JPH09197234A - ミラーの取付構造 - Google Patents

ミラーの取付構造

Info

Publication number
JPH09197234A
JPH09197234A JP963496A JP963496A JPH09197234A JP H09197234 A JPH09197234 A JP H09197234A JP 963496 A JP963496 A JP 963496A JP 963496 A JP963496 A JP 963496A JP H09197234 A JPH09197234 A JP H09197234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
mounting structure
biasing member
component force
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP963496A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Takahashi
宏治 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP963496A priority Critical patent/JPH09197234A/ja
Publication of JPH09197234A publication Critical patent/JPH09197234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動等によって、反射角度に狂いが生じるこ
とがないようにミラーを安定して取付ける。 【解決手段】 ミラー16が傾倒したとすると、傾倒角
度θに応じた押圧力Sでスプリングがミラー16を押圧
する。押圧力Sの分力を垂直分力Svと平行分力Shと
する。スプリングとミラー16の非反射面との摩擦係数
μを、Sh<μSv=Fh(非反射面の摩擦抵抗力)と
することで、非反射面との接触部分が滑ることがなく、
ミラー16を調整した後に、振動等によってミラー16
が浮き上がるようなことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザープ
リンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に用いら
れ、光学像の位置の調整を行うミラーの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オフィスや家庭に於ける印刷物、コンピ
ュータ情報のカラー化に伴って、複写機に代表される画
像形成装置についても、次第に多色記録あるいはフルカ
ラー記録の要求が高まっている。
【0003】しかしながら、多色記録あるいはフルカラ
ー記録(以下「カラー記録」という)は色毎に記録を順
次重ね合わせていく方法である為、生産性の低下や、色
ずれによる画質の低下を招きやすく、これが特にオフィ
スにおける画像形成装置のカラー化の進展にブレーキを
掛ける大きな要因と成っている。
【0004】生産性の改善には、例えば、黒、イエロ
ー、マジェンダ、シアンの各色をそれぞれ独立した記録
装置を用紙の流れに沿って順次並べる構成(以下「タン
デム記録構成」という)を採用することにより、従来の
単色記録速度の技術で、カラー記録の速度を単色記録速
度とほぼ同等にまですることが出来る。
【0005】反面、タンデム記録は、独立した記録装置
それぞれの画質特徴が重ね合わされる結果、色ずれに代
表される画質関係のすべての要因が画質の低下に関係
し、単色記録装置に於けるカラー記録に比べて、独立画
質特徴を均一化する為にバラツキの最小化に新な技術が
要求される。
【0006】また、電子写真に於ける画像形成の工程は
主に、潜像形成工程、現像工程、転写工程、定着工程と
からなり、これらのすべての工程に独立画質特徴が存在
しているので、これら工程毎の独立画質特徴を均一化す
る為のバラツキの最小化技術が、タンデム記録の画質を
左右する。
【0007】ところで、潜像形成工程のうち画像を書き
込む光走査装置には、光源から感光体までの光路の中
に、多くの光学部材が用いられている。中でも平面反射
ミラーが装置全体の小型化の為に多用されているが、感
光体からの距離が遠い位置にあるミラーほど、固定位置
のバラツキが独立画質特徴に大きく影響する。
【0008】ところが、従来においては、図8に示すよ
うに、平面反射ミラー50は、その下端が光学箱52か
ら突設された突起54で傾倒可能に支承され、反射面側
が板ばね56で支持され、また、平面反射ミラー50の
非反射面側は、側板58にねじ込まれたねじ60で押え
られている(特開平6−34903号公報参照)。
【0009】このような構造では、平面反射ミラー50
を組付けるに際して、ネジ60を回転させ平面反射ミラ
ー50の反射角度を調整することになるが、板ばね56
と平面反射ミラー50との押し圧点Aで滑りが生じ、平
面反射ミラー50の支持点のどこかに浮きが生じ(図で
は、理解を容易にするため誇張して図示する)、輸送な
どで振動による外力を受けたとき、反射角度に狂いが生
じ、画像の位置づれを引き起こしていた。
【0010】この位置づれは極微細な値(たとえば20
ミクロンm程度)であっても、カラー画像形成装置に於
ては色むら等の画質異常となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、振動や時間の経過によって、反射角度に狂いが
生じることがないように安定してミラーを組付けること
ができるミラーの取付構造を提供することを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のミラー
の取付構造では、ミラーの下端が傾倒可能に支承されて
いる。ミラーの反射面は、仮想面を構成する3つの支持
手段で支持され、この支持手段の何れかで反射面を押圧
することによって、ミラーを傾倒させ、ミラーの反射角
度を調整することができるようになっている。
【0013】また、ミラーの非反射面は付勢部材で支持
手段側に付勢され、この付勢部材と3つの支持手段で、
ミラーを所定の反射角度で保持する。
【0014】ここで、ミラーの反射角度を調整すると
き、ミラーは傾倒し、傾倒量に応じた押圧力Sが付勢部
材から作用する。
【0015】この傾倒量に応じた付勢部材の押圧力S
は、垂直分力Svと平行分力Shとの合力であり、垂直
分力Svは、反射面に対して直角方向の変位量に付勢部
材の弾性係数を掛けた値となり、また、平行分力Sh
は、反射面に対して平行な方向の変位量に付勢部材の弾
性係数を掛けた値となる。
【0016】従って、付勢部材と非反射面との摩擦係数
をμとすると、Sh<μSvとの関係を構築すること
で、付勢部材と非反射面との接触部分が滑ることがな
く、ミラーが浮き上がるようなことがない。このため、
ミラーを調整した後に、振動等によって、反射角度が狂
うことがない。
【0017】請求項2に記載のミラーの取付構造では、
平行分力Shが、常にミラーの下端側に作用するよう
に、付勢部材が構成されている。これによって、ミラー
の浮き上がりを防止できる。
【0018】請求項3に記載のミラーの取付構造では、
非反射面に平行分力Shを受ける受け手段が設けられて
いる。
【0019】このため、ミラーを押さえる方向へ作用す
る平行分力Shが確実にミラーへ伝わり、ミラーを浮か
せる力の発生源が無くなると共に、調整後にミラーが外
部からの振動を受けても変動することがなく、設定され
た反射角度を安定して保持できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図7には、本形態に係るミラーの
取付構造が用いられた光走査装置の模式図が示されてい
る。
【0021】レーザーダイオードから発射された光ビー
ムは、図示しないコリメータレンズ、シリンドリカルレ
ンズを通り、次に、ポリゴンミラー10に入射する。ポ
リゴンミラー10は、スキャナーモーター12に連結さ
れており、高速回転し、入射光束を偏向走査させる。F
θレンズ群14を通過した光ビームは、ミラー16で光
路を折り曲げられ、感光体19の上に到達する。
【0022】図1及び図2に示すように、第1形態に係
るミラーの取付構造では、ミラー16の下端が光学箱1
8から突設された2つの突起20の上に点で支持され、
傾倒可能となっている。
【0023】また、ミラー16の反射面側は、二等辺三
角形の底辺を描く2つの突起22に点で支持され、ま
た、頂点にあたる位置で調整ねじ24の先端で支持され
ている。
【0024】この調整ねじ24は、基端がミラー16の
非反射面側にねじ26で光学箱18に固定され、自由端
がミラー16の上部をオーバーハングして反射面側へ屈
曲するブラケット28のねじ孔30へねじ込まれてい
る。
【0025】一方、ミラー16の非反射面側は、突起2
2と調整ねじ24の支持点を結んで構成される二等辺三
角形の重心位置にあるボッチ32に支持されている。こ
のボッチ32は、基端がブラケット28と共にねじ26
で固定された側面視にて略S字状のスプリング34の垂
直片34Aから突設している。
【0026】この垂直片34Aは、ミラー16と平行に
延設しており、スプリング34の付勢力はボッチ32を
通じて、ミラー16の非反射面へ作用する。
【0027】次に、第1形態に係るミラーの取付構造の
作用を説明する。ミラー16の反射角度は、調整ねじ2
4を回転させ、ボッチ32を支点としてミラー16を傾
倒させることによって行われる。
【0028】ここで、図3に示すように、ミラー16が
傾倒したとすると、傾倒角度θに応じた押圧力Sでスプ
リング34がミラー16を押圧する。
【0029】ここで、押圧力Sの分力を垂直分力Svと
平行分力Shとする。垂直分力Svは、反射面に対して
直角方向の変位量にスプリング34の弾性係数(反射面
に対して直角方向の弾性係数)を掛けた値となり、ま
た、平行分力Shは、反射面に対して平行な方向の変位
量にスプリング34の弾性係数(反射面に対して平行な
方向の弾性係数)を掛けた値となる。
【0030】従って、ボッチ32と非反射面との摩擦係
数μを、Sh<μSv=Fh(非反射面の摩擦抵抗力)
とすることで、ボッチ32と非反射面との接触部分が滑
ることがなく、ミラー16を調整した後に、振動等によ
ってミラー16が浮き上がるようなことがなくなる。
【0031】また、反射面側の突起22及び調整ねじ2
4との接触部における摩擦力の総和Faは、摩擦係数を
μにすることによって、Fh≒Faとなる。
【0032】すなわち、上記のように摩擦係数μを設定
することによって、ボッチ32と非反射面との接触部分
が滑ることがなく、ミラー16を調整した後に、振動等
によってミラー16が浮き上がるようなことがなくな
る。
【0033】次に、第2形態の係るミラーの取付構造を
説明する。第2形態では、図4及び図5に示すように、
ミラー16の上端及び下端がホルダー38の枠部38A
で保持されている。このホルダー38の背面には、窪み
40が凹設されており、この窪み40にスプリング34
のボッチ42が係合するようになっている。
【0034】ここで、図5(B)に示すように、ミラー
16が傾倒したとすると、傾倒角度に応じた押圧力Sで
スプリング34がミラー16を押圧する。
【0035】このとき、スプリング34の垂直片34A
がホルダー38と反対側へ弾性変形し、窪み40におけ
る押圧力Sの平行分力Shが常に突起20側に作用す
る。
【0036】このような構成を採ることで、平行分力S
hがミラー16を押さえる方向へ作用し、ボッチ42と
窪み40とが係合することによって、この平行分力Sh
が確実にミラー16に伝わるので、ミラー16を浮かせ
る力の発生源が無くなり、また、調整後にミラー16が
外部からの振動を受けても変動することがなく、設定さ
れた反射角度を安定して保持できる。
【0037】なお、窪み40を設けなくても、平行分力
Shが、常に突起20側に作用することで、ミラー16
の浮き上がりを防止できる。
【0038】次に、第3形態に係るミラーの取付構造を
説明する。第3形態では、図6に示すように、ミラー1
6を保持するホルダー44の背面を切り起こして、受け
片46が形成されている。この受け片46には、側面視
にて略C字状のスプリング48の押え部48Aが上方か
ら当接し、常に受け片46を下方へ押し下げている。
【0039】このため、スプリング34の押圧力の平行
分力Shが、常に突起20側に作用し、第2形態と同様
に、ミラー16を浮かせる力の発生源を無くすことがで
きる。
【0040】なお、本発明に係るミラーの取付構造は、
光走査装置に用いられる全ての反射ミラーの組付けに適
用できることは無論である。
【0041】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、振動や時
間の経過によって反射角度に狂いが生じることがなく、
安定してミラーを組付けることができる。また、タンデ
ム記録の画質には有効な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態に係るミラーの取付構造を示す側面図
である。
【図2】第1形態に係るミラーの取付構造を正面図であ
る。
【図3】第1形態に係るミラーの取付構造の機能を示す
模式図である。
【図4】(A)は第2形態の係るミラーの取付構造を示
す側面図、(B)は第2形態に係るミラーの機能を説明
した側面図である。
【図5】第2形態に係るミラーの取付構造の背面図であ
る。
【図6】第3形態に係るミラーの取付構造を示す側面図
である。
【図7】光走査装置の模式図である。
【図8】従来のミラーの取付構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
16 ミラー 20 突起(支持手段) 22 突起(支持手段) 24 調整ねじ(支持手段) 32 ボッチ 34 スプリング(付勢部材) 38 ホルダー(受け手段) 40 窪み(受け手段) 44 ホルダー(受け手段) 46 受け片(受け手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像成形装置に用いられるミラーの下端
    を傾倒可能に支承し、少なくとも1つが反射角度調整可
    能な支持手段によって前記ミラーの反射面を3点支持
    し、前記ミラーの非反射面を付勢部材で前記支持手段側
    に付勢するミラーの取付構造において、 前記付勢部材と前記非反射面との摩擦係数μと、付勢部
    材の押圧力Sのうち前記反射面に対して直角方向に作用
    する垂直分力Svと、前記反射面に対して平行に作用す
    る平行分力Shとの関係がSh<μSvであることを特
    徴とするミラーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記平行分力Shが、常にミラーの下端
    側に作用するように前記付勢部材が構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のミラーの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記非反射面に前記平行分力Shを受け
    る受け手段が設けられたことを特徴とする請求項2に記
    載のミラーの取付構造。
JP963496A 1996-01-23 1996-01-23 ミラーの取付構造 Pending JPH09197234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP963496A JPH09197234A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 ミラーの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP963496A JPH09197234A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 ミラーの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09197234A true JPH09197234A (ja) 1997-07-31

Family

ID=11725675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP963496A Pending JPH09197234A (ja) 1996-01-23 1996-01-23 ミラーの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09197234A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7922332B2 (en) 2007-08-06 2011-04-12 Seiko Epson Corporation Compensation element adjustment mechanism and projector
CN108459410A (zh) * 2017-02-17 2018-08-28 夏普株式会社 光扫描装置及图像形成装置
DE102018106012B3 (de) 2018-03-15 2019-03-07 Jenoptik Optical Systems Gmbh Justierbare Spiegelbaugruppe mit Blattfederelement

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7922332B2 (en) 2007-08-06 2011-04-12 Seiko Epson Corporation Compensation element adjustment mechanism and projector
CN108459410A (zh) * 2017-02-17 2018-08-28 夏普株式会社 光扫描装置及图像形成装置
DE102018106012B3 (de) 2018-03-15 2019-03-07 Jenoptik Optical Systems Gmbh Justierbare Spiegelbaugruppe mit Blattfederelement
US10989896B2 (en) 2018-03-15 2021-04-27 Jenoptik Optical Systems Gmbh Adjustable mirror assembly with leaf spring element

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6128988B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US7782501B2 (en) Light-orientation adjusting unit, optical writing unit having light-orientation adjusting unit, and image forming apparatus having optical writing unit
JP5075616B2 (ja) 画像形成装置
US20010052927A1 (en) Light source unit for optical scanning device
JP5153586B2 (ja) 光学走査装置
JP2004287380A (ja) 光走査装置、走査線補正方法、走査線補正制御方法、画像形成装置および画像形成方法
JPH09197234A (ja) ミラーの取付構造
JP2003090951A (ja) 帯板状部材の取付機構
JPH1090618A (ja) 光学書込装置
JP3575193B2 (ja) ミラー取付構造
JP3074926B2 (ja) 光学部品保持構造
JP3428273B2 (ja) ミラーの取付構造
JP4979081B2 (ja) 光走査装置
JPH06265809A (ja) レーザ走査光学系
JP4515842B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2004102133A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2746191B2 (ja) レーザ走査光学装置
KR100316657B1 (ko) 광학계의 미러 위치 조정장치
JP6041140B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JPH10319336A (ja) マルチビーム光源装置およびこれを用いた光偏向走査装置
US6922296B2 (en) Optical path adjusting device
JP2004109761A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2004301971A (ja) 光走査装置
JP2004333803A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JPH05196855A (ja) 光走査装置の反射ミラーの防振構造