JP2605596Y2 - シールド掘進機のカッタビット支持装置 - Google Patents
シールド掘進機のカッタビット支持装置Info
- Publication number
- JP2605596Y2 JP2605596Y2 JP1992082983U JP8298392U JP2605596Y2 JP 2605596 Y2 JP2605596 Y2 JP 2605596Y2 JP 1992082983 U JP1992082983 U JP 1992082983U JP 8298392 U JP8298392 U JP 8298392U JP 2605596 Y2 JP2605596 Y2 JP 2605596Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- rotating
- bit
- cutter bit
- support device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案はカッタヘッドの回転方
向を変える際に、左右回転用カッタビットが選択使用で
きるようにしたシールド掘進機のカッタビット支持装置
に関する。
向を変える際に、左右回転用カッタビットが選択使用で
きるようにしたシールド掘進機のカッタビット支持装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来トンネルを掘削するシールド掘進機
は、シールド本体の前部にカッタヘッドモータにより回
転されるカッタヘッドが設けられていて、このカッタヘ
ッドの前面には多数のカッタが取付けられている。通常
上記カッタはボルトなどの固着具によりカッタヘッドの
面板に着脱自在に取付けられていて、掘削中破損した
り、磨耗した場合、新しいカッタと交換できるようにな
っている。
は、シールド本体の前部にカッタヘッドモータにより回
転されるカッタヘッドが設けられていて、このカッタヘ
ッドの前面には多数のカッタが取付けられている。通常
上記カッタはボルトなどの固着具によりカッタヘッドの
面板に着脱自在に取付けられていて、掘削中破損した
り、磨耗した場合、新しいカッタと交換できるようにな
っている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし従来のシールド
掘進機では、掘進中にカッタが破損したり、磨耗した場
合、作業者がカッタヘッドと切羽の間に入ってカッタを
交換する必要があり、多数のカッタを作業条件の悪い場
所で交換するため、作業に多くの時間を必要として工期
の延長を招くと共に、切羽の崩落や出水などにより作業
に危険が伴うなどの不具合もあった。この考案は上記不
具合を改善するためになされたもので、回転方向と逆側
のカッタビット側の逃げ面がこすられて磨耗することを
防ぎ、カッタビットの寿命を向上させることを目的とす
るものである。
掘進機では、掘進中にカッタが破損したり、磨耗した場
合、作業者がカッタヘッドと切羽の間に入ってカッタを
交換する必要があり、多数のカッタを作業条件の悪い場
所で交換するため、作業に多くの時間を必要として工期
の延長を招くと共に、切羽の崩落や出水などにより作業
に危険が伴うなどの不具合もあった。この考案は上記不
具合を改善するためになされたもので、回転方向と逆側
のカッタビット側の逃げ面がこすられて磨耗することを
防ぎ、カッタビットの寿命を向上させることを目的とす
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用効果】請求項１記
載の考案はシールド本体の前部に設けられたカッタヘッ
ドを回転させながらシールド本体を地中へ推進させてト
ンネルを掘削するのにカッタヘッドに放射方向に複数の
スポークを設け、スポークの前面の両側にカッタヘッド
の回転方向に応じて駆動用アクチュエータにより進退自
在とした複数の左回転用カッタビット及び右回転用カッ
タビットを設けてなるシールド掘進機のカッタビッド支
持装置において、左回転用カッタビットと右回転用カッ
タビットの進退はスポーク内に収納した１つの駆動用ア
クチュエータで行うようにしたものである。このように
することにより左回転用カッタビット及び右回転用カッ
タビトの進退は動力によるので確実にカッタビッドは進
退するので、突出側のカッタビッドで地山を掘削すると
共に、後退側のカッタビッドは、こすられて摩耗するこ
とはない。しかも左回転用カッタビットと右回転用カッ
タビットの進退を１つの駆動用アクチュエータで行うよ
うにしたので、左回転用カッタビット及び右回転用カッ
タビットに、それぞれ駆動用アクチュエータ及び動力伝
達機構を設けているものに比べて、構造が簡素となるば
かりでなく左右のアクチエータを同期させる必要もな
い。また、カッタヘッドに対する取り付けも容易であ
る。しかも、スポーク内に駆動用アクチュエータを収納
したので直接駆動用アクチュエータに土砂が被ることも
ないので、破損や作動不良の恐れもない。
載の考案はシールド本体の前部に設けられたカッタヘッ
ドを回転させながらシールド本体を地中へ推進させてト
ンネルを掘削するのにカッタヘッドに放射方向に複数の
スポークを設け、スポークの前面の両側にカッタヘッド
の回転方向に応じて駆動用アクチュエータにより進退自
在とした複数の左回転用カッタビット及び右回転用カッ
タビットを設けてなるシールド掘進機のカッタビッド支
持装置において、左回転用カッタビットと右回転用カッ
タビットの進退はスポーク内に収納した１つの駆動用ア
クチュエータで行うようにしたものである。このように
することにより左回転用カッタビット及び右回転用カッ
タビトの進退は動力によるので確実にカッタビッドは進
退するので、突出側のカッタビッドで地山を掘削すると
共に、後退側のカッタビッドは、こすられて摩耗するこ
とはない。しかも左回転用カッタビットと右回転用カッ
タビットの進退を１つの駆動用アクチュエータで行うよ
うにしたので、左回転用カッタビット及び右回転用カッ
タビットに、それぞれ駆動用アクチュエータ及び動力伝
達機構を設けているものに比べて、構造が簡素となるば
かりでなく左右のアクチエータを同期させる必要もな
い。また、カッタヘッドに対する取り付けも容易であ
る。しかも、スポーク内に駆動用アクチュエータを収納
したので直接駆動用アクチュエータに土砂が被ることも
ないので、破損や作動不良の恐れもない。
【０００５】請求項２記載の考案は、上記請求項１記載
の考案において、スポークの両側に油圧ジャッキにより
スポーク内に収納した連動リンクを介して回転される複
数の回転軸に左回転用カッタビットと右回転用カッタビ
ットを取り付けたものである。こうすることにより、左
回転用カッタビットと右回転用カッタビットの進退は、
スポーク内に収納した油圧ジャッキの伸縮を連動リンク
を介して行うので、可動部は、ほとんどスポーク内に収
納されるので可動部が砂を被って破損や作動不良をおこ
す恐れをきわめて少なくできる。
の考案において、スポークの両側に油圧ジャッキにより
スポーク内に収納した連動リンクを介して回転される複
数の回転軸に左回転用カッタビットと右回転用カッタビ
ットを取り付けたものである。こうすることにより、左
回転用カッタビットと右回転用カッタビットの進退は、
スポーク内に収納した油圧ジャッキの伸縮を連動リンク
を介して行うので、可動部は、ほとんどスポーク内に収
納されるので可動部が砂を被って破損や作動不良をおこ
す恐れをきわめて少なくできる。
【０００６】
【実施例】この考案の一実施例を図面を参照して詳述す
る。図１はシールド掘進機の正面図、図２は同断面図を
示すもので、これら図において１はシールド本体、２は
シールド本体１の前部に設けられたカッタヘッドで、カ
ッタヘッドモータ３により回転駆動されるようになって
いる。上記カッタヘッド２の前面に設けられた面板２ａ
には、放射方向に複数のスポーク２ｂが形成されてい
て、これらスポーク２ｂの両側に多数のカッタビット４
が取付けられている。そして上記カッタヘッド２の回転
によりカッタビット４で掘削された土砂は土砂取込み口
２ｃよりチャンバ１ａ内に取込まれた後図示しない排土
装置によりチャンバ１ａ内より排出されるようになって
いる。
る。図１はシールド掘進機の正面図、図２は同断面図を
示すもので、これら図において１はシールド本体、２は
シールド本体１の前部に設けられたカッタヘッドで、カ
ッタヘッドモータ３により回転駆動されるようになって
いる。上記カッタヘッド２の前面に設けられた面板２ａ
には、放射方向に複数のスポーク２ｂが形成されてい
て、これらスポーク２ｂの両側に多数のカッタビット４
が取付けられている。そして上記カッタヘッド２の回転
によりカッタビット４で掘削された土砂は土砂取込み口
２ｃよりチャンバ１ａ内に取込まれた後図示しない排土
装置によりチャンバ１ａ内より排出されるようになって
いる。
【０００７】また上記カッタヘッド２のスポーク２ｂ両
側に設けられたカッタビット４はカッタヘッド２が左方
向へ回転されるときに切羽を掘削する左回転用カッタビ
ット４ａと、右方向へ回転されるときに切羽を掘削する
右回転用カッタビット４ｂより構成されていて、これら
カッタビット４ａ、４ｂはスポーク２ｂ内に設けられた
回転軸５にホルダ６を介して取付けられている。上記ス
ポーク２ｂの両側には図３に示すように凹部２ｄがほぼ
等間隔に形成されていて、これら凹部２ｄ内にカッタビ
ット４ａ、４ｂの取付けられたホルダ６が収容されてい
る。そしてこれら凹部２ｄ間を貫通するように設けられ
た回転軸５に各ホルダ６が固着されていて、各回転軸５
を回動することにより、各カッタビット４ａ、４ｂを同
時に回動することができるようになっている。
側に設けられたカッタビット４はカッタヘッド２が左方
向へ回転されるときに切羽を掘削する左回転用カッタビ
ット４ａと、右方向へ回転されるときに切羽を掘削する
右回転用カッタビット４ｂより構成されていて、これら
カッタビット４ａ、４ｂはスポーク２ｂ内に設けられた
回転軸５にホルダ６を介して取付けられている。上記ス
ポーク２ｂの両側には図３に示すように凹部２ｄがほぼ
等間隔に形成されていて、これら凹部２ｄ内にカッタビ
ット４ａ、４ｂの取付けられたホルダ６が収容されてい
る。そしてこれら凹部２ｄ間を貫通するように設けられ
た回転軸５に各ホルダ６が固着されていて、各回転軸５
を回動することにより、各カッタビット４ａ、４ｂを同
時に回動することができるようになっている。
【０００８】一方左回転用カッタビット４ａが取付けら
れた回転軸５と右回転用カッタビット４ｂの取付けられ
た回転軸５の中間部にはそれぞれリンク８が固着されて
いて、これらリンク８の先端間は連動リンク９により互
いに連動されている。また連動リンク９には一端側がブ
ラケット１０によりスポーク２ｂ側に固着された油圧ジ
ャッキ１１の他端が接続されていて、この油圧ジャッキ
１１により連動リンク９を矢印Ａ、Ｂ方向へ駆動できる
ようになっている。
れた回転軸５と右回転用カッタビット４ｂの取付けられ
た回転軸５の中間部にはそれぞれリンク８が固着されて
いて、これらリンク８の先端間は連動リンク９により互
いに連動されている。また連動リンク９には一端側がブ
ラケット１０によりスポーク２ｂ側に固着された油圧ジ
ャッキ１１の他端が接続されていて、この油圧ジャッキ
１１により連動リンク９を矢印Ａ、Ｂ方向へ駆動できる
ようになっている。
【０００９】次に作用を説明すると、カッタヘッド２を
左方向へ回転させながらシールド本体１を地中へ推進さ
せてトンネルを掘削する場合は、油圧ジャッキ１１によ
り連動リンク９を矢印Ａ方向へ駆動する。これによって
図４に示すように回転軸５が時計回り方向へ回転され
て、左回転用カッタビット４ａが掘削面１２へ突出し、
右回転用カッタビット４ｂの先端は掘削面１２より距離
Ｌ後退する。これによってカッタヘッド２の左回転とと
もに左回転用カッタビット４ａが切羽を掘削して掘進す
ると共に、右回転用カッタビット４ｂは掘削面１２より
後退していて、磨耗が防止される。
左方向へ回転させながらシールド本体１を地中へ推進さ
せてトンネルを掘削する場合は、油圧ジャッキ１１によ
り連動リンク９を矢印Ａ方向へ駆動する。これによって
図４に示すように回転軸５が時計回り方向へ回転され
て、左回転用カッタビット４ａが掘削面１２へ突出し、
右回転用カッタビット４ｂの先端は掘削面１２より距離
Ｌ後退する。これによってカッタヘッド２の左回転とと
もに左回転用カッタビット４ａが切羽を掘削して掘進す
ると共に、右回転用カッタビット４ｂは掘削面１２より
後退していて、磨耗が防止される。
【図１】この考案の一実施例になるカッタビット交換装
置を採用したシールド掘進機の正面図である。
置を採用したシールド掘進機の正面図である。
【図２】この考案の一実施例になるカッタビット支持装
置を採用したシールド掘進機の断面図である。
置を採用したシールド掘進機の断面図である。
【図３】この考案の一実施例になるカッタビット支持装
置の一部切欠斜視図である。
置の一部切欠斜視図である。
【図４】図３のＺ方向からの矢視図である。
１ シールド本体 ２ カッタヘッド ２ｂ スポーク ４ａ 左回転用カッタビット ４ｂ 右回転用カッタビット
フロントページの続き (56)参考文献 実願 平２−107592号（実開 平４− 65892号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ) 実願 平１−108577号（実開 平３− 50689号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】シールド本体の前部に設けられたカッタヘ
ッドを回転させながらシールド本体を地中へ推進させて
トンネルを掘削するのにカッタヘッドに放射方向に複数
のスポークを設け、スポーク前面の両側にカッタヘッド
の回転方向に応じて駆動用アクチュエータにより進退自
在とした複数の左回転用カッタビット及び右回転用カッ
タビットを設けてなるシールド機のカッタビット支持装
置において、 左回転用カッタビットと右回転用カッタビットの進退は
スポーク内に収納した １つの駆動用アクチュエータで行
うシールド掘進機のカッタビッド支持装置。 - 【請求項２】 スポークの両側に油圧ジャッキによりス
ポーク内に収納した連動リンクを介して回転される複数
の回転軸に左回転用カッタビットと右回転用カッタビッ
トを取り付けてなる請求項１記載のシールド掘進機のカ
ッタビッド支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082983U JP2605596Y2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | シールド掘進機のカッタビット支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082983U JP2605596Y2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | シールド掘進機のカッタビット支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0643097U JPH0643097U (ja) | 1994-06-07 |
| JP2605596Y2 true JP2605596Y2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=13789457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992082983U Expired - Fee Related JP2605596Y2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | シールド掘進機のカッタビット支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2605596Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7402729B2 (ja) * | 2020-03-27 | 2023-12-21 | 株式会社小松製作所 | トンネル掘削装置 |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP1992082983U patent/JP2605596Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0643097U (ja) | 1994-06-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |