JPH06146774A - 多連型シールド掘進機の掘削装置 - Google Patents
多連型シールド掘進機の掘削装置Info
- Publication number
- JPH06146774A JPH06146774A JP32463292A JP32463292A JPH06146774A JP H06146774 A JPH06146774 A JP H06146774A JP 32463292 A JP32463292 A JP 32463292A JP 32463292 A JP32463292 A JP 32463292A JP H06146774 A JPH06146774 A JP H06146774A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- cutter
- main
- sub
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
ーの移動に伴う未掘削部をなくす。 【構成】 主カッター1を有する左右の主シールド部6
と副カッター2を有する副シールド部7とからなる多連
型シールド掘進機とする。主シールド部6を左右方向へ
移動可能としてシールドフレーム3を拡幅できる構造と
する。主カッター1の背面部の副カッター2寄り上下位
置に、補助カッター10を装備させる。補助カッター1
0を、シールドフレーム3の輪郭形状に沿わせて揺動可
能とする。主シールド部6を移動させると、主カッター
1の移動した後の非掘削領域を補助カッター10で掘削
する。
Description
した多連型シールド掘進機の掘削装置に関するものであ
る。
進歩、大断面化、大深度化及び複合断面工法の開発によ
り、その利用範囲が広まり、東京湾横断道路に代表され
る道路トンネルへの利用が現実のものとして計画されて
いる。
合には、上下(上りと下り)の道路本線部を同時に構築
して行くことが望ましく、そのため、図4の(イ)に一
例を示す如く、上下の道路本線部を構築するための左右
の主シールド部aと、上下の道路本線部を連絡する連絡
部を構築するための中央部の副シールド部bとを一体に
組み合わせてなる多連型シールド掘進機が提案されてい
る。cは主シールド部aのカッター、dは副シールド部
bのカッター、eはシールドフレームを示す。
ルでは、非常用駐車帯の設置が義務付けられること等の
課題に対して左右方向に部分的にトンネル断面を拡大す
ることが必要となるが、上記提案されている多連型シー
ルド掘進機の技術範囲では、トンネル断面を部分的に拡
大することに充分対応できるものでないのが実情であ
る。
合、たとえば、図4の(ロ)に示す如く、主シールド部
aを副シールド部bに対して離反させる如く移動させて
シールドフレームeを拡幅させたとしても、シールドフ
レームeの輪郭内において、移動した主シールド部aの
カッターcと移動しない副シールド部bのカッターdと
の間に、斜線で示す如き未掘削部fが生じてしまう問題
が惹起される。この未掘削部fをなくすためには、主シ
ールド部aのカッターcの外周部からコピーカッターを
突出させて、コピーカッターにより掘削することが考え
られるが、この場合、コピーカッターでは地山を押えら
れないので、地山が崩壊する虞がある。
せてシールドフレームを拡幅させても、主シールド部の
カッターと副シールド部のカッターとの間の未掘削部を
なくすことができるような多連型シールド掘進機の掘削
装置を提供しようとするものである。
決するために、シールドフレームの前面部に、左右の円
型の主カッターと該各主カッター間の背面側に配置した
円型の副カッターとをそれぞれ取り付けてなる左右の主
シールド部と中央の副シールド部を備え、且つ上記シー
ルドフレームを、上記各主カッターの軸心と平行な上下
部で左右方向に3分割して、上記各主シールド部を副シ
ールド部に対して左右方向へスライド可能としてある多
連型シールド掘進機における上記主カッターの背面部の
副カッター寄り上下位置に、上記シールドフレームの輪
郭に沿う方向へ揺動駆動可能とした補助カッターを装備
させた構成とする。
移動させると、主カッターの背面側に位置する補助カッ
ターが、主カッターの移動した後に現れる。したがっ
て、主、副カッターの駆動と同時に補助カッターを駆動
すると、主カッターの移動後の非掘削領域が補助カッタ
ーで掘削される。この際、補助カッターにより同時に山
留めも行われる。
する。
ので、円型の左右の主カッター1と該各主カッター1間
の背面側に位置させた円型の副カッター2とを、これら
カッター1,2の正面形状と対応する輪郭形状としたシ
ールドフレーム3の前面部に、それぞれモータ4と5に
より回転駆動可能に取り付けてなる左右の主シールド部
6と中央の副シールド部7とを備え、且つ上記シールド
フレーム3を、主カッター1の軸心と平行な上下部位置
で左右方向に3分割すると共に、該各分割部に、左右方
向へ一定量スライドし得るスライドガイド機構8をそれ
ぞれ設けて、左右の主シールド部6を中央の副シールド
部7に対してそれぞれ左右方向へスライド可能に構成
し、更に、上記各主シールド部6と副シールド部7との
間に、それぞれ左右方向へ配した拡幅ジャッキ9を介装
させ、該拡幅ジャッキ9の伸長作動で主シールド部6が
左右方向へスライドさせられることによりシールドフレ
ーム3が拡幅させられるようにしてある多連型シールド
掘進機において、上記主カッター1の背面部の副カッタ
ー2寄り上下位置に、外側縁部を上記シールドフレーム
3の輪郭に沿う円弧形状とした補助カッター10を配置
し、且つ該補助カッター10をシールドフレーム3の輪
郭に沿う方向へ揺動駆動するための揺動装置11を設け
た構成とする。
バルクヘッド12を貫通するように配置した2本の軸1
3と、バルクヘッド12の前面側で上記軸13を中心に
揺動可能に取り付けた平行リンク14と、該平行リンク
14の揺動駆動装置(図示せず)とからなり、平行リン
ク14の先端を補助カッター10の背面に枢着連結する
ようにしてある。
ッドであり、主シールド部6が左右方向へ移動してシー
ルドフレーム3が拡幅された状態でもシール性が確保さ
れるように、副シールド部7用のバルクヘッド12に対
して左右方向へスライド可能に重合配置してある。
いて道路トンネルを施工する場合、一般部では、図1乃
至図3の右半部に示す如く、シールドフレーム3を縮幅
した状態で、左右の主シールド部6の主カッター1にて
上下の道路本線部を掘削して行くようにすると共に、中
央の副シールド部7の副カッター2にて上下の道路本線
部の連絡部を掘削して行くようにする。
おいて、非常用駐車帯を設置すべき個所の所要量手前の
位置に達すると、主カッター1の外周部からコピーカッ
ター(図示せず)を突出させ、該コピーカッターにより
切羽側方部を余掘りしながら掘削を行ってシールドフレ
ーム3の拡幅空間を確保させた後、図1乃至図3の左半
部に示す如く、各拡幅ジャッキ9を所定量伸長させて主
シールド部6を左右方向外方へスライドさせることによ
りシールドフレーム3を所定量拡幅させた状態として、
再び主カッター1と副カッター2で掘削を行うが、この
とき、同時に、揺動装置11により補助カッター10を
揺動駆動させるようにする。
く主シールド部6を副シールド部7から離反させるよう
に移動させると、シールドフレーム3の輪郭内におい
て、移動した主カッター1と移動しない副カッター2の
間の上下部に、主カッター1によって掘削できない非掘
削領域が形成されるが、主カッター1の背面側に位置す
る補助カッター10が主カッター1の移動に伴って正面
に現れるので、主カッター1の非掘削領域の地山を補助
カッター10で掘削させるようにする。この場合、補助
カッター10は外側縁がシールドフレーム3の輪郭に沿
う形状としてあり、しかも揺動装置11の平行リンク1
4で揺動させるとシールドフレーム3の輪郭に沿って移
動できるので、未掘削部をなくすことができる。又、こ
の際、補助カッター10がないと上記未掘削部の地山が
崩壊する虞があるが、補助カッター10の存在により地
山を押えることができるので、山留めも確実に行うこと
ができる利点がある。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
ド掘進機の掘削装置によれば、主カッターの背面部の副
カッター寄り上下位置に、シールドフレームの輪郭に沿
う方向へ揺動できるようにした補助カッターを装備させ
た構成としたので、シールドフレームの拡幅時に主カッ
ターの移動に伴って形成される主カッターの非掘削領域
を、補助カッターで確実に掘削できて未掘削部をなくす
ことができ、且つ補助カッターにより山留めを行うこと
ができて地山の崩壊を防止することができる、という優
れた効果を発揮する。
実施例を示す切断平面図である。
例を示すもので、(イ)は概略斜視図、(ロ)は拡幅状
態の概略正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 シールドフレームの前面部に、左右の円
型の主カッターと該各主カッター間の背面側に配置した
円型の副カッターとをそれぞれ取り付けてなる左右の主
シールド部と中央の副シールド部を備え、且つ上記シー
ルドフレームを、上記各主カッターの軸心と平行な上下
部で左右方向に3分割して、上記各主シールド部を副シ
ールド部に対して左右方向へスライド可能としてある多
連型シールド掘進機における上記主カッターの背面部の
副カッター寄り上下位置に、上記シールドフレームの輪
郭に沿う方向へ揺動駆動可能とした補助カッターを装備
させた構成を有することを特徴とする多連型シールド掘
進機の掘削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32463292A JP3220949B2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 多連型シールド掘進機の掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32463292A JP3220949B2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 多連型シールド掘進機の掘削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06146774A true JPH06146774A (ja) | 1994-05-27 |
JP3220949B2 JP3220949B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=18167998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32463292A Expired - Fee Related JP3220949B2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 多連型シールド掘進機の掘削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3220949B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP32463292A patent/JP3220949B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3220949B2 (ja) | 2001-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06146774A (ja) | 多連型シールド掘進機の掘削装置 | |
JP2909013B2 (ja) | 矩形シールド掘進機 | |
JP2544572B2 (ja) | トンネル拡大工法 | |
JPS60250196A (ja) | 楕円シ−ルド掘削機 | |
JP2004211485A (ja) | シールド掘進機 | |
JPS6335116Y2 (ja) | ||
JP3690855B2 (ja) | トンネル掘削方法 | |
JPH069109Y2 (ja) | シールド式トンネル掘削機 | |
JP3113346B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JPS6245831A (ja) | 地中溝掘削機 | |
JPH06146775A (ja) | シールド掘進機の拡幅施工法 | |
JPH06146776A (ja) | 多連型シールド掘進機の拡幅装置 | |
JP2605596Y2 (ja) | シールド掘進機のカッタビット支持装置 | |
JP3809593B2 (ja) | シールド掘進機 | |
JPH0776993A (ja) | 矩形シールド掘削機のカッタ首振り装置 | |
JPS6139027Y2 (ja) | ||
JP3728651B2 (ja) | シールド掘削機 | |
JPH1122375A (ja) | トンネル掘削機 | |
JP3508960B2 (ja) | 拡巾シールド機 | |
JPH116390A (ja) | シールド掘進機 | |
JPH0345197B2 (ja) | ||
JPH01268991A (ja) | 多芯並列一体型シールド機によるシールド工法 | |
JPH11148299A (ja) | 自由断面掘削機 | |
JP3899443B2 (ja) | シールド掘進機 | |
JPH0363393A (ja) | シールド掘進機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090817 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |