JPH06144735A - エレベータのカウンタクリアランス測定装置 - Google Patents

エレベータのカウンタクリアランス測定装置

Info

Publication number
JPH06144735A
JPH06144735A JP29597092A JP29597092A JPH06144735A JP H06144735 A JPH06144735 A JP H06144735A JP 29597092 A JP29597092 A JP 29597092A JP 29597092 A JP29597092 A JP 29597092A JP H06144735 A JPH06144735 A JP H06144735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counter clearance
elevator
distance
car
counter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29597092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Otsuka
康博 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP29597092A priority Critical patent/JPH06144735A/ja
Publication of JPH06144735A publication Critical patent/JPH06144735A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者が昇降路ピット内に入ることなく、カ
ウンタクリアランスを簡単に測定できるエレベータのカ
ウンタクリアランス測定装置を得る。 【構成】 制御盤14は、カウンタクリアランス測定
時、乗りかご1が最上階乗場床6に位置している際、投
入される上記スイッチ19の操作指令を受けて乗りかご
1を下降運転制御し、カウンタウェイト2に取り付けら
れたスペーサ9の底部が光電装置の高さ位置を通過する
際の受光装置4による受光信号を受けるまでの上記乗り
かご1が下降した距離を求め、この距離とバッファ17
からの上記光電装置の設置高さAとに基づきカウンタク
リアランスLを演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロープ式エレベータ
のカウンタウエイトのカウンタクリアランスを測定する
エレベータのカウンタクリアランス測定装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のロープ式エレベータの構成
を示す側面図である。図において、1は乗りかご、2は
カウンタウエイト、3は乗りかご1とカウンタウエイト
2を結ぶワイヤロープ、6は最上階乗場床、7は最下階
乗場床、8は乗りかご1やカウンタウエイト2が昇降す
る昇降路、9はカウンタウエイト2と後述するバッファ
17間の距離Lを調整するための着脱可能なスペーサ、
10は先端にネジを備えて上記ワイヤロープ3をカウン
タウエイト2に取り付けるロープシャックルで、このロ
ープシャックル10は2個のナット11によりその締め
込み量が調整されてカウンタウエイト2に堅結される。
【0003】また、12は乗りかご1が最上階乗場床6
より行き過ぎた時、乗りかご1を停止させるためのリミ
ットスイッチ、13はリミットスイッチ12を作動させ
る為のカム、14はエレベータの動きを制御する制御
盤、15は乗りかご1を運転する為の操作盤、16は昇
降路ピット、17はカウンタウエイト2が昇降路ピット
16に衝突することを防止するためのバッファ、18は
乗りかご1が最上階乗場床6に停止した時のカウンタウ
エイト2とバッファ17との間隙であるカウンタクリア
ランスを示す。
【0004】ところで、上記構成において、カウンタウ
エイト2に取り付けられたスペーサ9の底部とバッファ
17との距離Lは、乗りかご1が昇降路8の天井に衝突
する前に停止させるリミットスイッチ12と、そのリミ
ットスイッチ12を作動させるカム13との間の距離C
より長く保つ必要がある。その理由は、距離Lが距離C
より短いと、スペーサ9の底部がバッファ17に当た
り、乗りかご1がそれ以上上昇できなくなり、カム13
によってリミットスイッチ12を作動させることができ
なくなって、乗りかご1を停止させることができなくな
るからである。
【0005】他方、距離Lが長過ぎると、乗りかご1が
最下階乗場床7に着床する前にカウンタウエイト2の頂
部が昇降路8の天井に当たってしまい、乗りかご1は最
下階乗場床7に着床できなくなる。したがって、カウン
タクリアランス18のL寸法は、エレベータの速度や昇
降路8の構造に応じて一定の範囲内に保つことが必要と
なる。しかし、ワイヤロープ3は、常に乗りかご1とカ
ウンタウエイト2の重量で引っ張られており、ワイヤロ
ープ3は時間の経過に伴って伸び、スペーサ9の底部と
バッファ17との距離Lは次第に短くなって、上述した
ようにリミットスイッチ12を作動させることができな
くなる。
【0006】そこで、距離Lをそのエレベータに必要な
一定範囲内(例えば300〜600mm)に保つために、
定期的に距離Lを測定し、一定範囲外であればロープシ
ャックル10の締め込み量をナット11で調整したり、
スペーサ9を脱着することにより距離Lを一定範囲内に
保っている。
【0007】すなわち、距離L、つまりカウンタクリア
ランスの測定は次のようになされる。まず、乗りかご1
を最下階乗場床7に停止させ、作業者イは最下階乗場に
待機すると共に、作業者ロは乗りかご1内に乗り込み、
操作盤15にて上昇運転操作を行い、作業者イが昇降路
ピット16に入りやすい位置にて停止させる。この状態
で、作業者イは最下階乗場扉(図示せず)を開錠させ昇
降路ピット16に入る。
【0008】次に、作業者ロは操作盤15にて最上階乗
場床6まで上昇運転させ、最上階乗場床6と乗りかご1
の床が水平になる位置で停止させる。そして、作業者イ
がカウンタウエイト2に取り付けてあるスペーサ9の底
部とバッファ17の上部との距離Lを測定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の測定方法においては次のような問題点がある。 カウンタクリアランスの距離Lを測定するだけの作業
なのに、測定する作業者イの他に、エレベータを運転す
る作業者ロが必要となり、作業者が2名必要となる。 カウンタクリアランスの距離Lを測定する為に作業者
が昇降路ピット16に入る必要があるため、煩雑であ
り、かつ危険が伴う。
【0010】この発明は上述した従来例における問題点
を解消するためになされたもので、作業者が昇降路ピッ
ト内に入ることなく、カウンタクリアランスを簡単に測
定できるエレベータのカウンタクリアランス測定装置を
得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タのカウンタクリアランス測定装置は、エレベータの昇
降路の底部から所定の高さ位置に設けられてカウンタウ
エイトの終端が通過することを検出する検出手段と、乗
りかごが所定階床位置から上昇または下降して上記検出
手段により検出信号が送出される時点までの距離と上記
検出手段の設置高さとに基づいてカウンタクリアランス
を測定する演算手段とを備えるものである。
【0012】
【作用】この発明においては、昇降路の底部から所定の
高さ位置に設けられた検出手段によりカウンタウエイト
の終端が通過するのを検出するようになされ、演算手段
により、乗りかごが所定階床位置から上昇または下降し
て上記検出手段により検出信号が送出される時点までの
距離と上記検出手段の設置高さとに基づきカウンタクリ
アランスが演算される。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図について説明する。図1
はこの発明の一実施例に係る構成を示す側面図であり、
また、図2は図1のカウンタウエイト2と昇降路ピット
16の周辺部の構成を示す正面図である。両図におい
て、図4と同一部分は同一符号を付しその説明は省略す
る。
【0014】新たな構成として、19は乗りかご1内の
操作盤15に設けられたカウンタクリアランス測定運転
用スイッチで、このスイッチ19の押圧による操作指令
は図示しないケーブルを介して制御盤14に送出され
る。また、4と5は昇降路ピット16から所定の高さ位
置、つまりバッファ17から距離Aの地点に、カウンタ
ウエイト2の昇降方向とは直角方向に設けられて、カウ
ンタウエイト2の底部に取り付けられたスペーサ9の位
置を検出するための光電装置の受光部と発光部で、カウ
ンタウエイト2のスペーサ9の通過時に受光部による受
光信号は上記制御盤14に送出される。
【0015】ここで、上記制御盤14は、カウンタクリ
アランス測定時、乗りかご1が最上階乗場床6に位置し
ている際、投入される上記スイッチ19の操作指令を受
けて乗りかご1を下降運転制御し、カウンタウエイト2
に取り付けられたスペーサ9の底部が光電装置の高さ位
置を通過する際の受光装置4による受光信号を受けるま
での上記乗りかご1が下降した距離を求め、この距離と
バッファ17からの上記光電装置の設置高さAとに基づ
きカウンタクリアランスを演算する。
【0016】なお、上記光電装置の受光部4と発光部5
の取り付け位置については、カウンタクリアランスは一
定範囲内に保つ必要があることから、その一定範囲内の
最大値に所定値を加えた値をA寸法として、バッファ1
7からA寸法分、昇降路ピット16の上側の位置に取り
付ける。
【0017】次に、上記構成に係るカウンタクリアラン
スの測定について説明する。まず、乗りかご1が最上階
乗場床6に位置する時、カウンタウエイト2は最下部に
位置する為、光電装置の受光部4と発光部5間の光は、
カウンタウエイト2によって遮断されている。
【0018】このような状態で、操作盤15内に取り付
けたカウンタクリアランス測定運転用スイッチ19を操
作することにより、その操作指令は制御盤14に与えら
れる。制御盤14はこれに基づきエレベータを下降運転
制御する。すると、これに伴いカウンタウエイト2が上
昇し、カウンタウエイト2の下端に取り付けたスペーサ
9の底部が光電装置の高さ位置を通過する時、光電装置
の発光部5からの光は受光部4により受光されて制御盤
14に伝えられ、光電装置が動作した位置でエレベータ
は停止制御される。
【0019】図3はカウンタクリアランス測定運転にて
光電装置が動作しエレベータが停止した状態を示したも
のである。この時に、最上階乗場床6と乗りかご1の床
との差(距離)を測定してBとし、この距離Bを測定す
ることにより、カウンタクリアランスLは、L=A−B
により求めることができる。
【0020】ここで、上記距離Bは、制御盤14によ
り、例えば乗りかご1が最上階乗場床6から距離Bだけ
下降する時の速度と経過時間の計測に基づいて求めるこ
とができ、また、上記光電装置の設置高さAは予め定め
られているので、カウンタクリアランスLを演算するこ
とができる。そして、その演算結果が所定の範囲内にあ
るか否かを判断し、その判断結果を例えば乗りかご1内
の操作盤15のインジケータ等(図示せず)により表示
して、作業者に知らせることができる。
【0021】上記実施例では、乗りかご1を最上階乗場
床6から下降させて距離Bを求めているが、他の階床か
らであっても良く、その場合、光電装置の設置高さ位置
も当然変わる。さらに、光電装置をリミットスイッチ等
に変えても良い。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エレ
ベータの昇降路の底部から所定の高さ位置に設けられて
カウンタウエイトの終端が通過することを検出する検出
手段と、乗りかごが所定階床位置から上昇または下降し
て上記検出手段により検出信号が送出される時点までの
距離と上記検出手段の設置高さとに基づいてカウンタク
リアランスを測定する演算手段とを備えるので、作業者
が昇降路ピット内に入ることなくカウンタクリアランス
を簡単に測定でき、また、危険性を伴うことなく測定を
実施できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の一部分を詳細に示した構成図である。
【図3】図1の構成によるカウンタクリアランス測定時
の説明に供する構成図である。
【図4】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 カウンタウエイト 4 光電装置の受光部 5 光電装置の発光部 9 スペーサ 17 バッファ 18 カウンタクリアランス 19 カウンタクリアランス測定運転用スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの昇降路の底部から所定の高
    さ位置に設けられてカウンタウェイトの終端が通過する
    ことを検出する検出手段と、乗りかごが所定階床位置か
    ら上昇または下降して上記検出手段により検出信号が送
    出される時点までの距離と上記検出手段の設置高さとに
    基づいてカウンタクリアランスを測定する演算手段とを
    備えたことを特徴とするエレベータのカウンタクリアラ
    ンス測定装置。
JP29597092A 1992-11-05 1992-11-05 エレベータのカウンタクリアランス測定装置 Pending JPH06144735A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29597092A JPH06144735A (ja) 1992-11-05 1992-11-05 エレベータのカウンタクリアランス測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29597092A JPH06144735A (ja) 1992-11-05 1992-11-05 エレベータのカウンタクリアランス測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06144735A true JPH06144735A (ja) 1994-05-24

Family

ID=17827450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29597092A Pending JPH06144735A (ja) 1992-11-05 1992-11-05 エレベータのカウンタクリアランス測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06144735A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010280466A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd クリアランス測定装置
CN108473272A (zh) * 2015-12-28 2018-08-31 奥的斯电梯公司 电梯系统越程监控和调节
JP2018165194A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社日立ビルシステム エレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010280466A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd クリアランス測定装置
CN108473272A (zh) * 2015-12-28 2018-08-31 奥的斯电梯公司 电梯系统越程监控和调节
JP2018165194A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社日立ビルシステム エレベーターのカウンターウェイトクリアランス診断装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100681078B1 (ko) 엘리베이터 장치
KR20040099428A (ko) 엘리베이터 제어 시스템
JP5944950B2 (ja) エレベータ装置
JP3744271B2 (ja) エレベータの位置検出装置
JPH06144735A (ja) エレベータのカウンタクリアランス測定装置
EP1020393B1 (en) Elevator
JP2006335511A (ja) エレベータの保守用運転装置
JP2001328778A (ja) エレベーターつり合おもりの下降余裕距離測定装置
JP5449127B2 (ja) エレベータ
JP2019099325A (ja) エレベーター
WO2021002107A1 (ja) エレベーター装置
JP2010168185A (ja) エレベータ装置
JP2007230760A (ja) エレベータ
JP2008143618A (ja) エレベーターの自動保守運転装置
KR100898205B1 (ko) 엘리베이터 장치
JP2598182B2 (ja) エレベータの制御装置
KR102265012B1 (ko) 가변속도 엘리베이터의 강제 감속 제어장치 및 방법
JP7449501B1 (ja) エレベータ
JP7289360B2 (ja) エレベーターシステム
JP2004175560A (ja) エレベータの運転制御装置
US20220380175A1 (en) Elevator systems
JPH0849442A (ja) 立体駐車装置における安全装置
JPH06263352A (ja) カウンタークリアランス測定治具
JP7121139B2 (ja) エレベーター制御装置
JP2010052875A (ja) エレベーターのブレーキの制動力および保持力の点検方法