JPH0615339U - 梯子型電気濾波器 - Google Patents

梯子型電気濾波器

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JPH0615339U
JPH0615339U JP5776292U JP5776292U JPH0615339U JP H0615339 U JPH0615339 U JP H0615339U JP 5776292 U JP5776292 U JP 5776292U JP 5776292 U JP5776292 U JP 5776292U JP H0615339 U JPH0615339 U JP H0615339U
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case
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electric filter
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梯子型電気濾波器において、合成樹脂製ケー
ス1の側面に形成されたバリyによる把持工程での問題
点を除去すること。 【構成】 合成樹脂製ケース1を複数同時にインサート
成形する際に該ケースの側面の樹脂供給路が連通するこ
ととなる部分に、低段面fを形成したから、その主側面
Fからは一段くぼんだ位置にバリyが形成され、該バリ
yがその段高さよりも突出しない限り、ケース側面を産
業用ロボット等の挟持装置60で把持した場合に、その
主側面Fで整一に挟持されることとなり、ケース1がバ
リyにより傾斜して保持されることはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、無線器等に用いられるものであって、ケース内に所要回路を形成す る直列共振子及び並列共振子等を収納し、該ケースの対向する両側面のいずれか らも、前記回路の外部接続端子となる端子板の接続脚を突出させてなり、プリン ト基板に実装されて濾波回路を構成する梯子型電気濾波器に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線器等においては、小型化,薄型化が望まれている。そこで、濾波回路は、 直列共振子及び並列共振子からなる基本単位回路が連続することにより構成され るものであるから、該基本単位回路を一〜少数単位だけケース内に収納して電気 濾波器を構成するようにして、濾波器自体を可及的に薄型としたものが提案され ている。この種の電気濾波器は、プリント基板の上部に実装し、ケースの側面か ら突出した端子板の接続脚を折曲げ、プリント基板の所要導電路と接続して、所 要の濾波回路を構成する。
【0003】 ところでこの電気濾波器にあって、直列共振子又は並列共振子と電気的に接続 する複数の端子板の接続脚を、ケースの両側面のうちいずれの面からも突出させ たものが実願昭63-110142 において提案された。この構成にあっては、ケースの 両側面から突出する接続脚をプリント基板のスルホールに挿入したり、半田付す る等の手段で固定することにより両端支持が施され得て、濾波器は安定的に保持 される利点がある。
【0004】 また上述の様に、ケースの両側面から接続脚を突出する構成として、実願平1- 16047 号において、接続脚を備えた入力側端子板、出力側端子板及びアース側端 子板のうちいずれかの端子板をインサート成形により合成樹脂製ケースに一体組 付けして、該ケースの一側面から接続脚を突出させ、他の接続脚を備えた端子板 を、ケースの他側面に形成した開口から挿入して、その接続脚をケースの他側面 から突出させたものが提案された。
【0005】 このものは、一方の端子板を合成樹脂製ケースに一体組付しているから、ケー スの両側に開口を形成して、各開口を封止板で遮蔽する構成と異なり、一側面側 にあっては接続脚を封止板に形成した挿通孔に挿入する必要が簡略されて組み付 け工程が容易となり、封止処理はケースの片側だけで行われるから気密性が良好 となる利点がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のように、端子板をインサート成形により合成樹脂製ケース1 に一体組付けする構成にあって、通常は、その量産性を向上させるために、図4 で示すように、合成樹脂製ケース1は多数同時に成形される。すなわち、端子板 2を複数枝分れ状に側方へ突成した金属帯40を製造し、各端子板2を多数並設 した成形型50に挿入し、該成形型50に樹脂を注入して、同時に多数形成する 手段が適用される。この成形型50は樹脂路51により連続しており、その成形 後には、図4のように各合成樹脂製ケース1は連接樹脂xにより連結している。 そして各合成樹脂製ケース1は前記連接樹脂xを除去し、かつ金属帯40から端 子板2の接続脚2tを切断することにより構成される。
【0007】 ところが、合成樹脂製ケース1の側面には連接樹脂xの分離後にも、その残部 によりバリyを生ずる。このためケース1内へのその他の部材の装着は、工業用 ロボット等の把持装置60によって合成樹脂製ケース1の両側面を保持し、該ケ ース1を位置決めしてから自動供給するものであるが、図5で示すように、前記 側面から突出したバリyにより、点接触状態となってケース1を安定的に把持す ることができず、傾斜したり、又は落下する等、装着工程に支障を生ずることと なる。 本考案は、このような、問題点を除去することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本考案は、接続脚を備えた入力側端子板、出力側端子板及びアース側端子板の うちいずれかの端子板をインサート成形により合成樹脂製ケースと一体組付けし て、該ケースの一側面から接続脚を突出させ、各端子板と所要の接続が施される 直列共振子,並列共振子及び他の端子板等をケースの他側面に形成した開口から 挿入し、他の端子板の接続脚をケースの他側面から突出させてなる梯子型電気濾 波器において、合成樹脂製ケースを複数同時にインサート成形する際に該ケース の側面の樹脂供給路が連通することとなる部分に、低段面を形成したことを特徴 とするものである。
【0009】
【作用】
連接樹脂xを除去した後のケース側面に生ずるバリyは低段面に形成されてい る。従って、その主側面からは一段くぼんだ位置に形成され、前記バリyがその 段高さよりも突出しない限り、ケース側面を産業用ロボット等の挟持装置60で 把持した場合に、その主側面で整一に挟持されることとなり、ケースがバリyに より傾斜して保持されることはない。
【0010】
【実施例】
添付図面について本考案の一実施例を説明する。 四枚の共振子をケース内に収納して、二つの基本単位回路を格納する濾波器F に、本考案を適用した構成例を、図1に従って説明する。 1は絶縁材料からなる薄型の方形状合成樹脂製ケースであって、一端縁から接 続脚2tを突成した端子板2が図2で示すように一体的に組み付けられる。この 組み付け手段としては、後述するインサート成形が採用される。またこの合成樹 脂製ケース1の収納空隙3内には、端子板2の上下に所要回路を構成する各種の 部材が開口4から挿入される。
【0011】 この構成にあっては、端子板2はアース端子板として用いられる。そしてこの 端子板2の上方には、緩衝板11、一側縁に接続脚6tを形成した入力端子板6 、肉厚の直列共振子4a、中継端子板10a、補助端子板12及び肉薄の並列共 振子5aが順次挿入される。
【0012】 また、端子板2の下方には中継端子板13a、絶縁板14、中継端子板10b 、直列共振子4b、一側縁に接続脚8tを形成した出力端子板8、補助端子板1 5、並列共振子5b、中継端子板13b及び緩衝板16が順次挿入される。前記 中継端子板10a,10bは、その前寄りの側部で連続部10cにより一体化さ れている。また同じく中継端子板13a,13bも、その前寄り他側部で、連続 部13cにより一体化されている。そして、前記連続部10c,13cが、他の 部材と接触しないように、前記合成樹脂製ケース1の収納空隙3内において、入 口部の両側に、前記連続部10c,13cが位置する切欠部3a,3bが形成さ れている。
【0013】 而して、かかる装着状態において、合成樹脂製ケース1の他側面からは、入力 端子板6の接続脚6tと、出力端子板8の接続脚8tとが突出することとなる。 この入力端子板6の接続脚6tは二度折曲され、その突出高さは接続脚8tと同 一となる。
【0014】 かかる収納状態で、に開口4には封止板17を嵌入し、その挿通孔18a,1 8bに接続脚6t,8tを挿通させ、封止板17を被着してから該封止板17上 にエポキシ樹脂等の封止剤19を注入することにより、図3で示す電気濾波器F が完成する。
【0015】 そしてこの電気濾波器Fは、図3のようにプリント基板p上に横置され、接続 脚2t及び接続脚6t,8tの屈曲端を、プリント基板p上の所要導電路に半田 付mを施して接続し、両側支持により安定的に保持される。
【0016】 この電気濾波器Fは、濾波回路の基本単位回路となるものであって、これを結 線することにより濾波回路が構成される。 次に、合成樹脂製ケースで1に接続脚2tを突成した端子板2を組み付けるイ ンサート成形を図4について説明する。
【0017】 前記合成樹脂製ケース1はその量産性をよくするために多数同時に成形される 。すなわち、前記端子板2を複数の接続脚2tにより側方へ枝分れ状上に連成し た金属帯金属帯40を形成しておく。この金属帯40は所定間隔で送り爪41及 び送り孔42が形成され、間欠送り制御が可能となるようにしている。
【0018】 そして、前記各端子板2を成形型50に挿入し、該成形型50に樹脂を注入す る。この成形型50は樹脂路により連続しており、該樹脂が同時に成形型50内 に供給される。従って、その成形後には、図4のように各合成樹脂製ケース1は 連接樹脂xにより連続している。そして各合成樹脂製ケース1は連接樹脂xを除 去し、かつ金属帯40から接続脚2tを切断することにより、図2のように端子 板2が一体的にインサートされた合成樹脂製ケース1となり、これをフィーダに 供給して、所定方向へ送給し、次の工程で、図2の鎖線で示すように合成樹脂製 ケース1の両側面を産業用ロボット等の把持装置60によって把持し、上述のよ うにその他の装着部材を開口4より供給することとなる。
【0019】 ところで、前記連接樹脂xを除去しても、前記合成樹脂製ケース1の側面には 微小なバリyが残る。このため前記把持装置60で保持すると、図5のように合 成樹脂製ケース1の位置が不定となって、傾斜したり又は落下して、次の装着工 程を良好に施すことができない。そこで、前記合成樹脂製ケース1の連接樹脂x が形成される面部には、主側面Fにより一段低い低段面fが形成される。このた め前記バリyの突出度が前記低段面fと主側面Fの段の高さ以下である場合には 、主側面Fからはバリyが突出しない。従って、前記把持装置60はその最大幅 である主側面Fを挟持することとなるから、前記バリyによる影響を取り除かれ ることとなる。従って、整一な把持作業が可能となり、装着工程を支障なく施す ことができることとなる。
【0020】
【考案の効果】 本考案は、合成樹脂製ケース1を複数同時にインサート成形する際に該ケース の側面の樹脂供給路が連通することとなる部分に、低段面fを形成したから、そ の主側面Fからは一段くぼんだ位置にバリyが形成され、該バリyがその段高さ よりも突出しない限り、ケース側面を産業用ロボット等の挟持装置60で把持し た場合に、その主側面Fで整一に挟持されることとなり、ケース1がバリyによ り傾斜して保持されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る梯子型電気濾波器の分離斜視図で
ある。
【図2】端子板2の横断平面図である。
【図3】梯子型電気濾波器の縦断側面図である。
【図4】端子板2の成形過程を示す平面図である。
【図5】従来構成の欠点を示す平面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂製ケース 2 端子板 40 金属帯 f 低段面 x 連接樹脂 y バリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続脚を備えた入力側端子板、出力側端子
    板及びアース側端子板のうちいずれかの端子板をインサ
    ート成形により合成樹脂製ケースと一体組付けして、該
    ケースの一側面から接続脚を突出させ、各端子板と所要
    の接続が施される直列共振子,並列共振子及び他の端子
    板等をケースの他側面に形成した開口から挿入し、他の
    端子板の接続脚をケースの他側面から突出させてなる梯
    子型電気濾波器において、 合成樹脂製ケースを複数同時にインサート成形する際に
    該ケースの両側面の樹脂供給路が連通することとなる部
    分に夫々低段面を形成したことを特徴とする梯子型電気
    濾波器。
JP1992057762U 1992-07-24 1992-07-24 梯子型電気濾波器 Expired - Lifetime JPH083062Y2 (ja)

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JPH083062Y2 JPH083062Y2 (ja) 1996-01-29

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Citations (8)

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