JPH10198765A - 文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラムを記録した媒体 - Google Patents

文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラムを記録した媒体

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JPH10198765A
JPH10198765A JP9003098A JP309897A JPH10198765A JP H10198765 A JPH10198765 A JP H10198765A JP 9003098 A JP9003098 A JP 9003098A JP 309897 A JP309897 A JP 309897A JP H10198765 A JPH10198765 A JP H10198765A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者の作業時間短縮および操作性の向上を
可能にする文字入力装置を提供すること。 【解決手段】 文字入力装置は、処理中の文書データを
記憶するための記憶部3と、手書き文字を入力するため
の入力部5と、入力部5により入力された手書き文字を
認識するための手書き文字認識部6と、手書き文字認識
部6により認識された文字列を文書データ内で検索し、
認識された文字列を含めた文字列を手書き文字の変換候
補とするための変換部とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手書き文字認識に
よって文字を入力するための文字入力装置、文字入力方
法および文字入力プログラムを記録した媒体に関し、特
に、以前入力した文字の入力を容易にするための文字入
力装置、文字入力方法および文字入力プログラムを記録
した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CPU(Central Processing Uni
t )の処理能力が向上し、文字入力装置の処理速度も向
上の一途を辿っている。それに伴って、文字入力時の操
作性の向上に対する要望も高まっている。
【0003】従来、文字入力装置を用いて文書を入力す
るときに、同じ単語や文字列を何度も入力する場合、そ
の都度同じ入力操作をしなければならず、作業性向上の
妨げとなるという問題点があった。この問題点を解決す
るために以下の発明が開示さている。
【0004】特開昭57−150025号公報に開示さ
れた発明は、操作者が入力すべき単語または文節が同一
文書内でそれ以前に使用されている場合に、単語または
文節の一部のみを入力することによって当該単語または
文節を呼び出して使用することで、入力に要する操作の
軽減を可能にしている。
【0005】特開平1−253079号公報に開示され
た発明は、操作者が手書きパターンを入力したときに、
予め登録された手書きパターンと対応づけられた定型句
文字列を出力することで、入力に要する操作の軽減を可
能にしている。
【0006】特開昭60−59421号公報に開示され
た発明は、入力されたかな情報がかな漢字変換されるた
びに、変換された漢字または漢字まじりの情報が先頭の
かな文字を見出し語として登録され、当該先頭のかな文
字と変換指示を与えることによって漢字または漢字まじ
り情報を検索して出力するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭57−
150025号公報および特開平1−253079号公
報に開示された発明は、漢字または文節とこれらと対応
づけるための情報とを予め登録しなければならない。し
たがって、操作者が文書を考えながら入力する場合など
は、登録すべき漢字または文字列が事前にわからないこ
とがあり、上述した機能を十分に生かすことが難しい。
【0008】また、特開昭60−59421号公報に開
示された発明は、予め漢字または漢字まじり情報を登録
する必要がない。しかし、先頭のかな文字が漢字または
漢字まじり情報と対応するため、同じかな文字から始ま
る複数の文字列をかな漢字変換した場合、なかなか所望
の文字列にたどり着けないという問題点がある。
【0009】さらに、特開昭57−150025号公報
に開示された発明は、上記変換を行なう際に、その機能
を呼び出すためのキーがキーボードに割当てられてお
り、必ずそのキーを操作しなければならないため操作が
煩雑となる。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、請求項1〜4および6〜10に記載
の発明の目的は、操作者の作業時間の短縮および操作性
の向上を可能にする文字入力装置を提供することであ
る。
【0011】請求項5に記載の発明の目的は、請求項1
に記載の発明の目的に加えて、処理速度の向上を可能に
した文字入力装置を提供することである。
【0012】請求項11に記載の発明の目的は、操作者
の作業時間の短縮および操作性の向上を可能にする文字
入力方法を提供することである。
【0013】請求項12に記載の発明の目的は、操作者
の作業時間の短縮および操作性の向上を可能にする文字
入力プログラムを記録した媒体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の文字入
力装置は、処理中の文書データを記憶するための記憶手
段と、手書き文字を入力するための入力手段と、入力手
段により入力された手書き文字列を認識するための認識
手段と、認識手段により認識された文字列を文書データ
内で検索し、認識された文字列を含めた文字列を手書き
文字の変換候補とするための変換手段とを含む。
【0015】変換手段は、認識手段により認識された文
字列を文書データ内で検索し、認識された文字列を含め
た文字列を手書き文字の認識候補とするため、文字数の
多い文字列を容易に入力することが可能となり、操作者
の作業性が向上する。
【0016】請求項2に記載の文字入力装置は、請求項
1記載の文字入力装置であって、文字入力装置はさらに
漢字文字をかな文字に変換するための逆変換手段を含
み、認識手段によって認識された文字列がかな文字列の
場合、変換手段は逆変換手段に文書データ内の漢字文字
をかな文字列に変換させ、変換されたかな文字列の中で
認識手段により認識されたかな文字列を検索し、検索さ
れたかな文字列の元の漢字文字を含めた文字列を手書き
文字の認識候補とする。
【0017】処理手段は、逆変換手段に文書データ内の
漢字文字をかな文字列に変換させ、変換されたかな文字
列の中で認識手段により認識されたかな文字列を検索す
るので、操作者が想定する漢字が正確に書けない場合で
も、読みを入力することで文書データ内の当該漢字を含
む文字列を入力することが可能となり、文書作成時の作
業性が向上する。
【0018】請求項3に記載の文字入力装置は、請求項
1記載の文字入力装置であって、文字入力装置はさらに
文字列が登録される変換辞書手段と、変換候補の先頭の
文字を見出し語として変換候補を変換辞書手段に登録す
るための登録手段とを含み、変換手段は認識手段により
認識された文字列を変換辞書手段内で検索し、認識され
た文字列を含めた文字列を手書き文字の変換候補とす
る。
【0019】変換手段は、認識手段により認識された文
字列を変換辞書手段内で検索し、認識された文字列を含
めた文字列を手書き文字の変換候補とするので、現在処
理中の文書データ内にない文字列であっても、以前に処
理した文字列であれば検索が可能となり、文字数の多い
文字列でも簡単な入力装置で変換が可能となる。
【0020】請求項4記載の文字入力装置は、請求項3
記載の文字入力装置であって、文字入力装置はさらに変
換候補が複数ある場合に複数の変換候補の中から文字列
を選択するための選択手段と、文字列を修正するための
修正手段とを含み、登録手段は修正手段によって修正さ
れた選択された文字列の先頭の文字を見出し語として選
択され修正された文字列を変換辞書手段に登録する。
【0021】登録手段は、選択され修正された文字列の
先頭の文字を見出し語として変換辞書手段に登録するの
で、操作者が処理中の文書データ中にない文字列であっ
ても、想定する文字列に近い文字列を変換辞書手段から
選択して修正することによって、所望の文字列が得られ
るようになる。
【0022】請求項5に記載の文字入力装置は、請求項
3記載の文字入力装置であって、文字入力装置はさらに
漢字文字をかな文字に変換するための逆変換手段を含
み、登録手段は逆変換手段に見出し語をかな文字に変換
させ、かな文字に変換された見出し語を見出し語として
変換候補を変換辞書手段に登録し、認識手段によって認
識された文字列がかな文字列の場合、変換手段は変換辞
書手段に登録されたかな文字列に変換された見出し語を
検索する。
【0023】認識手段によって認識された文字列がかな
文字列の場合、変換手段は変換辞書手段に登録されたか
な文字列に変換された見出し語を検索するので、操作者
による文書入力作業中に文書データへの不必要な検索を
避けることができ、処理速度が向上する。
【0024】請求項6に記載の文字入力装置は、請求項
1〜5のいずれかに記載の文字入力装置であって、認識
手段は入力された手書き文字列に特殊文字が含まれる場
合に、特殊文字より前の手書き文字列を認識された文字
列とする。
【0025】操作者は特殊記号を手書きで入力すること
により文書データあるいは変換辞書手段への検索が行な
われるので、余計な操作が不必要となり入力処理を中断
することなく文字入力が行なえる。
【0026】請求項7記載の文字入力装置は、請求項1
〜5のいずれかに記載の文字入力装置であって、認識手
段は入力された手書き文字列に特殊文字が含まれる場合
に、特殊文字が付加された文字列を認識された文字列と
する。
【0027】操作者は手書きで文字列に特殊文字を付加
することにより文書データあるいは変換辞書手段への検
索が行なわれるので、余計な操作が不必要となり入力処
理を中断することなく文字入力が行なえる。
【0028】請求項8記載の文字入力装置は、請求項6
または7記載の文字入力装置であって、入力手段は文字
を入力するための複数の文字枠を含み、認識手段は文字
枠の間に手書き入力があった場合に、文字枠の間の手書
き入力を特殊文字とする。
【0029】操作者によって文字枠の間に手書き入力が
あった場合に文書データあるいは変換辞書手段への検索
が行なわれるので、余計な操作が不必要となり入力処理
を中断することなく文字入力が行なえる。
【0030】請求項9記載の文字入力装置は、請求項6
記載の文字入力装置であって、認識手段は入力された手
書き文字列の中で他のそれぞれの文字の幅よりも所定値
以上幅が長い入力を特殊文字とする。
【0031】請求項10に記載の文字入力装置は、請求
項6〜9のいずれかに記載の文字入力装置であって、特
殊文字に続く数字を変換候補の文字数とする。
【0032】操作者は手書きにより変換候補の文字数を
入力するので、文字数の多い文字列でも簡単な入力装置
で変換が可能となる。
【0033】請求項11記載の文字入力方法は、入力さ
れた手書き文字列を認識するステップと、処理中の文書
データ内の認識された文字列を検索し、認識された文字
列を含めた文字列を手書き文字列の変換候補とするステ
ップとを含む。
【0034】請求項12に記載の文字入力プログラムを
記録した媒体は、入力された手書き文字列を認識するス
テップと、処理中の文書データ内で認識された文字列を
検索し、認識された文字列を含めた文字列を手書き文字
列の変換候補とするステップとを含む。
【0035】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、本発明の実施の形態1におけ
る文字入力装置の構成を示すブロック図である。文字入
力装置は、装置全体を制御するためのCPU1、取得さ
れた候補文字列の文字数を記憶するためのレジスタ2、
編集中の文書データ、手書き認識された文字列および取
得された候補文字列等を記憶するための記憶部3、記憶
部3に記憶された文書データ等の各種データ、入力され
た手書きデータ等を表示するための表示部4、ペンおよ
びタブレット等の手書き入力を行なうポインティングデ
バイスを含み、操作者による各種指示の入力を行なうた
めの入力部5、入力部5によって入力された手書きデー
タと文字データ認識辞書7に登録された文字の形状デー
タとの整合性を比較し、手書きデータを文字データに変
換するための手書き文字認識部6、文字データ以外の特
殊な意味を持つ手書きデータを認識するための特殊文字
認識部8、各部のデータ等を伝達するためのバス11、
および文字入力プログラムが記録された媒体13を読取
るための読取部12を含む。
【0036】読取部12は、フロッピーディスク装置ま
たは磁気テープ装置等で構成され、媒体13としてフロ
ッピーディスクまたは磁気テープが使用される。手書き
文字認識部6、特殊文字認識部8および逆変換部9は文
字入力プログラムとして提供される。CPU1が文字入
力プログラムを実行することによって文字入力が行なわ
れる。また、逆変換部9および短縮変換辞書エリア10
についての詳細な説明は後述する。
【0037】図2は、実施の形態1における文字入力装
置の処理手順を示すフローチャートである。図3〜図5
に示す操作手順を適宜参照しながら、以下に図2に示す
フローチャートの説明を行なう。
【0038】まず、文書編集画面を表示部4に表示す
る。図3(a)に示すように、文書編集画面は、文書デ
ータ表示ウインドウ12、確定文字列・候補文字列表示
ウインドウ13、認識文字列表示ウインドウ14および
手書き文字入力ウインドウ15を含む。文書データ表示
ウインドウ12には、記憶部3に記憶されている文書デ
ータが表示される。また、操作者がペンを用いてタブレ
ットに手書きした文字が入力部5によって抽出され、手
書き文字入力ウインドウ15内に表示される。操作者
は、文書データ表示ウインドウ12内に表示された文書
データの文字列入力希望位置にカーソル等を移動する。
図4(a)に表示の一例を示す。そして、操作者によっ
てタブレットの所定の位置に手書き文字が入力される
(S101)。手書きされた文字は、手書き文字入力ウ
インドウ15内に表示される。手書き文字入力ウインド
ウ15に手書き文字が表示された場合の一例を図3
(b)に示す。
【0039】CPU1は、手書き文字認識部6に対して
手書きデータ(手書き文字の形状をデータ化したもの)
の認識を指示する(S102)。手書き文字認識部6
は、手書きデータと文字データ認識辞書7に格納された
文字の形状データとの整合性を比較して、かな文字また
は漢字文字に変換する。そして、認識結果である変換さ
れた文字データを順に記憶部3内に設定された結果記憶
エリアに記憶するとともに、表示部4に表示された認識
文字列表示ウインドウ14内に認識結果を表示する。こ
のときの表示部4の表示の一例を図3(c)に示す。手
書き文字認識部6によって手書きデータがすべて文字デ
ータに変換されれば、ステップS104へ進む(S10
3)。
【0040】手書きデータを文字データに変換した後、
手書き文字入力ウインドウ15の枠の間に横線が入力さ
れているか否かを判定する。枠の間に横線が入力されて
いない場合は、特殊文字がないとして(S104,YE
S)、ステップS117へ進む。また、枠の間に横線が
入力されている場合は、特殊文字があるとして(S10
4,NO)、ステップS105へ進む。図3(d)は、
この時の手書き文字入力ウインドウ15における表示の
一例を示しており、枠15cと15dとの間に横線16
があることを示している。
【0041】CPU1は、ステップS104において枠
の間に横線が入力されていると判定すると、特殊文字認
識部8に対して特殊文字の認識の指示を出す。特殊文字
認識部8は、横線16の両側の枠(図3(d)における
枠15cと15d)内に入された手書きデータを確認
し、以下の条件を満たす場合は枠15cおよび15d内
に入力された文字と横線とを1つの特殊文字と認識し、
条件を満たさない場合は特殊文字ではないとして(S1
05,NO)、ステップS117へ進む。
【0042】(1) 横線16の両側の枠(15c,1
5d)内には横線が入力されている。
【0043】(2) 枠(15c,15d)内の横線と
枠間の横線が接続している。 (3) 枠(15c,15d)内の横線の長さが規定値
以上である。
【0044】図3(e)は、枠15c内の横線の長さA
と枠15d内の横線の長さBが規定値以上であり、かつ
枠(15c,15d)内の横線と横線16とが接続され
ていることを示している。特殊文字と認識された場合
は、両側の枠(15c,15d)内の通常の手書き文字
認識結果である文字データ(「−」(ハイフン)、
「ー」(長音記号)、「一」(漢字の1)等)を無視し
てステップS107へ進む。
【0045】特殊文字が入力された枠(15c,15
d)の次の枠(15e)に数字が記入されている場合
は、その数をCPU1内のレジスタ2に記憶し、数字が
記入されていない場合はレジスタ2に0を記憶する(S
107)。
【0046】CPU1は、認識結果を表示部4内の認識
文字列表示ウインドウ14内に表示する(S108)。
表示の際、特殊文字および特殊文字の次の枠の数字に関
しては反転表示するなどして、他の文字と識別できるよ
うにする。このときの認識文字列表示ウインドウ14に
おける表示の一例を図3(f)に示す。
【0047】記憶部3内の処理中の文書データに文字列
が記憶されている場合(S109,YES)、ステップ
S110へ進み、記憶されていない場合(S109,N
O)、ステップS103において認識された文字列のう
ち、特殊文字より前の文字列を第1候補文字列とし、ス
テップS117へ進む。
【0048】CPU1は、記憶部3に記憶されている文
書データ内の文字列を検索し、特殊文字より前の文字列
と同一の文字列を検索する。同一文字列が存在しない場
合(S110,NO)、ステップS103で認識された
文字列のうち、特殊文字より前の文字列を第1候補文字
列とし、ステップS117へ進む。
【0049】また、文書データ内に特殊文字より前の文
字列と同一の文字列が存在する場合(S110,YE
S)、CPU1はレジスタ2に格納された数字を読出
す。この数字が0以外の場合(S111,NO)、検出
された文書データ内の同一文字列とその同一文字列に続
く文字列との合計の文字数がレジスタ2に格納された数
字と同じになるように文字列を取得する(S112)。
そして、取得された文字列を手書き文字の変換候補の1
文字列として記憶部3内に格納する。記憶部3内に手書
きデータとして図4(a)に示す文書が格納されている
場合、図4(b)に示すように「目標」という文字は文
書内に3箇所18a〜18c存在する。「目標」を含め
て5文字が抽出されるので、「目標を新規」、「目標と
なる」および「目標の品質」が変換候補として抽出され
る。このときの表示の一例を図4(c)に示す。
【0050】次に、ステップS112において取得され
た手書き文字の変換候補の文字列を、表示部4内の確定
文字列・候補文字列表示ウインドウ13に表示する(S
113)。そして、文書内に同一文字列が他に存在する
か否かを判定する(S114)。他に同一文字列があれ
ば(S114,YES)、ステップS111へ戻り以降
の処理を繰返す。他に同一文字列が存在しない場合(S
114,NO)、ステップS115へ進む。
【0051】また、ステップS111においてレジスタ
2が0と判定されれば(S111,YES)、検出され
た文書データ内の同一文字列から句読点等の区切り文字
までを取得する(S116)。そして、取得された文字
列を手書き文字の変換候補の1文字列として記憶部3内
に格納する。記憶部3内に文書データとして図4(a)
に示す文書が格納されている場合、「目標を新規商品の
開発とする。」、「目標となる。」および「目標の品質
向上活動においては、」が変換候補として抽出される。
【0052】操作者は、入力部5によって表示部4内の
確定文字列・候補文字列表示ウインドウ13に表示され
た変換候補の中から所望の文字列を選択し、選択された
文字列を第1候補文字列とする(S115)。
【0053】CPU1は、第1候補文字列を表示部4内
の確定文字列・候補文字列表示ウインドウ13の最上位
行に表示し、他の候補をその下に表示する(S11
7)。
【0054】操作者は、表示された第1候補文字列を確
認し、この文字列で確定する場合(S118,YE
S)、入力部5によって確定の指示を出す。また、第1
候補文字列を修正するのであれば(S118,NO)、
他の候補を第1候補文字列としたり、あるいは第1候補
文字列に対してペン等で直接修正箇所を変更もしくは不
要文字列の削除等の修正を行ない、修正後の文字列で確
定する(S119)。このときの修正前の表示の一例を
図5(a)に、修正後の表示の一例を図5(b)に示
す。
【0055】そして、確定した文字列を図4(a)に示
すカーソル位置に表示するとともに、記憶部3に記憶さ
れている文書データ内の該当箇所に確定した文字列を挿
入する(S120)。このときの表示の一例を図5
(c)に示す。
【0056】以上説明したように、手書き文字と同一文
字が文書データ内にある場合に、当該同一文字列を含む
文字列を抽出するので、文字数の多い文字列を容易に入
力することが可能となり、操作者の作業性が向上する。
また、手書き文字を入力するため、直接漢字を入力する
ことができ、文書データ内を検索して抽出される候補数
を減らすことが可能となる。
【0057】また、手書き入力によって特殊文字を入力
するため、途中で手書き入力以外の処理をする必要がな
く、文書作成の作業性が向上する。
【0058】さらには、特殊文字入力に続いて候補文字
列の文字数を手書きで指定することができるので、手書
き入力のみで文字数の多い文字列を容易に入力すること
が可能となり、作業性が向上する。
【0059】[実施の形態2]本発明の実施の形態2に
おける文字入力装置の構成は、図1に示す実施の形態1
における文字入力装置の構成と同じであるので詳細な説
明は繰返さない。ただし、実施の形態1では使用されな
かった漢字文字をかな文字に変換するための逆変換部9
が実施の形態2においては使用される。
【0060】図6は、実施の形態2における文字入力装
置の処理手順を示すフローチャートである。図6に示す
フローチャートの中で、ステップS101〜S120は
図2に示す実施の形態1におけるフローチャートを用い
て説明した手順と同じであるので、重複する説明は繰返
さない。
【0061】ステップS109において、文書データが
存在する場合(S109,YES)は、特殊文字よりも
前の文字列がかな文字であるか否かを判定する(S20
1)。特殊文字よりも前の文字列がかな文字である場合
(S201,YES)、ステップS202へ進む。この
ときの表示の一例を図7(a)に示す。また、特殊文字
よりも前の文字列がかな文字でない場合(S201,N
O)、ステップS110へ進み、図2を用いて説明した
処理と同じ処理を行なう。
【0062】次に、ステップS103において認識され
た文字列のうち、特殊文字より前の文字列を表示部4内
の確定文字列・候補文字列表示ウインドウ13内の第1
階層の位置(最上位行)に表示する(S202)。この
文字列を第1候補文字列とする。このときの表示の一例
を図7(b)に示す。
【0063】CPU1は、記憶部3に記憶された文書デ
ータ内のかな漢字文字列を検索する。このとき検出する
文字数は、レジスタ2に記憶されている数である。レジ
スタ2の値が0である場合は、文字列以降に現われる句
読点等の区切り文字までを当該文字列として検出する
(S203)。ただし、検出する文字列は漢字文字から
始まる文字列のみである。たとえば、図7(c)に示す
文書データの場合、レジスタ2の値が5であれば図7
(d)の左欄に記載された漢字文字から始まる5文字の
文字列が検出される。
【0064】そして、CPU1は逆変換部9に対して、
検出されたかな漢字文字列の先頭の漢字文字をかな文字
列に逆変換する(S204)。このときの一例を図7
(d)の右欄に示す。
【0065】ステップS204において逆変換されたか
な文字列が、ステップS103において認識されたかな
文字列と一致する場合(S205,YES)は、ステッ
プS207へ進む。また、ステップS204において逆
変換されたかな文字列がステップS103において認識
されたかな文字列と一致しない場合(S205,NO)
は、かな漢字文字列の先頭の漢字文字に別の読みがある
か否かを判定し、別の読みがあれば(S206,YE
S)、ステップS205へ戻り同じ処理を繰返す。ま
た、別の読みが存在しなければ(S206,NO)、ス
テップS209へ進む。
【0066】次に、ステップS204においてかな文字
列に変換されていたかな漢字文字列の先頭のかな文字列
を逆変換前の元の漢字文字に戻す(S207)。
【0067】かな漢字文字列を表示部4の確定文字列・
候補文字列表示ウインドウ13内の第2階層の位置(第
1階層の下)に表示する(S208)。図7(d)に示
すように先頭の漢字文字の読みが「もく」である、「目
標となる」、「目標の品質」、「目標に立っ」が候補文
字列に該当する。このときの表示の一例を図7(e)に
示す。
【0068】ステップS203において検索されたかな
漢字文字列の中で、未処理の文字列があるか否かを判定
する(S209)。未処理の文字列があれば(S20
9,YES)、ステップS204へ戻り上述した処理を
繰返す。未処理の文字列がなければ(S209,N
O)、文書データを検索し、ステップS103において
認識されたかな文字列と同一のかな文字列が存在しない
場合(S210,NO)は、ステップS117へ進む。
また、文書データ内にステップS103において認識さ
れたかな文字と同一のかな文字列が存在する場合(S2
10,YES)は、表示部4内の確定文字列・候補文字
列表示ウインドウ13内の第2階層の位置に表示する。
このとき検出する文字数は、レジスタ2に記憶されてい
る文字数である。レジスタ2の値が0である場合は、か
な文字列以降に現われる句読点等の区切り文字までを当
該文字列として検出する。そしてステップS210へ戻
り、同様の処理を繰返す。
【0069】以上説明したように、実施の形態2におけ
る文字入力装置は、実施の形態1において記載した効果
に加えて、手書き入力する際、想定する漢字が正確に書
けない場合でも、読みを入力することで文書データ内の
当該漢字を含む文字列を入力することが可能となり、文
書作成時の作業性が向上する。
【0070】[実施の形態3]本発明の実施の形態3に
おける文字入力装置の構成は、図1に示す実施の形態1
における文字入力装置の構成と同じであるので詳細な説
明は繰返さない。ただし、実施の形態1では使用されな
かった漢字文字をかな文字に変換するための逆変換部9
および記憶部3に設定された短縮変換辞書エリア10が
使用される。
【0071】図8は、実施の形態3における文字入力装
置の処理手順を示すフローチャートである。図8に示す
フローチャートの中で、ステップS101〜S108と
ステップS117〜S119とは、図2に示す実施の形
態1におけるフローチャートを用いて説明した手順と同
じであるので、重複する説明は繰返さない。
【0072】まず、記憶部3内に記憶された文書データ
が表示部4内に表示されている状態で、CPU1は記憶
部3内に記憶された文書データ内のかな漢字文字列を検
索する(S301)。このとき検出されるかな漢字文字
列の文字数は、規定値あるいは事前に設定された値とす
る。記憶部3内に記憶された文書データが図9(a)に
示す文書データである場合に、検出されるかな漢字文字
列の一例を図9(b)の左欄に示す。ただし、図9
(b)はかな漢字文字列の文字数が5文字に設定されて
いる場合を示している。
【0073】検出されたかな漢字文字列に対して番号を
付し、記憶部3内の短縮変換辞書エリア10に当該かな
漢字文字列の番号と文書データ内での相対位置とが検出
されたかな漢字文字列とともに記憶される(S30
2)。このときの短縮変換辞書エリア10内に記憶され
るデータの一例を図9(b)の左欄に示す。
【0074】CPU1は逆変換部9に指示し、検出され
たかな漢字文字列の先頭の漢字をかな文字に変換し、こ
の変換されたかな文字が短縮変換辞書エリア10内の当
該かな漢字文字列の相対位置のデータに続いて記憶され
る。このとき、当該かな漢字文字列の先頭の漢字に複数
の読みが存在する場合は、この複数の読みが併せて記憶
される(S303)。そしてステップS101へ進み、
図2に示す実施の形態1における文字入力装置のステッ
プS101〜S108の処理と同じ処理を行なう。
【0075】ステップS108における認識文字列表示
ウインドウ14内の認識結果の表示に続いて、認識され
た文字列の中の特殊文字より前の文字列が表示部4内の
確定文字列・候補文字列表示ウインドウ13の第1階層
の位置に表示される。この文字列を第1候補文字列とす
る(S304)。
【0076】認識された文字列の中で特殊文字よりも前
の文字列がかな文字列であった場合(S305,YE
S)は、ステップS306へ進み、かな文字列でない場
合(S305,NO)は、ステップS310へ進む。
【0077】ステップS306において、短縮変換辞書
エリア10内の文字列データを検索し、認識されたかな
文字列と同じ読みの漢字が先頭にあるかな漢字文字列が
検出された場合(S306,YES)は、ステップS3
07へ進み、認識されたかな文字列と同じ読みの漢字が
先頭にあるかな漢字文字列が検出されない場合(S30
6,NO)は、ステップS313へ進む。
【0078】ステップS306において同じ読みの漢字
が先頭にあるかな漢字文字列が検出されれば、検出され
たかな漢字文字列を変換候補文字列とする(S30
7)。そして、この変換候補文字列を表示部4内の確定
文字列・候補文字列表示ウインドウ13の第2階層の位
置に表示する(S308)。このときの表示の一例を図
9(e)に示す。
【0079】ステップS303において先頭の漢字がか
な文字に変換されたかな漢字文字列の中で、認識された
かな文字列と同じ読みの漢字が他にあれば(S309,
YES)、ステップS307へ戻り処理を繰返す。認識
されたかな文字列と同じ読みの漢字が他になければ(S
309,NO)、ステップS313へ進む。
【0080】一方、ステップS305において認識され
た文字列がかな文字列でない場合(S305,NO)、
短縮変換辞書エリア10内のかな漢字文字列を検索し、
認識された文字列と同一文字列が先頭にあるかな漢字文
字列が検出された場合(S310,YES)に、検出さ
れたかな漢字文字列を表示部4の確定文字列・候補文字
列表示ウインドウ13の第2階層の位置に表示する(S
311)。このときの表示の一例を図9(e)に示す。
そして、短縮変換辞書エリア10内のかな漢字文字列を
検索し、認識された文字列と同一の文字列が先頭にある
かな漢字文字列が他に存在する場合(S312,YE
S)は、ステップS311へ戻り処理を繰返す。認識さ
れた文字列を含む文字列が他に存在しない場合(S31
2,NO)は、ステップS313へ進む。
【0081】ステップS313において、操作者は表示
部4内の確定文字列・候補文字列表示ウインドウ13に
表示されている変換候補文字列を見て所望の文字列を選
択し、入力部5により第1候補文字列となる文字列を指
定する(S313)。図2に示す実施の形態1における
フローチャートを用いて説明したステップS117〜S
119の処理を行なった後、確定した文字列を図9
(a)に示すカーソル位置に表示するとともに、記憶部
3に記憶されている文書データ内の該当箇所に確定した
文字列を挿入する(S314)。このときの表示の一例
を図10に示す。そして、確定した文字列を短縮変換辞
書エリア10内に記憶して処理を終了する(S31
5)。
【0082】以上説明したように、実施の形態3におけ
る文字入力装置は、実施の形態1において記載した効果
に加えて、現在処理中の文書データ内にない文字列を入
力する場合であっても、以前に処理した文字列が短縮変
換辞書エリア10内に登録されていれば検索が可能とな
り、さらに文書作成の作業性が向上する。
【0083】[実施の形態4]本発明の実施の形態4に
おける文字入力装置の構成は、図1に示す実施の形態1
における文字入力装置の構成と同じであるので詳細な説
明は繰返さない。
【0084】図11は、実施の形態4における文字入力
装置の処理手順を示すフローチャートである。図11に
示すフローチャートの中で、ステップS101〜S10
3およびS108〜S120は図2に示す実施の形態1
におけるフローチャートを用いて説明した手順と同じで
あるので、重複する説明は繰返さない。
【0085】操作者は、表示部4内の認識文字列表示ウ
インドウ14に表示されている認識結果の文字列を見
て、当該文字列のうち短縮変換したい文字列の部分をペ
ンやタブレット等が接続される入力部5を用いて囲む等
して指定する(S401)。このときの表示の一例を図
12(a)に示す。
【0086】CPU1は、入力部5により指定された文
字列を短縮変換の検索文字列とする(S402)。この
ときの表示の一例を図12(b)に示す。
【0087】次に、表示部4内に文字数指定ウインドウ
19とメッセージ20とを表示し、文字列を検索する際
の文字列の長さの指定を操作者に促す(S403)。こ
のときの表示の一例を図12(c)に示す。そして、操
作者は入力部5を介して、手書きで文字数を指定する
(S404)。このときの表示の一例を図12(d)に
示す。CPU1は、入力された数字をレジスタ2に記憶
し、表示部4内の確定文字列・候補文字列表示ウインド
ウ13の第1階層に表示してステップS108へ進み以
降の処理を行なう(S405)。
【0088】以上説明したように、実施の形態4におけ
る文字入力装置は、実施の形態1において記載した効果
に加えて、検索対象文字列を囲む等することにより、短
縮変換機能の指定と検索対象文字列の指定とを同時に行
なうことが可能となり、文書作成の作業性がさらに向上
する。
【0089】[実施の形態5]本発明の実施の形態5に
おける文字入力装置の構成は、図1に示す実施の形態1
における文字入力装置の構成と同じであるので、詳細な
説明は繰返さない。
【0090】図13は、実施の形態5における文字入力
装置の処理手順を示すフローチャートである。図13に
示すフローチャートの中で、ステップS101、S10
2およびS107〜S120は図2に示す実施の形態1
におけるフローチャートを用いて説明した手順と同じで
あるので、重複する説明は繰返さない。
【0091】手書き文字認識部6は、入力された手書き
データと文字データ認識辞書7に格納された文字の形状
データとの整合性を比較してかな文字または漢字文字に
変換する(S501)。
【0092】手書き文字の入力幅を測定し、レジスタ2
内に記憶するとともに順に記憶部3内に割当てられた認
識結果記憶エリアに変換後の文字データを記憶し、同時
に表示部4内の手書き文字入力位置21(図14(a)
参照)に認識結果を表示する。このときの表示の一例を
図14(b)に示す。
【0093】入力された手書きデータの変換対象文字が
横線でない場合(S503,NO)は、ステップS50
5へ進み、入力された手書きデータに対して通常の認識
処理を行ない(S505)、未処理の手書きデータがあ
る場合(S506,YES)はステップS501へ戻り
処理を繰返す。また、未処理の手書きデータがない場合
(S506,NO)は、ステップS117へ進む。ステ
ップS503において手書きデータの変換対象文字が横
線の場合(S503,YES)は、当該横線の長さとレ
ジスタ2に格納された他の文字の幅とを比較し、規定の
比率(たとえば2倍)以上である場合(S504,YE
S)、特殊文字認識部8はこの横線を特殊文字と認識し
てステップS107以降の処理を行なう。規定の比率よ
り小さければ(S504,NO)、この横線を通常の横
線とみなしてステップS505へ進む。
【0094】以上説明したように、実施の形態5におけ
る文字入力装置は、実施の形態1において記載した効果
に加えて、手書き文字入力の際入力枠がない場合にも容
易に特殊文字を入力することが可能となり、途中で手書
き入力以外の処理をする必要がなく、文書作成の作業性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における文字入力装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における文字入装置の処
理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態1における文字入力装置の
操作手順の一例を示す図(その1)である。
【図4】本発明の実施の形態1における文字入力装置の
操作手順の一例を示す図(その2)である。
【図5】本発明の実施の形態1における文字入力装置の
操作手順の一例を示す図(その3)である。
【図6】本発明の実施の形態2における文字入装置の処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2における文字入力装置の
操作手順の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態3における文字入装置の処
理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態3における文字入力装置の
操作手順の一例を示す図(その1)である。
【図10】本発明の実施の形態3における文字入力装置
の操作手順の一例を示す図(その2)である。
【図11】本発明の実施の形態4における文字入装置の
処理手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態4における文字入力装置
の操作手順の一例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態5における文字入力装置
の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態5における文字入力装置
の操作手順の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 レジスタ 3 記憶部 4 表示部 5 入力部 6 手書き文字認識部 7 文字データ認識辞書 8 特殊文字認識部 9 逆変換部 10 短縮変換辞書エリア 11 バス 12 読取部 13 媒体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理中の文書データを記憶するための記
    憶手段と、 手書き文字を入力するための入力手段と、 前記入力手段により入力された手書き文字列を認識する
    ための認識手段と、 前記認識手段により認識された文字列を前記文書データ
    内で検索し、前記認識された文字列を含めた文字列を前
    記手書き文字の変換候補とするための変換手段とを含む
    文字入力装置。
  2. 【請求項2】 前記文字入力装置はさらに、漢字文字を
    かな文字に変換するための逆変換手段を含み、 前記認識手段によって認識された文字列がかな文字列の
    場合、前記変換手段は前記逆変換手段に前記文書データ
    内の漢字文字をかな文字列に変換させ、該変換されたか
    な文字列の中で前記認識手段により認識されたかな文字
    列を検索し、該検索されたかな文字列の元の漢字文字を
    含めた文字列を前記手書き文字列の変換候補とする、請
    求項1記載の文字入力装置。
  3. 【請求項3】 前記文字入力装置はさらに、文字列が登
    録される変換辞書手段と、 前記変換候補の先頭の文字を見出し語として前記変換候
    補を前記変換辞書手段に登録するための登録手段とを含
    む、請求項1記載の文字入力装置。
  4. 【請求項4】 前記文字入力装置はさらに、前記変換候
    補が複数ある場合に、該複数の変換候補の中から文字列
    を選択するための選択手段と、 文字列を修正するための修正手段とを含み、 前記登録手段は、前記修正手段によって修正された前記
    選択された文字列の先頭の文字を見出し語として前記選
    択され修正された文字列を前記変換辞書手段に登録す
    る、請求項3記載の文字入力装置。
  5. 【請求項5】 前記文字入力装置はさらに、漢字文字を
    かな文字に変換するための逆変換手段を含み、 前記登録手段は、前記逆変換手段に前記見出し語をかな
    文字に変換させ、該かな文字に変換された見出し語を見
    出し語として前記変換候補を前記変換辞書手段に登録
    し、 前記認識手段によって認識された文字列がかな文字列の
    場合、前記変換手段は前記変換辞書手段に登録された前
    記かな文字列に変換された見出し語を検索する、請求項
    3記載の文字入力装置。
  6. 【請求項6】 前記認識手段は、前記入力された手書き
    文字列に特殊文字が含まれる場合に、前記特殊文字より
    前の手書き文字列を前記認識された文字列とする、請求
    項1〜5のいずれかに記載の文字入力装置。
  7. 【請求項7】 前記認識手段は、前記入力された手書き
    文字列に特殊文字が含まれる場合に、前記特殊文字が付
    加された文字列を前記認識された文字列とする、請求項
    1〜5のいずれかに記載の文字入装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は文字を入力するための複
    数の文字枠を含み、前記認識手段は、前記文字枠の間に
    手書き入力があった場合に、該文字枠の間の手書き入力
    を前記特殊文字とする、請求項6または7記載の文字入
    力装置。
  9. 【請求項9】 前記認識手段は、前記入力された手書き
    文字列の中で他のそれぞれの文字の幅よりも所定値以上
    幅が長い入力を前記特殊文字とする、請求項6記載の文
    字入力装置。
  10. 【請求項10】 前記特殊文字に続く数字を前記変換候
    補の文字数とする、請求項6〜9のいずれかに記載の文
    字入力装置。
  11. 【請求項11】 入力された手書き文字列を認識するス
    テップと、 処理中の文書データ内で前記認識された文字列を検索
    し、前記認識された文字列を含めた文字列を前記手書き
    文字列の変換候補とするステップとを含む文字入力方
    法。
  12. 【請求項12】 入力された手書き文字列を認識するス
    テップと、 処理中の文書データ内で前記認識された文字列を検索
    し、前記認識された文字列を含めた文字列を前記手書き
    文字列の変換候補とするステップとを含む文字入力プロ
    グラムを記録した媒体。
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