JPH0669925U - 角度調整ミラーの保持装置 - Google Patents

角度調整ミラーの保持装置

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JPH0669925U
JPH0669925U JP1042493U JP1042493U JPH0669925U JP H0669925 U JPH0669925 U JP H0669925U JP 1042493 U JP1042493 U JP 1042493U JP 1042493 U JP1042493 U JP 1042493U JP H0669925 U JPH0669925 U JP H0669925U
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JP
Japan
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mirror
elastic member
angle
holding device
longitudinal direction
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JP1042493U
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English (en)
Inventor
荘司 大庭
正治 西谷
博 安本
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラー角度調整時に、ミラーに無理な歪みを
生じさせることがなく、また調整作業の容易な角度調整
ミラーの保持装置を提供するものである。 【構成】 ミラーの長手方向の一端を2つの突起と、他
の一端を1つの突起とでミラーを支持するミラー保持装
置において、ミラーの長手方向の上方、下方の2つの断
面28、29を弾性部材の返し片31、32で挟着保持
し、ミラー角度調整時に、ミラーの29断面とミラー挿
入窓の当接部37で生じるミラー歪みを、弾性部材の変
形によって吸収する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複写機やファクシミリ、レーザ・ビーム・プリンタ等の光学系にお けるミラーの保持装置、更に詳しくは角度調整可能なミラーの保持装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のミラーは、図4のレーザ・ビーム・プリンタの例で示すよう に、光学系の小型化のために利用されている。図4で、半導体レーザ光源1より 出射したレーザ光は、レンズ群2及び反射ミラー3を介して、偏向ミラー4上に 収束される。収束光は、偏向ミラーの回転により走査され、反射ミラー5、6で 折りたたまれた後、fθ機能を有する長尺レンズ7を通過し、回転する感光体8 上に露光され、潜像が形成される。図の例では、反射ミラー5、6のいずれかが 角度調整ミラーであり、他方は固定ミラーである。反射ミラー5、6に入射する レーザ光の位置は、レーザ光源1、反射ミラー3、偏向ミラー4などの組み付け 位置のばらつきによって微妙に変化するので、角度調整ミラーの角度を調整する ことによって、レーザ光が感光体の所定の位置に照射されるようにする。
【0003】 この種の反射ミラーは横長の短冊形状であり、ミラーに歪みがかかりやすいの でミラーの保持には、ミラー歪みを発生させないような配慮が必要である。ミラ ー歪みは感光体上で潜像のピッチむら、走査傾き、濃度むら等を引き起こす。レ ーザ・ビーム・プリンタの光学系は、微小に絞られたレーザビームの走査露光に よっているので、幅を持ったスリット露光の複写機の光学系以上に、ミラーの保 持には配慮が必要である。
【0004】 図5に複写機の光学系に利用されている、角度調整ミラーの保持構造の一例を 示す。図で、ミラー9を支持する光学フレーム10の両側板には、ミラー9を取 り付けるための窓11、12が設けられている。窓11、12に設けられた突起 13、14、15は、ミラー支持突起であり、突起13はねじになっており高さ が調整できる。ミラー面を支持突起13、14、15側とし、ミラー背面を押圧 する弾性部材16を両側のミラー背面に挿入して、ミラーを3点の支持突起で位 置決めする。支持突起13の高さをねじで調整して、感光体の所定の場所に結像 するようにする。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のミラー保持構造での問題点は、調整ねじ13の高さ 調整時に、ミラー9と窓11の接点17でミラーが窓の板金によってこじられる 事である。こじりによって、接点17付近のミラーに歪みが生じたり、歪みによ りミラーの角が欠けたり、調整ねじのねじり込み角に対してミラー角度の変位が 比例しないので、調整が難しいなどの不都合を生じていた。
【0006】 この考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ミラー角度調 整時に、ミラーに無理な歪みを生じさせることがなく、また調整作業の容易な角 度調整ミラーの保持装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の角度調整ミラーの保持装置は、ミラーの長手方向の一端を2つの突起 、他の一端を1つの突起でミラーを支持し、前記2つ突起側の一方の突起を高さ 調節可能な突起とし、他の2つの突起を固定突起としたミラー支持部材と、ミラ ー背面を押圧する弾性部材とを有するミラー支持装置において、前記弾性部材が ミラー背面とミラー長手方向のミラー断面で下方に位置する側のミラー断面との 2面、または前記弾性部材がミラー背面とミラー長手方向の両ミラー断面との3 面を保持することを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記のように、背面よりミラーを押圧する弾性部材が、図5で説明したミラー の角とミラー窓板金の接点部17周辺を覆っているので、ミラー角度調整時にミ ラーにかかる応力は、弾性部材の変形によって吸収され、ミラーには不要な歪み が発生しない。
【0009】
【実施例】
図1〜図3は、この考案のミラー保持装置の好ましい実施例を示している。
【0010】 図1(a)はミラー保持装置がミラー挿入窓17、18を持つ構造の例である 。ミラー保持体19は、1枚の板金で構成されており、両端が直角に折り曲げら れている。折りまげられた両側板20、21の内部は打ち抜かれたミラー挿入窓 17、18が形成されている。窓17、18のほぼ中央に、ミラー面を支持する 固定突起22、23と弾性部材の抜け止めのための切り欠きとが設けられている 。側板20の一部が折り返され、調整ねじ26が取りつけられている。
【0011】 図1(b)、(c)は、上記構成のミラー保持装置に使用する、本考案に係わ る弾性部材の形状例を示す図である。図1(b)で弾性部材30は、ミラー長手 方向の上下の切断面28、29を保持するための折り返し31、32、弾性部材 をミラー背面と側板20間に挿入時のストッパーとしての折り返し33、34及 び弾性部材装着後の抜け止めとして、側板20に設けた切り欠き24に噛み込む ように、切り欠き35、36が設けられている。31と32の間隔は、ほぼミラ ー高さに等しい。図1(c)は、ミラーの上方切断面28を保持する折り返し3 1がない構成のものである。
【0012】 次に、ミラーの取りつけ方法を説明する。調整ねじ26は、始め緩めた状態に して、ミラー27をミラー面が固定支持突起22、23に当接する向きに挿入す る。次に、弾性部材の折り返し31、32がミラーガラスの28、29面を抱え こむように挿入し、切り欠き35、36が切り欠き24に噛み合うようにし、弾 性部材を固定する。同じ要領で側板21側にも、弾性部材を挿入固定する。
【0013】 この時点では、反射ミラー27は側板上の固定支点22、23と左右の弾性部 材に挟まれただけの状態であり、位置決めされていない。次に、角度調整ねじ2 6をねじ込むことによってミラー背面が、ねじの先で押しこまれ角度調整がなさ れる。
【0014】 角度調整は、固定支点22、23を回転中心として円運動するので、側板窓と 弾性部材の折り返し32の当接点37には、上向きの力が働く。図1(b)の弾 性部材を使用した場合には、この上向きの応力は弾性部材のねじれとして吸収さ れる。弾性部材のねじれとして吸収された応力は、勿論ミラーに作用しミラーを ねじろうするが、ねじれの方向がミラーの短手方向と平行であるので、実質的に ミラーのねじれは発生しない。図1(c)の場合には、調整時の応力は弾性部材 のねじれ、または弾性部材とミラー背面との滑りとして吸収される。
【0015】 いずれの場合においても、従来構成のように調整時の回転応力によって、ミラ ーの角が割れたり、ねじ込み角度とミラーの回転角度が比例せずに調整が困難で あるとか、ミラー歪みのために画像がゆがむと言った不都合は生じない。
【0016】 また、図1の構成のミラー保持装置は、ミラー角度調整時の回転中心である固 定支点22、23がほぼミラーの中心になるようにに構成されているので、ミラ ー角度の調整によってミラー角度が変わるだけであり、光路長、走査傾きが変わ ることはなく、レーザー・ビーム光学系用の角度調整ミラーの保持装置として最 適なものである。
【0017】 図2は、角度調整ミラーの保持部が、一体成形された光学ハウジング部上に設 けられた、一例を示す図である。
【0018】 図2は、角度調整用のねじ側の端面部の断面図である。40は一体成形された 光学ハウジングで、ミラー27を支持する球面状突起41、ミラー底辺を支持す る球面状突起42、角度調整ねじ用のねじ穴43、弾性部材46の抜け止めのた めの欠き孔44と突き当て部45とを有する。
【0019】 図3は、上記弾性部材の概略図である。図2及び図3で、弾性部材46は、ミ ラー長手方向の上下の切断面28、29をゆるく保持するような間隔の折り返し 46、47、ミラー27の背面を押圧するための球面状の突起47、ハウジング 側の突き当て部45と当接する折り返し片48、抜け止め防止の返し片49及び 挿入時のストッパーとしての返し片50とを有する。
【0020】 偏光器からの光ビームは、図2の左側の矢印方向より入射し、ミラー面51で 反射され、fθレンズ52の中央部を通過して感光体上に結像する。fθレンズ 52は、光学ハウジングに固定されており、角度調整ミラー27の角度を調整す ることにより、光ビームがレンズの中央部を通過し、かつ感光体上の所定の位置 を露光するようにする。
【0021】 なお、調整ねじと対向する側のミラー端面には、調整ねじがないだけであり、 他はすべて同じ構成である。
【0022】 次に角度調整ミラーの取りつけ・調整の方法を説明する。 調整ねじ53を光学ハウジング40のねじ穴43にゆるく取りつけ、ミラー2 7のミラー面が突起41に、ミラーの下方断面29が突起42に当接するように 、ミラーを置く。弾性部材46の折り返し片47で、ミラーの断面29を掬うよ うにして、ミラーの短手方向を弾性部材の折り返し片46と47で保持するよう に挟み込む。弾性部材46の折り返し片をハウジング側当接部に当接するように し、弾性部材の挿入ストッパー49を強く押しこむと、抜け止め防止の返し片4 9が切り欠き孔44に押しこまれ、片側の弾性部材が固定する。対向するもう一 方の弾性部材も同様な手順によって固定する。
【0023】 この状態では反射ミラー27は、ミラー面を左右2点の固定支点と弾性部材に 挟まれただけの状態であり、位置決めはされていない。次に、角度調整ねじ53 をねじ込むことによってミラー背面が、ねじ53の頭で押しこまれ、ミラー両端 の2つの固定支点とミラー背面のねじ支点による3点保持がなされるようになる 。
【0024】 図2の構成で明らかな通り、調整ねじ53を押し込むと、ミラー27は固定支 点41を中心として時計方向に回転する。このとき、ミラー27の下方断面29 は、調整ねじ53により強く下方に押し込まれるので、従来の構成の保持装置で は、断面29の端部のガラスが破断したり、ガラス端部と突起42がかじりあっ たりして、スムーズな角度調整ができなかったりする不都合を生じていた。
【0025】 本考案の構成では、弾性部材がミラー27の下方断面29を抱えているので調 整によりミラーにかかる力が、弾性部材の変形によって吸収されるので上記不都 合は発生しない。
【0026】 なお、本考案における、2つの固定突起及び調整ねじの配置は、それぞれの光 学系の設計上の事情で選択されるものであり、本実施例の配置に限定されるもの ではない。
【0027】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば弾性部材がミラー27の下方断面29を抱 えているので、調整によりミラーの下方断面29にかかる回転こじれ応力が、弾 性部材の変形によって吸収されるので、ミラー角度調整時に、ミラーに無理な歪 みを生じさせることがなく、また調整作業の容易な角度調整ミラーの保持装置を 提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例における角度調整ミラー
の保持装置の構成図
【図2】本考案の第2の実施例における角度調整ミラー
の保持装置の構成図
【図3】本考案の第2の実施例における弾性部材の構成
【図4】角度調整ミラーの機能を説明する図
【図5】従来の一般的な角度調整ミラーの構成図
【符号の説明】
27 反射ミラー 28 反射ミラーの長手方向上方の断面 29 反射ミラーの長手方向下方の断面 22、23、41 突起状固定支持点 26、53 ミラー角度調整用ねじ 30、46 弾性部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーの長手方向の一端を2つの突起、他
    の一端を1つの突起でミラーを支持し、前記2つ突起側
    の一方の突起を高さ調節可能な突起とし、他の2つの突
    起を固定突起としたミラー支持部材と、ミラー背面を押
    圧する弾性部材とを有するミラー支持装置において、前
    記弾性部材がミラー背面とミラー長手方向のミラー断面
    で下方に位置する側のミラー断面の2面とを保持するこ
    とを特徴とする角度調整ミラーの保持装置。
  2. 【請求項2】ミラーの背面を押圧する弾性部材が、ミラ
    ー背面とミラー長手方向の2つの断面の3面とを挟着保
    持することを特徴とする、請求項1に記載の角度調整ミ
    ラーの保持装置。
JP1042493U 1993-03-11 1993-03-11 角度調整ミラーの保持装置 Pending JPH0669925U (ja)

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JP1042493U JPH0669925U (ja) 1993-03-11 1993-03-11 角度調整ミラーの保持装置

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JPH0669925U true JPH0669925U (ja) 1994-09-30

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JP1042493U Pending JPH0669925U (ja) 1993-03-11 1993-03-11 角度調整ミラーの保持装置

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JP (1) JPH0669925U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139932A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Sharp Corp 光学部品固定機構、光走査装置、及び画像形成装置
KR101443619B1 (ko) * 2007-11-27 2014-09-23 엘지전자 주식회사 반사유닛

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