JPH06155754A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH06155754A
JPH06155754A JP31189792A JP31189792A JPH06155754A JP H06155754 A JPH06155754 A JP H06155754A JP 31189792 A JP31189792 A JP 31189792A JP 31189792 A JP31189792 A JP 31189792A JP H06155754 A JPH06155754 A JP H06155754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
ink jet
orifice plate
ink
recording apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP31189792A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Hayashi
貴之 林
Hiroshi Nakano
宏 中野
Koichi Kishimoto
浩一 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPH06155754A publication Critical patent/JPH06155754A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オリフィスプレートの摩耗を防ぐと共に、オ
リフィスが目詰りすることなく、オリフィスプレートを
掃除する。 【構成】 圧着ローラ46により、クリーニング用紙3
8をオリフィスプレート65に圧着させた状態で、クリ
ーニング用紙38をクリーニング用紙巻取ローラ41に
より速度v1 で巻取軸40に巻取らせて行くと共に、圧
着されたクリーニング用紙38の移動方向と同じ方向で
あって、その移動速度v1 と同じ速度v2 でヘッドユニ
ット28を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置は、イン
ク噴射ヘッドに設けられたオリフィスと称する複数のノ
ズルからインクの滴を記録用紙に噴射して記録を行うも
のとして知られている。
【0003】そして、このようなインクジェット記録装
置では、従来からオリフィスの周辺にインクかすやゴミ
等が付着することがあり、それにより、正常にインクが
噴射されず、うまく記録できない問題があった。また、
オリフィスが目詰りしてしまうこともあった。
【0004】これに対して、図8に示すように、インク
ジェット記録装置70のプラテン14の右側方に、ユニ
ット取出ボタン76を押すことにより取り外し可能なク
リーニングユニット72を配置して、それによりオリフ
ィスプレートを掃除するインクジェット記録装置が実用
化されている。
【0005】このクリーニングユニット72には、ユニ
ット72内に配置された上ローラ74a及び下ローラ7
4bにより、前面側に配置されたクリーニング用紙73
が設けられている。このクリーニング用紙73は、クリ
ーニングユニット72内にロール状に巻かれて供給され
ており、前記上ローラ74a及び下ローラ74b上を通
って巻取軸に巻取られるようになっている。
【0006】そして、このクリーニングユニット72と
対向する位置に配置されたインク噴射ヘッドのオリフィ
スプレート全体に対して、上ローラ74a及び下ローラ
74bによりクリーニング用紙73を密着させて、その
後、クリーニング用紙73を巻取ることにより、オリフ
ィスプレート全体の汚れを拭き取っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェット記録装置において、クリーニング用紙7
3を巻取ってオリフィスプレートを拭く際に、クリーニ
ング用紙73とオリフィスプレートとの摩擦により、オ
リフィスプレートが摩耗する問題がある。
【0008】また、オリフィスプレートを拭く際に、ク
リーニング用紙73の繊維や紙粉等がオリフィスに入り
込み、オリフィスが目詰りしてしまう問題がある。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、オリフィスプレートの摩耗を防
ぐと共に、オリフィスが目詰りすることなく、オリフィ
スプレートを掃除し、正常にインクを噴射させることが
できるインクジェット記録装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のインクジェット記録装置は、インク噴射ヘッ
ドのインクが噴出される側の面よりも狭い面積で、その
面に圧着されたクリーニング用部材に対して、インク噴
射ヘッドを移動させるインク噴射ヘッド移送手段と、ク
リーニング用部材を移動させるためのクリーニング用部
材移送手段とを備え、インク噴射ヘッド移送手段による
インク噴射ヘッドとクリーニング用部材移送手段による
クリーニング用部材との相対速度を略零にしている。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明のインクジェット記
録装置は、インク噴射ヘッドのインクが噴出される側の
面よりも狭い面積で、その面に圧着されたクリーニング
用部材に対して、インク噴射ヘッド移送手段がインク噴
射ヘッドを移動させ、クリーニング用部材移送手段がク
リーニング用部材を移動させて、インク噴射ヘッドとク
リーニング用部材との相対速度を略零にする。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0013】図2は、本実施例のインクジェット記録装
置10の内部を示す斜視図である。図3は、クリーニン
グ用紙38を移送するための機構を示す後面図である。
【0014】インクジェット記録装置10のフレーム1
2の前面側略中央位置には、左右横方向に長い平面状の
プラテン14が取り付けられている。
【0015】このプラテン14より下方のフレーム12
に対向する前面側には、下方紙押え板16が配置されて
いる。この下方紙押え板16は、前記プラテン14より
下方のフレーム12との間に記録用紙の搬送経路を形成
する。
【0016】プラテン14の下方には上流ローラ19が
回転自在に設けられており、また、プラテン14の上方
には下流ローラ18が回転自在に設けられている。
【0017】この上流ローラ19に隣接した後方側に
は、図示しない上流紙送りローラが、フレーム12に回
動可能に設けられた軸21上に固定されている。また下
流ローラ18に隣接した後方側には、図示しない下流紙
送りローラが、フレーム12に回動可能に設けられた軸
22上に固定されている。そして、紙送りモータ20に
よって軸21及び軸22が回動されると、上流紙送りロ
ーラ及び下流紙送りローラが回動し、各ローラ間の記録
用紙を下方から上方に向けて搬送する。
【0018】尚、紙送りモータ20は、後述する中央処
理装置(以下、CPUと称する)52により駆動制御さ
れるモータのドライバ(図示せず)に接続されており、
このドライバから駆動電力が供給されて回動する。
【0019】また、フレーム12の前面側上端部分に
は、円柱棒形状のキャリッジガイド25が、その中心軸
をプラテン14の長手方向と平行な向きにしてネジ止め
されている。また、フレーム12の前面側下端部分に
は、円柱棒形状のキャリッジガイド24が、その中心軸
をプラテン14の長手方向と平行な向きにしてネジ止め
されている。
【0020】これらのキャリッジガイド25,24上に
は、キャリッジ26の上端部及び下端部が、キャリッジ
ガイド25,24に沿って移動可能に取り付けられてい
る。
【0021】このキャリッジ26には、ヘッドユニット
28が搭載されている。このヘッドユニット28中央の
プラテン14よりも前面側のプラテン14と対向する位
置には、インクの噴出口たるオリフィス64が多数形成
されているオリフィスプレート65が配置されている。
【0022】また、フレーム12の右端部には、回転軸
30がフレーム12よりも前面側に突き出るようにキャ
リッジモータ(図示せず)が設けられている。
【0023】また、前記回転軸30から左方向のフレー
ム12端部には、軸がフレーム12よりも前面側に突き
出るように設けられており、その軸の先端部分には、プ
ーリ31が回動自在に取り付けられている。
【0024】更に、前記回転軸30及びプーリ31に
は、回転軸30とプーリ31との間に張られるようにタ
イミングベルト32が設けられている。また、タイミン
グベルト32の一部は、キャリッジ26に固着されてい
る。
【0025】そして、キャリッジモータの回転軸30が
回転して、タイミングベルト32が動くことにより、キ
ャリッジ26がキャリッジガイド25,24に沿って移
動され、それにより、オリフィスプレート65は、プラ
テン14に対向した状態でプラテン14の長手方向に沿
って移動される。
【0026】尚、キャリッジモータは、CPU52によ
り駆動制御されるキャリッジモータドライバ56に接続
されており、このキャリッジモータドライバ56から駆
動電力が供給されて駆動する。また、移動されるキャリ
ッジ26の位置は、キャリッジ26の移動方向に沿って
設けられたリニアエンコーダスリット(図示せず)をキ
ャリッジ26側に設けられたセンサ(図示せず)を介し
てCPU52が読み取ることにより、そのときのキャリ
ッジ位置を表わすデータとして後述するランダムアクセ
スメモリ(以下、RAMと称する)54内に記憶され
る。
【0027】また、前記プラテン14の右方には、クリ
ーニングカセット34が、その前面がプラテン14前面
と略同一面になるように、フレーム12に装着されてい
る。
【0028】ここで、このクリーニングカセット34の
構成について説明する。
【0029】図3は、クリーニングカセット34、クリ
ーニング用紙38を巻取るための巻取り機構及びクリー
ニング用紙38をオリフィスプレート65に付勢するた
めの圧着ローラ46を示した後面図である。
【0030】クリーニングカセット34のケースの前面
側の中央には、図2に示すように、クリーニング用紙3
8が通過するための縦長の前面開口が形成されている。
また、その後面側の中央には、図3に示すように、後述
する圧着ローラ46及びその支持アームが侵入されるた
めの後面開口が形成されている。更に、その前記巻取軸
40側の側面には、後述するクリーニング用紙巻取ロー
ラ41及びそのローラ41のシャフト42が侵入される
ための側面開口が形成されている。
【0031】また、クリーニングカセット34内の前記
前面開口及び後面開口の左右両側方には、図3に示すよ
うに、供給軸39及び巻取軸40が縦方向に配置されて
いる。これらの供給軸39及び巻取軸40は、それぞれ
前記ケースに回動可能に支持されている。
【0032】この供給軸39には、クリーニング用紙3
8がロール状に巻かれて供給されている。また、このク
リーニング用紙38は、前記前面開口内を経由して、前
記巻取軸40側に引き出されており、その一端が前記巻
取軸40に固定されている。この開口内のクリーニング
用紙38は、前記キャリッジ26が移動されてくること
により、キャリッジ26上に配置された前記オリフィス
プレート65と対向する。
【0033】以上のように構成されたクリーニングカセ
ット34に対し、このクリーニングカセット34が装着
されたインクジェット記録装置10側には、クリーニン
グカセット34の前記側面開口から前記巻取軸40に向
けてクリーニングカセット34内に入り込むように、ク
リーニング用紙巻取ローラ41が配置されている。
【0034】このクリーニング用紙巻取ローラ41は、
シャフト42に取り付けられている。このシャフト42
は、シャフト受部材45により回動自在に支持されてお
り、クリーニング用紙搬送モータ43が駆動されること
により回転する。従って、前記クリーニング用紙巻取ロ
ーラ41は、クリーニング用紙搬送モータ43が駆動さ
れることにより、前記シャフト42を介して回転する。
また、シャフト受部材45は、一端がフレーム12に固
定されているバネ44により前記巻取軸40の方向に付
勢されている。従って、クリーニング用紙巻取ローラ4
1は、前記シャフト受部材45及びシャフト42を介し
て前記巻取軸40の方向へ付勢され、巻取軸40または
この巻取軸40上に巻かれたクリーニング用紙38に当
接する。
【0035】そして、この状態にて、クリーニング用紙
搬送モータ43が駆動されると、クリーニング用紙巻取
ローラ41は、前記巻取軸40上にクリーニング用紙3
8を巻取らせる。
【0036】尚、クリーニング用紙搬送モータ43は、
CPU52により駆動制御されるクリーニング用紙搬送
モータドライバ60に接続されており、このクリーニン
グ用紙搬送モータドライバ60から駆動電力が供給され
て駆動する。
【0037】また、インクジェット記録装置10側に
は、クリーニングカセット34の前記後面開口から前記
前面開口に向けてクリーニングカセット34内に入り込
むように、弾性材料からなる圧着ローラ46が配置され
ている。圧着ローラ46は、支持アーム49によりその
上下を支持されており、そこを支点に回動自在になって
いる。
【0038】この支持アーム49は、図6に示すよう
に、略T字形状をしている。
【0039】前記圧着ローラ46は、この支持アーム4
9の略T字形状の下端部分にて支持されている。
【0040】この支持アーム49は、回転軸47により
フレーム12に対して回動自在に支持されている。
【0041】また、前記支持アーム49の左端部分は、
後方のフレーム12に一端が固定されたバネ48の他端
に取り付けられており、常に後方側に付勢されている。
従って、支持アーム49は、常には、前記回転軸47を
中心に時計回りに回転し、前記圧着ローラ46を後面側
(オリフィスプレート65から退避する方向)へ移動さ
せる。
【0042】更に、この支持アーム49の右端部分は、
フレーム12に固定されたソレノイド50の移動アーム
50aの先端に回動自在かつスライド可能に取り付けら
れている。ソレノイド50は、通電されることにより、
前記バネ48の力に抗して、移動アーム50aを矢印A
方向に移動させる。従って、移動アーム50aが矢印A
方向に移動されると、それに連動する支持アーム49
は、前記回転軸47を中心に反時計回りに回転し、前記
圧着ローラ46を前面側(オリフィスプレート65に圧
接される方向)へ移動させる。尚、ソレノイド50は、
CPU52に接続されており、その通電がCPU52に
よって制御される。
【0043】尚、このクリーニングカセット34は、図
2に示すように、クリーニングカセット34の右横のフ
レーム12側に設けられているカセット取出ボタン36
が押されることにより、フレーム12から取り外され
る。
【0044】次に、インクジェット記録装置10の電気
的構成について説明する。
【0045】図4は、インクジェット記録装置10の制
御体系を示すブロック図である。
【0046】インクジェット記録装置10は、CPU5
2に、リードオンリーメモリ(以下、ROMと称する)
53、RAM54、キャリッジモータドライバ56、ソ
レノイド50、クリーニング用紙搬送モータドライバ6
0及びその他がバス63を通してそれぞれ接続されてい
る。
【0047】前記R0M53には、インクジェット記録
装置10に、記録動作やヘッドクリーニング動作等をさ
せるためのプログラムが記憶されている。
【0048】前記CPU52は、R0M53のプログラ
ムに従って上記各素子及び装置50,54,56,60
等の駆動制御を行い、記録動作やヘッドクリーニング動
作等を実行させる。
【0049】前記RAM54には、前記キャリッジ位置
データやその他のCPU52による処理データ等が一時
的に記憶される。
【0050】前記キャリッジモータドライバ56は、C
PU52により駆動制御され、駆動時にキャリッジモー
タにパルス電力を供給する。
【0051】前記ソレノイド50は、CPU52により
通電が制御され、移動アーム50aを前述したように移
動させる。
【0052】前記クリーニング用紙搬送モータドライバ
60は、CPU52により駆動制御され、駆動時にクリ
ーニング用紙搬送モータ43にパルス電力を供給する。
【0053】また、前記その他には、前記オリフィス6
4からインクを噴射させるための振動素子、前記リニア
エンコーダスリットを読むセンサ、紙送りモータ20の
ドライバ及び外部コンピュータとのインターフェイス等
が含まれる。
【0054】次に、以上に説明した構成を有するインク
ジェット記録装置10による記録動作及びヘッドクリー
ニング動作について説明する。
【0055】記録動作では、外部コンピュータ等から入
力されたデータに対して、CPU52により、紙送り制
御、キャリッジ送り制御及びインクの噴射制御等を行
い、入力されたデータに基づいた画像を記録用紙上に形
成する。
【0056】また、ヘッドクリーニング動作は、インク
ジェット記録装置10への電源投入時と、上記記録動作
によって10枚の記録用紙に記録が行われる度に行われ
る。
【0057】図5は、インクジェット記録装置10によ
るヘッドクリーニング動作を示す流れ図である。
【0058】このヘッドクリーニング動作では、まず、
ステップS10にて、キャリッジモータを駆動させ、図
6に示すように、圧着ローラ46に支持されたクリーニ
ング用紙38にオリフィスプレート65の左端が対向す
る位置へキャリッジ26を移動させる。この時、前記ソ
レノイド50は通電されておらず、圧着ローラ46は、
前記バネ48の力により、オリフィスプレート65から
退避した位置に配置されている。そのため、キャリッジ
26の移動に伴ってオリフィスプレート65がクリーニ
ング用紙38によって擦られることはない。
【0059】次に、ステップS11にて、CPU52
は、図1(a)に示すように、前記ソレノイド50に通
電して、圧着ローラ46をオリフィスプレート65の方
向へ移動させる。この時、圧着ローラ46は、その形状
が変形するまでオリフィスプレート65側に移動され、
オリフィスプレート65に確実にクリーニング用紙38
を当接させる。
【0060】その後、ステップS12にて、CPU52
は、クリーニング用紙搬送モータ43を駆動させて、圧
着ローラ46上を通過するクリーニング用紙38の速度
がv1 となるように、クリーニング用紙38を巻取軸4
0に速度v1 で巻取って行く。
【0061】また、次のステップS13にて、キャリッ
ジモータを駆動させ、キャリッジ26を、前記クリーニ
ング用紙38を巻取る速度v1 と同じ速度v2 で図中の
左方向に移動させる。つまり、オリフィスプレート65
は、圧着ローラ46により圧着されたクリーニング用紙
38上を、圧着ローラ46上を通過するクリーニング用
紙38と同じ方向に向かって通過する。
【0062】これにより、オリフィスプレート65は、
その左端から右端に向かって圧着されたクリーニング用
紙38により、その汚れが取り除かれる。
【0063】また、この時、圧着ローラ46上を通過す
るクリーニング用紙38とオリフィスプレート65との
相対速度が零にしてあるので、オリフィスプレート65
とクリーニング用紙38との間に摩擦が生じることはな
い。従って、それにより、オリフィスプレート65は、
摩耗されない。また、それにより、クリーニング用紙3
8の繊維や紙粉等がオリフィス64に付着されにくくな
るので、オリフィス64が目詰りすることもない。
【0064】そして、次のステップS14にて、CPU
52は、前記キャリッジ位置を表わすデータを参照し
て、図1(b)に示すように、圧着ローラ46に支持さ
れたクリーニング用紙38にオリフィスプレート65の
右端が対向する位置までキャリッジ26が移送されたか
否か判別する。
【0065】前記ステップS13により、左方向に移動
されたキャリッジ26上のオリフィスプレート65の右
端がまだクリーニング用紙38に対向する位置まで移送
されてない間は、この判別ステップS14の判別が「N
o」となり、次に、前記ステップS12に戻る。そし
て、前記ステップS12乃至ステップS14を繰り返し
実行して、オリフィスプレート65の左端から右端まで
の全体の汚れを、前述したように、取り除いて行く。
【0066】そして、オリフィスプレート65の右端ま
での汚れが取り除かれ、オリフィスプレート65の右端
がクリーニング用紙38に対向する位置までキャリッジ
26が移送されると、前記判別ステップS14の判別が
「Yes」となり、次にステップS15に移る。
【0067】このステップS15では、CPU52は、
キャリッジモータの駆動を停止させ、キャリッジ26の
移動を停止させる。
【0068】次に、ステップS16にて、クリーニング
巻取モータ43の駆動を停止させ、クリーニング用紙3
8の巻取りを停止させる。
【0069】また、次のステップS17にて、前記ソレ
ノイド50への通電を中止して、図7に示すように、前
記バネ48の力により圧着ローラ46をオリフィスプレ
ート65から退避させ、クリーニング用紙38のオリフ
ィスプレート65への圧着を解除させる。
【0070】その後、ステップS18により、キャリッ
ジモータを駆動させて、キャリッジ26をホームポジシ
ョンまで移動させ、以後に行われる記録動作に備える。
【0071】以上によりヘッドクリーニング動作を終了
する。
【0072】このヘッドクリーニング動作によれば、オ
リフィスプレート65の摩耗を防ぐと共に、オリフィス
64が目詰りすることなく、オリフィスプレート65全
体の汚れが取り除かれる。
【0073】従って、このインクジェット記録装置によ
れば、いつでも、正常にインクが噴射され、正常な記録
動作が行われる。
【0074】本発明は以上詳述した実施例に限定される
ものでなく、その主旨を逸脱しない範囲において種々の
変更を加えることができる。
【0075】例えば、クリーニングカセット34が左右
横方向に、クリーニング用紙38の巻取り速度と同じ速
度で移動するような構造にすれば、移動しないライン記
録式のインク噴射ヘッドにおいても、オリフィスプレー
トの摩耗を防ぐと共に、オリフィスが目詰りすることな
く、オリフィスプレート全体の汚れが取り除くことがで
きる。
【0076】また、クリーニング用部材は、紙に限るも
のではなく、布や皮等でもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のインクジェット記録装置によれば、オリフィスプ
レートの摩耗を防ぐと共に、オリフィスが目詰りするこ
となく、オリフィスプレートを掃除し、正常にインクを
噴射することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、オリフィスプレートの掃除を開
始する時の、オリフィスプレートとクリーニング用紙と
の関係を示す平面図である。図1(b)は、オリフィス
プレートの掃除が終了した時の、オリフィスプレートと
クリーニング用紙との関係を示す平面図である。
【図2】図2は、本実施例のインクジェット記録装置の
内部を示す斜視図である。
【図3】図3は、クリーニング用紙を移送するための機
構を示す後面図である。
【図4】図4は、インクジェット記録装置の制御体系を
示すブロック図である。
【図5】図5は、インクジェット記録装置によるヘッド
クリーニング動作を示す流れ図である。
【図6】図6は、キャリッジが、オリフィスプレートの
掃除の開始位置まで移送された時の、オリフィスプレー
トとクリーニング用紙との関係を示す平面図である。
【図7】図7は、オリフィスプレートの掃除が終了した
後に、クリーニング用紙がオリフィスプレートから退避
させられた時の、オリフィスプレートとクリーニング用
紙との関係を示す平面図である。
【図8】図8は、従来のインクジェット記録装置のクリ
ーニングユニット周辺を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 インクジェット記録装置 12 フレーム 24 上流キャリッジガイド 25 下流キャリッジガイド 26 キャリッジ 28 ヘッドユニット 30 回転軸 31 プーリ 32 タイミングベルト 34 クリーニングカセット 38 クリーニング用紙 39 供給軸 40 巻取軸 41 クリーニング用紙巻取ローラ 42 軸 43 クリーニング用紙搬送モータ 46 圧着ローラ 52 CPU 53 ROM 56 キャリッジモータドライバ 60 クリーニング用紙搬送モータドライバ 64 オリフィス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクをインク噴射ヘッドに形成された
    オリフィスから噴射して記録用紙に画像に記録するイン
    クジェット記録装置において、 前記インク噴射ヘッドのインクが噴出される側の面より
    も狭い面積で、その面に圧着されたクリーニング用部材
    に対して、インク噴射ヘッドを移動させるインク噴射ヘ
    ッド移送手段と、 前記クリーニング用部材を移動させるためのクリーニン
    グ用部材移送手段とを備え、 前記インク噴射ヘッド移送手段によるインク噴射ヘッド
    とクリーニング用部材移送手段によるクリーニング用部
    材との相対速度が略零であることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクをインク噴射ヘッドに形成された
    オリフィスから噴射して記録用紙に画像に記録するイン
    クジェット記録装置において、 前記インク噴射ヘッドのインクが噴出される側の面より
    も狭い面積で、その面にクリーニング用部材を当接させ
    る当接手段と、 前記クリーニング用部材を移動させるためのクリーニン
    グ用部材移送手段とを備え、 前記当接手段を、クリーニング用部材移送手段によるク
    リーニング用部材との相対速度が略零であるように移動
    させることを特徴とするインクジェット記録装置。
JP31189792A 1992-11-20 1992-11-20 インクジェット記録装置 Pending JPH06155754A (ja)

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JP31189792A JPH06155754A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 インクジェット記録装置

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