JPH06155918A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH06155918A
JPH06155918A JP5193546A JP19354693A JPH06155918A JP H06155918 A JPH06155918 A JP H06155918A JP 5193546 A JP5193546 A JP 5193546A JP 19354693 A JP19354693 A JP 19354693A JP H06155918 A JPH06155918 A JP H06155918A
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polymer
coated
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acid
dispersion
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JP5193546A
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Dietrich Hoffmann
ホフマン ディートリッヒ
Bernhard Schuler
シューラー ベルンハルト
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BASF SE
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 増感剤の選択の際に前顕色を生じず、数多く
の作業工程を必要とせず、良好な使用特性を有しかつ安
価に製造することができる感熱記録材料。 【構成】 少なくとも1つの場合によりポリマーで被覆
された着色剤、場合によりポリマーで被覆された顕色剤
およびポリマーで被覆された顕色助剤を含有する、この
場合この顕色助剤は、むしろ疎水性であり、水中で僅か
にのみ可溶性であり、室温で固体の物質であり、顕色剤
としては、通常、この目的に使用される電子受容体がこ
れに該当し、かつ着色剤としては、殊に電子受容体と接
触して電子を放出するかまたはプロトンを吸収すること
により色を発生させるものがこれに該当する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも1つの場合
によりポリマーで被覆された着色剤、場合によりポリマ
ーで被覆された顕色剤およびポリマーで被覆された顕色
助剤を含有する感熱記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料(略して感熱紙とも呼ばれ
る)は、印刷および複製に広く利用されている。そのた
めに、迅速に反応する系が必要とされ、この系は、はっ
きりとコントラストに富んだ活字面とともに得られる画
像の貯蔵安定性をも示す。この場合、完成紙の灰色化
は、阻止されなければならない。別の記録技術と比較し
た場合、利点としては、特に現像過程の不用性、好まし
い価格、複製装置の僅かな雑音発生および印刷物の高い
色強度を挙げることができる。
【0003】感熱紙は、熱反応成分として無色かまたは
淡く着色させる着色剤および顕色剤を含有し、これら
は、双方とも室温で固体である。着色剤としては、酸化
によって彩色形に変換することができるロイコ染料なら
びにアゾ染料の前駆物質としてのジアゾ成分が適当であ
る。第1の場合には、顕色剤にとって電子受容体が重要
であり、第2の場合には、カップリング成分が重要であ
り、必要に応じて、カップリング反応を促進する塩基性
物質が重要である。感熱紙を製造するために、着色剤お
よび顕色剤は、1工程または多工程の促進方法でバイン
ダおよび必要に応じて顔料とともに塗被原紙上に施こさ
れる。顕色は、サーマルヘッド(サーマルインパルス)
を用いて短時間点状に加熱することによって行なわれ
る。この場合、反応成分は、少なくとも部分的に溶融
し、かつ顕色しながら反応する。このために必要とされ
る温度もしくはサーマルインパルスの長さを減少させ、
ひいては印刷速度を上昇させるために、通常、顕色助
剤、所謂増感剤が添加され、この増感剤それ自体は、同
様に室温で固体であるが、しかし色活性成分の融点を低
下させる。この増感剤を使用するための前提条件は、増
感剤が紙被覆材料の製造の場合にも貯蔵の場合にも前顕
色をまねかないようにすることである。
【0004】米国特許第4520376号明細書には、
着色剤、顕色剤およびろう状顕色助剤を温度安定性のマ
イクロカプセルで被包し、このマイクロカプセル内で加
熱の際に顕色が生じることが記載されている。この場
合、着色剤および顕色剤は、差当たりそれぞれ顕色助剤
と一緒に溶融し、乳化し、さらに顕色助剤の添加下に一
緒にカプセル化される。この方法の別法の場合には、2
つの混合物は、差当たりそれぞれ極めて薄手の耐熱性で
ない擬似マイクロカプセルで覆われ、次に初めて他の顕
色助剤と一緒に常法でカプセル化される。次に、得られ
たマイクロカプセルは、バインダーで紙上に施こされ
る。
【0005】米国特許第4749679号明細書には、
着色剤のカプセル化が記載されている。そのために、着
色剤は、差当たり適当な溶剤に溶解されなければなら
ず、引続き水相中でカプセル化されなければならない。
顕色剤、場合により着色反応を促進する物質ならびに増
感剤として使用される芳香族アルコール、カルバメート
およびスルホンアミドは、それぞれ粉砕によって水性の
有機層中に分散される。得られた分散液およびマイクロ
カプセル化された着色剤は、一緒になって紙上に塗布さ
れる。
【0006】この方法の場合の欠点は、一面で増感剤の
選択の際に直接的にではないが前顕色を促進し、部分的
に高価である物質に制限されておりおよび/または他
面、数多くの作業工程を必要とすることにある。
【0007】ドイツ連邦共和国特許出願公開第3512
565号明細書の記載から、反応複写紙に距離スペーサ
ーを得るためにろう状物質をカプセル化することは公知
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、良好
な使用特性を有しかつ安価に製造することができる感熱
記録材料を提供することであった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題の解決のため、
少なくとも1つの場合によりポリマーで被覆された着色
剤、場合によりポリマーで被覆された顕色剤およびポリ
マーで被覆された顕色助剤を含有する、感熱記録材料が
見い出された。
【0010】本発明による記録材料に使用される顕色助
剤は、むしろ疎水性であり、水中で僅かにのみ可溶性で
あり、室温で固体の物質であり、この物質は、一般に3
5〜150℃、有利に50〜100℃の融点を有しかつ
着色剤および/または顕色剤との混合物の形で融点を低
下させる。
【0011】適当なのは、例えば米国特許第45203
76号明細書に増感剤として記載された、高分子量の脂
肪酸を全く含有しないろう状物質、例えばカンデリラ蝋
もしくはカルナバ蝋、炭化水素蝋、例えばパラフィン、
オゾケライトもしくはマイクロクリスタリンワックス、
また、ろう状ポリマー、例えばポリエチレンワックスま
たはポリビニルエーテルワックスもしくはその混合物で
ある。
【0012】しかし、特に有利な顕色助剤は、1価また
は多価、一般に1〜3価、有利に1または2価の脂肪族
6〜C34−アルコール、例えばヘキサンジオール、オ
クタンジール、デカンジオール、ミリスチルアルコー
ル、テトラデカンジオール、エイコサノール、ミリシル
アルコールおよび特にセチルアルコールおよびステアリ
ルアルコールならびに記載したアルコールの混合物であ
る。
【0013】特に好ましいアルコール性顕色助剤は、既
に室温で着色剤および/または顕色剤に対して溶解する
(溶融する)作用を有する、安価で同時に高度な作用を
有する物質である。
【0014】本発明による感熱紙の場合には、増感剤
は、ポリマーで被覆された形で使用される。従って、適
当な化合物を選択する場合に制限を受けず、好ましい脂
肪族アルコールは、問題なく使用することができる。
【0015】増感剤のためのポリマー被覆材料として
は、熱可塑性ポリマーならびに熱硬化性ポリマーを使用
することができる。加熱した場合、被包された増感剤は
溶融し、温度安定性の被覆物も破壊される。
【0016】カプセル化に常用されている、例えばドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第3512565号明細書に
記載されたポリマー、例えばポリウレタン、ポリ尿素、
ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリス
チロール、スチロール/アクリレート共重合体、スチロ
ール/メタクリレート共重合体、ポリアクリレート、ポ
リメタクリレート、ホルムアルデヒド樹脂、例えば尿素
/ホルムアルデヒド樹脂、尿素/メラミン/ホルムアル
デヒド樹脂およびメラミン/ホルムアルデヒド樹脂およ
びゼラチンならびにこれらの組合せ物は、適当である。
【0017】特に好適なのは、ポリアクリレートおよび
ポリメタクリレートとともに尿素/メラミン/ホルムア
ルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹脂および特に
メラミン/ホルムアルデヒド樹脂である。
【0018】顕色助剤の本発明による被覆は、一般に公
知の方法により行なうことができる。通常、室温でそれ
ぞれの増感剤の融点よりも高い温度で作業される。この
場合、必要に応じて、圧力容器中で作業しなければなら
ない。
【0019】方法として、例えば次のものが当てはま
る:ゼラチンのコアセルベーション、ポリエステルもし
くはポリアミドへの界面重縮合、ポリ尿素もしくはポリ
ウレタンへの界面重付加、ポリアクリレートもしくはポ
リメタクリレートへのラジカル界面重合、ポリマー溶
液、殊にポリアクリレートもしくはポリメタクリレート
のポリマー溶液からの沈殿によるポリマー被膜の析出、
または特に尿素および/またはメラミンとホルムアルデ
ヒドとの単縮合および共縮合。
【0020】特に有利なのは、メラミンをホルムアルデ
ヒドと重縮合させるかまたはメラミン/ホルムアルデヒ
ドを基礎とする前縮合体、殊にメチロール化および部分
エーテル化、特にメタノールエーテル化された前縮合体
を重縮合させることによる被覆である。
【0021】被覆は、有利に保護コロイド、即ち生成さ
れるカプセル分散液を安定化する水溶性ポリマーの存在
下に実施される。
【0022】適当なのは、周知のように、この目的のた
めに使用されるポリマー、例えばポリビニルアルコー
ル、ポリアクリル酸塩、重合可能なジーまたはポリカル
ボン酸とビニルイソブチルエーテル、エチレンおよび/
または(メト)アクリルエステルとの共重合体、セルロ
ース誘導体および殊にスルホン酸基を有するモノマーの
単独−または共重合体である。
【0023】この有利なポリマーの例は、欧州特許出願
公開第26914号明細書の記載から知られた、スルホ
エチル(メト)アクリレート、スルホプロピル(メト)
アクリレート、マレインイミド−N−エタンスルホン酸
および特に2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸からの単独重合体ならびにこれらモノマーの共
重合体である。特に好ましいのは、ポリ−2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸である。
【0024】更に、同様に欧州特許出願公開第2691
4号明細書に記載された、上記のモノマーとC1〜C3
アルキルアクリレート、ヒドロキシ−C2〜C4−アルキ
ルアクリレートおよび/またはN−ビニルピロリドンと
の共重合体は、好ましい。
【0025】特に好ましい共重合体は、 a)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸、スルホエチル−もしくはスルホプロピル(メト)ア
クリレートまたはビニルスルホン酸ないしはその塩20
〜90重量%、有利に40〜75重量%、 b)ビニル性不飽和酸0〜50重量%、有利に(メト)
アクリル酸20〜40重量%、 c)メチル−もしくはエチル(メト)アクリレート、C
2〜C4−ヒドロキシアルキルアクリレートまたはN−ビ
ニルピロリドン0〜70重量%、有利に10〜50重量
%および d)スチロールまたはC4〜C18−アルキル(メト)ア
クリレート0.1〜10重量%、有利に0.5〜5重量
% からなる古典的ドイツ連邦共和国特許出願第P4209
632.4号明細書に記載された共重合体である。
【0026】この共重合体は、有利に常用のラジカル重
合によって水相中で得られる。
【0027】室温および489s~1の剪断速度で20重
量%の水溶液もしくは分散液中の本発明による重合体の
粘度は、一般に5〜5000mPa.s、有利に100
〜2000mPa.s、特に有利に250〜1500m
Pa.sである。
【0028】例えば、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂
を用いての顕色助剤の被覆の場合には、一般に顕色助剤
を水相中で融点を超えて加熱し、かつ高出力分散装置を
用いて記載した保護コロイドの存在下に微細に(粒度1
〜100μm)分散させるようにして行なわれる。更
に、一般に35〜150℃、有利に35〜90℃の温度
および無機または有機酸(例えば、硫酸、塩酸、燐酸、
蟻酸、酢酸)の添加によって調節される通常3.0〜
7.0、殊に3.5〜5.5のpH値の場合には、1〜
240分間でメラミン/ホルムアルデヒド前縮合物が添
加される。更に、0.5〜5時間35〜100℃に加熱
した後、分散液は冷却され、無機または有機塩基(水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、ア
ンモニア、アルコールアミン、例えばジエタノールアミ
ンおよびトリエタノールアミン)の添加によって中和さ
れる。
【0029】こうして得られたポリマーで被覆された顕
色助剤の分散液は、有利に直接に感熱紙のための被覆材
料に使用することができる。
【0030】ポリマーで被覆された顕色助剤の粒度は、
大部分、即ち約70〜100%が20μm以下、有利に
10μm以下にある。
【0031】本発明による記録材料のための着色剤とし
ては、殊に電子受容体と接触して電子を放出するかまた
はプロトンを吸収することにより色を発生させるものが
これに該当する。
【0032】有利な着色剤は、例えばラクトン、例えば
特にクリスタルバイオレットラクトンならびにローダミ
ンラクトンおよびジアザローダミンラクトン、フタリ
ド、スピロジピラン、例えば特にスピロジベンゾピラン
および特にフルオランである。多数の使用目的、特にテ
レファックス方法には、黒色の色を生じる着色剤が望ま
れるので、例えば2−N−フェニルアミノ−3−メチル
−6−ジアルキル−または−ジアリールアミノ−フルオ
ランが特に有利である。
【0033】これらの着色剤の中で、2−N−フェニル
アミノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン
(略記してジエチルアミノフルオラン)
【0034】
【化1】
【0035】は、特に高い反応性を示す。
【0036】勿論、望ましい色、例えば黒を供給するた
めに、記載した化合物の種類の中の同じものかまたは異
なるものからの着色剤を含有することができる着色剤混
合物を使用することもできる。
【0037】一般に、僅かに反応性でありかつ分散液の
製造に必要とされる極めて微細な分散を水性媒体中で前
もって生じない、本発明による感熱紙に使用される着色
剤には、保護被覆を備えさせる必要はない。その上、ま
た、塗被原紙上への混合した着色剤分散液、顕色剤分散
液および顕色助剤分散液の塗布の際の変色を阻止するた
めに、水溶性の顕色剤を使用しない場合には、一般に顕
色助剤の被覆による保護で十分である。
【0038】しかし、とりわけ費用の理由から、上記の
判断基準を満足しない着色剤および顕色剤を使用しよう
とする場合には、ドイツ連邦共和国特許出願公開第41
03966号明細書に記載されたような着色剤に差当り
水性分散液中での分散によって水溶性の非イオン性ポリ
マー、殊にポリビニルピロリドン(H. Fikentscher,Cel
lulosechemie,第13巻、第48〜64頁および第71
〜74頁(1932)に記載されたK値は、25℃で1
重量%の水溶液中で特に10〜100、有利に30〜9
0である)からなる第1の被覆を備えさせ、引続き架橋
ポリマー、殊にメラミン/ホルムアルデヒド樹脂からな
る第2の被覆と重縮合させることによって被包させるこ
とが推奨される。この場合には、ドイツ連邦共和国特許
出願公開第4103966号明細書の記載により行なう
ことができる。
【0039】本発明による感熱紙のための顕色剤として
は、通常、この目的に使用される電子受容体がこれに該
当する。これは、例えば − 珪酸塩を基礎とするもの、例えば活性化された酸性
の粘土、アッタパルジャイト、ベントナイト、コロイド
状二酸化珪素ならびに珪酸アルミニウム、珪酸マグネシ
ウムおよび珪酸亜鉛、 − カルボン酸、例えば蓚酸、マレイン酸、コハク酸、
酒石酸、クエン酸、ステアリン酸、安息香酸およびp−
第三ブチル安息香酸、フタル酸、ガルス酸ならびにサリ
チル酸および置換サリチル酸、例えば3−イソプロピル
サリチル酸、3−シクロヘキシルサリチル酸、3,5−
ジ−第三ブチルサリチル酸および3,5−ジ(2−メチ
ルベンジル)サリチル酸、 − フェノール誘導体、例えば4,4′−イソプロピリ
デン−ジフェノール、4,4′−ビス(2−クロルフェ
ノール)、4,4′−ビス(2,6−ジクロルフェノー
ル)、4,4′−ビス(2,6−ジブロムフェノー
ル)、4,4′−ビス(2,6−ジメチルフェノール)
および4,4′−ビス(2−第三ブチルフェノール)、
2,2′−メチレン−ビス(4−クロルフェノール)お
よび2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−ブチ
ルフェノール)、4,4′−第2ブチリデンジフェノー
ル、4,4′−シクロヘキシリデン−ジフェノールおよ
び4,4′−ビス(2−メチルフェノール)、2,2′
−ジヒドロキシフェノール、4−第三ブチルフェノール
および4−フェニル−フェノール、フェノール樹脂、α
−ナフトールおよびβ−ナフトールおよび − メチル−4−ヒドロキシ−安息香酸ならびに − これら有機受容体の塩。
【0040】フェノールを基礎とする顕色剤は、本発明
による記録材料に有利である。その中で、4,4′−イ
ソプロピリデンジフェノール(ビスフェノールA)は、
特に有利である。
【0041】また、顕色剤の表面をポリマーで被覆する
ことは可能である。しかし、このことは、一般に着色剤
をポリマー被覆で被包する場合には、少なくとも部分的
に水溶性の化合物であっても不必要である。
【0042】本発明による感熱性記録材料の製造は、周
知の方法で行なうことができる。この場合には、通常、
(場合によっては被覆された)着色剤の約20〜70重
量%の水性分散液、(場合によっては)被覆された顕色
剤の約20〜70重量%の水性分散液およびポリマーで
被覆された顕色助剤の約20〜70重量%の水性分散液
は、約1:4:4〜1:15:15の重量比で差当り混
合されるかまたは直接に結合剤の水溶液もしくは水性分
散液中に与えられる。結合剤としては、例えば付加的に
顔料または充填剤、例えば炭酸カルシウム、二酸化チタ
ン、カオリン、合成珪酸塩または水和酸化アルミニウム
を含有することができる、ポリビニルアルコール溶液お
よび/またはスチロール/アクリレートまたはスチロー
ル/ブタジエンを基礎とする結合剤分散液が適当であ
る。得られた感熱分散液は、約4〜7g/m2の層厚
で、表面が一般に平滑になっている支持体、多くの場合
紙の上に塗布される。こうして被覆された紙は、引続き
乾燥される。
【0043】本発明による感熱記録材料は、目で見るこ
とができる裏面の着色を全く示さない。印刷の際に達成
される黒色化もしくは着色は、ポリマーで被覆された顕
色助剤なしにドイツ連邦共和国特許出願公開第4103
966号明細書の記載により得られた感熱紙の場合を凌
駕している。着色剤、顕色剤および顕色助剤を選択する
場合には、米国特許第4520376号明細書および同
第4749679号明細書の場合とは異なり一定の物質
に制限され、したがって殊に好ましい使用特性を有する
安価な感熱紙を得ることもできる。
【0044】
【実施例】
a)ポリマーで被覆された顕色助剤の製造 例1〜6 内蔵された高出力分散装置を有する円筒形に形成された
4リットルの撹拌容器(傾斜した歯付き円板を備えたペ
ンドラウリック(Pendraulik)実験室用混合装置タイプ
LD 50;ペンドラウリック(Pendraulik)社)中で
水600g、顕色助剤520g(増感剤)Xおよび保護
コロイドの20重量%の水溶液106g A:20重量%の苛性ソーダ液305gで中和された2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸23
6g、メチルアクリレート80gおよびスチロール4g
を開始剤としてのペルオキソ二硫酸カリウム0.5gと
一緒に水相中で85℃で製造された共重合体(室温およ
び489s-1の剪断速度で20重量%の水溶液中での粘
度:1100mPa.s);または B:ポリ−2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸(K値140)を3000rpmで60℃に加
熱し、かつ10重量%の蟻酸で4.5のpH値に調節す
る。
【0045】次に、メチロール化され部分エーテル化さ
れたメラミン/ホルムアルデヒド(M/F)前縮合物の
70重量%の水溶液yg(ドイツ連邦共和国特許出願公
開第3512565号明細書、実施例1、参照)を60
00rpmで温度T℃で52分間回転させ、この場合p
H値は、酸の添加によって4.5に維持された。
【0046】引続き、分散液を羽根型撹拌機を有する撹
拌容器中に注入し、かつ僅かな剪断下に2時間80℃に
加熱した。室温への冷却後、分散液をトリエタノールア
ミンで中和した。
【0047】そのつど乳白色の分散液が得られ、この分
散液は、実際に残留物なしに40μmのフィルターによ
り瀘過可能であった。
【0048】ポリマーで被覆された増感剤の顕微鏡で測
定した粒度ならびにこの試験についての他の詳細は、第
1表に纏められている。
【0049】
【表1】
【0050】b)被覆された着色剤の製造 着色剤の2−N−フェニルアミノ−3−メチル−6−ジ
エチルアミノフルオラン10gを水15gの添加下にポ
リビニルピロリドンの10重量%の水性分散液1.5g
(K30)と一緒にパールミル中で、1μmの平均粒度
が達成されるまで磨擦した。
【0051】引続き、こうして前処理された着色剤分散
液に撹拌しながら差当り重量比1:1でメラミン−ホル
ムアルデヒド樹脂(モル比メラミン:ホルムアルデヒド
=1:5.6〜1:6.2)の70重量%の水溶液およ
びポリ−2−アクリルアミド−2−メチレンプロパンス
ルホン酸の20重量%の水溶液(K値)からなる混合物
1.9gを添加し、次に燐酸二水素ナトリウム0.22
gを添加した。その後に、蟻酸を用いてpH値を4.2
に調節した。水2.5gを添加しながら室温で1時間撹
拌した後、この混合物を完全に硬化させるために70℃
でさらに2時間撹拌した。
【0052】2−N−フェニルアミノ−3−メチル−6
−ジエチルアミノフルオランの約35重量%の水性分散
液が得られ、これは、目で見ることができる変色を示さ
なかった。測光法による測定により、0.1K/S・1
00の強度値が得られた。
【0053】c)本発明による感熱紙の製造 a)で得られたポリマーで被覆された増感剤の40重量
%の水性分散液5g(例2a:7.5g)、b)で得ら
れた着色剤の30重量%の水性分散液1.5gおよび顕
色剤としてのビスフェノールAの50重量%の水性分散
液4gを、炭酸カルシウム30重量%を分散して含有す
るポリビニルアルコールの5重量%の澄明な水溶液3g
(Rhodoviol(登録商標)4/20、Rhone-Poulenc)に添
加した。得られた感熱分散液は、長時間に亘って安定性
のままであった、即ちこれは、灰色の変色を示さなかっ
た。
【0054】カプセル化されていない増感剤と比較する
ために製造された感熱分散液を急速に顕色させた(灰色
の変色)。その上、これは著しい困難下でのみ微細に分
散させることができた。
【0055】次に、感熱分散液を被覆装置KCC 20
2(Gockel社、Muechen)を用いて7g/cm2の層厚で
塗被原紙上に塗布した。
【0056】最大50℃の熱風を用いての乾燥の後、感
熱紙を高光沢の金属板を有する平滑プレス装置を使用し
ながら平滑にした。この場合には、感熱紙を被覆された
側で室温で100バールで1分間金属板に抗して加圧し
た。
【0057】この感熱層の顕色をそれぞれサーモプリン
ターエレクトロニックシステムズ(Thermodrucker Elec
tronic Systems)(Neckarsteinach社)を用いて1、2、
3および4ミリ秒のサーマルインパルスで実施した。
【0058】達成される黒色化を色度計Datacolor 20
0(Leitz社)を用いてクベルカ−ムンク(Kubelka-Mun
k)による強度としてK/S・100で(Kunststoff-Ru
ndschau 17、第282〜291頁(1970))評価し
た。被覆されていない紙の反射率を標準として採用し
た。
【0059】この測定の結果は、第2表中に記載されて
いる。
【0060】この第2表中で、ポリマーにより被覆され
た増感剤を有する本発明により得られた感熱紙(例1〜
4)には、比較のために類似のものであるが、しかし増
感剤なしに得られた感熱紙が対照として記載されてお
り、この対照の感熱紙は、明らかに劣悪な強度値を示
す。
【0061】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱記録材料において、少なくとも1つ
    の場合によりポリマーで被覆された着色剤、場合により
    ポリマーで被覆された顕色剤およびポリマーで被覆され
    た顕色助剤を含有することを特徴とする、感熱記録材
    料。
JP5193546A 1992-08-05 1993-08-04 感熱記録材料 Withdrawn JPH06155918A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4225863.4 1992-08-05
DE4225863A DE4225863A1 (de) 1992-08-05 1992-08-05 Wärmeempfindliche Aufzeichnungsmaterialien mit polymerumhülltem Entwicklungshilfsmittel

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06155918A true JPH06155918A (ja) 1994-06-03

Family

ID=6464884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5193546A Withdrawn JPH06155918A (ja) 1992-08-05 1993-08-04 感熱記録材料

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5354724A (ja)
EP (1) EP0582202B1 (ja)
JP (1) JPH06155918A (ja)
DE (2) DE4225863A1 (ja)

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EP0582202A2 (de) 1994-02-09
EP0582202A3 (de) 1995-07-26
US5354724A (en) 1994-10-11
EP0582202B1 (de) 1996-12-11
DE4225863A1 (de) 1994-02-10
DE59304727D1 (de) 1997-01-23

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