JP4762452B2 - トンネル掘削工法 - Google Patents
トンネル掘削工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4762452B2 JP4762452B2 JP2001259039A JP2001259039A JP4762452B2 JP 4762452 B2 JP4762452 B2 JP 4762452B2 JP 2001259039 A JP2001259039 A JP 2001259039A JP 2001259039 A JP2001259039 A JP 2001259039A JP 4762452 B2 JP4762452 B2 JP 4762452B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- tunnel
- excavator
- ground
- hood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 title claims description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 10
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 21
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 7
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 17
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 5
- 235000015277 pork Nutrition 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000013049 sediment Substances 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地盤を掘削してトンネルを構築するトンネル掘削工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なシールド掘削機において、円筒形状をなす掘削機本体の前部にカッタヘッドが駆動モータにより駆動回転自在に装着される一方、後部に複数のシールドジャッキが円周方向に並設されており、このシールドジャッキを伸長して既設セグメントへの押し付け反力により掘削機本体を前進することができる。また、掘削機本体の後部にはエレクタ装置が装着されており、このエレクタ装置はシールドジャッキによって前進した掘削機本体と既設セグメントとの間の空所に新しいセグメントを装着することで、セグメントをリング状に組み付けてトンネルを構築することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようにシールド掘削機では、旋回するカッタヘッドが前方の地盤を掘削し、掘削土砂をこのカッタヘッド後方のチャンバ内に取り込んで、スクリューコンベヤなどにより外部に排出している。この場合、トンネル掘削領域が浅深度域であったり、掘削地盤が礫などを多く含んだ滑落しやすい土質域であったときには、カッタヘッドが前方の地盤を掘削したときに、その上方の地盤に滑落や崩落などが発生し、適正にトンネルを掘削できないばかりでなく、地盤上方の建築物に悪影響を与えてしまう虞がある。
【0004】
本発明はこのような問題を解決するものであって、浅深度域や滑落土質域などであっても適正なトンネル掘削を可能として安全性の向上を図ったトンネル掘削工法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るトンネル掘削工法は、
浅深度域や滑落土質域にトンネルを掘削するトンネル掘削工法であって、
掘削機本体の前部に、円盤形状をなすメインカッタを旋回可能に装着すると共に、該メインカッタの上方に、前方に突出した三日月形状をなすサブカッタをその周方向に揺動可能に設け、
前記メインカッタの旋回による運動量が前記サブカッタの揺動による運動量に比べて大きくなるように、先行する前記サブカッタと後行する前記メインカッタとを協働して、前方の地盤を掘削することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
図1に本発明の第1実施形態に係るトンネル掘削機の概略断面、図2にトンネル掘削機の正面視、図3に図1のIII−III断面を示す。
【0014】
本実施形態のトンネル掘削機において、図1乃至図3に示すように、掘削機本体11は円筒形状をなし、前部にバルクヘッド12が形成されている。このバルクヘッド12には掘削機本体11の中心O1 から下方に距離Aだけ偏心した中心O2 に位置して回転軸13が軸受14,15により図示しないシール部材を介して回転自在に支持されている。そして、この回転軸13の前端部には掘削機本体11よりも小径で円盤形状をなすカッタヘッド(第1カッタ、メインカッタ)16が連結されている。このカッタヘッド16は周方向に等間隔で3つの土砂取込開口部17が形成されると共に、この各土砂取込開口部17の中央部に径方向に沿ってカッタスポーク18が取付けられ、このカッタスポーク18及び面板19に多数のカッタビット20が取付けられている。
【0015】
一方、回転軸13の後部にはリングギヤ21が固定され、掘削機本体11と一体の取付板に固定された複数の駆動モータ(旋回駆動手段)22の駆動ギヤ23がこのリングギヤ21に噛み合っている。従って、駆動モータ22を駆動することで、駆動ギヤ23と噛み合うリングギヤ21を介してカッタヘッド16を回転することができる。
【0016】
また、掘削機本体11の前部には三日月形状をなすフードカッタ(第2カッタ、サブカッタ)24が前方に突出して配設されており、後端部に一体に形成された支持リング25が掘削機本体11の内周面に軸受26により図示しないシール部材を介して回転自在に支持されている。このフードカッタ24はカッタヘッド16の前面から所定距離Bだけ前方に突出しており、中央部が厚く各端部が薄くなり、傾斜面27が形成されている。そして、フードカッタ24は周方向に等間隔で土砂取込開口部28が形成されると共に、カッタスポーク29が取付けられ、このカッタスポーク29及び面板30に多数のカッタビット31が取付けられている。また、掘削機本体11の後部には2本の油圧ジャッキ(揺動駆動手段)32が配設されており、その基端部が掘削機本体11に玉軸受33を介して連結され、駆動ロッド34の先端部が支持リング25の支持板35に玉軸受36を介して連結されている。
【0017】
従って、2本の油圧ジャッキ32を交互に伸縮し、これを繰り返すことで、支持リング25を介してフードカッタ24を揺動、つまり、所定距離Cを往復回動することができる。
【0018】
更に、カッタヘッド16とバルクヘッド12との間には土砂取込開口部17,28に連通して土砂を堆積するチャンバ37が設けられている。そして、掘削機本体11内に前傾状態で配設された図示しないスクリューコンベヤの前端部がこのチャンバ37に位置している。また、掘削機本体11の後部には周方向に沿って複数のシールドジャッキ(推進ジャッキ)38が並設されると共に、エレクタ装置39が装備されている。従って、シールドジャッキ38を伸長してトンネル内周面に組付けられた既設のセグメントSに押し付けることで、その反力により掘削機本体11を前進させることができる。また、エレクタ装置39は既設トンネルの周方向及び径方向に沿って移動自在であり、既設トンネル内に搬入されたセグメントSを把持し、所定の位置に移動して既設トンネルの内壁面にセグメントSを組み付けることができる。
【0019】
ここで、上述した本実施形態のトンネル掘削機による浅深度域や滑落土質域におけるトンネル掘削作業について説明する。
【0020】
まず、各駆動モータ22によって回転軸13を介してカッタヘッド16を旋回させると共に、各油圧ジャッキ32を交互に伸縮することでフードカッタ24を揺動させながら、複数のシールドジャッキ38を伸長して既設のセグメントSへの押し付け反力によって掘削機本体11を前進させる。すると、カッタヘッド16より先行して揺動するフードカッタ24の各カッタビット31が前方の地盤を三日月形状に掘削し、掘削された土砂が各土砂取込開口部28からチャンバ37内に取り込まれる。また、フードカッタ24より後方で旋回するカッタヘッド16の各カッタビット20が前方の地盤を円形状に掘削し、掘削された土砂が各土砂取込開口部17からチャンバ37内に取り込まれる。そして、チャンバ37内に取り込まれた土砂はスクリューコンベヤにより外部に排出される。
【0021】
このトンネル掘削作業時、フードカッタ24のみが先行して地盤を三日月形状に掘削することで、上方地盤の土砂がチャンバ37内に直接入り込むことがなく、上方地盤に混在する大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することができ、後行するカッタヘッド16が地盤を掘削することで、合せて掘削機本体11と同断面の円形トンネルを掘削することができる。
【0022】
次に、複数のシールドジャッキ38の何れか一つを縮み方向に作動して既設のセグメントSとの間に空所を形成し、エレクタ装置39によってこの空所に新しいセグメントSを装着し、連結固定する。この作業の繰り返しによって所定長さのトンネルを掘削形成していく。
【0023】
このように本実施形態のトンネル掘削機にあっては、掘削機本体11の前部に下方に偏心して小径円盤形状のカッタヘッド16を旋回可能に装着すると共に、カッタヘッド16の上方に三日月形状をなすフードカッタ24を前方に突出して揺動可能に装着している。従って、フードカッタ24のみが先行して地盤を三日月形状に掘削することで、土砂がチャンバ37内に直接入り込むことがなく、大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することができると共に、後行するカッタヘッド16が三日月形状に連続して地盤を円形に掘削することで、合せて掘削機本体11と同断面の円形トンネルを掘削することができる。
【0024】
また、フードカッタ24は揺動して地盤を掘削する一方、カッタヘッド16は旋回して地盤を掘削するため、フードカッタ24の運動量は小さく、カッタヘッド16運動量は大きくなっている。従って、トンネルの上部を運動量の小さいフードカッタ24が掘削することで、浅深度域や滑落土質域であっても滑落等を確実に防止することができる一方、このフードカッタ24により滑落が防止された地盤の下部を運動量の大きいカッタヘッド16が掘削することで、効率よくトンネルを掘削することができ、先行するフードカッタ24と後行するカッタヘッド16が協働して効率よく安全にトンネルを掘削することができる。
【0025】
図4に本発明の第2実施形態に係るトンネル掘削機の正面視、図5に本発明の第3実施形態に係るトンネル掘削機の概略断面を示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0026】
第2実施形態のトンネル掘削機において、図4に示すように、掘削機本体11の前部には回転軸13によりカッタヘッド16が距離Aだけ偏心して回転自在に支持されている。そして、掘削機本体11の前部には三日月形状をなすフードカッタ(第2カッタ、サブカッタ)41が前方に突出して装着されている。このフードカッタ41は三日月形状をなす枠体42の前端部に多数の旋回カッタ43が並設されて構成され、後部に図示しない駆動モータが装着されている。また、各旋回カッタ43は三日月形状をなす枠体42の形状合うように、中央部でその旋回径が大きく、端部にいくにより小さくなるように設定されており、各旋回カッタ43は旋回刃44及び土砂取込開口部45を有している。そして、フードカッタ41は、前述したフードカッタ24と同様に、カッタヘッド16の前面から所定距離Bだけ前方に突出しており、中央部が厚く各端部が薄くなり、傾斜面が形成されている。
【0027】
従って、カッタヘッド16を旋回させると共に、フードカッタ41の各旋回カッタ43を旋回させながら、掘削機本体11を前進させると、カッタヘッド16より先行するフードカッタ41の各旋回カッタ43が前方の地盤を三日月形状に掘削し、掘削された土砂が各土砂取込開口部45からチャンバ37内に取り込まれる。また、フードカッタ41より後方で旋回するカッタヘッド16が前方の地盤を円形状に掘削し、掘削された土砂がチャンバ37内に取り込まれる。このトンネル掘削作業時、フードカッタ41のみが先行して地盤を三日月形状に掘削することで、上方地盤の土砂がチャンバ37内に直接入り込むことがなく、上方地盤に混在する大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することができ、後行するカッタヘッド16が地盤を掘削することで、合せて掘削機本体11と同断面の円形トンネルを掘削することができる。
【0028】
このように本実施形態のトンネル掘削機にあっては、掘削機本体11の前部に下方に偏心して小径円盤形状のカッタヘッド16を旋回可能に装着すると共に、カッタヘッド16の上方に三日月形状をなすフードカッタ41を前方に突出して装着し、このフードカッタ41を枠体42に多数の旋回カッタ43を並設して構成している。従って、フードカッタ41の旋回カッタ43が浅深度域や滑落土質域を先行して掘削することで、上方地盤の滑落等を確実に防止しながら、効率よくトンネルを掘削することができ、安全性を向上できる。
【0029】
また、第3実施形態のトンネル掘削機において、図5に示すように、掘削機本体11の前部には回転軸13によりカッタヘッド16が距離Aだけ偏心して回転自在に支持されている。また、掘削機本体11の前部には三日月形状をなすフードカッタ(第2カッタ、サブカッタ)51が前方に突出して配設されており、後端部に支持リング52が一体に形成されている。そして、掘削機本体11の内周面にはスライドリング53がスライドガイド54により前後方向に沿って移動自在に支持され、スライドジャッキ55によりスライド可能となっており、支持リング52がこのスライドリング53に軸受56により図示しないシール部材を介して回転自在に支持されている。なお、このフードカッタ51はカッタヘッド16の前面から所定距離Bだけ前方に突出することができ、中央部が厚く各端部が薄くなり、傾斜面57が形成されている。そして、フードカッタ51は周方向に等間隔で土砂取込開口部(図示略)が形成されると共に、多数のカッタビット58が取付けられている。
【0030】
そして、掘削機本体11の後部には2本の油圧ジャッキ(揺動駆動手段)59が配設されており、その基端部がスライドリング53に玉軸受60を介して連結され、駆動ロッドの先端部が支持リング52の支持板61に玉軸受62を介して連結されている。
【0031】
従って、2本の油圧ジャッキ59を交互に伸縮し、これを繰り返すことで、支持リング52を介してフードカッタ51を揺動、つまり、所定距離を往復回動することができる。また、スライドジャッキ55を伸縮することで、スライドガイド54を介してフードカッタ51を前後に移動し、カッタヘッド16から所定距離Bだけ前方に突出した位置(図5実線位置)と、カッタヘッド16に並設した位置(図5二点鎖線位置)とに移動することができる。
【0032】
本実施形態のトンネル掘削機により通常のトンネル掘削、つまり、十分な深度であり、また、滑落土質でない地盤を掘削する場合、スライドジャッキ55を収縮してフードカッタ51を後退した位置(図5二点鎖線位置)に移動しておく。この状態で、駆動モータ22によりカッタヘッド16を旋回させると共に、油圧ジャッキ32によりフードカッタ24を揺動させながら、シールドジャッキ38を伸長して掘削機本体11を前進させると、カッタヘッド16及びフードカッタ24により円形のトンネルを掘削することができる。
【0033】
そして、掘削地盤が浅深度域や滑落土質域に至ると、トンネル掘削を継続しながら、スライドジャッキ55を伸長してフードカッタ51を前方に突出した位置(図5実線位置)に移動する。すると、カッタヘッド16より先行して揺動するフードカッタ51が前方の地盤を三日月形状に掘削し、掘削された土砂が各土砂取込開口部からチャンバ37内に取り込まれ、フードカッタ51より後方で旋回するカッタヘッド16が前方の地盤を円形状に掘削し、掘削された土砂が各土砂取込開口部17からチャンバ37内に取り込まれる。このとき、フードカッタ51のみが先行して地盤を三日月形状に掘削することで、上方地盤の土砂がチャンバ37内に直接入り込むことがなく、上方地盤に混在する大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することができる。
【0034】
このように本実施形態のトンネル掘削機にあっては、掘削機本体11の前部に下方に偏心して小径円盤形状のカッタヘッド16を旋回可能に装着すると共に、カッタヘッド16の上方に三日月形状をなすフードカッタ51を揺動可能に装着し、スライドジャッキ55により前方に突出可能としている。従って、通常地盤ではフードカッタ51を後退してカッタヘッド16と同位置として掘削を行うことで、掘削機本体11と同断面の円形トンネルを確実に掘削することができ、また、浅深度域や滑落土質域に至ると、フードカッタ51を前方に突出して先行して地盤を三日月形状に掘削することで、土砂がチャンバ37内に直接入り込むことがなく、大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することができる。
【0035】
この通常地盤と浅深度域や滑落土質域地盤とは、事前のボーリングなどにより予め土質調査を行って把握しておくことが必要である。
【0036】
なお、上述の実施形態では、フードカッタ24,51を往復回動させたり、フードカッタ41を旋回カッタ43により構成したりしたが、これらに限定されるものではなく、クランク軸により揺動させるようにしてもよい。
【0037】
また、カッタヘッド16とフードカッタ24,41,51とを独立した胴体に支持することで、分離可能とした親子型トンネル掘削機として構成し、径の異なるトンネルを連続して掘削可能としてもよい。更に、本発明のトンネル掘削機を土圧式トンネル掘削機として説明したが、泥水式トンネル掘削機としてもよく、この場合、スクリューコンベヤに代えて送水管及び排水管等を用いればよい。
【0038】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように、本発明に係るトンネル掘削機によれば、推進可能な筒状の掘削機本体の前部にこの掘削機本体よりも小径の円盤形状をなす第1カッタを偏心して駆動回転可能に装着すると共に、第1カッタを除く掘削機本体の前部に三日月形状をなす第2カッタを前方に突出して装着したので、第2カッタのみが先行して地盤を三日月形状に掘削することで、土砂がチャンバに直接入り込むことがなく、大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することができると共に、後行する第1カッタが三日月形状に連続して地盤を円形に掘削することで、合せて掘削機本体と同断面の円形トンネルを掘削することができる。
【0039】
本発明に係るトンネル掘削機によれば、第2カッタを第1カッタの上方に位置して周方向に揺動自在に装着したので、簡単な構成で第1カッタと第1カッタとによる掘削を可能とすることができる。
【0040】
本発明に係るトンネル掘削機によれば、第2カッタを第1カッタの上方に位置して多数の円盤カッタを並設して構成したので、円盤カッタにより確実にトンネル上部を三日月形状に掘削することができる。
【0041】
本発明に係るトンネル掘削機によれば、第2カッタを第1カッタから前方に突出した位置とこの第1カッタに並設した位置とに移動可能としたので、地盤の状態に応じて第2カッタを使い分けることができ、通常地盤では第2カッタを後退して第1カッタと同位置で掘削することで、円形トンネルを確実に掘削することができ、浅深度域や滑落土質域では、第2カッタを突出して先行して地盤を三日月形状に掘削することで、大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することができる。
【0042】
本発明に係るトンネル掘削機によれば、筒状の掘削機本体を推進ジャッキにより前進可能とし、この掘削機本体よりも小径円盤形状をなして掘削機本体の前部に偏心して位置する第1カッタを旋回駆動手段により旋回可能とすると共に、三日月形状をなして掘削機本体の前部に第1カッタの上方から前方に突出して位置する第2カッタを揺動駆動手段により揺動可能としたので、第2カッタのみが先行して地盤を三日月形状に掘削することで、土砂がチャンバに直接入り込むことがなく、大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することができると共に、後行する第1カッタが三日月形状に連続して地盤を円形に掘削することで、合せて掘削機本体と同断面の円形トンネルを掘削することができる。
【0043】
本発明に係るトンネル掘削工法によれば、浅深度域や滑落土質域にトンネルを掘削するトンネル掘削工法であって、掘削機本体の前部に、円盤形状をなすメインカッタを旋回可能に装着すると共に、メインカッタの上方に、前方に突出した三日月形状をなすサブカッタをその周方向に揺動可能に設け、メインカッタの旋回による運動量がサブカッタの揺動による運動量に比べて大きくなるように、先行するサブカッタと後行するメインカッタとを協働して、前方の地盤を掘削するようにしたので、トンネルの上部を運動量の小さいサブカッタが掘削することで、浅深度域や滑落土質域であっても滑落等を確実に防止することができる一方、このサブカッタにより滑落が防止された地盤の下部を運動量の大きいメインカッタが掘削することで、効率よくトンネルを掘削することができ、先行するサブカッタと後行するメインカッタが協働して効率よく安全にトンネルを掘削することができる。
【0044】
本発明に係るトンネル掘削工法によれば、掘削機本体の前部にメインカッタを装着すると共に、メインカッタの上方にサブカッタを設け、浅深度域や滑落土質域に至ると、サブカッタを前方に突出して地盤を先掘りするようにしたので、地盤の状態に応じて第2カッタを使い分けることで、掘削機の汎用性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るトンネル掘削機の概略断面図である。
【図2】トンネル掘削機の正面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るトンネル掘削機の正面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るトンネル掘削機の概略断面図である。
【符号の説明】
11 掘削機本体
12 バルクヘッド
13 回転軸
16 カッタヘッド(第1カッタ、メインカッタ)
22 駆動モータ(旋回駆動手段)
24 フードカッタ(第2カッタ、サブカッタ)
32 油圧ジャッキ(揺動駆動手段)
37 チャンバ
38 シールドジャッキ(推進ジャッキ)
39 エレクタ装置
41 フードカッタ(第2カッタ、サブカッタ)
43 旋回カッタ
51 フードカッタ(第2カッタ、サブカッタ)
53 スライドリング
55 スライドジャッキ
59 油圧ジャッキ(揺動駆動手段)
Claims (1)
- 浅深度域や滑落土質域にトンネルを掘削するトンネル掘削工法であって、
掘削機本体の前部に、円盤形状をなすメインカッタを旋回可能に装着すると共に、該メインカッタの上方に、前方に突出した三日月形状をなすサブカッタをその周方向に揺動可能に設け、
前記メインカッタの旋回による運動量が前記サブカッタの揺動による運動量に比べて大きくなるように、先行する前記サブカッタと後行する前記メインカッタとを協働して、前方の地盤を掘削する
ことを特徴とするトンネル掘削工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001259039A JP4762452B2 (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | トンネル掘削工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001259039A JP4762452B2 (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | トンネル掘削工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003064981A JP2003064981A (ja) | 2003-03-05 |
| JP4762452B2 true JP4762452B2 (ja) | 2011-08-31 |
Family
ID=19086469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001259039A Expired - Fee Related JP4762452B2 (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | トンネル掘削工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4762452B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117007771B (zh) * | 2023-07-31 | 2024-08-27 | 中山大学 | 一种模拟盾构隧道不均匀开挖影响的试验装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6033193Y2 (ja) * | 1979-10-19 | 1985-10-03 | 鹿島建設株式会社 | シ−ルド掘進機 |
| JP3684537B2 (ja) * | 1995-10-11 | 2005-08-17 | 大成建設株式会社 | 浅い土被りのシールド掘進機 |
| JP2948211B1 (ja) * | 1998-06-16 | 1999-09-13 | 川崎重工業株式会社 | 2段式シールド掘進機 |
| JP2001193386A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Tobishima Corp | 浅い土被り用シールド掘進装置及びシールド掘進方法 |
-
2001
- 2001-08-29 JP JP2001259039A patent/JP4762452B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003064981A (ja) | 2003-03-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6003953A (en) | Cutter head with cutting members that rotate relative to each other | |
| EP0185857A1 (en) | Shield tunneling machine | |
| JP4495114B2 (ja) | トンネル掘削機及びトンネル掘削工法 | |
| JP4762452B2 (ja) | トンネル掘削工法 | |
| JP3272959B2 (ja) | シールド掘削機のカッタヘッド | |
| JP3657577B2 (ja) | カッタービット移動式シールド掘進機 | |
| JP2004019302A (ja) | トンネル掘削機 | |
| JP4122281B2 (ja) | シールド掘削機のカッタ板 | |
| JP3951725B2 (ja) | トンネルボーリングマシン | |
| JPH1077780A (ja) | トンネル掘削機及び掘削方法 | |
| JP4629626B2 (ja) | トンネル掘削機及びトンネル掘削工法 | |
| JP2002038882A (ja) | シールド掘進機の掘削装置および親子シールド掘進機 | |
| JP3527644B2 (ja) | カッタヘッド | |
| JP3403384B2 (ja) | 地中掘削機 | |
| JP3810405B2 (ja) | カッタヘッド | |
| JP6783132B2 (ja) | トンネル掘進機 | |
| JP3468934B2 (ja) | トンネル掘削機及びトンネル掘削方法 | |
| JP3220382B2 (ja) | シールド掘削機のカッタヘッド | |
| JP3690855B2 (ja) | トンネル掘削方法 | |
| JP4166892B2 (ja) | トンネル掘削方法 | |
| JP3264623B2 (ja) | シールド掘削機のカッタ板 | |
| JP2004308374A (ja) | シールド掘進機 | |
| JP2008240269A (ja) | ビット切替装置及び切削方法 | |
| JP2004316407A (ja) | シールド掘進機及びトンネル構築方法 | |
| JPH06167191A (ja) | 横坑築造装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20070614 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20070717 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080806 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20091125 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100624 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100706 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100901 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110208 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110411 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110607 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110608 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |