JP2567612Y2 - メータケース前面板への表硝子の取付構造 - Google Patents

メータケース前面板への表硝子の取付構造

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JP2567612Y2 JP8702192U JP8702192U JP2567612Y2 JP 2567612 Y2 JP2567612 Y2 JP 2567612Y2 JP 8702192 U JP8702192 U JP 8702192U JP 8702192 U JP8702192 U JP 8702192U JP 2567612 Y2 JP2567612 Y2 JP 2567612Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はメータケース前面板への
表硝子の取付構造に関し、特に、指針式メータや警告灯
等を備えた車両の計器盤のメータケースに、このメータ
ケースの表硝子より前方側に突出する大型計器を取り付
ける場合のメータケース前面板への表硝子の取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両等の計器盤、例えば、自動車
のコンビネーションメータには、車両の運転状態を表示
する速度計や機関回転計、燃料計等の計器が備えられて
いる。一方、営業用の車両、例えば荷物運搬用のトラッ
ク等には、車両の運行状況を記録するための車速や走行
距離等を記録するタコグラフが取り付けられることがあ
る。
【0003】このタコグラフは一般に、従来の速度計等
の計器よりも外径も大きく、また、奥行も大きい大型計
器である。従って、このタコグラフが営業用車両等に注
文装備される場合は、タコグラフの最前面はメータケー
スに取り付けられた表硝子よりも前方に突出することに
なる。
【0004】図5はメータケース5にタコグラフ6を取
り付けた状態のメータケース5を側面から見た状態を示
している。この図に示すように、タコグラフ6の奥行は
メータケース5の奥行よりも大きく、タコグラフ6の前
後はメータケース5よりも外側に突出することになる。
なお、図において1の部分はメータケース5に取付られ
た表硝子を示しており、2aはメータケース5の前面板
(図示せず)の見返し部である。
【0005】従って、タコグラフ6を装着するメータケ
ース6には、図3に示すように、その前面板2にタコグ
ラフ6の胴部を挿通させる取付孔2bが設けられている
と共に、この取付孔2bの周縁部には、前面板2を延長
した筒状の見返し部2aが設けられている。一方、この
前面板2の前方に取り付けられる表硝子1にはタコグラ
フ6を挿通させる挿通孔1bが設けられている。なお、
実際には表硝子1に設けられた挿通孔1bは、前面板2
に突設された見返し部2aを挿通させるだけの直径を持
ち、この見返し部2aの外側に重ね合わされてその先端
部が前面板2に突き当たる筒状の見返し部1aが設けら
れている。
【0006】図4(a) から(c) は以上のように構成され
た表硝子1を前面板2に取り付ける際の、表硝子1と前
面板2の取付例を示すものである。図4(a) では、表硝
子1の上下部の前面板2への突き当て部A、および表硝
子1の見返し部1aの前面板2への突き当て部Bが全て
超音波溶着されている。また、図4(b) では、表硝子1
の上下部の前面板2への突き当て部Aのみが超音波溶着
されており、表硝子1の見返し部1aの前面板2への突
き当て部Bは単に当接させているだけとなっている。更
に、図4(c) では、上下部の前面板2への突き当て部A
のみが超音波溶着されており、表硝子1の見返し部1a
の先端部は前面板2に突き当てずに隙間が設けられてい
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように構成されたメータケース前面板2への表硝子1の
取付構造においては以下のような問題点がある。
【0008】(1) 図4(a) の取付構造 表硝子1の見返し部1bの前面板2への突き当て部Bが
超音波溶着されているために、表硝子1の挿通孔1bの
縁に溶着ホーン跡が残り、見栄えが悪く、カバー等の別
部品が必要になる。
【0009】(2) 図4(b) の取付構造 表硝子1の見返し部1bの前面板2への突き当て部Bが
単に当接させているだけとなっているので、車両の振動
によりビビリ音、キシミ音等の低級雑音が発生して不快
感がある。
【0010】(3) 図4(c) の取付構造 表硝子1の見返し部1bの先端部は前面板2に突き当て
ずに隙間が設けられているので、隙間から塵埃が侵入し
て外観不良が発生すると共に、剛性不足による変形が発
生する恐れがある。
【0011】そこで、本考案は前記従来のメータケース
前面板への表硝子の取付構造における問題点を解消し、
見栄えが良く、また、塵埃の侵入や低級雑音が発生する
ことも無い優れたメータケース前面板への表硝子の取付
構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本考
案は、前面板に指針式メータや警告灯等を備えたメータ
ケースに、この前面板の前方に取り付けられる表硝子か
ら突出する大型計器を取り付ける場合のメータケース前
面板への表硝子の取付構造であって、前記前面板には前
記大型計器の胴部を挿通させるための取付孔を設け、こ
の取付孔の周囲には前面板の一部を前方に円筒状に折り
返した形状の第1の見返し部を形成し、一方、前記表硝
子には前記円筒状の第1の見返し部を挿通させるための
挿通孔を設け、この挿通孔の周囲には表硝子の一部を後
方に折り返した形状の第2の見返し部を形成し、前記表
硝子を前記前面板に取り付ける際には、前記第2の見返
し部の先端部とこの先端部が突き当てられる前記前面板
との間にリング状のパッキングを挿入し、このパッキン
グを押圧しながら前記表硝子の周囲を前記前面板に突き
当て、この状態で前記突き当て部を前記前面板に溶着し
て前記表硝子を前記前面板に取り付けたことを特徴とし
ている。
【0013】
【作用】本考案のメータケース前面板への表硝子の取付
構造によれば、表硝子の上下部の前面板への突き当て部
が超音波溶着されており、表硝子の見返し部の前面板へ
の突き当て部と前面板との間にはリング状のパッキング
が押圧された状態で装着されている。従って、表硝子の
見返し部からの車両の振動によるビビリ音、キシミ音等
の低級雑音の発生が抑えられると共に、塵埃の侵入もな
く、また、剛性不足による変形が発生する恐れもない。
【0014】
【実施例】以下添付図面を用いて本考案の実施例を詳細
に説明するが、説明を分かりやすくするために、以後説
明する実施例においては、図3から図5で説明した従来
のメータケース前面板への表硝子の取付構造と同じ構成
部材には同じ符号を付してある。
【0015】図1は本考案の一実施例のメータケース前
面板への表硝子の取付構造の構成を示す組立斜視図であ
る。図5に示したタコグラフ6を装着するメータケース
6の前面板2には、タコグラフ6の胴部を挿通させる取
付孔2bが設けられており、この取付孔2bの周縁部に
は、前面板2を延長した筒状の見返し部2aが設けられ
ている。一方、この前面板2の前方に取り付けられる表
硝子1には、前面板2に突設された見返し部2aを挿通
させる挿通孔1bが設けられており、この挿通孔1aの
周縁部には前面板2の見返し部2aの外側に重ね合わさ
れる筒状の見返し部1aが設けられている。そして、こ
の筒状の見返し部1aの先端部は、表硝子1を前面板2
に取り付けた状態で、前面板2との間に僅かな隙間が空
くようになっている。
【0016】以上のように構成された前面板2に表硝子
1を取り付ける際に、この実施例では、前面板2の取付
孔2bの周縁部に突設された見返し部2aの外周部に板
リング状のパッキング3を取り付け、この状態で前面板
2に表硝子1を取り付ける。このリング状のパッキング
3は柔軟な材料で構成されており、内周部の直径が取付
孔2bの周縁部に突設された見返し部2aの外周部の直
径より僅かに大きく、外周部の直径が表硝子1の挿通孔
1bの周縁部に突設された見返し部1aの外周部の直径
よりも大きく形成されている。また、その肉厚は表硝子
1を前面板2に取り付けた状態で前面板2との間に空く
僅かな隙間よりも大きくなっている。
【0017】図2はこのように、板リング状のパッキン
グ3を見返し部2aの周りに取り付けた状態で前面板2
に表硝子1を取り付けた状態を示す断面図である。この
実施例では、表硝子1を前面板2に取り付ける際には、
板リング状のパッキング3を押圧しながら表硝子1の周
囲を前面板2に突き当て、この状態で表硝子1の突き当
て部Aを前面板2に超音波溶着している。
【0018】以上のように構成された本考案のメータケ
ース前面板2への表硝子1の取付構造によれば、表硝子
1の上下部の前面板2への突き当て部Aが超音波溶着さ
れており、表硝子1の見返し部1aの前面板2への突き
当て部と前面板2との間には柔軟な部材からなる板リン
グ状のパッキング3が押圧された状態で装着されるの
で、表硝子1の見返し部1aからの車両の振動によるビ
ビリ音、キシミ音等の低級雑音の発生が抑えられると共
に、塵埃の侵入もなく、また、剛性不足による変形が発
生する恐れもなくなる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の車両用計
器の防塵構造によれば、メータケースの前面板に設けら
れたスリットが、文字板の延長部、あるいは延長された
文字板の裏面に取り付けられたシール部材によって閉塞
されるので、スリットを通じてのメータケース内への塵
埃の侵入が防止され、指針式メータの信頼性が向上する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のメータケース前面板への表硝子の取付
構造の一実施例の構成を示す組立斜視図である。
【図2】図1の表硝子を前面板に取り付けた状態の断面
図である。
【図3】従来のメータケース前面板への表硝子の取付構
造の一例の構成を示す組立斜視図である。
【図4】(a) から(c) は従来のメータケース前面板への
表硝子の取付構造における表硝子と前面板との取り付け
構造を説明する断面図である。
【図5】従来の車両用計器にタコグラフを取り付けた状
態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 表硝子 1a 見返し部 1b 挿通孔 2 前面板 2a 見返し部 2 取付孔 3 板リング状のパッキング 5 メータケース 6 タコグラフ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面板に指針式メータや警告灯等を備え
    たメータケースに、この前面板の前方に取り付けられる
    表硝子から突出する大型計器を取り付ける場合のメータ
    ケース前面板への表硝子の取付構造であって、 前記前面板には前記大型計器の胴部を挿通させるための
    取付孔を設け、この取付孔の周囲には前面板の一部を前
    方に円筒状に折り返した形状の第1の見返し部を形成
    し、一方、前記表硝子には前記円筒状の第1の見返し部
    を挿通させるための挿通孔を設け、この挿通孔の周囲に
    は表硝子の一部を後方に折り返した形状の第2の見返し
    部を形成し、前記表硝子を前記前面板に取り付ける際に
    は、前記第2の見返し部の先端部とこの先端部が突き当
    てられる前記前面板との間にリング状のパッキングを挿
    入し、このパッキングを押圧しながら前記表硝子の周囲
    を前記前面板に突き当て、この状態で前記突き当て部を
    前記前面板に溶着して前記表硝子を前記前面板に取り付
    けたことを特徴とするメータケース前面板への表硝子の
    取付構造。
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