JPH06148488A - 画像読取装置における固体撮像素子の取付方法及び構造 - Google Patents
画像読取装置における固体撮像素子の取付方法及び構造Info
- Publication number
- JPH06148488A JPH06148488A JP30365592A JP30365592A JPH06148488A JP H06148488 A JPH06148488 A JP H06148488A JP 30365592 A JP30365592 A JP 30365592A JP 30365592 A JP30365592 A JP 30365592A JP H06148488 A JPH06148488 A JP H06148488A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来、複雑な構成により行っている画像読取装
置における固体撮像素子の取付手段の代わりに、単純な
構成により固体撮像素子を調整しながら取付けることが
可能な手段を提供することを目的とする。 【構成】固体撮像素子1を弾性状の卷回保持具5に支持
し、結像レンズ3を支持した取付部材2の垂直ベース部
2cの開口部4の部分において固体撮像素子1の位置決
めを行なうため、該卷回保持具5の四隅に形成した取付
部5bを、前記垂直ベース部2cの開口部4の周辺に設
けた係止溝部6に取付け、該係止溝部6の形状を千鳥状
の突起部とし、位置決め及び固定を確実とするものであ
る。
置における固体撮像素子の取付手段の代わりに、単純な
構成により固体撮像素子を調整しながら取付けることが
可能な手段を提供することを目的とする。 【構成】固体撮像素子1を弾性状の卷回保持具5に支持
し、結像レンズ3を支持した取付部材2の垂直ベース部
2cの開口部4の部分において固体撮像素子1の位置決
めを行なうため、該卷回保持具5の四隅に形成した取付
部5bを、前記垂直ベース部2cの開口部4の周辺に設
けた係止溝部6に取付け、該係止溝部6の形状を千鳥状
の突起部とし、位置決め及び固定を確実とするものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子を用いて
光学像を読み取る画像読取装置における固体撮像素子の
位置調整に適する固体撮像素子の取付方法及びその取付
構造に関し、ファクシミリ、複写機、スキャナー等の画
像読取部における固体撮像素子の取付けに適用されるも
のである。
光学像を読み取る画像読取装置における固体撮像素子の
位置調整に適する固体撮像素子の取付方法及びその取付
構造に関し、ファクシミリ、複写機、スキャナー等の画
像読取部における固体撮像素子の取付けに適用されるも
のである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、複写機、スキャナー等の
原稿読取装置の光学信号を電気信号に変換するデバイス
として固体撮像素子(CCD)が利用されることが多
い。その固体撮像素子の読み取りラインは、デバイス製
作の都合上パッケイジ外形から1/10mm以下の精度
を得ることは非常に困難である。
原稿読取装置の光学信号を電気信号に変換するデバイス
として固体撮像素子(CCD)が利用されることが多
い。その固体撮像素子の読み取りラインは、デバイス製
作の都合上パッケイジ外形から1/10mm以下の精度
を得ることは非常に困難である。
【0003】ところで、製品へ固体撮像素子を組み込む
とき、光学的特性から固体撮像素子の読み取りラインを
Z方向(光軸方向)、β(Y軸回転)、γ(Z軸回転)
において、0.01mm、数分オーダ以下の位置精度に
より、X方向(光軸に直交し、読み取りラインと平行な
方向)、Y方向(Z軸とX軸に直交する方向)、α(X
軸回転)において、0.1mm、数度オーダ以下の位置
精度により所定位置に位置決め固定する必要がある。
とき、光学的特性から固体撮像素子の読み取りラインを
Z方向(光軸方向)、β(Y軸回転)、γ(Z軸回転)
において、0.01mm、数分オーダ以下の位置精度に
より、X方向(光軸に直交し、読み取りラインと平行な
方向)、Y方向(Z軸とX軸に直交する方向)、α(X
軸回転)において、0.1mm、数度オーダ以下の位置
精度により所定位置に位置決め固定する必要がある。
【0004】しかし、固体撮像素子の外形精度は一桁以
上悪いため、前記位置決めをするだけでは、所要の精度
を確保することができず、必然的に固体撮像素子に読み
取りラインを合致させるため、読み取りラインの位置を
検出し、調整しながら位置決め固定する必要があった。
上悪いため、前記位置決めをするだけでは、所要の精度
を確保することができず、必然的に固体撮像素子に読み
取りラインを合致させるため、読み取りラインの位置を
検出し、調整しながら位置決め固定する必要があった。
【0005】公知の固体撮像素子の調整固定手段とし
て、X−Y−Zの各平面を調整可能な取付ブラッケット
を積層状に配置し、各取付ブラッケットの調整移動によ
りX−Y−Zの各平面内の位置合わせを行い、取付ブラ
ッケットの旋回によりα−β−γの各回転方向の位置合
わせを行う、ブラッケット−ネジ固定式(例えば、実開
昭61−160413号公報)や、固体撮像素子取付具
や調整用取付具を夫々所定の方向に付勢し、前記付勢方
向に対向する調整用ねじが設けられ、該調整用ねじの調
整により、X−Y−Zの各平面及びα−β−γの各回転
方向の位置合わせを行う、スプリング−ネジ固定式(例
えば、実開昭57−30723号公報)や、接着方式が
知られている。
て、X−Y−Zの各平面を調整可能な取付ブラッケット
を積層状に配置し、各取付ブラッケットの調整移動によ
りX−Y−Zの各平面内の位置合わせを行い、取付ブラ
ッケットの旋回によりα−β−γの各回転方向の位置合
わせを行う、ブラッケット−ネジ固定式(例えば、実開
昭61−160413号公報)や、固体撮像素子取付具
や調整用取付具を夫々所定の方向に付勢し、前記付勢方
向に対向する調整用ねじが設けられ、該調整用ねじの調
整により、X−Y−Zの各平面及びα−β−γの各回転
方向の位置合わせを行う、スプリング−ネジ固定式(例
えば、実開昭57−30723号公報)や、接着方式が
知られている。
【0006】公知のブラッケット−ネジ固定式やスプリ
ング−ネジ固定式において、部品の数が多くなり、締結
において衝撃や振動により位置ずれを生じやすい欠点を
有し、接着方式では、短時間に所定の強度を達しうる接
着剤は凝固中の寸法変動が激しく、寸法変動の少ない接
着剤は所定の強度に達するまでの時間がかかる欠点を有
している。
ング−ネジ固定式において、部品の数が多くなり、締結
において衝撃や振動により位置ずれを生じやすい欠点を
有し、接着方式では、短時間に所定の強度を達しうる接
着剤は凝固中の寸法変動が激しく、寸法変動の少ない接
着剤は所定の強度に達するまでの時間がかかる欠点を有
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑み、部品点数の少ない、ねじによる締め付けを不要と
する固体撮像素子の位置決め行なって取付けることがで
きる新規な固体撮像素子の取付方法及びその構造を提供
することを目的とするものである。
鑑み、部品点数の少ない、ねじによる締め付けを不要と
する固体撮像素子の位置決め行なって取付けることがで
きる新規な固体撮像素子の取付方法及びその構造を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための課題】本発明は、前記目的を達
成するために、結像レンズを位置決めして支持する取付
部材に対して固体撮像素子を所定位置に取付ける画像読
取装置における固体撮像素子の取付方法において、固体
撮像素子を弾性状の卷回保持具に支持し、該巻回保持具
の四隅に形成した取付端部を前記取付部材に設けた係止
溝部に係止し、この状態で固体撮像素子の位置決めを行
うことを特徴とするものである。
成するために、結像レンズを位置決めして支持する取付
部材に対して固体撮像素子を所定位置に取付ける画像読
取装置における固体撮像素子の取付方法において、固体
撮像素子を弾性状の卷回保持具に支持し、該巻回保持具
の四隅に形成した取付端部を前記取付部材に設けた係止
溝部に係止し、この状態で固体撮像素子の位置決めを行
うことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明は、結像レンズを位置決めし
て支持する取付部材に対して固体撮像素子を所定位置に
取付ける画像読取装置における固体撮像素子の取付構造
において、固体撮像素子の外周を固定でき、四隅に取付
端部を突出形成してなる弾性状の卷回保持具と、前記取
付部材には、該巻回保持具の取付端部を係止しうる、凹
凸状若しくは波状の係止溝部を形成し、前記取付端部を
係止溝部に係止した状態で固体撮像素子の位置決めを行
うことを特徴とするものである。
て支持する取付部材に対して固体撮像素子を所定位置に
取付ける画像読取装置における固体撮像素子の取付構造
において、固体撮像素子の外周を固定でき、四隅に取付
端部を突出形成してなる弾性状の卷回保持具と、前記取
付部材には、該巻回保持具の取付端部を係止しうる、凹
凸状若しくは波状の係止溝部を形成し、前記取付端部を
係止溝部に係止した状態で固体撮像素子の位置決めを行
うことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の構成により、固体撮像素子を弾性状の
卷回保持具に支持し、その卷回保持具の取付部材の四隅
に形成した取付端部を結像レンズを支持した取付部材に
設けた係止溝部に係止し、この状態において固体撮像素
子の位置の調整を行っても、前記取付端部は係止溝部内
を移動して、固体撮像素子の位置決めを可能とし、固体
撮像素子は所定の位置決めされると共に取付端部は係止
溝部内を固定されるものである。
卷回保持具に支持し、その卷回保持具の取付部材の四隅
に形成した取付端部を結像レンズを支持した取付部材に
設けた係止溝部に係止し、この状態において固体撮像素
子の位置の調整を行っても、前記取付端部は係止溝部内
を移動して、固体撮像素子の位置決めを可能とし、固体
撮像素子は所定の位置決めされると共に取付端部は係止
溝部内を固定されるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1には、固体撮像素子を弾性状の卷回保持具に取付け、
その卷回保持具に形成した取付端部を係止するための取
付部材の係止溝部を理解しやすく分解斜視図で示してい
る。
1には、固体撮像素子を弾性状の卷回保持具に取付け、
その卷回保持具に形成した取付端部を係止するための取
付部材の係止溝部を理解しやすく分解斜視図で示してい
る。
【0012】固体撮像素子1を所定の調整を行って取付
けるための取付部材2は、L字型をなしており、前方に
は結像レンズ3を支持するための水平ベース部2aと、
結像レンズ3の背後において固体撮像素子1が位置決め
される垂直ベース部2bとからなっている。垂直ベース
部2bには、その中央に結像レンズ3により集束した光
を固体撮像素子1の画素ラインに導くために開口部4を
備えている。Zは光軸を示す。1aは固体撮像素子1に
取付けられた接続端子である。
けるための取付部材2は、L字型をなしており、前方に
は結像レンズ3を支持するための水平ベース部2aと、
結像レンズ3の背後において固体撮像素子1が位置決め
される垂直ベース部2bとからなっている。垂直ベース
部2bには、その中央に結像レンズ3により集束した光
を固体撮像素子1の画素ラインに導くために開口部4を
備えている。Zは光軸を示す。1aは固体撮像素子1に
取付けられた接続端子である。
【0013】結像レンズ3は上記水平ベース部2a上に
おいて読取装置の光軸と一致するように調整されて配置
される。
おいて読取装置の光軸と一致するように調整されて配置
される。
【0014】次に、固体撮像素子1を取付部材2の垂直
ベース部2bに固定する手段について説明する。本発明
では、固体撮像素子1を取付部材2の垂直ベース部2b
に取付けるために、弾性状の卷回保持具として、図1、
図2に示すように、コイリングマシンによりフォーミン
グ成形された保持具5が用いられる。
ベース部2bに固定する手段について説明する。本発明
では、固体撮像素子1を取付部材2の垂直ベース部2b
に取付けるために、弾性状の卷回保持具として、図1、
図2に示すように、コイリングマシンによりフォーミン
グ成形された保持具5が用いられる。
【0015】すなわち、本実施例において、保持具5
は、コイルばね材料を使用し、これをコイルばねを製造
するコイリングマシンの特殊型機により、固体撮像素子
1を包囲固定する大きさの枠部5aと、枠部5aを形成
したコイルばねの端部を枠部5aの隅部から延設してな
る取付部5bとを形成し(図2(a))、このような枠
部5aと取付部5bとを有する保持部5Aを一対組み合
わせ、この際、図2(b)に示すように、枠部5aの四
隅の夫々に取付部5bが位置するように、組み合わされ
て固体撮像素子の保持具5が形成される。
は、コイルばね材料を使用し、これをコイルばねを製造
するコイリングマシンの特殊型機により、固体撮像素子
1を包囲固定する大きさの枠部5aと、枠部5aを形成
したコイルばねの端部を枠部5aの隅部から延設してな
る取付部5bとを形成し(図2(a))、このような枠
部5aと取付部5bとを有する保持部5Aを一対組み合
わせ、この際、図2(b)に示すように、枠部5aの四
隅の夫々に取付部5bが位置するように、組み合わされ
て固体撮像素子の保持具5が形成される。
【0016】保持具5の四隅に形成される取付部5b
は、取付部材2の垂直ベース部2bにおける開口部4の
周りに設けた係止溝部6に挿入係止される。この係止溝
部6は、一端を垂直ベース部2bの後面の開口部4の各
隅部に近接した位置6aから垂直ベース部2bの側面に
抜ける位置6bに形成される。位置6aから位置6bに
至る係止溝部6は、垂直ベース部2bの後方の各隅部2
cを頂点として切り込み7を入れることにより形成され
る。
は、取付部材2の垂直ベース部2bにおける開口部4の
周りに設けた係止溝部6に挿入係止される。この係止溝
部6は、一端を垂直ベース部2bの後面の開口部4の各
隅部に近接した位置6aから垂直ベース部2bの側面に
抜ける位置6bに形成される。位置6aから位置6bに
至る係止溝部6は、垂直ベース部2bの後方の各隅部2
cを頂点として切り込み7を入れることにより形成され
る。
【0017】保持具5の取付部5bを保持する係止溝部
6は、図3(a)に示すように、千鳥状の突起部6aを
形成し、該千鳥状の突起部6aにより直線状をなすコイ
ルばねよりなる取付部5bは湾曲させられて圧接状態に
挟持される。このため、保持具5に支持された固体撮像
素子1の位置決めに際して、保持具5の取付部5bを千
鳥状の突起部6aを有する係止溝部6に係止した状態
で、固体撮像素子1の位置決めに応じて前記係止位置は
調整され、適正な位置に固体撮像素子1が位置決めされ
ると、その係止位置において千鳥状の突起部6aを有す
る係止溝部6に取付部5bは固定される。
6は、図3(a)に示すように、千鳥状の突起部6aを
形成し、該千鳥状の突起部6aにより直線状をなすコイ
ルばねよりなる取付部5bは湾曲させられて圧接状態に
挟持される。このため、保持具5に支持された固体撮像
素子1の位置決めに際して、保持具5の取付部5bを千
鳥状の突起部6aを有する係止溝部6に係止した状態
で、固体撮像素子1の位置決めに応じて前記係止位置は
調整され、適正な位置に固体撮像素子1が位置決めされ
ると、その係止位置において千鳥状の突起部6aを有す
る係止溝部6に取付部5bは固定される。
【0018】係止溝部6の形状として、千鳥状の突起部
6aを形成して直線状のコイルばねよりなる取付部5b
を咬え込む形とする他、図3(b)に示すように、係止
溝部の幅を直線状のコイルばねよりなる取付部5bより
幾分大きくし、この溝部を波状の湾曲した波状溝6bと
しても、同様の作用を得ることができる。
6aを形成して直線状のコイルばねよりなる取付部5b
を咬え込む形とする他、図3(b)に示すように、係止
溝部の幅を直線状のコイルばねよりなる取付部5bより
幾分大きくし、この溝部を波状の湾曲した波状溝6bと
しても、同様の作用を得ることができる。
【0019】次に、結像レンズ3の位置を調整して取付
けた取付部材2の垂直ベース部2bに、固体撮像素子1
を取付けるには、先ず、コイリングマシンにより成形さ
れたコイルばねよりなる保持具5の枠部5aに固体撮像
素子1を嵌合固定する。そして、保持具5に形成された
各取付部5bを、垂直ベース部2bの各隅部2cに形成
した切り込み部7から係止溝部6に係止する。
けた取付部材2の垂直ベース部2bに、固体撮像素子1
を取付けるには、先ず、コイリングマシンにより成形さ
れたコイルばねよりなる保持具5の枠部5aに固体撮像
素子1を嵌合固定する。そして、保持具5に形成された
各取付部5bを、垂直ベース部2bの各隅部2cに形成
した切り込み部7から係止溝部6に係止する。
【0020】この状態において、光学的位置検出手段、
若しくは正規位置に投影した映像を固体撮像素子1に読
み取らせながら、固体撮像素子1の読取ラインが適正な
位置を取るように、固体撮像素子1の位置を調整する。
この調整の際、保持具5の各取付部5bは、係止溝部6
をある抵抗を有しながら滑ることができる。より円滑な
移動を可能とするために、取付部5bに微振動・超音波
振動を印加しておくと、摩擦係数の削減とばらつきの縮
小を図ることができ、クリックステップの防止、挿入力
の減少に寄与する。
若しくは正規位置に投影した映像を固体撮像素子1に読
み取らせながら、固体撮像素子1の読取ラインが適正な
位置を取るように、固体撮像素子1の位置を調整する。
この調整の際、保持具5の各取付部5bは、係止溝部6
をある抵抗を有しながら滑ることができる。より円滑な
移動を可能とするために、取付部5bに微振動・超音波
振動を印加しておくと、摩擦係数の削減とばらつきの縮
小を図ることができ、クリックステップの防止、挿入力
の減少に寄与する。
【0021】固体撮像素子1の位置の調整が終了する
と、位置決めのために固体撮像素子1を支持し調整して
いる部材を固体撮像素子1から離し、固体撮像素子1は
調整位置に保持具5の各取付部5bにより係止溝部6に
係止固定される。尚、この調整後の係止固定力が所定の
設計荷重に達しない場合は、各隅部2cに形成された切
り込み部7から接着剤を流し込むか、又、塑性加工、若
しくは熱加工により取付溝6を潰し、固定力を向上させ
ることもできる。
と、位置決めのために固体撮像素子1を支持し調整して
いる部材を固体撮像素子1から離し、固体撮像素子1は
調整位置に保持具5の各取付部5bにより係止溝部6に
係止固定される。尚、この調整後の係止固定力が所定の
設計荷重に達しない場合は、各隅部2cに形成された切
り込み部7から接着剤を流し込むか、又、塑性加工、若
しくは熱加工により取付溝6を潰し、固定力を向上させ
ることもできる。
【0022】本発明の構成においては、保持具5に形成
された取付部5bと該取付部5bを係止する係止溝部6
とは、ばね性を有する取付部5bが千鳥状の突起部6a
を有する係止溝部6に係止した際、固体撮像素子1の位
置決めによる変位が4つの取付部5bのいずれかに与え
られ、取付部5bは、そのばね性により撓み方向を変え
ながら、係止溝部6の千鳥状の突起部6aに当接しなが
ら微少な出入を可能とする。そして、固体撮像素子1を
所定位置に保持することができる。
された取付部5bと該取付部5bを係止する係止溝部6
とは、ばね性を有する取付部5bが千鳥状の突起部6a
を有する係止溝部6に係止した際、固体撮像素子1の位
置決めによる変位が4つの取付部5bのいずれかに与え
られ、取付部5bは、そのばね性により撓み方向を変え
ながら、係止溝部6の千鳥状の突起部6aに当接しなが
ら微少な出入を可能とする。そして、固体撮像素子1を
所定位置に保持することができる。
【0023】実施例において、固体撮像素子1を取付部
材に取付ける保持具として、コイルばねを卷回した構成
について説明したが、具体的に、断面形状が、丸、角、
小判状、菱形、若しくはU字、W字等からなるピアノ
線、リン青銅線等のばね性を有する線材を用いることが
でき、又、リン青銅板の如き、ばね性を有する板材をプ
レス成形により作成することも可能であり、この場合、
保持具の隅部に形成する取付部は、必ずしも4本とする
必要なく、3本でも調整、取付けに支障をきたさない。
材に取付ける保持具として、コイルばねを卷回した構成
について説明したが、具体的に、断面形状が、丸、角、
小判状、菱形、若しくはU字、W字等からなるピアノ
線、リン青銅線等のばね性を有する線材を用いることが
でき、又、リン青銅板の如き、ばね性を有する板材をプ
レス成形により作成することも可能であり、この場合、
保持具の隅部に形成する取付部は、必ずしも4本とする
必要なく、3本でも調整、取付けに支障をきたさない。
【0024】
【発明の効果】本発明の構成により、取付部材の垂直ベ
ース部の開口部域において、固体撮像素子の位置は、コ
イルばね状の取付具の取付部と垂直ベース部に形成され
た係止溝部との係合状態を変位させて結像レンズに対し
て調整され、調整後、変位された係合状態を維持できる
構成であるため、従来の固体撮像素子の取付けの際の調
整手段に比して極めて簡単であり、取付けのための部品
点数も少なく、コストダウン等の効果を有する。
ース部の開口部域において、固体撮像素子の位置は、コ
イルばね状の取付具の取付部と垂直ベース部に形成され
た係止溝部との係合状態を変位させて結像レンズに対し
て調整され、調整後、変位された係合状態を維持できる
構成であるため、従来の固体撮像素子の取付けの際の調
整手段に比して極めて簡単であり、取付けのための部品
点数も少なく、コストダウン等の効果を有する。
【図1】本発明の固体撮像素子の取付構造を示す全体の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】本発明の固体撮像素子を取付部材に取付ける際
の保持具の斜視図であり、(a)は、フォーミングされ
た保持具の構成を示し、(b)は、固体撮像素子の保持
具としての使用状態を示す。
の保持具の斜視図であり、(a)は、フォーミングされ
た保持具の構成を示し、(b)は、固体撮像素子の保持
具としての使用状態を示す。
【図3】本発明の保持具の取付部と取付部材側の係止溝
部との関係を示す図面であり、(a)は、係止溝部が千
鳥状突起部を有する溝である場合、(b)は、係止溝部
が波状の溝である場合を示す。
部との関係を示す図面であり、(a)は、係止溝部が千
鳥状突起部を有する溝である場合、(b)は、係止溝部
が波状の溝である場合を示す。
1 固体撮像素子 2 取付部材 3 結像レンズ 4 開口部 5 保持具 5a 枠部 5b 取付部 6 係止溝部 6a 千鳥状の突起部 6b 波状溝
Claims (2)
- 【請求項1】 結像レンズを位置決めして支持する取付
部材に対して固体撮像素子を所定位置に取付ける画像読
取装置における固体撮像素子の取付方法において、固体
撮像素子を弾性状の卷回保持具に支持し、該巻回保持具
の四隅に形成した取付端部を前記取付部材に設けた係止
溝部に係止し、この状態で固体撮像素子の位置決めを行
うことを特徴とする画像読取装置における固体撮像素子
の取付方法。 - 【請求項2】 結像レンズを位置決めして支持する取付
部材に対して固体撮像素子を所定位置に取付ける画像読
取装置における固体撮像素子の取付構造において、固体
撮像素子の外周を固定でき、四隅に取付端部を突出形成
してなる弾性状の卷回保持具と、前記取付部材には、該
巻回保持具の取付端部を係止しうる、凹凸状若しくは波
状の係止溝部を形成し、前記取付端部を係止溝部に係止
した状態で固体撮像素子の位置決めを行うことを特徴と
する画像読取装置における固体撮像素子の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30365592A JPH06148488A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 画像読取装置における固体撮像素子の取付方法及び構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30365592A JPH06148488A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 画像読取装置における固体撮像素子の取付方法及び構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06148488A true JPH06148488A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17923630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30365592A Withdrawn JPH06148488A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 画像読取装置における固体撮像素子の取付方法及び構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06148488A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002077699A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | 固体撮像装置、固体撮像装置用保持・光軸傾角調整部、固体撮像装置用結像位置調整部及び撮像装置 |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP30365592A patent/JPH06148488A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002077699A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | 固体撮像装置、固体撮像装置用保持・光軸傾角調整部、固体撮像装置用結像位置調整部及び撮像装置 |
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