JP2004019302A - トンネル掘削機 - Google Patents

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Kenichi Kaneko
金子 研一
Kazuo Takamizawa
高見沢 計夫
Itsuo Hirano
平野 逸雄
Hisao Takeuchi
竹内 久雄
Hisayoshi Tsuchiya
土屋 寿誉
Masaru Nakajima
中嶋 大
Takanobu Miki
三木 孝信
Hiroyuki Ito
伊藤 広幸
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IHI Corp
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Abstract

【課題】回転カッタの回転中心部の掘削性能を向上させたトンネル掘削機を提供する。
【解決手段】掘削機本体3の前部に切羽を掘削すべく設けられた回転カッタ4と、該回転カッタ4の中心部に前後を連通して開けられた開口部16と、該開口部16が対向する切羽を掘削すべく上記掘削機本体3に回転カッタ4から切り離して設けられたパーカッションドリル17とを備えたもの。回転カッタ4の中心部が対向する切羽は、回転カッタ4から切り離して設けられたパーカッションドリル17によって叩かれて掘削される。よって、中心部の切羽を回転カッタ4を回転させて掘削することによって生じていた種々の問題(ビットの摺動半径が小さいことによる問題)は一切生じず、回転中心部の掘削性能が向上する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転カッタを備えたトンネル掘削機に係り、特に、回転中心部の掘削性能を向上させたトンネル掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すように、シールド掘進機やトンネルボーリングマシン等のトンネル掘削機は、一般に、掘削機本体aの前部に切羽を掘削するための回転カッタbを備えている。回転カッタbは、掘進機本体aに回転可能に装着されたカッタヘッドcを有し、カッタヘッドcは、モータdで回転駆動される。
【0003】
岩盤対応のトンネル掘削機では、カッタヘッドcには、ローラカッタeが複数装着されている。これらのローラカッタeは、カッタヘッドcにその径方向に所定間隔を隔てて複数装着されており、カッタヘッドcの回転によって切羽面(岩盤)を転動する。この構成によれば、モータdによってカッタヘッドcを回転させることで、各ローラカッタeの転動によって切羽面に複数の同芯円の切り込みが形成され、カッタヘッドcに設けた各ティースビットfによって切羽面の岩盤が切削される。
【0004】
すなわち、従来のトンネル掘削機は、回転駆動されるカッタヘッドcの掘削断面積全体にローラカッタeおよびティースビットfを装着し、カッタヘッドcの中心部においても、カッタヘッドcの回転によるローラカッタeおよびティースビットfの切羽面への円状の摺動によって切羽を掘削していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カッタヘッドcの中心部に取り付けられたローラカッタeは、切羽面に対する摺動半径(回転中心からの半径)が小さいため、切羽面上を転動し難く、固着気味となり易い。このため、カッタヘッドcの中心部のローラカッタeには、偏摩耗が発生し易い。また、摺動半径が小さいため、当該ローラカッタeの軸受に偏荷重が加わって軸受が破損する事態も考えられる。
【0006】
また、カッタヘッドcの中心部では、外側部よりもローラカッタeの取付スペースが少ないため、ローラカッタeの取付間隔(カッタヘッドcの径方向に沿った取付間隔)を外側部と同等とすることが困難である上、土砂取込口gの開口スペースも確保し難い。このため、カッタヘッドcの中心部においては、ローラカッタeの偏摩耗・偏荷重の問題とも相俟って、掘削性能が低下し易い。
【0007】
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、回転カッタの回転中心部の掘削性能を向上させたトンネル掘削機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係るトンネル掘削機は、掘削機本体の前部に切羽を掘削すべく設けられた回転カッタと、該回転カッタの中心部に前後を連通して開けられた開口部と、該開口部が対向する切羽を掘削すべく上記掘削機本体に回転カッタから切り離して設けられたパーカッションドリルとを備えたものである。
【0009】
本発明によれば、回転カッタの中心部が対向する切羽は、回転カッタから切り離して設けられたパーカッションドリルによって叩かれて掘削される。よって、従来タイプのように回転カッタの中心部が対向する切羽を回転カッタを回転させて掘削することによって生じていた種々の問題は一切生じず、回転中心部の掘削性能が向上する。
【0010】
また、上記パーカッションドリルは、前後方向に振動又は打撃すると共に前後軸廻りに回転するものであってもよい。こうすれば、振動又は打撃および回転によって回転中心部の切羽を掘削するので、掘削性能が更に向上する。
【0011】
また、上記パーカッションドリルは、当該カッタで掘削した土砂を掘進機本体内に移送する排土通路を有していてもよい。こうすれば、パーカッションドリルへの土砂の付着が抑制されるので、安定した掘削性能を維持できる。
【0012】
また、上記パーカッションドリルが、上記掘進機本体内の隔壁に前後方向にスライド自在に設けられていてもよい。こうすれば、パーカッションドリルによる回転カッタに対する先掘り又は後掘りが可能となる。
【0013】
また、上記隔壁に、後退させたパーカッションドリルを収容しその出没口を塞ぐシャッタを有する収容室を設けてもよい。こうすれば、パーカッションドリルを収容室内に収容してシャッタを閉じることで、そのビット部を交換できる。
【0014】
また、上記回転カッタは、当該回転カッタの回転によって切羽面を転動するローラカッタを有していてもよい。この構成によれば、回転カッタの中心部の切羽は上記パーカッションドリルによって破砕・掘削され、その以外の部分の切羽は回転カッタの回転に伴ってローラカッタが転動することで掘削可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を添付図面に基いて説明する。
【0016】
図1に示すように、本実施形態に係るトンネル掘削機は、筒体状のシールドフレーム1と、その内部を前後に仕切る隔壁2とを備えた掘削機本体3を有する。掘削機本体3の前部には、切羽を掘削する回転カッタ4が回転可能に取り付けられている。詳しくは、掘削機本体3の隔壁2には、回転リング5が軸受6を介して回転自在に装着されており、回転リング5には、周方向に所定間隔を隔てて設けられた中間ビーム7を介して回転カッタ4が取り付けられている。
【0017】
但し、回転カッタ4の掘削機本体3に対する取付方式は、かかる中間ビーム支持方式に限られるものではなく、上記中間ビーム7をより径方向外方に移動させた外周ビーム支持方式や、回転カッタ4にシールドフレーム1の前部(フード部)の内周面に入れ子状に嵌る嵌入筒体を取り付けた周辺支持方式であってもよい。要は、後述のように、回転カッタ4の中心部に、その前後を連通して開口部16を形成する都合上、センターシャフト支持方式でなければよい。
【0018】
回転リング5には、外歯ギヤ8が設けられている。外歯ギヤ8は、モータ9のピニオン10に噛合されている。この構成によれば、モータ9を駆動することで、回転リング5が回転し、中間ビーム7を介して回転カッタ4が回転する。回転カッタ4は、中間ビーム7に取り付けられたカッタヘッド11と、カッタヘッド11に取り付けられた複数のローラカッタ12およびティースビット13とからなる。
【0019】
各ローラカッタ12は、カッタヘッド11にその径方向に所定間隔を隔てて複数装着されており、カッタヘッド11の回転によって切羽面(岩盤)を転動し、切羽面に複数の同芯円の切り込みを形成する。また、各ティースビット13は、カッタヘッド11にその径方向に所定間隔を隔てて複数装着されており、カッタヘッド11の回転によって切羽面を摺動し、切り込みが形成された切羽面の岩盤を切削する。
【0020】
カッタヘッド11の周辺部(中心部以外)には、前後を連通させて土砂取込口14が複数形成されている。土砂取込口14は、ローラカッタ12およびティースビット13によって切削された切羽の土砂を、カッタヘッド11と隔壁2との間に区画されたカッタ室15に取り込むために設けられる。カッタ室15内に取り込まれた土砂は、図示しない土砂搬送装置(スクリューコンベヤ等)によって隔壁2の後方の坑内に搬送される。
【0021】
カッタヘッド11の中心部には、前後を連通させて円穴状の開口部16が形成されている。そして、開口部16の後方の隔壁2には、開口部16が対向する切羽を掘削するためのパーカッションドリル17が、回転カッタ4とは切り離して設けられている。パーカッションドリル17は、開口部16の後方の隔壁2に開けられた出没口18に繋げて取り付けられたガイド筒19内に、スライド自在に収容されている。
【0022】
パーカッションドリル17は、図2にも示すように、円柱状の本体20と、本体20の後部に回転自在に被嵌されたスイベル21と、スイベル21に固設されたギヤケース22とを有する。そして、かかるパーカッションドリル17は、図1に示すように、本体20がガイド筒19内にスライド自在に収容され、スイベル21とガイド筒19との間に介設されたアクチュエータ(シリンダ23等)によってスライド移動される。
【0023】
図2に示すように、本体20の前部には、複数のビット24が軸方向に移動可能に装着されている。各ビット24は、スイベル21を介して本体20内に給排される高圧エアによって軸方向(前後方向)振動又は打撃される。すなわち、本体20内にはエアの供給通路25および排出通路26と振動又は打撃装置が形成されており、スイベル21の内周面にはこれら通路25、26にそれぞれ連通する環状のヘッダ室27、28が形成されている。
【0024】
そして、スイベル21には、各ヘッダ室27とヘッダ室28とに夫々連通されたエア供給ライン29と排出ライン30とが、取り付けられている。この構成によれば、供給ライン29に供給されたエアは、ヘッダ室27および供給通路25を通り、図示しない振動又は打撃機構により各ビット24を振動又は打撃させた後、排出通路26およびヘッダ室28を通って排出ライン30から排出される。なお、エアによりビット24を振動又は打撃させる機構自体は公知であるため説明を省略する。
【0025】
ギヤケース22の内部には、本体20に連結された被駆動ギヤ31と、被駆動ギヤ31に噛合するアイドルギヤ32と、アイドルギヤ32に噛合する駆動ギヤ(ピニオン33)とが収容されている。ピニオン33は、ギヤケース22に取り付けられたモータ34によって回転される。この構成によれば、モータ34を駆動することで、本体20がギヤケース22およびスイベル21に対して回転駆動される。
【0026】
本体20の内部には、ビット24によって掘削された土砂を取り込むための排土通路35が形成されている。排土通路35は、本体20の前面に入口を有し、本体の後部側面に出口を有する。出口は、スイベル21の内周面に環状に形成された排土用のヘッダ室36と連通している。そして、ヘッダ室36は、スイベル21に取り付けた排土ライン37と連通している。
【0027】
この構成によれば、モータ34を駆動しつつ供給ライン29にエアを供給することで、モータ34によって本体20が回転され同時にエアによって図示しない振動又は打撃機構により、各ビット24が振動又は打撃しながら回転する。これにより、回転カッタ4の中心部に開けられた開口部16の切羽が掘削され、その掘削土砂が排土通路35および排土ライン37を通って坑内に排出される。
【0028】
ここで、スイベル21とガイド筒19との間に介設されたシリンダ23は、各ビット24の先端位置を調節するのみならず、スイベル21およびギヤケース22の回り止めとしても機能する。また、本体20のガイド筒19に対するスライド位置は、上記シリンダ23によって調節された後、図示しないロック機構(シールドフレーム1側からスイベル21に係脱されるジャッキ等)によってその位置が固定される。
【0029】
図4に、上記パーカッションドリル17を最も後退させた様子を示す。このとき各ビット24の先端は、隔壁2に開けられた出没口18よりも後方に位置する。そして、出没口18は、隔壁2に設けられたシャッタ38によって閉じられる。シャッタ38は、図1および図2に示すように、通常時には出没口18を開放しており、図4のときのみスライドして出没口18を閉じる。
【0030】
これにより、シャッタ38より後方のガイド筒19内は、切羽の土圧等から切り離された状態となり、その内部に区画された収容室39内にて、先端のビット24を安全に交換することが可能となる。具体的には、ガイド筒19の側面に通常時には閉じられ図4のときのみ開かれる作業穴(図示せず)を設けておき、その作業穴を通じて先端のビット24を交換する。
【0031】
以上の構成からなる本実施形態の作用を述べる。
【0032】
図1に示すように、本実施形態に係るトンネル掘削機によれば、回転カッタ4の中心部が対向する切羽は、回転カッタ4から切り離して設けられたパーカッションドリル17によって掘削される。よって、図5に示す従来タイプのように中心部の切羽を回転カッタbを回転させて掘削することによって生じていた種々の問題は一切生じず、回転中心部の掘削性能が向上する。
【0033】
すなわち、図5に示すように、従来のトンネル掘削機は、回転駆動されるカッタヘッドcの掘削断面積全体にローラカッタeおよびティースビットfを装着し、カッタヘッドcの中心部においても、カッタヘッドcの回転によるローラカッタeおよびティースビットfの切羽面への円状の摺動によって切羽を掘削していたため、次のような問題が生じていた。
【0034】
先ず、カッタヘッドcの中心部に取り付けられたローラカッタeは、切羽面に対する摺動半径が小さいため、切羽面上を転動し難く、固着気味となり易い。このため、中心部のローラカッタeには、偏摩耗が発生し易い。また、摺動半径が小さいため、当該ローラカッタeの軸受に偏荷重が加わって軸受が破損する可能性もある。
【0035】
次に、カッタヘッドcの中心部では、外側部よりもローラカッタeの取付スペースが少ないため、ローラカッタeの取付間隔(カッタヘッドcの径方向に沿った取付間隔)を外側部と同等とすることが困難である上、土砂取込口gの開口スペースも確保し難い。このため、カッタヘッドcの中心部においては、ローラカッタeの偏摩耗・偏荷重の問題とも相俟って、掘削性能が低下し易い。
【0036】
このような種々の問題が生じていた図5に示す従来タイプに対し、図1に示す本実施形態は、問題となっていた回転カッタ4の中心部の切羽を、カッタヘッド11の回転によるローラカッタ12およびティースビット13の切羽面への円状の摺動によって掘削するのではなく、回転カッタ4とは切り離して設けたパーカッションドリル17によって叩いて掘削するので、上記種々の問題は一切生じない。
【0037】
つまり、回転カッタ4の中心部が対向する切羽(岩盤)は、上記パーカッションドリル17のビット24の振動又は打撃・回転によって破砕・掘削され、その以外の部分の切羽(岩盤)は、カッタヘッド11の回転に伴って各ローラカッタ12が転動することで同心円状に切り込まれ各ティースビット13によって切削される。これにより、回転中心部の掘削性能を従来タイプよりも向上できる。
【0038】
また、パーカッションドリル17には、当該ドリル17で掘削した土砂を掘進機本体内に移送する排土通路35が形成されているので、ビット24への土砂の付着が抑制され、長期に亘り安定した掘削性能を維持できる。すなわち、仮に排土通路35が無いとすると、パーカッションドリル17で掘削した土砂がビット24の部分に付着して掘削性能が低下する可能性があるが、これを回避できる。
【0039】
また、パーカッションドリル17が、隔壁2のガイド筒19に前後方向にスライド自在に設けられているので、パーカッションドリル17による回転カッタ4に対する先掘り又は後掘りが可能となる。また、図3に示すように、パーカッションドリル17のビット24の位置を回転カッタ4のローラカッタ12と面一として同時掘りとしてもよい。この場合、切羽が安定して掘削されることになる。
【0040】
そして、図3の状態からパーカッションドリル17を前進させた先掘りでは、回転カッタ4による掘削に先立って回転中心部の切羽がパーカッションドリル17で破砕されるため、回転カッタ4はその中心部が破砕された切羽を掘削することになり、回転カッタ4の掘削負担が小さくなる。よって、ローラカッタ12およびティースビット13(特に回転中心側のもの)の寿命が延びる。
【0041】
また、図3の状態からパーカッションドリル17を後退させた後掘り(図1)では、パーカッションドリル17は、回転カッタ4で掘削されることなく開口部16からカッタ室15内に柱状に侵入した切羽(岩盤)を破砕することになるため、掘削負担が小さくなる。よって、パーカッションドリル17のビット24の寿命が延びる。
【0042】
パーカッションドリル17のビット24のビット部が寿命となったなら、図4に示すように、パーカッションドリル17を後退させてガイド筒19の内部の収容室39に収容し、隔壁2の出没口18をシャッタ38で閉じる。これにより、シャッタ38より後方の収容室39内は、切羽の土圧等から切り離された状態となり、その収容室39内にて先端のビット24を安全に交換することが可能となる。
【0043】
なお、上記同時掘り、先掘り又は後掘りは、切羽(岩盤)の硬さや特性、各カッタ12、17の設定性能等に応じて、適宜切り替えられる。また、切羽の土質によっては、パーカッションドリル17の回転機構31、32、33、34を省略することもできる。また、本実施形態は、切羽が岩盤等の硬質地盤であって回転カッタ4にローラカッタ12を取り付けたタイプを説明したが、これに限定されるものではない。
【0044】
すなわち、本発明は、ローラカッタ12が装着されない回転カッタ4を備えた通常土質用のトンネル掘削機に適用してもよい。回転カッタ4を回転させてそれに装着したビットによって切羽を掘削する以上、回転中心部に取り付けられたビットの摺動半径は外側部のビットの摺動半径よりも小さくなり、中心部の掘削性能が外側部よりも低下することには変わりないからである。
【0045】
また、パーカッションドリル17の振動又は打撃機構は、図例のようにエアによって駆動されるものに限られず、油圧駆動としてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るトンネル掘削機によれば、回転カッタの回転中心部の掘削性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトンネル掘削機の説明図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は側断面図である。
【図2】上記トンネル掘削機に備えられたパーカッションドリルの説明図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は側断面図である。
【図3】上記パーカッションドリルを前進させたトンネル掘削機の側断面図である。
【図4】上記パーカッションドリルを後退させたトンネル掘削機の側断面図である。
【図5】従来例を示すトンネル掘削機の説明図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は側断面図である。
【符号の説明】
2 隔壁
3 掘削機本体
4 回転カッタ
12 ローラカッタ
16 開口部
17 パーカッションドリル
18 出没口
35 排土通路
38 シャッタ
39 収容室

Claims (6)

  1. 掘削機本体の前部に切羽を掘削すべく設けられた回転カッタと、該回転カッタの中心部に前後を連通して開けられた開口部と、該開口部が対向する切羽を掘削すべく上記掘削機本体に回転カッタから切り離して設けられたパーカッションドリルとを備えたことを特徴とするトンネル掘削機。
  2. 上記パーカッションドリルは、前後方向に振動又は打撃すると共に前後軸廻りに回転するものである請求項1記載のトンネル掘削機。
  3. 上記パーカッションドリルは、当該ドリルで掘削した土砂を掘進機本体内に移送する排土通路を有する請求項1乃至2記載のトンネル掘削機。
  4. 上記パーカッションドリルが、上記掘進機本体内の隔壁に前後方向にスライド自在に設けられた請求項1乃至3記載のトンネル掘削機。
  5. 上記隔壁に、後退させたパーカッションドリルを収容しその出没口を塞ぐシャッタを有する収容室を設けた請求項4記載のトンネル掘削機。
  6. 上記回転カッタは、当該回転カッタの回転によって切羽面を転動するローラカッタを有する請求項1記載のトンネル掘削機。
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