動されてか
らT13時間経過したか否かが判断されそのT13時間が経過
したときにはステップ219でポンプ15の停止と、往管開
閉弁21の閉止と、浴槽排水弁10の開放が行われる。この
結果、浴槽7の底部に溜まっている水と洗剤と汚れ成分
の混合液は浴槽排水管8から排出される。次にステップ
220で給水開閉弁33が開けられ、給水管32から供給され
る洗浄水は浴槽戻り管11を通り管路内を洗いながら浴槽
7の底部に入り込み浴槽7の底面側に付着している洗剤
と汚れ成分を浴槽排水管8から排出する。この給水管32
からの洗浄水の供給量がX11lになったときにステップ2
22で給水開閉弁33が閉じられ、続いてステップ223で戻
り管開閉弁13が閉じられ、ステップ224で往管開閉弁21
が開けられる。
そしてステップ225で給水開閉弁33が開けられ、給水
管32から供給される洗浄水は熱交換器17、熱源出口管18
から往管開閉弁21を経て浴槽往管25に入り込み、浴槽洗
浄ノズル26から浴槽内壁面に向けて噴射され、浴槽内壁
面に付着している洗浄液とその洗浄液によって落とされ
た汚れ成分とが洗い流され、浴槽排水管8から排出され
る。ステップ226では洗浄水の給水量がX12lになったか
否かが判断されX12lになったときにステップ227で給水
開閉弁33が閉じられ、続いてステップ228で往管開閉弁2
1が閉じられる。そしてステップ229で浴槽排水弁10が閉
じられ、浴槽7の自動洗浄が終了する。
なお、本考案は上記実施例に限定されることはなく、
様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施例で
は、車両洗浄ノズル24を車庫1の天井壁面に配設した
が、この車両洗浄ノズル24は車両23に対向する他の任意
の位置に配設してもよい。また、車両洗浄ノズル24は車
両23に対向させて複数の異なる個所に配設し、複数の車
両洗浄ノズルから洗浄液を噴射するようにしてもよい。
このように、複数の異なる個所から洗浄液を噴射するこ
とで、洗浄液が車両23の隅々まで行き渡り、車両23をむ
らなくきれいに洗浄することが可能となる。また、車両
洗浄ノズル24は車両23に沿って移動するように構成した
り、あるいは、車両洗浄ノズル24をモータ駆動等により
回転自在とし、噴射方向を可変するように構成すること
も可能であり、このように構成すれば、少ない数の車両
洗浄ノズルで洗浄液を車両23の隅々まで行き渡らせるこ
とが可能となり、好都合である。
また、上記実施例では、浴槽洗浄ノズル26を浴槽7の
壁面に設けたが、この浴槽洗浄ノズル26は浴槽7の蓋側
に設けてもよい。
さらに、上記実施例では加熱源をガス燃焼式の熱交換
器17により構成したが、この加熱源は、循環噴射する洗
浄液を化学的洗浄力を十分に発揮する温度に加温する機
能を備えていれば他の構成の熱源でもよく、例えば、電
気ヒータ等を用いて構成することもできる。また、この
加熱源の数と配置位置は任意に設定できるものであり、
例えば、加熱源を洗車往管22の位置と浴槽往管25の位置
に別個独立に設け、車両洗浄の洗浄液と浴槽洗浄の洗浄
液とを別々の加熱源により加温するように構成すること
もできる。ただ、本実施例のように、車両洗浄液の循環
管路と浴槽洗浄液の循環管路との共通の循環管路部分に
加熱源を設ければ、1個の加熱源で車両洗浄の洗浄液と
浴槽洗浄の洗浄液とを兼用加温することができ、装置の
小型化および機器利用の効率化を図る上で好都合であ
る。
さらに、上記実施例では給水管32からの給水量を流量
によって求めているが、この給水量は給水開閉弁33のオ
ン時間の長さによって求めることもできる。
〔考案の効果〕
本考案は、ポンプ部分の管路を共通にして車両洗浄の
循環管路と浴槽洗浄の循環管路とを形成し、洗浄対象の
車両および浴槽に向けて洗浄液を噴射するだけで車両お
よび浴槽の汚れを落とすことができるように構成したも
のであるから、装置が極めて簡易かつ小型となり、本考
案の車両と浴槽の複合洗浄装置を一般家庭に手軽に装備
することができる。
また、本考案の装置は、加熱源を用い、洗浄液を化学
的洗浄能力を十分に発揮する温度に加温して洗浄対象の
車両および浴槽に向けて噴射するものであるから、洗浄
能力が非常に高く、車両および浴槽をこする必要がなく
単に洗浄液を噴射するだけで汚れをきれいに落とすこと
ができる。このことから、従来必要であった洗車用の大
掛かりな回転ブラシおよびその駆動機構が不要となり、
その分、装置構成の簡易化が図れるばかりでなく本考案
の優れた装置を安価に提供することができる。
さらに、本考案の装置は、車両および浴槽の洗浄時に
は洗浄液を繰り返し循環噴射する構成であから、洗剤の
無駄を防止することができ、経済的にも非常に有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両と浴槽の複合洗浄装置の一実
施例を示すシステム構成図、第2図は同実施例装置を構
成する制御部の要部構成を示すブロック図、第3図は同
実施例における車両の自動洗浄運転の一例を示すフロー
チャート、第4図は同実施例における浴槽の自動洗浄運
転の一例を示すフローチャートである。 1…車庫、2…床面、3…受液槽、4…洗車排水管、5
…洗車排水弁、6…洗車戻り管、7…浴槽、8…浴槽排
水管、10…浴槽排水弁、11…浴槽戻り管、12,13…戻り
管開閉弁、14…水流センサ、15…ポンプ、16…管路、17
…熱交換器、18…熱源出口管、20,21…往管開閉弁、22
…洗車往管、23…車両、24…車両洗浄ノズル、25…浴槽
往管、26…浴槽洗浄ノズル、27…温度センサ、28…洗剤
供給管、30…洗剤投入装置、31…洗剤タンク、32…給水
管、33…給水開閉弁、34…流量センサ、35…制御部、36
…リモコン、37…洗車ボタン、38…浴槽洗浄ボタン、40
…信号入力部、41…判断・命令部、42…タイマ、43…演
算部、44…メモリ、45…カーテン、46…出入口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に洗浄液を噴射する車両洗浄ノズル
    と、浴槽内壁面に洗浄液を噴射する浴槽洗浄ノズルとを
    備え、洗浄液を圧送するポンプの吸込側には車両に噴射
    された洗浄液をポンプに戻す洗車戻り管と浴槽内壁面に
    噴射された洗浄液をポンプに戻す浴槽戻り管とがそれぞ
    れ戻り管開閉弁を介して接続され、ポンプの吐出側の管
    路はそれぞれ往管開閉弁を介して洗浄液を車両洗浄ノズ
    ルに導く洗車往管と洗浄液を浴槽洗浄ノズルに導く浴槽
    往管とが接続されて車両洗浄の洗浄液循環管路と浴槽洗
    浄の洗浄液循環管路とが形成されるとともに、車両洗浄
    ノズルおよび浴槽洗浄ノズルに供給される洗浄液を加温
    する加熱源が設けられている車両と浴槽の複合洗浄装
    置。
JP9465590U 1990-09-07 1990-09-07 車両と浴槽の複合洗浄装置 Expired - Lifetime JP2527215Y2 (ja)

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