JPH0685473A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents
電子部品及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0685473A JPH0685473A JP4257297A JP25729792A JPH0685473A JP H0685473 A JPH0685473 A JP H0685473A JP 4257297 A JP4257297 A JP 4257297A JP 25729792 A JP25729792 A JP 25729792A JP H0685473 A JPH0685473 A JP H0685473A
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- Japan
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- electronic component
- case
- casing
- component element
- base
- Prior art date
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- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーシングを変形させることなく電子部品素
子をケーシングに容易に配置でき、作業性を向上させる
こと。 【構成】 樹脂ベース14,15の下面に突起27を突
設する。この突起27が挿入してスライドさせる長孔2
8をケース16に底面に穿孔する。そして、樹脂ベース
14,15をケース16の底面に上方から真っ直ぐ下に
下ろし、樹脂ベース14,15の突起27をケース16
の長孔28に挿入する。次に、樹脂ベース14,15を
ケース16の端部17に向かって、つまり長孔28の切
り欠き方向に沿ってスライドさせる。突起27が長孔2
8の端縁に当接した位置で樹脂ベース14,15がケー
ス16の端部17に位置決めされる。
子をケーシングに容易に配置でき、作業性を向上させる
こと。 【構成】 樹脂ベース14,15の下面に突起27を突
設する。この突起27が挿入してスライドさせる長孔2
8をケース16に底面に穿孔する。そして、樹脂ベース
14,15をケース16の底面に上方から真っ直ぐ下に
下ろし、樹脂ベース14,15の突起27をケース16
の長孔28に挿入する。次に、樹脂ベース14,15を
ケース16の端部17に向かって、つまり長孔28の切
り欠き方向に沿ってスライドさせる。突起27が長孔2
8の端縁に当接した位置で樹脂ベース14,15がケー
ス16の端部17に位置決めされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車電話、
携帯電話等の移動通信機器に使用され、マイクロ波帯用
の誘電体フィルタに用いられる電子部品及びその製造方
法に関するものである。
携帯電話等の移動通信機器に使用され、マイクロ波帯用
の誘電体フィルタに用いられる電子部品及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の誘電体フィルタの分解斜視
図を示しており、例えば、4段の共振器構成となってい
る。4個並設される誘電体同軸共振器1〜4は、誘電体
の穴5の内面に形成した内導体と、該誘電体の外面に形
成した外導体とで所定の周波数で共振するようになって
いる。誘電体同軸共振器1〜4の穴5には内部の内導体
と接触した接続端子6がそれぞれ圧入されていて、接続
端子6の先端が結合基板7の上面に形成したコンデンサ
電極膜8〜11に接続されるようになっている。
図を示しており、例えば、4段の共振器構成となってい
る。4個並設される誘電体同軸共振器1〜4は、誘電体
の穴5の内面に形成した内導体と、該誘電体の外面に形
成した外導体とで所定の周波数で共振するようになって
いる。誘電体同軸共振器1〜4の穴5には内部の内導体
と接触した接続端子6がそれぞれ圧入されていて、接続
端子6の先端が結合基板7の上面に形成したコンデンサ
電極膜8〜11に接続されるようになっている。
【0003】結合基板7の両側のコンデンサ電極膜8,
11の下面には電極膜が形成されており、この電極膜と
入出力端子12,13の一端がそれぞれ接続されるよう
になっている。上記結合基板7と一対の入出力端子1
2,13は一対の樹脂ベース14,15に保持され、該
樹脂ベース14,15はケース16に位置決めされるよ
うになっている。このケース16の端部17は断面が略
コ字型に形成されていて、この端部17の内側に上記樹
脂ベース14,15が位置決めされて実装される。図6
に示すように、樹脂ベース14,15の下面には位置決
め用の突起18が突設されており、また、この突起18
が嵌合される位置決め用の孔19をケース16の底面に
穿設している。なお、図5に示す20はカバーであり、
ケース16の上面に配設された上記各電子部品素子を覆
設する。
11の下面には電極膜が形成されており、この電極膜と
入出力端子12,13の一端がそれぞれ接続されるよう
になっている。上記結合基板7と一対の入出力端子1
2,13は一対の樹脂ベース14,15に保持され、該
樹脂ベース14,15はケース16に位置決めされるよ
うになっている。このケース16の端部17は断面が略
コ字型に形成されていて、この端部17の内側に上記樹
脂ベース14,15が位置決めされて実装される。図6
に示すように、樹脂ベース14,15の下面には位置決
め用の突起18が突設されており、また、この突起18
が嵌合される位置決め用の孔19をケース16の底面に
穿設している。なお、図5に示す20はカバーであり、
ケース16の上面に配設された上記各電子部品素子を覆
設する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来、樹脂ベ
ース14,15をケース16に組み込む時には、以下の
ように行っていた。すなわち、図6に示すように、ケー
ス16の端部17の上板21を無理矢理に押し広げて開
口部分を大きくし、ケース16の孔19を狙って樹脂ベ
ース14,15の突起18を嵌め込んでいた。この場
合、ケース16が無理矢理に広げられて挿入されるの
で、ケース16の変形が起こったり、作業性が悪くなる
という問題があった。また、コストダウンのための自動
機を導入するにも、この作業がネックとなっていた。
ース14,15をケース16に組み込む時には、以下の
ように行っていた。すなわち、図6に示すように、ケー
ス16の端部17の上板21を無理矢理に押し広げて開
口部分を大きくし、ケース16の孔19を狙って樹脂ベ
ース14,15の突起18を嵌め込んでいた。この場
合、ケース16が無理矢理に広げられて挿入されるの
で、ケース16の変形が起こったり、作業性が悪くなる
という問題があった。また、コストダウンのための自動
機を導入するにも、この作業がネックとなっていた。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、ケーシングを変形させることなく電子部品素子
をケーシングに容易に配置でき、作業性を向上させるこ
とを目的とした電子部品及びその製造方法を提供するも
のである。
あって、ケーシングを変形させることなく電子部品素子
をケーシングに容易に配置でき、作業性を向上させるこ
とを目的とした電子部品及びその製造方法を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、端部の断面が
略コ字型に形成されたケーシングの該端部に電子部品素
子を納装配置するようにした電子部品において、上記電
子部品素子の下面に突起を突設し、上記ケーシングの底
面に上記電子部品素子の突起が挿入される孔を穿設する
と共に、この孔をケーシングの端部方向に長い長孔とし
たことを特徴とするものである。
略コ字型に形成されたケーシングの該端部に電子部品素
子を納装配置するようにした電子部品において、上記電
子部品素子の下面に突起を突設し、上記ケーシングの底
面に上記電子部品素子の突起が挿入される孔を穿設する
と共に、この孔をケーシングの端部方向に長い長孔とし
たことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2においては、電子部品素子
をケーシングの底面に載置すると共に該電子部品素子の
突起をケーシングの長孔に挿入した後に、この長孔に沿
って電子部品素子をケーシングの端部側にスライドさせ
て配置するようにしたものである。
をケーシングの底面に載置すると共に該電子部品素子の
突起をケーシングの長孔に挿入した後に、この長孔に沿
って電子部品素子をケーシングの端部側にスライドさせ
て配置するようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明は、電子部品素子の突起をケーシングの
長孔に挿入するようにして電子部品素子をケーシングの
底面上に置き、その電子部品素子を長孔に沿ってスライ
ドさせることで、電子部品素子をケーシングの端部側に
容易に配置することができる。従って、従来のようにケ
ーシングに電子部品素子を無理矢理に挿入しなくてよい
ため、ケーシングが変形することがなく、製品不良が削
減して品質が向上する。また、電子部品素子のケーシン
グへの実装がワンタッチに近い形で行えるので、作業性
が向上し、更には、コストダウンのための自動機も導入
しやすい構造とすることができる。
長孔に挿入するようにして電子部品素子をケーシングの
底面上に置き、その電子部品素子を長孔に沿ってスライ
ドさせることで、電子部品素子をケーシングの端部側に
容易に配置することができる。従って、従来のようにケ
ーシングに電子部品素子を無理矢理に挿入しなくてよい
ため、ケーシングが変形することがなく、製品不良が削
減して品質が向上する。また、電子部品素子のケーシン
グへの実装がワンタッチに近い形で行えるので、作業性
が向上し、更には、コストダウンのための自動機も導入
しやすい構造とすることができる。
【0009】また、請求項2においては、電子部品素子
をケーシングの底面に載置すると共に該電子部品素子の
突起をケーシングの長孔に挿入した後に、この長孔に沿
って電子部品素子をケーシングの端部側にスライドさせ
て配置することにより、電子部品素子をケーシングの端
部側に容易に配置することができる。従って、従来のよ
うにケーシングに電子部品素子を無理矢理に挿入しなく
てよいため、ケーシングが変形することがなく、製品不
良が削減して品質が向上する。また、電子部品素子のケ
ーシングへの実装がワンタッチに近い形で行えるので、
作業性が向上し、更には、コストダウンのための自動機
も導入しやすい構造とすることができる。
をケーシングの底面に載置すると共に該電子部品素子の
突起をケーシングの長孔に挿入した後に、この長孔に沿
って電子部品素子をケーシングの端部側にスライドさせ
て配置することにより、電子部品素子をケーシングの端
部側に容易に配置することができる。従って、従来のよ
うにケーシングに電子部品素子を無理矢理に挿入しなく
てよいため、ケーシングが変形することがなく、製品不
良が削減して品質が向上する。また、電子部品素子のケ
ーシングへの実装がワンタッチに近い形で行えるので、
作業性が向上し、更には、コストダウンのための自動機
も導入しやすい構造とすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は本考案の一実施例の誘電体フィルタの分解
斜視図を示し、誘電体同軸共振器1〜4、結合基板7等
の全体の構成は従来と同様に構成されている。なお、こ
の誘電体フィルタは、例えば、自動車電話、携帯電話等
の移動通信機器に使用されるものである。誘電体同軸共
振器1〜4は、直方体状に形成されている誘電体の穴5
の内周面に形成した電極膜状の内導体と、該誘電体の表
面に形成した電極膜状の外導体とで構成されている。こ
の誘電体同軸共振器1〜4の穴5には一端側を略円筒状
に形成した金属製の接続端子6が圧入されて、穴5内の
内導体と接触して導通を得ている。上記接続端子6の他
端側は舌片状に形成されていて、結合基板7の上面に形
成した複数のコンデンサ電極膜8〜11に半田付け等で
接続されるようになっている。なお、この結合基板7は
誘電体で形成されている。
する。図2は本考案の一実施例の誘電体フィルタの分解
斜視図を示し、誘電体同軸共振器1〜4、結合基板7等
の全体の構成は従来と同様に構成されている。なお、こ
の誘電体フィルタは、例えば、自動車電話、携帯電話等
の移動通信機器に使用されるものである。誘電体同軸共
振器1〜4は、直方体状に形成されている誘電体の穴5
の内周面に形成した電極膜状の内導体と、該誘電体の表
面に形成した電極膜状の外導体とで構成されている。こ
の誘電体同軸共振器1〜4の穴5には一端側を略円筒状
に形成した金属製の接続端子6が圧入されて、穴5内の
内導体と接触して導通を得ている。上記接続端子6の他
端側は舌片状に形成されていて、結合基板7の上面に形
成した複数のコンデンサ電極膜8〜11に半田付け等で
接続されるようになっている。なお、この結合基板7は
誘電体で形成されている。
【0011】一方の入出力端子12の一端12aは結合
基板7のコンデンサ電極膜8の下面に形成した電極膜と
接続され、他端12bは外部へ突出して配線基板のパタ
ーン電極と接続されるようになっている。また、他方の
入出力端子13も同様に形成され、一端13aは結合基
板7のコンデンサ電極膜11の下面に形成した電極膜と
接続され、他端13bは外部へ突出して配線基板のパタ
ーン電極と接続されるようになっている。
基板7のコンデンサ電極膜8の下面に形成した電極膜と
接続され、他端12bは外部へ突出して配線基板のパタ
ーン電極と接続されるようになっている。また、他方の
入出力端子13も同様に形成され、一端13aは結合基
板7のコンデンサ電極膜11の下面に形成した電極膜と
接続され、他端13bは外部へ突出して配線基板のパタ
ーン電極と接続されるようになっている。
【0012】電子部品素子である樹脂ベース14,15
の側壁22には上下方向にスリット23がそれぞれ形成
されていて、このスリット23内に上記入出力端子1
2,13が挿入される形で配置される。また、入出力端
子12,13の一端12a,13が挿入配置される固定
部24が樹脂ベース14,15の底面に凹設されてい
る。さらに、樹脂ベース14,15の前壁25と側壁2
2のコーナー部の内側にはそれぞれ対向して保持部26
が突設されており、各保持部26に結合基板7の前後の
端面が当接して、結合基板7が樹脂ベース14,15に
保持されるようになっている。
の側壁22には上下方向にスリット23がそれぞれ形成
されていて、このスリット23内に上記入出力端子1
2,13が挿入される形で配置される。また、入出力端
子12,13の一端12a,13が挿入配置される固定
部24が樹脂ベース14,15の底面に凹設されてい
る。さらに、樹脂ベース14,15の前壁25と側壁2
2のコーナー部の内側にはそれぞれ対向して保持部26
が突設されており、各保持部26に結合基板7の前後の
端面が当接して、結合基板7が樹脂ベース14,15に
保持されるようになっている。
【0013】上記樹脂ベース14,15の下面には、図
1及び図3(a)に示すように、突起27が2つ一体に
それぞれ突設されており、また、この突起27の突出量
はケース16の板厚と略同一に設定してある。そして、
上記樹脂ベース14,15の突起27が挿入してスライ
ドさせる長孔28がケース16の底面に穿孔されてい
る。この長孔28の切り欠き方向はケース16の端部1
7の方向に向けて図3(a)に示すように、突起27の
数に合わせて2条形成してある。従って、各樹脂ベース
14,15に合わせて計4つの長孔28が穿設してあ
る。金属製のケース16の一方の端部17は断面が略コ
字型に形成されており、この端部17の内側に上記樹脂
ベース14,15を半分ほど納装する形で配置されるよ
うになっている。
1及び図3(a)に示すように、突起27が2つ一体に
それぞれ突設されており、また、この突起27の突出量
はケース16の板厚と略同一に設定してある。そして、
上記樹脂ベース14,15の突起27が挿入してスライ
ドさせる長孔28がケース16の底面に穿孔されてい
る。この長孔28の切り欠き方向はケース16の端部1
7の方向に向けて図3(a)に示すように、突起27の
数に合わせて2条形成してある。従って、各樹脂ベース
14,15に合わせて計4つの長孔28が穿設してあ
る。金属製のケース16の一方の端部17は断面が略コ
字型に形成されており、この端部17の内側に上記樹脂
ベース14,15を半分ほど納装する形で配置されるよ
うになっている。
【0014】図2に示すように、ケース16の両側には
複数のアース端子29が一体に外方に向けて突設され、
また、ケース16の前後の略中央部分には該ケース16
を配線基板に位置決め固定するための位置決め片30が
一体に下方に突設されている。ケース16の上面を覆設
する金属製のカバー20の上面には、誘電体同軸共振器
1〜4の半田付け用の窓孔31や調整治具挿入用の孔3
2が穿設してある。なお、上記ケース16とカバー20
とでケーシングを構成している。
複数のアース端子29が一体に外方に向けて突設され、
また、ケース16の前後の略中央部分には該ケース16
を配線基板に位置決め固定するための位置決め片30が
一体に下方に突設されている。ケース16の上面を覆設
する金属製のカバー20の上面には、誘電体同軸共振器
1〜4の半田付け用の窓孔31や調整治具挿入用の孔3
2が穿設してある。なお、上記ケース16とカバー20
とでケーシングを構成している。
【0015】次に、樹脂ベース14,15をケース16
の底面に配置する方法について説明する。樹脂ベース1
4,15に結合基板7、入出力端子12,13等を配設
した後に、図1(a)に示すように、一対の樹脂ベース
14,15をケース16の底面に上方から真っ直ぐ下に
下ろす。そして、樹脂ベース14,15をケース16の
底面に置くと共に、図1(b)に示すように樹脂ベース
14,15の突起27をケース16の長孔28に挿入す
る。樹脂ベース14,15の突起27をケース16の長
孔28に挿入した後に、図1(c)に示すように、樹脂
ベース14,15をケース16の端部17に向かって、
つまり長孔28の切り欠き方向に沿ってスライドさせて
いく。そして、突起27が長孔28の端縁に当接した位
置で樹脂ベース14,15がケース16の端部17に位
置決めされる。
の底面に配置する方法について説明する。樹脂ベース1
4,15に結合基板7、入出力端子12,13等を配設
した後に、図1(a)に示すように、一対の樹脂ベース
14,15をケース16の底面に上方から真っ直ぐ下に
下ろす。そして、樹脂ベース14,15をケース16の
底面に置くと共に、図1(b)に示すように樹脂ベース
14,15の突起27をケース16の長孔28に挿入す
る。樹脂ベース14,15の突起27をケース16の長
孔28に挿入した後に、図1(c)に示すように、樹脂
ベース14,15をケース16の端部17に向かって、
つまり長孔28の切り欠き方向に沿ってスライドさせて
いく。そして、突起27が長孔28の端縁に当接した位
置で樹脂ベース14,15がケース16の端部17に位
置決めされる。
【0016】尚、図1の樹脂ベース14,15は模式的
に書いたものであり、樹脂ベース14,15の前部側が
ケース16の端部17の上板21の下方に丁度納まる形
で配置されるようになっている。
に書いたものであり、樹脂ベース14,15の前部側が
ケース16の端部17の上板21の下方に丁度納まる形
で配置されるようになっている。
【0017】図3(a)はケース16に樹脂ベース1
4,15を置いた場合の平面図を示し、同図(b)は断
面図を示している。図3(b)の矢印は、図1で説明し
たように、樹脂ベース14,15をケース16の底面に
置いて長孔28に沿ってスライドさせる説明の意味であ
る。
4,15を置いた場合の平面図を示し、同図(b)は断
面図を示している。図3(b)の矢印は、図1で説明し
たように、樹脂ベース14,15をケース16の底面に
置いて長孔28に沿ってスライドさせる説明の意味であ
る。
【0018】図4は図2に示す誘電体フィルタの等価回
路図を示し、C1 ,C5 は結合基板7のコンデンサ電極
膜8,11と下面のコンデンサ電極膜との間で形成され
るキャパシタを示している。また、C2 〜C4 は結合基
板7のコンデンサ電極膜8〜11間で形成されるキャパ
シタを示している。このようにして構成される誘電体フ
ィルタはバンドパスフィルタとして作用する。また、か
かる誘電体フィルタは配線基板に表面実装タイプとして
実装されるようになっている。また、上記実施例では誘
電体フィルタ、特にバンドパスフィルタについて説明し
たが、他のハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、バン
ドエリミネーションフィルタ等の単独構成の場合や、こ
れらの各種のフィルタを組み合わせた場合に限らず、他
の電子部品をケースに配設する場合についても本発明を
適用できるのは勿論である。
路図を示し、C1 ,C5 は結合基板7のコンデンサ電極
膜8,11と下面のコンデンサ電極膜との間で形成され
るキャパシタを示している。また、C2 〜C4 は結合基
板7のコンデンサ電極膜8〜11間で形成されるキャパ
シタを示している。このようにして構成される誘電体フ
ィルタはバンドパスフィルタとして作用する。また、か
かる誘電体フィルタは配線基板に表面実装タイプとして
実装されるようになっている。また、上記実施例では誘
電体フィルタ、特にバンドパスフィルタについて説明し
たが、他のハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、バン
ドエリミネーションフィルタ等の単独構成の場合や、こ
れらの各種のフィルタを組み合わせた場合に限らず、他
の電子部品をケースに配設する場合についても本発明を
適用できるのは勿論である。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述のように、端部の断面が略
コ字型に形成されたケーシングの該端部に電子部品素子
を納装配置するようにした電子部品において、上記電子
部品素子の下面に突起を突設し、上記ケーシングの底面
に上記電子部品素子の突起が挿入される孔を穿設すると
共に、この孔をケーシングの端部方向に長い長孔とした
ものであるから、電子部品素子の突起をケーシングの長
孔に挿入するようにして電子部品素子をケーシングの底
面上に置き、その電子部品素子を長孔に沿ってスライド
させることで、電子部品素子をケーシングの端部側に容
易に配置することができる。従って、従来のようにケー
シングに電子部品素子を無理矢理に挿入しなくてよいた
め、ケーシングが変形することがなく、製品不良が削減
して品質が向上する。また、電子部品素子のケーシング
への実装がワンタッチに近い形で行えるので、作業性が
向上し、更には、コストダウンのための自動機も導入し
やすい構造とすることができる効果を奏するものであ
る。
コ字型に形成されたケーシングの該端部に電子部品素子
を納装配置するようにした電子部品において、上記電子
部品素子の下面に突起を突設し、上記ケーシングの底面
に上記電子部品素子の突起が挿入される孔を穿設すると
共に、この孔をケーシングの端部方向に長い長孔とした
ものであるから、電子部品素子の突起をケーシングの長
孔に挿入するようにして電子部品素子をケーシングの底
面上に置き、その電子部品素子を長孔に沿ってスライド
させることで、電子部品素子をケーシングの端部側に容
易に配置することができる。従って、従来のようにケー
シングに電子部品素子を無理矢理に挿入しなくてよいた
め、ケーシングが変形することがなく、製品不良が削減
して品質が向上する。また、電子部品素子のケーシング
への実装がワンタッチに近い形で行えるので、作業性が
向上し、更には、コストダウンのための自動機も導入し
やすい構造とすることができる効果を奏するものであ
る。
【0020】また、請求項2においては、電子部品素子
をケーシングの底面に載置すると共に該電子部品素子の
突起をケーシングの長孔に挿入した後に、この長孔に沿
って電子部品素子をケーシングの端部側にスライドさせ
て配置することにより、電子部品素子をケーシングの端
部側に容易に配置することができる。従って、従来のよ
うにケーシングに電子部品素子を無理矢理に挿入しなく
てよいため、ケーシングが変形することがなく、製品不
良が削減して品質が向上する。また、電子部品素子のケ
ーシングへの実装がワンタッチに近い形で行えるので、
作業性が向上し、更には、コストダウンのための自動機
も導入しやすい構造とすることができる。
をケーシングの底面に載置すると共に該電子部品素子の
突起をケーシングの長孔に挿入した後に、この長孔に沿
って電子部品素子をケーシングの端部側にスライドさせ
て配置することにより、電子部品素子をケーシングの端
部側に容易に配置することができる。従って、従来のよ
うにケーシングに電子部品素子を無理矢理に挿入しなく
てよいため、ケーシングが変形することがなく、製品不
良が削減して品質が向上する。また、電子部品素子のケ
ーシングへの実装がワンタッチに近い形で行えるので、
作業性が向上し、更には、コストダウンのための自動機
も導入しやすい構造とすることができる。
【図1】本発明の実施例の樹脂ベースをケースに配置す
るための説明図である。
るための説明図である。
【図2】誘電体フィルタの全体の分解斜視図である。
【図3】(a)は樹脂ベースをケースに置いた場合の平
面図であり、(b)は断面図である。
面図であり、(b)は断面図である。
【図4】図2に示す誘電体フィルタの等価回路図であ
る。
る。
【図5】従来例の誘電体フィルタの分解斜視図である。
【図6】従来例の樹脂ベースをケースに配置するための
説明図である。
説明図である。
14,15 樹脂ベース 16 ケース 17 端部 27 突起 28 長孔
Claims (2)
- 【請求項1】 端部の断面が略コ字型に形成されたケー
シングの該端部に電子部品素子を納装配置するようにし
た電子部品において、上記電子部品素子の下面に突起を
突設し、上記ケーシングの底面に上記電子部品素子の突
起が挿入される孔を穿設すると共に、この孔をケーシン
グの端部方向に長い長孔としたことを特徴とする電子部
品。 - 【請求項2】 電子部品素子をケーシングの底面に載置
すると共に該電子部品素子の突起をケーシングの長孔に
挿入した後に、この長孔に沿って電子部品素子をケーシ
ングの端部側にスライドさせて配置するようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の電子部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4257297A JPH0685473A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電子部品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4257297A JPH0685473A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電子部品及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685473A true JPH0685473A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=17304416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4257297A Withdrawn JPH0685473A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電子部品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685473A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013114469A1 (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-08 | パナソニック株式会社 | 携帯端末装置 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP4257297A patent/JPH0685473A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013114469A1 (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-08 | パナソニック株式会社 | 携帯端末装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |