JPH06144712A - 巻取装置 - Google Patents

巻取装置

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JPH06144712A
JPH06144712A JP32848392A JP32848392A JPH06144712A JP H06144712 A JPH06144712 A JP H06144712A JP 32848392 A JP32848392 A JP 32848392A JP 32848392 A JP32848392 A JP 32848392A JP H06144712 A JPH06144712 A JP H06144712A
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JP
Japan
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winding
core
sheet
pair
drum
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JP32848392A
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English (en)
Inventor
Ikuo Fujiyoshi
郁生 藤吉
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Toshin KK
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Toshin KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シートの巻取装置において、巻芯にシートを巻
き取った後において、シートを巻き取ったシート巻回体
から巻芯を取り外せるようにして、この巻芯を繰り返し
て使用できるようにすると共に、シート巻回体を無芯状
態にすることである。 【構成】巻取ドラムを構成している巻芯14を、断面が
半円よりも小さな割円となるように円筒体を二つ割りに
した一対の半割巻芯体14a,14bで構成して、一方
の半割巻芯体14aを巻取軸5に固定して、他方の半割
巻芯体14bは、取外し可能なフランジ円板7bに取り
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、スリッターに
より広幅の原反シートを設定した狭幅に切断して多数の
切断シートとして、この多数の切断シートを複数本の巻
取軸に巻き取る際に、原反シートの両端部に残るシート
耳を巻き取って処理する場合などに使用される巻取装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなシート耳の巻取装置の基本構
成は、一対のフランジ円板の一方が巻取軸に固定されて
いると共に、その他方が巻取軸に対して着脱可能に取り
付けられて、各フランジ円板の内側に設けられた各ボス
に巻芯が嵌め込まれた巻取ドラムと、この巻取ドラムに
対するシートの走行経路を定めるために該巻取ドラムに
臨んで配置される走行ガイド部材と、該走行ガイド部材
を前記巻取軸の軸方向に沿って往復動させるためのトラ
バース装置とを備え、トラバース装置により走行ガイド
部材を横方向に往復動させて、該走行ガイド部材により
走行経路を定められたシートを巻取ドラムの巻芯に巻き
取り、その巻取終了後において、巻取ドラムの一方のフ
ランジ円板を巻取軸から取り外して、巻芯と一体となっ
たシート巻回体を巻取ドラムから取り外す構成であっ
た。そして、この巻芯としては、紙管が使用されてお
り、不要なシート耳類を処理するために多数の紙管を必
要としていた。また、紙管に巻き取られたシート耳は、
シート原料として再利用されることが多いが、シート耳
巻回体の中心部に紙管が一体に嵌まり込んでいると、こ
の紙管が不純物となるために、そのまま溶解できない。
【0003】また、上記のようにシートをトラバースさ
せない一般の巻取装置においても、そのシートは、巻取
軸に装着した紙管に巻き取っているものが大部分であ
る。従って、シートを巻取る毎に紙管が必要となると共
に、製品であるシート巻回体には、必ず紙管が取り付い
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、シー
トをトラバースさせながら巻芯に螺旋状にして巻き取る
構成の巻取装置、及びシートをトラバースさせない一般
の巻取装置の双方において、巻芯にシートを巻き取った
後において、シート巻回体から巻芯を取り外せるように
して、この巻芯を繰り返して使用可能にすると共に、シ
ート巻回体を無芯状態にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明の採用した手段は、巻取装置において、断面が
半円よりも小さな割円状となるように円筒体を二つ割り
にした一対の半割巻芯体により巻取軸の巻芯を構成する
と共に、巻取ドラムの各フランジ円板の内側に設けられ
る各ボスの外径を、一対の半割巻芯体の形成の基礎とな
る原円筒体の内径に対応した大きさに設定し、前記一対
の半割巻芯体の一方を巻取軸に固定すると共に、その他
方を取外し可能なフランジ円板に固定したことである。
【0006】
【発明の作用】巻取ドラムの巻芯と、そのフランジ円板
の内側に設けられるボスとを上記のように構成したの
で、各フランジ円板の内側の各ボスの外側に、巻芯を構
成している一対の半割巻芯体を嵌め込むと、各半割巻芯
体の円周方向に沿った端面には所定の隙間が形成され
て、この状態でシートの巻取りを行う。一対の半割巻芯
体により構成された巻芯に対するシートの巻取りを終え
て、一方のフランジ円板を巻取軸から取り外そうとする
と、このフランジ円板に固定されている半割巻芯体の自
由端部が、他方のフランジ円板に設けられたボスから外
れて、各半割巻芯体の周方向の端面が密着する。これに
より、シートが巻き取られたシート巻回体の中空部と、
巻芯との間に所定の隙間が形成されて、取外し可能なフ
ランジ円板と一体となった一方の半割巻芯体のみが、シ
ート巻回体と一緒となって巻取ドラムから容易に取り出
されて、巻取軸に一体に固定されている他方の半割巻芯
体は、そのまま残る。そして、シート巻回体の中空部に
残っている半割巻芯体を取り出すと、このシート巻回体
は、無芯の状態となる。次の巻取りの際には、一対の半
割巻芯体を組み付けて、巻取ドラムの巻芯として、この
一対の半割巻芯体を繰り返して使用する。
【0007】
【実施例】最初に、請求項1に記載の発明について説明
し、その後に請求項3に記載の発明について説明する。
図1は請求項1に記載の発明に係る巻取装置の正面断面
図であり、図2は、同じく右側面図であり、図3は、巻
取ドラムDの部分の拡大正面断面図であり、図4は、シ
ート耳Eを巻芯14に巻き取ったシート耳巻回体E’を
巻取ドラムDから取り外している途中の状態の正面断面
図である。図1ないし図4において、架台1の一方の側
部には、伝動ケース2が配設されている。この伝動ケー
ス2の相対向する各側板2a,2bには、それぞれ軸受
3,4が取り付けられていて、巻取軸5は、その一端部
が各軸受3,4により支承されて、片持ち状となってい
る。巻取軸5のほぼ中央部であって、前記軸受4の側方
に位置する部分は、ボス6aが嵌着固定されて、このボ
ス6aの外側の端面にフランジ円板7aが固定され、こ
れにより巻取軸5にフランジ円板7aが固定されてい
る。巻取軸5の自由端部には、雄ねじ8が形成され、こ
の雄ねじ8の部分にスリーブ付ナット9が螺合される。
短円筒状のボス6bの外面と固定リング11との間にフ
ランジ円板7bが介装されて、ビス12によって三者が
一体となって、前記スリーブ付ナット9のスリーブ部9
aに嵌装され、止めリング13によりスリーブ部9aか
ら抜け出ないようになっている。このため、螺合によっ
て巻取軸5の自由端部にスリーブ付ナット9を装着した
り、取り外したりすることにより、巻取軸5の自由端部
にフランジ円板7bが着脱される。このようにして、各
フランジ円板7a,7bの内側に取り付けられた各ボス
6a,6bの内端部は、後述の半割巻芯体14a,14
bの着脱を容易にするためにテーパー状に形成されてい
る。
【0008】巻芯14は、図5に示されるように、断面
が半円よりも小さな割円状となるように円筒体をテーパ
ー状に二つ割りした一対の半割巻芯体14a,14bで
構成される。前記の各ボス6a,6bの外径は、この一
対の半割巻芯体14a,14bの形成の基礎となる原円
筒体の内径に対応させてある。従って、一対の半割巻芯
体14a,14bの両端部を各ボス6a,6bの外側に
嵌め込むと、図5及び図8に示されるように、各半割巻
芯体14a,14bの周方向のテーパー状となっている
各端面の間には、所定の隙間15が形成される。一方の
半割巻芯体14aの一端部は、前記ボス6aに固定され
ていると共に、その他端部は、固定スペーサ16を介し
て巻取軸5の自由端部に固定されている。また、他方の
半割巻芯体14bの一端部は、ボス6bに固定されてい
る。よって、巻芯14を構成している一方の半割巻芯体
14aは、巻取軸5に固定され、他方の半割巻芯体14
bは、スリーブ付ナット9に取り付けられることにな
る。巻取軸5の自由端部にスリーブ付ナット9を螺合さ
せて、一対の半割巻芯体14a,14bで構成される巻
芯14の両端にフランジ円板7a,7bが取り付けられ
た状態でもって、巻取ドラムDが構成される。
【0009】テープ状のシート耳Eを前記巻取ドラムD
の巻芯14に巻き取るためには、この巻取ドラムDに対
するシート耳Eの走行経路を定めるための走行ガイド部
材Gが用いられる。この走行ガイド部材Gは、巻取ドラ
ムDの両端の間を往復直線移動する。このような運動を
走行ガイド部材Gに行わせるためのトラバース装置T
が、巻取ドラムDに近接して設けられている。即ち、伝
動ケース2の側板2aにおける巻取ドラムDの斜上方の
部分に、円筒ケース17が片持ち状となって固定され、
この円筒ケース17の両端部に設けられた各軸受18,
19によってトラバース軸21が支承されている。トラ
バース軸21には、逆方向の2本の螺旋溝22が形成さ
れて互いに交差しており、このトラバース軸21に移動
ブロック23が嵌め込まれて、この移動ブロック23に
設けられたピン(図示せず)が前記2本の螺旋溝22の
いずれか一方と係合している。円筒ケース17における
巻取ドラムDと対向している側には、横方向に沿って長
孔20が形成されていて、移動ブロック23の前面に設
けられた走行ガイド部材取付け板24がこの長孔20に
嵌り込んで、円筒ケース17から突出している。このた
め、トラバース軸21が一定方向に回転すると、移動ブ
ロック23に設けられたピン(図示せず)と、2本の螺
旋溝22のいずれか一方とが係合していると共に、走行
ガイド部材取付け板24により移動ブロック23の回転
が防止されているために、移動ブロック23は該トラバ
ース軸21の軸方向に沿って往復直線移動を行う。
【0010】図2に示されるように、走行ガイト部材G
は、走行ガイド部材取付け板24の上面に固定状態で取
り付けられたU字状の固定ガイド25と、可動ガイド2
6とで構成される。この可動ガイド26は、先端部にU
字状のガイド体27が取り付けられ、その基端部が前記
取付け板24に回動可能に枢着されて、シート耳Eの巻
取り中において該シート耳Eの上面に接触しながら上方
に回動される。また、巻取ドラムDの後方には、ダンサ
ーバー28が該巻取ドラムDの巻芯14と平行となって
配置されている。伝動ケース2の各側板2a,2bに支
持軸29が支承され、この支持軸29の一端部にアーム
30を介して前記ダンサーバー28が取り付けられ、そ
の他端部に重り31が取り付けられていて、このダンサ
ーバー28が、図2の右側面図において時計方向に回動
するようにしている。更に、伝動ケース2の背面側に
は、ブラケット32を介してガイドバー33が前記巻芯
14と平行となって配置されている。そして、図2に示
されるように、シート耳Eは、ガイドバー33、ダンサ
ーバー28、円筒ケース17、固定ガイド25、及び可
動ガイド26のガイド体27に案内されて、巻芯14に
巻き取られるようになっている。このダンサーバー28
は、シート耳Eの巻取りの際に、これに張力を付与する
ものである。
【0011】架台1に駆動モータMが設置されて、その
駆動軸34は伝動ケース2に入り込んでいて、この駆動
軸34に連結された連結軸35の他端部は、伝動ケース
2内において軸受ブラケット36で支承されている。こ
の連結軸35に取り付けられたVプーリ37と、巻取軸
5に取り付けられたVプーリ38との間にVベルト39
が掛装され、巻取軸5に取り付けられた別のVプーリ4
1と、トラバース軸21に取り付けられたVプーリ42
との間にVベルト43が掛装され、駆動モータMの駆動
力によって、巻取軸5とトラバース軸21とを互いに逆
方向に駆動回転させている。
【0012】そして、図1に示されるようにして、巻取
軸5の自由端部にスリーブ付ナット9を螺合させて、巻
取ドラムDを組み付けた状態にして、シート耳Eの巻取
処理を行う。駆動モータMにより巻取軸5及びトラバー
ス軸21が所定の方向に回転すると、巻取ドラムDに対
するシート耳Eの走行経路を定めるための走行ガイド部
材Gは、巻取ドラムDの軸方向に沿って往復移動を行っ
て、これに案内されたシート耳Eは、巻芯14に螺旋状
となって巻き取られる(図7参照)。そして、図3で二
点鎖線で示されるように、フランジ円板7a,7bの外
径を僅かに超えて、巻芯14にシート耳Eが巻き取られ
ると、その巻取りが終了する。
【0013】巻芯14に規定量だけ巻き取られたシート
耳巻回体E’を巻取ドラムDから取り外すには、以下の
ようにして行う。なお、以下の説明に使用される図6〜
図11は、いずれも本発明の作用を説明するための模式
図であるために、シート耳巻回体E’の大きさは、図3
及び図4に示されるものよりも小さくして図示してあ
る。まず、巻取軸5の自由端部に螺合されているスリー
ブ付ナット9を回転させると、フランジ円板7bと半割
巻芯体14bとは、スリーブ付ナット9のスリーブ部9
aに回転可能に嵌め込まれていて、しかも止めリング1
3によって軸方向に移動できないようになっているため
に、前記ナット9の回転によって巻取軸5の軸方向に徐
々に引き抜かれる。そして、半割巻芯体14bの自由端
部がボス6aから外れると、一対の半割巻芯体14a,
14bの周方向のテーパー状の端面が密着して、シート
耳巻回体E’の中空部と、巻芯14との間に所定の隙間
44が形成される(図6及び図9参照)。これにより、
取外し可能なフランジ円板7bに取り付けられている一
方の半割巻芯体14bのみがシート耳巻回体E’と一緒
になって、巻取ドラムDから容易に取り出されて、巻取
軸5に一体に取り付けられている他方の半割巻芯体14
aは、そのまま残る。巻取ドラムDから取り出されたシ
ート耳巻回体E’の中空部には、半割巻芯体14bが残
っている(図10参照)が、これを取り出すと、シート
耳巻回体E’は、無芯の状態となる(図7及び図11参
照)。
【0014】そして、次の巻取処理を行う場合には、巻
取軸5の自由端部にスリーブ付ナット9を螺合させて、
半割巻芯体14bが取り付けられた取外し可能なフラン
ジ円板7bを規定位置に配置して、一対の半割巻芯体1
4a,14bの両端部を各ボス6a,6bに嵌め込む
と、巻取ドラムDがセットされて、巻取可能な状態とな
る。このようにして、一対の半割巻芯体14a,14b
で構成される巻芯14は、繰り返して使用する。一方、
巻取処理されたシート耳巻回体E’は、無芯となってい
るために、再利用のためにこれをそのまま溶解すること
ができる。
【0015】また、上記実施例の巻芯14は、円筒体を
テーパー状にして二つ割りにしてあるために、一方の半
割巻芯体を他方の半割巻芯体に対してずらすと、その高
さが徐々に低くなる構造であって、これが故に、巻取終
了後におけるシート耳巻回体の巻取ドラムからの上記取
出し作業が容易となる利点がある。しかし、本発明にお
いては、図12に示されるように、円筒体をその軸芯に
平行な面で二つ割りにした構成の巻芯14’であっても
よい。
【0016】請求項1に記載の発明に係る巻取装置は、
広幅の原反シートを設定した狭幅に切断した多数の切断
シートを複数本の巻取軸に巻き取る構成のスリッターに
付設して使用されることが多いが、このスリッターに限
られず、不要となった狭幅のシート耳を巻き取って処理
する場合には、他の装置に付設して使用することも可能
である。更に、不要となったシート耳に限られずに、狭
幅の製品シートを無芯状態で巻回させることも可能であ
る。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、シートを
トラバースさせないで、巻取ドラムの巻芯に巻き取る構
成の一般の巻取装置であって、この一般の巻取装置の巻
取軸の部分に、上記したような一対の半割巻芯体からな
る巻芯を備えた巻取ドラムを装着して、シートの巻き取
りを行うことも可能である。この巻取装置によれば、シ
ートを巻き取った巻取製品は、無芯状態となると共に、
巻芯を繰り返して使用できる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかな通り、本
発明の効果を要約すると、以下の通りである。(1)巻
取ドラムからシート巻回体を取り外した後において、シ
ートを巻き取っている一対の半割巻芯体の一方をシート
巻回体から容易に取り外して、一対の半割巻芯体から成
る巻芯を繰り返して使用できる。このため、従来装置に
おいては、不可欠であった巻芯としての紙管が不要とな
る。(2)巻芯を構成する一対の半割巻芯体が、円筒体
をテーパー状にして二つ割りにしたものであると、巻取
ドラムからのシート巻回体の取り出しが一層容易に行え
る。(3)特に、シート耳の処理を行う場合において
は、シート耳を巻回して円柱状にしたシート耳巻回体
は、無芯となるために、これをシート原料として再利用
する場合には、そのまま溶解できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明に係るシート耳の巻取装
置の正面断面図である。
【図2】同じく右側面図である。
【図3】巻取ドラムDの部分の拡大正面断面図である。
【図4】シート耳Eを巻芯14に巻き取ったシート耳巻
回体E’を巻取ドラムDから取り外している途中の状態
の正面断面図である。
【図5】巻芯14にシート耳を巻き取った状態の模式的
斜視図である。
【図6】巻取ドラムDからシート耳巻回体E’を取り出
す途中を示す模式的斜視図である。
【図7】シート耳巻回体E’から半割巻芯体14bを取
り出して無芯となった状態の断面図である。
【図8】巻芯14にシート耳Eを巻き取った状態の模式
的断面図である。
【図9】巻取ドラムDからシート耳巻回体E’を取り出
す途中を示す模式的断面図である。
【図10】巻取ドラムDからシート耳巻回体E’を取り
出した後の状態を示す模式的断面図である。
【図11】巻取ドラムDから取り出したシート耳巻回体
E’から一方の半割巻芯体14bを取り出して無芯とな
った状態の模式的断面図である。
【図12】本発明を構成する他の実施例の巻芯14’の
斜視図である。
【符号の説明】
D:巻取ドラム E:シート耳(シート) E’:シート耳巻回体(シート巻回体) G:走行ガイド部材 T:トラバース装置 5:巻取軸 6a,6b:ボス 7a,7b:フランジ円板 14:巻芯 14a,14b:半割巻芯体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のフランジ円板の一方が巻取軸に固
    定されていると共に、その他方が巻取軸に対して着脱可
    能に取り付けられて、各フランジ円板の内側に設けられ
    た各ボスに巻芯が嵌め込まれた巻取ドラムと、該巻取ド
    ラムの軸方向に対するシートの走行経路を定めるために
    該巻取ドラムに臨んで配置される走行ガイド部材と、該
    走行ガイド部材を前記巻取軸の軸方向に沿って往復動さ
    せるためのトラバース装置とを備え、トラバース装置に
    より走行ガイド部材を横方向に往復動させて、該走行ガ
    イド部材により走行経路を定められたシートを巻取ドラ
    ムの巻芯に螺旋状にして巻き取る構成の巻取装置におい
    て、断面が半円よりも小さな割円状となるように円筒体
    を二つ割りにした一対の半割巻芯体により前記巻取軸の
    巻芯を構成すると共に、巻取ドラムの各フランジ円板の
    内側に設けられる各ボスの外径を、一対の半割巻芯体の
    形成の基礎となる原円筒体の内径に対応した大きさに設
    定し、前記一対の半割巻芯体の一方を巻取軸に固定する
    と共に、その他方の半割巻芯体を取外し可能なフランジ
    円板に固定して、シートを巻芯に巻き取ったシート巻回
    体を巻取ドラムから取り外した状態において、巻芯を分
    割してシート巻回体から取り外せるように構成したこと
    を特徴とする巻取装置。
  2. 【請求項2】 一対の半割巻芯体は、円筒体をその軸芯
    に対して僅かに傾斜した平面に沿って二つ割りにして形
    成されて、周方向に沿った端面がテーパー状になってい
    ることを特徴とする請求項1に記載の巻取装置。
  3. 【請求項3】 一対のフランジ円板の一方が巻取軸に固
    定されていると共に、その他方が巻取軸に対して着脱可
    能に取り付けられて、各フランジ円板の内側に設けられ
    た各ボスに巻芯が嵌め込まれた巻取ドラムを備えた構成
    の巻取装置において、断面が半円よりも小さな割円状と
    なるように円筒体を二つ割りにした一対の半割巻芯体に
    より前記巻取軸の巻芯を構成すると共に、巻取ドラムの
    各フランジ円板の内側に設けられる各ボスの外径を、一
    対の半割巻芯体の形成の基礎となる原円筒体の内径に対
    応した大きさに設定し、前記一対の半割巻芯体の一方を
    巻取軸に固定すると共に、その他方の半割巻芯体を取外
    し可能なフランジ円板に固定して、シートを巻芯に巻き
    取ったシート巻回体を巻取ドラムから取り外した状態に
    おいて、巻芯を分割してシート巻回体から取り外せるよ
    うに構成したことを特徴とする巻取装置。
  4. 【請求項4】 一対の半割巻芯体は、円筒体をその軸芯
    に対して僅かに傾斜した平面に沿って二つ割りにして形
    成されて、周方向に沿った端面がテーパー状になってい
    ることを特徴とする請求項3に記載の巻取装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2012101877A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 C I Kasei Co Ltd 巻芯および巻体の製造方法

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