JPH06148978A

JPH06148978A - 循環式原稿搬送装置

Info

Publication number: JPH06148978A
Application number: JP29565992A
Authority: JP
Inventors: Akio Tanisaki; 亨夫谷先; Hiroyuki Nagai; 弘行長井; Takashi Furuya; 隆志古谷; Hiromichi Oguma; 宏道小熊; Yasushi Kamezaki; 泰亀崎; Masanobu Takahashi; 昌伸高橋; Masahiro Sako; 雅浩迫; Katsunori Masai; 克典正井; Hirobumi Matsuda; 博文松田; Hidehiko Watanabe; 英彦渡邉
Original assignee: Mita Industrial Co Ltd
Current assignee: Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Priority date: 1992-11-05
Filing date: 1992-11-05
Publication date: 1994-05-27

Abstract

(57)【要約】【目的】原稿収納，取出時の操作性を向上させかつ混
載を可能にする。【構成】循環式原稿搬送装置１は、積層状態の複数枚
の原稿を複写機２に１枚ずつ供給し、供給した原稿を再
び受け取る装置である。この装置１は、積層状態の原稿
を収納する原稿収納部３と原稿送り部４と原稿戻し部５
と移動制御部７０とを備えている。原稿送り部４は、原
稿収納部３から複写機２へ原稿を１枚ずつ供給する。原
稿戻し部５は、原稿収納部３を上方で覆う搬送位置と原
稿収納部３上から退避する退避位置との間で移動可能な
移動フレーム５０を有し、複写機２に供給された原稿を
原稿収納部３に戻す。制御部７０は、原稿戻し部５を、
複写動作中は搬送位置に、非複写動作中は退避位置に移
動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、循環式原稿搬送装置、
特に、積層状態の複数枚の原稿を画像形成装置に１枚ず
つ供給し、供給した原稿を再び受け取る循環式原稿搬送
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、積層状態の複数枚の原稿を複写
機（画像形成装置の一例）に１枚ずつ供給し、供給した
原稿を再び受け取る循環式原稿搬送装置には、原稿収納
部と、原稿収納部から複写機上の原稿台へ原稿を１枚ず
つ供給する原稿送り部と、露光済みの原稿を原稿収納部
に戻す原稿戻し部とが設けられている。この種の循環式
原稿搬送装置では、原稿の複写部数に応じて原稿を循環
させている。また、戻された各種サイズの原稿の先端を
確実に原稿送り部の入口に供給するために、原稿の排出
位置を原稿サイズに応じて変えている。

【０００３】原稿の排出位置を変える原稿搬送装置とし
て、実開昭６０−１９３３３６号公報に開示されてい
るように、原稿収納部の上方に搬送方向に並設された複
数の排出機構を有し、原稿サイズに応じて排出機構を切
り換えて排出するもの、及び特開平３−９１７６８号
公報に開示されているように、原稿収納部上に原稿搬送
方向に移動可能な原稿排出口を有し、原稿サイズに応じ
て排出位置を変えるものが知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成で
は、原稿排出機構が原稿収納部上に設けられており、原
稿収納部の一部がカバーで覆われている。このため、原
稿収納部に対する原稿の収納，取出の際にカバーを開け
なければならず、原稿収納，取出時の操作性が悪い。

【０００５】また、前記従来の構成では、原稿収納部
を覆うカバーがないので原稿収納時の操作性は良いが、
原稿サイズにより原稿収納部上における原稿排出口の位
置が固定されるので、混載（原稿収納部上において搬送
方向長さが異なるサイズの原稿を取り扱うこと）を行え
ない。本発明の目的は、原稿収納時の操作性を向上させ
かつ混載を可能にすることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に係る循環式原稿
搬送装置は、積層状態の複数枚の原稿を画像形成装置に
１枚ずつ供給し、供給した原稿を再び受け取る装置であ
る。この装置は、積層状態の原稿を収納する原稿収納部
と原稿送り部と原稿戻し部と移動制御部とを備えてい
る。原稿送り部は、原稿収納部から画像形成装置へ原稿
を１枚ずつ供給するものである。原稿戻し部は、原稿収
納部を上方で覆う搬送位置と原稿収納部上から退避する
退避位置との間で移動可能であり、画像形成装置に供給
された原稿を原稿収納部に戻すものである。移動制御部
は、原稿戻し部を、画像形成動作中は搬送位置に、非画
像形成動作中は退避位置に移動制御するものである。

【０００７】

【作用】本発明に係る循環式原稿搬送装置では、原稿収
納部に収納された原稿を原稿送り部が画像形成装置へ１
枚ずつ供給する。供給された原稿は、原稿戻し部により
原稿収納部に戻される。このとき、原稿戻し部は、画像
形成動作中は原稿収納部を上方で覆う搬送位置に移動制
御されているので、原稿が混載状態であっても問題なく
機能する。

【０００８】一方、非画像形成動作中には退避位置に原
稿戻し部が位置するので、原稿収納部が大きく開口し、
原稿収納，取出時の操作性が向上する。

【０００９】

【実施例】図１及び図２は、本発明の一実施例としての
循環式原稿搬送装置を示している。この原稿搬送装置１
は、複写機２の上端面上に配置されている。原稿搬送装
置１は、中央上部に配置された原稿収納部３と、原稿収
納部３の図左側に配置された原稿送り部４と、図右側に
配置された原稿戻し部５と、これらを覆うカバー１６と
を備えている。また、複写機２の上端中央部に配置され
たコンタクトガラス６に対向する位置には、搬送ベルト
７が配置されている。

【００１０】原稿収納部３は、積層状態の原稿が載置さ
れる原稿トレイ１０を有している。原稿トレイ１０の原
稿送り部４側端部には、図示しないソレノイドにより姿
勢が切り換えられる原稿ストッパー１１と原稿押圧部材
１２とが設けられている。原稿ストッパー１１は、上方
に配置されたときには原稿トレイ１０よりも上方に位置
し、また、下方に配置されたときにはその先端が原稿ト
レイ１０に当接する。一方、原稿押圧部材１２は、上方
に配置されたときには原稿挿入可能な姿勢となり、下方
に配置されたときには原稿押圧姿勢となる。

【００１１】原稿トレイ１０のうち、原稿押圧部材１２
が配置されている部分には、さらに、前送りローラ１３
と、前送りローラ１３の上方で対向する前送り回転ゴム
１４と、原稿が原稿トレイ１０にセットされたか否かを
検出する原稿検出センサ１５とが配置されている。原稿
送り部４は、原稿トレイ１０側に配置された給紙ローラ
２０と分離ベルト２１とを有している。この給紙ローラ
２０と分離ベルト２１とによって、原稿トレイ１０側か
ら送られてきた原稿は１枚ずつに分離される。給紙ロー
ラ２０と搬送ベルト７との間には、１対の板部材から構
成される搬送路２２が設けられている。搬送路２２の途
中には、原稿の搬送姿勢を正すためのレジストローラ対
２３が設けられている。また、搬送路２２の中途には、
原稿のサイズを検出するためのサイズ検出センサ２９が
配置されている。サイズ検出センサ２９は、原稿の先端
から後端までの通過時間を検出することにより原稿の搬
送方向の長さを検出するためのものである。

【００１２】搬送ベルト７は、コンタクトガラス６の上
面に沿って、互いに間隔を隔てて配置された多数のロー
ラ３０に架け渡されている。その結果、搬送ベルト７の
下端面は、コンタクトガラス６に対向している。原稿戻
し部５は、搬送ベルト７と原稿収納部３とを結ぶための
ものであり、自動原稿搬送装置１の図右端部に設けられ
ている。原稿戻し部５は、固定排出部３１と、固定排出
部３１上の退避位置（図２の実線）と原稿収納部３上の
搬送位置（図２の二点鎖線）とに移動可能な移動排出部
３２とを備えている。固定排出部３１は、搬送ベルト７
の下流端と移動排出部３２とを結ぶ排出搬送路４０と、
排出搬送路４０の中途に配置された２組の排出ローラ対
４１，４１とから構成されている。排出搬送路４０の下
流端にはケース１６に排出口４２が形成されている。排
出搬送路４０の搬送ベルト７側端部には、回動支点２４
を中心に実線の位置と一点鎖線の位置との間で回動可能
な切り換え爪２５が設けられている。さらに、排出搬送
路４０の上流端と中央部とから分岐する反転装置２６が
設けられている。反転装置２６は、反転ローラ２７と、
反転ローラ２７と排出搬送路４０とを繋ぐ搬送路２８と
から主として構成されている。

【００１３】移動排出部３２は、移動ケース５０と、排
出口４２と原稿排出口（後述）４３とを結ぶ１対の板部
材からなる排出搬送路４４と、排出搬送路４４の中途及
び下流端に搬送方向に並べて配置された４組の排出ロー
ラ対５１ａ〜５１ｄと、各排出ローラ対の間に配置され
た３つの切り換え爪５２ａ〜５２ｃとを有している。切
り換え爪５２ａ〜５２ｃは、図示しないソレノイドによ
り駆動され、下流側の排出ローラ対へ原稿を通過させる
通過姿勢（実線）と、原稿トレイ１０上に排出する排出
姿勢（二点鎖線）とをとり得る。移動フレーム５０にお
いて、下流端の排出ローラ対５１ｄに対向する位置に
は、原稿排出口４３が形成されている。

【００１４】この移動排出部３２では、たとえばＡ３サ
イズの原稿を排出する場合には切り換え爪５２ａが排出
姿勢となり、排出口４２から導入された原稿は排出爪５
２ａに案内されて原稿トレイ１０に排出される。また、
Ｂ４サイズの原稿は排出爪５２ｂに、Ａ４サイズの原稿
は排出爪５２ｃにそれぞれ案内されて排出トレイ１０に
排出される。また、Ｂ５サイズ以下の用紙は、原稿排出
口４３から排出される。

【００１５】図３に示すように、移動フレーム５０の両
側面には、搬送方向に間隔を隔てて案内車輪５３，５３
が配置されている。案内車輪５３，５３は、搬送方向に
沿って両側に配置された案内レール５４，５４内を転動
する。また、移動フレーム５０の一側面には、移動ベル
ト５５が取り付けられている。移動ベルト５５は、搬送
方向に間隔を隔てて配置されたプーリ５６，５６に架け
渡されている。一方のプーリ５６には、ステッピングモ
ータ５７が取り付けられている。このステッピングモー
タ５７により、移動フレーム５０は、前記退避位置と搬
送位置とに移動可能となっている。

【００１６】さらにこの原稿搬送装置１は、図４に示す
制御部７０を有している。制御部７０は、ＣＰＵ，ＲＯ
Ｍ，ＲＡＭ等からなるマイクロコンピュータを含んでい
る。制御部７０には、原稿検出センサ１５と、サイズ検
出センサ２９と、原稿トレイ１０に積層状態で配置され
た原稿の一巡を検出するための一巡検出センサ７１とが
接続されている。また、制御部７０には、原稿押圧部材
１２を駆動するための押圧部材駆動部７２と、原稿スト
ッパー１１を駆動するためのストッパー駆動部７３と、
排出ローラ対４１及び排出ローラ対５１ａ〜５１ｄを駆
動するための排出ローラ対駆動部７４と、排出爪５２ａ
〜５２ｃを駆動するための排出爪駆動部７５と、移動フ
レーム５０を駆動するためのステッピングモータ５７を
含む移動フレーム駆動部７６と、その他の入出力部とが
接続されている。さらに、制御部７０には、複写機２の
本体側に設けられたマイクロコンピュータからなる複写
機本体側制御部７８も接続されている。

【００１７】次に、上述の実施例の動作を、図５〜図７
に示す制御フローチャートにしたがって説明する。プロ
グラムがスタートすると、図５のステップＳ１におい
て、移動フレーム５０を退避位置に配置する等の初期設
定がなされる。初期設定が済めば、プログラムはステッ
プＳ２に移行する。

【００１８】ステップＳ２では、複写機本体側制御部７
８から原稿供給指令がなされるのを待つ。複写機本体側
制御部７８から原稿供給指令を受ければ、ステップＳ３
に移行する。ステップＳ３では、原稿検出センサ１５に
よって原稿トレイ１０上に原稿が存在するか否かを判断
する。原稿が存在していなければ、原稿を複写機２側に
供給することができないので、ステップＳ４に移行す
る。ステップＳ４では、複写機本体側制御部７８にエラ
ー信号を出力する等のエラー処理を実行する。ステップ
Ｓ４での処理が終了すればステップＳ２に戻る。

【００１９】ステップＳ３において、原稿が存在すると
判断された場合にはステップＳ５に移行する。ステップ
Ｓ５では、原稿搬送動作を実行する。ステップＳ５にお
ける原稿搬送動作の制御フローを図６及び図７に示す。
図６においてステップＳ１０では、原稿ストッパー１１
を上昇させ原稿押圧部材１２を下降させる。これによ
り、原稿ストッパー１１による原稿搬送に対する規制が
解除されるとともに、原稿押圧部材１２により原稿の先
端部が保持される。

【００２０】次に、ステップＳ１１において、原稿供給
動作の開始指令を出す。これにより、給紙ローラ２０が
反時計回りに回転する等の一連の原稿供給動作が開始さ
れる。ステップＳ１２では、搬送路２２を通過した原稿
の長さをサイズ検出センサ２９によって検出する。続い
てステップＳ１３において、移動フレーム５０の搬送位
置への移動を開始する。移動フレーム５０の移動は、図
２のステッピングモータ５７の回転によって行われる。
ステッピングモータ５７が回転すると、ベルト５５が循
環し、それにしたがって案内車輪５３が案内レール５４
に沿って移動する。

【００２１】ステップＳ１４では、１枚の原稿をコンタ
クトガラス６上にセットする動作が完了するのを待つ。
一連のシーケンス動作が実行されて、ある原稿がコンタ
クトガラス６上にセットされたと判断されれば、ステッ
プＳ１５に移行する。ステップＳ１５では、原稿のセッ
トを完了したことを意味するセット完了信号を複写機本
体側制御部７８に出力する。セット完了信号を受けた複
写機２では、コンタクトガラス６上に載置された原稿の
画像情報を読み取り、トナー画像を用紙に転写する等の
一般的な複写動作を実行する。

【００２２】ステップＳ１６及びステップＳ１７では、
複写機本体側制御部７８から原稿排出指令または原稿反
転指令がなされるのを待つ。両面原稿の場合には、複写
機本体側制御部７８から反転指令がなされるので、プロ
グラムはステップＳ１７からステップＳ１８に移行す
る。ステップＳ１８では、反転ローラ２７を用いた原稿
反転動作が実行される。ステップＳ１８での処理が終わ
ればステップＳ１４に戻り、反転動作後の原稿セット完
了を待つ。そして、ステップＳ１４以下の処理を繰り返
す。

【００２３】複写機本体側制御部７８から原稿排出指令
がなされれば、プログラムはステップＳ１６から図７の
ステップＳ１９に移行する。ステップＳ１９では、移動
フレーム５０の搬送位置への移動が完了したか否かを判
断する。移動フレーム５０の移動が完了していると判断
されれば、プログラムはステップＳ２０に移行する。ス
テップＳ２０では、原稿押圧部材１２が上昇させられ
る。これにより、原稿押圧部材１２による原稿押圧動作
が解除される。

【００２４】ステップＳ２１，Ｓ２３，Ｓ２５では、ス
テップＳ１２で検出された原稿長さに基づき、排出され
る原稿のサイズを判断する。すなわちステップＳ２１で
は排出する原稿のサイズがＡ３サイズであるか否か、ス
テップＳ２３ではＢ４サイズの原稿であるか否か、ステ
ップＳ２５ではＡ４サイズの原稿であるか否かをそれぞ
れ判断する。ステップＳ２１でＡ３サイズの原稿と判断
した場合には、ステップＳ２２に移行する。ステップＳ
２２では、排出爪５２ａだけを排出姿勢に切り換える。
これにより、原稿排出時に最上流側の排出位置から原稿
が排出されるようになる。ステップＳ２３でＢ４サイズ
の原稿と判断された場合にはステップＳ２４に移行す
る。ステップＳ２４では、排出爪５２ｂだけが排出姿勢
に切り換えられる。ステップＳ２５でＡ４サイズの原稿
と判断された場合にはステップＳ２６に移行する。ステ
ップＳ２６では排出爪５２ｃだけが排出姿勢に切り換え
られる。また、ステップＳ２５での判断がＮｏの場合に
はＡ４サイズより小さい原稿と判断されるので、すべて
の排出爪５２ａ〜５２ｃを通過姿勢に維持し、原稿排出
口４３から原稿を排出するようにする。

【００２５】ステップＳ２２，Ｓ２４もしくはＳ２６で
の処理が終了した場合またはステップＳ２５での判断が
Ｎｏの場合にはステップＳ２８に移行する。ステップＳ
２８では、原稿排出動作が指令される。これにより搬送
ベルト７が循環を開始するとともに、排出ローラ対４１
及び排出ローラ対５１ａ〜５１ｄが回転駆動される。こ
の結果、コンタクトガラス６上にあった原稿は、これら
の動作に伴って搬送路４０を通過し、排出口４２を介し
て搬送路４４に導入される。そして、排出姿勢に切り換
えられた排出爪または原稿排出口４３から原稿押圧部材
１２の下方に到達するまで原稿送り部４側に向けて排出
される。

【００２６】ステップＳ２８での処理が終わればステッ
プＳ２９に移行する。ステップＳ２９では、原稿押圧部
材１２を下降させる。これにより、原稿トレイ１０に積
層状態で載置されていた原稿及び原稿戻し部５によって
戻されてきた原稿が原稿押圧部材１２によって保持され
る。ステップＳ３０では、一巡検出センサ７１の検出状
態に基づいて最終原稿が戻されてきたか否かを判断す
る。最終原稿でなければ、ステップＳ３１に移行し：原
稿トレイ１０に積層された原稿のうち下端のものをコン
タクトガラス６側に供給する動作を開始する。ステップ
Ｓ３１での処理が終われば図６のステップＳ１４に戻
る。

【００２７】一方、ステップＳ３０において、最終原稿
であると判断された場合にはステップＳ３２に移行す
る。ステップＳ３２では、移動フレーム５０を退避位置
に復帰させる。ステップＳ３３では、原稿押圧部材１２
上昇させるとともに、原稿ストッパー１１を下降させ
る。これにより、原稿トレイ１０上の開口が大きくなる
とともに、原稿押圧部材１２による原稿の保持が解除さ
れるので、操作者は簡単に原稿を取り出すことができ
る。また、取り出し後に新たな原稿を収納する際に簡単
に原稿を収納できる。ステップＳ３３での処理が終われ
ばプログラムは図５のメインルーチンに戻る。

【００２８】上述の処理では、排出時においてステップ
Ｓ２１〜Ｓ２６でサイズの判断及び排出爪の切り換えを
行っているので、サイズ混載モードであるか否かにかか
わらず同一の制御で原稿の排出動作を行える。また、原
稿の取り出し時及び収納時には移動フレーム５０が退避
位置に配置されるので、原稿の取り出し及び収納時の操
作性が向上する。

【００２９】〔他の実施例〕（ａ）図２に示す実施例に代えて図８に示すようにし
ても本発明を同様に実施できる。図８に示す実施例で
は、移動フレーム５０内にはサイズに応じた複数の導入
路６１ａ〜６１ｄ及び排出ローラ対６０ａ〜６０ｄが設
けられている。ここでは移動フレーム５０がサイズに応
じて異なる排出位置に配置される。すなわち、Ａ３サイ
ズの場合には実線で示す退避位置に、それより原稿サイ
ズが小さくなるにつれて順に原稿送り部４により近い排
出位置に配置される。このような構成においても前述し
た実施例と同様な効果を得ることができる。（ｂ）移動フレーム５０を搬送方向に移動させて退避
させる代わりに、移動フレーム５０を搬送方向と交差す
る軸回りに旋回させて退避させてもよい。

【００３０】

【発明の効果】本発明に係る循環式原稿搬送装置では、
原稿戻し部が原稿収納部を上方で覆う搬送位置と原稿収
納部上から退避する退避位置との間で移動可能であり、
かつ画像形成動作中は搬送位置にまた非画像形成動作中
は退避位置に移動制御されるので、混載が可能でありか
つ原稿収納，取出時の操作性を向上できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例としての循環式原稿搬送装置
の斜視図。

【図２】その縦断面図。

【図３】移動フレームの移動機構を示す斜視図。

【図４】原稿搬送装置の制御ブロック図。

【図５】その制御フローチャート。

【図６】その制御フローチャート。

【図７】その制御フローチャート。

【図８】他の実施例の図２に相当する図。

【符号の説明】

１原稿搬送装置２複写機３原稿収納部４原稿送り部５原稿戻し部５０移動フレーム７０制御部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者小熊宏道大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者亀崎泰大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者高橋昌伸大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者迫雅浩大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者正井克典大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者松田博文大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者渡邉英彦大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者仲井邦夫大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者中野邦昭大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者中嶋栄次大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者武田義之大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内 (72)発明者小野健蔵大阪市中央区玉造１丁目２番28号三田工業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】積層状態の複数枚の原稿を画像形成装置に
１枚ずつ供給し、供給した原稿を再び受け取る循環式原
稿搬送装置であって、前記積層状態の原稿を収納する原稿収納部と、前記原稿収納部から前記画像形成装置へ原稿を１枚ずつ
供給する原稿送り部と、前記原稿収納部を上方で覆う搬送位置と前記原稿収納部
上から退避する退避位置との間で移動可能な、前記画像
形成装置に供給された原稿を前記原稿収納部に戻す原稿
戻し部と、前記原稿戻し部を、画像形成動作中は搬送位置に、非画
像形成動作中は退避位置に移動制御する移動制御部と、を備えた循環式原稿搬送装置。