JPH0626301U - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JPH0626301U
JPH0626301U JP6801792U JP6801792U JPH0626301U JP H0626301 U JPH0626301 U JP H0626301U JP 6801792 U JP6801792 U JP 6801792U JP 6801792 U JP6801792 U JP 6801792U JP H0626301 U JPH0626301 U JP H0626301U
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JP
Japan
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substrate
dielectric
connection terminal
coupling
base substrate
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JP6801792U
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English (en)
Inventor
修祥 本田
弘己 若松
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続端子の曲げ加工を無くすると共に、接続
端子への樹脂止めを廃止して工数を削減し、電気特性の
安定性の向上を図ること。 【構成】 結合基板13とベース基板22との間にスペ
ーサ21を介在させる。接続端子9の下面と結合基板1
3の電極膜の上面の高さを揃えるように、スペーサ21
の厚さを設定する。これにより、結合基板13の電極膜
と接続端子9とを、接続端子9を加工することなく半田
付けができる。また、スペーサ21の厚み分のクリアラ
ンスCがベース基板22と結合基板13の間にできるこ
とによって、結合基板13の結合容量への浮遊容量の影
響が小さくなる。従って、フィルタの電気特性の安定性
の向上を図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、自動車電話、携帯電話等の移動通信機器に使用される誘電 体フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の誘電体フィルタの分解斜視図を示しており、例えば、4段の共振 器構成となっている。4個並設される誘電体同軸共振器51〜54は、誘電体の 穴55の内面に形成した内導体と、該誘電体の外面に形成した外導体とで所定の 周波数で共振するようになっている。 誘電体同軸共振器51〜54の穴55には内部の内導体と接触した接続端子5 6がそれぞれ圧入されていて、接続端子56の先端が結合基板57の上面に形成 した電極膜58〜61にそれぞれ接続されるようになっている。
【0003】 誘電体からなる平板状のベース基板62の上面には上記結合基板57と誘電体 同軸共振器51〜54が実装され、上面の一部と底面にはアース電極63が形成 してある。このベース基板62の端部側の両側には信号の入出力を行う入出力電 極64,65が形成されている。 ベース基板62の上面に結合基板57及び誘電体同軸共振器51〜54が半田 付け等で実装され、その上面には金属製で下面を開口した箱状のカバー66が覆 設される。また、カバー66の側片68には入出力電極64,65の逃げ用の切 欠部67が形成してある。 尚、かかる誘電体フィルタはバンドパスフィルタとして作用するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図6は、接続端子56を誘電体同軸共振器51〜54の穴55内に圧入し、ベ ース基板62上に配設した結合基板57の各電極膜58〜61に接続端子56を 半田付けをする前の状態を示している。 この状態において、接続端子56と結合基板57との高さに差があるために、 接続端子56を下方に曲げなければならず、その曲げ加工により工数が増加する という問題があった。 また、結合基板57をベース基板62に直接配置すると、ベース基板と結合基 板57に浮遊容量が発生し、電気特性が不安定になる原因となっていた。
【0005】 更に、上記接続端子56の下曲げ加工の場合、下曲げした接続端子56の先端 部を樹脂で固定していた。これは、ユーザー側でのリフロー半田付けの際に、結 合基板57と接続端子56を固定している半田が溶け、接続端子56の弾性によ って結合基板57と接続端子56の接続が外れるのを防止する観点からである。 従って、接続端子56の結合基板57への樹脂止めを行う必要があった。
【0006】 本考案は上述の点に鑑みて提供したものであって、接続端子の曲げ加工を無く すると共に、接続端子への樹脂止めを廃止して工数を削減し、電気特性の安定性 の向上を図ることを目的とした誘電体フィルタを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、誘電体の穴の内面に形成した内導体と、上記誘電体の外面に形成し た外導体とを有し所定の周波数で共振する誘電体同軸共振器と、この誘電体同軸 共振器をその上面に配設するベース基板と、上記誘電体同軸共振器の内導体と接 続した接続端子の先端と接続され上記ベース基板の上面に配設される結合素子と を備えた誘電体フィルタにおいて、上記接続端子の先端と結合素子の接続面とを 略面一にするスペーサをベース基板と結合素子との間に介装したものである。
【0008】
【作用】
本考案によれば、従来のように接続端子を下方に曲げ加工する必要がないため 、組立作業時間の削減を図ることができ、また、接続端子を結合素子に樹脂止め をする必要がなく、全体として工数の削減を図ることができる。更には、スペー サの厚みの分だけ、ベース基板と結合素子との間にクリアランスができることで 、結合素子への浮遊容量の影響が小さくなり、フィルタの電気特性の安定性が向 上するものである。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図2及び図3に示す誘電体 フィルタは、例えば、自動車電話、携帯電話等の移動通信機器に使用されるもの であり、マイクロ波帯に用いられ所謂アンテナ共用器と言われるものである。そ して、この誘電体フィルタは送信側がバンドエリミネーションフィルタで構成さ れ、受信側がバンドパスフィルタで構成されている。 まず、表面実装タイプのこの誘電体フィルタの全体の構成を図2及び図3によ り説明する。バンドエリミネーションフィルタは3段の共振器構成となっており 、3個の誘電体同軸共振器1〜3を有し、バンドパスフィルタは4段の共振器構 成で、4個の誘電体同軸共振器4〜7を有している。
【0010】 誘電体同軸共振器1〜7は、直方体状に形成されている誘電体の穴8の内周面 に形成した電極膜状の内導体と、該誘電体の表面に形成した電極膜状の外導体と で構成され、所定の周波数で共振するようになっている。この誘電体同軸共振器 1〜7の穴8には一端側を略円筒状に形成した金属製の接続端子9がそれぞれ圧 入されて、穴8内の内導体と接触して導通を得ている。 上記接続端子9の他端側は舌片状に形成されていて、後述するコンデンサ基板 10〜12や結合基板13の上面に形成されている電極膜に半田付け等でそれぞ れ接続されるようになっている。
【0011】 上記コンデンサ基板10〜12は誘電体からなり、その上下面には電極膜がそ れぞれ形成されていて、キャパシタを形成している。また、誘電体からなる結合 基板13の上面には複数の電極膜14〜17が並設されており、電極膜14〜1 6は結合容量を多くとるために、対向部分が櫛歯状に形成されている。更に、結 合基板13の下面の両側にも電極膜が形成されている。 また、コンデンサ基板10〜12間にはコイル状のインダクタL1 〜L3 が接 続される。上記インダクタL1 〜L3 を実装する誘電体からなる結合基板18の 上面には電極膜19,20が形成されており、この結合基板18の下面は全面に わたってアース電極となる電極膜が形成されている。
【0012】 上記各部材を上面に実装するベース基板22には、アンテナ側と接続される入 出力電極23と、送信部側が接続される入出力電極24と、受信部側が接続され る入出力電極25とがそれぞれ形成されている。また、ベース基板22の上面は アース電極26が略全面にわたって形成してある。尚、このベース基板22は、 誘電体または絶縁体等で形成されている。 ベース基板22の上面に実装される上記結合基板13は2個のスペーサ21を 介して実装されるものであり、他の1個のスペーサ21はベース基板22の入出 力電極25の上面に実装される。これら3個のスペーサ21は、金属等の導通の ある部材を用いている。
【0013】 ベース基板22を覆設するカバー27は金属製で構成され、カバー27の天板 には誘電体同軸共振器1〜7の上面とカバー27とを半田付け等をするための穴 28と、誘電体同軸共振器1〜7の特性を調整するための治具挿入用の穴29が 穿孔してある。また、カバー27の下縁よりベース基板22のアース電極26と 接続されるアース端子30が複数形成されている。 カバー27の側板には、上記ベース基板22の入出力電極23〜25を露出さ せるための切欠部31がそれぞれ形成してある。 また、カバー27の上面にはラベル32が貼付されるようになっている。
【0014】 次に、各部材の配置構成について説明する。図2及び図3に示すように、バン ドエリミネーションフィルタ側では、1個のスペーサ21がベース基板22の入 出力電極24の上に実装され、また、結合基板18がベース基板22の入出力電 極24と23との間のアース電極26の上に実装される。 更に、入出力電極23と25の上面にスペーサ21がそれぞれ実装され、この 2個のスペーサ21の上面に、下面の電極膜が接触する形で結合基板13が架橋 される。
【0015】 図3(b)に示すように、インダクタL1 の一端がスペーサ21の上面に実装 され、その上にコンデンサ基板10が実装され、このコンデンサ基板10の上面 の電極膜に誘電体同軸共振器1からの接続端子9が接続される。 また、インダクタL1 の他端は結合基板18の電極膜19の上に実装され、イ ンダクタL2 が結合基板18の電極膜19と20との間に実装される。そして、 インダクタL1 とL2 の接続部の上にコンデンサ基板11が実装され、コンデン サ基板11の上面の電極膜に誘電体同軸共振器2からの接続端子9が接続される 。 インダクタL3 の一端が結合基板18の電極膜20の上に実装され、他端は入 出力電極23の上に実装される。また、インダクタL2 とL3 の接続部の上にコ ンデンサ基板12が実装され、コンデンサ基板12の上面の電極膜に誘電体同軸 共振器3からの接続端子9が接続される。
【0016】 2個のスペーサ21の上に実装された結合基板13の上面の各電極膜14〜1 7に、誘電体同軸共振器4〜7からの接続端子9がそれぞれ接続されるようにな っている。尚、この点については、後述する。
【0017】 図4は上記のようにして構成されている誘電体フィルタの等価回路図を示し、 バンドエリミネーションフィルタ側のキャパシタC1 〜C3 は、コンデンサ基板 10〜12の上下の電極膜で形成され、キャパシタC4 は入出力電極24と下面 のアース電極との間で形成されるものである。 キャパシタC5 ,C6 は、結合基板18の上面の電極膜19,20と下面の電 極膜とで形成されている。また、キャパシタC7 は、入出力電極23と下面のア ース電極との間で形成されるものである。 また、バンドパスフィルタ側のキャパシタC8 は、結合基板13の電極膜14 と下面の電極膜との間で形成され、キャパシタC9 〜C1 0 は、結合基板13の 各電極膜14〜16間で形成される。また、キャパシタC1 1 は、結合基板13 の上面の電極膜16と下面の電極膜で形成される。 更に、キャパシタC1 2 は結合基板13の上面の電極膜17と下面の電極膜と で形成される。尚、誘電体同軸共振器7とキャパシタC1 2 とで直列共振回路の トラップ回路を構成している。
【0018】 次に、本考案の要旨について詳述する。図1に示すように、結合基板13とベ ース基板22との間には、スペーサ21(尚、見やすいようにドットを付して示 している。)を介在しており、このスペーサ21の高さ(厚み)は任意に変える ことができる。そして、接続端子9の下面と結合基板13の電極膜14〜17の 上面の高さを揃えるように、スペーサ21の厚さを設定することにより、結合基 板13の電極膜14〜17と接続端子9とを、接続端子9を加工することなく半 田付けを行うことができる。 また、スペーサ21の厚み分のクリアランスC(図1参照)がベース基板22 と結合基板13の間にできることによって、結合基板13の結合容量への浮遊容 量の影響が小さくなるものである。従って、フィルタの電気特性の安定性の向上 を図ることができる。
【0019】 尚、実施例では、フィルタの構成として、バンドパスフィルタとバンドエリミ ネーションフィルタの組み合わせたアンテナ共用器の例を示したが、これらの単 独構成や、他のハイパスフィルタ、ローパスフィルタのそれぞれの単独構成、又 は各フィルタの組み合わせにも本考案を適用できるものである。また、共振器の 段数には制限されないものである。
【0020】
【考案の効果】
本考案は上述のように、誘電体の穴の内面に形成した内導体と、上記誘電体の 外面に形成した外導体とを有し所定の周波数で共振する誘電体同軸共振器と、こ の誘電体同軸共振器をその上面に配設するベース基板と、上記誘電体同軸共振器 の内導体と接続した接続端子の先端と接続され上記ベース基板の上面に配設され る結合素子とを備えた誘電体フィルタにおいて、上記接続端子の先端と結合素子 の接続面とを略面一にするスペーサをベース基板と結合素子との間に介装したも のであるから、従来のように接続端子を下方に曲げ加工する必要がないため、組 立作業時間の削減を図ることができ、また、接続端子を結合素子に樹脂止めをす る必要がなく、全体として工数の削減を図ることができる。更には、スペーサの 厚みの分だけ、ベース基板と結合素子との間にクリアランスができることで、結 合素子への浮遊容量の影響が小さくなり、フィルタの電気特性の安定性が向上す るという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の要部正面図である。
【図2】本考案の実施例の誘電体フィルタの全体の分解
斜視図である。
【図3】(a)は本考案の実施例の誘電体フィルタの平
面図である。(b)は本考案の実施例の誘電体フィルタ
の正面図である。(c)は本考案の実施例の誘電体フィ
ルタの側面図である。
【図4】本考案の誘電体フィルタの等価回路図である。
【図5】従来例の誘電体フィルタの分解斜視図である。
【図6】従来例の誘電体フィルタの正面図である。
【符号の説明】
1〜7 誘電体同軸共振器 8 穴 9 接続端子 13 結合基板 21 スペーサ 22 ベース基板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体の穴の内面に形成した内導体と、
    上記誘電体の外面に形成した外導体とを有し所定の周波
    数で共振する誘電体同軸共振器と、この誘電体同軸共振
    器をその上面に配設するベース基板と、上記誘電体同軸
    共振器の内導体と接続した接続端子の先端と接続され上
    記ベース基板の上面に配設される結合素子とを備えた誘
    電体フィルタにおいて、上記接続端子の先端と結合素子
    の接続面とを略面一にするスペーサをベース基板と結合
    素子との間に介装したことを特徴とする誘電体フィル
    タ。
JP6801792U 1992-09-03 1992-09-03 誘電体フィルタ Withdrawn JPH0626301U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0846403A (ja) * 1994-07-26 1996-02-16 Tokin Corp 誘電体フィルタ用基板及び誘電体フィルタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0846403A (ja) * 1994-07-26 1996-02-16 Tokin Corp 誘電体フィルタ用基板及び誘電体フィルタ

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306