JPH06149236A - 楽譜編集装置 - Google Patents

楽譜編集装置

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JPH06149236A
JPH06149236A JP30214992A JP30214992A JPH06149236A JP H06149236 A JPH06149236 A JP H06149236A JP 30214992 A JP30214992 A JP 30214992A JP 30214992 A JP30214992 A JP 30214992A JP H06149236 A JPH06149236 A JP H06149236A
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JP
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JP30214992A
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English (en)
Inventor
Shinji Maekawa
真二 前川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Auxiliary Devices For Music (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性を向上させ、楽譜編集作業能率を向上
させる。 【構成】 グラフィック表示装置の表示を見ながら、座
標入力装置の操作入力にて最上段五線メモリ40及び最
下段五線メモリ41にデータを書き込む。一括移動対象
決定部43は、これらデータから、一括移動しようとす
る上下方向に配列された複数五線を決定する。一括移動
部45は、予め設定された移動先座標値に従って、前記
一括移動対象五線を一括移動させるべく、楽譜データ記
憶装置47中に記憶されているデータを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラフィック表示装置
と、座標入力装置と、楽譜データ記憶装置とを備え、入
力済みの楽譜及び前記座標入力装置による入力を前記グ
ラフィック表示装置にて確認しながら楽譜を入力及び編
集し、該楽譜を所定の楽譜データに変換して前記楽譜デ
ータ記憶装置に記憶する楽譜編集装置に係り、特に、そ
の操作性を向上させ、楽譜編集作業能率を向上させた楽
譜編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、楽譜印刷の写真製版用の版下(以
降、楽譜版下と称する)は、熟練した楽譜版下作成専門
家による手作業の浄書によって行われている(以降、手
作業の浄書と称する)。このような手作業の浄書は、熟
練を要するものであり、又、非常に手間のかかる作業で
ある。例えば、このような手作業の浄書を行う者は、楽
譜の表記法を詳細に理解していなければならない。又、
実際の浄書作業にあっては、音符や種々の記号を、スタ
ンプなどを用いて五線に書き込んでいくものであるが、
このような作業についても熟練を要するものであり、
又、非常に手間のかかる作業となっている。
【0003】近年、LSI(large scale integrated c
ircuit)の設計技術や製造技術など、様々なデジタル技
術の進歩には目覚ましいものがある。例えば、近年にお
いては、非常に高性能なCPU(central processing u
nit )がワンチップ化されている。又、半導体記憶装置
の記憶容量の増加にも目覚ましいものがあり、様々な面
でデジタル技術が急速に進歩している。又、例えばマン
マシンインタフェイスに関するソフトウェア技術など、
様々なソフトウェア技術も急速に進歩している。
【0004】このようなデジタル技術やソフトウェア技
術を応用して、発明者等は、コンピュータ装置を用いた
楽譜編集装置を開発している。この従来の楽譜編集装置
は、数字や漢字などの文字だけでなく、図形やグラフな
ども表示可能なグラフィック表示装置と、座標入力手段
としていわゆるマウスとを備えたものである。又、該楽
譜編集装置のコンピュータ装置本体は、入力済みの楽譜
などのデータや当該楽譜編集装置に係るプログラムを記
憶する記憶装置と、該プログラムを実行するCPUとを
備えている。
【0005】このような楽譜編集装置における楽譜版下
作成作業は、入力済みの楽譜や前記マウスによる入力を
前記グラフィック表示装置にて確認しながら、種々の機
能を選択したり、音符や種々の記号を入力しながら行う
ものである。この従来の楽譜編集装置によれば、正確に
五線を引いたり、音符の自動割付けを行うことができ
る。又、既に入力済みの楽譜を利用して新たな楽譜を入
力するなど、編集機能を用いて作業能率を向上させるこ
とが可能である。
【0006】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の楽譜編集装置においては、種々の楽譜編集特性を
配慮されているものの、「段」という楽譜の記法につい
ては特に配慮されていなかった。この楽譜の段は、同時
に演奏されるパートの、上下方向に配列された複数の五
線を、それぞれの左端で上下方向に連結したものであ
る。前述の従来の楽譜編集装置においては、このように
段となった複数五線の楽譜入力は、それぞれの五線の独
立したものとして楽譜入力するというものであった。該
楽譜編集装置では、五線への音符や記号の入力前にも入
力後にも、複数五線を段として連結することは可能であ
った。しかしながら、このように複数五線を連結する際
には、それぞれの五線を個別に移動させながら、その左
端揃えなければならなかった。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、その操作性を向上させ、楽譜編集作
業能率を向上させることができる楽譜編集装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を達成するための手段】本願の発明は、グラフィ
ック表示装置と、座標入力装置とを備え、入力済みの楽
譜及び前記座標入力装置による入力を前記グラフィック
表示装置にて確認しながら、楽譜を入力及び編集する楽
譜編集装置において、それぞれの五線の左右方向位置座
標及び上下方向位置座標と、1つの段に設定されている
複数五線の設定内容に関する段構成情報とを記憶する楽
譜データ記憶装置と、一括移動しようとする、上下方向
に配列された複数五線のうち、前記グラフィック表示装
置及び前記座標入力装置にて入力された、最上段五線を
特定する最上段五線データを記憶する最上段五線メモリ
と、前記複数五線のうち、前記グラフィック表示装置及
び前記座標入力装置にて入力された、最下段五線を特定
する最下段五線データを記憶する最下段五線メモリと、
前記最上段五線データと前記最下段五線データとから、
一括移動対象五線を決定する一括移動対象決定部と、前
記グラフィック表示装置及び前記座標入力装置にて入力
された座標値に従って、前記一括移動対象五線を一括移
動させるべく、前記楽譜データ記憶装置中に記憶されて
いるデータを更新する一括移動部とを備えたことによ
り、前記課題を達成すると共に、前述のような楽譜の段
の五線を含む五線の移動作業の操作性を向上させたもの
である。
【0009】又、前記楽譜編集装置において、前記一括
移動対象決定部が、前記最上段五線データと前記最下段
五線データとから、一括移動対象五線を決定する際に、
前記最上段五線から前記最下段五線までの五線中で段に
設定されているものがあるか考慮するものであることに
より、楽譜の段を考慮しながら、同じく、前記課題を達
成すると共に、前述のような楽譜の段の五線を含む五線
の移動作業の操作性を向上させたものである。
【0010】
【作用】本願発明は、楽譜編集装置における楽譜入力作
業や楽譜編集作業において、前述のような楽譜の段に関
する操作が比較的多いことに着目して成されたものであ
る。このような段に関する操作性を向上させることによ
って、楽譜編集装置全体の操作性を向上させるようにし
ている。
【0011】図1は、本発明の要旨を示すブロック図で
ある。
【0012】この図1に示されるように、本発明の楽譜
編集装置は、最上段五線メモリ40と、最下段五線メモ
リ41と、一括移動対象決定部43と、一括移動部45
と、楽譜データ記憶装置47とにより構成されている。
又、本発明の楽譜編集装置は、必要に応じて、図示され
ないグラフィック表示装置及び座標入力装置を備える。
なお、本発明の前記楽譜データ記憶装置47は、前記段
内編集部の前記楽譜データ記憶装置32と同じものであ
る。
【0013】前記グラフィック表示装置は、所定の制御
回路を用いながら、例えばCRT(cathode ray tube)
や液晶ディスプレイなどによって表示するものである。
該グラフィック表示装置は、楽譜編集装置としての特性
上、数字や漢字などの文字だけでなく、図形やグラフな
ども表示できる必要がある。特に、数字や漢字などの文
字と図形などとを混在させて表示できる必要がある。該
グラフィック表示装置は、例えば、ビットマップ表示装
置などが用いられる。
【0014】前記座標入力装置は、入力される音符や種
々の記号の楽譜上での位置を指定するため、その座標入
力を行うものである。該座標入力装置としては、例え
ば、マウス、デジタイザやライトペンなどを用いること
が可能である。これらグラフィック表示装置や座標入力
装置を用いながら、例えば入力済みの楽譜や前記楽譜入
力装置による入力を前記グラフィック表示装置にて確認
しながら入力及び編集する。
【0015】前記最上段五線メモリ40は、一括移動し
ようとする、上下方向に配列された複数五線のうち、前
記グラフィック表示装置及び前記座標入力装置にて入力
された、最上段五線を特定する最上段五線データを記憶
するものである。又、前記最下段五線メモリ41は、一
括移動しようとする前記複数五線のうち、前記グラフィ
ック表示装置及び前記座標入力装置にて入力された、最
下段五線を特定する最下段五線データを記憶するもので
ある。
【0016】前記一括移動対象決定部43は、前記最上
段五線メモリ40に記憶される前記最上段五線データ
と、前記最下段五線メモリ41に記憶される前記最下段
五線データとから、前記一括移動対象五線を決定するも
のである。
【0017】なお、該一括移動対象決定部43は、該一
括移動対象五線の決定の際、前記最上段五線データにて
特定される前記最上段五線から、前記最下段五線データ
にて特定される前記最下段五線までの五線中で、段に設
定されているものがあるか考慮するようにしてもよい。
該一括移動対象決定部43は、前記最上段五線から前記
最下段五線までの間の五線中で、上下方向に配列された
ものは基本的に全て一括移動対象五線に決定するもので
ある。又、このとき決定された前記一括移動対象五線の
中で、段に設定されている複数五線のうちの一部の五線
が含まれる場合には、該一括移動対象決定部43は、当
該段の他の五線についても、一括移動対象五線に決定す
るようにしてもよい。
【0018】前記一括移動部45は、前記グラフィック
表示装置及び前記座標入力装置を用いて入力された移動
先座標値に従って、前記一括移動対象決定部43にて決
定された前記一括移動対象五線を一括移動させる。この
一括移動は、複数の前記一括移動対象五線相互の相対位
置関係を一定としながら、前記移動先座標値に従った位
置へと移動させるというものである。該移動先座標値
は、楽譜上の絶対位置を示す座標値であってもよく、現
在の位置と移動先の位置との間の相対的な移動量であっ
てもよい。又、該一括移動部45における前記一括移動
は、前記楽譜データ記憶装置47に記憶されているデー
タを更新するというものである。即ち、前記一括移動対
象五線それぞれの、前記楽譜データ記憶装置47に記憶
されている前記左右方向位置座標や前記上下方向位置座
標を、前記移動先座標値に基づいて更新するというもの
である。
【0019】以上説明した通り、本発明によれば、その
楽譜編集装置利用者は、一括移動しようとする複数五線
のうち、前記最上段五線の選択入力と前記最下段五線の
選択入力とのみによって、一括移動しようとする所望の
複数五線を指定し、希望通りその移動先へと移動させる
ことが可能である。従って、本発明によれば、楽譜編集
装置の操作性を向上させ、楽譜編集作業能率を向上させ
ることができる。
【0020】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0021】図2は、本発明が適用された楽譜編集装置
の実施例のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0022】本実施例においては、この図2に示される
ようなハードウェア構成上に、前記図1に示される本発
明の構成、及び、後述する図3の段設定編集部の構成
と、後述する図4の段内編集部の構成が成されている。
この図2に示されるように、本実施例の楽譜編集装置
は、主として、CPU50と、主記憶装置52と、ハー
ドディスク装置54と、フロッピディスク装置58と、
入出力装置60と、キーボード62と、CRT制御装置
64a と、CRT64b と、システムバス70とにより
構成されている。又、前記入出力装置60には、本実施
例の楽譜編集装置の利用者が所望の座標入力を行うため
の座標入力装置として、マウスが接続されている。
【0023】前記CPU50は、前記ハードディスク装
置54から読み出された前記主記憶装置52上の本実施
例に係るプログラムモジュールなどを実行する。前記ハ
ードディスク装置54には、本実施例に係るプログラム
モジュールやデータなどが記憶されており、必要に応じ
て前記主記憶装置52へと読み出されるようになってい
る。
【0024】前記フロッピディスク装置58は、種々の
プログラムモジュールやデータの、他のコンピュータシ
ステムなどとの受け渡しや、保存などに用いられてい
る。前記入出力装置60は、前述のように前記マウスか
らの座標入力に用いられている。前記キーボード62
は、本実施例の楽譜編集装置を操作する際に用いられ
る。又、該キーボード62は、種々のデータ設定などの
際にも用いられている。
【0025】前記CRT制御装置64a は、ビットマッ
プ表示装置であり、数字や漢字などの文字を、図形やグ
ラフなどと混在して前記CRT64b に表示することが
できるものである。従って、これらCRT制御装置64
a 及びCRT64b によれば、五線上に記入された音符
や種々の記号、又、五線付近に記入されたアルファベッ
ト、各五線の下方などに書き込まれた歌詞などの文字列
をも表示することができる。
【0026】なお、前記システムバス70は、前記CP
U50、前記主記憶装置52、前記ハードディスク装置
54、前記フロッピディスク装置58、前記入出力装置
60、前記キーボード62及び前記CRT制御装置64
a の間での、データなどの受け渡しの際に用いられてい
る。
【0027】図3は、前記段設定編集部の構成を示すブ
ロック図である。
【0028】この図3に示されるように、前記段設定編
集部の楽譜編集装置は、最上段五線メモリ10と、最下
段五線メモリ11と、段設定五線認識部13と、段内整
列部15とを備えている。又、該段設定編集部の楽譜編
集装置は、例えば、楽譜データ記憶装置17、図示され
ないグラフィック表示装置及び座標入力装置ととを備え
る。
【0029】前記グラフィック表示装置は、所定の制御
回路を用いながら、例えばCRT(cathode ray tube)
や液晶ディスプレイなどによって表示するものである。
該グラフィック表示装置は、楽譜編集装置としての特性
上、数字や漢字などの文字だけでなく、図形やグラフな
ども表示できる必要がある。特に、数字や漢字などの文
字と図形などとを混在させて表示できる必要がある。該
グラフィック表示装置は、例えば、ビットマップ表示装
置などが用いられる。
【0030】前記座標入力装置は、入力される音符や種
々の記号の楽譜上での位置を指定するため、その座標入
力を行うものである。該座標入力装置としては、例え
ば、マウス、デジタイザやライトペンなどを用いること
が可能である。これらグラフィック表示装置や座標入力
装置を用いながら、例えば入力済みの楽譜や前記楽譜入
力装置による入力を前記グラフィック表示装置にて確認
しながら入力及び編集する。
【0031】前記最上段五線メモリ10は、1つの段に
設定しようとする、上下方向に配列された複数五線のう
ち、前記グラフィック表示装置及び前記座標入力装置に
て入力された、最上段五線を特定する最上段五線データ
を記憶するものである。又、前記最下段五線メモリ11
は、前記複数五線のうち、前記グラフィック表示装置及
び前記座標入力装置にて入力された、最下段五線を特定
する最下段五線データを記憶するものである。
【0032】なお、これら最上段五線データと最下段五
線データとは、楽譜上の多数の五線の中で、個々の五線
を特定できるデータの構成であればよい。例えば、楽譜
上の個々の五線それぞれに特有の識別記号、例えば五線
毎の連番などを、前記最上段五線に対応するものを前記
最上段五線メモリへと記憶させ、前記最下段五線に対応
するものを前記最下段五線メモリへと記憶させるように
してもよい。
【0033】一方、前記段設定五線認識部13は、前記
最上段五線メモリ10に記憶されている前記最上段五線
データと、前記最下段五線メモリ11に記憶されている
前記最下段五線データとから、段に設定しようとする複
数五線を認識するものである。段に設定される複数五線
は、楽譜上で上下方向に配列されたものである。従っ
て、該段設定五線認識部13は、前記最上段五線データ
にて特定される最上段五線と、前記最下段五線データに
て特定される最下段五線とが、まず、上下方向に配列さ
れたものであるかを判定する。又、該段設定五線認識部
13は、上下方向に配列された前記最上段五線と前記最
下段五線との間に配列された複数の五線を認識するもの
である。従って、該段設定五線認識部13は、当該段設
定編集部の楽譜編集装置の利用者が入力した、前記最上
段五線の選択と前記最下段五線の選択とに従って、該利
用者が1つの段に設定しようとする複数五線を自動的に
認識するというものである。
【0034】前記段内整列部15は、前記段設定五線認
識部13にて認識された前記複数五線中の五線を、それ
ぞれの左端が左右方向で相互に揃うように整列させるも
のである。該段内整列部15は、例えば、楽譜上の左右
方向のある位置に、前記複数五線中のそれぞれの五線の
左端を一致させるべく、それぞれの五線を左右方向に移
動させるというものである。あるいは、前記最上段五線
の左端の左右方向の位置に、前記段設定五線認識部13
にて認識された前記複数五線中の他の五線それぞれの左
端の左右方向の位置が一致するように、それぞれの五線
を左右方向に移動させるものである。
【0035】なお、前記段内整列部15での、1つの段
に設定される前記複数五線の前述のような左右方向の整
列は、具体的には、前記楽譜データ記憶装置17に書き
込まれている、個々の五線の楽譜上での位置を示す、例
えば座標データを更新するというものである。例えば、
前記楽譜データ記憶装置17が、楽譜上の個々の五線の
左上端の楽譜上での位置を示す座標データを記憶するも
のの場合、前記段内整列部15は、前述のように左右方
向で移動させ整列させる五線の座標データのうち、左右
方向の位置を示すデータを更新するというものである。
【0036】以上説明したような本段設定編集部によれ
ば、前記楽譜編集装置の利用者は、1つの段に設定しよ
うとする複数五線のうち、前記最上段五線と前記最下段
五線とを指定入力して、これを1つの段に自動的に設定
することができ、楽譜編集作業能率を向上させることが
可能である。
【0037】図4は、前記段内編集部の構成を示すブロ
ック図である。
【0038】この図4に示されるように、本段内編集部
は、段内五線位置修正部30と、楽譜データ記憶装置3
2とを備える。又、本段内編集部は、必要に応じて、前
記段設定編集部と同様のグラフィック表示装置と座標入
力装置とを備える。
【0039】まず、前記楽譜データ記憶装置32は、そ
れぞれの五線の左右方向位置座標及び上下方向位置座標
と、1つの段に設定されている複数五線の段設定内容に
関する段構成情報とを記憶するものである。前記五線の
前記左右方向位置座標及び前記上下方向位置座標は、例
えば、楽譜上のそれぞれの五線の、X座標値(例えば単
位mm)やY座標値(例えば単位mm)などである。又、前
記段構成情報とは、1つの段に設定されている複数五線
がどの五線であるかを特定するための情報である。該段
構成情報は、例えば、前記五線の前記左右方向位置座標
及び前記上下方向位置座標と独立して記憶されている、
それぞれの段に特有な識別符号、例えば、個々の段毎の
段連番毎に、その段に含まれる五線の、それぞれの五線
に特有の符号、例えば五線連番を記憶するというもので
あってもよい。あるいは、それぞれの五線のデータとし
て、前記左右方向位置座標及び前記上下方向位置座標と
共に、その五線が含まれる段の前記段連番を記憶すると
いうものであってもよい。
【0040】又、前記段内五線位置修正部30は、前記
グラフィック表示装置及び前記座標入力装置にて入力さ
れた、位置修正対象五線の選択と、位置修正先の位置を
特定するために用いる座標値とに従って、1つの段に設
定されている複数五線中での前記位置修正対象五線の上
下方向の相対位置を修正するものである。該段内五線位
置修正部30のこの修正は、前記楽譜データ記憶装置3
2中に記憶されているデータを更新することによって行
われる。
【0041】この前記楽譜データ記憶装置32のデータ
の更新は、前記楽譜データ記憶装置32中に記憶されて
いる、前記位置修正対象五線の前記上下方向位置座標
を、前記修正先位置座標値に基づいて更新するというも
のである。該修正先位置座標値は、例えば、前記位置修
正対象五線の修正先の楽譜上での絶対座標を示すデータ
であってもよい。あるいは、該修正先位置座標値は、前
記位置修正対象五線の現在の位置(座標値)を基準とす
る、その位置修正に伴って移動する相対的移動量であっ
てもよい。
【0042】このような本段内編集部によれば、既に1
つの段に設定されている五線の上下方向の位置修正を容
易に行うことができる。例えば、既に1つの段に設定さ
れている複数五線のある五線間の間隔を、容易に広げた
り狭めたりすることも可能である。従って、本段内編集
部によれば、操作性を向上させ、楽譜編集作業能率を向
上させることが可能である。
【0043】以下、CRT表示例を用いながら、まず、
前記段設定編集部及び前記段内編集部に係る本実施例の
楽譜編集装置の、操作内容及びこれに対する動作を説明
する。
【0044】図5は、前記段設定編集部に係る本実施例
のCRT表示例を示す第1の線図である。
【0045】この図5においては、用紙1枚分の楽譜S
1と楽譜S2とが示されている。前記楽譜S1には、2
つの五線が示されている。前記楽譜S2には、1つの段
になった2つの五線が示されている。
【0046】なお、以降、符号S1、S2など、用紙1
枚分の楽譜を符号Sm にて示す。又、それぞれの楽譜S
m に示されるそれぞれの五線を、以降、上から順に第n
五線と称する。又、五線が左右に2列に配列された楽譜
Sm において、それぞれの五線を、左第n 五線、右第n
五線などと称する。
【0047】この図5において、前記楽譜S1の第1五
線と第2五線とを1つの段に設定しようとする場合、本
実施例では、まず、前記CRT64b 上に表示されるメ
ニューから、前記マウスに用いて、「段設定」のメニュ
ーを選択する。又、前記CRT64b の画面上に表示さ
れた当該楽譜S1及び前記マウスで指定する該楽譜S1
上での座標を確認しながら、前記第1五線と前記第2五
線とを選択入力する。この後、前記マウスにて「段設定
実行」を指示すると、前記楽譜S1の第1五線及び第2
五線は、この図5の前記楽譜S2に示される如く、1つ
の段に連結される。
【0048】図6は、前記段設定編集部に係る本実施例
のCRT表示例を示す第2の線図である。
【0049】この図6においては、楽譜S3は、3つの
五線が入力されている。このような2つ以上の五線を1
つの段に設定する場合にも、まず、「段設定」のメニュ
ーを選択した後、前記最上段五線即ち第1五線と、前記
最下段五線即ち第3五線とを選択する。この後、「段設
定実行」を指示すると、この図6に示される楽譜S4の
ように、第1五線の左端の位置に第2五線の左端及び第
3五線の左端の位置が一致するよう、これら第2五線及
び第3五線が左右方向に移動される。又、このように、
それぞれの五線の左端が一致するように整列されると、
これら五線の左端は連結される。
【0050】図7〜図9は、前記段設定編集部に係る本
実施例での段設定条件を示す線図である。
【0051】これら図7〜図9においては、それぞれ、
楽譜S5〜S7が示されている。又、これら楽譜S5〜
S7には、それぞれ五線が3つ入力されている。
【0052】なお、これら図7〜図9、及び後述する図
10〜図12において、符号A〜Jは、それぞれの五線
の左端あるいは右端の、それぞれの楽譜S5〜S12中
での座標位置(左右方向の位置)を示す。これら符号A
〜Jで示される座標位置は、その値は、左方から右方へ
といくに従って大きな値となるものである。
【0053】まず、前記図7の前記楽譜S5において、
第1五線を、1つの段に設定しようとする複数五線の前
記最上段五線に指定入力し、第3五線を前記最下段五線
として指定入力した場合、前記第1五線の左端座標位置
A、右端座標位置B、及び、前記第2五線の左端座標位
置Eに関して、次式が成立する。
【0054】A≦E≦B …(1)
【0055】従って、前記第2五線は、前記最上段五線
と前記最下段後線との前記選択入力に基づいて、前記段
設定五線認識部13にて1つの段に設定される複数五線
として認識される。
【0056】次に、前記図8の前記楽譜S6において、
1つの段に設定するため、第1五線を前記最上段五線に
選択入力し、第3五線を前記最下段五線に選択入力する
と、前記第1五線の左端座標位置A、前記第2五線の左
端座標位置E及び右端座標位置Fについて、次式が成立
する。
【0057】 E<A …(2a ) A≦F …(2b )
【0058】従って、前記第1五線の前記最上段五線へ
の選択入力及び前記第3五線の前記最下段五線への選択
入力によって、前記第1五線〜前記第3五線を1つの段
に設定しようとした場合、前記第2五線は、前記段設定
五線認識部13にて1つの段に設定されるものとして認
識される。
【0059】次に、図9に示される楽譜S7において、
1つの段に設定するため、第1五線を前記最上段五線に
選択入力し、第2五線を前記最下段五線に選択入力する
と、前記第1五線の左端座標位置A、前記第2五線の左
端座標位置C及び右端座標位置Dについて次式が成立す
る。
【0060】 C<A …(3a ) A≦D …(3b )
【0061】従って、このような第1五線及び第2五線
の1つの段への設定の選択入力において、前記段設定五
線認識部13は、これら第1五線及び第2五線を1つの
段に設定される五線として認識する。
【0062】図10は、前記段設定編集部に係る本実施
例での段設定条件を示す線図である。
【0063】この図10においては、左第1五線と、右
第1五線と、第2五線と、左第3五線と、右第3五線と
の、合計5つの五線が示されている。これらの五線につ
いて、前記左第1五線の左端座標位置A及び右端座標位
置B、前記右第1五線の左端座標位置G、前記第2五線
の左端座標位置E及び右端座標位置Fについて、次式が
成立する。
【0064】 A≦E≦B …(4a ) E<G …(4b ) G<F …(4c )
【0065】この図10に示されるこのような楽譜S8
において、1つの段に設定するため、前記左第1五線を
前記最上段五線に選択入力し、前記左第3五線を前記最
下段五線に選択入力した場合、前記第2五線は、前記段
設定五線認識部13にて1つの段に設定される五線とし
て認識される。一方、1つの段に設定するため、前記右
第1五線を前記最上段五線に選択入力し、前記右第3五
線を前記最下段五線に選択入力した場合、前記第2五線
は、前記段設定五線認識部13にて1つの段に設定され
る五線として認識される。従って、このような楽譜S8
においては、前記左第1五線及び前記左第3五線か、あ
るいは、前記右第1五線及び前記右第3五線か、いずれ
か先に選択入力された側の段へと、前記第2五線は段に
設定される。
【0066】図11及び図12は、前記段設定編集部に
係る本実施例の段設定されないものの具体例を示す線図
である。
【0067】まず、前記図11の楽譜S9において、第
1五線の右端座標位置Bと第2五線の左端座標位置Cに
ついて、次式が成立する。
【0068】B<C …(5)
【0069】従って、1つの段に設定するために、前記
第1五線を前記最上段五線に選択入力し、前記第2五線
を前記最下段五線に選択入力しても、これらは前記段設
定五線認識部13にて1つの段に設定されるものとして
は認識されない。
【0070】次に、前記図11の楽譜S10において、
第1五線の右端座標位置Bと第2五線の左端座標位置E
とについて、次式が成立する。
【0071】B<E …(6)
【0072】従って、前記楽譜S10において、1つの
段に設定するために前記第1五線を前記最上段五線とし
て選択入力し、前記第3五線を前記最下段五線として選
択入力したとしても、前記第2五線は前記段設定五線認
識部13にて1つの段に設定されるものとは認識されな
い。
【0073】前記図12の楽譜S11において、第1五
線の左端座標位置Aと、第2五線の左端座標位置C及び
右端座標位置Dについて、次式が成り立つ。
【0074】 A>C …(7a ) A>D …(7b )
【0075】従って、1つの段に設定するために、前記
楽譜S11の前記第1五線を前記最上段五線に選択入力
し、前記第2五線を前記最下段五線に選択入力したとし
ても、前記段設定五線認識部13は、これら五線を1つ
の段に設定するものとは認識しない。
【0076】前記図12の前記楽譜S12において、第
1五線の左端座標位置Aと、第2五線の左端座標位置E
及び右端座標位置Fについて、次式が成り立つ。
【0077】 A>E …(8a ) A>F …(8b )
【0078】従って、1つの段に設定するために、前記
楽譜S12の前記第1五線を前記最上段五線に選択入力
し、前記第3五線を前記最下段五線に選択入力したとし
ても、前記段設定五線認識部13は、前記第2五線を1
つの段に設定するものとは認識しない。
【0079】以上説明した通り、本実施例によれば、1
つの段に設定しようとする複数五線を容易に選択入力す
ることができる。又、前記段設定五線認識部13にて認
識された1つの段に設定される五線を、最上段の五線の
左端の位置に、それ以下の段となる他の五線の左端の位
置を自動的に整列させることができる。従って、楽譜編
集作業能率を向上させることが可能である。
【0080】図13は、前記段内編集部の段内五線位置
修正前の本実施例のCRT表示例を示す線図である。一
方、図14及び図15は、それぞれ、前記段内編集部に
係る段内五線位置修正後に係る本実施例のCRT表示例
を示す、それぞれ第1及び第2の線図である。
【0081】まず、前記図13において、合計5つの五
線にて構成される1つの段が示されている。以下、この
1つの段において、第5五線のみを他の第1五線〜第4
五線に対して相対的に下方へと位置修正する段内五線位
置修正について説明する。又、これとは別に、この段内
の第4五線と第5五線との2つの五線を、他の第1五線
〜第3五線に対して相対的な位置を変更する段内五線位
置修正について説明する。
【0082】まず、前記図13に示される1つの段にお
いて、第5五線のみを下方へと段内五線位置修正する場
合、本実施例では、まず、位置修正対象五線の選択を前
記CRT64b の表示を見ながら、前記マウスからの選
択入力によって行う。即ち、前記マウスにて、第5五線
の選択を行う。この後、同様に前記CRT64b の表示
を見ながら、前記マウスにて修正先位置座標を入力す
る。これら位置修正対象五線の選択と修正先位置座標値
とに従って、前記段内五線位置修正部30は、第5五線
の段内での相対位置を修正するべく、前記楽譜データ記
憶装置32中に記憶されているデータを更新する。前記
図14は、前記段内五線位置修正部30での前記データ
更新による、第5五線の位置修正完了後の表示を示す。
【0083】一方、前記図13に示される段において、
その段内の第4五線と第5五線とを段内五線位置修正す
る場合、まずは、前記CRT64b の表示を見ながら、
前記マウスにて前記第4五線及び前記第5五線を位置修
正対象五線として選択する。該位置修正対象五線として
複数の五線を選択する場合、本実施例では、対象となる
五線を順次選択入力してもよい。又、これら位置修正対
象五線は上下方向に配列されたものであるので、最上段
五線と最下段五線とをそれぞれ選択入力することによっ
て、これら最上段五線及び最下段五線を含めたこの間の
五線を前記位置修正対象五線として選択入力することも
できる。
【0084】このような位置修正対象五線の選択入力後
には、修正先位置座標値を、前記CRT64b と前記マ
ウスとを用いながら入力する。前記段内五線位置修正部
30は、このようにして入力された前記位置修正対象五
線の選択と、修正先位置座標値とに従って、段内での第
4五線と第5五線との間の相対位置関係を一定としなが
ら、これら第4五線及び第5五線の段内での上下方向の
相対位置を修正するべく、前記楽譜データ記憶装置32
中に記憶されているデータを更新する。前記図15は、
前記段内五線位置修正部30による前述のようなデータ
更新後、前述のような段内五線位置修正が完了した後の
表示を示す。
【0085】以上説明した通り、本実施例では、前記段
内編集部を備えることによって、既に1つの段に設定さ
れている複数五線において、ある五線の段内における相
対的な位置を容易に変更することができる。従って、楽
譜編集作業能率を向上させることができる。
【0086】以下、CRT表示例を用いながら、本願発
明に係る本実施例の楽譜編集装置の、操作内容及びこれ
に対する動作を説明する。
【0087】図16は、本発明に係る複数五線の一括移
動前の本実施例のCRT表示例を示す線図である。一
方、図17及び図18は、本発明に係る複数五線の一括
移動後の本実施例のCRT表示例を示す、それぞれ第1
の線図及び第2の線図である。
【0088】まず前記図16において、楽譜S16に
は、合計5つの五線が示されている。これら合計5つの
五線のうち、第1五線〜第3五線は、1つの段に設定さ
れている。一方、第4五線及び第5五線については、そ
れぞれ独立した五線となっている。
【0089】このような前記楽譜S16において、第4
五線と第5五線とを一括移動する場合、前記CRT64
b の表示を見ながら前記マウスにて、一括移動しようと
する上下方向に配列された複数五線のうち、最上段五線
を選択入力する。選択入力された該最上段五線を特定す
る最上段五線データは、前記図3の前記最上段五線メモ
リ40に記憶される。更に、前記CRT64b の表示を
見ながら前記マウスにて、一括移動しようとする上下方
向に配列された複数五線のうち、最下段五線を選択入力
する。該最下段五線を特定する最下段五線データは、前
記図3の前記最下段五線メモリ41に記憶される。
【0090】更に、前記CRT64b 及び前記マウスに
て、一括移動しようとする複数五線の移動先の座標値を
入力する。本実施例においては、この移動先座標値は、
その移動先の楽譜上における絶対座標となっている。
【0091】このように、前記最上段五線が選択入力さ
れ、前記最下段五線が選択入力されると、これら入力に
基づいた前記最上段五線データと前記最下段五線データ
とから、前記一括移動対象決定部43にて一括移動対象
五線を決定する。これは、前記最上段五線と前記最下段
五線を含めた、これら最上段五線及び最下段五線間の上
下方向に配列された複数五線を決定するというものであ
る。このようにそれぞれの五線が上下方向に配列されて
いるか否かは、前記図5〜前記図12を用いて説明し
た、前記段設定編集部に係る複数五線の段設定の場合で
の、上下方向に配列されているか否かの判定と同様であ
る。
【0092】このようにして、前記一括移動対象の五線
が前記一括移動対象決定部43にて決定されると、前記
移動先座標値に従って該一括移動対象五線を一括移動さ
せるべく、前記図1に示される前記楽譜データ記憶装置
47中に記憶されているデータを更新する。前記図17
の楽譜S17は、このように該一括移動部45にてデー
タ更新され、一括移動された後の前記楽譜S16を示し
ている。
【0093】一方、前記図16の前記楽譜S16におい
て、第3五線〜第5五線を一括移動させようとし、第3
五線を前記最上段五線として選択入力し、前記第5五線
を前記最下段五線として選択入力した場合、前記図1の
前記一括移動対象決定部43は、第3五線と共に1つの
段となっている第1五線及び第2五線をも含め、第3五
線〜第5五線を一括移動対象五線として決定する。即
ち、該一括移動対象決定部43は、前記楽譜S16に対
するこのような選択入力の場合、第1五線〜第5五線の
5つの五線を一括移動対象五線として選択する。従っ
て、このような選択入力の後に、所定の移動先座標値を
入力して前記一括移動部45により一括移動させると、
例えば前記図18の楽譜S18に示される通りとなる。
【0094】なお、本実施例の前記図1の前記一括移動
対象決定部43において、前記CRT64b 及び前記マ
ウスとを用いて入力された前記最上段五線と前記最下段
五線との間に、段として設定されているものがあるか否
かの判定など、段についての考慮をするか否かは、操作
時のパラメータ設定にて指定することができる。
【0095】本実施例において、段に設定されているも
のがあるか、考慮しないようにした場合には、前記最上
段五線と前記最下段五線との間に段に設定されたものが
あったとしても、これは独立した個々の五線として上下
方向のみに移動される。従って、段に設定されているも
のを考慮しない場合、段に設定されている複数五線の、
一部の五線のみが前記最上段五線と前記最下段五線との
間の一括移動する五線として選択入力された場合、段中
の複数五線のうち、これら最上段五線及び最下段五線の
間に含まれる五線のみが上下方向に移動されることにな
る。従って、この段については、あたかも前述したよう
な段内位置修正を行ったようなものとなり、一部の五線
間の間隔が変更される。
【0096】以上説明した通り、本実施例において本発
明を適用したことによって、複数の五線間の相対位置関
係を一定としながら、これら複数五線を一括移動するこ
とができ、楽譜編集作業能率を向上させることができ
る。
【0097】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、楽
譜編集装置の操作性を向上させ、楽譜編集作業能率を向
上させることができるという優れた効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明が適用された実施例に用いられているハ
ードウェア構成を示すブロック図
【図3】前記実施例の段設定編集部の構成を示すブロッ
ク図
【図4】前記実施例の段内編集部の構成を示すブロック
【図5】五線2本の場合の前記段設定編集部に係る前記
実施例のCRT表示例を示す線図
【図6】五線3本の場合の前記段設定編集部に係る前記
実施例のCRT表示例を示す線図
【図7】前記段設定編集部に係る前記実施例の段設定五
線判定条件を示す第1の線図
【図8】前記段設定編集部に係る前記実施例の段設定五
線判定条件を示す第2の線図
【図9】前記段設定編集部に係る前記実施例の段設定五
線判定条件を示す第3の線図
【図10】前記段設定編集部に係る前記実施例の段設定
五線判定条件を示す第4の線図
【図11】前記段設定編集部に係る前記実施例にて段設
定されないものの第1例及び第2例の線図
【図12】前記段設定編集部に係る前記実施例にて段設
定されないものの第3例及び第4例の線図
【図13】前記段内編集部に係る段内五線位置修正前の
前記実施例のCRT表示例を示す線図
【図14】前記段内編集部に係る段内五線位置修正後の
前記実施例のCRT表示例を示す第1の線図
【図15】前記段内編集部に係る段内五線位置修正後の
前記実施例のCRT表示例を示す第2の線図
【図16】本発明に係る一括移動前の前記実施例のCR
T表示例を示す線図
【図17】本発明に係る一括移動後の前記実施例のCR
T表示例を示す第1の線図
【図18】本発明に係る一括移動後の前記実施例のCR
T表示例を示す第2の線図
【符号の説明】
10、40…最上段五線メモリ 11、41…最下段五線メモリ 13…段設定五線認識部 15…段内整列部 17、32、47…楽譜データ記憶装置 30…段内五線位置修正部 43…一括移動対象決定部 45…一括移動部 50…CPU 52…主記憶装置 54…ハードディスク装置 58…フロッピディスク装置 60…入出力装置 62…キーボード 64a …CRT制御装置 64b …CRT 70…システムバス S1〜S18…楽譜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラフィック表示装置と、座標入力装置と
    を備え、入力済みの楽譜及び前記座標入力装置による入
    力を前記グラフィック表示装置にて確認しながら、楽譜
    を入力及び編集する楽譜編集装置において、 それぞれの五線の左右方向位置座標及び上下方向位置座
    標と、1つの段に設定されている複数五線の設定内容に
    関する段構成情報とを記憶する楽譜データ記憶装置と、 一括移動しようとする、上下方向に配列された複数五線
    のうち、前記グラフィック表示装置及び前記座標入力装
    置にて入力された、最上段五線を特定する最上段五線デ
    ータを記憶する最上段五線メモリと、 前記複数五線のうち、前記グラフィック表示装置及び前
    記座標入力装置にて入力された、最下段五線を特定する
    最下段五線データを記憶する最下段五線メモリと、 前記最上段五線データと前記最下段五線データとから、
    一括移動対象五線を決定する一括移動対象決定部と、 前記グラフィック表示装置及び前記座標入力装置にて入
    力された移動先座標値に従って、前記一括移動対象五線
    を一括移動させるべく、前記楽譜データ記憶装置中に記
    憶されているデータを更新する一括移動部とを備えたこ
    とを特徴とする。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記一括移動対象決定
    部が、 前記最上段五線データと前記最下段五線データとから、
    一括移動対象五線を決定する際に、前記最上段五線から
    前記最下段五線までの五線中で段に設定されているもの
    があるか考慮するものであることを特徴とする楽譜編集
    装置。
JP30214992A 1992-11-12 1992-11-12 楽譜編集装置 Pending JPH06149236A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7842871B2 (en) 2007-12-21 2010-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Sheet music creation method and image processing system
US8275203B2 (en) 2007-12-21 2012-09-25 Canon Kabushiki Kaisha Sheet music processing method and image processing apparatus
US8514443B2 (en) 2007-12-21 2013-08-20 Canon Kabushiki Kaisha Sheet music editing method and image processing apparatus

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