JPH083062Y2 - 梯子型電気濾波器 - Google Patents

梯子型電気濾波器

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JPH083062Y2
JPH083062Y2 JP1992057762U JP5776292U JPH083062Y2 JP H083062 Y2 JPH083062 Y2 JP H083062Y2 JP 1992057762 U JP1992057762 U JP 1992057762U JP 5776292 U JP5776292 U JP 5776292U JP H083062 Y2 JPH083062 Y2 JP H083062Y2
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JP
Japan
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case
terminal plate
synthetic resin
electric filter
type electric
Prior art date
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JP1992057762U
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JPH0615339U (ja
Inventor
保彦 中川
達雄 小川
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NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、無線器等に用いられる
ものであって、ケース内に所要回路を形成する直列共振
子及び並列共振子等を収納し、該ケースの対向する両側
面のいずれからも、前記回路の外部接続端子となる端子
板の接続脚を突出させてなり、プリント基板に実装され
て濾波回路を構成する梯子型電気濾波器に関する。
【0002】
【従来の技術】無線器等においては、小型化,薄型化が
望まれている。そこで、濾波回路は、直列共振子及び並
列共振子からなる基本単位回路が連続することにより構
成されるものであるから、該基本単位回路を一〜少数単
位だけケース内に収納して電気濾波器を構成するように
して、濾波器自体を可及的に薄型としたものが提案され
ている。この種の電気濾波器は、プリント基板の上部に
実装し、ケースの側面から突出した端子板の接続脚を折
曲げ、プリント基板の所要導電路と接続して、所要の濾
波回路を構成する。
【0003】ところでこの電気濾波器にあって、直列共
振子又は並列共振子と電気的に接続する複数の端子板の
接続脚を、ケースの両側面のうちいずれの面からも突出
させたものが実願昭63-110142 において提案された。こ
の構成にあっては、ケースの両側面から突出する接続脚
をプリント基板のスルホールに挿入したり、半田付する
等の手段で固定することにより両端支持が施され得て、
濾波器は安定的に保持される利点がある。
【0004】また上述の様に、ケースの両側面から接続
脚を突出する構成として、実願平1-16047 号において、
接続脚を備えた入力側端子板、出力側端子板及びアース
側端子板のうちいずれかの端子板をインサート成形によ
り合成樹脂製ケースに一体組付けして、該ケースの一側
面から接続脚を突出させ、他の接続脚を備えた端子板
を、ケースの他側面に形成した開口から挿入して、その
接続脚をケースの他側面から突出させたものが提案され
た。
【0005】このものは、一方の端子板を合成樹脂製ケ
ースに一体組付しているから、ケースの両側に開口を形
成して、各開口を封止板で遮蔽する構成と異なり、一側
面側にあっては接続脚を封止板に形成した挿通孔に挿入
する必要が簡略されて組み付け工程が容易となり、封止
処理はケースの片側だけで行われるから気密性が良好と
なる利点がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、端子板をインサート成形により合成樹脂製ケース1
に一体組付けする構成にあって、通常は、その量産性を
向上させるために、図4で示すように、合成樹脂製ケー
ス1は多数同時に成形される。すなわち、端子板2を複
数枝分れ状に側方へ突成した金属帯40を製造し、各端
子板2を多数並設した成形型50に挿入し、該成形型5
0に樹脂を注入して、同時に多数形成する手段が適用さ
れる。この成形型50は樹脂路51により連続してお
り、その成形後には、図4のように各合成樹脂製ケース
1は連接樹脂xにより連結している。そして各合成樹脂
製ケース1は前記連接樹脂xを除去し、かつ金属帯40
から端子板2の接続脚2tを切断することにより構成さ
れる。
【0007】ところが、合成樹脂製ケース1の側面には
連接樹脂xの分離後にも、その残部によりバリyを生ず
る。このためケース1内へのその他の部材の装着は、工
業用ロボット等の把持装置60によって合成樹脂製ケー
ス1の両側面を保持し、該ケース1を位置決めしてから
自動供給するものであるが、図5で示すように、前記側
面から突出したバリyにより、点接触状態となってケー
ス1を安定的に把持することができず、傾斜したり、又
は落下する等、装着工程に支障を生ずることとなる。本
考案は、このような、問題点を除去することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、接続脚を備え
た入力側端子板、出力側端子板及びアース側端子板のう
ちいずれかの端子板をインサート成形により合成樹脂製
ケースと一体組付けして、該ケースの一側面から接続脚
を突出させ、各端子板と所要の接続が施される直列共振
子,並列共振子及び他の端子板等をケースの他側面に形
成した開口から挿入し、他の端子板の接続脚をケースの
他側面から突出させてなる梯子型電気濾波器において、
合成樹脂製ケースを複数同時にインサート成形する際に
該ケースの側面の樹脂供給路が連通することとなる部分
に、低段面を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】連接樹脂xを除去した後のケース側面に生ずる
バリyは低段面に形成されている。従って、その主側面
からは一段くぼんだ位置に形成され、前記バリyがその
段高さよりも突出しない限り、ケース側面を産業用ロボ
ット等の挟持装置60で把持した場合に、その主側面で
整一に挟持されることとなり、ケースがバリyにより傾
斜して保持されることはない。
【0010】
【実施例】添付図面について本考案の一実施例を説明す
る。四枚の共振子をケース内に収納して、二つの基本単
位回路を格納する濾波器Fに、本考案を適用した構成例
を、図1に従って説明する。1は絶縁材料からなる薄型
の方形状合成樹脂製ケースであって、一端縁から接続脚
2tを突成した端子板2が図2で示すように一体的に組
み付けられる。この組み付け手段としては、後述するイ
ンサート成形が採用される。またこの合成樹脂製ケース
1の収納空隙3内には、端子板2の上下に所要回路を構
成する各種の部材が開口4から挿入される。
【0011】この構成にあっては、端子板2はアース端
子板として用いられる。そしてこの端子板2の上方に
は、緩衝板11、一側縁に接続脚6tを形成した入力端
子板6、肉厚の直列共振子4a、中継端子板10a、補
助端子板12及び肉薄の並列共振子5aが順次挿入され
る。
【0012】また、端子板2の下方には中継端子板13
a、絶縁板14、中継端子板10b、直列共振子4b、
一側縁に接続脚8tを形成した出力端子板8、補助端子
板15、並列共振子5b、中継端子板13b及び緩衝板
16が順次挿入される。前記中継端子板10a,10b
は、その前寄りの側部で連続部10cにより一体化され
ている。また同じく中継端子板13a,13bも、その
前寄り他側部で、連続部13cにより一体化されてい
る。そして、前記連続部10c,13cが、他の部材と
接触しないように、前記合成樹脂製ケース1の収納空隙
3内において、入口部の両側に、前記連続部10c,1
3cが位置する切欠部3a,3bが形成されている。
【0013】而して、かかる装着状態において、合成樹
脂製ケース1の他側面からは、入力端子板6の接続脚6
tと、出力端子板8の接続脚8tとが突出することとな
る。この入力端子板6の接続脚6tは二度折曲され、そ
の突出高さは接続脚8tと同一となる。
【0014】かかる収納状態で、に開口4には封止板1
7を嵌入し、その挿通孔18a,18bに接続脚6t,
8tを挿通させ、封止板17を被着してから該封止板1
7上にエポキシ樹脂等の封止剤19を注入することによ
り、図3で示す電気濾波器Fが完成する。
【0015】そしてこの電気濾波器Fは、図3のように
プリント基板p上に横置され、接続脚2t及び接続脚6
t,8tの屈曲端を、プリント基板p上の所要導電路に
半田付mを施して接続し、両側支持により安定的に保持
される。
【0016】この電気濾波器Fは、濾波回路の基本単位
回路となるものであって、これを結線することにより濾
波回路が構成される。次に、合成樹脂製ケースで1に接
続脚2tを突成した端子板2を組み付けるインサート成
形を図4について説明する。
【0017】前記合成樹脂製ケース1はその量産性をよ
くするために多数同時に成形される。すなわち、前記端
子板2を複数の接続脚2tにより側方へ枝分れ状上に連
成した金属帯金属帯40を形成しておく。この金属帯4
0は所定間隔で送り爪41及び送り孔42が形成され、
間欠送り制御が可能となるようにしている。
【0018】そして、前記各端子板2を成形型50に挿
入し、該成形型50に樹脂を注入する。この成形型50
は樹脂路により連続しており、該樹脂が同時に成形型5
0内に供給される。従って、その成形後には、図4のよ
うに各合成樹脂製ケース1は連接樹脂xにより連続して
いる。そして各合成樹脂製ケース1は連接樹脂xを除去
し、かつ金属帯40から接続脚2tを切断することによ
り、図2のように端子板2が一体的にインサートされた
合成樹脂製ケース1となり、これをフィーダに供給し
て、所定方向へ送給し、次の工程で、図2の鎖線で示す
ように合成樹脂製ケース1の両側面を産業用ロボット等
の把持装置60によって把持し、上述のようにその他の
装着部材を開口4より供給することとなる。
【0019】ところで、前記連接樹脂xを除去しても、
前記合成樹脂製ケース1の側面には微小なバリyが残
る。このため前記把持装置60で保持すると、図5のよ
うに合成樹脂製ケース1の位置が不定となって、傾斜し
たり又は落下して、次の装着工程を良好に施すことがで
きない。そこで、前記合成樹脂製ケース1の連接樹脂x
が形成される面部には、主側面Fにより一段低い低段面
fが形成される。このため前記バリyの突出度が前記低
段面fと主側面Fの段の高さ以下である場合には、主側
面Fからはバリyが突出しない。従って、前記把持装置
60はその最大幅である主側面Fを挟持することとなる
から、前記バリyによる影響を取り除かれることとな
る。従って、整一な把持作業が可能となり、装着工程を
支障なく施すことができることとなる。
【0020】
【考案の効果】本考案は、合成樹脂製ケース1を複数同
時にインサート成形する際に該ケースの側面の樹脂供給
路が連通することとなる部分に、低段面fを形成したか
ら、その主側面Fからは一段くぼんだ位置にバリyが形
成され、該バリyがその段高さよりも突出しない限り、
ケース側面を産業用ロボット等の挟持装置60で把持し
た場合に、その主側面Fで整一に挟持されることとな
り、ケース1がバリyにより傾斜して保持されることは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る梯子型電気濾波器の分離斜視図で
ある。
【図2】端子板2の横断平面図である。
【図3】梯子型電気濾波器の縦断側面図である。
【図4】端子板2の成形過程を示す平面図である。
【図5】従来構成の欠点を示す平面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂製ケース 2 端子板 40 金属帯 f 低段面 x 連接樹脂 y バリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続脚を備えた入力側端子板、出力側端子
    板及びアース側端子板のうちいずれかの端子板をインサ
    ート成形により合成樹脂製ケースと一体組付けして、該
    ケースの一側面から接続脚を突出させ、各端子板と所要
    の接続が施される直列共振子,並列共振子及び他の端子
    板等をケースの他側面に形成した開口から挿入し、他の
    端子板の接続脚をケースの他側面から突出させてなる梯
    子型電気濾波器において、 合成樹脂製ケースを複数同時にインサート成形する際に
    該ケースの両側面の樹脂供給路が連通することとなる部
    分に夫々低段面を形成したことを特徴とする梯子型電気
    濾波器。
JP1992057762U 1992-07-24 1992-07-24 梯子型電気濾波器 Expired - Lifetime JPH083062Y2 (ja)

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JPH0615339U JPH0615339U (ja) 1994-02-25
JPH083062Y2 true JPH083062Y2 (ja) 1996-01-29

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