JP2552769Y2 - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

浴槽洗浄装置

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JP2552769Y2
JP2552769Y2 JP1991088474U JP8847491U JP2552769Y2 JP 2552769 Y2 JP2552769 Y2 JP 2552769Y2 JP 1991088474 U JP1991088474 U JP 1991088474U JP 8847491 U JP8847491 U JP 8847491U JP 2552769 Y2 JP2552769 Y2 JP 2552769Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴槽内壁面に洗浄液を
噴射し、浴槽内壁面の汚れを落とす簡易型の浴槽洗浄装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴槽を自動的に洗浄する装置として、実
開昭63-71869号公報および実公平3-23169号公報が知ら
れている。実開昭63-71869号公報の装置は、浴槽の蓋
に、洗剤を噴射する1個の洗浄ノズルと、水道等の水を
噴射する1個の水噴射ノズルとを設け、浴槽の洗浄に際
しては、洗剤タンクから洗剤をポンプで洗浄ノズルに供
給し、これを浴槽内に噴射して汚れを落とし、その後
に、水道等の水の供給源から水噴射ノズルに水を供給し
て浴槽内に噴射させ、前記洗剤によって落とされた浴槽
の汚れ成分と洗剤とを洗い流し、排水孔から排出させる
ものである。
【0003】実公平3-23169号公報の装置は、浴槽の底
部側から排水配管を風呂釜の追い焚き循環管路の戻り管
側に切り換え弁を介して接続し、追い焚き循環管路の往
管側からは同様に切り換え弁を介して洗浄配管を接続
し、この洗浄配管を浴槽の上部側に設けた洗浄パイプに
接続し、浴槽の洗浄を行うに際しては、浴槽1内に溜め
た残り湯を追い焚き循環管路内に組み込んだ循環ポンプ
を駆動して前記排水配管側から追い焚き循環管路を通
し、さらに洗浄配管側を通して洗浄パイプに導き、前記
残り湯が洗浄配管を通るときに洗剤投入部から投入され
る洗剤と混合させ、この水と洗剤の混合した洗浄液を洗
浄パイプから噴射して浴槽内壁面の汚れを落とし、次
に、給湯器側から大気開放タンクに一旦溜めた湯を循環
ポンプにより追い焚き循環管路内に導入し、さらに洗浄
配管から洗浄パイプに導いて浴槽内壁面に噴射し、すす
ぎ洗いを行うものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開昭63-71869号公報の装置にあっては、洗剤を常温のま
ま噴射する方式であるため、洗剤の化学的洗浄能力が弱
く、浴槽内壁面の汚れをきれいに落とすことができない
という問題があり、また、洗剤を洗浄ノズルに供給する
専用のポンプを必要とするため、このポンプを浴室内に
設置しなければならず、浴室の有効利用空間が狭められ
てしまうという問題があった。
【0005】また、実公平3-23169号公報の装置は、浴
槽の底部側に排水配管を接続し、浴槽の上部側には洗浄
パイプを設けて洗浄配管と接続しなければならず、浴槽
周りの配管が非常に複雑になるという問題がある。特
に、排水配管を接続する場合には浴槽を裏返しにして行
わなければならないために、配管作業が非常に困難とな
る。既に家庭に設置されている既存の浴槽はタイル等で
固められていることが多く、また、図14に示すように、
追い焚き熱交換器82側の風呂釜の器具が浴室外に設置さ
れるような場合には、器具と浴槽6を接続する管路が浴
室壁面の配管穴の部分で遮蔽蓋やモルタルで固められて
しまうので、浴槽6の底部から戻り管79に排水配管の施
工工事を行うことは不可能に近く、浴槽洗浄装置を手軽
に導入設置することができないという問題があった。
【0006】さらに、実開昭63-71869号公報の装置では
洗剤をそのまま洗浄ノズルに供給する方式であるので、
洗剤の濃度が必要以上に濃くなり、洗剤使用の上で無駄
が生じる。また、実公平3-23169号公報の装置では、洗
浄配管に投入する洗剤の量が制御されていないので、洗
浄配管を通る水量の大小によって洗浄液中の洗剤濃度が
濃すぎたり、薄すぎたりし、適切な洗剤濃度でもって浴
槽洗浄を行うことができないという問題が生じる。
【0007】本考案は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、適切な洗剤濃度の洗
浄液を用いて浴槽内壁面の汚れをきれいに落とすことが
でき、しかも、大掛かりな配管施工工事を行うことなく
手軽に導入設置することができる浴槽洗浄装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
考案の浴槽洗浄装置は、通水の水を加熱する加熱器と、
浴槽内壁面に洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、前記加熱
器で加熱された水を洗浄ノズルに導く送湯管と、この送
湯管に洗剤を投入する洗剤投入装置と、送湯管の通水量
を検出する流量センサと、この流量センサによって検出
される流量が設定流量以上になったときに洗剤投入装置
の洗剤投入動作を行わせ、流量センサの検出流量に応じ
て洗剤投入量を制御する洗剤投入制御部とを備えたこと
を特徴として構成されており、また、前記構成におい
て、洗剤投入制御部は、温度センサによって検出される
送湯管の通水温度が設定温度以上になり、かつ、流量セ
ンサによって検出される送湯管の通水流量が設置流量以
上になったときに洗剤投入装置の洗剤投入動作を行わせ
るように構成したことも本考案の特徴的な構成とされて
おり、さらに、前記洗浄ノズルは回転駆動源を設けて浴
槽の側壁に回転自在に取り付けられ、この洗浄ノズルに
は回転軸心に対して交差する方向に洗浄液を噴射する1
個以上の噴射孔が設けられていること、前記加熱器は給
湯器の給湯熱交換器によって構成され、送湯管は給湯器
の給湯管から分岐されていること、加熱器は風呂釜の追
い焚き循環路に組み込まれている追い焚き熱交換器によ
って構成され、送湯管は追い焚き循環路の往管によって
構成されていることもそれぞれ本考案の特徴的な構成と
されている。
【0009】
【作用】上記構成の本考案において、浴槽洗浄を行うと
きには、給湯器や追い焚き熱交換器等の加熱器によって
通水の水が加熱され、洗剤の化学的洗浄能力を最大限に
発揮させる温度に加熱された湯が送湯管から洗浄ノズル
に供給される。このとき、送湯管の通水量が流量センサ
により検出され、通水流量が設定流量以上になったとき
に洗剤投入装置の洗剤投入動作が行われ、通水流量に応
じた量の洗剤が送湯管内に投入され、この投入された洗
剤と送湯管を通る湯との混合により一定濃度の洗浄液が
作り出され、この洗浄液は前記洗浄ノズルから浴槽内壁
面に噴射され、浴槽内壁面の隅々に亘り洗浄液が付着す
る。
【0010】この状態で、浴槽内壁面の汚れを落とすの
に必要な所定時間放置された後、加熱器から再び湯が送
湯管を通って洗浄ノズルに供給され、この洗浄ノズルか
ら洗剤を含まないきれいな湯が浴槽内壁面に噴射される
ことで、浴槽内壁面に付着していた洗浄液とこの洗浄液
によって落とされた汚れ成分とが洗い流されて浴槽の排
水孔から排出される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には本考案に係る浴槽洗浄装置の第1の実施
例のシステム構成が示されている。同図において、建物
の所望の場所、例えば、浴室の外側にはガス燃焼式、石
油燃焼式、電気温水式等の加熱器、この実施例ではガス
燃焼式の給湯器2が配設されている。この給湯器2の給
湯熱交換器3の入側に給水管4が接続され、給湯熱交換
器3の出側には給湯管5が接続され、この給湯管5の先
端側は浴室に導かれて浴槽6に湯を出湯する水栓7に接
続されている。前記給水管4には流量センサ8が設けら
れており、また、給湯熱交換器3の入側には給水温度を
検出する給水温度センサ9が、給湯熱交換器3の出側に
は出湯湯温を検出する温度センサ10がそれぞれ設けられ
ており、給湯器2の制御装置66は流量センサ8からの流
量検出信号と、給水温度センサ9から加えられる給水温
度情報と、温度センサ10から加えられる出湯湯温の情報
とを受けて設定温度の湯を出湯するように給湯熱交換器
3のバーナ燃焼を制御している。
【0012】この給湯器2の給湯管5からは適宜の位置
で送湯管11が分岐されており、この送湯管11の出側は浴
槽6の側壁に配設されている洗浄ノズル32に接続されて
いる。この送湯管11には管内の通水流量を検出する流量
センサ12と、管路の開閉を行う給湯弁13とが設けられて
いる。また、送湯管11には洗剤供給管15が接続されてお
り、この洗剤供給管15は洗剤投入装置61を介して洗剤タ
ンク62に接続されている。この洗剤タンク62には液状の
洗剤が収容される。図9に示すように、洗剤投入装置61
は、モータ72の回転動作をロッド73の進退直進移動に変
換し、ロッド73の先端側に円錐状をした弁体(洗剤投入
弁)74を取り付け、この弁体74の進退移動によって弁孔
75の通過断面積を変化させ、洗剤タンク62から洗剤供給
管15を経て送湯管11に投入される洗剤の量を可変制御す
る。
【0013】前記洗浄ノズル32は図3に示すように、前
枠ケース17と後枠ケース18からなるケース基体16と、こ
のケース基体16の後ろ側に取り付け金具33を用いて取り
付けられる回転駆動源としての正逆回転可能な可逆モー
タ34とを有して構成されており、後枠ケース18には流入
通路21と、前記送湯管11に接続される管路接続部22とが
形成されている。
【0014】前記前枠ケース17にはパッキン20を介して
噴射体35が気密に、かつ、回転自在に嵌め込まれてお
り、その噴射体35の内部には噴射室24が形成されてい
る。その噴射室24の後端開口面側には連通孔26を備えた
抜け止め板36がねじを利用して嵌め込み固定されてい
る。前記噴射体35の周壁から前端壁にかけて第1の噴射
孔37と第2の噴射孔38が形成されている。第1の噴射孔
37と第2の噴射孔38の基端側はともに噴射室24に開口し
ている。第1の噴射孔37の先端出口は洗浄液を洗浄ノズ
ル32の取り付け壁面(浴槽側壁)30とその近傍領域の浴
槽側面および底面に噴射する方向に向けられており、ま
た、第2の噴射孔38の先端出口は前記第1の噴射孔37か
ら噴射される洗浄液の噴射領域と一部をオーバーラップ
させて洗浄液を残りの浴槽内壁面の全領域に噴射する方
向に向けられている。この第1の噴射孔37と第2の噴射
孔38の出口は扁平形状(細長孔状)のノズル口にしてフ
ラット状(扇形)に広がる噴射パターンが得られるよう
になっている。
【0015】可逆モータ34の出力軸には回転軸40の基端
側が連結されており、この回転軸40の先端側はパッキン
を介して水密、かつ、回転自在に後枠ケース18を貫通
し、さらに抜け止め板36の軸孔を貫通して噴射室24内に
挿入されている。この回転軸40に対して後枠ケース18お
よび抜け止め板36は相対回転が自在となっており、この
回転軸40には同様に相対回転が自在に板状の第1のアー
ム41と第2のアーム42のそれぞれ基端側が嵌め込まれて
おり、これら第1のアーム41と第2のアーム42と抜け止
め板36の両側には抜け止め用の止め輪43a〜43dが嵌め
込まれている。そして回転軸40の先端面には支持板44が
止ねじ45により止められており、この支持板44の頂部側
には作動ピン46が水平横向きに突設されている。
【0016】前記第1のアーム41には回転軸40が図3お
よび図4の定位置(ニュートラル位置)から所定量右回
転(時計回転)したときに前記作動ピン46が係止する凹
状の第1の係止面47が設けられており、また、第2のア
ーム42には回転軸40が定位置から所定量左回転(反時計
回転)したときに作動ピン46が係止する凹状の第2の係
止面48が形成されている。また、第1のアーム41の先端
側には前記第1の噴射孔37の入口側を開閉する第1の弁
50が設けられており、第2のアーム42の先端側には前記
の噴射孔38の入口側を開閉する第2の弁51が設けら
れている。前記第1のアーム41と第2のアーム42の底面
側(図4でアーム41,42の右側)にはばね支持軸52,53
が設けられており、ばね支持軸52には第1のばね54が取
り付けられており、この第1のばね54の弾性復元力によ
って第1のアーム41は反時計方向に押圧され、第1の弁
50は第1の噴射孔37の弁座部分に圧接し、第1の噴射孔
37を閉じている。同様に、ばね支持軸53には第2のばね
55が取り付けられており、この第2のばね55の弾性復元
力によって第2のアーム42は時計方向に押圧され、この
押圧力を受けて第2の弁51は第2の噴射孔38の弁座部分
に圧接し、第2の噴射孔38を閉じている。また、噴射体
35の周壁部には第1のアーム41が図3および図4の定位
置の状態から所定量右回転(時計回転)したときに係止
する第1の係止段部56と、第2のアーム42が図3および
図4の定位置の状態から所定量左回転(反時計回転)し
たときに係止する第2の係止段部57が設けられている。
【0017】前記給湯弁13の開閉動作と、洗剤投入装置
61の洗剤投入動作と、洗浄ノズル32の可逆モータ34の回
転動作は制御装置66により制御されており、この制御装
置66には図示されていないリモコンが接続されており、
このリモコンに設けられる洗浄ボタンを押すことにより
制御装置66により制御されて浴槽洗浄運転が行われるよ
うになっている。
【0018】前記制御装置66は図2に示すように、信号
入力部67と、指令・制御部68と、タイマ69と、演算部70
と、メモリ71とを有している。信号入力部67は、リモコ
ンからの信号と、温度センサ10からの温度検出信号と、
流量センサ12からの流量検出信号とを受け、これらの信
号を指令・制御部68に加える。指令・制御部68は、前記
信号入力部67からの信号と、メモリ71に与えられている
プログラムの情報を受けて浴槽洗浄運転のプログラムの
進行状態を把握し、必要に応じ、タイマ69にタイマ動作
を指令し、演算部70には水量演算や洗剤投入量の演算等
を指令し、適宜給湯弁13に開閉制御信号を出力するとと
もに、洗剤投入装置61の洗剤投入動作のタイミングと洗
剤投入量の制御を行う。演算部70は流量センサ12から加
えられる流量検出信号を累積して送湯管11の通水流量
(例えば1分間当りの流量)を求めるとともに、洗剤投
入量を比例演算により洗剤投入弁74の進退移動量(弁開
量)、つまり、モータ72の回転量との関係で求める。こ
の演算結果に基づいて、前記指令・制御部68は送湯管11
の通水流量に応じて洗剤濃度を予め設定された一定濃度
となるように、洗剤の投入量(具体的にはモータ72の回
転量)を制御するもので、この指令・制御部68と演算部
70とタイマ69は洗剤投入制御部を構成する。図9に示す
ように、洗剤投入装置61は、モータ72の回転動作をロッ
ド73の進退直進移動に変換し、ロッド73の先端側に円錐
状をした弁体(洗剤投入弁)74を取り付け、この弁体74
の進退移動によって弁孔75の通過断面積を変化させ、洗
剤タンク62から洗剤供給管15を経て送湯管11に投入され
る洗剤の量を可変制御する。メモリ71は、前記のよう
に、浴槽洗浄運転のプログラムを内蔵するとともに、必
要に応じ、演算部70の演算結果を記憶する。
【0019】この実施例は上記のように構成されてお
り、以下、図10に示すフローチャートに基づき浴槽洗浄
運転の一例を説明する。まず、浴槽6の排水孔88の排水
栓(図1参照)を開け、蓋77を閉めてからリモコンの洗
浄ボタンをオンすると、このオン信号が制御装置66の信
号入力部67を経て指令・制御部68に加えられる。指令・
制御部68は洗浄運転モードの指令を受けて、まずステッ
プ101 で給湯弁13を開ける。そうすると、給湯器2側か
ら給湯管5を通って出湯される湯は送湯管11に入り込み
給湯弁13を通って洗浄ノズル32に送られる。
【0020】このとき、ステップ102 で、洗浄ノズル32
の例えば右側回転の動作が開始される。この洗浄ノズル
32の右側回転に際して、可逆モータ34を図3および図4
の定位置の状態から右方向(時計方向)に回転すると、
回転軸40に連動する作動ピン46も右方向に回転し、所定
量回転したときに作動ピン46は図5に示すように、第1
のアーム41の第1の係止面47に係止し、第1のアーム41
を第1のばね54の押圧力に抗して右方向に回転する。こ
の結果、第1の弁50は第1の噴射孔37を開き、第1の噴
射孔37の出口から湯がフラット状のパターンとなって浴
槽壁面に噴射する。
【0021】さらに回転軸40が右回転すると、図6に示
すように、第1のアーム41が第1の係止段部56に係止
し、回転軸40と第1のアーム41と噴射体35とが一体とな
って右方向に回転する。
【0022】次に、ステップ103 で指令・制御部68は温
度センサ10の温度検出信号により、送湯管11を通る湯が
洗剤の化学的洗浄力を発揮するのに十分な設定温度S℃
以上、この実施例では60℃以上になったか否かを判断
し、続いて流量センサ12の検出信号により、ステップ10
4 で、分岐通路11の通水水量が所定のQリットル/分以
上になったか否かを判断する。送湯管11を通る湯の温度
が低いときには洗剤の化学的洗浄力が低下し、汚れの落
ちが悪くなり、また、通水水量が小さい場合には洗浄ノ
ズル32から噴射される洗浄液の噴射圧が小さくなり、洗
浄液を浴槽内壁面に効果的に付着させることができなく
なる。かかる事情から、本実施例では通水湯温と通水水
量が設定値よりも小さいときには洗剤投入装置60の投入
動作を行わず、分岐通路11の通水湯温と通水流量が共に
設定値以上となったときにステップ105 で洗剤投入装置
61の洗剤投入弁74を開ける。
【0023】そうすると、洗剤タンク62内の洗剤は洗剤
投入装置61の弁孔75を通って送湯管11に投入されるが、
このとき、ステップ106 で通水流量に応じて洗剤投入弁
74の弁開量を制御し、浴槽内壁面の汚れを落とすのに適
した一定濃度(例えば0.5 %の濃度)の洗浄液が得られ
るように、洗剤の投入量を制御する。この洗剤の投入に
より送湯管11内で投入される洗剤と給湯器2側から供給
されて来る湯との混合が行われ、浴槽内壁面の汚れを落
とすのに最適な洗剤濃度の洗浄液が作り出され、この洗
浄液が回転している洗浄ノズル32から浴槽6内に噴射さ
れる。この噴射体35の回転により第1の噴射孔37は円周
回転移動を行い、洗浄液を浴槽壁面に満遍なく付着させ
る。
【0024】この噴射体35の右回転が例えば、洗剤投入
後X回(Xは1以上の整数)行われたのちに、今度は可
逆モータ34を逆の左方向に回転する。この可逆モータ34
の逆回転を行うと、作動ピン46は左方向に回転する結
果、第1のアーム41は第1のばね54の弾性復元力を受け
て作動ピン46の回転移動に追従し、作動ピン36が所定量
左回転移動したときに第1の弁50は前記第1のばね54の
弾性復元力により第1の噴射孔37を閉じ、第1の噴射孔
37からの洗浄液噴射を停止する。
【0025】さらに回転軸40が左方向に回転して行く
と、図7に示すように、作動ピン46が第2のアーム42の
第2の係止面48に係止する。そうすると、今度は第2の
アーム42が第2のばね55の弾性復元力に抗して左回転
し、第2の弁51は第2の噴射孔38を開く。この結果、洗
浄液は噴射室24から第2の噴射孔38に入り込み、その出
口側からフラット状パターンの洗浄液が図3に示すよう
に斜め下向きに噴射する。さらに回転軸40が左方向に回
転すると、図8に示すように、第2のアーム42は噴射体
23の第2の係止段部57に係止し、回転軸40と第2のアー
ム42と噴射体23は一体的に左回りに回転する。この噴射
体23の回転により第2の噴射孔38は円周回転移動を行
い、この第2の噴射孔38から噴射される洗浄液は前記第
1の噴射孔37で噴射された領域と一部オーバーラップし
て残りの浴槽内壁面の全領域に亘り噴射され、浴槽内壁
面の隅々に亘り洗浄液が付着される。
【0026】この噴射体23の左回転噴射がX回行われた
後、ステップ111 で洗浄ノズル32の回転を停止し、続い
てステップ112 で給湯弁13と洗剤投入装置61の洗剤投入
弁74を閉じる。そして、ステップ113 では浴槽内壁面に
付着した洗浄液によって汚れが効果的に落ちる所定のT
時間だけ放置する。すなわち、洗浄ノズル32と給湯弁13
と洗剤投入弁74を閉じたときに指令・制御部68はタイマ
69にT時間のタイマ動作を指令し、タイマ69からのタイ
ムアップ信号を待つ。
【0027】タイマ69からタイムアップ信号が加えら
れ、前記T時間が経過したときにステップ114 で給湯弁
13を開け、前記ステップ102 と同様に洗浄ノズル32を右
方向にX回回転しながら湯を噴射し、浴槽内壁面に付着
している洗浄液とその洗浄液によって落とされた汚れ成
分を洗い流す。この洗浄ノズル32の右回転によるすすぎ
洗浄が完了したときに、今度は洗浄ノズル32を左方向に
X回回転して同様に湯による浴槽内壁面のすすぎ洗いを
行い、これが完了したときにステップ119 で洗浄ノズル
32の回転を停止し、続いてステップ120 で給湯弁13を閉
じて1回目の浴槽洗浄動作を完了する。そして、ステッ
プ121 で、この洗浄動作が予め指定したN回(Nは1以
上の整数)になったか否かを判断し、N回に至らないう
ちはステップ101 から120 の動作を繰り返し行い、洗浄
動作がN回になったときに浴槽洗浄動作を終了する。
【0028】この実施例では、給湯管5から分岐される
送湯管11に流量センサ12と給湯弁13と洗剤投入装置61を
接続し、送湯管の出側を洗浄ノズル32に接続するだけで
浴槽洗浄装置が構成されることとなり、極めて簡単な配
管作業で、しかも、既に家庭に設置されている給湯器を
利用して容易に洗浄装置を構築することができ、洗浄装
置の導入施工が非常に手軽となる。
【0029】また、洗浄液を洗浄ノズル32に送り出す専
用のポンプが不要となるので、そのポンプを浴室内に設
置する場所も不要となり、浴室内の有効利用空間を狭め
ることなく浴槽洗浄装置を設置することができる。
【0030】さらに、洗浄ノズル32は回転自在に設けら
れるものであるから、1個の洗浄ノズルに回転軸40の軸
心と交差する方向に1個以上の噴射孔を設けることによ
り1個の洗浄ノズルで浴槽内壁面の隅々に洗浄液を噴射
付着することができるので、複数の洗浄ノズルを設置す
る場合に較べ、装置構成の簡易化を図ることができる。
【0031】さらに、洗剤投入装置60の洗剤投入動作
は、送湯管11を通る通水水量が設定流量以上になったと
きに行うようにしているので、洗剤と湯とが混合した洗
浄液を適切な噴射圧力のもとで、浴槽内壁面に噴射付着
させることが可能となり、通水流量が小さいときに洗剤
投入動作が行われることによって洗浄液が浴槽内壁面に
届かず、浴槽の排水孔から排出されるという洗剤の無駄
を防止することができる。
【0032】さらに、洗剤投入動作は、送湯管11を通る
湯の温度が洗剤の洗浄能力を十分に発揮させる温度に至
ったときに行うようにしているので、浴槽内壁面に噴射
付着する洗浄液の化学的洗浄力が強く働き、浴槽内壁面
の汚れをきれいに落とすことができる。
【0033】図11には本考案の第2の実施例が示されて
いる。この第2の実施例は、浴槽6に接続される追い焚
き循環管路78の追い焚き熱交換器82を加熱器として浴槽
洗浄装置を構成したものである。この追い焚き循環管路
78は戻り管79と、浴槽6内の湯水を循環させる循環ポン
プ80と、循環水流を検出する流水スイッチ81と、循環水
を加熱する加熱器としての追い焚き熱交換器82と、追い
焚き熱交換器82の入側と出側の循環水の温度を検出する
温度センサ83,84と、往管85によって構成されている。
前記往管85の出側は浴槽8の側壁に取り付けられている
洗浄ノズル32に接続されており、この往管85は追い焚き
熱交換器82で加熱された湯を洗浄ノズル32に導く送湯管
11として機能している。また、追い焚き熱交換器82の出
側に設けられる温度センサ84は送湯管11を通る湯の温度
を検出するもので、前記第1の実施例の温度センサ10に
対応している。この送湯管11には洗剤供給管15が接続さ
れており、この洗剤供給管15は洗剤投入装置60を介して
洗剤タンク62に接続されている。
【0034】前記戻り管79には電磁弁等の戻り管開閉弁
86が設けられており、この戻り管開閉弁86と循環ポンプ
80との間には給水管4が接続されており、この給水管4
には給湯弁13と、送湯管11の通水流量を検出する流量セ
ンサ8とが設けられている。この第2の実施例も、前記
第1の実施例と同様に浴槽洗浄運転は制御装置66により
制御されている。
【0035】次に、この第2の実施例による浴槽洗浄運
転の動作を図12のフローチャートに基づき説明する。ま
ず、浴槽6の排水孔88を開け、蓋77を閉めてからリモコ
ンの洗浄ボタンがオンされると、戻り管開閉弁86が閉め
られた後、給湯弁13が開けられ、続いて洗浄ノズル32が
例えば右方向に回転される。前記給湯弁13が開けられる
ことで、給水管4を通って供給されて来る水は循環ポン
プ80側から追い焚き熱交換器82に至り、ここで設定温度
のS℃に加熱され、この加熱によって作り出された湯は
送湯管(往管)11を通って洗浄ノズル32に導かれ、回転
している洗浄ノズル32から浴槽内壁面に噴射され、浴槽
内壁面に付着している髪の毛等の塵が洗い落とされて排
水孔88から排出される。洗浄ノズル32の右方向X回回転
の湯噴射が行われた後、洗浄ノズル32の回転が停止さ
れ、続いて追い焚き燃焼が停止され給湯弁13が閉じられ
る。
【0036】次に、洗浄ノズル32を左側に回転して給湯
弁13を開け、同様に追い焚き燃焼を行い、S℃の湯を洗
浄ノズル32から浴槽内壁面に噴射し、前記洗浄ノズル32
の右側回転の湯噴射で洗浄されなかった残りの部分の領
域の塵が洗い落とされる。この洗浄ノズル32の左方向へ
のX回回転の湯洗浄が行われた後、洗剤を含む洗浄液に
よる浴槽内壁面の洗浄動作が開始される。
【0037】この洗浄液による浴槽洗浄動作は前記第1
の実施例の動作とほぼ同一であり、前記第1の実施例で
は給水管4から供給される水を給湯器2の給湯熱交換器
3で加熱して湯にしたが、この第2の実施例では追い焚
き熱交換器82で加熱して湯にする点が異なっており、そ
れ以外はほとんど同一の動作なので、以下の動作は簡単
に説明する。
【0038】まず、ステップ214 で送湯管11の通水水量
がQリットル/分以上であることが確認された後、洗剤
投入弁74が開けられることにより、洗剤タンク62の洗剤
が通水水量に応じて送湯管11内に投入され、洗剤と湯が
混合した一定濃度の洗浄液が作り出され、この洗浄液が
右に回転している洗浄ノズル32から浴槽内壁面に噴射付
着される。洗浄ノズル32のX回回転の洗浄液噴射が完了
したときに、今度は一旦洗浄ノズル32の回転停止と、洗
剤投入弁74の閉止と、追い焚き燃焼の停止と、給湯弁13
の閉止とを行った後、洗浄ノズル32を左方向に回転し、
給湯弁13を開けて追い焚き熱交換器の加熱を行い、送湯
管11の通水温度がS℃以上、かつ、通水流量がQリット
ル/分以上となったときに、洗剤投入弁74を開け、一定
濃度の洗浄液を洗浄ノズル32に導き、この洗浄ノズル32
から浴槽内壁面に噴射付着させる。この洗浄ノズル32の
左方向へのX回回転が行われた後、洗浄ノズル32の回転
を停止し、洗剤投入弁74を閉じ、追い焚き燃焼を停止
し、給湯弁13を閉じた状態で所定のT時間放置し、浴槽
内壁面の汚れを洗剤の化学的洗浄力でもって落とす。
【0039】このT時間が経過した後に、追い焚き熱交
換器80の加熱によって作り出された湯を左方向に回転し
ている洗浄ノズル32から浴槽内壁面に噴射してすすぎ洗
浄を行い、続いて右方向に回転している洗浄ノズル32か
ら湯を噴射してすすぎ洗浄を行うことにより、1回目の
浴槽洗浄を完了する。ステップ250 ではこの浴槽洗浄が
予め設定したN回行われたか否かを判断し、所定のN回
行われないうちはステップ209 から249 までの動作(ス
テップ213 の動作は省略される)を繰り返し行い、N回
の洗浄動作が完了したときに全ての浴槽洗浄動作を終了
する。
【0040】この第2の実施例も、往管85に洗剤供給管
15を接続し、この洗剤供給管15に洗剤投入装置60と洗剤
タンク62を接続する極めて簡単な配管工事で、浴槽洗浄
装置を構築することが可能となり、追い焚き式の風呂釜
を備えた一般家庭に本考案の優れた浴槽洗浄装置を手軽
に導入することができるという効果が得られるととも
に、浴槽内壁面の汚れの落ちが良く、しかも洗剤の無駄
を省くことができるという前記第1の実施例と同様な効
果を奏することができる。
【0041】なお、本考案は上記各実施例に限定される
ことはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記各実施例では、洗浄ノズル32を浴槽6の側壁に設けた
が、この洗浄ノズル32は浴槽の蓋等他の場所に設けるこ
ともできる。また、上記各実施例では洗浄ノズル32を回
転式にして1個で構成したが、洗浄ノズル32は固定式に
することもでき、その数は複数であってもよい。ただ、
本実施例のように1個の回転式の洗浄ノズル32で構成す
れば、装置構成をより簡易化することができる。
【0042】また、上記各実施例では送湯管を通過する
湯の温度が所定温度以上となり、かつ、その通水水量が
所定流量以上をなったときに洗剤投入弁74を開けるよう
にしたが、送湯管を通る湯の温度は特にチェックせずに
(給湯器や追い焚き熱交換器から送出される湯温が設定
温度のS℃以上であることが信頼できるときには改めて
チェックするにおよばない)、通水水量のみをチェック
し、通水水量が所定流量以上となったときに洗剤投入弁
74を開けるように制御することもできる。
【0043】さらに、上記各実施例では洗浄ノズル32を
正逆両方向に回転するようにしたが、これを時計方向あ
るいは反時計方向の一方方向に回転するようにしてもよ
い。この場合には、洗浄ノズル32に回転軸心に対して交
差する方向に1個以上の噴射孔を設け、各噴射孔に同時
に洗浄液を供給して浴槽内壁面の隅々に亘り洗浄液を噴
射付着させることになる。
【0044】
【考案の効果】本考案は加熱器の送湯管を洗浄ノズルに
接続し、この送湯管に洗剤投入装置および洗剤タンク等
の器具・装置を配設して浴槽洗浄装置を構築できるもの
であるから、従来例のように浴槽底壁部に排水配管を設
けたり、浴槽の上部に洗浄パイプを配管する必要がな
く、これにより、配管施工の大幅な簡素化が達成される
とともに浴槽周りの配管をすっきりとまとめることがで
きる。しかも、家庭内に設置されている既存の給湯器や
追い焚き式風呂釜の追い焚き熱交換器を浴槽洗浄装置の
加熱器として使用することにより、配管施工のより一層
の簡易化が達成され、その上、洗浄液を圧送するための
専用のポンプも必要としないので、浴室の有効利用空間
を大幅に狭めることなく本考案の優れた浴槽洗浄装置を
手軽に導入設置することができるという優れた効果が得
られる。
【0045】また、給湯器や追い焚き熱交換器から供給
される湯を利用して洗浄液を作ることができるので、洗
浄液の温度を、洗剤の化学的洗浄能力を発揮する最適温
度に設定することができ、浴槽内壁面の汚れをきれいに
落とすことができる。
【0046】さらに、洗浄液を作る場合には、送湯管を
流れる湯の水量が所定の水量以上となったときに洗剤が
投入されて洗浄液が作り出されるので、通水水量が小さ
いうちに洗剤が投入されて、つまり、洗浄ノズルの噴射
圧力が小さく、噴射された洗浄液が浴槽壁面に屈かない
状態で洗剤が投入され、その洗剤が無駄になるというこ
とがなくなり、洗剤の節減を図る上でも有利である。
かも、洗剤投入制御部により、流量センサによって検出
される送湯管の通水の流量に応じて洗剤投入量を制御す
るようにしたので、浴槽内壁面に噴射される洗浄液の洗
剤濃度を予め定めた一定濃度に制御できることとなり、
これにより、必要以上の洗剤が投入される無駄をなく
し、洗剤投入量の不足による洗浄能力の低下を防止し、
汚れの落ちの良い最適濃度の洗浄液を安定に作り出して
浴槽内壁面に噴射することができるという効果が得られ
る。また、洗剤投入動作の開始タイミングを、送湯管を
流れる検出流量が設定流量以上になり、かつ、その通水
温度が設定温度以上になったときとした構成にあって
は、前記の如く、洗浄ノズルの噴射圧力が小さいうちに
洗剤が投入されることによる洗剤の無駄を防止できる上
に、洗剤の温度を化学的洗浄力を十分に発揮できる温度
にした状態で最初から浴槽内壁面に噴射できることにな
るので、温度の低い洗剤が噴射される洗剤の無駄を防止
できるとともに化学的洗浄力の発揮により汚れの落ちが
良くなり、浴槽洗浄の効率を十分に高めることが可能と
なる。
【0047】さらに、洗浄ノズルを回転自在に構成した
ものにあっては、洗浄液の噴射孔を回転軸心に対して交
差する方向に1個以上設けることで、1個の洗浄ノズル
で浴槽内壁面の隅々にわたり洗浄液を噴射付着すること
ができ、洗浄ノズルを複数設けた場合と同様の効果を得
ることができるとともに1個の洗浄ノズルで足りるので
その分装置構成の簡易化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る浴槽洗浄装置の第1の実施例を示
すシステム構成図である。
【図2】本考案の浴槽洗浄装置を構成する制御装置の要
部構成例を示すブロック図である。
【図3】本考案の浴槽洗浄装置に使用される洗浄ノズル
の一構成例を示す断面図である。
【図4】同洗浄ノズルの回転停止状態の説明図である。
【図5】同洗浄ノズルの右回転動作を開始したときの動
作説明図である。
【図6】同洗浄ノズルの右回転動作により弁孔が開けら
れて洗浄ノズル全体が右回転している状態の説明図であ
る。
【図7】同洗浄ノズルの右回転を停止して左回転動作を
開始したときの初期動作の説明図である。
【図8】同洗浄ノズルが左回転している状態説明図であ
る。
【図9】本実施例の浴槽洗浄装置に使用されている洗剤
投入装置の説明図である。
【図10】第1の実施例の浴槽洗浄装置による浴槽洗浄動
作のフローチャートである。
【図11】本考案に係る浴槽洗浄装置の第2の実施例を示
すシステム構成図である。
【図12】同実施例の浴槽洗浄動作のフローチャートであ
る。
【図13】図12のフローチャートの続きのフローチャート
である。
【図14】追い焚き式風呂釜(器具)の一般的な配管説明
図である。
【符号の説明】
2 給湯器 3 給湯熱交換器 5 給湯管 6 浴槽 10 温度センサ 11 送湯管 12 流量センサ 32 洗浄ノズル 60 洗剤投入装置 74 弁体(洗剤投入弁) 78 追い焚き循環管路 82 追い焚き熱交換器 85 往管(送湯管)

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水の水を加熱する加熱器と、浴槽内壁
    面に洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、前記加熱器で加熱
    された水を洗浄ノズルに導く送湯管と、この送湯管に洗
    剤を投入する洗剤投入装置と、送湯管の通水量を検出す
    る流量センサと、この流量センサによって検出される流
    量が設定流量以上になったときに洗剤投入装置の洗剤投
    入動作を行わせ、流量センサの検出流量に応じて洗剤投
    入量を制御する洗剤投入制御部とを備えた浴槽洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 通水の水を加熱する加熱器と、浴槽内壁
    面に洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、前記加熱器で加熱
    された水を洗浄ノズルに導く送湯管と、この送湯管に洗
    剤を投入する洗剤投入装置と、送湯管の通水量を検出す
    る流量センサと、送湯管を流れる通水の温度を検出する
    温度センサと、この温度センサによって検出される通水
    温度が設定温度以上になり、かつ、前記流量センサによ
    って検出される流量が設定流量以上になったときに洗剤
    投入装置の洗剤投入動作を行わせ、流量センサの検出流
    量に応じて洗剤投入量を制御する洗剤投入制御部とを備
    えた浴槽洗浄装置。
  3. 【請求項3】 洗浄ノズルは回転駆動源を設けて浴槽の
    側壁に回転自在に取り付けられ、この洗浄ノズルには回
    転軸心に対して交差する方向に洗浄液を噴射する1個以
    上の噴射孔が設けられている請求項1又は請求項2記載
    の浴槽洗浄装置。
  4. 【請求項4】 加熱器は給湯器の給湯熱交換器によって
    構成され、送湯管は給湯器の給湯管から分岐されている
    請求項1又は請求項2又は請求項3記載の浴槽洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】 加熱器は風呂釜の追い焚き循環路に組み
    込まれている追い焚き熱交換器によって構成され、送湯
    管は追い焚き循環路の往管によって構成されている請求
    項1又は請求項2又は請求項3記載の浴槽洗浄装置。
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