JPH0615155U - カウンタ帰零用ノブ - Google Patents
カウンタ帰零用ノブInfo
- Publication number
- JPH0615155U JPH0615155U JP5195292U JP5195292U JPH0615155U JP H0615155 U JPH0615155 U JP H0615155U JP 5195292 U JP5195292 U JP 5195292U JP 5195292 U JP5195292 U JP 5195292U JP H0615155 U JPH0615155 U JP H0615155U
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- JP
- Japan
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- knob
- hole
- front glass
- counter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カウンタ帰零用ノブとノブが貫通する表硝子
の貫通孔との高精度の位置合せを不要とし、ノブと貫通
孔との接触によるきしみや異音の発生を防止し、かつ防
塵効果を向上する。 【構成】 ノブ9を支持するブラケット11に形成さ
れ、ノブ9が軸方向に摺動可能に挿通される取付孔15
の内周とノブ9の外周との間に間隙を設け、計器前面を
被覆する表硝子10に形成されたノブ9の貫通孔16に
嵌合する円錐形状部21を、ノブ9に一体に設けた。
の貫通孔との高精度の位置合せを不要とし、ノブと貫通
孔との接触によるきしみや異音の発生を防止し、かつ防
塵効果を向上する。 【構成】 ノブ9を支持するブラケット11に形成さ
れ、ノブ9が軸方向に摺動可能に挿通される取付孔15
の内周とノブ9の外周との間に間隙を設け、計器前面を
被覆する表硝子10に形成されたノブ9の貫通孔16に
嵌合する円錐形状部21を、ノブ9に一体に設けた。
Description
【0001】
本考案はカウンタ帰零用ノブに係り、特に自動車用計器に設けられたカウンタ の帰零を行なうカウンタ帰零用ノブに関する。
【0002】
自動車用計器盤は通常図4及び図5に示すように構成されている。すなわち、 ケース1の中央には速度計2が設けられており、速度計2の両側には燃料計3と 温度計4とが設けられている。速度計2の文字板5の中心には指針6が取り付け られており、指針6の上下にはそれぞれ全走行距離を表示するトータルカウンタ 7と、中間走行距離を表示するトリップカウンタ8とが設けられている。また速 度計2にはトリップカウンタ8を帰零するノブ9が設けられており、ノブ9はケ ース1の前面を被覆する表硝子10を貫通して前面に突出している。
【0003】 ノブ9は従来は例えば図6に示すように、速度計2に固定されたU字状のブラ ケット11に軸方向に摺動可能に支持されている。ノブ9にはブラケット11内 において直角方向にアーム12が固定されており、アーム12とブラケット11 の内側の面との間には復帰バネ13が装着されている。そしてノブ9を表硝子1 0から前面に突出する方向に付勢している。またアーム12はトリップカウンタ 8のリセットカム14に係合している。
【0004】
しかしながらブラケット11に形成されたノブ9が挿通される取付孔15の内 周とノブ9の外周との間の間隙が小さい場合、表硝子10に形成されたノブ9が 貫通する貫通孔16に部品寸法や組付位置のばらつきによりずれが生じた場合、 このずれによって表硝子10の貫通孔16の内周とノブ9の外周とが接触するお それがあった。この結果ノブ9を押したときにきしみが発生したり、ノブ9が押 せなかったり、ノブ9が押せても戻らないという作動不良が発生する問題があっ た。
【0005】 この作動不良の発生を防止するために図6に示すように表硝子10に形成され た貫通孔16の内径を大きくして、ノブ9が接触しないようにしてもよい。しか しこの場合は貫通孔16を介してゴミやホコリがケース1の内部に入るという問 題が発生する。この問題を解決するためには、図4,5,7に示すように、貫通 孔15にゴムブッシュ17を取り付ければよいが、この場合は外観が劣り、組付 作業性が低下し、しかも部品点数が増加してコスト高になる欠点があった。
【0006】 一方、図8に示すようにブラケット11に形成された取付孔15の内径を大き くして、ノブ9が半径方向に自由に動くようにしてもよい。この場合は表硝子1 0に形成された貫通孔16の位置がずれてもきしみは発生しないが、車両の振動 によってノブ9と貫通孔16の内周とが当り、異音が発生するという問題があっ た。
【0007】 本考案は上記課題に鑑みてなされたもので、表硝子の貫通孔とノブとの高精度 の位置合せを不要として、ノブと表硝子の貫通孔との接触によるきしみや異音の 発生を防止し、簡単な構成で防塵効果が得られるカウンタ帰零用ノブを提供する ことを目的とする。
【0008】
上記目的を達成するために、本考案は、計器に設けられたカウンタを帰零する カウンタ帰零用ノブにおいて、前記ノブを支持するブラケットに形成され、前記 ノブが軸方向に摺動可能に挿通される取付孔の内周と、前記ノブの外周との間に 間隙を設けるとともに、前記計器の前面を被覆する表硝子に形成された前記ノブ の貫通孔に嵌合する円錐形状部を、前記ノブに一体に設けたことを特徴としてい る。
【0009】
【作用】 上記の構成によると、ブラケットに形成されたノブの取付孔の内周とノブの外 周との間に間隙が設けられているので、ノブはブラケットに対して自由に動くこ とができ、表硝子の貫通孔の位置がずれてもきしみは発生しない。またノブに設 けられた円錐形状部が表硝子の貫通孔に嵌合することにより、振動による異音が 発生せず、ゴミやホコリの計器内部への侵入を防ぐことができる。
【0010】
以下、本考案のカウンタ帰零用ノブの一実施例を図面を参照して説明する。
【0011】 図1に本考案の一実施例の構成を示す。図1において、図8に示す従来例の部 分に対応する部分には同一符号を付してあり、その説明は適宜省略する。本実施 例の特徴はノブ9が表硝子10の貫通孔16に挿通される部分に円錐形状部21 を同心上に一体に設け、円錐形状部21を貫通孔16に嵌合させた点にある。な お貫通孔16の内側には折返し部22がノブ9とほぼ同心状に設けられている。 またブラケット11に形成された取付孔15の内径はノブ9の外径より大きくな っている。
【0012】 本実施例によれば、ブラケット11の取付孔15の内周とノブ9の外周との間 に間隙があるので、表硝子10の貫通孔16の位置がずれていても、きしみの発 生を防ぐことができる。従ってノブ9と貫通孔16との位置合わせのための部品 の加工・組付け精度を上げる必要がなく、コストを低減することができる。また ノブ9に設けられた円錐形状部21は復帰バネ13の付勢力により、表硝子10 の貫通孔16の折返し部22の内周に押し付けられているので隙間がなく、振動 による異音の発生やゴミやホコリのケース1内への侵入を防ぐことができる。さ らにトリップカウンタ8を帰零するときは、ノブ9を押し込むと円錐形状部21 が折返し部22から離脱し、ノブ9は自由に動くのできしむことなく押し込むこ とができる。
【0013】 なお図2に示すように円錐形状部21の形状を上下非対称とすることにより、 表硝子10の貫通孔16に折返し部22を設けることなく、傾斜した表硝子10 の貫通孔16の内周に直接円錐形状部21の外周を当接させることができる。ま た図3に示すように表硝子10が平面硝子であり、ノブ9が表硝子10に対して 直角に挿通される場合は、円錐形状部21をノブ9に対して同心状に設けること により、円錐形状部21の外周を貫通孔16の内周に均一に当接させることがで きる。
【0014】
以上説明したように、本考案のカウンタ帰零用ノブによれば、ノブをブラケッ トに間隙を介して取り付け、ノブが表硝子の貫通孔に挿通される部分に円錐形状 部を設けて、この円錐形状部を前記貫通孔に嵌合するようにしたので、ノブと表 硝子の貫通孔との位置合わせの精度を上げる必要がなく、ノブと貫通孔との接触 によるきしみや異音の発生を防ぎ、防塵効果及び外観を向上することができる。
【図1】本考案のカウンタ帰零用ノブの一実施例の構成
を示す説明図。
を示す説明図。
【図2】本考案の他の実施例によるノブ形状を示す説明
図。
図。
【図3】本考案の別の実施例によるノブ形状を示す説明
図。
図。
【図4】自動車用計器盤の一例の構成を示す斜視図。
【図5】図4の縦断面図。
【図6】従来のカウンタ帰零用ノブの一例の構成を示す
説明図。
説明図。
【図7】図6の表硝子の貫通孔にゴムブッシュを取り付
けた状態を示す説明図。
けた状態を示す説明図。
【図8】従来のカウンタ帰零用ノブの他の一例の構成を
示す説明図。
示す説明図。
5 文字板 8 トリップカウンタ 9 ノブ 10 表硝子 11 ブラケット 15 取付孔 16 貫通孔 21 円錐形状部
Claims (1)
- 【請求項1】 計器に設けられたカウンタを帰零するカ
ウンタ帰零用ノブにおいて、 前記ノブを支持するブラケットに形成され、前記ノブが
軸方向に摺動可能に挿通される取付孔の内周と、前記ノ
ブの外周との間に間隙を設けるとともに、前記計器の前
面を被覆する表硝子に形成された前記ノブの貫通孔に嵌
合する円錐形状部を、前記ノブに一体に設けたことを特
徴とするカウンタ帰零用ノブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051952U JP2545442Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | カウンタ帰零用ノブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051952U JP2545442Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | カウンタ帰零用ノブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615155U true JPH0615155U (ja) | 1994-02-25 |
JP2545442Y2 JP2545442Y2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=12901216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992051952U Expired - Fee Related JP2545442Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | カウンタ帰零用ノブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545442Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0289562U (ja) * | 1988-09-12 | 1990-07-16 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP1992051952U patent/JP2545442Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0289562U (ja) * | 1988-09-12 | 1990-07-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2545442Y2 (ja) | 1997-08-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |