JPH06148166A - 低沸点炭化水素の分離装置およびその分離方法 - Google Patents

低沸点炭化水素の分離装置およびその分離方法

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JPH06148166A
JPH06148166A JP31666092A JP31666092A JPH06148166A JP H06148166 A JPH06148166 A JP H06148166A JP 31666092 A JP31666092 A JP 31666092A JP 31666092 A JP31666092 A JP 31666092A JP H06148166 A JPH06148166 A JP H06148166A
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JP
Japan
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column
boiling point
hydrocarbon
low boiling
low
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JP31666092A
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English (en)
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Soujin Sakamoto
漱仁 坂本
Tsutomu Oya
勉 大家
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CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Horiba Ltd
Original Assignee
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Horiba Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、低沸点炭化水素分離用のカラ
ムに高沸点炭化水素が吸着するのを防止できる低沸点炭
化水素の分離装置およびその分離方法を提供すること。 【構成】 炭化水素成分からなるサンプルガス中の測定
対象の低沸点炭化水素を通過させるガスクロマトグラフ
の第1カラム1と、第1カラムを通過した測定対象の低
沸点炭化水素を分離するガスクロマトグラフの第2カラ
ム2と、測定対象の低沸点炭化水素が第1カラム1を通
過した段階で第1カラム1のバックフラッシュを行い、
それによって測定対象外の高沸点炭化水素を排出すると
ともに、キャリアガスを第2カラム2に入れるための分
岐流路3を有する流路切り換え手段4,5,6,7とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は低沸点炭化水素の分離
装置およびその分離方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、1分子中の炭素原子の数が1個
〜5個(C1 〜C5 )の低沸点炭化水素、例えば、CH
4 ,C2 2 ,C3 8 等と、1分子中の炭素原子の数
が6個〜12個(C6 〜C1 2 )の高沸点炭化水素、例
えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素混合
ガスから測定対象の低沸点炭化水素を分離する方法の1
つとして、ガスクロマトグラフィー(GC)による炭化
水素の測定がある。
【0003】従来、ガスクロマトグラフィー(GC)に
よる炭化水素の測定は、単一のカラムにより行うか、複
数のカラムを用いて、測定対象の低沸点炭化水素と測定
対象外の高沸点炭化水素のカラムからの流出および測定
を、単に、時間的ズレによって行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
分離方法では、低沸点炭化水素分離用のカラムに高沸点
炭化水素が流入するおそれがあり、低沸点炭化水素分離
用のカラムに高沸点炭化水素が脱着して測定時間が長引
くおそれがあるとともに、良好な測定が得難い。すなわ
ち、低沸点炭化水素分離用のカラムに入った高沸点炭化
水素は脱着時間が長いので低沸点炭化水素の分離を精度
良く行い難い。
【0005】この発明は、上記問題に鑑みてなしたもの
で、その目的は、簡単な構成で、低沸点炭化水素分離用
のカラムに高沸点炭化水素が吸着するのを防止できる低
沸点炭化水素の分離装置およびその分離方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の低沸点炭化水素の分離装置は、炭化水素
成分からなるサンプルガス中の測定対象の低沸点炭化水
素を通過させるガスクロマトグラフの第1カラムと、第
1カラムを通過した測定対象の低沸点炭化水素を分離す
るガスクロマトグラフの第2カラムと、測定対象の低沸
点炭化水素が第1カラムを通過した段階で第1カラムの
バックフラッシュを行い、それによって測定対象外の高
沸点炭化水素を排出するとともに、キャリアガスを第2
カラムに入れるための分岐流路を有する流路切り換え手
段とを備えたのである。
【0007】また、この発明は、別の観点から、測定対
象外の高沸点炭化水素と測定対象の低沸点炭化水素から
なるサンプルガスを、流路切り換え手段によってガスク
ロマトグラフの第1カラムおよびガスクロマトグラフの
第2カラムに導入し、測定対象の低沸点炭化水素が第1
カラムを通過した後、流路切り換え手段によって、キャ
リアガスを流路切り換え手段の分岐流路を通過させて第
2カラムに流入して低沸点炭化水素の分離・測定を行う
とともに、バックフラッシュガスを第1カラムに注入し
てバックフラッシュガスとともに測定対象外の高沸点炭
化水素を第1カラムから排出することからなる低沸点炭
化水素の分離方法を提供できる。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、測定対象の低沸点炭化水
素が第1カラムを通過した段階で、第1カラム内で吸着
されている測定対象外の高沸点炭化水素のバックフラッ
シュを第1カラムの清掃を兼ねながら行うことで測定対
象外の高沸点炭化水素が排出され、一方、低沸点炭化水
素が第1カラムを通過した段階で、キャリアガスを分岐
流路より第2カラムに導入して低沸点炭化水素の分離お
よび測定を継続できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明に係る低沸点炭化水素の分離
装置の実施例を、図面に基づいて説明する。
【0010】図1において、分離装置は、炭化水素成分
からなるサンプルガス中の測定対象の低沸点炭化水素を
通過させるガスクロマトグラフの第1カラム1と、この
第1カラムを通過した測定対象の低沸点炭化水素を分離
するガスクロマトグラフの第2カラム2と、測定対象の
低沸点炭化水素が第1カラム1を通過した段階で第1カ
ラム1のバックフラッシュを行い、それによって測定対
象外の高沸点炭化水素を排出するとともに、キャリアガ
スを第2カラム2に入れるためのバイパスライン(分岐
流路)3を有する流路切り換え手段とを備えている。
【0011】さらに、流路切り換え手段は、第1カラム
1の手前に設けられた第1弁4、第2弁5と、第1カラ
ム1と第2カラム2の間に設けられバイパスライン3で
接続されている第3弁6、第4弁7とからなる。また、
第2弁5は真空ポンプ8に接続されている。
【0012】この構成によれば、図1に実線で示す状態
で計量管(図示せず)に貯えられた高沸点炭化水素と低
沸点炭化水素を混合したサンプルガスを、第1弁4〜第
4弁7を切換えて点線で示す接続状態に変えることによ
り、第1カラム1および第2カラム2に導入する。すな
わち、サンプルガスはガス流路管の符号9の部分から入
り、第1弁4、第2弁5を介して第1カラム1に導入さ
れ、さらに、第3弁6、第4弁7を介して第2カラム2
に導入される。この際、サンプルガス中の高沸点炭化水
素は低沸点炭化水素よりも先に第1カラム1で吸着され
る。
【0013】低沸点炭化水素が第1カラム1を通過した
後、第1弁4〜第4弁7を切換えて実線で示す接続状態
に変えることにより、キャリアガスがガス流路管の符号
9の部分から入り、第1弁4を介してバイパスライン3
を流れ、第4弁7を介して第2カラム2に入り、低沸点
炭化水素の分離・測定が行われる。一方では、大容量の
バックフラッシュガスをガス流路管の符号10の部分か
ら第3弁6を介して第1カラム1に注入し、真空ポンプ
8により、バックフラッシュガスを第2弁5を介して注
出することで高沸点炭化水素を第1カラム1から押し出
す。すなわち、低沸点炭化水素の分離および測定を継続
しながら高沸点炭化水素のバックフラッシュガスを第1
カラム1の清掃を兼ねながら行う。その後、第1弁4〜
第4弁7を操作して再び点線位置に戻す。
【0014】このように本実施例では、高沸点炭化水素
分離用の第1カラム1の前後の位置にそれぞれ2つの弁
4,5を設け、低沸点炭化水素が第1カラム1を通過し
た後、4つの弁4,5,6,7を操作することによりキ
ャリアガスをバイパスライン3より第2カラム2に導入
し、同時に、第1カラム1にはバックフラッシュガスを
大容量で注入し、真空ポンプ8を用いて第2弁5を介し
て注出する。これにより、低沸点炭化水素分離用の第2
カラム2に高沸点炭化水素が吸着するのを防止できる。
なお、本実施例では分岐流路を有する流路切り換え手段
として、第1弁4〜第4弁7の4つの弁を用いて、第1
弁4、第2弁5の2つは第1カラム1の手前に設け、第
3弁6、第4弁7の2つは第1カラム1と第2カラム2
の間に設けたものを示したが、第1弁4、第2弁5のそ
れぞれの機能を2つまとめて1つの弁に代用させ、ま
た、第3弁6、第4弁7のそれぞれの機能を2つまとめ
て1つの弁に代用させて第1カラム1の手前と、第1カ
ラム1および第2カラムの間とに各1つずつの弁を設
け、これら各弁と分岐流路を接続するように構成しても
よい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の低沸点
炭化水素の分離装置は、バックフラッシュガスにより高
沸点炭化水素分離用の第1カラムのパージを行うように
したので、低沸点炭化水素分離用の第2カラムでの測定
対象外の高沸点炭化水素の流入を防止できるとともに、
低沸点炭化水素が第1カラムを通過した後、直ちにキャ
リアガスをバイパスラインを介して第2カラムに導入し
たので、測定対象の低沸点炭化水素の測定時間を大幅に
短縮できる効果を奏する。また、サンプリング系に対し
て影響しないバックフラッシュにより次測定の準備を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る低沸点炭化水素の分離装置の一
実施例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1…第1カラム、2…第2カラム、3…バイパスライン
(分岐流路)、4…第1弁、5…第2弁、6…第3弁、
7…第4弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素成分からなるサンプルガス中の
    測定対象の低沸点炭化水素を通過させるガスクロマトグ
    ラフの第1カラムと、第1カラムを通過した測定対象の
    低沸点炭化水素を分離するガスクロマトグラフの第2カ
    ラムと、測定対象の低沸点炭化水素が第1カラムを通過
    した段階で第1カラムのバックフラッシュを行い、それ
    によって測定対象外の高沸点炭化水素を排出するととも
    に、キャリアガスを第2カラムに入れるための分岐流路
    を有する流路切り換え手段とを備えた低沸点炭化水素の
    分離装置。
  2. 【請求項2】 測定対象外の高沸点炭化水素と測定対象
    の低沸点炭化水素からなるサンプルガスを、流路切り換
    え手段によってガスクロマトグラフの第1カラムおよび
    ガスクロマトグラフの第2カラムに導入し、測定対象の
    低沸点炭化水素が第1カラムを通過した後、流路切り換
    え手段によって、キャリアガスを流路切り換え手段の分
    岐流路を通過させて第2カラムに流入して低沸点炭化水
    素の分離・測定を行うとともに、バックフラッシュガス
    を第1カラムに注入してバックフラッシュガスとともに
    測定対象外の高沸点炭化水素を第1カラムから排出する
    ことからなる低沸点炭化水素の分離方法。
JP31666092A 1992-10-31 1992-10-31 低沸点炭化水素の分離装置およびその分離方法 Pending JPH06148166A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010066057A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Shimadzu Corp キャピラリカラム用コネクタ
CN111272921A (zh) * 2020-03-28 2020-06-12 中国烟草总公司郑州烟草研究院 一种检测烟叶、烟丝中新植二烯的快速恒压反吹gc-fid方法
JP2021189105A (ja) * 2020-06-03 2021-12-13 株式会社村田製作所 気体成分検出装置

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