JPH06146831A - 内燃機関の可変動弁装置における潤滑装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置における潤滑装置

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Publication number
JPH06146831A
JPH06146831A JP29350792A JP29350792A JPH06146831A JP H06146831 A JPH06146831 A JP H06146831A JP 29350792 A JP29350792 A JP 29350792A JP 29350792 A JP29350792 A JP 29350792A JP H06146831 A JPH06146831 A JP H06146831A
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JP
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rocker arm
cam
sliding
sub
valve
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Application number
JP29350792A
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English (en)
Inventor
Toru Yoshimura
亨 吉村
Shinichi Takemura
信一 竹村
Tetsuaki Goto
徹朗 後藤
Makoto Nakamura
信 中村
Yukio Yamakawa
幸夫 山川
Yoshihiko Yamada
吉彦 山田
Shoji Morita
正二 盛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】摺動片とシリンダ孔との間の摩擦面に充分な油
膜を形成し、当該摺動片の往復動をスムーズなものとし
て、弁の切換応答性の向上を図る。 【構成】高速用カム36に摺接してメインロッカアーム11
に対して相対回転可能に揺動するサブロッカアーム31を
備え、メインロッカアーム11内に設けられたシリンダ孔
22には、摺動部42と当接部44とよりなる摺動片46が配設
される。摺動片46の摺動部42に軸方向に油溝81を設け、
サブロッカアーム31の上面31aとシリンダ孔22と連通す
る連通孔95を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低速運転時と高速運転
時とで吸気弁や排気弁の開度及びタイミングを切換える
ための内燃機関の可変動弁装置において、該装置の作動
を円滑化するための潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から低中速運転時のトルクと高速運
転時の出力向上を両立する目的で、運転状態に応じて吸
気弁または排気弁のリフト特性を異ならせ、これによっ
て吸排気のタイミングあるいは吸排気量を制御すること
が知られている(特開昭63−167013号公報等参
照)。
【0003】このような弁作動タイミングの制御装置
は、吸気弁及び排気弁の駆動系統に、機関の中低速運転
時に適したカムプロフィルを有する低速用カムに摺接す
るロッカアームと、前記ロッカアームと互いに変位可能
に摺接し、かつ機関の高速運転時に適合したカムプロフ
ィルを有する高速用カムと摺接する他のロッカアームと
を、備えている。そして各々のロッカアームの作動を切
換制御することにより、高速用カムと低速用カムとの切
換を行っている。そして、図10に示すように、高回転時
に排気行程と吸気行程とのオーバーラップが大きくなる
ようにしていた。
【0004】ここで、前記ロッカアームの作動を切換制
御する装置として、例えば特開平2−24009号公報
に開示される装置がある。ここで、高速用カムと低速用
カムとの切換について図11及び図12を参照しつつ簡単に
説明する。サブロッカアーム142 にはプランジャ155 を
摺動自在に嵌合させる孔156 が形成され、メインロッカ
アーム141 にはプランジャ157 ,158 を摺動自在に嵌合
させる孔159 ,160 がそれぞれ形成され、プランジャ15
7 の背後に油室161 が画成される一方、プランジャ158
の背後にリターンスプリング162 が介装される。
【0005】各孔156 ,159 ,160 は所定位置で互いに
同軸方向に連続し、かつ同一径で形成される。そして、
油室161 にオイルポンプより導入路170 を通って導入さ
れる作動油が、図示しないカム切換弁を介して高速運転
時に導かれ、低速用カム149と高速用カム153 との切換
を円滑に行うようになっている。そして、図11に示すよ
うに、リターンスプリング162 の付勢力によりプランジ
ャ157 が孔159 の端壁に当接した状態では、各プランジ
ャ155 ,157 ,158 が各孔156 ,159 ,160 にそれぞれ
収まって、メインロッカアーム141 の揺動を拘束しない
ようになっている。もって、サブロッカアーム142 はメ
インロッカアーム141 に何ら影響を与えることがない。
この結果、サブロッカアーム142 は低速カム149 のカム
形状に応じて揺動させられる。
【0006】次に高速運転時になると、図12に示すよう
に、油室161 に導かれる作動油圧によりプランジャ157
が孔159 ,156 に、プランジャ155 が孔156 ,160 に渡
ってそれぞれ嵌合することにより、メインロッカアーム
141 とサブロッカアーム142が一体化する。この結果、
サブロッカアーム142 とメインロッカアーム141 とは係
合されることとなる。即ち、メインロッカアーム141 は
低速カム149 より揺動幅の大きい高速カム153 のカム形
状に応じて揺動させられる。これによって、図示しない
吸気弁等の移動ストロークが大きくなって、吸入空気流
量や排気空気量が増加する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内燃機関の吸・排気弁の切換制御を行う装置
にあっては、各孔156 ,159 ,160 にそれぞれ収まって
いた各プランジャ155 ,157 が、プランジャ157 が孔15
9 ,156 に、プランジャ155 が孔156 ,160 に渡ってそ
れぞれ嵌合することにより、メインロッカアーム141 と
サブロッカアーム142 とを係合する構成であるので、次
に述べるような不具合がある。
【0008】即ち、例えばメインロッカアーム141 に設
けられた孔159 ,160 等のメインロッカシャフト145 か
らの距離がばらつくことにより、メインロッカアーム14
1 に設けられた各孔159 ,160 の中心位置とサブロッカ
アーム142 に設けられた孔156 の中心位置とがずれた場
合には、プランジャ155 ,157 が嵌合しにくくなり、係
合動作に係る応答性が悪化したり、また嵌合している状
態からプランジャ155,157 を離脱させる際の離脱動作
に係る応答性も悪化することとなる。
【0009】また、嵌合時にプランジャ155 ,157 の動
きが「しぶい」と、カム切換時の揺動動作が不安定とな
り、カムの切換が狙っていたタイミングよりずれ、「プ
ランジャはじかれ不具合」や「トルクショック」が発生
する惧れがあり、切換タイミングをロスする惧れもあ
る。また上記不具合を解決するために各プランジャ155
,157 を各孔156 ,159 ,160 に対して細く形成し
て、嵌合し易くすると、嵌合時にガタが発生し、騒音発
生等の不具合がでてくる。また、嵌合時のガタにより弁
の開閉特性にばらつきを生じることとなり、運転性も悪
化する惧れがある。
【0010】また、プランジャ155 ,157 が各孔156 ,
159 ,160 に確実に嵌合するようにずれを最小限に納め
るために、各部品の寸法公差を小さくとり、寸法精度を
厳しくする必要があり、もって生産性が悪化することと
なる。このために、メインロッカアーム141 とサブロッ
カアーム142 との相対回転方向と直交する方向に前記サ
ブロッカアーム142 内にシリンダ孔を設け、前記シリン
ダ孔を軸方向に摺動可能な摺動部と該摺動部から前記当
接面に向かって突設した当接部とからなる摺動片を該軸
方向に往復動させることにより両ロッカアーム141 ,14
2 相互を係合或いは離脱して相対回転を停止或いは許容
するようにした内燃機関の可変動弁装置がある。
【0011】しかしながら、当該摺動片にあっては、当
接部が摺動部から突設しているため、前記シリンダ孔の
軸方向に垂直な断面形状が鍵穴形状となっており、もっ
て、前記摺動部に供給した潤滑油が下方に開口した隙間
から下方へ流出してしまいがちである。本発明は上記の
ような実情に鑑みなされたものであり、シリンダ孔を軸
方向に摺動する摺動片の摺動部に油溝を設けることによ
り、摺動片とシリンダ孔との間の摩擦面に充分な油膜を
形成し、当該摺動片の往復動をスムーズなものとして、
低速運転に適した弁のリフト特性と、高速運転に適した
弁のリフト特性との切換を行う際の、応答性の向上を図
った内燃機関の吸・排気弁作動装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため本発明に係る第
1の技術的手段として、第1のカムと、第1のカムより
大きなリフト量あるいは広い開弁期間で弁を作動させる
第2のカムと、メインロッカシャフトに揺動自在に支持
されて第1のカムに摺接して弁を開弁させるメインロッ
カアームと、前記第2のカムに摺接して前記メインロッ
カアームに対して相対回転可能に支持されるサブロッカ
アームと、前記サブロッカアームの相対回転動作時に該
サブロッカアームを常時第2のカムに押圧付勢するロス
トモーション機構と、前記相対回転方向と直交する方向
に前記サブロッカアーム内に設けたシリンダ孔と、前記
ロストモーション機構に隣接して前記メインロッカアー
ムに設けた当接面と、前記シリンダ孔を軸方向に摺動可
能な摺動部と該摺動部から前記当接面に向かって突設し
た当接部とからなる摺動片と、該摺動片を該軸方向に往
復動させることにより両ロッカアーム相互を係合或いは
離脱して相対回転を停止或いは許容する係合離脱手段
と、を備えてなる内燃機関の可変動弁装置において、前
記摺動片の当接部が突設する側と反対側であって、該摺
動片がメインロッカアームに当接する際に受圧する部位
と隣接した摺動部に、該摺動部の両端面とは隙間を有し
て前記軸方向に油溝を設ける構成とした。
【0013】また、第2の技術的手段として、摺動片の
往復動時に、前記油溝の両端部がシリンダ孔の端面から
外方に突出するように該油溝を設けてもよい。また、第
3の技術的手段として、前記第1の技術的手段における
内燃機関の可変動弁装置において、サブロッカアーム上
面と前記シリンダ孔とを連通する連通孔を該上面に開口
する構成とした。
【0014】また、第4の技術的手段として、前記第3
の技術的手段における連通孔を前記油溝に対向した位置
に設ける構成とした。
【0015】
【作用】メインロッカアームは第1のカムに摺接して揺
動し、サブロッカアームは第1のカムより大きなリフト
量あるいは広い開弁期間で弁を作動させる第2のカムに
摺接して、前記メインロッカアームに対して相対回転可
能に支持されているが、その際ロストモーション機構に
より当該サブロッカアームは常時第2のカムに押圧付勢
される。
【0016】また、前記相対回転方向と直交する方向に
前記サブロッカアーム内にはシリンダ孔が設けられてお
り、該シリンダ孔を、前記ロストモーション機構に隣接
して前記メインロッカアームに設けられた当接面に向か
って突出した当接部を有する摺動片の摺動部が軸方向に
摺動する。そして、第1のカムによる揺動と第2のカム
による揺動との切換においては、前記摺動片を前記軸方
向に往復動することにより、前記当接部が当接面に当接
して前記サブロッカアームとメインロッカアームとを係
合する位置と、前記当接部が前記ロストモーション機構
の端面のみに当接して前記サブロッカアームをロストモ
ーションさせる位置とに切り換えられる。
【0017】ここで、前記摺動片はメインロッカアーム
に当接する際に、該摺動片の当接部が突設する側と、該
突設する側と対向する側とに沿って押圧され、もって、
該摺動片の摺動部頂部には押圧力を受ける受圧部位が存
在することとなる。そして、本発明では、該受圧する部
位と隣接した摺動部に前記軸方向に油溝を設けているの
で、該油溝は押圧力が作用しても、シリンダ孔と摺動部
との間に僅かな隙間を確保することが可能となり、該油
溝に供給されたオイルにより油膜を形成することが可能
となる。
【0018】さらに、前記油溝を該摺動部の両端面とは
隙間を有して設ける構成としたので、摺動片が前記軸方
向に往復動して、該油溝内のオイルに慣性力が作用して
も、該油溝内にオイルが確保されることとなり、潤滑が
確保されることとなる。従って、下面が開放されたシリ
ンダ孔を摺動片が摺動する際にも、摺動部とシリンダ孔
との間には油膜を形成することが可能となり、確実な潤
滑を行うことが可能となる。
【0019】もって、第1のカムによるメインロッカア
ームの揺動運動と、第2のカムによるメインロッカアー
ム及びサブロッカアームの揺動運動との切換を行う際
の、該摺動片の摺動がよりスムーズになり、確実な応答
性を確保できる。また第2の技術的手段に係る作用とし
て、摺動片の往復動時に、前記油溝の両端部がシリンダ
孔の端面から外方に突出するように該油溝を設けること
により、サブロッカアームの側面をオイルが流れ落ちて
きても、オイルを受けとめる油溝が下方に位置すること
となるので、サブロッカアームの側面を流れ落ちてきた
オイルをも油溝内に貯溜し、オイルを確保して潤滑を行
うことが可能となる。
【0020】また、第3の技術的手段に係る作用とし
て、サブロッカアーム上面と前記シリンダ孔とを連通す
る連通孔を該上面に開口した。ここで、動弁系はロッカ
カバー等で覆われたシリンダヘッドに設けられており、
動弁系に供給されたオイルがミスト状態で雰囲気中に存
在する。もって、サブロッカアームの上面に付着したオ
イルミストが液状に溜まり、該溜まったオイルが連通孔
を介してシリンダ孔に供給される。従って、サブロッカ
アームの上面に貯溜したオイルをも、潤滑に用いること
が可能となる。
【0021】さらに、第4の技術的手段に係る作用とし
て、前記連通孔を前記油溝に対向した位置に設けること
により、サブロッカアームの上面に溜まったオイルが連
通孔を介してシリンダ孔を往復動する摺動片の前記油溝
に供給されることとなる。従って、サブロッカアームの
上面に貯溜したオイルをも、確実に潤滑に用いることが
可能となる。
【0022】
【実施例】図1〜図7には、1つの気筒について同一の
機能を有する2つの弁(吸気弁、排気弁のいずれでも良
く、図示のものは吸気弁5,5とする)を備えた内燃機
関に対して、本発明を適用した場合の実施例を示してい
る。各気筒には2本の吸気弁5,5に対応して単一のメ
インロッカアーム11が設けられる。メインロッカアーム
11の基端には各気筒に共通なメインロッカシャフトが介
装されるロッカシャフト通し穴12が設けられており、メ
インロッカシャフトを介して図示しないシリンダヘッド
に揺動自在に支持され、メインロッカアーム11の先端に
は吸気弁5,5のステム頂部(図示せず)が当接する。
【0023】メインロッカアーム11にはシャフト16にニ
ードルベアリング17を介してローラフォロア18が回転自
在に連結され、このローラフォロア18に第1のカムとし
ての低速用カム19を転接させるようになっている。メイ
ンロッカアーム11は平面図上ほぼ矩形に形成され、メイ
ンロッカアーム11にはローラフォロア18と並んで、略中
央部に、単一のサブロッカアーム31が支持される遊嵌部
14が設けられている。このサブロッカアーム31の基端に
はサブロッカシャフト32が嵌着されており、メインロッ
カアーム11に対して相対回転可能(図2において矢印方
向)に支持される。
【0024】サブロッカアーム31のカムフォロア部35に
は、高速用カム36が転接するようになっているが、サブ
ロッカアーム31は吸気弁5に当接する部を持たない。こ
こで、前記カムフォロア部35の下面37に相対するメイン
ロッカアーム11には、ロストモーション機構を構成する
ロストモーションプランジャ60が配設される。ロストモ
ーションプランジャ60は一端61が閉塞され、他端62が開
口された略円筒状に構成され、内部にロストモーション
スプリング63が介装される。ロストモーションスプリン
グ63はロストモーションスプリングリテーナ64によりメ
インロッカアーム11に対して位置決めされ、前記ロスト
モーションプランジャ60の閉塞端61を前記下面37方向に
付勢している。
【0025】従って、前記ロストモーションプランジャ
60により、サブロッカアーム31のカムフォロア部35は常
に高速カム36に押圧付勢されており、サブロッカアーム
31は前記サブロッカシャフト32の周りに前記高速用カム
36に応じて前記メインロッカアーム11に対して相対回転
可能である。また、メインロッカアーム11には、バルブ
クリアランスを自動的に調節する2つのハイドロリック
ラッシュアジャスタ(以下HLAと称する)25が介装さ
れ、HLA用オイル供給通路26を介してリザーバ室27に
供給されたオイルにより作動する構成となっている。
【0026】ここで、前記サブロッカアーム31とメイン
ロッカアーム11との間に介装されて両ロッカアーム相互
を係合或いは離脱して相対回転を停止或いは許容する係
合離脱手段の構成について説明する。本実施例において
は、サブロッカアーム31には、前記相対回転方向と直交
する方向に、即ち、メインロッカアーム11との摺接面20
に直交する方向にシリンダ孔22が設けられる。
【0027】また、メインロッカアーム11には、前記カ
ムフォロア部35の下面37に相対して、前記ロストモーシ
ョンプランジャ60が配設されるプランジャ用孔12が設け
られると共に、また、前記ロストモーションプランジャ
60に隣接して、後述する当接部44が当接する当接面とし
ての平坦面13が設けられている。そして、該シリンダ孔
22の内部には軸方向に摺動可能な摺動片46が配設され
る。ここで、該摺動片46は、一端47が閉塞され、他端48
が開口された筒状に形成されて概略前記シリンダ孔22の
内径と一致した摺動部42と、該摺動部42の円周上の一部
より突出し、前記当接面13に当接可能な当接部44とによ
り構成されている。
【0028】また、摺動片46の内部には、当該摺動片46
を閉塞端47側に押圧付勢するリターンスプリング50が内
装されている。尚、該ロストモーションプランジャ60の
閉塞端面61aの高さ位置は、サブロッカアーム31に高速
カム36のベースサークルが摺接しているときに、リター
ンスプリング50により付勢された摺動片46の当接部44が
載置される高さ位置に設けられている。
【0029】一方、メインロッカアーム11の前記閉塞端
47に対向した位置には、一端が盲栓78により閉塞された
プランジャ孔72が設けられる。そして、該プランジャ孔
72の内部には、円柱状のプランジャ70が該プランジャ孔
72を軸方向に摺動可能に配設されている。また、プラン
ジャ70の先端部の外径φd70は摺動部42の外径φd42
り充分小さいものである。
【0030】そして、該プランジャ70の先端部は前記閉
塞端47に当接している。ここで、摺動片46,プランジャ
70及び盲栓78の位置関係は、前記摺動片46がリターンス
プリング50により付勢されて、摺動片46、プランジャ70
及び盲栓78が当接したときには、摺動片46の当接部44が
前記ロストモーションプランジャ60の閉塞端面61aのみ
に当接すると共に、当該摺動片46の閉塞端47が摺接面20
より僅かに突出した(突出量e)位置関係となっている
(図8参照)。
【0031】またプランジャ70は油圧により作動する構
成となっている。即ち、前記プランジャ孔72には、プラ
ンジャ70の背面に油室75が画成される。そして、高速運
転時には図示しないオイルポンプより導入される作動油
が当該油室75に導かれる。そして作動油が油室75に導か
れると、摺動片46の閉塞端47がプランジャ70により押圧
される。そして、該摺動片46は開口端48がリテーナスプ
リング51に当接するまで移動する。尚このときも、当該
摺動片46の開口端48がサブロッカアーム31の摺接面20よ
り僅かに突出するまで(突出量e)移動する(図8参
照)。
【0032】そのとき、摺動片46の当接部44はロストモ
ーションプランジャ60の閉塞端面61a及び平坦面13上に
位置するようになり、サブロッカアーム31とメインロッ
カアーム11とが係合される。即ち、プランジャ70及びリ
ターンスプリング50により、前記摺動片46をシリンダ孔
22の軸方向に往復動させ、前記当接部44が平坦面13に当
接して前記サブロッカアーム31とメインロッカアーム11
とを係合する位置と、前記当接部44がロストモーション
プランジャ60の閉塞端面61aのみに当接して前記サブロ
ッカアーム31をロストモーションさせる位置とに選択的
に切り換える。
【0033】低速用カム19とこれに隣接する高速用カム
36は、それぞれ共通のカムシャフト(図示せず)に一体
に形成され、エンジンの低回転時と高回転時において要
求される弁リフト特性を満足するように、異なる形状
(大きさが異なる相似形も含む)に形成されている。こ
こで、高速用カム36は低速用カム19と比べ、弁リフト量
を大きくするプロフィールを有している。即ち、高速用
カム36が第2のカムである。
【0034】また、本実施例に係る摺動片46の構成とし
て、図3〜5に示すように、前記当接部44が突設する側
と反対側の摺動部頂部42aに沿って、摺動部42の軸方向
に油溝81が設けられる。ここで、該油溝81は摺動部42の
閉塞端47及び開口端48まで延設されておらず、端部81
a,81bが閉塞端47及び開口端48に各々隙間cを有し
て、さらにR形状を付設されて設けられる。ここで、該
隙間cは前記突出量eより小さな値となっており、閉塞
端47が摺接面20より僅かに突出した場合、及び開口端48
が摺接面20より僅かに突出した場合とも、端部81a,81
bが摺接面20より僅かに突出する構成となっている。
【0035】さらに、油溝81の長手方向略中央部から
は、補助油溝82,83が摺動部42に外周に沿って斜めに設
けられる。また、図中49はリターンスプリング50,リテ
ーナスプリング51が収納される穴部である。また、本実
施例においては、サブロッカアーム31のカムフォロア部
35に隣接した上面31aには、凹部93が設けられ、該凹部
93には前記シリンダ孔22と連通する連通孔95が開口して
いる。さらに、該連通孔95のシリンダ孔22側の開口部は
前記油溝81に対向した位置に穿設されており、摺動片46
がサブロッカアーム31の中央部に位置する場合は、図4
に示すように、連通孔95は油溝81上のX点に対向した位
置となっている。
【0036】次に、以上の構成による作用を説明する。
エンジンが所定低速運転状態の場合に、メインロッカア
ーム11は低速用カム19のプロフィールに従って揺動し、
各吸気弁及び排気弁を開閉駆動する。このとき、前記摺
動片46は、当接部44がロストモーションプランジャ60の
閉塞端61の閉塞端面61aのみに当接するように、リター
ンスプリング50により付勢されている。
【0037】従って、サブロッカアーム31は高速用カム
36によって揺動されるものの、サブロッカアーム31は摺
動片46を介してロストモーションプランジャ60のロスト
モーションスプリング63を押圧しながら、メインロッカ
アーム11に対して相対回転運動をするだけで、メインロ
ッカアーム11の動きを妨げることはない。また、この時
のサブロッカアーム31の動きはロストモーションスプリ
ング63によりそのエネルギが吸収される構成となってい
る。
【0038】これに対して、前記低速用カム19から高速
用カム36への切換を行う際は、作動油圧が油室75に導か
れることにより、摺動片46の閉塞端47がプランジャ70に
より押圧される。そして、該摺動片46は開口端48がリテ
ーナスプリング51に当接するまで移動する。そのとき、
摺動片46の当接部44はロストモーションプランジャ60の
閉塞端面61a及び平坦面13上に位置するようになり、サ
ブロッカアーム31とメインロッカアーム11とが係合され
る。
【0039】ここに、高速用カム36は低速用カム19に比
較して、リフト量が大きくなるように形成されているか
ら、サブロッカアーム31と一体化した揺動時は、高速カ
ム36によるサブロッカアーム31の揺動運動は、シリンダ
孔22、摺動片46、当接部44及び平坦面13を介してメイン
ロッカアーム11に伝達され、もって、高速カム36により
メインロッカアーム11及びサブロッカアーム31がメイン
ロッカシャフト12を揺動中心として揺動する。従って、
メインロッカアーム11のローラ18が低速用カム19から浮
き上がり、各吸気弁及び排気弁は高速用カム36のプロフ
ィールに従って開閉駆動され、リフト量が大きくなる。
【0040】また、前記低速用カム19から高速用カム36
への切換、或いは高速用カム36から低速用カム19への切
換を行う際には、摺動片46はサブロッカアーム31に設け
られたシリンダ孔22内部のみを摺動し、プランジャ70は
プランジャ孔72内部のみを摺動する。さらに、プランジ
ャ70の外径φd70は摺動部42の外径φd42より充分小さ
く形成されているので、プランジャ70の摺動中心と摺動
部42の摺動中心とを高い精度で一致させる必要が無く、
もって製作コストの低減が図れる。
【0041】もって、プランジャ70の摺動中心と摺動部
42の摺動中心とが一致しないことに起因するプランジャ
70や摺動部42の嵌合不具合は発生することが無く、係合
・離脱動作に係る応答性が悪化することを防止できる。
ここで、前記摺動片46はメインロッカアーム11に当接す
る際に、該摺動片46の当接部44に向かって押圧される。
ここで、当接部44は摺動片46の下方に突出しているの
で、該摺動片46の摺動部頂部42aには押圧力を受ける受
圧部位43が存在する。
【0042】そして、本実施例においては、該受圧部位
43と隣接した摺動部42に軸方向に油溝81を設けているの
で、摺動部42に前述の方向の押圧力が作用しても、該油
溝81の周囲において、シリンダ孔22と摺動部42との間に
僅かな隙間を確保することが可能となり、後述する連通
孔95を介して油溝81に供給されたオイルにより、油膜が
確実に形成されることとなる。また、油溝81の長手方向
略中央部からは、補助油溝82,83が摺動部42に外周に沿
って斜めに設けられているので、摺動部42の外周全体に
オイルが供給されることとなり、摺動部42全体にわたっ
て油膜が確実に形成されることとなる。
【0043】さらに、油溝81は摺動部42の閉塞端47及び
開口端48まで延設されておらず、両端部81a,81bが閉
塞端47及び開口端48に各々隙間cを有して、さらにR形
状を付設されて設けられるので、摺動片46が前記軸方向
に往復動して、該油溝81内のオイルに慣性力が作用して
も、該油溝81がR形状を付設された両端部81a,81bを
有しているので、オイルは該両端部81a,81bから流出
することが防止され、該油溝81内にオイルが確保される
こととなる。
【0044】従って、下面が開放されたシリンダ孔22を
摺動片46が摺動する際にも、摺動部42とシリンダ孔22と
の間には油膜を形成することが可能となり、確実な潤滑
を行うことが可能となる。もって、低速カム19によるメ
インロッカアーム11の揺動運動と、高速用カム36による
メインロッカアーム11及びサブロッカアーム31の揺動運
動との切換を行う際の、該摺動片46の摺動がよりスムー
ズになり、確実な応答性を確保できる。
【0045】さらに、該隙間cは前記突出量eより小さ
な値となっており、閉塞端47が摺接面20より僅かに突出
した場合、及び開口端48が摺接面20より僅かに突出した
場合とも、端部81a,81bが摺接面20より僅かに突出す
る構成であるので、サブロッカアーム31の側面,即ち前
記摺接面20を動弁系に供給されていたオイルが流れ落ち
てきても、該オイルは油溝81により受けとめられること
となるので、潤滑に必要なオイルを常に補充することが
可能となる。
【0046】また、油室75に作動油が導かれ、プランジ
ャ70による押圧動作が行われる際は、プランジャ孔72と
プランジャ70との間から作動油が漏洩するが、その漏洩
した作動油も油溝81により受けとめられることが可能と
なっており、潤滑に必要なオイルをさらに補充すること
が可能となる。さらに本実施例においては、サブロッカ
アーム31のカムフォロア部35に隣接した上面31aには、
凹部93が設けられ、該凹部93には前記シリンダ孔22と連
通する連通孔95が開口しているので、ミスト状態で雰囲
気中に存在するオイルが、サブロッカアーム31の上面に
も付着し、やがて凹部93に液状に溜まり、該溜まったオ
イルが連通孔95を介してシリンダ孔22に供給される。
【0047】さらに、該連通孔95のシリンダ孔22側の開
口部は前記油溝81に対向した位置に穿設されており、摺
動片46がサブロッカアーム31の中央部に位置する場合
は、図4に示すように、連通孔95は油溝81上のX点に対
向した位置となっているので、シリンダ孔22を流れ落ち
て来たオイルは油溝81に供給され、前述の如く潤滑に供
される。即ち、サブロッカアーム31の上面に貯溜したオ
イルをも、確実に潤滑に用いることが可能となる。
【0048】ここで、摺動片が円柱状であって、かつ閉
じられた円筒状のシリンダ孔内を摺動する場合には、摺
動片が摺動しながら回転することが可能であり、またシ
リンダ孔内よりオイルが逃げないので、外周全体にオイ
ルが供給されることとなり、摺動片全周に渡って潤滑が
なされることとなる。しかしながら、本実施例に係る摺
動片46は鍵型形状であり、またシリンダ孔22は下方が開
放されているため、摺動片46は回転することが不可能で
あり、またシリンダ孔22内よりオイルが下方に流れ落ち
ることとなる。しかしながら、本実施例においては、油
溝81,連通孔95等を設けたことにより、断面が鍵穴形状
のシリンダ孔22であっても、充分な潤滑が維持できるこ
ととなる。
【0049】もって、摺動片46の周囲に摩擦力低減のた
めの油膜が確実に形成されることとなるので、低速カム
19によるメインロッカアーム11の揺動運動と、高速カム
36によるメインロッカアーム11及びサブロッカアーム31
の揺動運動との切換を行う際の、「しぶみ」がなくな
り、該摺動片46の摺動がよりスムーズになり、確実な応
答性を確保できる。もって、切換応答性不良によりカム
の切換が狙っていたタイミングよりずれ、「プランジャ
はじかれ不具合」や「トルクショック」が発生すること
を防止することができる。また充分な潤滑が行われるこ
とによりスカッフィング等の異常磨耗の発生も防止で
き、耐久性の向上を図ることが可能となるという効果も
ある。
【0050】また、図9に本発明に係る他の実施例を示
す。尚、前述の実施例と同一の構成要素については、説
明を省略する。この実施例においては、摺動片46に油溝
85を設けている。油溝85は、前記当接部44が突設する側
と反対側の摺動部頂部42aに沿って設けられる周面部85
aと、閉塞端47及び開口端48に各々隙間cを有して円周
上に設けられる円周部85bとから構成されている。
【0051】本実施例に係る摺動片46にあっては、サブ
ロッカアーム31の側面を流れ落ちてきたオイルを、より
効率的に油溝85により受けとめられることが可能とな
り、オイルの補充がより効率的になされることとなる。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、メインロッカシャフトに揺動自在に支持されて第1
のカムに摺接して弁を開弁させるメインロッカアーム
と、第2のカムに摺接して前記メインロッカアームに対
して相対運動可能に揺動するサブロッカアームと、前記
サブロッカアームとメインロッカアームとの間に介装さ
れて両ロッカアーム相互を係合或いは離脱して相対回転
を停止或いは許容する係合離脱手段と、を備えてなる内
燃機関の可変動弁装置において、摺動片の当接部が突設
する側と反対側であって、該摺動片がメインロッカアー
ムに当接する際に受圧する部位と隣接した摺動部に、該
摺動部の両端面とは隙間を有して前記軸方向に油溝を、
摺動片の往復動時に、前記油溝の両端部がシリンダ孔の
端面から外方に突出するように設けると共に、サブロッ
カアーム上面と前記シリンダ孔とを連通する連通孔を設
けた潤滑装置としたので、摺動部とシリンダ孔との間に
確実に油膜を形成することが可能となり、確実な潤滑を
行うことが可能となり、該摺動片のスムーズな往復動が
可能となって、確実な切換応答性を確保することが可能
となる。もって、切換応答性不良によりカムの切換が狙
っていたタイミングよりずれ、「プランジャはじかれ不
具合」や「トルクショック」が発生することを防止する
ことができる。
【0053】また充分な潤滑が行われることによりスカ
ッフィング等の異常磨耗の発生も防止でき、耐久性の向
上を図ることが可能となるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す動弁系の平面図
【図2】図1中E−E線に沿う縦断面図
【図3】同上実施例に係る摺動片の断面図
【図4】同上実施例に係る摺動片の平面図
【図5】同上実施例に係る摺動片の断面図
【図6】同上実施例の作用を説明する図1中A−A線に
沿う縦断面図
【図7】同上実施例の作用を説明する図1中A−A線に
沿う縦断面図
【図8】同上実施例の作用を説明する摺動片へのオイル
流入状態図
【図9】本発明の他の実施例を示す摺動片の平面図
【図10】従来の弁作動タイミングの制御装置における弁
の切換タイミングを示す特性図
【図11】従来例を示す動弁系の横断面図
【図12】従来例を示す動弁系の横断面図
【符号の説明】
5 吸気弁 11 メインロッカアーム 13 平坦面 19 低速用カム 20 摺接面 22 シリンダ孔 31 サブロッカアーム 35 カムフォロア部 36 高速用カム 42 摺動部 44 当接部 46 摺動片 60 ロストモーションプランジャ 81 油溝 81a 端部 81b 端部 95 連通孔 c 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 徹朗 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 中村 信 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 山川 幸夫 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ア ツギユニシア内 (72)発明者 山田 吉彦 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ア ツギユニシア内 (72)発明者 盛田 正二 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ア ツギユニシア内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のカムと、第1のカムより大きなリフ
    ト量あるいは広い開弁期間で弁を作動させる第2のカム
    と、メインロッカシャフトに揺動自在に支持されて第1
    のカムに摺接して弁を開弁させるメインロッカアーム
    と、前記第2のカムに摺接して前記メインロッカアーム
    に対して相対回転可能に支持されるサブロッカアーム
    と、前記サブロッカアームの相対回転動作時に該サブロ
    ッカアームを常時第2のカムに押圧付勢するロストモー
    ション機構と、前記相対回転方向と直交する方向に前記
    サブロッカアーム内に設けたシリンダ孔と、前記ロスト
    モーション機構に隣接して前記メインロッカアームに設
    けた当接面と、前記シリンダ孔を軸方向に摺動可能な摺
    動部と該摺動部から前記当接面に向かって突設した当接
    部とからなる摺動片と、該摺動片を該軸方向に往復動さ
    せることにより両ロッカアーム相互を係合或いは離脱し
    て相対回転を停止或いは許容する係合離脱手段と、を備
    えてなる内燃機関の可変動弁装置において、 前記摺動片の当接部が突設する側と反対側であって、該
    摺動片がメインロッカアームに当接する際に受圧する部
    位と隣接した摺動部に、該摺動部の両端面とは隙間を有
    して前記軸方向に油溝を設けたことを特徴とする内燃機
    関の可変動弁装置における潤滑装置。
  2. 【請求項2】摺動片の往復動時に、前記油溝の両端部が
    シリンダ孔の端面から外方に突出するように該油溝を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動
    弁装置における潤滑装置。
  3. 【請求項3】第1のカムと、第1のカムより大きなリフ
    ト量あるいは広い開弁期間で弁を作動させる第2のカム
    と、メインロッカシャフトに揺動自在に支持されて第1
    のカムに摺接して弁を開弁させるメインロッカアーム
    と、前記第2のカムに摺接して前記メインロッカアーム
    に対して相対回転可能に支持されるサブロッカアーム
    と、前記サブロッカアームの相対回転動作時に該サブロ
    ッカアームを常時第2のカムに押圧付勢するロストモー
    ション機構と、前記相対回転方向と直交する方向に前記
    サブロッカアーム内に設けたシリンダ孔と、前記ロスト
    モーション機構に隣接して前記メインロッカアームに設
    けた当接面と、前記シリンダ孔を軸方向に摺動可能な摺
    動部と該摺動部から前記当接面に向かって突設した当接
    部とからなる摺動片と、該摺動片を該軸方向に往復動さ
    せることにより両ロッカアーム相互を係合或いは離脱し
    て相対回転を停止或いは許容する係合離脱手段と、を備
    えてなる内燃機関の可変動弁装置において、 サブロッカアーム上面と前記シリンダ孔とを連通する連
    通孔を該上面に開口したことを特徴とする内燃機関の可
    変動弁装置における潤滑装置。
  4. 【請求項4】前記請求項3記載の連通孔を前記油溝に対
    向した位置に設けたことを特徴とする請求項2記載の内
    燃機関の可変動弁装置における潤滑装置。
JP29350792A 1992-10-30 1992-10-30 内燃機関の可変動弁装置における潤滑装置 Pending JPH06146831A (ja)

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